日本聖公会
設立 | 1887年(明治20年)2月11日 |
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設立者 |
チャニング・ウィリアムズ (初代監督(主教)) |
種類 | 包括宗教法人 |
法人番号 | 5011105000730 |
本部 |
東京都新宿区矢来町65 牛込聖バルナバ教会内 日本聖公会管区事務所 |
公用語 | 日本語 |
重要人物 | 首座主教 武藤謙一 |
関連組織 |
立教大学 桃山学院大学 聖路加国際病院 エリザベス・サンダースホーム 他 |
ウェブサイト |
日本聖公会管区事務所 The Nippon Sei Ko Kai Web Page -Anglican Episcopal Church in Japan- (日本語) |
日本聖公会(にっぽんせいこうかい、Nippon Sei-Ko-Kai, NSKK/The Anglican Episcopal Church in Japan)は、キリスト教の一教派・聖公会(アングリカン・コミュニオン)の形成団体のひとつ。
聖公会は宗教改革の中からイングランドで創生したイングランド国教会をルーツとする教派で、広義のプロテスタントに含まれると見なす(あるいは自認する)見解もある[1]が、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間というのが実態であり、「中道(Via Media)」の教会であると自認している[2](詳細は「聖公会#教義・様式」を参照)。
日本で宣教を開始したのは、安政6年(1859年)で[3]、文化庁編宗教年鑑平成30年版によると、国内に279の教会を持ち、信者数はおよそ48,500人で日本におけるキリスト教徒全体の約5%を占める。受聖餐者はおよそ20,000人。立教大学、桃山学院、聖路加国際病院、滝乃川学園、エリザベス・サンダースホームなど、200あまりの関連施設を持つ[3]。
歴史
明治時代、アングリカン・コミュニオンによる伝道は、4つの宣教団体によってなされた。
- 米国聖公会(The Episcopal Church in the United States of America)のウィリアムズ主教の来日により、東京都と福岡県を中心に伝道。
- イングランド国教会(The Church of England:英国国教会・英国聖公会)からは2つの宣教団体から宣教師が来日した。
- S.P.G.(Society for the Propagation of the Gospel in Foreign Parts:(海外)福音伝道協会):主に東京・横浜・神戸で伝道。
- C.M.S.(Church Missionary Society:英国聖公会宣教協会):主に北海道・北関東・九州で伝道。
- カナダ聖公会(The Anglican Church in Canada)は遅れて、名古屋市を中心に中部地方で伝道。
20世紀前半、日本の海外進出に伴い、日本統治時代の台湾に台湾聖公会(台湾教区)、中国に大連聖公会(中華聖公会の北京教区内、イングランド国教会と共同で)などを設立し、日本統治時代の朝鮮において朝鮮聖公会を併合している。
年表
- 1846年(弘化3年) - イングランド国教会イギリス海軍の琉球伝道団から宣教医師バーナード・ジャン・ベッテルハイムが沖縄本島に上陸。聖書の琉球語翻訳など約8年間の布教活動を行う。
- 1859年(安政5年)
- 5月 - 米国聖公会宣教師ジョン・リギンズ来日。
- 6月 - 米国聖公会宣教師チャニング・ウィリアムズ来日。長崎県に滞在し、布教活動を開始。
- 1861年(文久元年) - 5月イギリス海軍琉球伝道団解散。
- 1865年(元治元年) - 米国聖公会でウィリアムズを日本・中国伝道監督(現在の主教に相当)に指名。
- 1866年(慶応元年)
- 10月 - ウィリアムズ日本・中国伝道監督に任命される(米国聖公会ニューヨーク教区主教座聖堂聖ヨハネ教会)。
- 1868年(明治元年) - 英国教会系の福音宣教協会(SPG)と教会伝道協会(CMS)が布教開始。
- 1869年(明治2年) - 米国のチャニング・ウィリアムズ主教が長崎県から大阪市の川口に移住。
- 1872年(明治5年)
- 9月 - 横浜で第1回プロテスタント宣教会議開催。米国聖公会、SPG、CMSの宣教師が参加し、協力関係の構築で合意。
- 1873年(明治6年) - CMSの宣教師チャールズ・F・ワレンが来日、大阪市の川口外国人居留地などで布教活動を開始。
- 9月 - SPGの宣教師アレクサンダー・クロフト・ショー、ウィリアム・ライトが来日。東京都を中心とした布教活動を開始。
- 12月 - ウィリアムズが東京へ転居、布教活動を開始。
- 1874年(明治7年) - 築地居留地に立教学校(現・立教大学)を開設[4]。CMSの宣教師フィリップ・ファイソン、ジョン・パイパーが来日。
- 1875年(明治8年) - 米国聖公会から派遣されたアメリカ人教師のミス・エレン・ガードルード・エディが、大阪市の川口にエディ女学院(現・平安女学院)を開く。
- 1876年(明治9年) - ショーが芝聖アンデレ教会設立。
- 1877年(明治10年) - CMSの信徒伝道者ジョン・バチェラーが初来日し北海道函館市に滞在。
- 9月 - 湯島に立教女学校(現・立教女学院)設立。
- 1879年(明治12年) - 祈祷書『聖公会祷文』が編纂される。SPGの宣教師フォス、宣教師プランマーが神戸に上陸。
