本屋大賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Yqm (会話 | 投稿記録) による 2016年4月7日 (木) 00:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (全角マイナスの「-」→長音符号の「ー」)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

本屋大賞(ほんやたいしょう)とは2004年(平成16年)に設立された、NPO法人 本屋大賞実行委員会が運営する文学賞である。一般の文学賞とは異なり作家・文学者は選考に加わらず、「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員」の投票によってノミネート作品および受賞作が決定される。

特色

出版不況と言われる中、本の売り上げが伸びず書店も数を減らしている一方で、出版される本の点数だけが増えていく状況が背景にあった[1]。実行委員会を立ち上げたメンバーの1人である杉江由次本の雑誌社・営業担当)は、そんな出版界の苦境のなかでも本を売る大きな機会であるはずの直木賞で、受賞作がゼロだったことに憤り、出版社の営業として自分が普段接する書店員の声を拾い上げるために本賞の設立を思いついたのだという[2]

この賞は「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとして掲げており、主催する本屋大賞実行委員会は書店員こそが(商品と顧客という形で)本と読者を「最もよく知る立場」にあると位置づけ[1]、投票資格者を書店員主体にしていることの新しさを強調する[1]。書評や賞の選考委員などの仕事も多い翻訳家の大森望も、従来のように編集者が介することのないこの賞の可能性を指摘していて[3]、実際に一次投票の結果が最終投票に向けた対象のノミネート作品と直結しており、例えば実行委員会によるいわゆる「根回し」や「すりあわせ」がない点が特徴の一つに挙げられる[3]。一方で突出した、異彩を放つような作品が受賞しておらず、ラインナップも含め平均化されているという声もある[4]

選考は年1回単位でおこなわれ、選考期間は年度終わりの5か月間である[1]。本屋大賞の実行委員会は書店員たちが集まって2003年(平成15年)に立ち上げられたものであり、文学賞の運営を行うような経験がある人間はいなかったという[1]。しかし第1回第2回の受賞作が大きく部数を伸ばしてベストセラーになり、大賞の投票に参加する書店員も増えていった[1]。現在では、直木賞芥川賞を受賞した作品よりも、売上部数が伸びる賞として大きな注目を集めている。

また本屋大賞に参加している書店には実行委員会の発行するフリーペーパー『LOVE書店!』が配布されており2006年(平成18年)2月から年3回のペースで発行が続けられている[1]

部門

本屋大賞には複数の部門があり、それぞれ対象作品・選出方法が異なる。受賞作品の作者には正賞としてクリスタルトロフィーが、副賞として10万円分の図書カードが授与される。

本屋大賞

対象作品は過去1年間に刊行された日本小説。1次投票で1人3作品を選び投票を行なった後、選出された上位10作品のうちから2次投票をおこない決定する。1次投票には制約はないが、2次投票はノミネートされた10作品を全て読んだ上で推薦理由を記載し投票しなければならない。2次投票は、3作品に順位をつけて投票し、順位に応じた点数をつけて集計される。各順位の得点は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点。ただし、2004年(第1回)2005年(第2回)のみ、1位=5点、2位=3点、3位=2点で集計された。

第12回までのノミネート作を作家別にみると、最多は伊坂幸太郎の10作(うち1作共著)で、有川浩小川洋子百田尚樹万城目学三浦しをん森見登美彦が各4作、東野圭吾西加奈子が各3作と続く。

発掘部門

対象作品はジャンルを問わず、過去1年以上前に刊行された作品。本屋大賞の1次投票と同時に発掘部門として投票する。大賞などはなく、集計結果をリスト化したものが発表される。

翻訳小説部門

対象作品は、過去1年間に日本で刊行された翻訳小説(新訳も含む)。1人3作品まで選び、推薦理由を記載し投票する。その集計結果から大賞を決定する。2012年(第9回)から行われている企画である。

受賞・ノミネート作品

第1位が大賞受賞作品。年は大賞発表年。第9回までの受賞作品は全て映像化・漫画化などのメディアミックスがなされており、ノミネート作品にも過去にメディアミックスがおこなわれたもの、あるいはその後なされたものが多い。『告白』や『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』などの大ヒット作品も多く、そういう点では芥川賞直木賞より“稼げる”文学賞とも言われるが、これについて映画評論家の垣井道弘は「書店員が売りたい本を選ぶ賞で読者に近い感覚で親しみやすい作品が選ばれるため娯楽性が保証されており、だからこそ映画にもなりやすい」と解説している[5]

