翼幅
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翼幅(よくふく、英:wingspanまたは単にspan)とは固定翼航空機または鳥類の翼の左端と右端との距離のこと。例えばボーイング777はおよそ60 mの翼幅を持つ。
翼長(よくちょう)ともいい、生物の場合は翼開長(英:extent)ともいう。また「翼幅」は日常語では「よくはば」と読まれる場合もある。
「翼幅」は鳥類や固定翼航空機以外にも、翼竜、コウモリ、昆虫類等の羽根を持つ動物や、羽ばたき航空機などにも用いられる。生きている鳥の翼幅の公認記録は、1965年に捕えられたワタリアホウドリ(学名:Diomedea exulans)の3.63 mである。
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[編集] 航空機の翼幅
航空機の翼幅は、常に翼の両端間の直線距離で計測され、後退翼機でもそれは変わらない。また、回転翼機の場合はローターブレード1枚の長さをいう。
[編集] 航空機設計との関連
通常、航空機は翼幅が大きいほうがより効率的である。それは、その方が誘導抗力の悪影響が限定されるからであり、また、翼端渦の影響も少ないからである。しかし、長い翼を持つことはすなわちその飛行機が縦軸方向に大きな慣性モーメントを持つことを意味し、素早い横転ができず、機動性に劣ることにつながる。そのため、戦闘用航空機や曲技飛行機は通常、機動性を増すために、短い翼幅を選択する..
翼が発生させる揚力は翼面積と比例するため、短い翼を持つ飛行機はより長い翼弦を持つ必要がある。したがって、翼弦と翼幅の比率は航空機の特徴を決定するにあたって非常に重要な意味を持つ。航空工学ではこの比率を翼のアスペクト比と呼ぶ。
[編集] 飛行動物の翼幅
鳥の翼幅を計るには、生きている(または死んだばかりの)標本を背中を下に平らな場所に置き、翼の関節を伸ばす。そして、左右の翼の最も長い初列風切羽の先端の間隔を測定する。
[編集] スポーツにおける「翼幅」
バスケットボールにおいては、プレーヤーの指先から指先までの距離を(英語のまま)「ウィングスパン」と呼ぶ。これはボクシングでいうところの「リーチ」に相当するものである。
[編集] 翼幅の記録
[編集] 最大記録
- 航空機: ヒューズ H-4 ハーキュリーズ - 97.54 m(319 ft 11 in)[1]
- コウモリ: ジャワオオコウモリ(en:Large Flying Fox) - 2 m[2]
- 鳥類(現存種): ワタリアホウドリ - 3.63m
- 鳥類(絶滅種): アルゲンタヴィス・マグニフィセンス(en:Argentavis) - 8.3 m
- 爬虫類: ケツァルコアトルス(翼竜) - 15 m(18 m?)[3]
- 昆虫類: ナンベイオオヤガ(蛾) - 280 mm[4]
[編集] 最小記録
- 航空機(複葉機): バンブルビー II(en:Bumble Bee II) - 1.68 m(5 ft 6 in)[5]
- 航空機(ジェット機): ビード BD-5(en:Bede BD-5) - 4.27 m(14 ft)
- コウモリ: キティブタバナコウモリ - 16 cm
- 鳥類: マメハチドリ - 6.5 cm
- 昆虫類: タンザニア寄生バチ(en:Tanzanian parasitic wasp) - 0.2 mm
[編集] 脚注
- ^ "Spruce Goose". Evergreen Aviation Museum. 2007-06-23 閲覧。
- ^ "Bats". Sea World. 2007-06-23 閲覧。
- ^ "Flying dinosaur biggest airborne animal". New Zealand Herald. 2007-06-23 閲覧。
- ^ "Largest Lepidopteran Wing Span". University of Florida Book of Insect Records. 2007-06-23 閲覧。
- ^ The World's Smallest Piloted Airplane The BUMBLE BEE II

