ネオ・ジオンの機動兵器
ネオ・ジオンの機動兵器(-きどうへいき)は、『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するアクシズ(後のネオ・ジオン)、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する新生ネオ・ジオン、『機動戦士ガンダムUC』に登場する新生ネオ・ジオン残党(通称袖付き)のモビルスーツ(MS)およびモビルアーマー(MA)といった機動兵器について記述する。記述は五十音順。
目次 |
[編集] アクシズ(ネオ・ジオン)
[編集] R・ジャジャ
| R・ジャジャ(アル・ジャジャ) R-JARJA |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMX-104 |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 20.0m |
| 本体重量 | 36.4t |
| 全備重量 | 67.5t |
| 出力 | 2,320kw |
| 推力 | 75,040kg |
| センサー 有効半径 |
13,700m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | 銃剣付ビームライフル ビームサーベル 3連装ミサイルポッド |
| 搭乗者 | キャラ・スーン |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、指揮官用試作型MS。
旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継ぎ、白兵戦能力を重視して開発された。だが、試作途中で量産化計画が見送られたため、指揮官用として改修され実戦投入された。
主武装としてビームサーベルや銃剣装着のビームライフルがあり、特にビームサーベルは形状が中世ヨーロッパの騎士が持つ剣の様に装飾され、収納用のサーベルラックが付属している。 両肩には内蔵武器の3連装ミサイルポッドのほかに可動式盾「バリアブルシールド」を装備。これは多方向からの攻撃に対応出来ると同時に、機体の機動性を高めるスラスターの役割をはたしており、これにより高い運動性と機動性を確保している。
当機はその大部分がカスタマイズで構成されているため、エンドラの艦長に就任したキャラ・スーン機のみとされているが、一説では士官用に少数生産されたともいわれており、第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線に残存するネオ・ジオン部隊によって数機運用されている。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』では、グレミー・トト軍の制式カラーである灰色に塗装されたR・ジャジャ(グレミー軍仕様)が登場する。
- 劇中の活躍
- 第11話に登場。マシュマー・セロの監視役としてエンドラに現れたキャラ・スーンによって持ち込まれ艦内で組み立てられた。キャラの愛機としてエゥーゴのアーガマ隊とたびたび交戦するが、彼女の戦闘中に高揚する性格のせいで満足に運用されることはなく、キャラ自身がアーガマの捕虜となった際に被弾し大破している。
- 漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』では、旧ジオン派の高官カイゼル伯の側近であるヴィール大尉が搭乗している。カイゼル伯を暗殺したフェアトン・ラーフ・アルギスの座乗艦インドラを襲撃するも、返り討ちにあい撃墜されている。
- PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン・オブ・ジオン』では、ネオ・ジオン特殊部隊「ナイトシェイド」のグレイ・シャイアン少佐機や「デザートライナー」のカーズ・エドワード少佐機などが存在しており、宇宙港のあるアデン基地へ向かうアフリカ残存部隊を率い活躍したといわれている。
[編集] ガザC
人型作業機械をベースに開発された、量産型中距離支援用可変モビルスーツ。
詳細は「ガザC」を参照
[編集] ガザD
ガザCの改良型。
詳細は「ガザC#ガザD」を参照
[編集] ガザE
ガザCの発展型で、MA形態での戦闘力を強化した。
