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UEFA EURO 2024

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UEFA欧州選手権 > UEFA EURO 2024
UEFA EURO 2024
大会概要
開催国 ドイツの旗 ドイツ
日程 2024年6月14日 - 7月14日
チーム数 24 (UEFA連盟)
開催地数 10 (10都市)
大会結果
優勝  スペイン (4回目)
準優勝  イングランド
3位  オランダ
 フランス
大会統計
試合数 51試合
ゴール数 117点
(1試合平均 2.29点)
総入場者数 2,681,288人
(1試合平均 52,574人)
得点王
最優秀選手 スペイン ロドリ
最優秀若手選手 スペイン ラミン・ヤマル
 < 20202028

UEFA EURO 2024は、2024年にドイツで行われたヨーロッパ各国のサッカー代表チームによって争われるUEFA欧州選手権の第17回大会である。決勝でスペインイングランドを2-1で下し、最多となる4度目の優勝を果たした[1]

開催立候補を表明した国・地域

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今大会開催に立候補する国は原則として同年開催の五輪の開催国に立候補ができないと定められている[2]

2018年9月27日にUEFA理事による投票の結果、ドイツに決定した[5]

立候補取り下げ

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開催地

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2006年にドイツで開催された2006 FIFAワールドカップの会場を中心に10会場で開催された。うち開幕戦が行われるミュンヘンのフースバル・アレーナ・ミュンヘンUEFA EURO 2020の会場にもなっており、史上初めての連続開催地となり、決勝はベルリンのオリンピアシュタディオンで開催された。

ベルリン ミュンヘン ドルトムント シュトゥットガルト
オリンピアシュタディオン フースバル・アレーナ・ミュンヘン BVBシュタディオン・ドルトムント シュトゥットガルト・アレーナ
収容人数:74,461 収容人数:70,076 収容人数:65,849 収容人数:54,906
ゲルゼンキルヒェン フランクフルト
アレーナ・アウフシャルケ フランクフルト・アレーナ
収容人数:54,740 収容人数:54,697
ハンブルク デュッセルドルフ ケルン ライプツィヒ
フォルクスパルクシュタディオン デュッセルドルフ・アレーナ ケルン・スタジアム ライプツィヒ・スタジアム
収容人数:52,245 収容人数:51,031 収容人数:49,827 収容人数:42,959

予選

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出場国

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  出場国
  予選敗退国
  出場禁止国
  非UEFAメンバー
チーム 条件 出場回数 出場大会 最高成績
 ドイツ[A] 開催国 14大会連続14回目 1972197619801984198819921996200020042008201220162020 優勝(1972、1980、1996)
 スペイン 予選A組1位 8大会連続12回目 19641980198419881996200020042008201220162020 優勝(1964、2008、2012)
 スコットランド 予選A組2位 2大会連続4回目 199219962020 グループステージ敗退(1992、1996、2020)
 フランス 予選B組1位 9大会連続11回目 1960198419921996200020042008201220162020 優勝(1984、2000)
 オランダ 予選B組2位 2大会連続11回目 1976198019881992199620002004200820122020 優勝(1988)
 イングランド 予選C組1位 4大会連続11回目 1968198019881992199620002004201220162020 準優勝(2020)
 イタリア 予選C組2位 8大会連続11回目 1968198019881996200020042008201220162020 優勝(1968、2020)
 トルコ 予選D組1位 3大会連続6回目 19962004200820162020 ベスト4(2008)
 クロアチア 予選D組2位 6大会連続7回目 199620042008201220162020 ベスト8(1996、2008)
 アルバニア 予選E組1位 2大会ぶり2回目 2016 グループステージ敗退(2016)
 チェコ[B] 予選E組2位 8大会連続11回目 1960197619801996200020042008201220162020 優勝(1976)
 ベルギー 予選F組1位 3大会連続7回目 197219801984200020162020 準優勝(1980)
 オーストリア 予選F組2位 3大会連続4回目 200820162020 ベスト16(2020)
 ハンガリー 予選G組1位 3大会連続5回目 1964197220162020 3位(1964)
 セルビア[C] 予選G組2位 6大会ぶり6回目 19601968197619842000[D] 準優勝(1960、1968)
 デンマーク 予選H組1位 2大会連続10回目 196419841988199219962000200420122020 優勝(1992)
 スロベニア 予選H組2位 6大会ぶり2回目 2000 グループステージ敗退(2000)
 ルーマニア 予選I組1位 2大会ぶり6回目 19841996200020082016 ベスト8(2000)
 スイス 予選I組2位 3大会連続6回目 19962004200820162020 ベスト8(2020)
 ポルトガル 予選J組1位 8大会連続9回目 19841996200020042008201220162020 優勝(2016)
 スロバキア[B] 予選J組2位 3大会連続6回目 19601976198020162020 優勝(1976)
 ポーランド プレーオフA組勝者 5大会連続5回目 2008201220162020 ベスト8(2016)
 ウクライナ プレーオフB組勝者 4大会連続4回目 201220162020 ベスト8(2020)
 ジョージア プレーオフC組勝者 初出場
  1. ^ 1972年から1988年までの「西ドイツ代表」の戦績を含む。
  2. ^ a b 1960年から1980年までの「チェコスロバキア代表」の戦績を含む。
  3. ^ 1960年から1984年までの「ユーゴスラビア代表」および2000年の「ユーゴスラビア連邦共和国代表」の戦績を含む。
  4. ^ ユーゴスラビア連邦共和国代表は、1992年大会の予選で出場資格を獲得したが、国際連合により国際的なスポーツイベントへの参加が禁止されたため出場資格が取り消された。