- 1880年(明治13年) - プロテスタント諸教派による日本語新約聖書出版。大阪市の川口にあるエディ女学院が校名を照暗女学校に変更する。
- 1881年(明治14年) - 大阪市に大阪聖三一教会(現・川口基督教会)設立。
- 1884年(明治17年) - ワレンが川口外国人居留地内の大阪聖三一教会内に三一神学校と三一小学校(現・桃山学院大学)を開校。
- 1886年(明治19年) - イングランド国教会の主教エドワード・ビカスデスが来日。
- 1887年(明治20年)
- 2月 - 日本におけるイングランド教会と米国聖公会の合同により、日本聖公会設立。
- - 11日 第1回総会を開催。最初の法憲法規により、東京・大阪・熊本・函館を地方会の中央とすると定められる。
- 2月 - 日本におけるイングランド教会と米国聖公会の合同により、日本聖公会設立。
- 1888年(明治21年)
- 4月 - 香蘭女学校開校。
- 1889年(明治22年) - ウィリアムズが日本伝道主教を辞任。ローマ字の祈祷書『Nippon Seikokai Kito Bun』が発行される。
- 1890年(明治23年) - カナダ聖公会伝道協会(MSCC)の宣教師ジョン・ウォーラーが来日。東京、福島などを経て、現在の長野県、新潟県を中心に布教活動を開始。
- 1891年(明治24年) - ウォラー、日本人伝道師佐藤国三郎と白石村治が福島で布教活動を開始。東京市に滝乃川学園が開設される。
- 1893年(明治26年) - ウィリアムズの後任としてジョン・マキムが江戸監督(現在の主教に相当)に就任。
- 12月 - ウィリアムズがアメリカに帰国。
- 1895年(明治28年) - 再来日した米国のウィリアムズは京都に住まいを得、京都聖ヨハネ教会など3つの教会の管理を行う。『日本聖公会祈祷書』刊行。大阪市川口の照暗女学校が京都市に移転、校名を「平安女学院」に変更し開校する。
- 1896年(明治29年) - 第5回総会において、函館、東京北部、東京南部、京都、大阪、熊本の6地方部が設置される。
- 1898年(明治31年) - 京都市に聖三一大聖堂(現・京都教区主教座聖堂聖アグネス教会)が完成する。
- 1901年(明治34年) - 宣教医師ヘンリー・フォールズが設立した築地病院を、アメリカ聖公会の宣教医師ルドルフ・トイスラーが買い取り、聖路加病院(現・聖路加国際病院)を開設。
- 1910年(明治43年)
- 12月 - ウィリアムズ死去
- 1911年(明治44年) - 財団法人日本聖公会教学財団設立。聖公会神学院開校。
- 1912年(大正元年) - カナダ聖公会の伝道地域であった中部地方を東京南部地方部から独立させ、中部地方部を設置。カナダ人主教H.J.ハミルトンが着任。
- 1913年(大正2年) - 第12回北東京地方会で東北地方の伝道区としての独立を決定。
- 1920年(大正9年) - 第23回日本聖公会総会で東北地方部を承認。
- 1921年(大正10年) - 財団法人日本聖公会教学財団を財団法人聖公会教育財団と改称。
- 1922年(大正11年) - 北東京地方部から東京教区が独立し、東京教区初代主教に初の日本人主教・元田作之進が就任。 大阪地方部から大阪教区が独立。 立教大学、大学令により設立認可[5]。
- 1925年(大正14年) - 神戸地方部設置。(旧・大阪地方部のうち、大阪教区以外の地域を管轄)
- 1926年(昭和元年) - アイヌ民族出身者向井山雄の司祭按手。
- 1931年(昭和6年) - 財団法人聖公会教育財団を財団法人立教学院と財団法人聖公会神学院に分離。
- 1932年(昭和7年) - 第17総会。
- 1940年(昭和15年) - 皇紀2600年奉祝全国基督教信徒大会が開催される。
- 1943年(昭和18年) - 日本聖公会の約60の教会が単立教会として日本基督教団に加入。
- 1944年(昭和19年) - 聖公会神学院閉校。
- 1945年(昭和20年) - 戦後初の総会を開催。組織再建を決議。
- 1946年(昭和21年) - 聖公会神学院再建。
- 1948年(昭和23年) - 聖公会新聞 創刊。
- 2月 - 神奈川県にエリザベス・サンダース・ホームが創設される。
- 1951年(昭和26年) - 主教上田一良らによる札幌聖ミカエル伝道奉仕団結成。
- 1959年(昭和34年) - 初の翻訳でない祈祷書『日本聖公会祈祷書』並びに『日本聖公会百年史』刊行。
- 1972年(昭和47年)
- 1月 - 沖縄県の本土復帰に伴い、米国聖公会沖縄伝道教区を日本聖公会沖縄教区に編入。
- 1976年
- 9月3日 - 宗教法人から出版事業を分離し、出版・新聞・書店業務を行う聖公会出版を設立。
- 1990年(平成2年) - 現行の『日本聖公会 祈祷書』刊行。
- 1998年(平成10年) - 初めての女性司祭按手。
- 2000年(平成12年)
- 2002年
- 5月 - 第53(定期)総会において、北関東教区主教のヤコブ宇野徹を首座主教に選出。
- 2006年(平成18年) - 現行の『日本聖公会聖歌集』刊行。
- 5月 - 第56(定期)総会において、北海道教区主教のナタナエル植松誠を首座主教に選出。
- 2008年(平成20年) - 第14回ランベス会議に主教団を派遣。
- 2009年(平成21年)
- 9月22日 - 立教大学池袋キャンパス構内、同タッカーホールでの前夕行事開催。夕の礼拝にて米国聖公会総裁主教キャサリン・ジェファーツ・ショーリが説教。
- 9月23日 - カトリック東京大司教区関口教会聖マリア大聖堂において日本聖公会創立150周年記念礼拝を開催。カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズ他参列。