詳細は「ガザC#ガザE」を参照
[編集] ガ・ゾウム
ガザシリーズをリファイン・再設計した量産型可変MS。MS形態時の戦闘力に重点が置かれている。
詳細は「ガザC#ガ・ゾウム」を参照
[編集] ガズアル&ガズエル
一年戦争時に開発されていたMSガルバルディを、ハマーンのロイヤルガード用として、改修強化した機体。
詳細は「ガルバルディ#ガズアル&ガズエル」を参照
[編集] カプール
水圧に耐えるため、球形をした機体が特徴的な水陸両用MS。「カプル」の名で、『∀ガンダム』にも登場する。
詳細は「カプール」を参照
[編集] ガルスJ
| ガルスJ GALLUSS-J |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMX-101 |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 量産機 |
| 頭頂高 | 19.5m |
| 本体重量 | 52.7t |
| 全備重量 | 78.3t |
| 出力 | 2,840kw |
| 推力 | 121,900kg |
| センサー 有効半径 |
11,200m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | ビームサーベル 五連装フィンガーランチャー 連装ミサイルポッド×2 アーム・パンチ エネルギーガン |
| 搭乗者 | マシュマー・セロ ネオ・ジオン一般兵 |
| ガルスK GALLUSS-K |
|
| 型式番号 | AMX-101K |
| 武装 | ビーム・キャノン |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場する量産型MS。
グリプス戦役後、ネオ・ジオンが地球圏へ侵攻するにあたり、戦力増強目的で開発された陸戦向きMS(宇宙でも使用可能)。アームパンチ機構を始め、今までにない数々の実験的な試みが成されている。
アクシズへ合流した旧ジオン公国出身の技術者が開発に携わったため、公国軍MSの影響が色濃く特にMS-07 グフの流れを汲んでいるが、一方で、ガンダリウム合金やムーバブル・フレームなどの新技術も導入された機体となっている。AMX-102 ズサと連携して作戦を遂行する事を前提にしているため、中/近接戦闘に比重が置かれた設計になっている。左手のフィンガーランチャー、両肩に内蔵された連装ミサイルポッドなど固定武装が充実し、主武装であるエネルギーガン(出力3.8Mw。射撃毎にマガジン内の砲弾型Eパックカートリッジを一個ずつ消費する珍しい携帯ビーム兵器)とあわせ、全体的にまとまった性能を有している。
のちにサイド1シャングリラでの試験結果を受け相当数が生産されたものの、やや遅れて配備されたAMX-009 ドライセンに比べて突出した能力に乏しかった所から、本格的な主力機となるまでには至らなかった。
- 劇中での活躍
- サイド1シャングリラにおいてマシュマー・セロによって実戦試験が行われた。また、Ζガンダムに搭乗したジュドー・アーシタが初めて戦った軍用MSでもある。もっともこれは、マシュマーがコクピットハッチがない状態の本機にノーマルスーツなしで搭乗し、出撃した異例の戦闘であった(結局、撃墜こそ免れたが、素人のジュドーに敗退する結果となっている)。
- のちに巡洋艦サンドラのMS隊や、ハマーン・カーンに叛旗を翻したグレミー・トトの軍にも配備されており、後者はグレミー軍制式カラーである灰色に再塗装されている。OVA版の『機動戦士ガンダムUC』ではEP4に地上のジオン残党軍が保有する機体としてガルスKやマラサイと共に登場し、トリントン湾岸基地襲撃作戦に参加している。劇中ではマラサイのビームライフルを装備していた。
- デザイン
- 『ΖΖ』においてメカデザイナーの永野護が降板したため、出渕裕がデザインした「バオウ」がクリーンナップを経て、ガルスJとして登場することとなった。決定稿ではすでにイメージがかけ離れているが、頭部のデザインはキュベレイが元となっている。
- 永野も、アニメとは大きく異なるデザインを用意しており、講談社の雑誌「コミックボンボン」で連載された漫画版『機動戦士ガンダムΖΖ』では、このデザインのガルスJが登場している。
[編集] ガルスK
『機動戦士ガンダムUC』に登場するネオ・ジオン残党軍のMS。ガルスJの派生機で、砲撃仕様の機体である。
