陰摩羅鬼の瑕
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『陰摩羅鬼の瑕』(おんもらきのきず)は、京極夏彦の長編推理小説・妖怪小説。百鬼夜行シリーズ第八弾である。
目次 |
[編集] 出版経緯
[編集] 書誌情報
- 新書版 ISBN 4061822934
- 文庫版 ISBN 4062754991
- 分冊文庫版
[編集] 関連作品
- 『死の本』 光琳社出版 1998年 ISBN 4771302979
- 「獨弔」(どくちょう)
- 『今昔続百鬼――雲(こんじゃくぞくひゃっき くも) 多々良先生行状記』 2001年 ISBN 4-06-182221-7
- 「古庫裏婆」
- 『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』 角川書店 2002年 ISBN 4048733621
- 「無題」(第二章の部分、横溝正史生誕百周年記念)
[編集] あらすじ
白樺湖畔にそびえる「鳥の館」の主、由良昂允は、今まで四度にわたり新婚初夜か、その翌日に新婦の命を奪われてきた。そして、五度目の婚礼を前に、婚約者・奥貫薫子の命を守るため、東京神田の「薔薇十字探偵社」の探偵・榎木津礼二郎に警護を依頼する。意気揚々と向かった探偵だが、旅先で発熱したため、急遽、小説家・関口巽が呼ばれる。昂允は、関口に非常に興味を持っていたため、二人を歓迎する。
一方で、過去三度「伯爵家花嫁連続殺人事件」を担当し、現在は東京に隠居する元刑事・伊庭銀四郎は、長野県警へと呼び出され、ひょんなことから知り合った中禅寺秋彦と共に、長野へと旅立つ。
探偵榎木津礼次郎は、関口と共に「鳥の館」に到着するやいなや、館の人々を見回すとこう叫んだ。
「おお、そこに人殺しが居る!」
[編集] 登場人物
「百鬼夜行シリーズ#おもな登場人物」も参照
- 由良 昂允(ゆら こういん)
- 元華族の伯爵にして、「鳥の館」の主。過去四度も花嫁(美菜、啓子、春代、美禰)の命を奪われている。
- 生まれてから成人するまでほぼ一度も「鳥の館」から出たことが無く、生きていく知識は全て図書室の蔵書から得たという。
- 関口の作品に深い興味を寄せる。
- 奥貫 薫子 (おくぬき かおるこ)
- 昂允の新婦。元教師。昂允の良き理解者。
- 伊庭 銀四郎 (いば ぎんしろう)
- 長野県警の元警部補。過去三度、伯爵家の事件を担当する。通称「眼力の伊庭銀」。
- 中禅寺に自身の憑き物落しを依頼する。
- 由良胤篤 (ゆら たねあつ)
- 昂允の大叔父にして、「由良奉賛会」の責任者。
- 由良公滋 (ゆら きみしげ)
- 昂允の再従兄弟。妾腹の子として置屋育ちだったためか、華族の品が無い。
- 由良行房 (ゆら つらふさ)
- 昂允の父で鳥類学者。新種の鶴を発見した功績を持つ。既に故人。
- 由良 早紀江(ゆら さきえ)
- 昂允の母。出産して直ぐに亡くなってしまう。資産家の娘で、父は行房の研究のパトロンだった。
- 山形 (やまがた)
- 由良家執事。
- 柴 俊貴 (しば としたか)
- 栗林 房子(くりばやし ふさこ)
- 平田 謙三(ひらた けんぞう)
- 由良奉賛会の会長。
- 黒澤(くろさわ)
- 大鷹(おおたか)
- 薫子の知り合いで、婚礼警護に派遣された刑事の一人。
- 的確な状況判断が出来ない性質で、伊庭から「周りから助力を得られるのに自滅するタイプ」と評される。
- 沼上(ぬまがみ)
- 松山(まつやま)
[編集] 関連項目
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