- 2014年
- 11月30日 - カトリック関口教会聖マリア大聖堂において、カトリック、日本福音ルーテル教会とともに3教派合同礼拝を開催。
- 2016年
- - 3月 有限会社聖公会出版が営業権を日本聖書協会に譲渡し、解散。聖公会新聞が無期休刊。
- 2020年
- 9月 - 大阪・京都特別協働教区運営委員会が、2024年4月に宗教法人としての京都教区が大阪教区を吸収する形での教区合併の見通しを発表。[6]。
- 10月 - 第65(定期)総会において、九州教区主教のルカ武藤謙一を首座主教に選出。11の教区を東日本・中日本・西日本の3地区に区分けする宣教協働区制と教区主教退任と5年以内の他教区への合併・再編を前提とする伝道教区制の新設を承認。
日本聖公会の概要と現況
日本で最高位の職位は首座主教(Primate)と呼ばれ、全国の11教区の主教で構成される主教会の議長、日本聖公会総会の議長の役割を担う。首座主教の選出は教区主教の中から聖公会総会での選挙による。現在の首座主教はルカ武藤謙一[7]。教区(Diocese)はそれぞれ独立しており、個別の宗教法人格を有し、原則として聖職の人事も教区単位で行われることになっている。教区の連合体としての日本聖公会は日本管区(Province)と呼ばれ、全国規模で行うことが望ましい事務を取り扱っている。なお、日本管区事務所は東京教区の牛込聖公会聖バルナバ教会と同一の建物内におかれている。
参考までに、世界で最高位の職位は、イングランド国教会のカンタベリー大主教、ヨーク大主教(Archbishop of York)であるが、それらは全世界の聖公会の連合会であるアングリカン・コミュニオンの幹事(host manager)であり、ローマ・カトリック教会における教皇のような全教会の代表的存在ではない。各管区における代表の主教が他の主教との会で各管区の聖公会を取りまとめる。10年ごとに全世界の代表がロンドンまたはカンタベリーに集まる場もランベス会議として設けられており、さまざまな意見が交換されるが、各管区への強制力はなく、最近の会議は2008年に行なわれている。
聖職者の構成は、主教・司祭・執事(Bishop, Priest, Deacon)の3階級制をとっている。主教は、各教区の長として教区全体の司牧に当たる。主教の監督下に司祭が置かれ、主に地域聖公会(教会)の牧師(Rector)の任務に従事する。司祭を補助する職務を行う執事がおり、牧師補(Curate)の任務や信徒集会である受聖餐者会の補助・助言を行う。
聖餐の実施など教会での信徒司牧は、司祭以上の階級である必要がある。多くの場合、聖職者は教会付属の牧師館(Rectory)に居住するが、聖職者不足などの事情で、別の教会の牧師を務める司祭が非常駐の管理牧師(Rector in Charge)として着任することもある。なお、管理牧師に代わる常駐の教役者(Church Worker)として執事・伝道師(Catechist)・聖職候補生(Candidate for Orders; 神学生ないしは神学教育を終了後まだ聖職按手を受けていない者)、定年後の退職主教、退職司祭が配属されることもある。
従来、日本聖公会では司祭志願の要件として「満24才以上の男であること」と日本聖公会法憲法規に定めていたが、1998年の日本聖公会総会おいて法規が改定され、現在では司祭・執事共に女性が按手されるようになっている。ただし、教区の雰囲気として導入は時期尚早であるとの判断、あるいは教区主教の牧会方針により、女性聖職者の任命・按手の実績がまだない教区もある。
教義と礼拝
教典
「シカゴ-ランベス四綱領」に準拠した四箇条の「日本聖公会綱憲」が定められている。
- 日本聖公会は全世界の聖公会と共に次の聖公会綱憲を遵奉する。
- 第一:旧約及び新約の聖書を受け、之を神の啓示にして救を得る要道を悉く載せたるものと信ずる。
- 第二:ニケヤ信経及び使徒信経に示されたる信仰の道を公認する。
- 第三:主イエス・キリストの命じ給うた教理を説き、其の自ら立て給うた洗礼及び聖餐の二聖奠を行い、且つその訓戒を遵奉する。
- 第四:使徒時代より継紹したる主教(エピスコポ)、司祭(プレスブテロ)、執事(デアコノ)の三職位を確守する。
日本聖公会では、旧約聖書および新約聖書を聖典とする。旧約聖書続編については、礼拝で朗読されたりなど聖書の一部として普通に使用されるが、「この部分を元に教義を建てない」という原則も持っており、聖典とは区別されている。聖餐式中に旧約聖書・使徒書・福音書の朗読と詩編の交唱が行われるほか、朝夕の礼拝においても日課として聖書朗読が行われる。朗読箇所は聖書日課(Lectionary)として指定されており、聖餐式が1990年代以降は3年サイクル(A年、B年、C年)からなる「改訂共通聖書日課」(Revised Common Lectionary、略称:RCL)」で行なっていて、朝夕の礼拝が2年サイクル(第1年、第2年)になっている。聖書日課表は祈祷書に収録されているほか、毎年の教会暦に従って「教会暦・日課表」が年ごとに当てはめて作成される。なお、聖餐式等で朗読される詩編以外(祈祷書にある詩編は唱和もできるように日本聖公会独自訳)の聖書箇所を抜き出した「聖餐式聖書日課」がA年、B年、C年用と書籍として3種類作られ、用いられている[10]。礼拝において用いることができる聖書は、新共同訳聖書の他、いわゆる文語訳聖書(大正改訳)・口語訳聖書(日本聖書協会、1955年)・日本聖公会教務院発行の1968年改訂版アポクリファ(旧約聖書外典)の4種類と定められている[11](上記の「聖餐式聖書日課」は、新共同訳聖書によっている)。