ガルスJの固定武装であるフィンガーランチャーや肩の連装ミサイルポッドを廃し、替りに左肩にガ・ゾウムのハイパー・ナックルバスターと同型のビーム・キャノンを一門装備、左腕に3連ミサイルポッドを外付けしている。また、ジャイアント・バズと呼ばれる無反動砲を標準装備し、両肩がスパイクアーマーに変更された。機体色はガルスJのグリーン基調からサンドカラーに変更されている。OVA版ではEP4に登場[1]。ジオン残党軍が占拠するグレイファントム級の残骸からガルスJらと共に出撃し、トリントン湾岸基地襲撃作戦に参加した。その際にはザクキャノンのビッグガンを装備していたことが確認されている。
[編集] キュベレイ
アクシズで開発されたニュータイプ専用MSで、サイコミュによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。第1次ネオジオン戦争において、ネオ・ジオンの実質的指導者であるハマーン・カーンが専用機として使用し、量産型をグレミー・トト麾下のニュータイプ部隊が使用した。
詳細は「キュベレイ」を参照
[編集] ギガンティック
| ギガンティック | |
|---|---|
| 型式番号 | AMX-016 |
| 所属 | ネオ・ジオン |
| 建造 | アクシズ |
| 生産形態 | 試作機 |
ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場するオリジナルMS。
ネオ・ジオンの地球侵攻作戦を想定し、核攻撃用MSとして開発された機体で、耐衝撃・耐熱処理や核攻撃後の離脱のための大出力スラスターなどが装備されている。
[編集] クィン・マンサ
ニュータイプ専用大型MSで、サイコミュとファンネルによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。第1次ネオ・ジオン戦争末期に、グレミー・トトの反乱軍により運用された。
詳細は「クィン・マンサ」を参照
[編集] ゲーマルク
| ゲーマルク GEYMALK |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMX-015 |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 22.0m |
| 本体重量 | 46.3t |
| 全備重量 | 78.7t |
| 出力 | 8,320kw |
| 推力 | 92,400kg |
| センサー 有効半径 |
11,700m |
| 装甲材質 | ガンダリウム |
| 武装 | ビームサーベル×2 ビームライフル×2 2連装ビームランチャー×2 ハイパーメガ粒子砲 3連装メガ粒子砲×2 2連装メガ粒子砲×2 メガ粒子砲×2 3連装グレネードランチャー×2 メガ・ビームカノン×2 マザーファンネル×2 (内部にチルドファンネルを14機ずつ収納) |
| 搭乗者 | キャラ・スーン |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。第一次ネオ・ジオン抗争末期に開発され、ドーベン・ウルフと同時期に実戦投入されたニュータイプ専用の重MS。
機能上第4世代MSに分類される機体であり、全身に多数のメガ粒子砲を装備。砲門1基あたりの出力は標準的だが、機体のあらゆる方位に向けての砲撃が可能。また、胸部に搭載されるハイパーメガ粒子砲は出力30.5MWにも達する強力な兵装であり、ΖΖガンダムに優るとも劣らない圧倒的な火力を有する。ゲーマルクが本格的に稼動すれば、コア3級のスペースコロニー1基を崩壊させる程の威力があると言われている。
背部にはマザーファンネルと呼ばれるビット兵器を2基装備し、その内部には小型のチルドファンネルを各14基搭載。このマザーファンネルにはチルドファンネルを展開する際、母機としての機能を有しているため、従来よりも広域のオールレンジ攻撃が可能。この様な高度なサイコミュ兵器を使用するため、ドーベン・ウルフよりも高いニュータイプ能力を持つ搭乗者を必要とするが、キュベレイ等初期のニュータイプ専用機と比較すれば、パイロットへの負担は軽減されている。
