エリア88の登場人物
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エリア88の登場人物では、日本の漫画『エリア88』およびそれを原作とするアニメ、及びカセットブックに登場する架空の人物について説明する。
本記事中のキャスト欄にある「OVA」、「CB」、「TV」の表記はそれぞれオリジナルビデオアニメ、カセットブック、テレビシリーズを指す。また、担当声優名は当時のクレジット表記に基づく。各キャラクターの乗機の変遷は原作の漫画版に基づいており、基本的に一回限りのものは省かれている。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] エリア88
[編集] 主要人物
- 風間真(かざま しん)
- OVA、CB:塩沢兼人(OVAでの少年時代:坂本千夏)、TV:子安武人
- 本作の主人公。通称、シン。 わかばホームという孤児院で育ち、幼少期から少年期をそこで過ごす。
- 大和航空のパイロット候補生で、社長の娘・津雲涼子とも恋仲だったが、孤児院から一緒だった親友・神崎の策略により、アスラン王国の政府軍外人部隊・エリア88に入隊させられる。パーソナルマークは炎のたてがみのユニコーン。
-
詳細は「風間真」を参照
- サキ・ヴァシュタール
- OVA:志垣太郎、CB:田中秀幸、TV:高橋広樹
- エリア88の司令官。中佐。アスラン国王ザクの甥で、反乱軍の首領アブダエルの長男。パーソナルマークはアスラン王国の紋章(獅子、盾、王冠、馬)
- 沈着冷静で有能な指揮官であり、あまり実戦には参加しないがパイロットとしてもシン、ミッキーに引けをとらない腕前。
- アスラン王家の王子であり、本来正規軍を指揮するべき立場だが、父親との決着を付けるために外人部隊を率いて最前線に立つ。サキと父親の相克も本作のテーマの一つ。かつて自らの判断ミスで率いた部隊が壊滅し、犯した過ちを忘れぬため、ナイフで額にX字(罪の十字)を刻んだ(その経緯については#アスラン王家の人々 リシャール・ヴァシュタールの節を参照)。この傷痕と腰まで届く長髪が特徴。ちなみにイスラム文化圏では男性の場合、ヒゲを生やしていないと大人の男性とみなされないためサキや弟のリシャールのようにヒゲを生やしていない男性は少ない。
- 後に反乱軍としての扱いを受けるが、その心は常に母親の愛したアスランの国土を強く想っていた。また彼の人柄により、傭兵部隊であるはずの88パイロットをして金銭関係を抜きにした部下となる者も多かった。単純な戦闘部隊としての枠を超えた「エリア88」と言う存在は、彼抜きでは存在しえなかったと言って過言では無い。
- 民間機を攻撃して独房に入れたシンが精神錯乱を起こし、面会しようと中に入った際に負った傷がもとで視力が低下し、その治療のためヨーロッパに渡った際に涼子達とも関わりを持つ事となった。治療により視力を回復して以降はサングラスを着用するが、しばしば発作的に視力を失う症状を抱える事となった。最期は父アブダエルの死を見届けた後、母の墓廟内にて銃で自決し、炎上する宮殿と運命を共にした。
- ミッキー・サイモン
- OVA:富山敬、CB:堀秀行、TV:関智一
- 元アメリカ海軍所属。パーソナルマークはプレイボーイのラビットヘッド[1]
- アナポリス海軍士官学校卒業後、エンタープライズの飛行隊[2]に所属しベトナム戦争に参加しており、当時は火の玉(ファイアボール)・ミッキー[3]という呼び名があった。実家は大企業の社長一家で婚約者もいたが、復員後平和になじめず外人部隊に入隊した。[4]血液型はA型で、反政府軍に玉砕覚悟で突っ込んだ際にサキの弟・リシャールに助けてもらった恩があり、リシャールと血液型が同じだったことから彼の手術の際には輸血に協力した。
- シンとは衝突も度々あったが、戦いの中で互いに背中を任せられるほどの深い信頼関係を築く。明るい性格でムードメーカー的存在。腕はシンとサキに並び、撃墜数ではシンに次ぎエリア88のナンバー2。ただし地上攻撃はやや苦手。プロジェクト4所属のマックバーンとは旧知の仲であり、再会後は様々な場面で好敵手として戦いを繰り広げる事となる。
- アスラン内戦終盤セラと婚約し、戦後共に生きることを約束するものの、最終出撃時にマックバーンとの交戦でセラを庇って被弾した愛機F-14が着陸中に炎上。セラが駆けつけたが既に意識はなく、そのままセラと共に爆死。
- 新谷の作品『ふたり鷹』にカメオ出演し、鈴鹿8耐で88番車に搭乗した。
- グレッグ・ゲイツ
- OVA:神山卓三、TV:高塚正也
- 元デンマーク空軍所属。パーソナルマークは“ナイフを咥え蝋燭が立てられた髑髏”。
- 除隊後、ソビエト連邦からの亡命者を手引きする「逃がし屋」をバクシーと共にやっていたが、ある事件がきっかけで外人部隊に入隊。突き出た腹と達磨のような髭が特徴で、「ヒゲダルマ」と呼ばれていた。
- 初登場は第7話[6]。搭乗機が火を出し、自らは負傷して帰還したにもかかわらず、アルコールを頭にぶっかけ、包帯をぐるぐる巻きにし、火が消えたばかりの機体に整備もせずに燃料と弾薬を補給し再出撃する様は、取材経験豊富なロッキーを唖然とさせた。
- エリア88のナンバー3で、地上攻撃では無類の強さを見せる。戦友の死に涙する人情家であると同時に、前述のように負傷も意に介さぬタフで豪快な男。実際ブラッディスクリュー(後述)を受け負傷した時は、対Gスーツのホースを引きちぎり自らの出血を止めた事も。砂漠基地再建の際はブルドーザーを駆って整地作業に勤しみ、ミッキーらに「飛行機より似合ってる」と言わしめた。
- 物語の終盤ではかつて彼がエリア85の正規兵たちに語った言葉がプロジェクト4の崩壊に大きな影響を及ぼした。アスラン内戦終盤、乗機が撃破され不時着した際戦禍によって孤児となった女児を助けようとして、パニック状態であったその女児に撃たれ死亡。その死を知ったアスラン空軍正規兵は彼を「革命の父」と呼び敬礼を捧げた。
- ウォーレン・コールドマン
- 序盤から登場している古参の傭兵。パーソナルマークは「W」の文字。
- ケンとペアで描かれることが多い。絵として初登場する以前にも、編隊構成員として、ケン、ウォーレンの名前だけ呼ばれるシーンが数回ある。
- フォークギターが得意で、頻繁に弾いていた。おそらくは自作であろう、傭兵である自分達を自嘲するような歌詞が印象的。ギリシア再編時に少尉となり、シンの中隊の副官を任じられた。エリア88メンバー中トップレベルの腕を持つ。
- アスラン内戦終盤に敵機と自機が接触し脱出を試みるが、脱出装置が働かず機体が爆発、戦死する。
- ケン・シュニッツ
- 序盤から登場している古参の傭兵。パーソナルマークは「KEN」の文字。普段はニット帽をかぶっている。
- ギリシア再編時に少尉となり、ミッキーの中隊の副官を任じられた。エリア88メンバー中トップレベルの腕を持つ。
- アスラン内戦終盤、機体に被弾しながらもシンとキムの乗ったヘリコプターを撃墜しようとしたプロジェクト4のミグを撃墜するが、自身も既に重傷を負っており、キムに別れを告げた直後に機体が建物に激突、戦死する。
- ちなみに、旧エリア88基地が復旧したとき、滑走路の大穴のペイントをしたのは彼である。
- キム・アバ
- TV:広橋涼
- 南アフリカの小国ルンガの第3王子。パーソナルマークは剣と蛇。TVシリーズでは第1話から登場している。
- ギリシア再編時にシンの中隊に加わる。エリア88メンバーでは数少ない黒人。ルンガの王族は元服の際に自己鍛錬として従軍する慣わしがあるため志願。年少であることから、メンバーに可愛がられていた。好物はイチゴジャム。
