UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY

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UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY
GLAYスタジオ・アルバム
リリース
録音 -
(CHELSEA SOUND STUDIO)
(DOG HOUSE STUDIO)
(HEART BEAT STUDIO)
(BUNKAMURA STUDIO)
(CHLING KING STUDIO)
ジャンル J-POP
時間
レーベル アンリミテッド・レコード
プロデュース 佐久間正英
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2002年度年間41位(オリコン)
  • 登場回数12回(オリコン)
ゴールドディスク
GLAY 年表
ONE LOVE
2001年
UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY
2002年
rare collectives vol.1
rare collectives vol.2
2003年
『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』収録のシングル
  1. Way of Difference
    リリース: 2002年2月27日
  2. またここであいましょう
    リリース: 2002年7月24日
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UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』(ユニティ・ルーツ・アンド・ファミリー アウェイ)は日本のロックバンドGLAYのメジャー7作目のオリジナル・アルバム。

2002年9月19日ポニーキャニオンよりリリースされた。

解説[編集]

前作『ONE LOVE』からわずか10ヶ月後のリリース。シングル「逢いたい気持ち」は諸事情により本作品への収録は見送られた。また、「夏の彼方へ」はGLAYが参加したサウンドトラック『映画版 未来日記』(2000年の作品)に収録されていた曲で、ラストトラックには前作の1stトラックの「ALL STANDARD IS YOU」のリミックス版が収められている。

前作『ONE LOVE』と同時期に制作され、メンバー曰く、本作は『ONE LOVE』と連作、兄弟作との意味合いがあると述べており[1][2]、その『ONE LOVE』に収録されなかった楽曲を中心に収録。『ONE LOVE』がバンドサウンド、ロック寄りの楽曲中心だったのに対し、本作はより情緒的なものをまとめたものとなった[3]音楽評論家田家秀樹は本作に関して、「『ONE LOVE』の中の言葉が、パブリックな人格としてのバンドのものだったとしたら、本作はよりパーソナル。パブリックという概念を使えばその対極にあるプライベート。ひとりの人間、ひとりの男性としてのTAKUROの心情。個人的で内省的で、ひっそりとしていて、愛おしい。ステージでは見せない心のひだに触れたような気がする。」と評している[3]

また、TAKUROの著書『胸懐』ではTAKURO自身の今までの人生を語った個人的な作品でもあると語られており、TAKUROが自分の思い通りにやりたい事を他のメンバーに打ち明けたところ、二つ返事で了承してくれたというエピソードがある[4]。そのため、本作の制作に関しては、JIRO曰く、「GLAYとしてのバンド・マジックというよりTAKUROくんの頭の中にある世界観をどう音として表現するか考えて作った。」と述べている[2]

タイトルの「UNITY ROOTS & FAMILY」とは、「自分達と共にあるもの。縦、横の繋がり」。そして「AWAY」とは「それらの、出会ったもの、見つけたものを大切にし、新たに歩み出す」という意味を表している[1]

収録曲[編集]