火力のみに限定すれば当時最高クラスの性能を誇るゲーマルクであるが、機動力の面に関しては標準の域を出ていない。ただし、全身のメガ粒子砲とパイロットである強化人間の空間認知能力とを組み合わせれば死角は存在せず、敵機によるオールレンジ攻撃にも正面から立ち向かうことが出来る強力なMSである。コロニー内などの重力下においては、護衛機であるガズアルおよびガズエルに牽引された状態で移動する例もあった。
- 劇中での活躍
- 第一次ネオ・ジオン抗争末期、ハマーン正規軍近衛兵向けに少数が実戦投入され、その圧倒的な火力でグレミー・トト率いる反乱軍に対抗した。中でも強化人間キャラ・スーンが搭乗した機体は高い戦果を挙げており、反乱軍のドーベン・ウルフ一般機を圧倒、また巨大MSのクィン・マンサとも互角に渡り合っている。
- 正規軍と反乱軍が共倒れに終わった後、同軍残党の量産型キュベレイ部隊とΖΖガンダムとの交戦に乱入。周囲を無数のファンネルに包囲され、護衛機のガズアルと共にその集中砲火を受ける。このときガズアルは撃破されているが、キャラが掛け声と共に気合を張るとゲーマルクは周囲に目に見えないバリヤーらしきものを展開し、ビームを無効化している。圧倒的多数の量産型キュベレイを相手に奮闘し、それに搭乗するクローン・ニュータイプを恐怖させるも、最終的には相討ちという形で搭乗者のキャラと共に機体は爆散している。
[編集] ザクIII
連邦製のハイザック→マラサイ系とは別に、アクシズの技術者がザク系の最終型として開発した汎用攻撃型重MS。
詳細は「ザクIII」を参照
[編集] ザクIII改
ザクIIIを指揮官用に改修した機体。
詳細は「ザクIII#ザクIII改」を参照
[編集] ジャムル・フィン
| ジャムル・フィン JAMRU-FIN |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMA-01X |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 試作機 |
| 頭頂高 | 15.0m |
| 本体重量 | 24.7t |
| 全備重量 | 58.5t |
| 出力 | 4,750kw |
| センサー 有効半径 |
13,400m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | ハイメガキャノン 2連装小型ミサイルランチャー×2 ビーム砲×2 |
| 搭乗者 | ダニー デル デューン |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、試作型可変MA。
元々はビグ・ザムに匹敵する大型MAとして建造されたが、戦況の悪化により計画が頓挫し、簡易部品などでMA形態を優先し急造されたため、MS形態は簡易マニピュレーターなどにより人型とはいえないフォルムとなった。とはいえ、本来の姿であるMA形態での加速力は他の追随を許さず、また腹部にハイメガキャノンを内蔵するなど、自走砲として高い機動力と圧倒的な火力をもち、急造品にしては高性能な機体に出来上がっている。
また、メガ・ブースターを装備することで長距離移動と武装の強化が可能となるほか、さらに核パルス推進ブースターを使用することで惑星間航行も行えるなど、破格の拡張性を持っていた。
初期に試作された3機がネオ・ジオンとジオン共和国の共闘作戦で実戦に投入され、ジオン共和国の隠れザビ派で「ジャムルの3D」と呼ばれるダニー、デル、デューンの3人が搭乗した。
- 劇中の活躍
- 第38話に登場。ジオン共和国の隠れザビ派で「ジャムルの3D」が搭乗した。ジャムル・フィンの機動性を活かした三身一体の連携プレーにより、ガンダム・チームを苦しめるが、戦闘中にリィナから激励の意思を感じ取ったジュドーのニュータイプ能力の前に敗退、撤退する。第45話では、わずかながら機体のみ登場するものの以後、機体・「ジャムルの3D」共に消息は不明。
[編集] ズサ
ガルスJと一体で運用する構想で製作された中距離支援用MS。背面に本体よりも巨大なブースターを装備し、多数のミサイルを搭載する。『∀ガンダム』にも「ズサン」の名で登場。
詳細は「ズサ」を参照
[編集] ゾディ・アック
| ゾディ・アック / ゾアン Z'OD-IACOK / ZOON |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMA-100 |
| 所属 | アクシズ→ニューディサイズ |
