川名慎一
東北楽天ゴールデンイーグルス 一軍外野守備走塁コーチ #99 | |
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2018/3/13 マツダスタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 鹿児島県鹿児島市 |
生年月日 | 1970年4月10日(54歳) |
身長 体重 |
179 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 1988年 ドラフト3位 |
初出場 | 1990年9月27日 |
最終出場 | 1998年10月12日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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コーチ歴 | |
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この表について
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川名 慎一(かわな しんいち、1970年4月10日 - )は、鹿児島県鹿児島市[1]出身の元プロ野球選手(外野手)、プロ野球コーチ。
来歴
[編集]現役時代
[編集]小学4年生から野球を始め、中学時代には全日本メンバーとしてアメリカ遠征を経験した[1]。
鹿児島商工高校(現:樟南高校)2年生時の1987年に夏の甲子園に外野手として出場[1]。2回戦で石井忠徳(後の石井琢朗)がエースだった足利工業高校に勝利したが、3回戦で木村龍治と後藤孝次を擁する中京高校に敗れた。同学年には濱涯泰司、1学年下には大西崇之と吉鶴憲治がいる。
1988年のドラフト3位で日本ハムファイターズに入団[1]。
現役時代は球界屈指の俊足選手として知られ、代走としての起用が多かった。本来は右打ちであるが、俊足を生かすために一時期スイッチヒッターに挑戦していた。1997年10月に戦力外通告を受け、阪神タイガースにテスト入団にて移籍[1]。
1998年、一軍出場が僅か1試合に終わり再び戦力外通告を受け現役引退。
指導者・スタッフ時代
[編集]引退後はプロゴルファーの研修生になっていたが、2004年から2012年まで日本ハムの二軍外野守備・走塁コーチを務めた。コーチ退任後の2013年からは日本ハムのアマ兼プロスカウトを務めた[2]。
2015年から再び二軍外野守備・走塁コーチを務める。2016年からは一軍外野守備・走塁コーチに配置転換された。攻撃時は一塁ベースコーチを務めていたが、2019年シーズンからは三塁ベースコーチを務める。
2020年シーズンから2年間プロスカウトを務めたあと、2022年は育成コーチとして3年ぶりに現場復帰した[3]が、1年限りで退任。2023年からはチームスタッフ札幌屋内練習場担当に転換された[4]。2024年限りで退団。
2025年から東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍外野守備走塁コーチを務める。
人物
[編集]足が速く、中学時代に陸上選手として200m走の県記録を作ったことがある[1]。スーパーカートリオで知られ球界一の俊足とも言われた屋鋪要が、「自分より足が速いと思ったのは川名だけ」と述べている[5]。
趣味は塗り絵。また、CHAGE and ASKAのものまねをさせたら右に出る者はいないと言われている。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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1990 | 日本ハム | 5 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
1991 | 101 | 47 | 44 | 22 | 8 | 1 | 0 | 0 | 9 | 2 | 16 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 11 | 1 | .182 | .217 | .205 | .422 | |
1992 | 22 | 8 | 8 | 9 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | .250 | .250 | .250 | .500 | |
1993 | 79 | 139 | 123 | 26 | 34 | 3 | 2 | 0 | 41 | 11 | 16 | 6 | 5 | 2 | 9 | 0 | 0 | 17 | 2 | .276 | .321 | .333 | .654 | |
1994 | 25 | 40 | 35 | 5 | 9 | 0 | 1 | 0 | 11 | 1 | 6 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | 0 | .257 | .316 | .314 | .630 | |
1995 | 62 | 80 | 72 | 13 | 17 | 3 | 0 | 0 | 20 | 6 | 8 | 4 | 4 | 1 | 2 | 0 | 1 | 17 | 2 | .236 | .263 | .278 | .541 | |
1996 | 39 | 29 | 27 | 12 | 3 | 1 | 0 | 1 | 7 | 1 | 6 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 8 | 2 | .111 | .172 | .259 | .432 | |
1998 | 阪神 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
通算:8年 | 334 | 345 | 311 | 88 | 73 | 8 | 3 | 1 | 90 | 21 | 54 | 17 | 12 | 3 | 18 | 0 | 1 | 62 | 7 | .235 | .276 | .289 | .566 |
記録
[編集]- 初記録
- 初出場:1990年9月27日、対ロッテオリオンズ24回戦(川崎球場)、9回表にマット・ウインタースの代走して出場
- 初盗塁:1990年9月30日、対福岡ダイエーホークス23回戦(東京ドーム)、6回裏に二盗(投手:井上祐二、捕手:大塚義樹)
- 初安打:1991年6月30日、対福岡ダイエーホークス14回戦(東京ドーム)、8回裏に斉藤学から単打
- 初打点:1991年7月14日、対オリックス・ブルーウェーブ15回戦(帯広の森野球場)、8回裏に高木晃次から適時打
- 初先発出場:1991年8月7日、対福岡ダイエーホークス19回戦(平和台球場)、2番・中堅手として先発出場
- 初本塁打:1996年4月29日、対千葉ロッテマリーンズ6回戦(千葉マリンスタジアム)、9回表に榎康弘からソロ
背番号
[編集]- 27(1989年 - 1997年)
- 68(1998年)
- 75(2004年 - 2012年、2015年 - 2019年)
- 85(2022年)
- 99(2025年 - )
脚注
[編集]- ^ a b c d e f プロ野球人名事典 2003(2003年、日外アソシエーツ)、172ページ
- ^ 週刊ベースボール2014年3月24日号 P19
- ^ “新庄剛志ビッグボス 来季首脳陣発表!林ヘッド、武田投手コーチら”. 日刊スポーツ. (2021年11月18日) 2021年11月18日閲覧。
- ^ “日本ハム、矢野謙次氏のスカウト転身発表 鉄腕が駐米スカウト、大量17人の人事異動”. Full-Count. (2023年1月4日) 2023年1月4日閲覧。
- ^ “【足を速くするためにはサーキットトレーニングをすべき!?】盗塁王に足を速くする方法や昔のエピソードなどについて語りました!”. YouTube (2020年1月16日). 2022年1月25日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 川名慎一 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)