- 上官のシンに「生き延びる意志の大切さ」を教えられ、以後彼を慕うようになる。また空母88ではセラと同じ部屋をあてがわれており、その後も何かと一緒に行動する事が多かった。姉御肌のセラと子供っぽいキムの性格上、まるで姉弟ケンカのような光景が88の日常となっていた。
- 操縦技術は確かなものであり、ハリアーのVTOLを生かして様々な局面で活躍した(作中ルンガ王国に空母で寄港する際、「王宮関係者の元へ行く」としてヘリで宮殿内に乗り付けたこともあった)。
- シンに教えられた「生き延びる意思の大切さ」を忠実に守りきり、最終決戦後も生き残った数少ない88メンバーとなった。
- セイレーン・バルナック
- 通称、セラ。エリア88の紅一点で、潜入工作や部隊指揮もこなす女傑。パーソナルマークはハート。左目の下にホクロがあるが、描かれていなかったり、逆になっているコマも多い。
- 最初は父がリーダーを務める飛行隊のパイロットとしてプロジェクト4についていた。シンの機体を撃墜し、逃げ込んだ遺跡の地下に落ちて気を失ったシンの前に水浴び中の姿で現れ、「砂の女王」と名乗り、エリア88のメンバー全員をプロジェクト4へ寝返ることを勧める過程でシンに惚れてしまう。
- その後脱走兵の振りをした88の部隊と交戦し、ミッキーに撃墜され捕虜になるも、プロジェクト4の支援を受けた反政府軍によりアスラン陥落が確実となった際にシン達の計らいで山岳の88基地から脱出、シンからの伝言をパリにいる涼子に伝えてNATO空軍のF-104で88基地に帰還するが、彼はザク国王をフランスに亡命させる命令を受け、既に除隊していた。サキたちが88基地を放棄したためそこに乗り込んできた仲間のマックと合流するが、父が死んだ彼女にとってプロジェクト4で戦う理由はもはやなかった。
- マックの計らいもありプロジェクト4を除隊後、彼らのやり方が気に食わないという理由でエリア88に加わる。空戦の腕は一流で、文字通り敵パイロットを冥府に誘う伝説の怪物セイレーンを自認していた。
- 88入隊後、ミッキーと行動を共にするうちに恋仲になるも、最期は炎上するミッキーのF-14に身を投じ、共に爆死する。キムとコンビを組むことが多く、キムの姉貴分とも言うべき存在であった。
- 彼女が惚れたシンの評価は「パイロットや兵士としての技術は一人前だが、心は優しい娘のままで傭兵としては水準以下」とのこと。ブラシア組から敬意を込めて「姐さん」と呼ばれるように圧倒的多数の敵戦闘機相手でも一歩も引かない勇敢さを持つのと同時に、旧88基地で幽霊と遭遇して気絶したり、同室のキムを冗談交じりで誘惑してみたり(一方のキムは「オバサン」呼ばわりするため喧嘩が絶えなかったが)、涼子に「戦場でシンを守れるのは自分」と言い放つなど女性としての面も様々に描写されている。旧OVAでは登場せず、TVシリーズではその役どころをオリジナルキャラクターのキトリにとって代わられた。
- ラウンデル
- OVA:広瀬正志、TV:服巻浩司
- アスラン空軍少佐。「アークロイヤルで海賊(バッカニア)を率いてきた…」というサキの台詞から、元イギリス海軍パイロットのようである。通称、空の銀狐。
- ギリシアに存在する外人部隊養成所の教官で、エリア88のメンバーが一騎当千の実力者揃いなのは彼の手腕に依る処も大きい。かつてはシンも訓練を受けた。
- ギリシア再編後はサキの参謀を務める。サキを名将に育て上げた師でもあるが、部下としての彼に対する忠誠心は限りなく深く、パイロットとしての腕も一流。右目にアイパッチをしている。根っからの空の男らしく、サキに訓練のフライトを許された時はいそいそと準備に向かう一面も見られた。
- 顔に似合わず涙もろい一面もあり、捕虜になったセラの取調べを行う際に彼女からシンへの想いを聞いた時や、空母エリア88の艦長から戦後も引き続きアスラン防衛に務めたいとの意思を受けた際に涙を見せている。
- アスラン内戦終盤で空母エリア88に向けて発射されたエグゾセ対艦ミサイルの命中が避けられぬと知るや空母を守る為愛機ごとミサイルに体当たりして戦死。
- キムが「サキ・ヴァシュタールが最も信頼する七人の兵士」の一人として名前が挙がっていながらも戦死しなかったことから、名前こそ挙がらなかったが彼をその一人として含める見解もある。(そもそもミッキー以外の6人の名前は、サキではなくミッキーが信頼できる6人として挙げた者である)パーソナルマークは海賊(ジャンプパイレーツ)。なお、ラウンデルというのはイギリス軍等の使用している円形の国識別マークの呼称でもある。
- 乗機:バッカニア
- マッコイ
- OVA:家弓家正、TV:大塚周夫
- 通称、マッコイじいさん。武器商人。守銭奴。パーソナルマークは金袋。
- 相棒はプーキー。なお、第1話から最後まで登場しているのは、シン、サキ、ミッキー、そしてこのマッコイじいさんだけである。
- ティッシュペーパーから最新鋭の戦闘機まで、金づくで何でも調達する。「金さえ出すならクレムリン宮殿だって引っ張ってきてやる」が信条。外人部隊であることから、装備の規格が整わないエリア88には欠かせない存在。だが売りつける格安品の中にはトンデモな品物も多くある(詳細はエリア88 (架空の基地)#使用された兵器の節を参照)。墜落した敵機の使える部品を回収し、売りつけたりもしている。88相手以外にも手広く商売をやっていたようで、ボッシュとも取引があった。彼いわく88は「一番損もしたが一番長く続いた商売」。
- 物語後半ではシンに依頼されエンタープライズ級の航空母艦さえ調達してみせた。いわゆる『死の商人』であり自身も自嘲気味に「死神みたいなジジイ」と語っている。しかし、それ故に最前線で戦い続ける88メンバーに対しては常にその境遇を気遣っており、最終決戦に向けて88に再入隊しようとする真を涙ながらに叱咤したり、セラにプロポーズしたミッキーに対して真っ当な生活に戻ることを諭したりした。
- 88メンバーとの絡みでは比較的コミカルなキャラだが、彼らとの絡みが無い(シンを除く)バンバラでのエピソードでは兵器業者としての凄みを見せる。
- 新谷曰く、この作品で一番お気に入りのキャラクター。[7]
- 乗機:C-130(操縦はプーキー)
- バクシー・マローン
- OVA:古川登志夫
- 元デンマーク空軍所属。
- 除隊後、グレッグと共に逃がし屋をやっていたが、ある事件がきっかけで外人部隊に入隊。グレッグの戦友として各所で登場した。グレッグいわく「セコくって臆病な奴」。地上空母との戦闘中に眼を負傷、自ら空母の位置を聞いた後体当たりを敢行し、戦死。
- OVAではロッキーをF-4に同乗させての戦闘中、ミサイルで撃墜されて戦死。そのシーンは原作のマリオにほぼ準ずるものであった。
- フーバー・キッペンベルグ
- TV:藤本たかひろ
- 元西ドイツ空軍少佐。通称、鋼鉄の撃墜王。
- 祖父と父も戦闘機乗り。訓練中の事故で部下を亡くし除隊、のちに外人部隊に入隊する。NATOでは飛行隊長をしており、サキに代わってエリア88飛行隊の指揮もとった。シンの評価では「指揮のとり方はサキより安心感がある」とのこと。
- ドイツワインのシュタインベルガーをこよなく愛する。シンの機体の無線機が故障した際にはミッキーと自国の製品がいいと口論する一面も見られた(結局シンは日本製を購入した)。
- 地上空母登場直前に行われた反政府軍のエリア88攻撃の際に戦死するが、その後もことあるごとに幻影として登場。ある意味で傭兵部隊エリア88を象徴する人物といえる。
- 乗機:クフィール
- 新谷の作品『ふたり鷹』では彼をモチーフにしたキャラ・風羽正が登場し、鈴鹿8耐でミッキーと共に88番車に搭乗した。
- グエン・ヴァン・チョム
- OVA:大塚周夫