| 全高 | 44.2m (ゾアン・巡航形態時:22.1m) (ゾアン・戦闘形態時:33.8m) |
| 全長 | 218.3m (ゾアン・戦闘形態時:193.85m) |
| 全幅 | 41.65m (ゾアン・巡航形態時:20.83m) (ゾアン・戦闘形態時:23.84m) |
| 本体重量 | 9,640t(ゾアン時:4,820t) |
| 全備重量 | 22,580t(ゾアン時:11,293t) |
| 出力 | 197,400kW(ゾアン時:98,700kW) |
| 推力 | 496,00t(ゾアン時:248,00t) 姿勢制御バーニア数:84(ゾアン時:42) |
| センサー 有効半径 |
28,000m(ゾアン時:16,000m) |
| 装甲材質 | ガンダリウム・コンポジット |
| 武装 | 大型メガ粒子砲×2 ビーム・カノン×12 有線式ビーム・クロー×4 ビームサーベル×12 大型ミサイル×16 60mmバルカン×8 Iフィールドジェネレーター (ゾアン時は半数) |
| 搭乗者 | トッシュ・クレイ(ゾアンI) ファスト・サイド(ゾアンII) |
| ゾディ・アック量産型 | |
| 型式番号 | AMA-100C |
雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場する、ネオ・ジオン軍が開発した試作型可変MA 。
全長200mを越える大型機で、地球侵攻作戦の際の低軌道制空用兵器として開発された。外観は旧世紀の宇宙用ロケットを思わせるフォルムとなっている。これほどの大きさとなると軌道変更の際のプロペラント消費が膨大なものになるが、大気圏上層部の大気を利用することにより、プロペラント消費を押さえた軌道変更を可能としている。
また、中心線から上下に分離が可能。その状態の機体はゾアンと呼ばれ、それぞれがゾアンI、ゾアンIIとされ、機体の各部を展開し、格闘戦形態に変形することが出来る。機体後方の「大頭部ユニット」は単体での航行・大気圏再突入が可能となっている。胴体中央部には大型のメガ粒子砲が装備されており、合体状態では機首部が大きく上下に分割し、内面に備されたIフィールドジェネレーターにより、正確に目標に誘導される。大型メガ粒子砲の威力はコロニーレーザーを除けば最強クラスである。それゆえ、本機は全身が巨大なメガ粒子砲であるといえる。この装備は単体でも使用可能であるが、メガ粒子砲を連射する際のエネルギーチャージや冷却系にトラブルが発生し、結局機体の構造上問題の解決には至らなかった。
サイコミュの導入も検討されていたが、メガ粒子砲関連のトラブルが続出したために計画は見送られることとなり、結局大気を利用した軌道変更の実験をした後に廃棄処分が決まった。ニューディサイズ残党に対し、ネオ・ジオン軍は地球連邦軍との宣戦布告前であり地球連邦軍同士の内乱を傍観する立場を取っていたので、欠陥を彼らに告げずに厄介払いと表向きの協力のため、機体を譲渡した。ただし、譲渡の際にネオ・ジオン軍のエンブレムが入ったままであり、エンブレムを消さずにα任務部隊と戦った。
雑誌『モデルグラフィックス』の連載時には登場しなかったが、別冊化の際に新たにデザインされ本編に登場している。
- 劇中での活躍
- ペズンの反乱終盤でニューディサイズに譲渡され、実戦運用されることになった。その際、ビットの搭載スペースに大型ミサイルが実装された。大気利用による軌道変更には成功したものの、ゾアンI、ゾアンIIに分離した際にメガ粒子砲関連のトラブルによりゾアンIIは爆発してしまい、残るゾアンIも質量弾として利用されたが、地球連邦軍α任務部隊のSガンダムによって撃破されている。
[編集] ゾディ・アック量産型
ゲーム『SDガンダムG GENERATIONN-0』に登場する架空の兵器。ネオ・ジオン軍の試作型MA。
ゾディ・アックの発展量産型で、ベース機の抱えていた数々の欠点を改良した上で、生産性を重視して機体をコンパクト化している。メガ・カノン砲の威力こそ初期型に劣るものの信頼性は飛躍的に向上しており、大気圏突入能力やサーベルを用いた接近戦能力なども健在である。
コストパフォーマンスに優れたMAであり、地球侵攻作戦の主力部隊へ配備する予定であったが、当時のネオ・ジオン技術陣は準サイコミュ搭載MSの設計に追われており、本機の開発は設計段階で打ち切られた。
[編集] ドーベン・ウルフ
