土木工学

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土木工学(どぼくこうがく、Civil engineering)とは、良質な生活空間の構築を目的として、自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の整備のための技術(土木技術)について研究する工学である[1]

土木工学で扱う対象には、河川、上下水道、ダム、道路、橋梁、鉄道、港湾、空港などがある。それぞれを様々な要素から成る一つのシステムとして捉え、どこに、何を、どの程度の規模で(計画)、どのように造り(設計、施工)、どのように維持するか(維持管理)などについて、河川、道路、港湾、鉄道、水道といった対象毎に河川工学、道路工学、鉄道工学などの単位で、またこれらの対象について、計画、設計、施工、維持管理等の各分野別に別れ、細分化された分野全てについて1人の技術者が精通することは不可能に近く、同じ土木技術者であっても、例えば河川技術者は鉄道技術はわからない、河川の積算技術者は港湾の積算は門外といったことが非常に多い。更には、同じ河川技術であっても官庁技術者と民間技術者では知識蓄積や見解等の相違がある。多自然型川づくりの技術者は木は素材として扱うが、樹木は造園、メタル構造物はほかの分野にみえ、測量技師や区画整理の技術者に大型の施設は、未知の世界である。

技術士試験においても、土木技術分野にあたる建設部門」の選択科目は多い。さらに衛生工学部門上下水道部門といった建設部門から独立した部門も設置されている。

目次

[編集] 土木の語源

  • 土木の名前の由来は中国の春秋時代の古典「准南子(えなんじ)」にでてくる築土構木という言葉から来ているといわれているが、実際のところははっきりしない。
  • 土木工学は英語では"Civil engineering"であるとされる。当初は主として民業施設に関した工学を意味したとされる。これは軍事以外の部門を意味するCivil(Militaryの反意語)という語を、1771年にイギリスの機械技術者ジョンスミートンがそのようにCivil Engineeringの名称決定したことに由来するとされてはいる。近代はメカニカルやエレクトリカルエンジニアリングとの区別からであり基本的にはCivilな分野の技術を指すとはいえない。

[編集] 土木工学の各分野

  • 土木工学の分野には主に、以下のようなものが細分化されてあり、これらの人間社会の基盤、その中に住みよい空間も建築がつくる、と考えられている。

[編集] 構造・材料系

[編集] 水工系

[編集] 地盤系

[編集] 測量系

[編集] 計画系

[編集] 交通系

[編集] 衛生系

[編集] 他分野との関わり

土木工学と他分野との関わりには以下のようなものがある。土木工学が他分野の成果に貢献より、他の分野の研究が貢献する場合が多い。

[編集] 土木工学の教育

[編集] 中等教育

土木工学は中等教育では工業高校土木科が担っている。

[編集] 高等教育

高専では、環境都市工学科という名称の学科が担っている。
短期大学専修学校(専門学校)では土木工学科建設学科という名称の学科が担っているが、大学では工学部理工学部で、大半は旧来の土木工学科から名称変更し、カタカナ用語や二字熟語を組み合わせた名称の学科が高等教育を担っている。
昨今、土木工学科の場合は単独学科の名称変更が多く見られたのは、他の工学系学科に比べ受験生等のほか受験界や関係者間でも土木分野の業務内容と土木という単語があまり良いイメージ(土木作業員・土方、汚職)を持たない進学しにくいイメージも抱くという解釈のため、学科名から土木という言葉を廃する大学が増えていることとなっている。
また、建築学科機械工学科等の他の工学系学科も合併等の学科再編などで前記土木系学科の名称そのものがなくなり、課程やコースを設置する傾向がある。

また大学院では工学研究科や理工学研究科などに土木工学専攻(学科と同じように名称が異なる場合が多い)を設置している。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 土木学会. "土木学会とは" 土木学会概要. 2008年3月19日閲覧.

[編集] 外部リンク