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'''東のエデン'''(ひがしのエデン) |
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* [[2009年]]放映の[[アニメーション]]作品。および同作品の劇場版、小説。本稿で詳解する。 |
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|放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]] |
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|放送開始=[[2009年]][[4月9日]] |
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|放送終了=[[6月18日]] |
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|話数=全11話 |
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|監督= 神山健治 |
|監督= 神山健治 |
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|制作=アスミック・エースエンタテインメント |
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|上映時間=92分 |
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『'''東のエデン'''』(ひがしのエデン、 |
『'''東のエデン'''』(ひがしのエデン、{{lang-en|''Eden of The East''}} )は、[[2009年]]4月より6月まで、[[日本]]の[[フジテレビジョン|フジテレビ]]『[[ノイタミナ]]』枠で放送されたテレビアニメ。原作・監督は[[神山健治]]、キャラクター原案は[[羽海野チカ]]、アニメーション制作は[[Production I.G]]。ノイタミナ初のオリジナルストーリーアニメである<ref >[http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20090407et03.htm フジ「ノイタミナ」初のオリジナル2009年4月7日(YOMIURI ONLINE)]</ref>。 |
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第14回[[アニメーション神戸|アニメーション神戸賞]]作品賞・テレビ部門、[[東京国際アニメフェア]]2010・第9回[[東京アニメアワード]]優秀賞テレビ部門受賞作品。平成21年度(第13回)[[文化庁メディア芸術祭]]審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれた。 |
第14回[[アニメーション神戸|アニメーション神戸賞]]作品賞・テレビ部門、[[東京国際アニメフェア]]2010・第9回[[東京アニメアワード]]優秀賞テレビ部門受賞作品。平成21年度(第13回)[[文化庁メディア芸術祭]]審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれた。 |
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'''この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。''' |
'''この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。''' |
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== 背景設定 == |
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2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発の[[ミサイル]]が落下 |
2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発の[[ミサイル]]が落下した。『迂闊な月曜日』と呼ばれたこの事件は、奇跡的に1人の犠牲者も出なかったこともあり、人々は次第に危機意識を失っていった。それから3ヶ月後、11発目のミサイルが旅客機を直撃した――。 |
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{{ネタバレ|スキップ=作動}} |
{{ネタバレ|スキップ=作動}} |
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: [[声優|声]]:[[木村良平]] |
: [[声優|声]]:[[木村良平]] |
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: セレソンNo.9。身長 175cm。[[記憶喪失]]の少年。明るく前向きな性格で、どこか憎めないところがあるせいもあって、言葉が通じない外国人や板津のような[[ひきこもり]]さえも簡単に味方にしてしまう魅力を持つ。全裸にあまり抵抗がないようで、[[おちんちん|ジョニー]]を見られても平然としている。 |
: セレソンNo.9。身長 175cm。[[記憶喪失]]の少年。明るく前向きな性格で、どこか憎めないところがあるせいもあって、言葉が通じない外国人や板津のような[[ひきこもり]]さえも簡単に味方にしてしまう魅力を持つ。全裸にあまり抵抗がないようで、[[おちんちん|ジョニー]]を見られても平然としている。 |
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⚫ | : [[ホワイトハウス]]の前に全裸で銃と'''ノブレス携帯'''(→[[#用語]])を持った姿で突如現れ、'''森美咲'''と出会った。それ以前の記憶を消したため、本名・年齢は不明。『滝沢朗』は用意された複数の[[パスポート]]にあった名前の一つ。パスポートに記載されている誕生日は昭和64年1月7日で咲とは一日違い<ref>『小説 東のエデン』によると、滝沢名義のパスポートを選んだ理由は、同い年を共通項に咲と親しくなれるかもしれないと思ったから。</ref>。 [[ワシントンD.C.]]で咲と出会ったのをきっかけに、共に日本に帰国。パスポートに記載された住所から[[豊洲]]の[[ショッピングモール]]に辿り着き、以後はそこを根城とする。 |
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⚫ | : [[ホワイトハウス]]の前に全裸で銃と'''ノブレス携帯'''(→ |
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: ワシントンD.C.のアジトに様々な武器<ref>元ネタは[[ロバート・デ・ニーロ]]主演の映画[[タクシードライバー]]。</ref>、複数のパスポート<ref>元ネタは[[マット・デイモン]]主演の映画[[ボーン・アイデンティティー]]。主人公ジェイソン・ボーンは記憶を失った[[スパイ]]で貸金庫の中から大量の偽造パスポートや武器がみつかる。</ref><ref>滝沢は偽造パスポートを疑ったが実際に使用可能だった。尚、処分された他のパスポートあった偽名は、後にエデンサイトに情報として寄せられた。</ref>、『二万人[[ニート]]失踪事件』に関わる写真等があったため、自分はテロリストで、全員を虐殺したのかもしれないという疑惑を抱く。自身の失われた記憶を取り戻すべく、手掛かりとしてノブレス携帯を使用し、'''ジュイス'''(→''ゲーム関係者'')や'''セレソン'''(→''用語'')達と関っていく。 セレソンとしての記憶はまったく失っているものの、映画の内容や題名<ref>劇中で使われる「[[タクシードライバー]]」や「さらば青春の光」は実在する映画。</ref>、機械操作やバイクの運転に関する記憶、そして母親との離別に関する断片的な記憶は残っている。回想シーンでは[[新聞配達]]をしていた。 |
: ワシントンD.C.のアジトに様々な武器<ref>元ネタは[[ロバート・デ・ニーロ]]主演の映画[[タクシードライバー]]。</ref>、複数のパスポート<ref>元ネタは[[マット・デイモン]]主演の映画[[ボーン・アイデンティティー]]。主人公ジェイソン・ボーンは記憶を失った[[スパイ]]で貸金庫の中から大量の偽造パスポートや武器がみつかる。</ref><ref>滝沢は偽造パスポートを疑ったが実際に使用可能だった。尚、処分された他のパスポートあった偽名は、後にエデンサイトに情報として寄せられた。</ref>、『二万人[[ニート]]失踪事件』に関わる写真等があったため、自分はテロリストで、全員を虐殺したのかもしれないという疑惑を抱く。自身の失われた記憶を取り戻すべく、手掛かりとしてノブレス携帯を使用し、'''ジュイス'''(→''ゲーム関係者'')や'''セレソン'''(→''用語'')達と関っていく。 セレソンとしての記憶はまったく失っているものの、映画の内容や題名<ref>劇中で使われる「[[タクシードライバー]]」や「さらば青春の光」は実在する映画。</ref>、機械操作やバイクの運転に関する記憶、そして母親との離別に関する断片的な記憶は残っている。回想シーンでは[[新聞配達]]をしていた。 |
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: 記憶を消す際に自分のノブレス携帯の履歴を全て消去してしまっているため、それ以前の履歴が見られない。リタイア直前の近藤(セレソンNo.4)から渡された彼のノブレス携帯の履歴を解析するため、咲たちと共に天才[[プログラマー]]板津豊を訪ねる。後に明らかになった過去のノブレス携帯使用履歴によると、20億近くの[[電子マネー]]を使用していた。内容は、弁当2万食デリバリーを2週間分、豊洲のショッピングモール購入、海上コンテナ500個の購入、[[外務省]]職員の接待費等。『二万人ニート失踪事件』の真実は、虐殺ではなく[[ドバイ]]への避難だった。その後、自身が助けた人間と協力した人間に裏切られたことに失望し、自ら記憶を消したことを、物部(セレソンNo.1)から知らされる。 |
: 記憶を消す際に自分のノブレス携帯の履歴を全て消去してしまっているため、それ以前の履歴が見られない。リタイア直前の近藤(セレソンNo.4)から渡された彼のノブレス携帯の履歴を解析するため、咲たちと共に天才[[プログラマー]]板津豊を訪ねる。後に明らかになった過去のノブレス携帯使用履歴によると、20億近くの[[電子マネー]]を使用していた。内容は、弁当2万食デリバリーを2週間分、豊洲のショッピングモール購入、海上コンテナ500個の購入、[[外務省]]職員の接待費等。『二万人ニート失踪事件』の真実は、虐殺ではなく[[ドバイ]]への避難だった。その後、自身が助けた人間と協力した人間に裏切られたことに失望し、自ら記憶を消したことを、物部(セレソンNo.1)から知らされる。 |
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: 60発の[[ミサイル]]が発射されるその時、ニート達を集めてミサイルの迎撃方法を発案させ抽出し、ジュイスに迎撃を依頼。全てのミサイルを撃ち落とした。そしてジュイスに「播磨脳科学研究所の[[洗脳]]プログラムダウンロード」と「この国の王様になる」ことを依頼し、咲にノブレス携帯を渡した。その後、ノブレス携帯に「咲と旅した場所にいる」とメッセージを残し、姿を消す。 |
: 60発の[[ミサイル]]が発射されるその時、ニート達を集めてミサイルの迎撃方法を発案させ抽出し、ジュイスに迎撃を依頼。全てのミサイルを撃ち落とした。そしてジュイスに「播磨脳科学研究所の[[洗脳]]プログラムダウンロード」と「この国の王様になる」ことを依頼し、咲にノブレス携帯を渡した。その後、ノブレス携帯に「咲と旅した場所にいる」とメッセージを残し、姿を消す。 |
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: 一連のミサイル事件を引き起こした[[テロリスト]]としての嫌疑を掛けられる一方で、指鉄砲を構えてミサイルを迎撃する滝沢の画像が話題となり " 撃墜王 " を意味する " AiR KING " の称号が付けられた。 |
: 一連のミサイル事件を引き起こした[[テロリスト]]としての嫌疑を掛けられる一方で、指鉄砲を構えてミサイルを迎撃する滝沢の画像が話題となり " 撃墜王 " を意味する " AiR KING " の称号が付けられた。 |
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: それから半年後、[[ニューヨーク]]で咲と再会するも、彼は半年前の記憶を無くしており、この半年間をジュイスの用意した『 '''飯沼 朗''' 』として生活していた。それはジュイスが王様を[[総理大臣]]と解釈し、滝沢を飯沼総理の[[私生児]]に仕立て上げ、[[二世議員]]としてデビューさせる、というシナリオに基づくものだった。 |
: それから半年後、[[ニューヨーク]]で咲と再会するも、彼は半年前の記憶を無くしており、この半年間をジュイスの用意した『 '''飯沼 朗''' 』として生活していた。それはジュイスが王様を[[総理大臣]]と解釈し、滝沢を飯沼総理の[[私生児]]に仕立て上げ、[[二世議員]]としてデビューさせる、というシナリオに基づくものだった。 |
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: 咲や黒羽(セレソンNo.11)との再会をきっかけに徐々に記憶を取り戻し、再びセレソンゲームに関わることになる。帰国後、物部に狙われた自分のジュイスと、物部のジュイスを相次いで強奪し、保護に成功する。その足で飯沼婦人を訪れ、総理の私生児を名乗った非礼を詫び、テロリストという誤解を解こうと弁明するが、話が噛み合わず困惑する。そのさなかに物部が訪れ、別室で交渉を持ちかけられる。物部は完敗を認め、その上で滝沢にゲームを辞退してくれないかというのだ。物部の目指す理想の国家像に共感はしたものの、そのやり方に愛がないと感じ、申し出を断る。 |
: 咲や黒羽(セレソンNo.11)との再会をきっかけに徐々に記憶を取り戻し、再びセレソンゲームに関わることになる。帰国後、物部に狙われた自分のジュイスと、物部のジュイスを相次いで強奪し、保護に成功する。その足で飯沼婦人を訪れ、総理の私生児を名乗った非礼を詫び、テロリストという誤解を解こうと弁明するが、話が噛み合わず困惑する。そのさなかに物部が訪れ、別室で交渉を持ちかけられる。物部は完敗を認め、その上で滝沢にゲームを辞退してくれないかというのだ。物部の目指す理想の国家像に共感はしたものの、そのやり方に愛がないと感じ、申し出を断る。 |
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: 昭和64年1月6日生まれ。22歳 。身長156cm。卒業間近の大学4年生。控えめな性格の女の子だが、時折思い切った行動をとる。両親を事故で亡くし、パン屋を営む姉夫婦と同居している。[[POP広告|POP]]作成に才能があり、バイト先の書店で彼女がPOPを書いた本は多数売れたという逸話がある。 |
: 昭和64年1月6日生まれ。22歳 。身長156cm。卒業間近の大学4年生。控えめな性格の女の子だが、時折思い切った行動をとる。両親を事故で亡くし、パン屋を営む姉夫婦と同居している。[[POP広告|POP]]作成に才能があり、バイト先の書店で彼女がPOPを書いた本は多数売れたという逸話がある。 |