一般兵用のサイコミュを採用した大型MS。コンピュータアシスト型の簡易オールレンジ攻撃兵装である「インコム」を搭載する。
詳細は「ドーベン・ウルフ」を参照
[編集] ドライセン
| ドライセン DREISSEN |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMX-009 |
| 所属 | ネオ・ジオン/袖付き |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 量産機 |
| 頭頂高 | 22.0m |
| 本体重量 | 36.7t |
| 全備重量 | 66.8t |
| 出力 | 2,380kW |
| 推力 | 107,800kg |
| センサー 有効半径 |
13,100m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | 3連装ビームガン×2 ビームランサー トライブレード×3 ビームトマホーク ヒート・サーベル ビームライフル ビームバズーカ ジャイアント・バズ |
| 搭乗者 | オウギュスト・ギダン ラカン・ダカラン グレミー・トト サミュ (005) テルス (007) バーン・フィクゼス 他 |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダムUC』に登場する、ネオ・ジオン軍の量産型重MS。
ドム系統の最終発展型で当初は地上用として開発されたが、後に宇宙用にも発展した。一年戦争でジオン公国の重MSであるドム[2]の純粋な後継機として、パイロット達の信頼を得た機体である。
武装面ではバズーカによる砲撃戦を主体としたドム、リック・ドムとは異なり、ビームランサーとビームトマホークとを接合させた白兵戦用の得物を主武装とし、両腕部に固定火器として3連装ビームガン[3]を装備(または3連装バルカンなど、複数の交換用オプション有)、さらにバーニア付きの斬撃質量兵器であるトライブレード[4]など、グフに近い近距離、格闘戦向きの装備がなされている。
ただし、『機動戦士ガンダムΖΖ』32話でオウギュスト・ギダン駆るドライセンが格闘戦時には背部ラッチに取り付け可能なビームライフルを携帯していることや、バックパックを換装したビームランチャーやビームライフルを装備した火力支援型などのバリエーションが存在しており、遠距離戦にも充分対応可能である[5]。本機はドム系だったことと、色々と実験的な装備が試されたガルスJよりもオーソドックスな造りだったため、中盤以降の主力量産機としての位置を占めた。
OVA『機動戦士ガンダムUC』では再塗装・袖付きの装飾が施され、袖付きの本拠地パラオ防衛用として現役稼動している。3連装ビームガン用のパワーサプライヤーが内装式に改善され、ヒートサーベルとシナンジュ用を改修・量産化したジャイアント・バズを装備。
- 劇中での活躍
宇宙でラカン・ダカランの初搭乗機として、地上ではオウギュスト・ギダンの搭乗機として登場した。特にラカン機においてはジュドーの乗るΖΖの装甲を切り裂き、後一歩のところまで追い込んでいる。地上編後はマシュマー率いる新生エンドラ隊の所属機他、ハマーン派、グレミー派を問わず、多数の本機が見受けられた。
漫画『機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽』にてバーン・フィクゼス大尉が搭乗した機体はドム・カラーの塗装を施されていた。
OVA『機動戦士ガンダムUC』ではパラオから脱出しようとしていたユニコーンガンダムと交戦している。この機体はサミュ大尉の搭乗機で、『ガンダムユニコーンエースVol.2』掲載の漫画「『袖付き』の機付長は詩詠う」にはテルス少尉の機体も登場している[6]。
- ドライセン ビームランチャー装備機
- バックパックを換装され、ビームランチャーを持ったドライセン。
[編集] バウ
| バウ BAWOO |
|
|---|---|
| 型式番号 | AMX-107 |
| 所属 | ネオ・ジオン |
| 建造 | ネオ・ジオン |
| 生産形態 | 量産機 |
| 頭頂高 | 18.5m |
| 全備重量 | 67.5t |
| 出力 | 2,410kW |
| 推力 | 75,040kg |
| センサー 有効半径 |
12,200m |