信仰告白は普通、聖餐式ではニカイア・コンスタンティノポリス信条(ニケヤ信経)、その他の礼拝では使徒信条(使徒信経)を用いている。アタナシオス信条(アタナシオ信経)は、現在ではあくまで「歴史的文書」という扱いであり[12]、祈祷書の末尾に「付録」として掲載されているが、教会で用いられることはまずない。
2000年より、日本聖公会は日本のローマ・カトリック教会と共同で、イエス自ら定めたキリスト教で最も重要な祈りである「主の祈り」の日本語共通口語版を採択(よく知られており、現在でも多くのプロテスタント教会で用いられているものは日本語文語版)し、両教会の祭儀・礼拝・祈祷において公式に用いている。ただし、終わりにはローマ・カトリック教会とは若干異なる「国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン」という副文(栄光の唱え)が付されている[13]。
祈祷書
アングリカン・コミュニオンに属する各教会では祈祷書が使用されている。日本聖公会においても全国統一の『日本聖公会祈祷書』が用いられている。現在使用されているのは、1990年に採択されたものである。
聖歌
聖公会の礼拝では聖歌を用いることが多く、ほとんどの教会には伴奏用のオルガンが備え付けられている。聖餐式では、司式者の入堂時(入堂聖歌)、福音書朗読前(昇階唱)、献金時(奉献唱)、陪餐時、司式者の退堂時(退堂聖歌)の5回歌われることが多い。そのほか、唱詠・チャントと呼ばれる旋律つきの式文もあり、キリエや、大栄光の歌(グロリア)などいわゆるミサ通常文や、主の祈りのほか、聖書日課や全部または大部分の祈祷文を唱詠することもある。これまで『古今聖歌集』(1959年)が長年用いられてきたが、2006年に『日本聖公会聖歌集』が発行され、これが現行の聖歌集である。この改訂の過程において、『古今聖歌集増補版95』(1995年)と『改訂古今聖歌集試用版』(2001年)が発行されたが、『日本聖公会聖歌集』の発行をもってその役目を終えている。特別な事情のある場合や牧会的な配慮(例えば葬儀の際に故人の愛唱歌を過去の聖歌集から用いるなど)等を除き、原則として現行聖歌集を使用するものとされている。
礼拝
主要な祭儀・礼拝は主日聖餐式、週日聖餐式、朝・夕の祈り(時課)などである。聖餐式はイエスの死と復活を記念する礼拝であり、パン(カトリックで用いられるホスチアと同様)とぶどう酒による陪餐を行う。この陪餐は洗礼(および幼児洗礼者は初陪餐式)を受けた信者のみが参加できる。従来は洗礼に加えて堅信を受けることが陪餐に必要な資格であったが、2017年以降、堅信前の陪餐が可能となった[14]。(聖餐論#聖公会の聖餐理解も参照)
また、1年を降臨節、降誕節、大斎節などの期節に区切り、聖歌や式文に変化を持たせている。灰の水曜日はイエスの受難を黙想し復活祭に至る約四十日間の大斎節に入る初日であり、灰の塗布の儀式を行う。
カトリック教会と同様に七つのサクラメント(聖公会の用語では聖奠《せいてん》)を行うが、洗礼と聖餐のみが聖奠であり、それ以外の堅信・聖職按手・聖婚・個人懺悔・病人の按手および塗油の5つの式はイエス・キリストの直接の定めによるのではなく、聖霊の導きにより教会が行ってきた式であるとし、聖奠に準ずる儀式として「聖奠的諸式」と呼ぶ。[15]
なお、聖公会では初代教会およびカトリック教会・正教会の定めた聖人、殉教者、福者らを「諸聖徒の交わり」として尊重している。聖公会として公式に記念する者は限定しており、また信者に対し必ずしも義務とおらず、献堂名の由来になった聖人を除いて、礼拝では説教の中でもこうした事柄を言及することはまれである。
他教派との関係
「Via Media」の精神の1つとして「多様性の中の一致(Unity in Diversity)」という精神もあることから、多くの聖公会はエキュメニズム運動に対して積極的である。アングリカン・コミュニオンとして世界教会協議会(WCC)に加盟している他、日本聖公会は日本キリスト教協議会(NCC)に加盟している。
典礼様式における共通点が多いことなどから、ローマ・カトリック教会およびルーテル教会との関係が深く、しばしば日本聖公会の主教按手式に来賓として代表者が呼ばれる他、2014年には日本聖公会、日本福音ルーテル教会、カトリック教会の三者での合同礼拝も行われた[16]。
近年では、ウクライナ正教会やコプト正教会の礼拝(奉神礼、聖体礼儀)に、自らの聖堂を貸し出すことが行われている[17][18]。
教会暦
日本聖公会では祈祷書によって祝日(教会暦)を定めている。祝日の種類は次の通りである。
祝日・記念日
期節
- 降臨節 イエスの誕生を待ち望むための節。
- 降誕節 イエスの誕生から顕現までの節。
- 顕現節
- 大斎節 イエスの受難を偲び、復活日まで悔い改めを行う節。
- 復活節 イエスの復活を記念する節。
- 聖霊降臨後の節
- 聖霊降臨後第1主日・三位一体主日
- 聖霊降臨後第2主日~聖霊降臨後第27主日(27までない年もある)
- 聖霊降臨後最終主日・キリストによる回復(降臨節前主日)
上記以外の祝日
- 使徒聖アンデレ日(11月30日)
- 使徒聖トマス日(12月21日)
- 最初の殉教者聖ステパノ日(12月26日)
- 福音記者使徒聖ヨハネ日(12月27日)
- 聖なる幼子の日(12月28日)
- 使徒聖パウロ回心日(1月25日)
- 被献日(2月2日)
- 使徒聖マッテヤ日(2月24日)
- 聖ヨセフ日(3月19日)
- 聖マリヤへのみ告げの日(3月25日)
- 福音記者聖マルコ日(4月25日)
