不二家の時間
不二家の時間(ふじやのじかん)は、ラジオ東京テレビ(KRテレビ)→TBSで1957年7月21日から1973年6月に、日本の菓子メーカー・不二家の1社単独提供で放送された日曜19:30-20:00枠内のタイトルである。
初期は「ポパイ」を始めとした海外作品が放送され、その後はTBS制作によるアニメ、後期はドラマが放送された。
作品リスト
タイトル | 放映期間 | 話数 | 製作会社 | 出演者・声優 | 備考 |
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マイティ・マウス | 1957.7.21~1958.4.27 | テリートゥーン | 声:関敬六 | ||
ラマー・オブ・ジャングル | 1958.5.4~1959.5.17 | シンジケーティッド・アメリカン・テレビジョン | 声:大木民夫 | ||
ポパイ | 1959.6.7~1965.8 | フライシャー・スタジオ | 声:浦野光、京田尚子、熊倉一雄 | ここまで海外作品 | |
オバケのQ太郎 | 1965.8.29~1967.3.26 | 96 | 東京ムービー | 声:曽我町子、田上和枝、野沢雅子、喜多道枝 | 1967年4月より水曜18時に移動 |
パーマン | 1967.4.2~1968.4.14 | 54 | 東京ムービー スタジオ・ゼロ |
声:三輪勝恵、大竹宏、栗葉子、加茂喜久 | |
怪物くん | 1968.4.21~1969.3.23 | 48 | 声:白石冬美、大竹宏、兼本新吾、今西正男 | アニメ枠一旦終了 | |
青空にとび出せ! | 1969.3.30~1969.9.28 | 26 | 国際放映 | ピンキーとキラーズ、田崎潤、水森亜土、加藤和彦 | ここからドラマ枠 |
サインはV (岡田可愛版) |
1969.10.5~1970.8.16 | 45 | 東宝 | 岡田可愛、中山麻理、范文雀、岸ユキ、中山仁 | |
アテンションプリーズ | 1970.8.23~1971.3.28 | 32 | 紀比呂子、范文雀、高橋厚子、皆川妙子、黒沢のり子 | ||
美しきチャレンジャー | 1971.4.5~1971.10.17 | 29 | 国際放映 | 新藤恵美、森次浩司、進千賀子、高樹蓉子、左時枝 | |
美人はいかが? | 1971.10.24~1972.4.16 | 26 | 大映テレビ | 奈良富士子、寺尾聰、夏夕介、内田喜郎、西川鯉之丞 | ドラマ枠一旦終了 |
アニメドキュメント ミュンヘンへの道 |
1972.4.23~1972.8.20 | 17 | 日本テレビ動画 | 声:小林昭二、辻村真人、兼本新吾、森功至、仲村秀生 | ここから再びアニメ枠 9月24日に特番を放送 |
モンシェリCoCo | 1972.8.27~1972.11.26 | 13 | 声:広川あけみ、つかせのりこ、森功至、北浜晴子、富田耕生 | アニメ枠終了 | |
新諸国物語・笛吹童子 | 1972.12.3~1973.6.3 | 26 | 大映テレビ | 岡村清太郎、内田喜郎、瞳順子、藤岡重慶、神太郎、市毛良枝 | ここから再びドラマ枠 『不二家の時間』枠廃止 |
補足
- 直前の日曜19:00枠に編成していた「タケダアワー」同様、本シリーズにもオープニングキャッチが存在しており、不二家のシンボルマーク「ファミリーマーク」の右の「花模様」が回転しながらアップで映されると、それがズームアウトして「ファミリーマーク」全体が映されるという構成だった。
- 「オバケのQ太郎」、「パーマン」、「怪物くん」はその後テレビ朝日にてリメイク版のアニメーションが製作された。アニメーション制作はいずれもシンエイ動画(オバケのQ太郎はその前に一度「新オバケのQ太郎」として日本テレビ・東京ムービーでリメイクされた)。なお、当時本枠のネット局だった朝日放送は、テレビ朝日系へのネットチェンジ後に前記作品のリメイク版を放送している。また当時はテレビ局が1つしかない県が多く、結果的に本枠、テレビ朝日リメイク版、「怪物くん」実写版(日本テレビ)を全て放送した地方局もある。
- 1965年8月~1969年3月では、「オバQ」「パーマン」「怪物くん」はOPのおわり、EDのおわりに、ペコちゃんが登場した。オープニングは、「お菓子は不二家! テレビは○○(「○○」はそれぞれの番組名)! みんなで見てね! 」。エンディングは、「○○ー! はーい! ペコちゃんー! はーい! ぼくらはゆかいな仲間でーす! 不二家、不二家、でーはまた来週! 」(ただし「オバケのQ太郎」では、「ぼくらはゆかいな仲間でーす」が「2人はゆかいなコンビでーす」となっており、このパートのみ声は石川進が担当した)。なお「オバケのQ太郎」はOP・EDとも、放送時のフィルムが散逸されており現在で見る事は出来ないが、「オバケのQ太郎」には共演したシネテープが存在している。