2004年(第1回)

第1回(2004年4月5日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 博士の愛した数式 小川洋子 202点 新潮社
  • 2006年1月映画化
  • 2006年3月ラジオドラマ化
2 クライマーズ・ハイ 横山秀夫 148点 文藝春秋
3 アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 111点 東京創元社
4 永遠の出口 森絵都 109点 集英社
5 重力ピエロ 伊坂幸太郎 99点 新潮社
  • 2009年映画化
6 4TEEN 石田衣良 76点 新潮社
7 デッドエンドの思い出 吉本ばなな 54点 文藝春秋
8 終戦のローレライ 福井晴敏 51点 講談社
  • 第24回吉川英治文学新人賞受賞作
  • 第21回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞受賞作
  • 2005年3月漫画化
  • 2005年7月『ローレライ』として映画化
9 陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦 38点 講談社
10 ららら科學の子 矢作俊彦 38点 文藝春秋

2005年(第2回)

第2回(2005年4月5日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 夜のピクニック 恩田陸 374点 新潮社
2 明日の記憶 荻原浩 302点 光文社
3 家守綺譚 梨木香歩 274点 新潮社
4 袋小路の男 絲山秋子 185点 講談社
5 チルドレン 伊坂幸太郎 155点 講談社
  • 2006年5月ドラマ化
  • 2006年11月映画化
6 対岸の彼女 角田光代 153点 文藝春秋
7 犯人に告ぐ 雫井脩介 138点 双葉社
8 黄金旅風 飯嶋和一 102点 小学館
9 私が語りはじめた彼は 三浦しをん 92点 新潮社
10 そのときは彼によろしく 市川拓司 74点 小学館
  • 2007年6月映画化

2006年(第3回)

第3回(2006年4月5日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜 リリー・フランキー 279点 扶桑社
  • 2006・2007年テレビドラマ化
  • 2007年映画化、舞台化
2 サウスバウンド 奥田英朗 196.5点 角川書店
  • 2007年10月映画化
3 死神の精度 伊坂幸太郎 190点 文藝春秋
  • 第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞作
  • 2006年10月ラジオドラマ化
  • 2008年3月『Sweet Rain 死神の精度』として映画化
4 容疑者Xの献身 東野圭吾 184.5点 文藝春秋
5 その日のまえに 重松清 179.5点 文藝春秋
  • 2007年3月ラジオドラマ化
  • 2008年11月映画化
6 ナラタージュ 島本理生 162点 角川書店
7 告白 町田康 152.5点 中央公論新社
8 ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 152点 文藝春秋
9 県庁の星 桂望実 141点 小学館
  • 2005年漫画化
  • 2006年映画化
10 さくら 西加奈子 135点 小学館
11 魔王 伊坂幸太郎 103点 講談社

2007年(第4回)

第4回(2007年4月5日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 一瞬の風になれ 佐藤多佳子 475.5点 講談社
2 夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦 455点 角川書店
3 風が強く吹いている 三浦しをん 247点 新潮社
4 終末のフール 伊坂幸太郎 228点 集英社
5 図書館戦争 有川浩 176点 メディアワークス
  • 2007年11月漫画化
  • 2008年テレビアニメ化ほか
6 鴨川ホルモー 万城目学 175点 産業編集センター
7 ミーナの行進 小川洋子 152.5点 中央公論新社
8 陰日向に咲く 劇団ひとり 139点 幻冬舎
  • 2008年1月映画化
9 失われた町 三崎亜記 127.5点 集英社
10 名もなき毒 宮部みゆき 89点 幻冬舎

2008年(第5回)

第5回(2008年4月8日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 509.5点 新潮社
2 サクリファイス 近藤史恵 312点 新潮社
3 有頂天家族 森見登美彦 280.5点 幻冬舎
  • 2009年ラジオドラマ化
  • 2013年テレビアニメ化ほか
4 悪人 吉田修一 233.5点 朝日新聞社
5 映画篇 金城一紀 227.5点 集英社
6 八日目の蝉 角田光代 225点 中央公論新社
7 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 213.5点 東京創元社
8 鹿男あをによし 万城目学 196.5点 幻冬舎
  • 2008年テレビドラマ化
  • 2008年漫画化
9 私の男 桜庭一樹 129.5点 文藝春秋
10 カシオペアの丘で 重松清 126点 講談社
  • 2008年ラジオドラマ化

2009年(第6回)

