レオロジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 連続体力学 | 固体力学あるいは材料強度学 | 弾性力学 | |
| 塑性力学 | レオロジー | ||
| 流体力学 | 非ニュートン流体 | ||
| ニュートン流体 | |||
| 連続体力学 | ||||||||
|
||||||||
レオロジー(英語:rheology)とは、物質の変形および流動一般に関する学問分野である。日本語では「流動学」とも呼ばれる。レオロジーという用語は、ヘラクレイトス(異説もあり)の有名な言葉"panta rhei"「万物は流転する」による造語で、ユージン・ビンガム(1920年)による。
適用範囲は広く、大きさ的に見れば分子サイズから宇宙サイズまで、様々な大きさでの議論がある。基本的に物体間での作用を議論する学問であるため、ニュートン力学の範囲で議論される(量子力学には適用されない)。
レオロジーは、古典的な弾性やニュートン流体の理論を、より一般的で複雑な物質へ拡張するものである。塑性と非ニュートン粘性の流体力学という一見無関係の2分野を、「いずれの対象も静的平衡においてせん断応力に耐えられない」という認識で結び付ける。この意味で可塑性固体は液体である。また粉末状物質のレオロジーは粉体レオロジーGranular rheologyと呼ばれる。
レオロジーの課題の1つは、測定により変形とストレスの間の関係を実験的に確定することにある。これらの実験技術はレオメトリーrheometryとして知られる。数学的には連続体力学として扱われる。
レオロジーは工学、地球物理学や生理学への応用においても重要である。血流の性質についての研究分野を血液レオロジーという。