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: 両親の死後は姉の朝子に面倒をみてもらい、大学に進学した。義兄の良介に対して、朝子との結婚前から密かに片思いをしていたせいで、罪悪感と自己嫌悪に苛まれていた。良介のコネで就職が内定。 |
: 両親の死後は姉の朝子に面倒をみてもらい、大学に進学した。義兄の良介に対して、朝子との結婚前から密かに片思いをしていたせいで、罪悪感と自己嫌悪に苛まれていた。良介のコネで就職が内定。 |
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: サークル《'''東のエデン'''》(→ |
: サークル《'''東のエデン'''》(→[[#用語]])の仲間達と[[アメリカ]]東海岸に卒業旅行に行くが、単独で訪れたワシントンD.C.でトラブル<ref>[[ホワイトハウス]]前の噴水にコインを投げ入れようとして警備の警察官に見咎められた。</ref>を引き起こす。そこに偶然現れた滝沢の機転で難を逃れ、一緒に日本に帰国した。滝沢に対し「私の王子様」ではないかと当初から好意を寄せており、行動を共にすることで次第に想いを深めていく。 |
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: ワシントンD.C.でのトラブルとミサイル事件による航空ダイヤの乱れが重なったせいで内定者面談を欠席してしまい、後日面談に行った際に嫌がらせをされた上に内定を取り消され、身の置き所をなくしてしまう。それを受けて滝沢が持ちかけた《東のエデン》起業に賛同し、平澤たちに引き合わせた。 |
: ワシントンD.C.でのトラブルとミサイル事件による航空ダイヤの乱れが重なったせいで内定者面談を欠席してしまい、後日面談に行った際に嫌がらせをされた上に内定を取り消され、身の置き所をなくしてしまう。それを受けて滝沢が持ちかけた《東のエデン》起業に賛同し、平澤たちに引き合わせた。 |
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: 『ジョニー狩り事件』騒動の際に、通話中の携帯電話で滝沢と黒羽の会話を聞いてしまい、滝沢が犯罪者なのではないかと疑念を抱く。しかし、滝沢と物部の会話から滝沢が記憶を消した真相が暴露された時、自身が滝沢を失望させた人間の一人だと悟る。だが、彼の孤独な戦いに理解を示し、彼を理解する唯一の人間となっていく。 |
: 『ジョニー狩り事件』騒動の際に、通話中の携帯電話で滝沢と黒羽の会話を聞いてしまい、滝沢が犯罪者なのではないかと疑念を抱く。しかし、滝沢と物部の会話から滝沢が記憶を消した真相が暴露された時、自身が滝沢を失望させた人間の一人だと悟る。だが、彼の孤独な戦いに理解を示し、彼を理解する唯一の人間となっていく。 |
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94行目: | 89行目: | ||
: そしてニューヨークで半年振りに滝沢と再会する。帰国後、滝沢から彼の母親らしき女性を捜して欲しいと頼まれ、大杉と共に岩下あやを捜し当てた。母親であることを否定されるものの、彼女との会話の内容から滝沢の母親であると確信する。更に大杉が見つけた写真から、父親が誰なのかも悟る。しかしこれらのことを滝沢に伝えれば、彼はもう自分のところには戻ってこないのではないかという不安に掻き立てられ、思わずためらってしまう。 |
: そしてニューヨークで半年振りに滝沢と再会する。帰国後、滝沢から彼の母親らしき女性を捜して欲しいと頼まれ、大杉と共に岩下あやを捜し当てた。母親であることを否定されるものの、彼女との会話の内容から滝沢の母親であると確信する。更に大杉が見つけた写真から、父親が誰なのかも悟る。しかしこれらのことを滝沢に伝えれば、彼はもう自分のところには戻ってこないのではないかという不安に掻き立てられ、思わずためらってしまう。 |
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=== 《東のエデン》メンバー === |
=== 他の《東のエデン》メンバー === |
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; 大杉 智(おおすぎ さとし) |
; 大杉 智(おおすぎ さとし) |
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: 声:[[江口拓也]] |
: 声:[[江口拓也]] |
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127行目: | 122行目: | ||
: 大学在籍のまま《東のエデン》の起業に参加、取り締まられ役に就任。 |
: 大学在籍のまま《東のエデン》の起業に参加、取り締まられ役に就任。 |
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=== セレソン === |
=== 他のセレソン === |
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; 物部 大樹(もののべ だいじゅ) |
; 物部 大樹(もののべ だいじゅ) |
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: 声:[[宮内敦士]] |
: 声:[[宮内敦士]] |
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222行目: | 217行目: | ||
: 咲の義兄。元は大手[[ゼネコン]]に勤めていたが、朝子と共に山月パンを継ぐ。「咲に甘い」と朝子から注意される。咲の気持ちには気付いているが、大人の対応で気付いていないフリをしている。 |
: 咲の義兄。元は大手[[ゼネコン]]に勤めていたが、朝子と共に山月パンを継ぐ。「咲に甘い」と朝子から注意される。咲の気持ちには気付いているが、大人の対応で気付いていないフリをしている。 |
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=== その他 === |
=== その他の人物 === |
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; 板津 豊(いたづ ゆたか) |
; 板津 豊(いたづ ゆたか) |
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: 声:[[檜山修之]] |
: 声:[[檜山修之]] |
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277行目: | 272行目: | ||
: 亜東才蔵が所有する赤いモデルには全セレソンへの[[ホットライン]]機能がある。 |
: 亜東才蔵が所有する赤いモデルには全セレソンへの[[ホットライン]]機能がある。 |
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: 播磨脳科学研究所の洗脳プログラムを[[ダウンロード]]し、その独特な電子音を聴くことにより記憶を消すことができる<ref>ただし、ノブレス携帯を各セレソンに届ける時、頭部もしくは脳(詳細は不明)にあらかじめ仕掛けを施していたことが、亜東から明かされる。</ref>。消去する記憶の範囲は指定できるらしく、後から記憶が蘇るケースもある。 |
: 播磨脳科学研究所の洗脳プログラムを[[ダウンロード]]し、その独特な電子音を聴くことにより記憶を消すことができる<ref>ただし、ノブレス携帯を各セレソンに届ける時、頭部もしくは脳(詳細は不明)にあらかじめ仕掛けを施していたことが、亜東から明かされる。</ref>。消去する記憶の範囲は指定できるらしく、後から記憶が蘇るケースもある。 |
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: ノブレス携帯のモデルは、実際に[[NEC]]がオートバイのライダー向けとしてデザインした携帯電話がベースとなっている。ただしこちらはコンセプトモデルであり販売されてはいない<ref>[http://www.nec-dp.co.jp/information/20090409.html NECデザイン&プロモーション株式会社による劇中携帯電話機のベースモデル紹介] 2009/6/12確認</ref>。 |
: ノブレス携帯のモデルは、実際に[[NEC]]がオートバイのライダー向けとしてデザインした携帯電話がベースとなっている。ただしこちらはコンセプトモデルであり販売されてはいない<ref>[http://www.nec-dp.co.jp/information/20090409.html NECデザイン&プロモーション株式会社による劇中携帯電話機のベースモデル紹介] 2009/6/12確認</ref>。NECは劇中に出てくる他の携帯電話([[N906i]]等)のデザイン配給もしている。 |
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; [[ノブレス・オブリージュ]](noblesse oblige) |
; [[ノブレス・オブリージュ]](noblesse oblige) |
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: ジュイスがセレソンへかける言葉であり、ノブレス携帯本体にある刻印。「高貴な者が有する義務」を表す。劇中では「持てる者の義務」と説明されている。 |
: ジュイスがセレソンへかける言葉であり、ノブレス携帯本体にある刻印。「高貴な者が有する義務」を表す。劇中では「持てる者の義務」と説明されている。 |
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288行目: | 283行目: | ||
; 東のエデン |
; 東のエデン |
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: 本編中では複数の意味を持つ。略称《エデン》。 |
: 本編中では複数の意味を持つ。略称《エデン》。 |
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: 平澤や咲たちが大学1年生の時に創立した[[クラブ活動|サークル]]。最初は小さな[[リサイクル]][[コミュニティ]]だったが、独自の携帯サイトを立ち上げ運営するようになる。起業を目指していたが、後述の事件が原因で活動は下火となり解散寸前となっていた。滝沢が資金提供を申し出たことがきっかけとなり、後に起業する。 |
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: サークルで運営している携帯サイトの名称。<ref>『Xi AVANT』でも[[Xi (携帯電話)|Xi携帯]]の画面に東のエデンのシンボルマークが確認できる。</ref> |
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: みっちょんが開発した画期的な「画像[[検索エンジン]]」を導入している。それは、携帯カメラや[[パーソナルコンピュータ|PC]]で取り込んだ画像を、[[QRコード]]を更に発展させた画像処理プログラムで読み取り、ネット上のアーカイブ画像から関連・一致する画像を探し当て、場所や人物や物体の名前を瞬時に検索できるものだ。 |
: みっちょんが開発した画期的な「画像[[検索エンジン]]」を導入している。それは、携帯カメラや[[パーソナルコンピュータ|PC]]で取り込んだ画像を、[[QRコード]]を更に発展させた画像処理プログラムで読み取り、ネット上のアーカイブ画像から関連・一致する画像を探し当て、場所や人物や物体の名前を瞬時に検索できるものだ。 |
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: 画像に書き込みを貼り付ける「レイヤー」と呼ばれる機能も実装しており、更に携帯カメラを向けるだけで、その被写体への書き込みが画像に重なって表示される。 |
: 画像に書き込みを貼り付ける「レイヤー」と呼ばれる機能も実装しており、更に携帯カメラを向けるだけで、その被写体への書き込みが画像に重なって表示される。 |
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317行目: | 312行目: | ||
; 11発目のミサイル(11ぱつめのミサイル) |
; 11発目のミサイル(11ぱつめのミサイル) |
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: 2011年2月14日、滝沢と咲が帰国した日に、[[羽田 (大田区)|羽田]]沖で11発目のミサイルが旅客機に直撃。6歳児2名が救出されるも、ミサイル攻撃で初の死者が出る。『迂闊な月曜日』の10発は、記憶を失う前の滝沢の介入により1人の犠牲者も出さなかったが、今回は滝沢が渡米して記憶を消したことにより、未然に阻止できなかった。 |
: 2011年2月14日、滝沢と咲が帰国した日に、[[羽田 (大田区)|羽田]]沖で11発目のミサイルが旅客機に直撃。6歳児2名が救出されるも、ミサイル攻撃で初の死者が出る。『迂闊な月曜日』の10発は、記憶を失う前の滝沢の介入により1人の犠牲者も出さなかったが、今回は滝沢が渡米して記憶を消したことにより、未然に阻止できなかった。 |
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: これら一連の事件に使用されたミサイルは[[海上自衛隊]]の[[巡航ミサイル]]であり、結城の申請に基づき、ジュイスが海自のシステムを[[ハッキング]]して誤射させたものであった。費用はそれぞれ9億9000万円と8700万円。 |
: これら一連の事件に使用されたミサイルは[[海上自衛隊]]の[[巡航ミサイル]]であり、結城の申請に基づき、ジュイスが海自のシステムを[[ハッキング]]して誤射させたものであった。費用はそれぞれ9億9000万円と8700万円。 |
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; 二万人[[ニート]]失踪事件(にまんにんニートしっそうじけん) |
; 二万人[[ニート]]失踪事件(にまんにんニートしっそうじけん) |
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: 物語の始まる少し前、日本国内でニート約二万人が消息不明となった事件。滝沢は、記憶を失う前にこの事件に絡んでいたと目されており、その証拠と思しき写真もワシントンD.C.のアジトで見つかっている。 |
: 物語の始まる少し前、日本国内でニート約二万人が消息不明となった事件。滝沢は、記憶を失う前にこの事件に絡んでいたと目されており、その証拠と思しき写真もワシントンD.C.のアジトで見つかっている。 |
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334行目: | 327行目: | ||
: 過去を知った滝沢は、戻ってきた二万人のニート達に、ミサイル迎撃に有効なアイデアを《東のエデン》サイトに書き込むよう命令した。エデンサイトへ送信されたメールを、ジュイスが解析して最適な方法を選択、抽出する。更に滝沢がミサイル迎撃を依頼したことで、陸海空の[[自衛隊]]によるあらゆる手段での迎撃がなされ、ミサイルは撃墜された。破片の飛散による被害は生じた。滝沢と咲も破片の着弾で負傷している。 |