第6回(2009年4月6日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 告白 湊かなえ 411点 双葉社
2 のぼうの城 和田竜 328点 小学館
  • 2012年映画化
3 ジョーカー・ゲーム 柳広司 243.5点 角川書店
4 テンペスト 池上永一 228.5点 角川書店
  • 2011年舞台化
  • 2011年テレビドラマ化・映画化
5 ボックス! 百田尚樹 214.5点 太田出版
  • 2010年映画化
6 新世界より 貴志祐介 207.5点 講談社
  • 第29回日本SF大賞受賞作
  • 2012年漫画化
  • 2012年テレビアニメ化
7 出星前夜 飯嶋和一 203.5点 小学館
8 悼む人 天童荒太 203.5点 文藝春秋
9 流星の絆 東野圭吾 139点 講談社
  • 2008年テレビドラマ化
10 モダンタイムス 伊坂幸太郎 135点 講談社

2010年(第7回)

第7回(2010年4月20日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 天地明察 冲方丁 384.5点 角川書店
2 神様のカルテ 夏川草介 294.0点 小学館
3 横道世之介 吉田修一 270.0点 毎日新聞社
4 神去なあなあ日常 三浦しをん 256.0点 徳間書店
  • 2010年ラジオドラマ化
  • 2014年映画化
5 猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子 237.0点 文藝春秋
6 ヘヴン 川上未映子 220.0点 講談社
7 船に乗れ! 藤谷治 209.0点 ジャイブ
  • 2013年舞台化
8 植物図鑑 有川浩 182.5点 角川書店
9 新参者 東野圭吾 130.5点 講談社
10 1Q84 村上春樹 091.5点 新潮社

2011年(第8回)

第8回(2011年4月12日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
1 謎解きはディナーのあとで 東川篤哉 386.5点 小学館
  • 2011年テレビドラマ化
2 ふがいない僕は空を見た 窪美澄 354.5点 新潮社
3 ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦 310.0点 角川書店
4 錨を上げよ 百田尚樹 307.5点 講談社
5 シューマンの指 奥泉光 270.5点 講談社
6 叫びと祈り 梓崎優 263.0点 東京創元社
7 悪の教典 貴志祐介 259.5点 文藝春秋
8 神様のカルテ2 夏川草介 259.0点 小学館
9 キケン 有川浩 241.0点 新潮社
10 ストーリー・セラー 有川浩 202.0点 新潮社

2012年(第9回)

第9回(2012年4月10日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
本屋
大賞
1 舟を編む 三浦しをん 510.0点 光文社
  • 2013年映画化
2 ジェノサイド 高野和明 355.5点 角川書店
3 ピエタ 大島真寿美 324.0点 ポプラ社
4 くちびるに歌を 中田永一 265.0点 小学館
  • 2015年映画化
5 人質の朗読会 小川洋子 213.0点 中央公論新社
  • 2014年テレビドラマ化
6 ユリゴコロ 沼田まほかる 208.0点 双葉社
7 誰かが足りない 宮下奈都 173.5点 双葉社
8 ビブリア古書堂の事件手帖
―栞子さんと奇妙な客人たち
三上延 153.0点 アスキー・
メディアワークス
  • 文庫書き下ろし作品且つライトノベル系作品のノミネートは初
  • 2013年テレビドラマ化
9 偉大なる、しゅららぼん 万城目学 137.5点 角川書店
  • 2014年映画化
10 プリズム 百田尚樹 072.0点 幻冬舎
翻訳
小説
部門
1 犯罪 フェルディナント・フォン・シーラッハ(著)
酒寄進一(訳)
東京創元社
2 紙の民 サルバドール・プラセンシア英語版(著)
藤井光(訳)
白水社
3 メモリーウォール アンソニー・ドーア(著)
岩本正恵(訳)
新潮社
3 忘れられた花園 ケイト・モートン(著)
青木純子(訳)
東京創元社

2013年(第10回)