組み合わせ抽選

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本大会の組み合わせ抽選会は、2023年12月2日18:00 (CET)からドイツ・ハンブルクエルプフィルハーモニー・ハンブルクで行われた[7]

出場国は、予選の総合ランキングに基づいて4つのポットに振り分けられ、各ポットから1チームずつ、AからFのグループに振り分けられる。開催国であるドイツはポット1に入るが、自動的にA1のチームとなる。プレーオフの勝者3チームはポット4に入るが、抽選の時点では決まっておらず2024年3月に行われたプレーオフで確定した。

ポット分けは以下の通り[8]

ポット1
出場国 順位
 ドイツ(開催国)
 ポルトガル 1
 フランス 2
 スペイン 3
 ベルギー 4
 イングランド 5
ポット2
出場国 順位
 ハンガリー 6
 トルコ 7
 ルーマニア 8
 デンマーク 9
 アルバニア 10
 オーストリア 11
ポット3
出場国 順位
 オランダ 12
 スコットランド 13
 クロアチア 14
 スロベニア 15
 スロバキア 16
 チェコ 17
ポット4
出場国 順位
 イタリア 18
 セルビア 19
 スイス 20
 ポーランドプレーオフ・パスA勝者
 ウクライナプレーオフ・パスB勝者
 ジョージアプレーオフ・パスC勝者

抽選結果

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抽選結果は以下の通り。

グループステージ

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各グループ上位2チーム及び3位チームのうち上位4チーム、計16チームが、決勝トーナメントに進出する。

日時は全て現地時間(UTC+2)。

順位決定方式

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全試合での獲得勝ち点が並んだ場合の順位決定基準[9]

  1. 当該チーム同士の対戦における獲得勝ち点の多少
  2. 当該チーム同士の対戦における得失点差
  3. 当該チーム同士の対戦におけるゴール数の多少
  4. 1.~3.を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらのチームのみを対象に再び1.~3.を適用して比較する。それでも決着しない場合は、5.以下へ進む。
  5. 当該チームの全試合における得失点差
  6. 当該チームの全試合におけるゴール数の多少
  7. 比較対象が2チームのみで、グループリーグの最終戦で直接対決した結果、上記基準で差がつかないときはPK戦を行う。
  8. 当該チームの全試合におけるフェアプレーポイント(イエローカード=1、イエローカード2枚によるレッドカード=3、一発レッドカード=3、イエローカードの後一発レッドカード=4)の比較
  9. 当該チームの予選の総合ランキングの優劣。ただし、比較対象に開催国のドイツが含まれている場合は抽選を行う。

グループA

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チーム 出場権
1  ドイツ (H) 3 2 1 0 8 2 +6 7 ノックアウトステージに進出
2  スイス 3 1 2 0 5 3 +2 5
3  ハンガリー 3 1 0 2 2 5 −3 3
4  スコットランド 3 0 1 2 2 7 −5 1
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法
(H) 開催地.


グループB

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チーム 出場権
1  スペイン 3 3 0 0 5 0 +5 9 ノックアウトステージに進出
2  イタリア 3 1 1 1 3 3 0 4
3  クロアチア 3 0 2 1 3 6 −3 2
4  アルバニア 3 0 1 2 3 5 −2 1
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法


グループC

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チーム 出場権
1  イングランド 3 1 2 0 2 1 +1 5 ノックアウトステージに進出
2  デンマーク 3 0 3 0 2 2 0 3[注 1]
3  スロベニア 3 0 3 0 2 2 0 3[注 1]
4  セルビア 3 0 2 1 1 2 −1 2
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法
注釈:
  1. ^ a b フェアプレーポイント:デンマーク -6、 スロベニア -7。