: 過去を知った滝沢は、戻ってきた二万人のニート達に、ミサイル迎撃に有効なアイデアを《東のエデン》サイトに書き込むよう命令した。エデンサイトへ送信されたメールを、ジュイスが解析して最適な方法を選択、抽出する。更に滝沢がミサイル迎撃を依頼したことで、陸海空の[[自衛隊]]によるあらゆる手段での迎撃がなされ、ミサイルは撃墜された。破片の飛散による被害は生じた。滝沢と咲も破片の着弾で負傷している。 |
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: 事件の2日前に“[[パトリオットミサイル|パトリオット]]”<ref>米軍の開発した地対空ミサイル。[[北朝鮮]]の[[弾道ミサイル]]実験の影響で最新型が[[航空自衛隊]]にも配備された。自衛隊での呼称は「ペトリオット」。</ref>の戦略配備プログラムが書き換えられており、滝沢の迎撃依頼以前に何者かが攻撃阻止の準備を整えていたらしい。 |
: 事件の2日前に“[[パトリオットミサイル|パトリオット]]”<ref>米軍の開発した地対空ミサイル。[[北朝鮮]]の[[弾道ミサイル]]実験の影響で最新型が[[航空自衛隊]]にも配備された。自衛隊での呼称は「ペトリオット」。</ref>の戦略配備プログラムが書き換えられており、滝沢の迎撃依頼以前に何者かが攻撃阻止の準備を整えていたらしい。 |
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== ロケーション == |
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; [[アーバンドック ららぽーと豊洲]] |
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{{ネタバレ終了}} |
{{ネタバレ終了}} |
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== 放送局 == |
== 放送局 == |
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{| class="wikitable" style="font-size:small" |
{| class="wikitable" style="font-size:small" |
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!放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!備考 |
!放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!備考 |
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|[[広域放送|関東広域圏]]||[[フジテレビジョン|フジテレビ]]||[[2009年]][[4月9日]] |
|[[広域放送|関東広域圏]]||[[フジテレビジョン|フジテレビ]]||[[2009年]]{{0}}[[4月9日|4月{{0}}9日]]–{{0}}[[6月18日]]||木曜 24時45分–25時15分||'''製作局''' |
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|[[広域放送|近畿広域圏]]||[[関西テレビ放送|関西テレビ]]||2009年[[4月14日]] |
|[[広域放送|近畿広域圏]]||[[関西テレビ放送|関西テレビ]]||2009年{{0}}[[4月14日]]–{{0}}[[6月23日]]||火曜 25時35分–26時05分|| |
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|[[広域放送|中京広域圏]]||[[東海テレビ放送|東海テレビ]]||2009年[[4月16日]] |
|[[広域放送|中京広域圏]]||[[東海テレビ放送|東海テレビ]]||2009年{{0}}[[4月16日]]–{{0}}[[7月2日|7月{{0}}2日]]||木曜 26時05分–26時35分|| |
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|[[高知県]]||[[高知さんさんテレビ]]||rowspan="2"|2009年[[4月22日]] |
|[[高知県]]||[[高知さんさんテレビ]]||rowspan="2"|2009年{{0}}[[4月22日]]–{{0}}[[7月1日|7月{{0}}1日]]||水曜 15時30分–16時00分||唯一[[全日|全日帯]]での放送 |
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|[[福岡県]]||[[テレビ西日本]]||水曜 26時15分 - 26時45分|| |
|[[福岡県]]||[[テレビ西日本]]||水曜 26時15分 - 26時45分|| |
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|[[新潟県]]||[[新潟総合テレビ]]||2009年[[4月23日]] |
|[[新潟県]]||[[新潟総合テレビ]]||2009年{{0}}[[4月23日]]–? ||木曜 25時55分–26時25分|| |
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|[[佐賀県]]||[[サガテレビ]]||2009年[[4月29日]] |
|[[佐賀県]]||[[サガテレビ]]||2009年{{0}}[[4月29日]]–? ||水曜 24時35分–25時05分|| |
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|[[熊本県]]||[[テレビ熊本]]||2009年[[5月5日]] |
|[[熊本県]]||[[テレビ熊本]]||2009年{{0}}[[5月5日|5月{{0}}5日]]–{{0}}[[7月14日]]||火曜 26時05分–26時35分|| |
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|[[山形県]]||[[さくらんぼテレビジョン|さくらんぼテレビ]]||2009年[[5月9日]] |
|[[山形県]]||[[さくらんぼテレビジョン|さくらんぼテレビ]]||2009年{{0}}[[5月9日|5月{{0}}9日]]–{{0}}[[7月18日]]||土曜 25時05分–25時35分|| |
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|[[長崎県]]||[[テレビ長崎]]||2009年[[5月22日]] |
|[[長崎県]]||[[テレビ長崎]]||2009年{{0}}[[5月22日]]–? ||金曜 26時10分–26時40分|| |
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|[[北海道]]||[[北海道文化放送]]||2009年[[7月5日]] |
|[[北海道]]||[[北海道文化放送]]||2009年{{0}}[[7月5日|7月{{0}}5日]]–{{0}}[[9月28日]]||日曜 25時40分–26時10分|| |
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|[[広島県]]||[[テレビ新広島]]||2009年[[7月22日]] |
|[[広島県]]||[[テレビ新広島]]||2009年{{0}}[[7月22日]]–{{0}}[[9月30日]]||水曜 25時00分–25時30分|| |
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|rowspan=4|[[全国放送|日本全域]]||[[フジテレビTWO]]||[[2010年]][[3月20日]] |
|rowspan=4|[[全国放送|日本全域]]||[[フジテレビTWO]]||[[2010年]]{{0}}[[3月20日]]–{{0}}[[4月10日]]||土曜 24時00分–25時15分||3話連続放送、リピート放送あり |
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|[[WOWOW]]||[[2011年]][[4月28日]]||木曜 24時00分 |
|[[WOWOW]]||[[2011年]]{{0}}[[4月28日]]||木曜 24時00分–29時30分||テレビシリーズ11話一挙放送 |
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|[[ニコニコ生放送]]||[[2012年]][[1月6日]]||金曜 21時00分 |
|[[ニコニコ生放送]]||[[2012年]]{{0}}[[1月6日|1月{{0}}6日]]||金曜 21時00分–26時41分||テレビシリーズ11話一挙放送 |
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|[[アニマックス]]||2012年[[2月3日]] |
|[[アニマックス]]||2012年{{0}}[[2月3日|2月{{0}}3日]]–{{0}}[[2月17日]](予定)||月–金曜 23時30分–24時00分||リピートあり |
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WOWOWとニコニコ生放送、アニマックスではテレビシリーズ放送に合わせ、劇場版2作品も放送 |
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* wowow:2011年[[4月30日]]、18時00分 |
* wowow:2011年[[4月30日]]、18時00分– |
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* ニコニコ生放送:2012年[[1月7日]]、21時00分 |
* ニコニコ生放送:2012年[[1月7日]]、21時00分– |
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* アニマックス:2012年[[2月19日]]・[[2月26日]]、各21時00分 |
* アニマックス:2012年[[2月19日]]・[[2月26日]]、各21時00分– |
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アニマックスでは、[[おまかせ!アニマックスNAVI]] 2012年2月号内で第1話の無料放送も実施 |
アニマックスでは、[[おまかせ!アニマックスNAVI]] 2012年2月号内で第1話の無料放送も実施 |
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== 劇場版 == |
== 劇場版 == |
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* キャラクター原案:[[羽海野チカ]] |
* キャラクター原案:[[羽海野チカ]] |
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* 音楽:[[川井憲次]] |
* 音楽:[[川井憲次]] |
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他メインスタッフはテレビシリーズから引き続き担当。 |
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==== 劇場各作データ ==== |
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; '''オープニングテーマ 『[[future nova/after laughter|future nova]]』''' |
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; '''エンディングテーマ 『[[future nova/after laughter|after laughter]]』''' |
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: アーティスト:school food punishment |
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== インターネットラジオ == |
== インターネットラジオ == |
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テレビシリーズ全5巻と劇場版全2巻が、いずれも[[DVD]]と[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]でリリースされた。初回限定生産版には書き下ろし短編小説や[[ドラマCD]]などの特典が封入・同梱されており、アニメ本編では語り切れなかったエピソードが多く収められている。その主なものを下記に挙げる。<br /> |
テレビシリーズ全5巻と劇場版全2巻が、いずれも[[DVD]]と[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]でリリースされた。初回限定生産版には書き下ろし短編小説や[[ドラマCD]]などの特典が封入・同梱されており、アニメ本編では語り切れなかったエピソードが多く収められている。その主なものを下記に挙げる。<br /> |
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発売:[[アスミック]] / [[フジテレビジョン|フジテレビ]] 販売:[[角川エンタテイメント]] |
発売:[[アスミック]] / [[フジテレビジョン|フジテレビ]] 販売:[[角川エンタテイメント]] |
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; 東のエデン VOL.1 |
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: 2009年7月29日発売 |
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: ドラマCD 第0話 『創園篇』 リサイクルコミュニティ《東のエデン》の設立と崩壊、そしてアメリカへ・・・ |
: ドラマCD 第0話 『創園篇』 リサイクルコミュニティ《東のエデン》の設立と崩壊、そしてアメリカへ・・・ |
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: 短編小説 『黒鉄成一記念相慈院ジャーナリズム大賞最優秀賞 迂闊な月曜日事件 -- ミサイル難民の生活 -- 土橋 文也 』 相慈院大学政治学コース在籍、土橋文也<ref>神山健治監督の過去作品『[[攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG]]』に登場するルポライターと同姓同名。</ref>によるレポート。 |
: 短編小説 『黒鉄成一記念相慈院ジャーナリズム大賞最優秀賞 迂闊な月曜日事件 -- ミサイル難民の生活 -- 土橋 文也 』 相慈院大学政治学コース在籍、土橋文也<ref>神山健治監督の過去作品『[[攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG]]』に登場するルポライターと同姓同名。</ref>によるレポート。 |
