陰摩羅鬼の瑕

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陰摩羅鬼の瑕』(おんもらきのきず)は、京極夏彦の長編推理小説妖怪小説百鬼夜行シリーズ第八弾である。

目次

[編集] 出版経緯

[編集] 書誌情報

[編集] 関連作品

[編集] あらすじ

白樺湖畔にそびえる「鳥の館」の主、由良昂允は、今まで四度にわたり新婚初夜か、その翌日に新婦の命を奪われてきた。そして、五度目の婚礼を前に、婚約者・奥貫薫子の命を守るため、東京神田の「薔薇十字探偵社」の探偵・榎木津礼二郎に警護を依頼する。意気揚々と向かった探偵だが、旅先で発熱したため、急遽、小説家・関口巽が呼ばれる。昂允は、関口に非常に興味を持っていたため、二人を歓迎する。

一方で、過去三度「伯爵家花嫁連続殺人事件」を担当し、現在は東京に隠居する元刑事・伊庭銀四郎は、長野県警へと呼び出され、ひょんなことから知り合った中禅寺秋彦と共に、長野へと旅立つ。

探偵榎木津礼次郎は、関口と共に「鳥の館」に到着するやいなや、館の人々を見回すとこう叫んだ。

「おお、そこに人殺しが居る!」

[編集] 登場人物

百鬼夜行シリーズ#おもな登場人物」も参照

由良 昂允(ゆら こういん)
元華族の伯爵にして、「鳥の館」の主。過去四度も花嫁(美菜、啓子、春代、美禰)の命を奪われている。
生まれてから成人するまでほぼ一度も「鳥の館」から出たことが無く、生きていく知識は全て図書室の蔵書から得たという。
関口の作品に深い興味を寄せる。
奥貫 薫子 (おくぬき かおるこ)
昂允の新婦。元教師。昂允の良き理解者。
伊庭 銀四郎 (いば ぎんしろう)
長野県警の元警部補。過去三度、伯爵家の事件を担当する。通称「眼力の伊庭銀」。
中禅寺に自身の憑き物落しを依頼する。
由良胤篤 (ゆら たねあつ)
昂允の大叔父にして、「由良奉賛会」の責任者。
由良公滋 (ゆら きみしげ)
昂允の再従兄弟。妾腹の子として置屋育ちだったためか、華族の品が無い。
由良行房 (ゆら つらふさ)
昂允の父で鳥類学者。新種のを発見した功績を持つ。既に故人。
由良 早紀江(ゆら さきえ)
昂允の母。出産して直ぐに亡くなってしまう。資産家の娘で、父は行房の研究のパトロンだった。
山形 (やまがた)
由良家執事。
柴 俊貴 (しば としたか)
栗林 房子(くりばやし ふさこ)
平田 謙三(ひらた けんぞう)
由良奉賛会の会長。
黒澤(くろさわ)
大鷹(おおたか)
薫子の知り合いで、婚礼警護に派遣された刑事の一人。
的確な状況判断が出来ない性質で、伊庭から「周りから助力を得られるのに自滅するタイプ」と評される。
沼上(ぬまがみ)
松山(まつやま)

[編集] 関連項目