旭川市立大学短期大学部
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旭川市立大学短期大学部 | |
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旭川大学短期大学部当時(2006年7月) 大学キャンパス内に短期大学部を併設 | |
大学設置 | 1964年 |
創立 |
1898年 (2023年 公立大学に移行) |
学校種別 | 公立 |
設置者 |
公立大学法人旭川市立大学 (2023年3月まで学校法人旭川大学) |
本部所在地 |
〒079-8501 北海道旭川市永山3条23丁目1番9号 北緯43度49分0.9秒 東経142度26分44.4秒 / 北緯43.816917度 東経142.445667度座標: 北緯43度49分0.9秒 東経142度26分44.4秒 / 北緯43.816917度 東経142.445667度 |
学生数 | 184 |
学部 |
食物栄養学科 幼児教育学科 |
ウェブサイト | 公式サイト |
旭川市立大学短期大学部(あさひかわしりつだいがくたんきだいがくぶ、英語: Asahikawa City University Junior College, ACUJC)は、北海道旭川市に本部を置く日本の公立短期大学である。略称は旭川短大[注釈 1]。日本最北端の短期大学であり、上川総合振興局管内唯一の短期大学である。
概観
大学全体
- 1898年に発足した旭川裁縫専門学校を起源とする学校法人[注釈 2]によって、旭川女子短期大学の名前で1964年に設置された。1968年に北日本学院大学女子短期大学部、1970年に旭川大学女子短期大学部と改称した後も、引き続き私立大学であったが、2022年9月9日付けで、文部科学大臣より設置者を学校法人旭川大学から公立大学法人旭川市立大学へ変更することが認可され[1][2]、2023年4月1日付けで公立大学に移行した[注釈 3]。同時に、設置者変更に伴い「旭川大学短期大学部」の名称が「旭川市立大学短期大学部」に変更された[3]。
- 2学科からなる。キャンパスは旭川市立大学と同じ敷地内にある。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 公立大学に移行する前の旭川大学短期大学部における建学の精神は「地球に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学」であった[注釈 4]。
- 2023年から現・旭川市立大学短期大学部に移行するにあたり、旭川大学短期大学部当時の建学の精神を踏まえてさらに発展させて「豊かな人間性と国際的な視野を有し自律した人材を育成する大学 創造と実践で時代を切り拓く大学 知の拠点として地域社会に貢献する大学」(2022年10月25日時点)が建学理念に掲げられた[5]。
学風および特色
- 旭川市立大学短期大学部は自立できる人材養成が教学の基本方針となっている。
- 旭川市立大学と同じキャンパス内にあるため、両者の交流が深い。
私立から公立への変更
→詳細は「学校法人旭川大学 § 設置校の公立化への動き」を参照
2022年8月31日、文部科学省の大学設置・学校法人審議会において、旭川市が先に同年6月22日付けで北海道知事宛てに申請を行っている公立大学法人旭川市立大学の設立が認可されることを前提に、旭川大学短期大学部の設置者に係る同公立大学法人への変更認可を認める答申がなされた[6]。その後、同年9月9日に北海道知事より法人の設立[7]と文部科学大臣より設置者の変更とがそれぞれ認可された[1][2]。
大学等の設置者変更とともに、旭川大学は旭川市立大学に、旭川大学短期大学部は旭川市立大学短期大学部にそれぞれ名称が変更された。また、残る私学の側の学校法人旭川大学は学校法人旭川志峯学院に名称が変更された[注釈 5][8]。
沿革
- 1964年 旭川女子短期大学(あさひかわじょしたんきだいがく)として開学。家政科を設置。
- 1966年 家政科を家政専攻に改称し、食物栄養専攻を増設。
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
- 1968年 北日本学院大学女子短期大学部(きたにほんがくいんだいがくじょしたんきだいがくぶ)と改称。
- 1969年 幼児教育科を設置。
- 1970年 旭川大学女子短期大学部(あさひかわだいがくじょしたんきだいがくぶ)と改称。学科名を変更する。
- 家政科→家政学科
- 幼児教育科→幼児教育学科
- 1974年 専攻科幼児教育専攻を設置。
- 1987年 学科および専攻名称を変更。
- 家政学科→生活学科
- 家政専攻→生活文化専攻
- 1998年 専攻科福祉専攻を設置(なお、2015年度末で廃止)。
- 2002年 生活文化専攻に替わって生活福祉専攻を設置(なお、2020年度末で廃止)。
- 2011年 旭川大学短期大学部(あさひかわだいがくたんきだいがくぶ)と改称され、男女共学化される。
- 2022年 生活学科食物栄養専攻を食物栄養学科へ名称変更。
- 2022年 公立大学法人旭川市立大学の設立、並びに同法人への設置者変更が認可される(いずれも9月9日付け)[1][7]。
- 2023年 設置者を公立大学法人旭川市立大学に変更(移管による大学の公立化)、大学名を旭川市立大学短期大学部(あさひかわしりつだいがくたんきだいがくぶ)に改称[6][9][10]。
基礎データ
所在地
- 〒079-8501 北海道旭川市永山3条23丁目1番9号
交通アクセス
象徴
- 2023年に公立大学に移行した後は「旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部」共通の新しいロゴマークが採用されており[11]、漢字の「旭川」と英略称の「ACU」を組み合わせたデザインのマークである[12]。
- 旭川大学短期大学部当時のカレッジマークは、石狩川が流れる様子をイメージして、ブルーを基調に流線形の「川」と「AU」を組み合わせたデザインであった旭川大学のものと同じものを使用していた。
教育および研究
組織
学科
取得資格について
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 旭川市立大学短期大学部のクラブ活動は基本的に、旭川市立大学生と合同であり沢山のクラブがある。