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; 東のエデン VOL.2 |
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: 2009年8月26日発売 |
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: 短編小説 『THE COLD BLUE』 山月パンを中心に描かれる、咲の優しくてほろ苦いお話。 |
: 短編小説 『THE COLD BLUE』 山月パンを中心に描かれる、咲の優しくてほろ苦いお話。 |
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; 東のエデン VOL.3 |
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: 2009年9月30日発売 |
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: 短編小説 『落日』 画期的な携帯サイトを発明しながら起業を断念した《東のエデン》。一体どうして、起業を断念したのか? |
: 短編小説 『落日』 画期的な携帯サイトを発明しながら起業を断念した《東のエデン》。一体どうして、起業を断念したのか? |
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; 東のエデン VOL.4 |
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: 2009年10月28日発売 |
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: 短編小説 『空気の中のゴースト』 "二万人ニート失踪事件"、"セレソン"、"ジョニー狩り"。ネット上ではどのような議論が繰り広げられていたのか。ある男の手記からその一端を垣間見る。 |
: 短編小説 『空気の中のゴースト』 "二万人ニート失踪事件"、"セレソン"、"ジョニー狩り"。ネット上ではどのような議論が繰り広げられていたのか。ある男の手記からその一端を垣間見る。 |
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; 東のエデン VOL.5 |
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: 2009年11月25日発売 |
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: 短編小説 『楽園からの脱出 EDEN OF THE "MIDDLE" EAST』 "迂闊な月曜日"、"二万人ニート失踪事件"の裏側が、あるニートの視点から語られる。 |
: 短編小説 『楽園からの脱出 EDEN OF THE "MIDDLE" EAST』 "迂闊な月曜日"、"二万人ニート失踪事件"の裏側が、あるニートの視点から語られる。 |
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; 東のエデン 劇場版I The King of Eden |
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: 2010年3月24日発売 |
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: BD 『東のエデン 総集編 Air Communication 』 |
: BD 『東のエデン 総集編 Air Communication 』 |
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: ドラマCD 『<4セレソン> JUIZ との日々』 4人のセレソン<辻、黒羽、直元、結城>とジュイスの物語。 |
: ドラマCD 『<4セレソン> JUIZ との日々』 4人のセレソン<辻、黒羽、直元、結城>とジュイスの物語。 |
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: (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。) |
: (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。) |
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; 東のエデン 劇場版II Paradise Lost |
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: 2010年8月4日発売 |
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: ドラマCD & 小説 『No.7 』 本編に最後まで登場しなかった7番目のセレソン。彼はこの国を救うために100億円で何をしようとしていたのか・・・ (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。) |
: ドラマCD & 小説 『No.7 』 本編に最後まで登場しなかった7番目のセレソン。彼はこの国を救うために100億円で何をしようとしていたのか・・・ (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。) |
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== 出版 == |
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=== 書籍 === |
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; 小説 東のエデン |
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: 神山健治執筆により「[[ダ・ヴィンチ]]」2009年5-10月号でテレビ版第9話までの内容が連載された。 |
: 神山健治執筆により「[[ダ・ヴィンチ]]」2009年5-10月号でテレビ版第9話までの内容が連載された。 |
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: 単行本ではそれを改稿したものに第11話までの書き下ろしも加えて収録されている。 |
: 単行本ではそれを改稿したものに第11話までの書き下ろしも加えて収録されている。 |
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: [[主婦と生活社]]、2009年9月発売 |
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: [[ぴあ]]、2009年11月20日発売 |
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: [[扶桑社]]、2009年11月28日発売 |
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; 小説 東のエデン 劇場版 |
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: 神山健治執筆による書き下ろし。劇場版I、劇場版IIの内容が収録されている。 |
: 神山健治執筆による書き下ろし。劇場版I、劇場版IIの内容が収録されている。 |
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: [[徳間書店]]、2010年3月10日発売 |
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; 東のエデン 完全設定資料集 |
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: 扶桑社、2010年4月22日発売 |
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: 主婦と生活社、2010年5月発売 |
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=== 雑誌記事 === |
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* [[spoon.]] 特集女子アニメ 8月号([[角川グループパブリッシング]]、2009年6月27日発売) |
* [[spoon.]] 特集女子アニメ 8月号([[角川グループパブリッシング]]、2009年6月27日発売) |
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* [[ハマルアニメ]] 「東のエデン」を解く([[キネマ旬情社]]、2009年8月8日発売) |
* [[ハマルアニメ]] 「東のエデン」を解く([[キネマ旬情社]]、2009年8月8日発売) |
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* [[オトナアニメ]] Vol.15([[洋泉社]]、2010年1月9日発売) |
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== 関連商品 == |
== 関連商品 == |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[NEC]] - 作品中に出てくる携帯電話機(ノブレス携帯)のモデルの試作機製作協力及び劇中に出てくる携帯電話のデザイン配給([[N906i]]等)。 |
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* [[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX]] |
* [[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX]] |
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* [[Xi AVANT]] |
* [[Xi AVANT]] |
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[[Category:アニメ作品 ひ|かしのえてん]] |
[[Category:アニメ作品 ひ|かしのえてん]] |
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[[Category:ノイタミナ]] |
[[Category:ノイタミナ]] |
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[[Category:Production I.G]] |
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[[Category:2009年のテレビアニメ]] |
[[Category:2009年のテレビアニメ]] |
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[[Category:日本のアニメ映画]] |
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[[Category:2009年の映画]] |
[[Category:2009年の映画]] |
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[[Category:2010年の映画]] |
[[Category:2010年の映画]] |
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[[Category:神山健治の監督映画]] |
[[Category:神山健治の監督映画]] |
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[[Category: |
[[Category:日本のアニメ映画のシリーズ]] |
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[[Category:2009年の小説]] |
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[[Category:2010年の小説]] |
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{{Anime-stub}} |
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{{ノイタミナ}} |
{{ノイタミナ}} |
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2012年1月15日 (日) 09:39時点における版
東のエデン | |
---|---|
アニメ | |
原作 | 神山健治 |
監督 | 神山健治 |
キャラクターデザイン | 羽海野チカ(原案) |
音楽 | 川井憲次 |
アニメーション制作 | Production I.G |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 2009年4月9日 - 6月18日 |
話数 | 全11話 |
映画:東のエデン 劇場版I The King of Eden | |
監督 | 神山健治 |
制作 | アスミック・エースエンタテインメント |
封切日 | 2009年11月28日 |
上映時間 | 82分 |
映画:東のエデン 劇場版II Paradise Lost | |
監督 | 神山健治 |
制作 | アスミック・エースエンタテインメント |
封切日 | 2010年3月13日 |
上映時間 | 92分 |
テンプレート - ノート |
『東のエデン』(ひがしのエデン、英語: Eden of The East )は、2009年4月より6月まで、日本のフジテレビ『ノイタミナ』枠で放送されたテレビアニメ。原作・監督は神山健治、キャラクター原案は羽海野チカ、アニメーション制作はProduction I.G。ノイタミナ初のオリジナルストーリーアニメである[1]。
第14回アニメーション神戸賞作品賞・テレビ部門、東京国際アニメフェア2010・第9回東京アニメアワード優秀賞テレビ部門受賞作品。平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれた。
テレビ放送終了後、その後のストーリーを描く劇場版2部作が公開された。
ストーリー
この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。
背景設定
2010年11月22日 月曜日、日本各地に10発のミサイルが落下した。『迂闊な月曜日』と呼ばれたこの事件は、奇跡的に1人の犠牲者も出なかったこともあり、人々は次第に危機意識を失っていった。それから3ヶ月後、11発目のミサイルが旅客機を直撃した――。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
主要人物
- 滝沢 朗(たきざわ あきら)
- 声:木村良平