- 元南ベトナム空軍少尉。通称、トンキン湾の人食い虎。ヘルメットにはは巣で獲物を待つ蜘蛛。パーソナルマークは翼の生えた虎で、日中戦争で活躍した義勇軍フライング・タイガースのマーキングに似ている。
- 顔面を走る傷痕が特徴。初出撃時に撃墜した敵戦闘機から脱出したパイロット(パラシュート落下中の状態)をバルカン砲で撃ち殺す残虐な性格で、血を見ることを好む。またかなりの毒舌家でもある。
- エリア88着任直後に中尉に任命されている。ミッキーとは同じベトナム戦争を戦った間柄でもあり、頻繁に会話を交わしていた。その強面に似合わず実は子供が好きでキムとはよく絡んでいた。
- 登場直後は残忍な危険人物的な描写が目立ち、ミッキーとの確執などから一匹狼的な立ち位置であったが、徐々に溶け込んだようで、88メンバーとは気さくに挨拶を交わしたり、軽口を叩き合ったりしあえる仲にはなっていた。
- 山岳基地から脱出する際の空中戦で機体が被弾し射出座席が誤動作、機外に放り出されてしまう。腹部の傷口から内臓がはみ出るほどの重傷を負い、駆けつけたミッキーの手当ての甲斐も無く故郷のメコン川の景色を思い浮かべながらF-14の後部座席で息を引き取った。
- OVAではタイトロープ作戦時のハリアーとの空中戦で自身が撃墜し脱出した敵パイロットをバルカン砲で射殺しており、最後の大規模空戦にて弾切れを起こして脱出した直後、因果応報か敵戦闘機にシートごと撃ち抜かれて戦死。OVAではキムが登場せず、ミッキーとの会話もほとんどないため、原作よりも嫌味なキャラクターになっている。
- バム・アッサン
- アスランの隣国ブラシアの空軍大尉。
- ブラシアがアスラン(実質的にはプロジェクト4)によって占領された後、部下と共に実弾演習の標的として処分されそうになったところをセラとキムによって救われ、エリア88に加入する。
- ブラシア解放後、一時ブラシア空軍に戻るが、ブラシア政府がエリア88を中心としたアスラン解放勢力に非協力的なことに憤り、最終決戦を前に部下と共に軍を脱走して再びエリア88に加わった。
- 空母経験などまったく無いために、アッサム以下のブラシア空軍脱走メンバーは空母を拠点としてからは船酔いに苦しめられている。
- その後、内戦の終盤で彼の部隊は2機を残して全滅。彼自身も最終出撃には発進したようだが、その後の生死は不明(触れられていないだけで、生存している可能性も否定できない)。
- セラに救われたことから彼を始めとする部隊全員がセラを「姐さん」として慕う様子が幾度も描かれた。
- シンが再びエリア88に戻る前は、サキは彼が「サキ・ヴァシュタールが最も信頼する七人の兵士」の一人かも知れないと考えていた。(彼が88に戻ってくる回のサブタイトルは「7人目の男」だった)
- 乗機:F-5E(ブラシア空軍の主力戦闘機)
[編集] その他の88所属メンバー
- ボウマン
- OVA:池水通洋、CB:田中亮一
- 原作第1話及びOVA第1巻に登場。
- 地対空ミサイル基地攻撃のミッションを5千ドルの罰金でパスしようとするも、貯金が2千ドルしかなかったためシンに借りようとするが断られる。そこにジェフが彼の援護を申し出たためそのまま作戦に参加。ペアを組んだジェフはミサイルで撃墜されるも、自身は3万ドルを稼いで生還。死んだジェフに対し「運がなかったのさ」と平然と言い放ち、サキをして「ゲスめ!」と言わしめた。
- OVAでは地対空ミサイル基地(通称悪魔の口)への攻撃の際、せり上がってきた鉄の牙[8]に乗機が激突し、戦死。
- 乗機(OVA):F-5A
- ボリス
- OVA:玄田哲章、CB:郷里大輔、TV:秋元羊介
- 元イギリス空軍少佐で対地攻撃に関して天才的な腕を持つ。
- 戦友たちが戦死する中、いつも自分一人だけ生き残ってしまう辛さから、いつしか友達を作らないようになった。また、部屋を暗くするとそのまま闇の世界から出てこれなくなるような気がするため、寝るときは電燈をつけたままにする。
- シン、ミッキーと共に地上施設を攻撃した際、対空砲火を受け負傷。自室の電燈を消すようシンに頼み墜落、戦死。
- 乗機:F-8E
- モーリス
- 対地攻撃を得意とする、エリア88でも古株の傭兵。
- 「もう年だから、計器ランプ一つ増えただけで混乱する」との理由で、レシプロ機のT-6テキサンを愛機とし、ジェット機へ機種転換しないといずれ撃墜される、というサキの忠告にもT-6と生涯を共にする決意を見せていた。
- 反政府軍が核ミサイルを使用した際、迎撃機発進の障害になるバッタの大群を愛機と共にその身を犠牲にして排除。その後シンの駆るF-15(サキの機体を一時借用)はミサイル迎撃に成功。序盤における88基地の救い主とも言える。
- 乗機:T-6テキサン(T-バード)
- 「対戦車攻撃の戦果はトップ」とサキが語る場面があり、グレッグやボリスと同等以上の腕前だった模様。
- 乗機:T-6テキサン(T-バード)
- ランディ
- 序盤に登場。サングラスをしている。
- 反政府軍の無線での会話から、輸送機が墜落して中に金(ゴールド)が積んであると判断し、自費出撃するが、実はグレッグが撃墜した輸送機にJ・C・ゴールドという名の反政府軍の作戦参謀が搭乗していただけであった。その情報を聞いて自費出撃した仲間達からつるし上げられそうになるが、責任をグレッグに転嫁し、難を逃れた。
- なお輸送機に一緒に積んであった反政府軍の重要文書(サキ曰く「手に入れば戦争を終わらせられたかもしれない」代物)は、寒さに耐えかねたグレッグが「燃やして暖を取った」「鼻かんで捨てた」との事。
- 乗機:A-4
- ※傭兵部隊ウルフ・パックとの戦いの際、サキと共にクフィールを受領した9人の中にも同名のパイロットがいるが、彼は別人。
- ロバーツ、エマーソン
- マッコイが聞いたランディの話を真に受け、自費で出撃した88のパイロット要員。出撃時、お互いに口げんかをしていた。
- ※傭兵部隊ウルフ・パックとの戦いの際、サキと共にクフィールを受領した9人の中にもロバーツという同名のパイロットがいるが、彼は別人。
- 脱走兵殺しの3人組(エスケープ・キラー)
- OVA:千葉繁(背の低い男)、田中亮一(ヒゲ面の巨漢)、西村智博(ヒゲなしの巨漢)
- 脱走兵を監視する(場合によっては撃墜する)為に正規軍からエリア88に送り込まれた黒人の3人組。
- あと一歩で違約金を稼ぎ終わるというところで愛機を失い、自棄になって脱走を考えていたシンに絡むが、逆に88の猛者どもに囲まれた挙句、サキの「88には脱走するような奴はいない」との言葉を受け、逃げるように立ち去る事になる。戦闘シーンなどは描かれなかった為、実力の程は不明。
- 乗機:BACライトニング
- マリオ・バンディーニ
- 元イタリア空軍所属。
- ウルフ・パック壊滅後に登場し、サキの機体を受領する。アクロバットチームでソロを務めるほどの腕前だったが、アクロバットに飽き足りず「本物の戦闘機」に乗りたくて外人部隊を志願。
- エリア88入隊後はシンに対抗意識を燃やす。有名なパイロットに詳しく、フーバーの過去も知っていた。一時期、空中戦の戦績でシンを抜くが、敵のミサイル攻撃を回避するため逆宙を行いレッドアウト症状を起こし、ミサイルに撃墜され戦死。
- 乗機:クフィール(初登場時はF-100)
- ルロイ・ヘンダーソン、ライリー・オコンネル
- 序盤から中盤にかけて活躍。両名共に88メンバーの「その他大勢」の代表的な存在で、新谷の短編『タブル・ニッケル』にもコンビで出演している。
- ルロイはヘルメットのパンダが特徴。普段はシャプカに似た毛皮の帽子をかぶっている。
- ライリーは波打つ長髪とサングラスが特徴。
- ギリシア再編時にルロイはシン、ミッキー、グレッグと並んで大尉に、ライリーは少尉となり、ルロイの中隊の副官となる。中盤の山岳基地からの脱出までの登場だが、二人はその後も海岸基地の他、画面の端々に登場している。