第10回(2013年4月9日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
本屋
大賞
1 海賊とよばれた男 百田尚樹 278.0点 講談社
  • 2016年映画化
2 64(ロクヨン) 横山秀夫 266.0点 文藝春秋
3 楽園のカンヴァス 原田マハ 238.5点 新潮社
4 きみはいい子 中脇初枝 212.5点 ポプラ社
5 ふくわらい 西加奈子 182.0点 朝日新聞出版
6 晴天の迷いクジラ 窪美澄 167.0点 新潮社
7 ソロモンの偽証 宮部みゆき 149.5点 新潮社
  • 2015年映画化
8 世界から猫が消えたなら 川村元気 145.5点 マガジンハウス
9 百年法 山田宗樹 139.5点 角川書店
10 屍者の帝国 伊藤計劃円城塔 109.0点 河出書房新社
11 光圀伝 冲方丁 108.0点 角川書店
翻訳
小説
部門
1 タイガーズ・ワイフ テア・オブレヒト(著)
藤井光(訳)
新潮社
2 湿地 アーナルデュル・インドリダソン(著)
柳沢由実子(訳)
東京創元社
2 ルパン、最後の恋 モーリス・ルブラン(著)
平岡敦(訳)
早川書房
3 2666 ロベルト・ボラーニョ(著)
野谷文昭・内田兆史・久野量一(訳)
白水社
3 深い疵 ネレ・ノイハウス(著)
酒寄進一(訳)
東京創元社

2014年(第11回)

第11回(2014年4月8日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
本屋
大賞
1 村上海賊の娘 和田竜 366.5点 新潮社
2 昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉 332.0点 河出書房新社
  • 2014年テレビドラマ化
3 島はぼくらと 辻村深月 299.0点 講談社
4 さようなら、オレンジ 岩城けい 274.5点 筑摩書房
5 とっぴんぱらりの風太郎 万城目学 267.5点 文藝春秋
6 教場 長岡弘樹 243.0点 小学館
7 ランチのアッコちゃん 柚木麻子 221.0点 双葉社
  • 2015年テレビドラマ化
8 想像ラジオ いとうせいこう 213.5点 河出書房新社
9 聖なる怠け者の冒険 森見登美彦 156.0点 朝日新聞出版
10 去年の冬、きみと別れ 中村文則 136.0点 幻冬舎
翻訳
小説
部門
1 HHhH プラハ、1942年 ローラン・ビネ(著)
高橋啓(訳)
東京創元社
2 11/22/63 スティーヴン・キング(著)
白石朗(訳)
文藝春秋
2 コリーニ事件 フェルディナント・フォン・シーラッハ(著)
酒寄進一(訳)
東京創元社
2 ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 レイチェル・ジョイス英語版(著)
亀井よし子(訳)
講談社

2015年(第12回)

第12回(2015年4月7日発表)

受賞作 著者 得点 出版社 備考・メディア展開
本屋
大賞
1 鹿の王 上橋菜穂子 383点 KADOKAWA
  • 第4回日本医療小説大賞受賞
2 サラバ! 西加奈子 310.0点 小学館
3 ハケンアニメ! 辻村深月 309.5点 マガジンハウス
4 本屋さんのダイアナ 柚木麻子 239.0点 新潮社
5 土漠の花 月村了衛 236.5点 幻冬舎
6 怒り 吉田修一 231.0点 中央公論新社
7 満願 米澤穂信 185.5点 新潮社
8 キャプテンサンダーボルト 阿部和重伊坂幸太郎 155.0点 文藝春秋
9 アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎 131.0点 幻冬舎
10 億男 川村元気 42.5点 マガジンハウス
翻訳
小説
部門
1 その女アレックス ピエール・ルメートル(著)
橘明美(訳)
文藝春秋
2 ハリー・クバート事件 ジョエル・ディケール(著)
橘明美(訳)
東京創元社
3 火星の人 アンディ・ウィアー(著)
小野田和子(訳)
早川書房
3 ペナンブラ氏の24時間書店 ロビン・スローン(著)
島村浩子(訳)
東京創元社
3 窓から逃げた100歳老人 ヨナス・ヨナソン(著)
柳瀬尚紀(訳)
西村書店
  • 2013年に映画化

脚注

  1. ^ a b c d e f g NPO本屋大賞について”. NPO法人 本屋大賞実行委員会. 2012年4月11日閲覧。
  2. ^ 杉江由次さんインタビュー”. ブックサービス. 2012年4月11日閲覧。
  3. ^ a b 大森望; 豊崎由美 (2005年4月7日). “本屋大賞メッタ斬り06”. Exciteブックス. 2005年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月11日閲覧。
  4. ^ 大森望; 豊崎由美 (2005年4月7日). “本屋大賞メッタ斬り07”. Exciteブックス. 2005年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月11日閲覧。
  5. ^ “映画で稼ぐなら“本屋大賞”作品!「謎解き-」「告白」…ヒット作続々”. zakzak. (2013年8月7日). http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20130807/enn1308071532014-n1.htm 2013年10月16日閲覧。 

関連文献

関連項目

外部リンク