- セレソンNo.9。身長 175cm。記憶喪失の少年。明るく前向きな性格で、どこか憎めないところがあるせいもあって、言葉が通じない外国人や板津のようなひきこもりさえも簡単に味方にしてしまう魅力を持つ。全裸にあまり抵抗がないようで、ジョニーを見られても平然としている。
- ホワイトハウスの前に全裸で銃とノブレス携帯(→#用語)を持った姿で突如現れ、森美咲と出会った。それ以前の記憶を消したため、本名・年齢は不明。『滝沢朗』は用意された複数のパスポートにあった名前の一つ。パスポートに記載されている誕生日は昭和64年1月7日で咲とは一日違い[2]。 ワシントンD.C.で咲と出会ったのをきっかけに、共に日本に帰国。パスポートに記載された住所から豊洲のショッピングモールに辿り着き、以後はそこを根城とする。
- ワシントンD.C.のアジトに様々な武器[3]、複数のパスポート[4][5]、『二万人ニート失踪事件』に関わる写真等があったため、自分はテロリストで、全員を虐殺したのかもしれないという疑惑を抱く。自身の失われた記憶を取り戻すべく、手掛かりとしてノブレス携帯を使用し、ジュイス(→ゲーム関係者)やセレソン(→用語)達と関っていく。 セレソンとしての記憶はまったく失っているものの、映画の内容や題名[6]、機械操作やバイクの運転に関する記憶、そして母親との離別に関する断片的な記憶は残っている。回想シーンでは新聞配達をしていた。
- 記憶を消す際に自分のノブレス携帯の履歴を全て消去してしまっているため、それ以前の履歴が見られない。リタイア直前の近藤(セレソンNo.4)から渡された彼のノブレス携帯の履歴を解析するため、咲たちと共に天才プログラマー板津豊を訪ねる。後に明らかになった過去のノブレス携帯使用履歴によると、20億近くの電子マネーを使用していた。内容は、弁当2万食デリバリーを2週間分、豊洲のショッピングモール購入、海上コンテナ500個の購入、外務省職員の接待費等。『二万人ニート失踪事件』の真実は、虐殺ではなくドバイへの避難だった。その後、自身が助けた人間と協力した人間に裏切られたことに失望し、自ら記憶を消したことを、物部(セレソンNo.1)から知らされる。
- 60発のミサイルが発射されるその時、ニート達を集めてミサイルの迎撃方法を発案させ抽出し、ジュイスに迎撃を依頼。全てのミサイルを撃ち落とした。そしてジュイスに「播磨脳科学研究所の洗脳プログラムダウンロード」と「この国の王様になる」ことを依頼し、咲にノブレス携帯を渡した。その後、ノブレス携帯に「咲と旅した場所にいる」とメッセージを残し、姿を消す。
- 一連のミサイル事件を引き起こしたテロリストとしての嫌疑を掛けられる一方で、指鉄砲を構えてミサイルを迎撃する滝沢の画像が話題となり " 撃墜王 " を意味する " AiR KING " の称号が付けられた。
- それから半年後、ニューヨークで咲と再会するも、彼は半年前の記憶を無くしており、この半年間をジュイスの用意した『 飯沼 朗 』として生活していた。それはジュイスが王様を総理大臣と解釈し、滝沢を飯沼総理の私生児に仕立て上げ、二世議員としてデビューさせる、というシナリオに基づくものだった。
- 咲や黒羽(セレソンNo.11)との再会をきっかけに徐々に記憶を取り戻し、再びセレソンゲームに関わることになる。帰国後、物部に狙われた自分のジュイスと、物部のジュイスを相次いで強奪し、保護に成功する。その足で飯沼婦人を訪れ、総理の私生児を名乗った非礼を詫び、テロリストという誤解を解こうと弁明するが、話が噛み合わず困惑する。そのさなかに物部が訪れ、別室で交渉を持ちかけられる。物部は完敗を認め、その上で滝沢にゲームを辞退してくれないかというのだ。物部の目指す理想の国家像に共感はしたものの、そのやり方に愛がないと感じ、申し出を断る。
- そして覚悟を決めた滝沢は、国民全員に一斉に電話を繋ぎ、自分こそが一連のテロ事件を起こした単独犯であると名乗り、新たなテロを予告して、全国民にある要求を突き付ける。
- ゲームが決した後、以前の経験があったため Mr.OUTSIDE(→ゲーム関係者)からの「プレゼント」を受け取らず、記憶の抹消を免れた。咲といつかまた再会する約束を交わし、やり残したこと[7]を片付けるため、滝沢は再び姿を消した。
- キャラクターデザインにおいては、キャラクター原案を勤めた羽海野チカの代表作『ハチミツとクローバー』の登場人物、森田忍が監督である神山のイメージする滝沢に近かったため、彼に似た雰囲気のキャラクターを、とオファーしデザインされた[8]。
- 森美 咲(もりみ さき)
- 声:早見沙織
- 昭和64年1月6日生まれ。22歳 。身長156cm。卒業間近の大学4年生。控えめな性格の女の子だが、時折思い切った行動をとる。両親を事故で亡くし、パン屋を営む姉夫婦と同居している。POP作成に才能があり、バイト先の書店で彼女がPOPを書いた本は多数売れたという逸話がある。
- 両親の死後は姉の朝子に面倒をみてもらい、大学に進学した。義兄の良介に対して、朝子との結婚前から密かに片思いをしていたせいで、罪悪感と自己嫌悪に苛まれていた。良介のコネで就職が内定。
- サークル《東のエデン》(→#用語)の仲間達とアメリカ東海岸に卒業旅行に行くが、単独で訪れたワシントンD.C.でトラブル[9]を引き起こす。そこに偶然現れた滝沢の機転で難を逃れ、一緒に日本に帰国した。滝沢に対し「私の王子様」ではないかと当初から好意を寄せており、行動を共にすることで次第に想いを深めていく。
- ワシントンD.C.でのトラブルとミサイル事件による航空ダイヤの乱れが重なったせいで内定者面談を欠席してしまい、後日面談に行った際に嫌がらせをされた上に内定を取り消され、身の置き所をなくしてしまう。それを受けて滝沢が持ちかけた《東のエデン》起業に賛同し、平澤たちに引き合わせた。
- 『ジョニー狩り事件』騒動の際に、通話中の携帯電話で滝沢と黒羽の会話を聞いてしまい、滝沢が犯罪者なのではないかと疑念を抱く。しかし、滝沢と物部の会話から滝沢が記憶を消した真相が暴露された時、自身が滝沢を失望させた人間の一人だと悟る。だが、彼の孤独な戦いに理解を示し、彼を理解する唯一の人間となっていく。
- 60発のミサイルが放たれた時は滝沢を見守り、彼からノブレス携帯を託された。
- その後大学を卒業し、《東のエデン株式会社》のデザイナーとなる。休みが取れた際には滝沢と旅した場所を巡り、彼を捜す。
- そしてニューヨークで半年振りに滝沢と再会する。帰国後、滝沢から彼の母親らしき女性を捜して欲しいと頼まれ、大杉と共に岩下あやを捜し当てた。母親であることを否定されるものの、彼女との会話の内容から滝沢の母親であると確信する。更に大杉が見つけた写真から、父親が誰なのかも悟る。しかしこれらのことを滝沢に伝えれば、彼はもう自分のところには戻ってこないのではないかという不安に掻き立てられ、思わずためらってしまう。
他の《東のエデン》メンバー
- 大杉 智(おおすぎ さとし)
- 声:江口拓也
- 平成元年1月9日生まれ。22歳。大学4年生。身長190cm。赤いほっぺたが特徴。高校時代から咲に片想いしている。大学やサークルも咲と同じにし、一緒に卒業旅行に行ったが、未だ恋人にはなれていない。恋愛に関しては仲間内にも相談できず、密かに恋愛相談サイトを利用していた。
- 内定者面談の後に咲を食事に誘う約束を取り付けていたが、滝沢のバイクに乗って走り去る咲を目撃してしまい、自暴自棄となり春日と一緒に暴飲暴食をした後、行方をくらませた。このため、『ジョニー狩り』に誘拐されネットで助けを求めていると、サークルの仲間達から思われていた。だが、誘拐されていたのは大杉とは別人の強姦魔であり、大杉本人は会社の飲み会に連行されていたらしい。
- 咲と滝沢の交流を快く思っておらず独自に滝沢を調べていたが、その過程で滝沢が犯罪者であるとの疑いを強めた。咲あてにメールを送り続け、滝沢は危険だと再三警告する。
- 豊洲のショッピングモールが二万人のニートに占拠された際には、重要なデータが入ったノートパソコンを平澤から託されたり、ニート達から咲を守ったりするなど奮戦。滝沢から「ガッツあるな」と評価された。その後は滝沢への敵意は無くなったようだ。
- 大学卒業後は大手スポーツメーカーに就職。
- 劇場版では、滝沢を捜す《東のエデン》メンバーをサポートする。付け狙う公安から咲を逃がすために足止めをし、元バスケ部の俊足で自身も逃げ切った。
- 平澤 一臣(ひらさわ かずおみ)
- 声:川原元幸
- 昭和64年1月生まれ。22歳。大学4年生。《東のエデン》の参謀。論理で徹底武装している知性派。創設メンバーの筆頭でありながらリーダーとしての才覚に欠けており、咲がリーダーを務めることでフォローしていた。咲、みっちょん、板津など、他のメンバーに比べて特別な才能が無いことにコンプレックスを抱いているらしく、その分経営や法律を学び、彼女らをバックアップできる存在になろうとしている。
- 社会人で年上の恋人がいて、彼女よりもしっかりしなければと思いながら、しっかり出来ないことにも悩んでいる[10]。
- 板津とはセミナーで知り合い、会えば罵り合う間柄ではあるが仲が良い。
- 《東のエデン》を足掛かりに起業しようと目論むも、エデンサイトを悪用されたことをきっかけに起きた事件がもとで挫折した。滝沢に対しては露骨な反感を抱くが、人となりを知って《東のエデン》起業に同意する。しかし、滝沢の素性については詐欺師ではないかと疑い登記簿を調べたりしていた。
- メンバーとの卒業旅行には参加しておらず、内定を6個も取っていたが大学を計画留年した。その後大学に籍を置いたまま、《東のエデン株式会社》を設立、代表取締役となる。
- 劇場版では、《東のエデン》メンバーや板津と共に、滝沢の活動をサポートしつつ彼に掛けられた嫌疑を払拭しようと努めた。
- 葛原 みくる(かつはら みくる)
- 声:齋藤彩夏
- 通称「みっちょん」。滝沢からは「みったん」と呼ばれる。21歳。大学3年生だが、幼女体型で見た目は小学生。平澤のいとこ。携帯サイト《東のエデン》におけるプログラミングをこなした、すご腕プログラマー。気心の知れたサークルのメンバーに対しては毒舌家であるが、幼い頃から平澤としか遊んでこなかったため、極端に人見知りが激しい。しかし滝沢とはすぐに打ち解けたようで、「タッくん」と呼ぶようになる。
- テレビシリーズでは板津のことを「嫌い」だと言っているが、実際は「小学3年の恋?」のような関係らしい[11]。
- 咲には朝帰りのアリバイ作りや家出先に利用される。
- 大学在籍のまま《東のエデン》の起業に参加、システム担当となる。
- おネエ
- 声:斉藤貴美子
- 年齢(公称32歳)、性別、そして本名すら定かではない。様々な学部で目撃されるが、そもそも学生かどうかも不明。熱くなりやすい平澤をなだめかす女房役。エデンのお母さん的存在。
- 劇場版では、大型トレーラーを運転して物部のジュイスを強奪した。総集編では野太い声でツッコミを行い、劇場版の小説ではスペイン語を話せるらしく、ドラマCDではフリマに出品する子供服を懐かしがっていた。彼女(彼?)の過去は謎に満ちている。
- 大学在籍のまま《東のエデン》の起業に参加、法務担当となる。
- 春日 晴男(かすが はるお)
- 声:田谷隼
- 21歳。大学2年生。《東のエデン》で最も年下のメンバー。嬉々として平澤の指示を受け、情報収集、状況報告、私的な分析に能力を発揮する。状況報告に熱くなると見境がつかなくなり、時には空気を読まない発言や余計な一言で平澤らから叱責を受けるが、窮地に立たされた時には危機を打開する策を進言することもある。
- 大学在籍のまま《東のエデン》の起業に参加、取り締まられ役に就任。
他のセレソン
- 物部 大樹(もののべ だいじゅ)
- 声:宮内敦士
- セレソンNo.1。30代前半。身長185cm。赤いカレッジリングをして品川ナンバーの赤い車(日産・スカイラインセダン V36)に乗っている。[12]板津いわくオールバックメガネ。
- かつては財務官僚だったが、Mr.OUTSIDEの正体に気付き退職。その後、ATO商会と取引のある商社に出入りし、太いコネクションを構築。亜東重工業航空事業本部主任として亜東グループと政界官界とのパイプ役を務めた後に、最終的にはATO商会執行役員に就任した。内心ではノブレス携帯を使ったゲームを下らないと考えているが、セレソンシステムには深い関心を持っており、ジュイスを手に入れ、自身がMr.OUTSIDEに成り代わることでゲームを上がろうとしている。他のセレソンに自分の活動を探られないよう、ジュイスにはほとんど頼らず、自分が持つ人脈と交渉力でゲームを進める。ノブレス携帯はもっぱら通信手段として利用するにとどめる。
- 戦前には官庁の中の官庁と言われた内務省[13]の復活を目指しており、政府主導で有能な人材を再配置して世界に通用する部門だけを有効に機能させ、国家規模のダイエットを行って「小さくて小回りのきく国」に移行させようとしている。また、相続税100%法案制定を財務省法務担当課長時代から目指しており、既得権益にしがみ付く老害とそれを食い潰そうとするニートを締め上げて排除しようとしている[14]。
- 滝沢の動向を追ううちに板津の存在を知り、結城に板津を車で轢くように仕向けた[15]。その後滝沢と接触し、滝沢が消した記憶を暴露する。
- セレソンの素性を9人まで特定しており、そのうち2人(結城、辻)とは協力関係にあった。No.12の申請によりジュイス本体が移送されたことを知ると、60発のミサイル発射の際にそれまで利用していた結城を切り捨て、単独行動に移る。
- その後は独自の調査でジュイスを見つけ出し、他のセレソンのジュイスをミサイル攻撃で破壊して、邪魔者をゲームから排除しようとした。しかし黒羽の自らのジュイスを犠牲にした申請により滝沢のジュイスを射止め損ね、更には自分のジュイスを滝沢らに強奪されてしまう。滝沢に対し自分の完敗を認めた上で、60発のミサイル攻撃の真意、理想とする国家像を語り、彼にゲームの辞退を交渉する。
- 物部自身は滝沢とは最後まで意見が噛み合わなかったと考えているが、対する滝沢からは「同じ方向を見てるような気がする」と一応の共感を得ている。
- ゲームが決した後、Mr.OUTSIDEからの「プレゼント」を受け取った物部は自分の名前も思い出せない状態の中、かつて利用した結城を邪魔扱いして激昂させてしまい、彼に発砲されると同時に彼を車で撥ね飛ばした。
- 辻 仁太郎(つじ じんたろう)
- 声:遊佐浩二
- セレソンNo.2。28歳。「2G(ツージー)」と名乗り、今の日本の空気を演出していると自負する、自称 AIR PLANNER(プロデューサー)。AKX20000をプロデュースした。
- 既に100億円の資産を持っており、ノブレス携帯を使ったゲームから抜けたいという理由で物部に協力していた。60発のミサイルが発射される際、結城が物部に利用されていたことを彼に告げる。その後は独自の方法でゲームを上がろうとする。
- 結城によるミサイル事件を、あたかも国外からの攻撃であるかのように演出し、日本は被害者として諸外国に対し好き勝手なことが言える国にしようと画策した。仕上げに、総理の私生児が外国人に襲撃されるというシナリオを描き、偶然訪ねて来た結城をこれに利用しようとする。
- 物部を出し抜こうとしたが思想や策略は彼に疎まれ、ジュイスを破壊された上、更には国税局の査察まで差し向けられてしまった。
- 北林 とし子(きたばやし としこ)
- 声:瀬能礼子
- セレソンNo.3。福岡在住の老婦人。一日一善を心がけ、小さなことからコツコツと、日本を変えていこうとした。ボランティア活動にも資金を投じている。
- 亜東才蔵とは古い知り合いで、二人が出会った日に[16]、彼に甘味を差し入れるようジュイスにお願いした。それが原因で亜東の居場所がばれてしまう。
- 近藤 勇誠(こんどう ゆうせい)
- 声:白熊寛嗣
- セレソンNo.4。35歳。所轄の生活安全課刑事(警部補)。
- ギャンブルや女にノブレス携帯の電子マネーを浪費し、100億円をほぼ使い果たした。金銭感覚が麻痺し闇金融からも2000万円借りていたが、ジュイスに命じて目撃者共々取立人を殺害した。