- 使徒聖ピリポ・使徒聖ヤコブ日(5月1日)
- 使徒聖バルナバ日(6月11日)
- 洗礼者聖ヨハネ誕生日(6月24日)
- 使徒聖ペテロ・使徒聖パウロ日(6月29日)
- マグダラの聖マリヤ日(7月22日)
- 使徒聖ヤコブ日(7月25日)
- 主イエス変容の日(8月6日)
- 主の母聖マリヤ日(8月15日)
- 使徒聖バルトロマイ日(8月24日)
- 福音記者聖マタイ日(9月21日)
- 聖ミカエルおよび諸天使の日(9月29日)
- 福音記者聖ルカ日(10月18日)
- 使徒聖シモン・使徒聖ユダ日(10月28日)
- 諸聖徒日(11月1日)
主な小祝日
- 日本聖公会組織成立記念日(2月11日)
- おとめ聖マリヤの訪問(5月31日)
- 聖餐感謝日(三位一体主日・聖霊降臨後第1主日後の木曜日)
- 聖十字架日(9月14日)
- 諸魂日(11月2日)
教区と教会
日本聖公会では全国に11の教区を設け、それぞれの教区の代表として主教が置かれている。主教に対する敬称は、師あるいは師父(しふ)を用いる。主教座の置かれる教会は主教座聖堂(Cathedral)と呼ばれ、その教区の中心の役割を担う。
2020年10月の第65総会決議において、宣教協働区・伝道教区制導入が決議された。11教区を東日本宣教協働区(北海道、東北、北関東、東京)、中日本宣教協働区(横浜、中部、京都、大阪) 、西日本宣教協働区(神戸、九州、沖縄)に区分けするとともに、各地区ごとに置かれる協働委員会によって既存教区が伝道教区に指定された場合、教区主教は退任、首座主教が委嘱する管理主教(同一宣教協働区内の他教区主教)の下で、原則5年以内に他の教区への合併など再編を図ることとされた。
教区名 | 主教座聖堂 | 教区主教 | 教会数 | 管轄都道府県 ()内は教会数 |
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北海道教区 | 札幌キリスト教会 | 主教 ナタナエル植松誠 | 24 | 北海道(24) |
東北教区 | 仙台基督教会 | 主教 ヨハネ吉田雅人 | 27 | 青森県(5)、岩手県(3)、宮城県(4)、秋田県(4)、山形県(4)、福島県(7) |
北関東教区 | 前橋聖マッテア教会 | 主教 ゼルバベル広田勝一 | 24 | 茨城県(4)、群馬県(6)、栃木県(5)、埼玉県(9) |
東京教区 | 芝聖アンデレ教会 | 主教 フランシスコ・ザビエル髙橋宏幸 | 35 | 東京都 城南グループ(8)、外濠グループ(4)、下町グループ(8)、山手グループ(4)、環状グループ(4)、多摩グループ(4)、諸島グループ(1) |
横浜教区 | 横浜聖アンデレ教会 | 主教 イグナシオ入江修 | 31 | 神奈川県(12)、千葉県(12)、静岡県(4)、山梨県(3) |
中部教区 | 名古屋聖マタイ教会 | 主教 アシジのフランシス西原廉太 | 26 | 新潟県(5)、長野県(10)、岐阜県(3)、愛知県(8) |
京都教区 | 聖アグネス教会 | 主教 ステパノ高地敬 | 41 | 京都府(11)、富山県(1)、石川県(1)、福井県(3)、滋賀県(2)、三重県(6)、奈良県(7)、和歌山県(9)、大阪府(1) |
大阪教区 | 川口基督教会 | 主教 アンデレ磯晴久 | 22 | 大阪府(19)、兵庫県(3) |
神戸教区 | 神戸聖ミカエル教会 | 主教 オーガスチン小林尚明 | 27 | 兵庫県(7)、岡山県(1)、広島県(3)、鳥取県(3)、島根県(3)、山口県(2)、香川県(1)、徳島県(4)、愛媛県(2)、高知県(1) |
九州教区 | 福岡聖パウロ教会 | 首座主教 ルカ武藤謙一 | 20 | 福岡県(10)、佐賀県(0)、長崎県(3)、熊本県(2)、宮崎県(2)、鹿児島県(2)、大分県(1) |
沖縄教区 | 三原聖ペテロ教会 | 主教 ダビデ上原榮正 | 11 | 沖縄県(11) |
※次の礼拝所、伝道所等は含めない。
- 鹿嶋聖オーガスチン礼拝所(茨城県)、小山祈りの家(栃木県)、東京聖マルチン伝道所、池袋聖公会伝道所、香蘭女学校礼拝堂、立教女学院聖マーガレット礼拝堂・聖マリヤ礼拝堂、聖公会神学院諸聖徒礼拝堂、立教学院諸天使礼拝堂、聖フランシス・聖エリザベツ礼拝堂(国立療養所多磨全生園内)、ナザレ修女会聖家族礼拝堂、滝乃川学園聖三一礼拝堂(東京都)、大磯聖ステパノ礼拝堂、聖ヒルダ礼拝堂(神奈川県)、浦安伝道所、九十九里ホーム聖マァガレット礼拝堂(千葉県)、島田伝道所(静岡県)、しお伝道所、小松集会(石川県)、神愛修女会聖マリア院礼拝堂(和歌山県)、一乗寺伝道所、四辻伝道所、ウィリアムス神学館(京都府)、聖バルナバ病院礼拝堂、プール学院礼拝堂、桃山学院聖アンデレ礼拝堂、桃山学院大学聖救主礼拝堂、聖ヨハネ学園礼拝堂(大阪府)、垂水伝道所(兵庫県)、倉敷伝道所(岡山県)、聖モニカ礼拝堂(広島県)、佐賀祈りの家(佐賀県)、聖ジョージ修道院(沖縄県)
おもな聖堂・礼拝堂
北海道教区
- 札幌聖ミカエル教会・北海道教区主教座聖堂(札幌市東区)アントニン・レーモンド設計
- 函館聖ヨハネ教会(北海道函館市)函館市都市景観賞
- 有珠聖公会(北海道伊達市)市登録有形文化財
東北教区
- 仙台基督教会・東北教区主教座聖堂(宮城県仙台市)
- 弘前昇天教会(青森県弘前市)県重宝
- 秋田聖救主教会(秋田県秋田市)市登録有形文化財
- 山形聖ペテロ教会(山形県山形市)国登録有形文化財
- 郡山聖ペテロ聖パウロ教会(福島県郡山市)国登録有形文化財
北関東教区
- 前橋聖マッテア教会・北関東教区主教座聖堂(群馬県前橋市)
- 川越基督教会(埼玉県川越市)国登録有形文化財