| 装甲材質 | ガンダリウム合金 |
| 武装 | ビームサーベル×2 4連装グレネード・ランチャー×2 ビームライフル メガ粒子砲付シールド ミサイル×6 |
| 搭乗者 | グレミー・トト クレイユ・オーイ アリアス・モマ ダナ・キライ |
アニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、量産型分離可変MS。ネオ・ジオン軍(旧ジオン公国軍含め)唯一の分離可変機である。デザインは出渕裕。
アクシズはグリプス戦役末期から既にガザCを実戦投入していたが、この機体は簡易型の可変MS (TMS) であったため、敵対勢力であるエゥーゴやティターンズが投入するTMSに対して十分な戦果を発揮することが出来ないでいた。
そのためアクシズ(後にネオ・ジオンと改名)としても本格的なTMSである第3世代MSの開発の必要に駆られた。開発に際して、政治的取引により入手した地球連邦軍やティターンズのムーバブルフレームなどの軍事技術が多く投入された。また、アクシズが提唱する「ジオン復興」に賛同し、エゥーゴやアナハイム・エレクトロニクス社から多くの技術者が合流したともいわれる。また、Ζガンダムのデータを盗用したという説もある[7]。フォルムはΖガンダムに非常に類似しているが、よりエッジの効いたデザインとなっている。
開発に際して、プロトタイプΖΖガンダムと同様に、機体を上下2つに分離させ、上半身をバウ・アタッカー、下半身をバウ・ナッター、それぞれの戦闘機として運用するコンセプトの基に試作が行われた。しかし、機体制御には複数のパイロットが必要とされるため、人員が不十分であったアクシズにとっては非効率であった。下半身であるバウ・ナッターを遠隔操作で運用する案も上がったが、ミノフスキー粒子による影響によって制御が困難であることが指摘されたため、開発を中断され、バウのMS形態での性能は十分なものであったことから可変機構を廃した騎士(当時のアクシズにおける士官)専用機として改修された。
しかし、本機に搭乗予定であったネオ・ジオンの士官グレミー・トトは当初の開発案に戻し、バウ・ナッターには慣性誘導装置の搭載と弾頭を搭載し大型ミサイルとして再設計するよう指示した。グレミーはバウ・アタッカーの持つ軽快な運動性能に目をつけ、バウ・ナッターを大型ミサイルとして考えることでこのMSの潜在的価値を見出した。この様な紆余曲折の結果完成した本機は、MSとしての高い性能を維持した上で、変形分離することで攻撃機としても運用可能な機体となった。
先行試作機は朱色を基調とした塗装を施されグレミー本人が搭乗した。グレミーはこの機体に愛着があったようであり、腰左部フロントアーマーに龍の下に飛と書いた漢字一文字(バウと読む)のマーキングが施されていた。これは本機の開発当初のコードネーム「飛龍(ヒリュウ)」の名残でもある。その後、グレミー機は実戦でも高い性能を示し、変形機能を排除した量産化も行われた。結局少数が生産、緑色に塗装され第一次ネオ・ジオン抗争に投入されたが、戦局を大きく変えるには至らなかった。グレミー以外のパイロットは分離・遠隔操作などの機体性能を十分活かし切ったとは言えなかったようである。
頭部はネオ・ジオンのMSに多く用いられるモノアイ機構を採用。バウ・アタッカーでの空力を考慮した形状となっている。コクピットハッチは胸部に設置されている。バック・パックは必要に応じて2基のプロペラント・タンクと共に射出することができる。
固定武装として前腕部に4連装グレネード・ランチャーおよびビームサーベルを装備する。機体背部のフレキシブル・ウィング・バインダーには各3基のミサイルを装備する。専用のビームライフルはアサルトライフルであるが、モードの切り替えにより速射も可能である。また、シールドには5連装のメガ粒子砲を装備し、機体防御と共に攻撃が可能である。
[編集] バウ・アタッカー
コクピットのある上半身の戦闘機形態をバウアタッカー (BAWOO ATTACKER) と呼ぶ。コクピットブロックを機首とし、頭部を前方に傾斜させ、腕部を機体下部に移動させる。バック・パックのフレキシブル・ウィング・バインダーを主翼をして用いる。武装はビームライフル、ミサイル、グレネード・ランチャーとMS形態の多くの武装を使用することができ、高い攻撃力を誇る。また、シールドを機体下面に装着することにより、機体下面の空力性能を向上させている。