- アメリカから帰国した滝沢を追跡し、豊洲のシネコンで襲撃してノブレス携帯を奪うが、指紋認証により本人以外には電子マネーの使用が不可能であることを知り落胆する。更に滝沢に警察手帳を奪われてしまい、それを取り返すべく歌舞伎町で滝沢と待ち合わせしていたが、愛人宛のメールを妻のミサエに誤送信したせいで彼女に刺される。駆け付けた滝沢の助けを拒否し、自身のノブレス携帯を渡した。なお、携帯には7円残っていた。
- かつては正義に燃えていた時期もあったのだが、社会の矛盾を前に正義を成すことは叶わず、堕落してしまった[17]。
- 火浦 元(ひうら はじめ)
- 声:小川真司
- セレソンNo.5。52歳。身長170cm。火浦総合病院の院長で元敏腕脳神経外科医。事故で手が不自由になり、精度の求められるオペができなくなった。
- 「一人の医師が助けられる患者の数は限られている」この思想を元に、ノブレス携帯を使って理想の医療を目指そうとした。100億円を高齢者医療改善とその身内の雇用促進という地域医療の発展と老人相互介護体制の確立のために使った。一瞬にして詳細不明の資金を手に入れ、その使用用途には賄賂も含まれていたため、マスコミからはバッシングの対象になっているが、病院の患者や職員からは「救世主」と崇められている。
- 自らの行いがMr.OUTSIDEの言う「日本を正しい方向に導く」ことではないと認識しており、サポーターによりもたらされる「死」も覚悟している。自分の死後も病院が自治体で運営出来るように取り計らい、100億円を使い果たす。
- 残金が無くなったことで、サポーターの介入によって死んだと思われていたが、劇場版において、記憶喪失という形で生存していたことが、板津の報告から判明した。[18]
- 直元 大志(じきもと たいし)
- 声:吉野裕行
- セレソンNo.6。映画制作マン。自分の理想とする映画を撮ることで、日本を救おうと考えた。が、滝沢が王様になってゲームを上がることを危惧し、妨害しようとする。滝沢の居場所を突き止めるために咲をストーキングし、盗み撮りした映像から映画を制作するというアイデアを実現させようと、ニューヨークでは度々彼らを危機に陥れる。
- 直元に応対するジュイスとの仲は悪い模様で、申請の度に口論をしている。
- 遊園地では火炎放射器らしきものを使い、実力行使に出るが黒羽に妨害されている。
- ゲーム終了時には、ニューヨーク市警に身柄を拘束されたまま、Mr.OUTSIDEからの「プレゼント」を受け取るハメになってしまった。
- 篁 カオル(たかむら かおる)[19]
- 声:神谷浩史
- セレソンNo.7。詐欺師。アニメには登場せず、ドラマCD『No.7』などで詳細が語られている。
- 活動履歴を利用した株のカラ売りと企業恐喝によって利ざやを稼ぐ。AIであるジュイスさえも騙し、口説く。
- ATO自動車を企業恐喝しようと企てるが、物部の介入により余儀なく撤廃させられ、屈辱を味わう。No.9の活動履歴に関心を抱き、ワシントンへ旅立とうとする彼を捜しに空港に駆け付け、滝沢に遭遇する。彼がこれからやろうとすることの真意を聞き、介入してくるであろう物部から滝沢を守ろうとした。
- 立原 憲男(たちはら のりお)
- セレソンNo.8。50代。アニメでの出番はほんの僅かで、活動の詳細は『小説 東のエデン 劇場版』にて語られる。
- ジュイスに申請し、サッカー日本代表監督に成り上がった元サラリーマン。チームの戦力強化をジュイスに申請するも戦績は芳しくなく、「日本代表に金メダルを」という申請を出した結果、自身が監督から更迭されてしまった。
- 結城 亮(ゆうき りょう)
- 声:森田成一
- セレソンNo.10。京都在住。30代前半。身長185cm。いつでも就職活動の面接に行けるよう常にスーツを身に着けている。
- 両親が過労で亡くなった後、ノブレス携帯を手に入れた。ワーキングプアで派遣社員として薄給でこき使われ、借金をして資格を取っても状況は改善せず、そのことを告発するもニートにまで馬鹿にされたことで、不公正な社会にすっかり絶望した。何でも「自己責任」の言葉で完結し、搾取を続けている世間に憤りを感じ、自分を馬鹿にした存在に復讐するために『迂闊な月曜日』を演出した。
- 11発目のミサイルで死傷者を出した大量殺人者ではあるが、物部に自分の車で板津を轢くよう仕向けられた際には動揺をみせた。
- 60発のミサイルで再び復讐を果たそうとするが、またしても滝沢に阻止された。No.12によってジュイス本体が移送された後「自己責任」として物部に切り捨てられる。滝沢を逆恨みし、ジュイスに彼の殺害を繰り返し申請するが、全て却下される。そして自ら残高が残ったままのノブレス携帯を破壊し、セレソンとしての義務を放棄する。その為、板津達からはゲームを降りたと認識されていた。
- 上京し、ミサイルで住居を失った豊洲の難民に紛れて暮らしながら、滝沢への復讐の機会を窺う。半年振りに再開した辻の手引きで、裏社会の人間から拳銃と外国籍の偽造パスポート[20]を手渡され、滝沢を襲うよう仕向けられる。滝沢の宣言後、Mr.OUTSIDEの「プレゼント」によって記憶を消された物部と偶然再会するが邪険にされて激昂[21]、彼に数発発砲すると同時に車で撥ね飛ばされた。
- 白鳥・D・黒羽(しらとり・ダイアナ・くろは)
- 声:五十嵐麗
- セレソンNo.11。30代後半。身長170cm。水色の髪と紫の唇を持つ妖艶な美女。西欧系の父親と日本人の母親の間に生まれた。外国人モデル事務所《モノロム》の敏腕社長で、海外から外国人男性をモデルとして輸入している。
- 『ジョニー狩り事件』の犯人で連続殺人鬼。ジョニーをシガーカッターで切り取って放置するという残忍な手口で、殺害を繰り返していた。しかし都市伝説にあるようないたいけな童貞ではなく、実際には性犯罪者のみを対象としていた。ノブレス携帯を取得する前から自らの信念に基づき『ジョニー狩り』を行い、ノブレス携帯はもっぱら情報収集と死体処理のために使用していた。ゲームを上がる気はない。
- 実母への義父の暴力を見かねて、義父を刺殺し鳥葬に付した過去を持つ。
- 滝沢をサポーターと疑いタンクローリーの横転事故に巻き込ませ怪我を負わせるが、滝沢との会話の最中彼が倒れるや介抱した。滝沢を心配して駆け付けた咲と出会い、咲に滝沢を大切にするよう言い残した後、背中から真っ黒な翼を生やし、大杉と間違えられていた強姦魔を抱えて夜空に飛び去った[22]。
- その後モデル事務所を畳み、情報調査会社《モノクローム・エージェンシー》を立ち上げる。滝沢の「あんたも助けるよ」という言葉を信じて、彼と再会する機会を待っていた。後に飯沼千草から『飯沼朗』の調査を依頼される。
- 物部が滝沢のジュイスをミサイル攻撃した時には、自分のジュイスが詰まれたトラックを身代わりにして守った。その際ジュイスを「私に付いた部下の中で最高に優秀だった」と評した。
- セレソンNo.12
- 正体不明のセレソン。ジュイスを播磨脳科学研究所からどこかに移動させた。ジュイス移送[23]以外にノブレス携帯を使用した形跡は、それまでにはなかった。物部はサポーターもしくはMr.OUTSIDEではないかと推測した。 劇場版でその正体が明かされる。
ゲーム関係者
- Mr.OUTSIDE(ミスター・アウトサイド)
- 声:有川博
- 12人の日本代表を選抜しセレソンと名付け、ノブレス携帯を与えた人物。「義務を果たしたセレソンは自然に自分に会える」らしい。
- その正体は亜東 才蔵(あとう さいぞう)というATO商会の会長兼相談役。OUTSIDEはその氏名から来るダジャレとされる。戦後の復興期に運輸業からスタートし巨万の富を築いた大政商で、「日本のフィクサー」の異名を持ついわゆる「昭和の亡霊」。戦前のヨーロッパに留学経験があり、亜東が好みそうなヨーロッパの思想がセレソンゲームにも取り入れられている。セレソンゲームのネーミングには、亜東のブラジルサッカーへの傾倒が反映されている。
- ゲームスタート時点で既に末期癌で、もう死んでいると思われていた。生きていれば100歳になる。[24]
- 物部は、セレソンNo.12も彼であると推測するようになる。
- 亜東は自ら個人タクシーを運転し、その乗客に「100億円やるからこの国をよくしろと言われたら、その金、どう使います?」と質問し、セレソンを選抜していた。
- ゲーム終了の際には、セレソン達をゲームから開放する名目で「プレゼント」と称し、彼らの記憶を消去することをあらかじめ仕組んでいた。
- JUIZ(ジュイス)
- 声:玉川紗己子
- ノブレス携帯で応対する優秀なコンシェルジュ。個々のセレソンにそれぞれ異なる人格で対応する。どの人格も職務に忠実で、ルールや他のセレソンの申請に抵触したり、システムの有効圏外や残高不足であったりしない限り、申請を却下することは原則的にしない。
- 通信を終える際には「今後も救世主たらんことを」と言うのが常だが、それに付随する言葉や言い回しは、セレソンや状況に応じて異なる。
- 正体は、亜東が命じて作り出した12台の巨大なスーパーコンピューター。AI(人工知能)である。セレソン1人に1台が割り当てられている。本体はATO播磨脳科学研究所に設置されていたが、No.12の申請で移送され、一時所在不明になる。その後、物部のミサイル攻撃により、No.2、No.11、No.12のジュイスが破壊される。
- 亜東家四姉妹(あとうけよんしまい)
- 声:玉川紗己子
- 亜東才蔵の孫娘で一卵性要胎の四つ子。ジュイスのボイスサンプルは四姉妹から採られ、微妙に異なる四人の性格の差分が、セレソンごとに異なるジュイスの性格を成長させていく。また、四姉妹はセレソンゲームの運営にも携わっている。ノブレス・フォンという携帯電話を持ち、コンシェルジュ機能と100億円は付いていないが、全セレソンの活動履歴が受信できる。[25]
- アカネ 長女。ブロードウェイに留学してミュージカルを勉強していた。派手なメイクが活力を感じさせる。
- フミエ 次女。元図書館職員。おだやかだが的確に仕事をこなす。
- ユーコ 三女。元英会話教室職員。ATO播磨脳科学研究所で受付嬢もしていた。理知的な判断力を持つ。
- アキコ 四女。元アナウンサー。快活明朗で行動的。
咲の家族
- 森美 朝子(もりみ あさこ)
- 声:松谷彼哉
- 咲の姉。昭和54年生まれ。32歳。両親が亡くなった後、実家である山月パンを継ぎ、親代わりになって咲の面倒を見る。1歳になる娘がいる。咲の複雑な感情・不満に気が付いていない様子。
- 森美 良介(もりみ りょうすけ)
- 声:岩尾万太郎
- 咲の義兄。元は大手ゼネコンに勤めていたが、朝子と共に山月パンを継ぐ。「咲に甘い」と朝子から注意される。咲の気持ちには気付いているが、大人の対応で気付いていないフリをしている。
その他の人物
- 板津 豊(いたづ ゆたか)
- 声:檜山修之
- 昭和64年1月生まれ。広島県出身。京都大学工学部の学生。広島東洋カープのファンであり、広島弁で話す。かつて携帯サイト《東のエデン》開設の際にアドバイザーとして協力したプログラマーで、あだ名は「パンツ」、春日からは「師匠」と呼ばれる。世間コンピューターというシステムを開発した。すご腕のハッカーでもある。
- 「ズボンが風に飛ばされた」という理由で、京都の四畳半のアパートに引きこもっているが、その真相は自身の開発した世間コンピュータにより、神童と謳われた自分の将来がニートであると占われたことに絶望したため。その間『二万人ニート失踪事件』の謎を、同胞の仇を討たんと、独自にセレソンや『迂闊な月曜日』を調べていた。
- かつてはスリムだったが、ひきこもり生活によりすっかり肥満体となった。部屋ではTシャツと文字通りブリーフパンツ一枚で過ごす。
- 高い技術力を持っており、滝沢の依頼で近藤のノブレス携帯を解析する。解析した活動履歴からミサイル攻撃に繋がる情報に辿り着き、《東のエデン》に全履歴を送信し滝沢にも知らせようとしたが、それを危惧した物部に車で撥ねられる。しかし一命は取りとめており、60発のミサイル攻撃時には病院のベッドの上にいた。
- 滝沢のことを「ビンテージジーンズを履いているような奴」という理由で「ビンテージ」と呼ぶ。
- 《東のエデン》起業の際、役員にはならず、あえて業務委託契約とし、Mr.OUTSIDEやセレソンの調査を続けていた。
- 豆柴(まめしば)
- 豊洲の営業を停止したショッピングモール(滝沢名義のパスポートに記載された住所)で滝沢の帰りを待っていた犬。背中に堕天使のアイコンである翼の飾りをつけている。滝沢のことを知っている様子でよく懐いている。『迂闊な月曜日』のミサイル攻撃の避難誘導中に、滝沢が見かけた女性が連れていた。後に滝沢の母親を捜す手掛かりとなる。本名は「アンジェリカ」。翼の飾りは豊臣秀吉の羽犬伝承に由来する。
- ジョニークリーチャー
- 滝沢がミサイル爆心地を訪れた際に見た謎の生物。黒羽の前で倒れて咲に起こされる直前にも目撃している。幻覚という描写が強い。二万人ニートの群集のシルエットもジョニークリーチャーの形状をしているカットが存在。
- 石居(いしい)
- 声:山口登
- 『二万人ニート失踪事件』の被害者の一人。滝沢に「消費の楽園へ連れて行く」と騙され、ドバイの砂漠に放り出され現場労働でこき使われたらしい。現地の女性と結婚予定。一時帰国していた時に偶然滝沢を見かけ、殴りかかろうとした。滝沢に対して恨みもあるが、社会復帰の手助けをしてくれたことに感謝もしていると告げ、肉まんを差し出した。60発のミサイルを撃ち落とす際にも現れ、滝沢に協力した。
- 弘瀬 悠大(ひろせ ゆうだい)
- 声:井上剛
- 『二万人ニート失踪事件』の被害者の一人。滝沢に「消費の楽園へ連れて行く」と騙され、ドバイの砂漠に放り出され現場労働でこき使われたらしい。滝沢を岡田という偽名で認識していた。滝沢に対して恨みもあるが、また面白いことが起こることを期待して滝沢の空港脱出に協力した。
- 江田 一彦(えだ かずひこ)
- 声:丸山詠二
- 本作における日本の内閣総理大臣。『迂闊な月曜日』の元となる言葉を生み出した張本人。滝沢からの意図せぬ依頼によって国会で「ギャフン」と発言。その結果、「親しみが持てる」という意見に後押しされて支持率を10%上昇させた。その後、ミサイル攻撃の再発を防げなかったとして、内閣総辞職する。物部と共に内務省復活を画策する。[26]
- 飯沼 誠次郎(いいぬま せいじろう)
- 「ギャフン解散」した江田一彦の代わりに、再び内閣総理大臣に就任。しかし半年後に過労が原因で死去。
- 飯沼 千草(いいぬま ちぐさ)
- 声:秋元千賀子
- 58歳。飯沼誠次郎の妻。夫との間に子供はおらず、夫の私生児を名乗る『飯沼朗』を快く思っていない。
- 岩下 あや(いわした あや)
- 声:安藤麻吹
- 40歳。タイ風居酒屋《HYNE》の店主。豆柴の飼い主。飯沼誠次郎の元愛人で、滝沢の出生の秘密を抱えている様子。
用語
- セレソン(Selecao)
- 「この国(日本)を正しき方向へ導く」義務を負った12人の人間。Mr.OUTSIDEによって一方的に選ばれ、セレソンに選ばれた人間にはノブレス携帯が提供される。セレソンの行いを「セレソンゲーム」と称している。
- 「正しき方向」の基準はMr.OUTSIDEが独善的に判断しており、一般常識的なそれと同一とは限らない。
- 以下の事項に該当したセレソンはサポーターにより「的確な死」がもたらされる。
- 任務を途中放棄し逃亡した場合。
- 長期にわたりノブレス携帯を使用せず何の成果も挙げられなかった場合。
- 100億円を個人の欲望に使用し続けた場合。
- 国(日本)を救う目的が果たせぬまま残金が0円になった場合。
- また、最初に義務を果たしたセレソンが現れた後、その一人以外セレソンは全て自動的に消去される。
- セレソンのマークはポール・ニコルソンによるデザインである[27]。
- ちなみに「セレソン」とはポルトガル語で「選ばれし者」の意味。サッカーのブラジル代表がセレソンと呼ばれているのは有名である。
- サポーター
- 義務を果たさない、あるいは100億円を使い切ったセレソンを消すために存在するセレソン。12人のセレソンの中の1人だが、その正体はMr.OUTSIDEだけが知っている。セレソン同士が疑心暗鬼に陥る原因。そもそもサポーターは初めから存在しないのではないかと物部は推測する。板津も、サポーターとは命懸けのゲームを各セレソンに強要するための方便ではないかと語る。
- ノブレス携帯(ノブレスけいたい)