- キャンベル
- OVA:大塚芳忠、TV:田中大文
- 右手と右足が義手と義足のパイロット。通称、鉄腕キャンベル。
- シンやグレッグと共にエリア85に派遣される。義肢を操縦桿とフットバーに固定し地上空母のエレベーター開口部に機体をぶつけようとするが、義肢のジョイントが外れず脱出できなかったため、機体と共に突っ込み戦死。その死にグレッグは涙し、地上空母攻略の為マッコイにA-10を注文するが、地上空母決戦にA-10は間に合わなかった。
- OVAでは最後の大規模空戦にてミサイルから逃れられず、脱出しようとしたところ義手が操縦桿に引っかかり、脱出する前にミサイルで撃墜され戦死。
- チャーリー
- OVA:井上真樹夫、CB:難波圭一
- 通称、不死鳥(フェニックス)チャーリー。エリア88から生きて除隊した数少ない男。
- シンやミッキーとも旧知で[9]腕は彼らと互角以上。
- 神崎悟からジュゼッペ・ファリーナ経由でシンの暗殺を依頼され、再びエリア88に舞い戻る。戦闘中にシンを暗殺しようとするが、矜持からか不意打ちをしなかった為、手傷を負わすものの返り討ちに遭う。死の直前、シンに依頼主が日本人であることを仄めかした。
- ジェンセン
- 序盤で活躍。シンやグレッグと共にエリア85に派遣される。
- 短気な性格らしく、エリア85のヘリパイロットと喧嘩をしたり、真っ先に地上空母に突っ込んだりしていた。地上空母を攻撃する際、対空砲火に捕らえられ、最後に体当たりを仕掛けるも果たせずに墜落。彼の死に熱くなった傭兵たちは、次々と自殺的攻撃を仕掛けた。
- 乗機:クフィール
- マロリー
- OVA:田中和実
- シンやグレッグと共にエリア85に派遣されたパイロット。
- 85はヘリ基地だった為、ジェット戦闘機の整備をできる整備兵がおらず、クフィールの整備を自ら行っていたがそれも限界があり、最後は着陸時にエンジンがストールを起こし機体が滑走路に激突、死亡。
- 乗機:クフィール
- カーライル・ベンディッツ
- エリア88から生きて除隊できた幸運な男。
- グレッグ、フーバーとは同期の仲間で、グレッグを除いた最後の生き残り。パリのホテルで、フーバーを偲びドイツワインのシュタインベルガーを注文、ホテルのおかみと運について会話を交わす。
- だが、皮肉にも故郷イギリスのヒースロー空港に降り立った直後、空港内の売店で両替中にひったくりに刺されて死亡。彼の幸運はそこまでだった。
- その後、一時88を除隊したシンも偶然このホテルに泊まっており、フーバーとベンディッツの話をおかみと交わしている。
- 乗機:A-4
- イーニー、ミーニー、アイニー、ムー
- 目の治療から戻ったサキにザク国王がつけた護衛で、実のところはサキが死に急がないように監視する役目も負っていた4人の美女。B-1のパイロットも務めていた。
- この4人の名前を上記の紹介順に並べると、日本語の「どれにしようかな 天の神様の言うとおり…」と同様の意味を持つ言葉となる (en:Eeny, meeny, miny, moe)。
- ジェス
- OVA:沢木郁也
- 反政府軍の迎撃に向かったミッキーとシンの隊が新88基地に帰還する際に燃料不足となり1分と飛んでいられる状況でなく、なおかつ脱出装置も故障しており機体を捨てることも出来なくなってしまう。その焦りからミッキーの隊で機体が損傷している3機を押し退けて基地に強行着陸しようとしたが、進入コースに合わない状態だったため、被害を最小限に抑えるべくシンに撃墜された。
- OVA3巻では、冒頭での反政府軍と交戦した際に敵機の機銃掃射で失明し、取り乱して周囲の仲間に攻撃を加えたために原作同様シンにより撃墜された。
- 乗機:クフィール
- ショーホー、マーチン
- ショーホーはプロジェクト4との最終決戦時、ブラウンリーダーとして登場。出身地はアリゾナ。熱い男である。首都攻撃時、対空ミサイルを避ける為低空進入を試みるが対空砲火を被弾し、列機のマーチンが脱出を勧めるも高度が低い為狙い撃ちされると拒否。遺品を故郷(アリゾナ)に送るよう言い残し、対空砲に体当たりして戦死。
- マーチンは最終決戦時、ブラウンセクションの一員として登場。ブラウンセクションは彼を除いて全滅した。
- 乗機:A-4
- ブリッキー
- かなりの初期から登場するチョイ役のパイロット。タイガーストライプパターンのスーツを着用し、眉間から頬にかけて大きな切り傷がある。コミック中のシーンによってはこの切り傷の方向が逆になっていることもあるが、スーツのカラーリングから判断し、同一人物であると思われる。地上空母の攻撃の際に、シンが「ブリッキー」と呼びかけていることから名前が判明している。
- 乗機::F-4
[編集] プロジェクト4
[編集] 主要人物
- 神崎悟(かんざき さとる、サトル・ファリーナ)
- OVA:安原義人、田中真弓(少年時代)、CB:森功至、TV:緑川光
- 全ての元凶。シンとは同じ施設で兄弟同然に育った。涼子に対しては、在りし日の母の姿を重ねていた。
- シンを陥れ、一時は大和航空を乗っ取り社長となるも失脚、その後ファリーナ家を我が物とし最終的にはプロジェクト4の指導者となる。海音寺は「悪魔のような男」、部下のマックバーン(後述)も今際の際には「正真正銘の悪魔」と評した。
- 当初の動機は涼子をめぐる嫉妬かと思われたが、終盤でシンとの意外な因縁が明かされる。パイロットとしての腕はマックバーンも認めるほどで、自らF-18を操縦し88への強行偵察なども行った。最後はシンのF-20と一騎討ちを行い深手を負わすものの自らは撃墜され死亡。
- 乗機:F-18
- ゲイリー・マックバーン
- 元アメリカ海軍所属。通称マック。
- ニューヨーク、ハーレムのスラム街出身。兵卒から士官になった叩き上げの軍人で、ベトナム戦争にも参加した。[10]その後アクロバットチーム「ブルーエンジェルス」の一員となった。
- ジェニファーという美しい妻がいたが、彼女は危険な仕事を行う夫を待つ心労から麻薬に手を出し衰弱、ひとり娘・ミリアムの出産と引き替えに夭折した。麻薬に侵された母体から生まれた為に病弱なミリアムの医療費を稼ぐため、外人部隊に入隊する。
- プロジェクト4ではセラの父が目をかけていた七人の一人として初登場し、飛行隊指揮官を務め、やがて空軍総指揮官となる。ミッキーとは海軍時代からの知り合いで、当時から複雑な感情を抱いていた。MiG-21でF-14と互角に戦うほどの凄腕。自身の人生を回顧して「負け戦の連続」と評し、「幸と不幸が交互に訪れる人生において、最後に幸福の順番が回った者の勝ち」という人生観を持っていた。
- 最終決戦前にアメリカからの緊急入電により娘の死を知り、[11]神崎の命に逆らい部隊を解散させたためにそれを咎められ銃で撃たれるが、マックにとってそれは先立った妻と娘が待つ天国行きか地獄行きかの賭けであり、そして自分の人生の最後に訪れるのは幸福が不幸かを占う賭けでもあった。その後シンとの闘いに向かう神崎を見送り、「悪魔(神崎)に見放されれば、地獄に居場所はない」として最後の賭けに勝ったことを確信し、妻と娘のもとへと旅立った。
- 乗機:MiG-21
- MiG-21はプロジェクト4の使用機。反政府軍がソ連製軍用機として主に使用していた本機を引き続き採用している。ただし、プロジェクト4のMiG-21は電子機器等を西側製の最新鋭品に換装している為、オリジナルのソ連製よりも性能は高い。
- 乗機:MiG-21
- ジュゼッペ・ファリーナ
- OVA:八奈見乗児、CB:宮内幸平
- イタリアのマフィア・ファリーナグループの総帥で中世の城を改装した屋敷に住む。バンビーンと共に「プロジェクト4」の立案者であり、命名者である。