学園祭
- 旭川大学短期大学部当時の学園祭は「北辰祭」と呼ばれ、旭川大学と合同で行われていた。
大学関係者と出身者
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大学関係者
- 旭川大学短期大学部
- 旭川市立大学短期大学部
大学の組織
- 旭川大学短期大学部当時の同窓会組織がある。
系列校
かつての系列校
- 2022年度までの私立大学当時は、旧設置者の学校法人旭川大学の系列に属していた。
- 旭川大学高等学校(現・旭川志峯高等学校) - なお、旭川大学当時に2016年11月15日付けで高大連携協定を締結[15]。
- 旭川大学附属幼稚園(現・旭川志峯幼稚園)
- 旭川大学情報ビジネス専門学校(現・旭川情報ビジネス専門学校)
卒業後の進路について
就職について
- (注)記事の編集時点の内容が主となっているため、最近の状況についてはホームページ等で確認ください[16]。
- 食物栄養学科:栄養士としての就職者が多いものとなっている。日清医療食品・富士産業・シダックスなどの一般企業や各種医療機関や保育所などにわたっている。 旭川信用金庫・北海道銀行・ツルハ・アートホテル旭川・ヤクルト北北海道・クラフト・旭川トヨタ自動車など非専門職外への就職者もみられる。
- 幼児教育学科:保育職に就く人が最も多く、それに次いで幼稚園教諭に就く人が多いものとなっている。
編入学・進学実績
- 旭川大学短期大学部当時は、併設の旭川大学ほか藤女子大学への編入学実績がある。
脚注
注釈
- ^ 旭川大学短期大学部当時。
- ^ 短大設置時の法人名は学校法人旭川共立学園。数次の改称の後、2023年大学移管までの法人名は学校法人旭川大学。現、学校法人旭川志峯学院。
- ^ 学校教育法第2条第1項の規定に定める「地方公共団体」に公立大学法人が含まれるため、同条第2項により公立大学法人が設置する学校は「公立学校」にあたる。
- ^ 旭川市立大学移行直後の公式ホームページでは、変更無く掲げられている[4]。
- ^ 設置者変更及び公立大学法人設立の手続きにあわせて、学校法人旭川大学の寄附行為の変更についても同学校法人が認可申請を行い、2022年9月9日に北海道知事より認可された。
- ^ 2022年4月に生活学科食物栄養専攻から変更。
出典
- ^ a b c 『公立大学法人旭川市立大学の設立認可等について』(PDF)(プレスリリース)旭川市、2022年9月13日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブ 。
- ^ a b “私立旭川大の市立化を認可 文科省”. 北海道新聞電子版. (2022年9月12日). オリジナルの2022年9月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部、開学しました。”. 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部. (2023年4月1日)
- ^ “建学の理念・教育目標”. 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部 (2023年4月1日). 2023年4月1日閲覧。
- ^ “公立大学法人旭川市立大学中期目標 (評価委員会意見反映後)”. 旭川市公立大学法人評価委員会における評価等. 旭川市 (2022年10月25日). 2022年11月27日閲覧。
- ^ a b “大学等の設置者変更に係る答申について(令和4年8月31日)”. 文部科学省 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月31日閲覧。“令和5年度 大学等の設置者変更の認可申請一覧” (PDF). 文部科学省 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b “公立大学法人旭川市立大学の設立認可について(令和4年9月)”. 旭川市 (2022年9月13日). 2022年9月13日閲覧。 “公立大学法人旭川市立大学を令和5年4月1日に設立することについて、令和4年9月9日付けで北海道知事から認可されました。”
- ^ “資料3 公立大学法人設立認可等に関わる経過”. 第2回旭川市公立大学法人評価委員会. 旭川市 (2022年9月30日). 2022年11月27日閲覧。 “学校法人から文部科学大臣に対して、大学及び短期大学部の名称変更に関わる届出を設置者変更認可後に実施している。”
- ^ “2023(令和5)年度 開学式・入学式について”. 旭川大学・旭川大学短期大学部. (2023年3月22日)
- ^ “公立化第一期生、地域貢献を誓う 市立旭川大”. 朝日新聞デジタル. (2023年4月5日). オリジナルの2023年4月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部の新しいロゴマークの審査を行いました。”. 旭川大学・旭川大学短期大学部. (2023年1月27日)
- ^ “旭川市立大学 4月1日の開学を前にロゴマークお披露目”. NHK NEWS WEB. (2023年3月29日). オリジナルの2023年3月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ 学長交代のお知らせ - ウェイバックマシン(2021年4月16日アーカイブ分)
- ^ “公立大学の理事長及び学長の予定者について”. 旭川市総合政策部 大学公立化担当 (2021年11月). 2023年3月27日閲覧。
- ^ ニュース 旭川商業高校と高大連携協定を締結しました(旭川大学 2016年11月18日)(2022年12月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ “旭川大学短期大学部 就職データ”. 学校法人旭川大学. 2022年12月15日閲覧。
参考文献
- 旭川大学短期大学部
- 『全国学校総覧』(全国大学総覧)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『旭川大学女子短期大学部』(入学案内小冊子)
- 旭川市立大学短期大学部