- セレソンが持つ携帯電話。ジュイスと通話し「正しき方向へ導く」ために必要な願いを告げると、物理法則的に可能な事象ならば、それが叶えられる。初期段階では100億円の電子マネーがチャージされており、受理された申請はすべて金額に換算され必要経費として電子マネーの残高から引かれてゆく。他のセレソンのマネー引き落とし額と使用目的の閲覧も可能。
- 申請内容の規模や実現難易度などによって電子マネーの減る額は異なり、近藤が3人連続で殺人を依頼した際は149万9346円だったり、滝沢がホテル・インソムニアを買収した際には15億2320万円だったりする。60発のミサイル迎撃は50億円で実現された。また、首相に「ギャフン」と言わせるための金額が60円だったことから、単に資金力に頼るだけでなく、権力やコネをも駆使した方法が用いられている。
- 個人の意思を操作することはできない。漠然とした願いはジュイスによって最も近いと思われるものに解釈される。ややこしい申請は幾つかの段階に分けて叶えられ相応の期間を要する。途中で申請を取り消した場合は、そこまでに起こった事象はそのままとなる。また、王様になる滝沢を結城が殺害できなかったように、他のセレソンの申請に抵触する申請はジュイスによって却下される。
- 指紋認証のセキュリティがあるため、他者には電子マネーの使用や履歴の閲覧はできない。また、電子マネーの現金化も不可能。ただし依頼を叶える過程で必要であれば、口座へ電子マネーが現金化して支給されることはある。
- セレソンシステムの有効圏内は日本国内に限られ、海外ではジュイスとの通話や日本に拠点を置く、あるいは日本と接点の強い企業・団体や大使館への依頼以外は制限される。
- 液晶上部に12個のセレソンナンバーが常時点灯されているが、セレソンがリタイアしたり有効圏外へ出たりすると、そのセレソンのナンバーが消灯する。
- 3.6インチメインディスプレイと1.7インチのサブディスプレイを有する。カメラ機能、GPS機能を搭載している。充電不要で充電する穴すら無い(バッテリーのマークには∞と書かれている)。セレソンごとにカラーリングが異なる。
- 亜東才蔵が所有する赤いモデルには全セレソンへのホットライン機能がある。
- 播磨脳科学研究所の洗脳プログラムをダウンロードし、その独特な電子音を聴くことにより記憶を消すことができる[28]。消去する記憶の範囲は指定できるらしく、後から記憶が蘇るケースもある。
- ノブレス携帯のモデルは、実際にNECがオートバイのライダー向けとしてデザインした携帯電話がベースとなっている。ただしこちらはコンセプトモデルであり販売されてはいない[29]。NECは劇中に出てくる他の携帯電話(N906i等)のデザイン配給もしている。
- ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)
- ジュイスがセレソンへかける言葉であり、ノブレス携帯本体にある刻印。「高貴な者が有する義務」を表す。劇中では「持てる者の義務」と説明されている。
- ATO播磨脳科学研究所(あとうはりまのうかがくけんきゅうじょ)
- ATO財団が管理する研究施設。所在地は播磨学園都市[30]。物部によると、亜東は死ぬまでの数年間をほとんどここで過ごしていたらしい。制御室にジュイスが設置されていたが、No.12の申請でどこかに移動させられた。
- ATO商会(あとうしょうかい)
- 運輸業から始まった複合企業体。タクシー会社から航空機、ミサイルなどの重工業まで、その事業内容は多岐にわたる。亜東才蔵が会長兼相談役。
- 相慈院大学(あいじいんだいがく)
- 《東のエデン》のメンバーが通う大学。
- 東のエデン
- 本編中では複数の意味を持つ。略称《エデン》。
- 平澤や咲たちが大学1年生の時に創立したサークル。最初は小さなリサイクルコミュニティだったが、独自の携帯サイトを立ち上げ運営するようになる。起業を目指していたが、後述の事件が原因で活動は下火となり解散寸前となっていた。滝沢が資金提供を申し出たことがきっかけとなり、後に起業する。
- サークルで運営している携帯サイトの名称。[31]
- みっちょんが開発した画期的な「画像検索エンジン」を導入している。それは、携帯カメラやPCで取り込んだ画像を、QRコードを更に発展させた画像処理プログラムで読み取り、ネット上のアーカイブ画像から関連・一致する画像を探し当て、場所や人物や物体の名前を瞬時に検索できるものだ。
- 画像に書き込みを貼り付ける「レイヤー」と呼ばれる機能も実装しており、更に携帯カメラを向けるだけで、その被写体への書き込みが画像に重なって表示される。
- 相慈院大学の学生や職員のほとんどが、エデンのデータベースに画像が登録されている。恋人探しのツールとしても利用された。しかし誹謗中傷や個人情報の暴露などに悪用され、女子学生一人が退学に追い込まれる事件を引き起こすこととなる。
- 世間コンピューター(せけんコンピューター)
- 板津が作り上げたシミュレーションシステム。世の中に存在する全ての事象を数値化し、演算、未来予想する。対象の情報を入力すると瞬時に答えを弾き出す。状況や行動などにより結果が変化する。
- AIR SHIP(エア シップ)
- 板津が作ったIP電話(インターネット電話)で、通話料が掛からず、動画も配信でき、電子マネーもチャージできる。滝沢は、板津のハッキングプログラムでニート達の携帯電話に AIR SHIP を強制ダウンロードさせ、《東のエデン》サイトに繋いで一斉直電した。劇場版でも、ジュイスがこれを利用して、日本中の携帯電話に直電し、同時に1円ずつ電子マネーを振り込んだ。また、《東のエデン》メンバーの携帯電話が公安に盗聴された際にも、AIR SHIP を使うことで、盗聴されることなく連絡を取り合うことができた。
- AiR KING(エア キング)
- 「撃墜王」を意味する、滝沢に付けられた称号。滝沢は自らミサイル犯を名乗ったが、二万人のニート達のアイデアを元にミサイルを撃ち落したヒーローでもある。いつの間にか滝沢は、" AiR KING " の俗称と共に、若者達にとって革命のシンボルとされていた。
- 辻は " AiR KING® " を勝手に商標登録し、滝沢を模したグッズ等で利益を得る。
- AKX20000(エーケーエックスにまん)
- 2Gこと辻が、ドバイから帰国した二万人ニートをプロデュースして芸能界デビューさせた、そのグループ名。”加害者 AiR KING(AK)×(バーサス)被害者 20000 ”という意味が込められている[32]。「被害者最強!」と歌う彼らのCDは、連日のミサイル事件報道と相まってヒットしたが、人気は長続きしなかった。
- 彼らの多くは、豊洲のショッピングモールに腰を据え、共同生活を送っている。フリマやコミケなど独自の経済活動を営み、ニートの楽園を築く。
- 山月パン(さんげつパン)
- 咲の実家が営むパン屋。事故で両親が亡くなってからは、咲の面倒をみるために姉夫婦がパン屋を継いだ。
- ジョニー
- 英語で男性器を表す俗称。滝沢は第1話で咲に自身のソレを「ジョニー」と称し、黒羽は誘拐・監禁した男の「いたいけなジョニー」を特製シガーカッターで切り落とし殺していた。この他にも、豊洲に大挙して戻ってきたニート達のほとんどが全裸であったため「ジョニー達」と呼んでいる。
- ゴールデンリング
- 1940-50年代のアメリカのメリーゴーランドに付いていたもので、メリーゴーランドで回っている最中に取ると、また乗ることができると言われているリング。日本のメリーゴーランドには付いていない。
事件
- 迂闊な月曜日(うかつなげつようび)
- 2010年11月22日 月曜日に発生した、ミサイル同時多発落下事件の通称。豊洲を含む日本の主要都市に計10発のミサイルが着弾した。犠牲者がゼロだったこともあり、本編開始時点では人々の記憶からは早くも薄れつつあった。通称の由来は、江田総理大臣がミサイル着弾の報を聞き「(日本にミサイルが撃ち込まれるなんて考えもしなかったので)迂闊だった」と発言したことから。
- 着弾地点は穴と呼ばれ立ち入り禁止地域となっている。都心湾岸部ではミサイルにより穴が4つ開いたため、交通網が寸断され海上バスが新たな交通手段として重宝されている。
- 咲はこの事件について「不謹慎だけど、もっと何かすごいことが起こらないか」という感想を漏らした。後にそれが滝沢を裏切る発言であったことを後悔する。
- 11発目のミサイル(11ぱつめのミサイル)
- 2011年2月14日、滝沢と咲が帰国した日に、羽田沖で11発目のミサイルが旅客機に直撃。6歳児2名が救出されるも、ミサイル攻撃で初の死者が出る。『迂闊な月曜日』の10発は、記憶を失う前の滝沢の介入により1人の犠牲者も出さなかったが、今回は滝沢が渡米して記憶を消したことにより、未然に阻止できなかった。
- これら一連の事件に使用されたミサイルは海上自衛隊の巡航ミサイルであり、結城の申請に基づき、ジュイスが海自のシステムをハッキングして誤射させたものであった。費用はそれぞれ9億9000万円と8700万円。
- 二万人ニート失踪事件(にまんにんニートしっそうじけん)
- 物語の始まる少し前、日本国内でニート約二万人が消息不明となった事件。滝沢は、記憶を失う前にこの事件に絡んでいたと目されており、その証拠と思しき写真もワシントンD.C.のアジトで見つかっている。
- 事件の真相は『迂闊な月曜日』に関係するものだった。結城によるミサイル攻撃計画を知った滝沢は、ネットでニート達を集めた。不発弾の発見などを理由に警察官や自衛官の扮装をしたニート達の誘導で、攻撃地点の住民を避難させた。だが事件後、避難した爆心地の住民達が「なぜミサイル攻撃が来ることを知っているのか」と彼らに疑いの目を向けるようになり、また一部のニートが火事場泥棒をしているのを住民が目撃したことにより、住民避難に協力したニート達の立場が危うくなった。そうすると、避難誘導には手を貸さず傍観していただけのニート達までもが加わって、住民達を「恩知らず」とネットで罵るようになり、事態は複雑化する。そうした非難の目からニート達を遠ざけるため、滝沢が購入した豊洲のショッピングモールに二万人のニート達を集め、彼らを騙す形でまとめてドバイへ逃がしたというもの。滝沢は一人で罪を被ったのだが、その真意を知らないニート達は滝沢を恨んだ。シネコンには大量の携帯電話や空の弁当箱、仮設トイレが放置され、さながら難民収容所の様相を呈している。
- 60発のミサイル攻撃当日の未明、ニート達は豊洲に帰還を果たす。帰国方法は出国時と同様に大型コンテナ船による輸送。ほとんどの者が全裸で日焼けしている。滝沢への怒りを露わにしながらショッピングモールに押し掛け、そこを占拠する。
- ジョニー狩り連続殺人事件(ジョニーがりれんぞくさつじんじけん)
- 黒羽が行っている殺人事件の通称。綺麗なお姉さんが、いたいけな童貞を狙って生産行為に加担していないジョニーを切断し死に至らしめ、被害者は二万人に及ぶという都市伝説(二万人という数は『ニート失踪事件』と混同している)。実際は女性の敵である性犯罪者のジョニーを切断し、ジュイスへの依頼で遺体を処理していた。黒羽が滝沢と出会ってから以降は一度も行なわれていない。
- 首都高タンクローリー横転事故(しゅとこうタンクローリーおうてんじこ)
- 首都高を走行中のタンクローリーのタイヤが突如外れた後、側壁に激突し横転。積み荷のガソリンに引火して火災を引き起こした大事故。事故の影響で首都高および周辺道路は大渋滞となる。事故後即座にネット上にニュース配信された。
- 滝沢への妨害を狙った黒羽が、ジュイスに依頼して引き起こした。費用は40万円。バイクで事故車の後方を走っていた滝沢は転倒して負傷したが命に別状は無かった。運転手も火災発生前に滝沢の手で救出されて無事だった。
- 60発のミサイル(60ぱつのミサイル)
- 2011年2月19日、結城の申請により実行された日本主要都市[33]へのミサイル攻撃。攻撃には巡洋艦搭載の巡航ミサイル“トマホーク”[34]が使用された。費用は88億8300万円。
- 日本を戦後からやり直し、既得権益を再分配することが目的。そのために、既得権にしがみつく老害と怠け者の双方をまとめて排除しようとする計画であった。
- 過去を知った滝沢は、戻ってきた二万人のニート達に、ミサイル迎撃に有効なアイデアを《東のエデン》サイトに書き込むよう命令した。エデンサイトへ送信されたメールを、ジュイスが解析して最適な方法を選択、抽出する。更に滝沢がミサイル迎撃を依頼したことで、陸海空の自衛隊によるあらゆる手段での迎撃がなされ、ミサイルは撃墜された。破片の飛散による被害は生じた。滝沢と咲も破片の着弾で負傷している。
- 事件の2日前に“パトリオット”[35]の戦略配備プログラムが書き換えられており、滝沢の迎撃依頼以前に何者かが攻撃阻止の準備を整えていたらしい。
ロケーション
- アーバンドック ららぽーと豊洲
- 本作の舞台のモデルとなったショッピングセンター。劇中の映画館も同所に入居しているユナイテッドシネマ豊洲がモデルとなっており(劇場版では協力としてクレジットされている)、バーカウンターも劇場併設のカフェバーが元となっている。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
スタッフ
- 原作・シリーズ構成・監督:神山健治
- キャラクター原案:羽海野チカ
- キャラクターデザイン:森川聡子
- 副監督:吉原正行
- 総作画監督:中村悟
- 美術監督:竹田悠介
- 色彩設計:片山由美子
- CGI監督:遠藤誠
- 撮影監督:田中宏侍
- 音楽:川井憲次
- 音響監督:若林和弘
- プロデューサー:山本幸治(フジテレビ)、石井朋彦
- アニメーション制作:Production I.G
- 資料協力:NEC、サントリー
- 制作:東のエデン製作委員会(フジテレビジョン、アスミック・エースエンタテインメント、ソニー・ミュージックエンタテインメント、電通、Production I.G)
主題歌
- オープニングテーマ 『FALLING DOWN』
- 作詞・作曲:Noel Gallagher アーティスト:OASIS
- エンディングテーマ 『futuristic imagination』
- 作詞:内村友美 作曲:school food punishment
- 編曲:school food punishment・江口亮 弦編曲:江口亮・村山達哉
- アーティスト:school food punishment
- 挿入歌 『Reveal the World』
- 作詞:円谷一美 作曲:川井憲次 歌:Brenda Vaughn
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | DVD&Blu-ray |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 王子様を拾ったよ | 伊藤ちひろ 神山健治 |
神山健治 吉原正行 |
山崎浩司 | 近藤圭一 | VOL.1 |
第2話 | 憂鬱な月曜日 | 神山健治 福島直浩 |
河野利幸 | 永島明子 | ||
第3話 | レイトショーの夜に | 神山健治 佐藤大 |
吉原正行 | 柿本広大 | 豆塚隆 伊藤秀樹 |
VOL.2 |
第4話 | リアルな現実 虚構の現実 | 神山健治 岡田俊平 |
柿本広大 | 前島健一 | 山本径子 | |
第5話 | 今そんなこと考えてる場合じゃないのに | 神山健治 菅正太郎 |
神山健治 吉原正行 河野利幸 柿本広大 |
岩崎太郎 | 佐々木敦子 吉田隆彦 上石恵美 |
VOL.3 |
第6話 | 東のエデン | 神山健治 カルロス春日 |
吉原正行 河野利幸 柿本広大 |
石井久志 | 佐野恵一 西村郁 | |
第7話 | ブラックスワン舞う | 神山健治 福島直浩 |
吉原正行 河野利幸 柿本広大 |
河野利幸 | 近藤源一郎 | VOL.4 |
第8話 | あらかじめ失われた道程をさがして | 神山健治 佐藤大 |
笹木信作 | 熨斗谷充孝 | 山本径子 | |
第9話 | ハカナ過ギタ男 | 神山健治 岡田俊平 |
吉原正行 河野利幸 柿本広大 |
柿本広大 | 伊藤秀樹 | VOL.5 |