- 足が不自由なため車椅子を使用し、サングラスを掛けた部下・マスタードがいる。当初は神崎の依頼で殺し屋を派遣する程度だったが、やがて死の商人としてアスランの内戦に積極的に干渉するようになり、反政府軍に売りつけようとしていた地上空母の性能テストをアスランの砂漠で行っていた。
- 地上空母の対空ミサイルでシンの機体を撃墜した際には依頼主の神崎から殺しの標的とされたシンと対面し、このときにエリア88のパイロットの中に自分から機体を購入した者もいることを明かしている。ミッキーの機体も撃墜し、シンと彼を空母内の独房に収容した際にはわざと二人の逃亡を見逃し、搭載している無人戦闘機に載せた上で空母側の遠隔操作に切り替え、88基地に二人が奪った機体を突っ込ませるつもりであった。ミッキー曰く「敵ながら憎めないおっさん」。
- 一方、ファリーナもシンとミッキーが空母内を脱走しようと不自然な二人羽織などをするさまを見て二人を気に入り、「このまま殺すのは本当に惜しい」と発言、二人が空母側からの誘導用アンテナを破壊した直後、二人の機体に内蔵された自爆装置のボタンを押そうとしたマスタードに対し、いつでも押せることを理由に制止させている。その後神崎の命を受けたジュリオラによってマスタード共々暗殺され、彼の死は地上空母の実験中にエリア88と交戦して死亡したという形で処理された。グループは神崎に乗っ取られ、生前にスイス銀行の金庫に残していた「プロジェクト4」の計画図は、神崎により実行されることとなった。
- なお、ジュゼッペ・ファリーナは、F1世界選手権の初代チャンピオン(1950年)と同姓同名。新谷はモータースポーツを題材とする作品を多数描いていることから、組織名の「プロジェクト4」と共に、意図的に名前を設定していると思われる。
- ジュリオラ・エッティ
- OVA:滝沢久美子
- ジュゼッペ・ファリーナの秘書で聡明かつ妖艶な美女。神崎と深い関わりを持つようになり、組織の内部でも力を持つようになっていく。神崎の事を「悪魔のような男」と恐れつつ、「孤独な人」と憐れむ等、単なる愛情にとどまらぬ複雑な思いを抱いていた。
- 神崎の悪事を暴こうとしていた安田妙子を、彼の命で飲酒運転による事故死に見せかけて殺害しようとし(飛行機事故の写真をヘリから撮影中、異変に気づいたロッキーにより助けられ失敗)、他にもファリーナ毒殺や、サキの父で反政府軍の頭目であるアブダエルとスウェーデンでコンタクトを取り、地上空母の件での負傷をスイス・ローザンヌで療養中だったサキの弟・リシャールとの再会を手引きするなど、神崎の野望実現の為に暗躍した。
- 自分が神崎の野望にとって邪魔であれば彼自身の手で殺されても構わないと考えていたが、アスラン陥落後に乗り込んだ王宮内の霊廟に仮死状態で保存されていたアブダエルの妻・ソリアの姿を目にしてから考えが変わっていく。
- 遺体ごと霊廟を焼き払えという神崎の命に逆らい極秘裏に彼女を仮死状態のままスイスへ運び出し、一度は暗殺を謀った妙子とも組織には秘密でコンタクトを取るようになる。仮死状態のソリアに血液ガンの治療を施し目覚めさせるが、彼女は記憶を失っていたため自分の妹ということにして彼女と共に暮らす。
- 神崎と愛人関係になったことから彼の子を宿し、最終回で出産。彼そっくりの顔をした男の子は父同様にサトルと命名され、その生まれ変わりともいうべき存在であった。
- ジュリオラの作画は新谷かおる夫人である佐伯かよのが担当していた。佐伯が出産のために作画が行えなかった期間はジュリオラは登場できなかった。
[編集] 軍人
[編集] セラの父とその部下達
セラの父と後述の6人はいずれもMiG-21を乗機としており、セラとマックは初登場時、彼らと共に行動していた。
- セラの父
- 劇中で名前は明示されないが、行動を共にしていた娘のセラがセイレーン・バルナックと名乗っており、父方の姓を使用していると考えられるため、姓はバルナックと思われる。
- アラスカ、グリーン・ランド、ネバダの各訓練所で訓練を受けたプロジェクト4のパイロットを率い、訓練の締め括りとしてアスラン空軍のエリア92に戦いを挑む。このとき彼についていったパイロット達の20機は隊長である彼の盾となり、いずれも撃墜された。
- 一人生き残った彼は1機で92の戦闘機12機を撃墜し、サキをして「並の腕じゃ…ない」と言わしめたほどの凄腕だが、92との交戦シーンは劇中では描かれていない。その後プロジェクト4基地に戻り、彼が目を付けていた7人と合流する。この7人とはマックとここで後述するロバート以下6人であり、マックのことは特に目をかけていたようだ。
- 山岳の88基地のレーダーの死角を利用して88基地に近づき、88の戦闘機と交戦したがこのときは本人曰く「顔見せ」であり、致命弾の有効距離や離脱コースを各人把握したら直ちに引き上げるように指示していた。
- 脱走兵として投降を装った88との2度目の交戦では彼自身は参戦しておらず、この戦いで捕虜となった娘のセラを助けに行くべく、単独で山岳のエリア88基地に侵入。銃撃を受け、騒ぎとなるがそこに駆けつけたラウンデルを人質にとり、セラの解放を要求する。シンから事情を聞き、すれ違いでセラがT38で脱出したことを知らされた後、シンの肩を借りて突入したMiG-21に乗せてもらい、セラのことをシンに託した。最期ははるか上空まで離脱した後、搭載していた小型の核弾頭のスイッチを入れ自爆、娘のことを思う父親として死んだ。
- ロバート・ミルズ
- マックと同じくネバダで訓練を受けた。
- 88との2度目の交戦では、脱走兵のふりをして来たサキたちを相手にする際にマックはジョーンズ、ケンパー、ホールを連れてロバート達の搭乗する残り4機には待機を命じたが、セラが痺れを切らして乱入、乱戦になった結果、ミッキーに撃墜された。
- ハービー・ジョーンズ
- アラスカ訓練所出身で黒人。88との2度目の交戦後の消息は不明。
- ポール・ブレナン
- ハービーと同じくアラスカ訓練所出身でスキンヘッド。88との2度目の交戦後の消息は不明。
- マイケル・ケンパー
- グリーン・ランドで訓練を受けた。フェンシングでは元ヨーロッパチャンピオンで、正面攻撃を得意とする。
- 山岳の88基地でシンと交戦し、シンをして「只者じゃない」と言わしめる腕前。再度88の戦闘機と交戦した際には、真っ先にバーニーの機体を撃墜する。シンが離脱した後の三度目の交戦でミッキーと対決し、雇い主であるアスラン正規軍が壊滅したにもかかわらず88のメンバーとして戦い続ける彼にその理由を問うが、撃墜された。
- ジョージ・スコット
- アイルランド養成所で訓練を受けた。88との2度目の交戦後の消息は不明。
- デビット・ホール
- ネバダ訓練所から途中でアラスカ訓練所にて訓練を受けた。
- 山岳の88基地に向かう途中では、仲間のポールと無線で口喧嘩をし、マックに注意されていた。
- 88との2度目の交戦でサキに撃墜され、このときの戦いにおいてプロジェクト4側で最初の戦死者となった。
[編集] 幹部
[編集] 「秘密酒場」の死の商人たち
神崎による「プロジェクト4」開始に当たり、グリーン・ランドで開かれた取引「秘密酒場(スピーク・イージー)」に招待された5人の武器商人達。彼らは、神崎の弁でアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・カナダの重工業関係者であり、いずれも自社で兵器を開発している方々としていることから、それぞれの国における兵器産業のトップとみられる。
- バンビーン
- イギリス在住。ファリーナと共に「プロジェクト4」の立案者である。