- 宇都宮聖ヨハネ教会(栃木県宇都宮市)国登録有形文化財
- 熊谷聖パウロ教会(埼玉県熊谷市)国登録有形文化財
- 立教学院聖パウロ礼拝堂(埼玉県新座市)アントニン・レーモンド設計
- 日光真光教会(栃木県日光市)県登録有形文化財
東京教区
- 聖アンデレ教会・東京教区主教座聖堂(東京都港区)
- 聖オルバン教会(東京都港区)アントニン・レーモンド設計-外国人向けに英語での礼拝を行っている。
- 目白聖公会(東京都新宿区)
- 立教学院諸聖徒礼拝堂(東京都豊島区・立教大学池袋キャンパス)都歴史的建造物
- 聖路加国際大学聖ルカ礼拝堂(東京都中央区・聖路加国際病院旧館)都歴史的建造物
- 東京諸聖徒教会(東京都文京区)国登録有形文化財
横浜教区
中部教区
- 名古屋聖マタイ教会・中部教区主教座聖堂(名古屋市昭和区)
- 名古屋聖マルコ教会(名古屋市東区)市地域建造物資産
- 軽井沢ショー記念礼拝堂(長野県軽井沢町)
- 上田聖ミカエル及諸天使教会(長野県上田市)国登録有形文化財
- 長野聖救主教会(長野県長野市)国登録有形文化財
- 新生礼拝堂(長野県小布施町)町登録有形文化財
- 飯山復活教会(長野県飯山市)国登録有形文化財
- 岡谷聖バルナバ教会(長野県岡谷市)国登録有形文化財[19]
- 高田降臨教会(新潟県上越市)ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計
京都教区
- 聖アグネス教会・京都教区主教座聖堂・平安女学院礼拝堂(京都市上京区)市登録有形文化財
- 奈良基督教会(奈良市)国重要文化財
- 京都聖三一教会(京都市中京区)国登録有形文化財(1999年登録)、市景観重要建造物(2015年指定)
- 小浜聖ルカ教会(福井県小浜市)国登録有形文化財
- 高田基督教会(奈良県大和高田市)県登録有形文化財
大阪教区
- 川口基督教会・大阪教区主教座聖堂(大阪市西区)府登録有形文化財
神戸教区
- 神戸聖ミカエル教会・神戸教区主教座聖堂(神戸市中央区)
九州教区
- 福岡聖パウロ教会・九州教区主教座聖堂(福岡市中央区)
沖縄教区
- 三原聖ペテロ聖パウロ教会・沖縄教区主教座聖堂(沖縄県那覇市)
保存建築等
修士会・修女会
- ナザレ修女会(東京都)
- ナザレ修女会沖縄支部(沖縄県)
ローマ・カトリック教会でいうところの「修道士・修道女」にあたる存在は、聖公会では「修士・修女」と呼ばれている。現在、日本に存在する聖公会の修道会(修女会)は上記の1団体(支部団体1)である。修士会は、かつて「聖ヨハネ修士会(略称SSJE、栃木県)」及び「聖使修士会(略称SSM、兵庫県)」の日本管区があったが、いずれも解散し現存していない。また、修女会は、1949年に日本人の聖職・信徒により創設された「神愛修女会(和歌山県)」があったが、2013年に解散している。
日本聖公会関係の学校
日本にある聖公会関係の学校、施設、団体等の連合体である「日本聖公会関係学校協議会」が存在する。名称には"学校協議会"となっているが一部教育機関以外も加盟している。これ以外にも、幼稚園を経営する教会も各地に数多く存在する。
- 日本聖公会関係学校協議会サイト
- 日本聖公会保育連盟サイト
学校
- 学校法人立教学院(1874年創立・東京都・St. Paul's)
- 立教大学・大学院(東京都豊島区)
- 立教池袋中学校・高等学校(東京都豊島区)
- 立教新座中学校・高等学校(埼玉県新座市北野)
- 立教小学校(東京都豊島区西池袋)
- 学校法人立教女学院(1877年創立・東京都・St. Margaret's)
- 学校法人桃山学院(1884年創立・大阪府・St. Andrew's)
- 学校法人平安女学院(1875年創立・京都府・St. Agnes')
- 平安女学院大学・短期大学部
- 平安女学院中学校・高等学校、平安女学院大学附属幼稚園
- 学校法人桃山キリスト学園(1941年創立・京都府)
- 桃山幼稚園
- 学校法人聖路加国際大学(1920年創立・東京都・St. Luke's)
- 聖路加国際大学・大学院
- 学校法人聖ステパノ学園(1948年創立・神奈川県・St. Stephen's)
- 聖ステパノ学園小学校・中学校
- 学校法人柳城学院(1898年創立・愛知県・St. Mary's)
- 学校法人プール学院(1879年創立・大阪府)
- 学校法人松蔭女子学院(1892年創設・兵庫県)
- 神戸松蔭女子学院大学・短期大学部
- 松蔭高等学校、松蔭中学校
- 学校法人八代学院(1963年創立・兵庫県・St. Michael's)
- 学校法人香蘭女学校(1888年創立・東京都・St. Hilda's)
- 学校法人聖十字学院(1988年創立・三重県・Holy Cross)
- 聖十字福祉専門学校
- 学校法人聖ミカエル学院(1951年創立・神奈川県・St. Mikael's)
神学校
その他教育施設
日本聖公会関係の社会福祉法人
- 社会福祉法人新生会(群馬県高崎市、高齢者事業)
- 恵泉園
- 榛名憩の園
- 誠の園
- エンジェルホーム
- 榛名春香園
- 梅香ハイツバルナバ館
- 梅香ハイツマリヤ館
- 有料ケアホーム新生の園
- 有料マチュアホーム穏和の園
- 新生会ウエルカムセンター
- 新生会診療所
- 生活支援ハウス清泉
- 地域生活支援センター
- ボランティア研修宿泊施設心泉の家
- 社会福祉法人榛桐会(群馬県高崎市、障害児施設等)
- 社会福祉法人みどの福祉会(群馬県高崎市、高齢者事業、保育事業等)
- 新町かぜいろこども園
- 子育て支援センターわたぼうし
- 新町デイサービスセンター