グループD

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チーム 出場権
1  オーストリア 3 2 0 1 6 4 +2 6 ノックアウトステージに進出
2  フランス 3 1 2 0 2 1 +1 5
3  オランダ 3 1 1 1 4 4 0 4
4  ポーランド 3 0 1 2 3 6 −3 1
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法


グループE

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チーム 出場権
1  ルーマニア 3 1 1 1 4 3 +1 4 ノックアウトステージに進出
2  ベルギー 3 1 1 1 2 1 +1 4
3  スロバキア 3 1 1 1 3 3 0 4
4  ウクライナ 3 1 1 1 2 4 −2 4
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法


グループF

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チーム 出場権
1  ポルトガル 3 2 0 1 5 3 +2 6[注 1] ノックアウトステージに進出
2  トルコ 3 2 0 1 5 5 0 6[注 1]
3  ジョージア 3 1 1 1 4 4 0 4
4  チェコ 3 0 1 2 3 5 −2 1
出典: UEFA
順位の決定基準: 順位決定方法
注釈:
  1. ^ a b 直接対決の勝点: ポルトガル 3、トルコ 0。


各組3位チーム

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チーム 出場権
1 D  オランダ 3 1 1 1 4 4 0 4[注 1] ノックアウトステージ進出
2 F  ジョージア 3 1 1 1 4 4 0 4[注 1]
3 E  スロバキア 3 1 1 1 3 3 0 4
4 C  スロベニア 3 0 3 0 2 2 0 3
5 A  ハンガリー 3 1 0 2 2 5 −3 3
6 B  クロアチア 3 0 2 1 3 6 −3 2
出典: UEFA
順位の決定基準: 1) 勝ち点; 2) 得失点差; 3) 得点; 4) 勝利数; 5) フェアプレーポイント; 6) 予選の総合ランキングの順位。ただし、比較対象に開催国のドイツが含まれている場合は抽選を行う。
注釈:
  1. ^ a b フェアプレーポイント:オランダ -2ジョージア -6

ノックアウトステージ進出の3位チームの対戦相手は以下のように定められる[9]

グループ 1B
vs
1C
vs
1E
vs
1F
vs
A B C D 3A 3D 3B 3C
A B C E 3A 3E 3B 3C
A B C F 3A 3F 3B 3C
A B D E 3D 3E 3A 3B
A B D F 3D 3F 3A 3B
A B E F 3E 3F 3B 3A
A C D E 3E 3D 3C 3A
A C D F 3F 3D 3C 3A
A C E F 3E 3F 3C 3A
A D E F 3E 3F 3D 3A
B C D E 3E 3D 3B 3C
B C D F 3F 3D 3C 3B
B C E F 3F 3E 3C 3B
B D E F 3F 3E 3D 3B
C D E F 3F 3E 3D 3C
  確定した組み合わせ

ノックアウトステージ

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ノックアウトステージでは、90分が終わって同点の場合15分ハーフの延長戦を行いそれでも決しない場合はPK戦で勝者を決める。

日時は全て現地時間(UTC+2)。

進出チーム

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6つの各グループから上位2チーム及び各グループの3位のチームから、上位4チームが以下の通りノックアウトステージに進出した。

グループ グループ1位 グループ2位 グループ3位
A  ドイツ  スイス
B  スペイン  イタリア
C  イングランド  デンマーク  スロベニア
D  オーストリア  フランス  オランダ
E  ルーマニア  ベルギー  スロバキア
F  ポルトガル  トルコ  ジョージア

トーナメント表

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ラウンド16準々決勝準決勝決勝
 
              
 
6月30日 - ケルン
 
 
 スペイン4
 
7月5日 - シュトゥットガルト
 
 ジョージア1
 
 スペイン (延長)2
 
6月29日 - ドルトムント
 
 ドイツ1
 
 ドイツ2
 
7月9日 - ミュンヘン
 
 デンマーク0
 
 スペイン2
 
7月1日 - フランクフルト・アム・マイン
 
 フランス1
 
 ポルトガル (p)0 (3)
 
7月5日 - ハンブルク
 
 スロベニア0 (0)
 
 ポルトガル0 (3)
 
7月1日 - デュッセルドルフ
 
 フランス (p)0 (5)
 
 フランス1
 
7月14日 - ベルリン
 
 ベルギー0
 
 スペイン2
 
7月2日 - ミュンヘン
 
 イングランド1
 
 ルーマニア0
 
7月6日 - ベルリン
 
 オランダ3
 
 オランダ2
 
7月2日 - ライプツィヒ
 
 トルコ1
 
 オーストリア1
 
7月10日 - ドルトムント
 
 トルコ2
 
 オランダ1
 
6月30日 - ゲルゼンキルヒェン
 
 イングランド2
 
 イングランド (延長)2
 
7月6日 - デュッセルドルフ
 
 スロバキア1
 
 イングランド (p)1 (5)
 