特に表記がない限り「作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY、佐久間正英」。

  1. WE ALL FEEL HIS STRENGTH OF TENDER
    GLAY楽曲においては稀有な、全英詞の曲である。ストリングスコーラスを用いた曲。なお、イントロは2分以上あり、GLAYの楽曲では最も長い。
  2. またここであいましょう
    同年発売の26thシングル。日本航空「JAL NEW CHINA」CMソング。楽曲自体は、2002年に行なわれたライブ・ツアーにおいても演奏・披露されていた。
  3. girlish MOON
    女性の視点から綴られた歌詞が特徴的なスロウ・バラード。歌詞の随所にTAKUROの敬愛するサザンオールスターズへのオマージュと思われる言葉が取り込まれている。転調の仕方が印象的な楽曲である。
  4. Way of Difference
    同年発売の25thシングル。表記はないが、イントロ部分の異なるアルバムバージョンである。
  5. 航海
    ライフ「GLAY LIFE MASTER CARD "北京メモリアルタイプ"」CMソングとしてオンエアされた楽曲である。
  6. ゆるぎない者達
    TAKUROをして、「『ゆるぎない者達』があったから『逢いたい気持ち』の入る余地はなかった」と云わしめたバラード楽曲。曲の原型は2000年頃から存在していた。
    TAKUROがパーソナリティを務めていたラジオ『GLAY TAKURO RADIO FACTORY』の最終回(2000年12月)において、「タップのメリークリスマス」というタイトルでデモバージョンがTAKUROの弾き語りによって披露された。
  7. 夏の彼方へ (Johnny the unity mix)
    • 作詞・作曲:TAKURO 編曲:TAKURO、佐久間正英
    オリジナルサウンドトラック『映画版 未来日記』も収録されていた「夏の彼方へ」のリアレンジバージョン。
  8. neverland
    • 作詞:TAKURO 作曲:JIRO 編曲:GLAY、佐久間正英
    作詞こそTAKUROであるが、作曲は今作品で唯一TAKURO以外のメンバー、JIROによるもの。3分半のスロウな楽曲の中で、ひと組のカップルの恋愛模様が語られてゆく曲である。
  9. 彼らのHOLY X'MAS
    前作『ONE LOVE』にもクリスマス・ソングは収録されていたが、前作は男女の恋愛におけるクリスマス・シーンを描写していたのに対し、今作は「平和の象徴」としてのクリスマスについて綴られたものであると思われる。同曲は2000年のクリスマス、ファンクラブの会員宛に発送されたクリスマスカードに「テッコのホーリークリスマス」というタイトルでCDが添付されていた。
  10. Father & Son
    TAKUROが幼い頃に亡くなった父親に対する想いが描かれた曲。歌詞の中で語られているバスのエピソードはTAKURO自身の実体験である(ただし、歌詞の中でも描かれているように現実に起こった出来事かはわからないらしい)。なお、歌詞は「子供が生まれる事によって親の苦労を知る」という風に進んでいくが、これは元々この曲は子供が生まれる友人のためにTAKUROが作ったためだと思われる(当時TAKUROは結婚していない)。
  11. 卒業まで、あと少し
    25thシングル「Way of Difference」のカップリング曲。学校の卒業をテーマにした楽曲。歌詞の内容はTAKUROの体験した実話が基となっている。メンバーであるJIROもこの曲を佳曲と発言をしている。
  12. Friend of mine
    函館時代のTERUの親友が希望していた国家試験を3年続けて不合格だったことへのメッセージソングだとTERUが語っている[2]
    GLAYのメンバーをしてもこの曲はどういうジャンルに分類されるのか分らないという、不思議な曲調の楽曲となっている。
  13. ALL STANDARD IS YOU 〜END ROLL〜
    • 作詞・作曲:TAKURO 編曲:GLAY&dj honda
    前作『ONE LOVE』の収録曲のリアレンジ・ヴァージョン。前作の様なロック・バラード風な作りではなく、今作に顕著なスロウ・バラード風な作りをもって、本作品のラストを穏やかに彩っている。2002年に放送された毎日放送情熱大陸』で「ALL STANDARD IS YOU」の別バージョンのレコーディング風景が紹介されていたが、おそらくその別バージョンがこの曲の原型になっているのではないかと思われる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b #36 ARTIST PICK UP GLAY”. Groovin' Archive. 2014年10月6日閲覧。
  2. ^ a b c 『夢の絆:GLAY document story 2001-2002(田家秀樹・著)』「エピローグ 2002年9月 [東京] 『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』」(P411 - 422)より
  3. ^ a b 『別冊カドカワ 総力特集GLAY』「オリジナルアルバムから見る『GLAYの軌跡と奇跡』(UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY)」(P168~169)より
  4. ^ TAKURO・著 『胸懐』より

外部リンク[編集]