- 彼の弁によれば、この計画をファリーナと立案した際には二人とも頭がおかしくなったんじゃないかと思ったという。取引には最後に現れ、ファリーナと自身が立案した計画「プロジェクト4」の説明を一通り行った。神崎に対し、「養父ファリーナへの義理立てからなのか、自分の意思か」と計画を開始する理由を問い、「自分の意思」とする神崎の返答を聞いて協力を誓う。
- ローバー
- ハゲ頭で葉巻をくわえ、デップリした体型をしている。製鉄業を営んでおり、自身の名をとって社名をローバー製鉄としている。バンビーンがなかなか来ないことをぼやいたり、自分の娘がストライキと業績不振で傾いている会社の息子と同じ大学に通っていて、その男と恋仲になっていることを嘆いていた。
- ノーマン
- メガネを掛けた男で、飲酒を医者に禁じられていた。
- その他
- 他に顎の細い男とサングラスを掛けた男がいたが、彼らの名前などは劇中では明かされず、ここにいた5人はその後劇中に再登場することもなかった。その後、ローバーに良く似た男が組織内で力を持ち始めた神崎に暗殺者を差し向け、逆に神崎が送りつけた爆発物で殺害されるというエピソードが存在した。
[編集] アスラン王家の人々
- ザク・ヴァシュタール
- アスラン国王。アブダエルの弟でサキの叔父。妻子はなく、サキの身を実の息子の様に案じている。
- 先王の死に際して国王に指名される。保守的で変化を望まない。反政府軍に首都を占拠され脱出、一時国外に亡命した。
- プロジェクト4壊滅後の新アスラン誕生時には首相となり、アスランは共和制になった。これに関しては王家は存続しており、立憲君主制の間違いではという指摘もある。
- アブダエル・ヴァシュタール
- 反政府軍のリーダー。アスラン国王ザクの兄で、サキ、リシャールの父。
- アスラン内戦は弟に王位を奪われた兄アブダエルが始めた戦争であり、外国資本を導入し、アスランを改革しようと考える。
- あまりに急進的な改革・近代化を目指して外資の導入を必要としていたことには理由があった。血液ガンに冒された妻のソリアを治療すべく、彼女を冷凍保存体として霊廟に移したうえで医学の進歩を待ち、その過程で確立された技術をアスランに導入して彼女を救おうとしていた。
- その後スウェーデンに亡命していたが、プロジェクト4による武力介入で制圧されたアスラン首都にジェット機で帰還。新国王として再びアスランの土を踏むも神崎の謀略で霊廟に安置されていた最愛の妻・ソリアの棺を弟のザク国王派により焼き払われたと思い込まされ、その後はモルヒネを打たれて監禁状態におかれていた。
- 最終決戦時に王宮に乗り込んだ長男のサキと対面した際には重度の麻薬中毒に陥っていたが、王宮内にいたプロジェクト4の警備兵による銃撃で最後に正気に戻り、ソリアの死の真相をサキに話し、彼女の棺の炎上が神崎の計略だった事をシンにより知らされて息を引き取る。
- リシャール・ヴァシュタール
- アブダエルの次男でサキの弟。兄とは違い、父に従って反政府軍を率いる。
- 理想主義者で、アスランの民主化を目指している。母親似の金髪の持ち主で血液型はA型。サキとは血液型が異なるため、後述の手術の際に彼からは輸血が出来なかった。
- 88に復帰したチャーリーの弁によれば、アスラン内戦勃発時は兄であるサキの部下であり、肉親同士の争いを避けたいと考えたサキの計らいで反政府軍に向かうこととなった。サキは彼を通じて父であるアブダエルへ降伏を勧めたが、その返答はサキが集結させていた部隊の全滅であり、その攻撃隊を率いていたのが他ならぬリシャールであったという。
- その後、反政府軍の基地に捕われの身となっていたミッキーの前に現れ、王制廃止の旨をサキに伝えるようミッキーに伝言を託すが、サキは錯乱したシンにより失明した目の療養のためにスイス・チューリッヒに出向いていたため、その伝言が伝わるのは後のこととなった。
- アスランを新兵器の実験場にしようとファリーナグループが介入した際には、彼らが導入した地上空母と地中を進むミサイル、グランド・スラムで国をズタズタにされるのを防ぐべく行動を起こす。地上空母艦長を人質にして艦長ごと撃ち抜かれかろうじて生きていたものの、セキュリティシステムと連動した艦内の各通路に配置されたレーザー銃に何度も撃ち抜かれ、出口直前で力尽き空母から放り出された。しかし、ヘリで88基地に戻ろうとしていたマッコイに発見され蘇生剤を注射され奇跡的に蘇生、88基地に運ばれ輸血を施しながら手術を行い九死に一生を得る。
- 叔父のザク国王の計らいでアスランを出国後、スイス・ローザンヌの個人病院で傷を療養中のところをジュリオラがコンタクトを取り、その手ほどきでスウェーデンに亡命中の父・アブダエルと再会。後にアスラン首都に乗り込んだ神崎によりアスランの新王子として担ぎ上げられる。プロジェクト4壊滅後、帰国した母のソリアと共に王家の後継者となった。
- ソリア・ヴァシュタール
- アブダエルの妻で、サキ、リシャールの母親。ギリシアの名家の出身で、祖先はロシア王家につながるという。
- リシャールを産んだ直後、不治の病に倒れ、その身はタージ・マハールを模した霊廟に納められたが、実は仮死状態で冷凍保存されていた。彼女が収められていた霊廟はアブダエルとサキの終焉の地ともなった。
- ジュリオラにより極秘裏に仮死状態のままスイスへ運び出され、血液ガンの治療を施され目覚めるが、記憶を失っていたためジュリオラの妹として彼女と共に暮らすこととなる。
- その後ジュリオラが書き残していたノートのメモを目にしたことがきっかけで真相を知り、アスランに帰国。息子・リシャールと共に王家を継ぐこととなった。
- ヴァシュタール前国王
- アスラン前国王。
- アブダエル、ザクの父で、サキ、リシャールの祖父。
- 作中では既に故人であり、サキの回想シーンにのみ登場する。いつもブスッとした顔をしていたため、少年時代のサキはこの祖父が苦手だった。
- ソリアの弁によれば、砂漠の小国アスランを作物豊かで平和な国にした人物として語られる。サキが留学先のロンドンから帰国した直後、危篤状態に陥ってしまう。ザクとアブダエルをそばに呼び寄せ、次期国王に次男のザクを指名して兄のアブダエルには外交手腕をフルに活用してザクを助けることを遺言し、この世を去る。
- こうしてザクが王位に就き、それを不服としたアブダエルは反政府軍のリーダーとなり、アスラン国内は内戦状態となった。
[編集] その他の軍人
- 傭兵部隊「ウルフ・パック」
-
- キルビック大佐
- OVA:千葉繁
- 通称、パパ・ウルフ。
- 傭兵部隊「ウルフ・パック」を率いてエリア88に攻撃を仕掛け、初めての攻撃で80%以上の損害を与えることに成功し、一時88の戦術戦闘機は全滅した。
- ブラッディ・スクリュー(血の渦)という編隊戦術を用いてエリア88を苦しめたが、サキと彼が特に見込んだ9名のパイロットとの交戦で壊滅した。
- 乗機:MiG-27
- ママ・ウルフ
- 本名不詳。88との交戦ではウルフ・パックはパパ・ウルフが率いる隊とママ・ウルフが率いる隊と二手に別れ、ママ・ウルフ隊の隊長としてその一方を指揮。
- ブラッディー・スクリューでグレッグを苦しめるが、シンとミッキーの援護でママ・ウルフ隊は自分を残して壊滅、戦線離脱を図るもグレッグの怒りを買い、撃墜された。
- 乗機:MiG-27
- ローラン・ボッシュ
- フランス自由空軍としての肩書きは 第18航空団 第一航空隊中佐で、元傭兵部隊マーク3の指揮官。
- エリア88を除隊後、フランスで自由をもてあましていたシンを再び戦場に誘い、バンバラのクーデターを指揮する。その作戦のスポンサーはプロジェクト4と同じくヨーロッパの経済団体だった。