第10話 | 誰が滝沢朗を殺したか | 神山健治 菅正太郎 |
神山健治 吉原正行 河野利幸 柿本広大 京極義昭 |
岩崎太郎 | 佐々木敦子 上石恵美 | |
第11話 | さらにつづく東 | 神山健治 カルロス春日 |
河野利幸 吉原正行 |
近藤圭一 近藤源一郎 永島明子 西村郁 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 2009年4月– 9日6月18日 | 木曜 24時45分–25時15分 | 製作局 |
近畿広域圏 | 関西テレビ | 2009年4月14日–6月23日 | 火曜 25時35分–26時05分 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 2009年4月16日–7月 2日 | 木曜 26時05分–26時35分 | |
高知県 | 高知さんさんテレビ | 2009年4月22日–7月 1日 | 水曜 15時30分–16時00分 | 唯一全日帯での放送 |
福岡県 | テレビ西日本 | 水曜 26時15分 - 26時45分 | ||
新潟県 | 新潟総合テレビ | 2009年4月23日–? | 木曜 25時55分–26時25分 | |
佐賀県 | サガテレビ | 2009年4月29日–? | 水曜 24時35分–25時05分 | |
熊本県 | テレビ熊本 | 2009年5月– 5日7月14日 | 火曜 26時05分–26時35分 | |
山形県 | さくらんぼテレビ | 2009年5月– 9日7月18日 | 土曜 25時05分–25時35分 | |
長崎県 | テレビ長崎 | 2009年5月22日–? | 金曜 26時10分–26時40分 | |
北海道 | 北海道文化放送 | 2009年7月– 5日9月28日 | 日曜 25時40分–26時10分 | |
広島県 | テレビ新広島 | 2009年7月22日–9月30日 | 水曜 25時00分–25時30分 | |
日本全域 | フジテレビTWO | 2010年3月20日–4月10日 | 土曜 24時00分–25時15分 | 3話連続放送、リピート放送あり |
WOWOW | 2011年4月28日 | 木曜 24時00分–29時30分 | テレビシリーズ11話一挙放送 | |
ニコニコ生放送 | 2012年1月 6日 | 金曜 21時00分–26時41分 | テレビシリーズ11話一挙放送 | |
アニマックス | 2012年2月– 3日2月17日(予定) | 月–金曜 23時30分–24時00分 | リピートあり |
WOWOWとニコニコ生放送、アニマックスではテレビシリーズ放送に合わせ、劇場版2作品も放送
アニマックスでは、おまかせ!アニマックスNAVI 2012年2月号内で第1話の無料放送も実施
劇場版
沿革
- 2008年秋頃、テレビシリーズ放送開始前の事前情報として、テレビシリーズ放送後の2009年冬に「その後のストーリー」を描く形で公開すると発表。
- 2009年6月、テレビシリーズ最終話(第11話)のエンディングにて、劇場版の正式タイトルを公表。同時に劇場版は2部作として制作・公開する事も明かされた。
- 2009年8月にはテレビシリーズの総集編制作・劇場公開が発表された。
- 『劇場版II』は、当初2010年1月9日公開予定だったが、3月13日に延期。物語の構想が広がり、予定していた上映時間の大幅な拡大により、制作スケジュールに遅延が生じたためであった。I、IIを合計120分(各60分)と予定していたが、合計172分(Iは82分、IIは90分)に増大すると発表された。[1]
劇場版スタッフ
他メインスタッフはテレビシリーズから引き続き担当。
劇場各作データ
東のエデン 総集編 Air Communication
テレビシリーズの総集編。上映時間 125分。
2009年9月26日より、テアトル新宿、テアトルダイヤ、テアトル梅田にてモーニング&レイトショー公開。
2009年11月26日のミッドナイトアートシアター(26:05–28:05)で放送された。
東のエデン 劇場版I The King of Eden
劇場版の前編。上映時間 82分。
2009年11月28日より全国順次ロードショー。
- オープニングテーマ 『Invisible』
- 作詞:円谷一美 作曲・編曲:川井憲次 歌:LEAH
- エンディングテーマ 『light prayer』
- 作詞:内村友美 作曲:school food punishment・江口亮 編曲:江口亮
- アーティスト:school food punishment
東のエデン 劇場版II Paradise Lost
劇場版の後編。上映時間 92分。
2010年3月13日より全国順次ロードショー。
- オープニングテーマ 『future nova』
- エンディングテーマ 『after laughter』
- アーティスト:school food punishment
インターネットラジオ
2009年4月から10月まで、アニメイトTVでラジオ『東のエデン 放送部』として配信された。また、2009年5月から10月まで、携帯版ラジオ『東のエデン 放送部 楽園こぼれ話』も配信された。
DVD & Blu-ray
テレビシリーズ全5巻と劇場版全2巻が、いずれもDVDとBlu-rayでリリースされた。初回限定生産版には書き下ろし短編小説やドラマCDなどの特典が封入・同梱されており、アニメ本編では語り切れなかったエピソードが多く収められている。その主なものを下記に挙げる。
発売:アスミック / フジテレビ 販売:角川エンタテイメント
- 東のエデン VOL.1
- 2009年7月29日発売
- ドラマCD 第0話 『創園篇』 リサイクルコミュニティ《東のエデン》の設立と崩壊、そしてアメリカへ・・・
- 短編小説 『黒鉄成一記念相慈院ジャーナリズム大賞最優秀賞 迂闊な月曜日事件 -- ミサイル難民の生活 -- 土橋 文也 』 相慈院大学政治学コース在籍、土橋文也[36]によるレポート。
- 東のエデン VOL.2
- 2009年8月26日発売
- 短編小説 『THE COLD BLUE』 山月パンを中心に描かれる、咲の優しくてほろ苦いお話。
- 東のエデン VOL.3
- 2009年9月30日発売
- 短編小説 『落日』 画期的な携帯サイトを発明しながら起業を断念した《東のエデン》。一体どうして、起業を断念したのか?
- 東のエデン VOL.4
- 2009年10月28日発売
- 短編小説 『空気の中のゴースト』 "二万人ニート失踪事件"、"セレソン"、"ジョニー狩り"。ネット上ではどのような議論が繰り広げられていたのか。ある男の手記からその一端を垣間見る。
- 東のエデン VOL.5
- 2009年11月25日発売
- 短編小説 『楽園からの脱出 EDEN OF THE "MIDDLE" EAST』 "迂闊な月曜日"、"二万人ニート失踪事件"の裏側が、あるニートの視点から語られる。
- 東のエデン 劇場版I The King of Eden
- 2010年3月24日発売
- BD 『東のエデン 総集編 Air Communication 』
- ドラマCD 『<4セレソン> JUIZ との日々』 4人のセレソン<辻、黒羽、直元、結城>とジュイスの物語。
- (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。)
- 東のエデン 劇場版II Paradise Lost
- 2010年8月4日発売
- ドラマCD & 小説 『No.7 』 本編に最後まで登場しなかった7番目のセレソン。彼はこの国を救うために100億円で何をしようとしていたのか・・・ (これらの特典はBDプレミアム・エディションにのみ同梱。)
出版
書籍
- 小説 東のエデン
- 単行本 メディアファクトリー (2009年9月18日発売)
- 神山健治執筆により「ダ・ヴィンチ」2009年5-10月号でテレビ版第9話までの内容が連載された。
- 単行本ではそれを改稿したものに第11話までの書き下ろしも加えて収録されている。
- 東のエデン プロファイルブック
- 主婦と生活社、2009年9月発売
- 東のエデン オフィシャルナビゲートBOOK
- ぴあ、2009年11月20日発売
- フィルムコミック 東のエデン
- 扶桑社、2009年11月28日発売
- 『東のエデン』アニメシリーズ全話をまとめた完全版フィルムコミック。
- 小説 東のエデン 劇場版
- 単行本 メディアファクトリー (2010年4月23日発売)
- 神山健治執筆による書き下ろし。劇場版I、劇場版IIの内容が収録されている。
- 東のエデン 神山健治の世界
- 徳間書店、2010年3月10日発売
- 東のエデンを読み解く、決定版ガイドブック。
- 東のエデン 完全設定資料集
- エンターブレイン、2010年3月31日発売
- テレビアニメで放送された『東のエデン』全話の設定資料集。
- フィルムコミック 東のエデン劇場版
- 扶桑社、2010年4月22日発売
- 東のエデン プロファイルブック2 THE MOVIE
- 主婦と生活社、2010年5月発売
雑誌記事
- spoon. 特集女子アニメ 8月号(角川グループパブリッシング、2009年6月27日発売)
- ハマルアニメ 「東のエデン」を解く(キネマ旬情社、2009年8月8日発売)
- オトナアニメ Vol.15(洋泉社、2010年1月9日発売)『東のエデン』を製作しているアニメスタジオ、『プロダクションI.G』の大特集。
関連商品
- N-06A - ノブレス携帯のきせかえツールを搭載。
- エアキングレプリカTシャツ - アパレルブランドMARS SIXTEENが、劇場版作中でAKX20000が着用していた『AiR KING T-shirts』のレプリカモデルを発売。
関連項目
脚注
- ^ フジ「ノイタミナ」初のオリジナル2009年4月7日(YOMIURI ONLINE)
- ^ 『小説 東のエデン』によると、滝沢名義のパスポートを選んだ理由は、同い年を共通項に咲と親しくなれるかもしれないと思ったから。
- ^ 元ネタはロバート・デ・ニーロ主演の映画タクシードライバー。
- ^ 元ネタはマット・デイモン主演の映画ボーン・アイデンティティー。主人公ジェイソン・ボーンは記憶を失ったスパイで貸金庫の中から大量の偽造パスポートや武器がみつかる。
- ^ 滝沢は偽造パスポートを疑ったが実際に使用可能だった。尚、処分された他のパスポートあった偽名は、後にエデンサイトに情報として寄せられた。
- ^ 劇中で使われる「タクシードライバー」や「さらば青春の光」は実在する映画。
- ^ 「とにかく俺は、Mr.OUTSIDEって奴をぶん殴らなきゃ気が済まないんだ!」(第9話より。)
- ^ 2012年1月6日、ニコニコ生放送『ニコニコアニメスペシャル「東のエデン」TVシリーズ一挙放送』内にて神山健治の発言。
- ^ ホワイトハウス前の噴水にコインを投げ入れようとして警備の警察官に見咎められた。
- ^ WEBラジオCD『東のエデン放送部』<出張編>(DVD&Blu-ray VOL.3の特典)より。
- ^ 『ROMAN ALBUM 東のエデン 神山健治の世界』 10ページ。(徳間書店刊 2010年4月5日発行)
- ^ ドラマCD & 小説 『No.7 』ではATOウラヌスを運転している。
- ^ 『東のエデン』と地続きであるとされる『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』では、物部が復活を目指していた内務省が設立されており、攻殻機動隊S.A.Cシリーズの主人公である草薙素子が所属する公安9課は内務省所属の防諜機関である。(『東のエデン プロファイルブック2 THE MOVIE』より。)
- ^ 当時の総理大臣であった飯沼誠次郎は物部の憂国の情を理解していたが、国民を信じていた飯沼は相続税100%法案に最後まで首を縦に振らなかった。飯沼は物部に自身の秘書にならないかと誘ったが、物部は断っている。
- ^ 事後、板津を助けており、殺害の意図があったかは不明。
- ^ 8月15日終戦の日。当時10歳だったとし子に30代の亜東は「いつかこの国をよくして見せる」と約束した。(『小説 東のエデン 劇場版』より。)
- ^ 『小説 東のエデン』によると、セレソンとなった当初は不正まみれの警察機構を改革しようと試みたが、そのためにジュイスが用いた手段が「賄賂」であり、不正を肯定・助長することになってしまったため挫折している。
- ^ この時の火浦は自身が火浦総合病院を建設したことすら忘れていた。
- ^ 神山健治監督による短編アニメ『Xi AVANT』では、外務省のノンキャリア官僚として同姓同名の人物が登場し、上層部から「ある男」の捜索を命じられる。
- ^ 劇場版Ⅱのパンフレットや『東のエデン プロファイルブック2 THE MOVIE』において、結城が手渡された偽造パスポートの国籍は攻殻機動隊S.A.Cシリーズに登場するシアク共和国であることがほのめかされており、偽造パスポートにはシアク共和国の国章の判子が押され、文章はシアク共和国の文字で書かれている。
- ^ ノブレス携帯を破壊した為、「プレゼント」のことは全く知らず、記憶が消された物部に白を切られたと思った。
- ^ 演出である。スーパーイリュージョンのネタ、3種、レンタル衣装代で費用は2800万円。
- ^ 費用はわずか5000円。12台の大型トレーラーで運び出され、その後ガソリン代と運転手への手当てが追加されながら、半年間延々と移動し続ける。
- ^ 余談だが第4話で、顔や声や歯並びが亜東と酷似した人物(病院の待合室で滝沢から週刊誌を奪った掃除夫)が、「老人A」として登場していた。他にも第11話でタクシー運転手として、咲とみっちょんを豊洲のショッピングモールまで運んでいる
- ^ 個々の職歴や性格も含め、『小説 東のエデン 劇場版』にて語られている。
- ^ 『小説 東のエデン 劇場版』では亜東才蔵とのつながりも描かれており、江田はセレソンゲームを迷惑がってはいるが、亜東には逆らえない様子。
- ^ 公式ブログ第十二回 意匠を読む !! 2009/6/18 確認
- ^ ただし、ノブレス携帯を各セレソンに届ける時、頭部もしくは脳(詳細は不明)にあらかじめ仕掛けを施していたことが、亜東から明かされる。
- ^ NECデザイン&プロモーション株式会社による劇中携帯電話機のベースモデル紹介 2009/6/12確認
- ^ 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』にも、播磨研究学園都市、播磨脳科学研究所という、ほぼ同名の都市、施設が存在する。
- ^ 『Xi AVANT』でもXi携帯の画面に東のエデンのシンボルマークが確認できる。
- ^ 『小説 東のエデン 劇場版』より。
- ^ 攻撃目標地点は、霞ヶ関、国会議事堂、六本木、新宿、渋谷、池袋、群馬、京都、大阪、兵庫、福岡、北海道、青森、新潟、長崎、新浜、神戸……そして豊洲。
- ^ 湾岸戦争やイラク戦争で米軍が大量使用したことで知られる。衛星に連動した正確な標的確認によるピンポイント攻撃が特徴。
- ^ 米軍の開発した地対空ミサイル。北朝鮮の弾道ミサイル実験の影響で最新型が航空自衛隊にも配備された。自衛隊での呼称は「ペトリオット」。
- ^ 神山健治監督の過去作品『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』に登場するルポライターと同姓同名。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 公式ブログ
- 公式ウェブサイト
- PH9 神山健治監督作品 (PH9JP) - Facebook
- PH9 神山健治監督作品 (@PH9) - X(旧Twitter)
- フジテレビ番組情報
- Production I.G による紹介
- アマゾン特集ページ
- 東のエデン公式通販サイト
- 東のエデン(アニメ)まとめWiki
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