- 新町居宅介護支援センター
- 高齢者あんしんセンター みどの新町
- 新町こどもクラブ「虹」・「空」
- 新町第一小児童クラブ
- 無料学習支援「みどの学習クラブ」
- みんなの食堂「まんまる食事会」
- 社会福祉法人葛飾学園(東京都葛飾区、保育事業、高齢者事業等)
- 西亀有小学童保育クラブ
- 上千葉学童保育クラブ
- 半田学童保育クラブ
- 小菅学童保育クラブ
- 水元学童保育クラブ
- 幸田小学童保育クラブ
- 東綾瀬小学童保育クラブ
- 南綾瀬小学童保育クラブ
- ケアハウス サン・ピエール
- 西亀有ヘルパーステーション
- 西亀有デイサービスセンター
- 社会福祉法人聖救主福祉会(東京都江東区・杉並区、高齢者事業)
- 深川愛の園
- 善福寺愛の園 グループホームはこぶね
- 善福寺愛の園 デイサービスセンターにじの家
- まこと保育園
- 社会福祉法人滝乃川学園(東京都国立市、知的障害者教育・養護施設)
- 滝乃川学園児童部
- 滝乃川学園成人部
- 滝乃川学園地域支援部
- アシスタントサービス色えんぴつ
- れすぱいとセンター紙ひこうき(児童)・ひこうき雲(成人)
- 相談支援センターみなも
- 放課後こどもセンターさにー
- 滝乃川学園グループホーム部
- 認知症対応型共同生活介護「やがわ荘」
- 障害者グループホーム(直営:1事業所10住居、委託:6事業所11住居)
- 社会福祉法人聖ヒルダ会(神奈川県横浜市、高齢者事業・精神障害者支援事業)
- ベタニヤ・ホーム
- 横浜市平戸地域ケアプラザ
- ケアセンターベタニヤ
- 聖マリヤ館
- デイサービスベタニヤ
- 戸塚区生活支援センター
- 社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホーム(神奈川県中郡大磯町、児童養護施設・認定こども園)
- 社会福祉法人福光会(神奈川県茅ヶ崎市、児童養護施設)
- 子どもの園
- 社会福祉法人進和学園(神奈川県平塚市、障害者施設等)
- 生活介護/単独型短期入所施設 進和万田ホーム
- 施設入所支援・生活介護/短期入所施設 進和やましろホーム
- 施設入所支援・生活介護/短期入所施設 進和あさひホーム
- 施設入所支援・生活介護/短期入所施設 はばたき進和
- 就労継続支援B型事業所 サンメッセしんわ
- 就労継続支援A型/B型事業所・就労移行支援 しんわルネッサンス
- 共同生活援助 しんわグループホーム
- 放課後等デイサービス・指定相談支援事業 ビーライトしんわ・しんわブライト
- 共同生活援助 サンシティひらつか
- いずみ保育園
- 富士見保育園
- しらゆり保育園
- 地域子育て支援拠点事業 つどいの広場どれみ
- 社会福祉法人九十九里ホーム(千葉県匝瑳市、高齢者事業、障害者事業、医療社会事業等)
- 養護老人ホーム瑞穂園
- 特別養護老人ホーム瑞穂園
- 特別養護老人ホーム松丘園
- 特別養護老人ホーム第二松丘園
- 九十九里ホーム山田特別養護老人ホーム
- 障害者支援施設聖マーガレットホーム
- 九十九里ホームデイサービスセンター
- 九十九里ホーム山田デイサービスセンター
- 第二松丘園デイサービスセンター
- ケアサロン悠々
- 飯高デイサービスセンター
- 老人保健施設ミス・ヘンテ記念ケアセンター
- 老人保健施設日向の里
- 九十九里ホーム病院
- 九十九里訪問看護ステーション
- 社会福祉法人岐阜アソシア(岐阜県岐阜市、視覚障害者福祉施設)
- 社会福祉法人聖マッテヤ会(三重県津市、高齢者事業、障害者事業、児童養護施設等)
- 聖マッテヤ子供の家
- ナザレの家
- 聖マッテヤ心豊苑
- 生活介護事業所 ひかり
- 社会福祉法人鈴鹿聖十字会(三重県三重郡菰野町、高齢者事業、障害者事業等)
- 障害者支援施設 菰野聖十字の家
- 特別養護老人ホーム 菰野聖十字の家
- 特別養護老人ホーム 鈴鹿聖十字の家
- 聖十字四日市老人福祉施設
- ケアハウス白百合ハイツ
- 介護老人保健施設 聖十字ハイツ
- 社会福祉法人神愛会(和歌山県西牟婁郡、高齢者事業)
- 愛の園
- 深和ホーム
- 社会福祉法人富山聖マリア会(富山県中新川郡、高齢者事業)
- 特別養護老人ホーム常楽園
- 社会福祉法人聖ヨハネ会(石川県羽咋郡、児童養護施設等)
- しお子どもの家
- 押水児童クラブ
- しお児童クラブ
- 双葉こども園
- 双葉第二こども園
- 聖ヨハネ保育園
- 社会福祉法人白川学園(京都府京都市北区、障害児支援事業等)
- ひなどり学園
- 社会福祉法人博愛社(大阪府大阪市淀川区、児童養護事業、保育事業、高齢者事業等)
- こひつじ乳児保育園
- 博愛社保育園
- 児童家庭支援センター博愛社
- 病後児ホームつくしんぼ
- 地域小規模児童養護施設くるみ
- 特別養護老人ホーム博愛の園
- サテライト特養 清心館
- ケアハウスはくあい
- はくあい介護サポートセンター
- 社会福祉法人聖ヨハネ学園(大阪府高槻市、児童発達支援事業、放課後デイサービス事業、障がい児相談支援事業等)
- 児童養護施設聖ヨハネ学園
- 下田部保育園
- 特別養護老人ホーム 高齢者総合ケアセンター ミス・ブール記念ホーム
- ミス・ブール記念高齢者総合ケアセンター
- ミス・ブール小規模特養
- うの花療育園
- ゆう・あいセンター
- 障がい者支援施設 地域生活支援センター光
- 聖ヨハネ子どもセンター
- 社会福祉法人東光学園(大阪府堺市中区、児童養護施設、高齢者事業)
- 児童養護施設 東光学園
- 特別養護老人 ホームふれ愛の家
- 東光学園付属診療所
- 社会福祉法人三光事業団(兵庫県西宮市、児童養護施設)