[編集] バウ・ナッター
遠隔操作する下半身の戦闘機形態をバウナッター (BAWOO NUTTER) と呼ぶ。脚部を90度回転させ、腰部ユニットを翼として用いる。バウ・アタッカーとは異なり武装を持たないが、最大1,800kgのペイロードを有し、弾頭(核弾頭も搭載可能)を搭載することでそれ自身が射程640kmの巨大なミサイルとして機能する。バウ・アタッカーからの無線制御によってコントロールされるが、通信が途絶えた場合は内蔵したコンピューターによって自己判断による航行を行う。
- バウ(量産機)
- 量産機は生産性を考慮し分離合体システムを廃されたとも言われているが、定かではない。また、分離を行わずそのまま変形をする種類も試作されていたようである。
- バウbis
- ゲームブック『ガンダムΖΖ』には分離機構を廃止した簡易量産型機「バウbis」が登場(型式番号:AMX-107bis)。
[編集] ハンマ・ハンマ
サイコミュ搭載型の試作MS。両腕にオールレンジ攻撃が可能な有線式アームを装備する。ドーベン・ウルフの前駆をなす機体。
詳細は「ハンマ・ハンマ」を参照
[編集] リゲルグ
一年戦争時に開発されたゲルググを改修し、当時の一線級MSと同等の性能を持たせた機体。大幅に延長された肩部装甲とその中に装備されたスラスターが特徴的である。名称は、「リファインド・ゲルググ」を略したもの。
詳細は「ゲルググ#リゲルグ」を参照
[編集] 新生ネオ・ジオン
[編集] α・アジール
サイコミュを搭載した、ニュータイプ専用巨大モビルアーマー。シャアの元に奔った、クェス・パラヤが搭乗した。
詳細は「α・アジール」を参照
[編集] ギラ・ドーガ
当時のネオ・ジオンの主力量産型MS。ザクの流れを汲む機体である。
詳細は「ギラ・ドーガ」を参照
[編集] サザビー
ネオ・ジオン総帥、キャスバル・ダイクン(シャア・アズナブル)の専用機である赤い大型MS。ネオ・ジオンのもつ技術の全てを投入したMSで、サイコミュとファンネルを搭載し、サイコフレームを使用している。
詳細は「サザビー (ガンダムシリーズ)」を参照
[編集] ヤクト・ドーガ
ギラ・ドーガをベースとして開発されたニュータイプ用MS。サザビーと同形のファンネルを装備する。
詳細は「ヤクト・ドーガ」を参照
[編集] 袖付き
[編集] ギラ・ズール
「袖付き」の主力をなす量産型MS。ギラ・ドーガの改良型。
詳細は「ギラ・ドーガ#ギラ・ズール」を参照
[編集] クシャトリヤ
4枚のウィングバインダーが特徴的な、ニュータイプ専用大型MS。第1次ネオ・ジオン戦争時に運用されたクイン・マンサの発展型。
詳細は「クィン・マンサ#クシャトリヤ」を参照
[編集] シナンジュ
「袖付き」の首魁、フル・フロンタルが駆る赤いニュータイプ専用MS。ムーバブルフレームの一部にサイコフレームを採用しており、ユニコーンガンダムの試作機にあたる機体を「袖付き」が強奪し、改装したもの。
詳細は「シナンジュ (ガンダムシリーズ)」を参照
[編集] シャンブロ
「袖付き」が地球連邦の首都・ダカールの攻撃に使用した、拠点制圧用の大型水陸両用MA。
詳細は「機動戦士ガンダムUC#登場兵器」を参照
[編集] ゼー・ズール
ギラ・ズールのムーバブルフレームに、水中活動用のオプションを装備した水陸両用MS。
詳細は「ギラ・ドーガ#ゼー・ズール」を参照
[編集] ローゼン・ズール
ギラ・ズールのムーバブルフレームに、シナンジュの予備パーツを組み合わせて製造されたニュータイプ用MS。
詳細は「ギラ・ドーガ#ローゼン・ズール」を参照
[編集] 脚注
- ^ 先に公開された小説版の設定画と比べ、OVA版の設定画では肩にスタスターが1基追加され、下腕のデザインがガルスJと同型になっている。しかし劇中ではほぼ小説版のまま作画されている。
- ^ ドムは元々ジオン軍における地上侵攻作戦に投入された重MSであり、堅牢な構造と驚異的な機動力・戦闘能力を有するMSだった。
- ^ 機関銃的な連射が可能で命中率や制圧効果が高く、小型メガマシンガンと言っても過言ではない。
- ^ 「3つ刃」の意味
- ^ ドライセンのプラモデル説明書より。
- ^ サミュ大尉機の「005」、テルス少尉機の「007」のナンバリングは漫画作中の模擬戦時のみのもの。
- ^ ムック『GUNDAMGAMES』のインタビューでデザイナーは「バウはジオンのΖガンダム」と述べている。