ホンダ・クイント
ホンダ・クイント SU型 | |
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フロント(画像はローバー・クインテット) | |
リア | |
最終型(画像はローバークインテット) | |
概要 | |
別名 |
欧州名:ホンダ・クインテット オーストラリア名:ローバー・クインテット |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1980年2月 – 1985年2月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドア ハッチバックセダン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | EP型:1.6L 直4 SOHC CVCC |
最高出力 | 90PS/5,500rpm(グロス値) |
最大トルク | 13.2kgf·m/3,500rpm(グロス値) |
変速機 | 5速MT/3速ホンダマチック |
前 |
前:マクファーソンストラット 後:マクファーソンストラット |
後 |
前:マクファーソンストラット 後:マクファーソンストラット |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,360mm |
全長 | 4,110mm |
全幅 | 1,605-1,615mm |
全高 | 1,355mm |
車両重量 | 865-900kg |
その他 | |
燃費 | 14.5km/L(10モード) |
販売期間中の新車登録台数の累計 | 3万3359台[1] |
系譜 | |
後継 |
ホンダ・クイントインテグラ(日本国内ベルノ店) ホンダ・コンチェルト(海外仕様。3年4ヶ月の空白有) |
クイント(QUINT)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたハッチバック型の小型乗用車である。
概要
クイントは、同社の「アコード」と「シビック」の中間的な存在として位置付け(1988年発売のコンチェルトも同じ位置付けだった)られ、1980年に発売が開始された。
後部に大きめのバックドアを備えたファーストバックスタイルの5ドアハッチバックセダンで、販売チャンネルであった「ベルノ店」の性格から、幅広い用途での使用を想定しながら、よりスポーティな走行性能を備える車種としての性格付けがなされていた。
搭載されたエンジンはアコードにも搭載されていたEP型 1.6L SOHC CVCC(90PS:グロス値)1種類のみで、組み合されたトランスミッションは、5速MTと3速ホンダマチックの2種類であった。
「クイント」の単独車名は、1代限りとなり、1985年のフルモデルチェンジで、「クイントインテグラ」に改められ、さらに1989年のフルモデルチェンジで、「インテグラ」となり、途絶する2007年まで続いていく。
当時ホンダがイギリスのローバーと提携していた関係で、オーストラリアではこのモデルのバッジエンジニアリング車がローバー・クインテットとして1983年から1985年にかけて販売されていた。
搭載エンジン
- エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
- 弁機構:CVCC SOHCベルト駆動 吸気1 排気1
- 排気量:1,601cc
- 内径×行程:77.0mm×86.0mm
- 圧縮比:8.8
- 最高出力:90PS/5,500rpm
- 最大トルク:13.2kgf·m/3,500rpm
- 燃料供給装置形式:キャブレター
- 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
- 燃料タンク容量:50L
初代 SU型(1980年-1985年)
- 1980年2月13日に発表された(発売は2月16日)。
- 1980年4月に最上級グレード「TER」が追加された。
- 1980年6月にサンルーフが追加装備された。
- 1981年9月にマイナーチェンジがおこなわれた。
- 1985年2月19日にフルモデルチェンジでクイントインテグラへ。
車名の由来
- Quint:五人組や五重奏を意味する「Quintet(クインテット)」を短縮した造語である。なお、欧州ではクインテットの名称で販売されていた。
脚注
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第84号9ページより。
関連項目
- 本田技研工業
- ホンダ・インテグラ - 後継車
- ホンダ・コンチェルト - 海外仕様にとっての事実上の後継車(日本国内ではクリオ店専売だったため、ベルノ店専売であったクイントの後継の役割は果たさなくなる)
- クインテット
- クイーン[要曖昧さ回避]