- 冷酷無比な男で、優秀なパイロットにしてゲリラ戦の達人。過去、作戦中に「重傷を負い、足手まとい」との理由で弟を自分の手で殺したことがある。シン曰く「たった一人で千人を相手にできる男」。そんなボッシュも「エリア88帰り」であるシンに一目を置いていた。
- 作戦当初は自身の率いる部隊がクーデターを起こす一方で、シン達をバンバラ大統領一家の護衛に付かせ、クーデターが起きたら一家を連れて脱出させ大統領に恩を売る計画だったが、計画を変更し大統領一家の殺害を決定。シン達にその指示を出して殺害させ、大統領一家の殺人犯としてシン達も始末しようとする。しかしその意図を察知したシンが大統領一家を連れて逃亡。バンバラ脱出をめぐり壮絶な追跡劇を繰り広げることになる。
- シン達と敵対関係になって以降は、作戦をシンに先読みされ苦戦しながらも、その恐るべき暗殺技でマップやスラッシュ、大統領夫婦などを次々に殺害していったが、最後はエラーに足止めされたところをシンに左胸を刺され、さらにエラーに撃たれて死亡。シンを一番先に殺害しなかった(出来なかった)のが、彼の誤算であった。
- 乗機:ジャギュア(フランス空軍の定時訓練で搭乗)
- ボッシュの部下達
- 以下の4人はいずれも傭兵であり、コードネームで呼ばれている。バンバラのクーデター作戦にはシンの部下として参加。
- ニップル
- 禿頭に口髭をたくわえた大柄な中年男性で、コードネーム:ニップル(雷管)の通り爆薬と罠のエキスパート。浮気した妻とその相手のヤクザをロールス・ロイスごと吹っ飛ばして刑務所に15年入れられた過去を持つ。
- ボッシュからの逃避行中に罠から大統領の子供達を庇い、作動した手榴弾を懐に抱え込んで爆発させるという壮絶な最期を遂げる。
- マップ
- 元ラリードライバーでサファリ・ラリーやモンテカルロではクラス優勝の経験を持ち、コードネームの通り地形把握や車の運転技術に優れる。ボッシュ曰く「地図を30分見せれば50km四方は縦横無尽に走りまくれる」ほど。
- 過去にとあるラリーに出場中ナビゲーターと供に悲劇に見舞われた事が語られるが、一部のコミックではこのエピソードが削られていることがある。逃避行中、ボッシュに肩口から心臓にナイフを突き入れられ死亡。
- スラッシュ
- コードネーム:スラッシュ(切り傷)の通りナイフの達人。逃避行中にボッシュにより胸部をナイフで刺され死亡。その死体には動かすと手榴弾が爆発する罠が仕込まれていた。
- エラー
- コードネームのエラー(失敗作)は男性でありながら女性のような外見を持って生まれたことと、それによってこうむってきた不遇な生い立ちにちなむ。作戦中は女装させられ、大統領夫人と娘のライラの護衛に就く。名狙撃手で、夜間でも100ヤード先にある直径3cmの標的を撃ち抜けるほど。逃避行中、追ってきたボッシュがメンバーを殺害して逃げようとしたところを足止めし、シンと共にボッシュを倒す。シン、ライラ、ローデと共に生きてバンバラを脱出する。逃亡の過程でライラとの間に愛が芽生えた。
- フォージャーのパイロット達
- フォージャーの垂直離着陸機能と、特別に改造したセンサーを使用する低空飛行で、着地地点から離れた密林に隠された基地へ帰還する「ヒバリの巣」作戦を用いて、エリア88の補給線を脅かす。当初基地を発見できなかった88に対し優勢を保つが、キムのハリアーに追跡され、サキ・シン・ミッキー・グレッグなどの攻撃により基地ごと壊滅させられた。
- 乗機:Yak-38
- 空母エリア88の艦長
- 本名不詳。アメリカ海軍の空母乗務経験者(本人の弁から、一度何らかの事情で空母を降りたものの、忘れられず現役復帰したものと見られる)。豊かな顎鬚とパイプがトレードマーク。
- 沈着冷静な指揮判断力でサキ達の作戦を的確にサポートした。同時に人情家の側面も併せ持つためかラウンデルと意気投合し、内戦終結後も乗組員と共にアスランに残り、自ら勝ち取ったアスランの平和を守りたい意向を語っていた。
- その後希望通りアスラン海軍に編入されたものとみられる。
[編集] 大和航空関係者 及び その家族
- 津雲涼子(つぐも りょうこ)
- OVA:玉川砂記子、CB:潘恵子、TV:雪野五月
- 大和航空の社長令嬢。シンの恋人。美しさと芯の強さを兼ね備えた女性で、神崎の弁によれば彼の母に似ているという。シンの生存を知ってからは彼の生還に全力を尽くす。
- 独自のファッションブランドを立ち上げたり反戦団体のリーダーを務めたりと、令嬢らしからぬ行動力の持ち主。やがては国際世論さえも動かすようになっていく。
- 作中たびたびシンとすれ違う場面が描かれているが新谷によれば『君の名は』を意識したものであり、作中で二人をすれ違わせるのが快感になっていたという。[7]
- 安田妙子(やすだ たえこ)
- OVA:榊原良子、CB:上村典子、TV:山崎和佳奈
- 大和航空の社長秘書で、初登場時の年齢は28歳。神崎が社長となってからは退職し、涼子と共に行動するようになる。秘書としての手腕は一流であり、涼子以上の行動力を持つ女傑。眼鏡と巻き上げた髪型が特徴。
- 結婚願望があるが、沢のプロポーズには本気になれないでいる。涼子がジョゼの身柄を引き取ろうとした際には当初反対したものの、彼女の境遇を知ると同情して涙を流し、賛成に回るなど人情家な一面も。
- ジュリオラにより暗殺されそうになったが、涼子には内緒で彼女ともコンタクトを取るようになる。彼女から神崎の子を宿していることを告げられた際には「男と女の違い」を説いた。その後もジュリオラからアスラン王室としての記憶がないソリアのことで助けを求められるなど、彼女の心の支えとなった。
- 新谷の好みのタイプの女性像を反映したキャラクター。[7]
- ジョゼフィン・シトロン(後に津雲に改姓)
- 通称ジョゼ。初登場時は10歳でフランス国籍。
- 日本での事故で両親が死んだため孤児となるが、新東京国際空港で出会った涼子が保護者となる。その際に養子として姓を津雲と改め、津雲家の一員になってからは涼子の妹分に。
- 母の墓が日本にあり、パリに送り返されて施設に入れられると聞いたときにはいつか必ず日本に帰ってこようと考えていた。
- 読唇術が得意で、それを利用して後述する涼子の父・善三と同じくスイスの病院で入院していたサキに、彼が狙われていることを教えたりもした。
- 津雲善三(つぐも ぜんぞう)
- OVA:寺島幹夫、TV:宇垣秀成
- 涼子の父。
- 大和航空の社長だったが、謀略で大和航空の株を25%取得した神崎が新社長に就任したことによりその立場を追われる。
- 涼子が語ったシンと出会いの場面において、特攻隊の生き残りであったことが判明している。趣味は刀剣収集で、心臓を悪くして入院した際でも趣味の品として刀を持ってきており、涼子があきれたほど。先述の通り、体調を崩していた一時期は失明したサキと同じスイスの病院で療養していた。
- その後バンバラ大統領の遺産を受け継いだシンにより、大和航空の株は買い戻され社長の座に返り咲く。戦場に戻ろうとするシンに対し、経営を任せると言って防波堤を作ったが彼を引き止めることはできなかった。善三自身も戦闘機のパイロット経験者としてシンの決意に共感できる部分はあったものの、これから娘の涼子と結婚式を挙げようというところで戦場に戻るという彼の申し出に対し、父親の立場としては複雑な思いであった。
- 沢松之助(さわ まつのすけ)
- 大和航空スイス支店宣伝部に勤務。初登場時の年齢は26歳で、安田妙子に一目惚れする。
- 居合いの使い手で、一時期サキのボディーガードを勤めていた。その腕前は銃を持つ男二人を一瞬で気絶させることができるほど。スキンヘッドとサングラスが特徴。なお、彼が使用している刀は涼子の父が趣味で集めていたもの。
- 並川(なみかわ)
- 大和航空の機長。神崎の弁では彼の機長昇格を一番嫌がったという。
