片山虎之助

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片山 虎之助
かたやま とらのすけ
生年月日 (1935-08-02) 1935年8月2日(88歳)
出生地 日本の旗 日本 岡山県笠岡市
出身校 東京大学法学部
前職 国家公務員自治省
岡山県副知事
現職 日本消防協会最高顧問
所属政党自由民主党→)
たちあがれ日本→)
太陽の党→)
日本維新の会→)
維新の党→)
おおさか維新の会
称号 法学士
親族 義弟・石川嘉延
公式サイト 片山虎之助のホームページ

日本の旗 第1・2代 総務大臣
内閣 第2次森改造内閣(中央省庁再編後)
第1次小泉内閣
第1次小泉第1次改造内閣
在任期間 2001年1月6日 - 2003年9月22日

日本の旗 第68代 郵政大臣
第56代 自治大臣
第26代 総務庁長官
内閣 第2次森改造内閣(中央省庁再編前)
在任期間 2000年12月5日 - 2001年1月6日

日本の旗 参議院議員(2期目)
選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2010年7月26日 - 現職

日本の旗 参議院議員(1期目)
選挙区 岡山県選挙区
当選回数 3回
在任期間 1989年7月24日 - 2007年7月28日
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片山 虎之助(かたやま とらのすけ、1935年(昭和10年)8月2日 - )は、日本政治家自治官僚おおさか維新の会所属の参議院議員(4期)、おおさか維新の会共同代表日本消防協会最高顧問、日本防火協会会長。

郵政大臣第68代)、自治大臣第56代)、総務庁長官第26代)、総務大臣(第12代)、参議院予算委員長自由民主党参議院幹事長国会対策委員長たちあがれ日本参議院幹事長、日本維新の会国会議員団政策調査会長・参議院議員団会長、維新の党総務会長等を歴任。

東京大学法学部自治省の後輩にあたる元静岡県知事石川嘉延は義弟。

来歴

岡山県笠岡市金浦で生まれ、岡山県立岡山朝日高等学校東京大学法学部を卒業後、1958年に旧自治庁へ入庁し、静岡県総務部長、自治大臣官房審議官、地元岡山県副知事などを歴任し、1988年7月に自治省消防庁次長を最後に退官している[要出典]

1989年に元参議院議長である木村睦男の地盤を引き継ぎ[要出典]第15回参議院議員通常選挙岡山県選挙区自由民主党公認として初当選した。党内派閥では平成研究会に所属して大蔵政務次官や自民党参院国会対策委員長などを歴任後、1995年第17回参議院議員通常選挙で再度当選し、翌1996年岡山県知事選挙へ立候補に意欲を示すも断念している[要出典]

2000年第2次森改造内閣郵政大臣自治大臣総務庁長官に任命されて初入閣した。[1]2001年に初代総務大臣に就任し、第19回参議院議員通常選挙で当選。2002年発足の第1次小泉第1次改造内閣で再任され、2003年に総務大臣を退任して参議院予算委員長に就任している[要出典]

2004年に参議院議員会長青木幹雄と共に自民党参議院幹事長に就任。2005年に自民党岡山県支部連合会会長、自民党通信放送産業高度化小委員長に就任[要出典]

2007年7月29日第21回参議院議員通常選挙で郵政国会で造反した平沼赳夫の協力を得る[要出典]も、岡山県選挙区で「姫の虎退治」を標榜する民主党の新人候補姫井由美子に敗れ落選した。大敗を受けて青木幹雄参議院議員会長ら参議院自民党執行部は総退陣して片山も参議院幹事長を辞任している[要出典]

2010年7月の第22回参議院議員通常選挙比例区からの出馬を模索する。参議院議員会長を退いて以降も参議院自民党に強い影響力を有していた青木幹雄が片山の比例区擁立を後押し[要出典]するも比例区70歳定年制の内規遵守が中堅や若手議員を中心に高まり、執行部は比例区からの出馬を模索していた片山や山崎拓らも定年制を適用して比例区では公認せず[要出典]、片山はそのために[要出典]同年5月に自民党を離党してたちあがれ日本へ入党する。会長を務める日本消防協会の組織票と、地元の岡山県を中心とする選挙運動で11万7636票を得て当選し、たちあがれ日本参院幹事長に就任後、たちあがれ日本の解党、太陽の党結成を経て日本維新の会へ合流して国会議員団政策調査会長と参議院議員団会長に就任した[要出典]

2014年6月の日本維新の会分党に際して橋下徹共同代表の新党に参加する意思を党執行部に届け出た。分党を経て新たに届け出た日本維新の会[2]でも引き続き政策調査会長と参議院議員団会長を務めた。