- 三光塾
- 御殿山ひかりの家
- 児童家庭支援センター「子そだてサポートひかり」
- 西宮市立鳴尾留守家庭児童育成センター
- 母子生活支援施設 ファミリエひかり
- 社会福祉法人リデルライトホーム(熊本県熊本市中央区)
- 養護老人ホーム ライトホーム
- 特別養護老人ホーム リデルホーム黒髪
- 短期入所生活介護 リデルホーム
- 特別養護老人ホーム ノットホーム
- デイサービスセンター ユーカリ苑
- ホームヘルプサービスセンター リデルホーム
- 居宅介護支援事業所 リデルホーム
- 特別養護老人ホーム リデルホーム龍田
- グループホーム カムさぁ
- 放課後等デイサービス カムさぁ
- 熊本市地域包括支援センター ささえりあ浄行寺
- 小規模多機能型居宅介護事業所 コムーネ黒髪
- 住宅型有料老人ホーム くろかみの家
- リデル・ライト両女史記念館
その他の関連法人
- 学校法人聖路加国際大学聖路加国際病院(1902年創設。東京都中央区)
- 公益財団法人聖バルナバ病院(大阪市天王寺)
- 公益財団法人キープ協会(山梨県北杜市、モデル農村コミュニティ事業)
- 公益財団法人同志会(東京都文京区)
- 特定医療法人新生病院 (長野県上高井郡小布施町)
- 一般財団法人白石庵敬神会(宮城県仙台市青葉区)
- 一般財団法人榛名荘(群馬県高崎市)
- 榛名荘病院
- あけぼの苑
- 一般社団法人日本聖徒アンデレ同胞会(東京都港区)
- 特定非営利活動法人工房あかね - ウェイバックマシン(2014年8月25日アーカイブ分)(群馬県高崎市、障害者通所施設)
- 特定非営利活動法人パウル会(長野県上高井郡小布施町、高齢者事業)
- 居宅支援事業所 かえで
- 居宅支援事業所 かえですざか
- 訪問看護ステーション 希望(のぞみ)
- サービス付き高齢者向け住宅 ナーシングホーム須坂
- 地域密着型療養通所介護 療養デイサービスすざか
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護 ケアステーション須坂
- 看護小規模多機能型居住介護施設 さくら園
- 認知症対応型共同生活介護事業所 やまびこの家
- 特定非営利活動法人ファミリーサポートセンター聖十字広場(北海道岩見沢市)
- 特定非営利活動法人ぶどうのいえ(東京都文京区)
- 特定非営利活動法人ワンダイム(長野県上高井郡小布施町、海外医療協力・被災地支援事業等)
- 特定非営利活動法人聖公会生野センター(大阪府大阪市生野区)
- 聖公会出版 聖公会関係の書籍の出版。(2016年3月31日解散)
脚注
- ^ “日本聖公会 北関東教区 川越キリスト教会”. kawagoe-seikoukai.org. 日本聖公会・川越基督教会. 2019年2月8日閲覧。 “聖公会は、イギリス国教会を母体とするプロテスタントの教会です。”
- ^ 日本聖公会 東京教区 Q&A
- ^ a b 小田原聖十字教会について
- ^ 立教大学の歴史・沿革|立教大学
- ^ 『官報』 1922年5月27日
- ^ “日本聖公会、大阪教区と京都教区が2024年合併へ”. Christian Today. 2021年1月19日閲覧。
- ^ 日本聖公会東京教区 きょうくニュース 第403号 2020年11月8日
- ^ 聖公会綱領の説明|八戸聖ルカ教会 - ウェイバックマシン(2006年8月21日アーカイブ分)
- ^ 聖公会とは|浜松聖アンデレ教会
- ^ 『特祷・聖餐式聖書日課 A年』、『同 B年』、『同 C年』(聖公会出版、改定版2004年)
- ^ 『日本聖公会法憲法規』《2016年版》、別表2、p. 66.
- ^ 『日本聖公会祈祷書』《1990年版》、p. 925.
- ^ 『日本聖公会祈祷書』《1990年版》、教会問答12、p. 261-262.
- ^ 「堅信前の陪餐」関連諸文書
- ^ 『日本聖公会祈祷書』《1990年版》、p. 265.
- ^ カトリック・聖公会・福音ルーテル 日本で初の合同礼拝開催 第二バチカン公会議「エキュメニズム教令」50年記念 2014年12月25日|キリスト新聞
- ^ 在日ウクライナ正教会
- ^ St Mary & St Mark Coptic Orthodox Church Japan
- ^ 長野県. “日本聖公会(にほんせいこうかい)中部教区(ちゅうぶきょうく)岡谷聖(おかやせい)バルナバ教会(きょうかい)(岡谷市)が国の登録有形文化財に登録されます/長野県”. www.pref.nagano.lg.jp. 2018年11月17日閲覧。
参考書籍
- 『日本聖公会祈祷書』《1990年版》日本聖公会管区事務所、1991年。(2004年改訂第1版)
- 『日本聖公会法憲法規』《2016年版》日本聖公会管区事務所、2017年。(2018年一部改正)
- 『日本聖公会 聖歌集』日本聖公会管区事務所、2006年。
- 竹内謙太郎『教会に聞く―日本聖公会の教会問答を読み解く』はるかぜ書房・みつば舎、2018年。ISBN 978-4-9908508-3-8。
- 西原廉太『聖公会が大切にしてきたもの』教文館、2016年。ISBN 978-4-7642-6125-9。(初版:聖公会出版、2012年。ISBN 978-4-88274-211-1。)
- 大江満『宣教師ウィリアムズの伝道と生涯』刀水書房、2000年。ISBN 978-4-88708-263-2。
- 松平惟太郎『日本聖公会100年史』日本聖公会教務院文書局、1959年。
関連項目
外部リンク
- 公式サイト
- 日本聖公会とは(管区事務所サイト)
- 近代建築の聖公会教会