- 大和航空在籍時の神崎をしごき、地中海上空において神崎への最後の試験としてボーイング747[12]を電子装備や自動操縦装置なしで東京まで飛ばせれば国際線機長として認めることを約束した。しかし、このとき雲の中に入った際にちょうど仲間の捜索に出ていたシンの機体が雲の上に出ようとしてニアミスを起こしたため、神崎は腰を抜かしてしまい、操縦は無理と判断して彼が操縦を代わることになった。
[編集] その他
- 六木剛(むつき ごう)
- OVA:仲村秀生
- NP通信のカメラマン。通称、火の玉ロッキー。
- 戦場写真を撮ることに命を賭ける。88に取材で訪れ、日本人であることからシンと交友を深める。彼の撮った写真が涼子にシンの生存を知らせることとなるが、同時に神崎にもシンが生きている事を知らせ、チャーリーによる暗殺未遂事件を引き起こす事になる。
- 取材で搭乗したヘリが撃墜されたが一人生き残り、その後砂漠を渡るキャラバンの娘と心を通わせるが、彼女は地上戦に巻き込まれて死亡。激昂しジープで戦車に体当たりを敢行、死亡したと思われていた(彼の破損したカメラだけが発見された)が、片目と片手を失いながらも生還。
- その後日本に帰国、大和航空機墜落事故の取材中、偶然ながら安田の命を救う事になる。
- OVAではバクシーのF-4(原作ではマッコイからT-38を借用し、真が操縦していた)に同乗しての空撮時、ミサイルから逃れるための機動でレッドアウトを起こし、[13]バクシーもろとも撃墜され死亡した模様。
- なお、新谷かおるの世界で彼と瓜二つな人物がいろいろな作品で登場するが、いずれも通称がロッキーとされており、一種のスターシステムと化している。
- サイモン家の人々
- ミッキーの家族。両親と兄がいる。兄の名はフレッドで、ベトナムから帰還したミッキーと社交パーティーで再会。このとき彼には既にマージという妻がおり、来年には子供が産まれる予定だった。
- ミッキーの父は大企業の社長であり、彼が無事ベトナムから帰還したのを見て、息子二人に企業を任せて安心して引退できると思ったが、ミッキーが会社に居続けることはなかった。
- また、ミッキーの婚約者としてトレイシーという女性がおり、ミッキーを心の底から愛していたようだが、前述のようにミッキーは外人部隊に入隊したため、その想いが遂げられる事はなかった。
- バルラ・オム・ナダト
- バンバラ大統領。妻はリデア、長女はライラ、長男はローデ。
- バンバラの国土にはレアメタルが埋蔵されている為大国から目をつけられており、その採掘権をめぐってプロジェクト4が裏で糸を引くクーデターに際し、家族と共に国外逃亡を図るもローラン・ボッシュによって妻と共に殺される。
- 死の直前にシンに口座残高800億ドルのスイス銀行のスペシャル・カードを譲る。
- 海音寺八兵衛(かいおんじ はちべえ)
- 日本の政財界に大きな影響力を持つ老人。
- かつては総理大臣候補にも挙げられた政治家だが、あえて総理の座につかず裏で権力を握ったしたたかな人物。シンとは浅からぬ因縁があるのだが、日本の国益と安全を最優先に考える為に知人を切り捨てることも辞さない冷静な判断を下す。
- マッコイじいさんに似た雰囲気を持ち、シンからはマッコイ共々「くそじじいの類」と親愛の情を込めて評されている。
- 美鈴(みすず)
- 八兵衛の孫。祖父にはたいそう可愛がられているらしい。
- 社交パーティで八兵衛に紹介されシンと出会い好意をもつが、彼が涼子と再会したのを目撃し身を引いた。
- その後涼子の反戦運動を通じ、共にシンの支援を行うようになる。
- 司、藤堂(つかさ、ふじどう→とうどうに変更)
- 司は陸上自衛隊幕僚本部第2部、藤堂は内閣調査局にそれぞれ所属する。
- 藤堂は途中で一般的な読み仮名の「とうどう」に変わった。
- 海音寺八兵衛の手足となってシンを支援し、終盤では反プロジェクト4のレジスタンスを率いていた。このとき、彼らを鼓舞する際に藤堂はアラーの名を出しているが、彼の実家は神主であったため、司は呆気にとられていた。
- ショウイチロー・イトー
- OVA:千葉繁
- ギリシアで外人部隊の再編成を行う際、外人部隊の新兵として入隊する。人里離れた国境の警備かと思いきや最前線で人殺しを行うと聞き、自分の手を血に染めて生き延びるくらいなら死んだ方がマシ、と考え脱走を図るも捕らえられ、銃殺刑で死ぬことを選ぶ。
- シンと同じく日本人だったため、刑が執行される直前にシンが面会を希望。面会したシンに人を殺し続けることでのみ生き残れるという外人部隊の現実を突きつけた。
- OVAでは銃殺刑に処される直前に命乞いをするシーンがあり、断末魔の後に2発の銃弾を撃ち込まれ死亡した。
- キャロライン
- エムロード公国のプリンセス。
- 父親であるエムロード公王がジェット機の操縦中に心臓発作により意識を失っている所をシンとミッキーの二人に助けられる。(単行本未収録エピソード「エリア88番外編」より)
- グラハム・カースン
- サキの旧友。旅客機の機長をしている。彼が搭乗する機体にサキが同乗していたため再会を果たすものの、そのために機体に爆弾を仕掛けられた。だが、サキと協力して爆弾を仕掛けられた場所を割り出し、彼の指示で呼び出されたミッキーとシンの活躍により事なきを得る。サキとの別れ際に自分を頼るように言ったものの、彼から「人殺しが出来るか?」と問われ愕然とするのだった。
- OVAでは、神崎が機長を務める機体に爆弾が仕掛けられるという展開になっている。
[編集] 脚注・その他
- ^ このパーソナルマークはアメリカ海軍実験部隊であるVX-4 Evaluators でも使用されていたものである。
- ^ エンタープライズ所属、VF-84という描写、インシグニアから、史実上のVF-84ジョリーロジャースがモデルとみられる。
- ^ この「火の玉○○」という異名は、後述のロッキーや、他の作品の登場人物の異名としても、いくつか登場しているケースが見られる。
- ^ 第一話での彼は「たんまり稼いで余生を遊んで暮らす」と、金儲けが目的であるかのような発言をしていた。
- ^ ただし、F-14戦闘機の初飛行は1970年であり、ベトナム戦争中に運用されたのは末期の1975年で殆ど使用されていない(F-14 (戦闘機)#実戦経験の節を参照)。1972年当時に使用していたことをミッキーが回想するシーンがあるが、あくまで物語上の設定である。
- ^ ただし、第2話で、F-5に搭乗するヘルメットにダルマの描かれたグレッグもワンカット描かれている。
- ^ a b c ガイナックスのCD-ROM「新谷かおるアートコレクション」での作者インタビューによる。
- ^ 格子状に鉄筋を組み合わせた、空中に対するネットのような物。劇中ではシンとボリスは、F-8の主翼を折りたたんで飛行し突破した。
- ^ ミッキーが第1話で88に入隊した時点ではチャーリーは既に除隊していたことから、88に彼が復帰した時点ではミッキーとチャーリーは初対面のはずであるが、ミッキーのベトナム戦争時代に所属していた編隊の2番機のパイロットの名前もチャーリーなので同一人物であれば矛盾はなくなる。
- ^ マックの所属していた部隊は機体のシャークマウス、垂直尾翼のインシグニア等、塗装からVF-111サンダウナーズをモデルにしているとみられる。
- ^ ちなみに雑誌掲載時、作者は彼女の名を忘れたために娘の名前がマリアンとなってしまい、非常に辛辣な内容のファンレターが届いたという。もちろんコミックス掲載時には修正されている。
- ^ 掲載された当時、ボーイング747-400はまだ登場していなかった。
- ^ 原作のマリオとは違い、なぜか通常の宙返りで発生。プラスG機動時に発生するのはブラックアウトである。