同年9月に維新と結いの党が合流して維新の党が結党されると、党総務会長兼国会議員団政調会長兼参議院議員会長に就任した。

同年12月の第47回衆議院議員総選挙の結果を経た役員会でも党総務会長と参議院議員会長に再任されるも国会議員団制は事実上廃止された。

2015年9月3日、維新の党分裂に際し橋下大阪市長の新党への参加を表明して同月8日に総務会長を解任された[3][4]10月14日に維新の党執行部から除名処分が下された。10月16日、維新の党執行部は参議院会派「維新の党」の会長から降りることを片山に求めたが、逆に参議院会派会長である片山が対立する維新の党執行部側の参議院議員5人(小野次郎柴田巧寺田典城真山勇一川田龍平)について会派離脱届を提出。参議院議員5人は「会派離脱の意思はない」として参議院事務局に抗議をするも、参議院会派代表者である片山が会派印などの必要書類を保有していたことから10月21日に有効と認められた[5]

政策

不祥事

補助金企業からの献金

2015年政治資金規正法で禁じられている国の補助金交付が決定した会社からの献金を受けていたことが発覚した[12]

公職選挙法違反疑惑

日本共産党の機関紙しんぶん赤旗に、2001年、片山の岡山市内の地元事務所に市内の建設会社が男性社員を私設秘書として派遣し給与を全額負担しており、この社員が同年7月の参院選で片山の選挙運動をしていたと報じられた[13]。2002年6月26日の衆院総務委員会において、春名眞章から、「社員を派遣した建設会社は国の事業を多数受注しており、もしそこから社員の給与が出ていたとすれば、『請負その他特別の利益を伴う契約の当事者』による寄付を禁じた公職選挙法第一九九条に違反するのではないか」と追及を受けた。これに対し、片山は「報告するか分からないが、調査はする」と回答している[13]

所属団体・議員連盟

脚注

  1. ^ 翌年の中央省庁再編総務省へ統合される3省庁兼任である。
  2. ^ 橋下新党とも俗称される。
  3. ^ “橋下氏の国政出馬を条件に片山氏が大阪組新党参加”. 日刊スポーツ. (2015年9月1日). http://www.nikkansports.com/general/news/1532569.html 2015年9月8日閲覧。 
  4. ^ “維新が柿沢幹事長を解任、後任に今井氏 馬場・片山氏も更迭”. 日本経済新聞. (2015年9月8日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS08H61_Y5A900C1PP8000/ 2015年9月8日閲覧。 
  5. ^ 維新:参院執行部側、無所属に 衆院中間派離党へ 毎日新聞 2015年10月21日
  6. ^ “チャンネル削減数明記せず NTT再編「10年に検討」”. 共同通信社. 47NEWS. (2006年6月21日). http://www.47news.jp/CN/200606/CN2006062101003473.html 2014年4月8日閲覧。 
  7. ^ “受信料支払い義務化を 自民・片山氏”. 共同通信社. 47NEWS. (2006年4月27日). http://www.47news.jp/CN/200604/CN2006042701000693.html 2014年4月8日閲覧。 
  8. ^ “早期の義務化法案に意欲 片山氏、NHK受信料で”. 共同通信社. 47NEWS. (2006年5月25日). http://www.47news.jp/CN/200605/CN2006052501004134.html 2014年4月8日閲覧。 
  9. ^ 超党派議員がODA削減反対で一致 政府に申し入れへ
  10. ^ 平成23年4月14日第一次補正予算におけるODA削減に関する勉強会
  11. ^ 読売新聞2010年参院選 各党候補者アンケート
  12. ^ 産経新聞、2015年3月3日
  13. ^ a b 「片山総務相の選挙運動、公選法違反の疑い」、しんぶん赤旗 2002年6月26日

関連項目

外部リンク

党職
先代
橋下徹
おおさか維新の会共同代表
松井一郎と共同
第2代:2015年
次代
(現職)
先代
(創設)
維新の党総務会長
初代:2014年 - 2015年
次代
小野次郎
先代
(創設)
維新の党国会議員団政策調査会長
初代:2014年
次代
(国会議員団制廃止)
先代
(創設)
日本維新の会国会議員団政策調査会長
初代:2012年 - 2014年
次代
(解党)
先代
(創設)
日本維新の会参議院議員団会長
初代:2012年 - 2014年
次代
(解党)
先代
中川義雄
たちあがれ日本参議院幹事長
第2代:2010年 - 2012年
次代
(解党)