- 「サインはV」は、その後1973年の不二家の時間解消後に、複数スポンサーの提供によって続編(坂口良子版)が製作された。
- 「アテンションプリーズ」は、2006年にフジテレビで火曜日21時ドラマ枠で新版(上戸彩主演)が製作された。
- 「青空にとび出せ!」から「サインはV」継続中の1970年3月までは、18:00に「てなもんやシリーズ」(朝日放送制作)、18:30に時代劇(朝日放送制作)、19:00に「タケダアワー」、20:00に1時間ドラマ、21:00に30分ドラマ、21:30に「東芝日曜劇場(現:日曜劇場)」、22:30に1時間海外ドラマが編成され、連続5時間半もドラマが編成されていた。
- なお、TBSでその番組の直前の枠である日曜19時台前半にアニメ番組が放送されたのは開局以来現在に至るまで1本もなく、また在京キー局で日曜19:00開始のアニメ番組が放送されたことがないのはTBSだけである。
ネット局
※系列は放送終了時点のもの(打ち切り時はネット打ち切り時のもの)。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
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関東広域圏 | 東京放送 | TBS系列 | 制作局、現:TBSテレビ |
北海道 | 北海道放送 | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 | 1969年11月まで |
青森テレビ | NETテレビ系列 TBS系列 |
1969年12月開局から[1] | |
岩手県 | 岩手放送 | TBS系列 | 現:IBC岩手放送 |
宮城県 | 東北放送 | ||
秋田県 | 秋田放送 | 日本テレビ系列 | |
山形県 | 山形放送 | ||
福島県 | 福島テレビ | TBS系列 フジテレビ系列 |
1971年9月までは日本テレビ系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列 | 1970年3月まで |
テレビ山梨 | TBS系列 | 1970年4月開局から | |
長野県 | 信越放送 | ||
新潟県 | 新潟放送 | ||
静岡県 | 静岡放送 | ||
中京広域圏 | 中部日本放送 | 現:CBCテレビ | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 | |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | TBS系列 | |
岡山県 | 山陽放送 | 当時の放送エリアは岡山県のみ | |
鳥取県 | 日本海テレビ | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 NETテレビ系列 |
当時の放送エリアは鳥取県のみ 1972年9月の鳥取・島根の電波相互乗り入れまで |
島根県 →島根県・鳥取県 |
山陰放送 | TBS系列 | 1972年9月までの放送エリアは島根県のみ 1972年9月より鳥取・島根の電波相互乗り入れで山陰放送に一本化 |
広島県 | 中国放送 | ||
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 | 1970年3月まで |
テレビ山口 | TBS系列 フジテレビ系列 NETテレビ系列 |
1970年4月から | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
香川県 | 西日本放送 | 当時の放送エリアは香川県のみ、『怪物くん』を放送した実績あり | |
愛媛県 | 南海放送 | ||
高知県 | 高知放送 | 1970年3月まで | |
テレビ高知 | TBS系列 | 1970年4月開局から | |
福岡県 | RKB毎日放送 | ||
長崎県 | 長崎放送 | ||
熊本県 | 熊本放送 | ||
大分県 | 大分放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||
沖縄県 | 琉球放送 |
関連項目
脚注
- ^ 当時はJNNには番販で参加していた。
KRテレビ→TBS 日曜19:30枠 | ||
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