6月29日 - ベルリン
 
 スイス1 (3)
 
 スイス2
 
 
 イタリア0
 

ラウンド16

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スペイン 4 - 1 ジョージア
レポート




準々決勝

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準決勝

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決勝

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スペイン
イングランド
GK 23 ウナイ・シモン
RB 2 ダニエル・カルバハル
CB 3 ロビン・ル・ノルマン 83分に交代退場 83分
CB 14 アイメリク・ラポルテ
LB 24 マルク・ククレジャ
CM 16 ロドリ 46分に交代退場 46分
CM 8 ファビアン・ルイス
RW 19 ラミン・ヤマル 89分に交代退場 89分
AM 10 ダニ・オルモ 31分に警告 31分
LW 17 ニコ・ウィリアムズ
CF 7 アルバロ・モラタ キャプテン 68分に交代退場 68分
控え
MF 18 マルティン・スビメンディ 46分に交代出場 46分
FW 21 ミケル・オヤルサバル 68分に交代出場 68分
DF 4 ナチョ 83分に交代出場 83分
MF 6 ミケル・メリーノ 89分に交代出場 89分
監督
スペインの旗 ルイス・デ・ラ・フエンテ
GK 1 ジョーダン・ピックフォード
CB 2 カイル・ウォーカー
CB 5 ジョン・ストーンズ 53分に警告 53分
CB 6 マルク・グエイ
RM 7 ブカヨ・サカ
CM 26 コビー・メイヌー 70分に交代退場 70分
CM 4 デクラン・ライス
LM 3 ルーク・ショー
AM 11 フィル・フォーデン 89分に交代退場 89分
AM 10 ジュード・ベリンガム
CF 9 ハリー・ケイン キャプテン 25分に警告 25分 61分に交代退場 61分
控え
FW 19 オリー・ワトキンス 90+1分に警告 90+1分 61分に交代出場 61分
MF 24 コール・パーマー 70分に交代出場 70分
FW 17 イヴァン・トニー 89分に交代出場 89分
監督
イングランドの旗 ガレス・サウスゲート
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
スペイン ニコ・ウィリアムズ

副審
フランス シリル・ミュニエ
フランス メディ・ラフムーニ
第4審判
ポーランド シモン・マルチニアク
予備副審
ポーランド トマシュ・リストキエヴィチ
VAR
フランス ジェローム・ブリザール英語版
AVAR
フランス ウィリー・デラジョ英語版
イタリア マッシミリアーノ・イッラーティ

優勝国

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 UEFA EURO 2024優勝国 

スペイン
3大会ぶり4回目

総合順位

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順位 チーム 成績

PK

PK

1  スペイン 優勝 7 7 0 0 0 0 21 15 4 +11
2  イングランド 準優勝 7 3 3 1 1 0 12 8 6 +2
3  オランダ ベスト4 6 3 1 2 0 0 10 10 7 +3
4  フランス 6 2 3 1 1 0 9 4 3 +1
5  ドイツ ベスト8 5 3 1 1 0 0 10 11 4 +7
6  スイス 5 2 3 0 0 1 9 8 4 +4
7  トルコ 5 3 0 2 0 0 9 8 8 0
8  ポルトガル 5 2 2 1 1 1 8 5 3 +2
9  オーストリア ベスト16 4 2 0 2 0 0 6 7 6 +1
10  スロベニア 4 0 4 0 0 1 4 2 2 0
11  ベルギー 4 1 1 2 0 0 4 2 2 0
12  スロバキア 4 1 1 2 0 0 4 4 5 -1
13  ルーマニア 4 1 1 2 0 0 4 4 6 -2
14  イタリア 4 1 1 2 0 0 4 3 5 -2
15  ジョージア 4 1 1 2 0 0 4 5 8 -3
16  デンマーク 4 0 3 1 0 0 3 2 4 -2
17  ウクライナ グループステージ敗退 3 1 1 1 0 0 4 2 4 -2
18  ハンガリー 3 1 0 2 0 0 3 2 5 -3
19  セルビア 3 0 2 1 0 0 2 1 2 -1
20  クロアチア 3 0 2 1 0 0 2 3 6 -3
21  アルバニア 3 0 1 2 0 0 1 3 5 -2
22  チェコ 3 0 1 2 0 0 1 3 5 -2
23  ポーランド 3 0 1 2 0 0 1 3 6 -3
24  スコットランド 3 0 1 2 0 0 1 2 7 -5

論争およびトラブル

[編集]

下述であるように、大会期間中には数多くの論争やトラブルが発生し、グループステージ終了時点で21カ国に罰金処分が科せられており、罰金の合計金額は129万3645ユーロにまで上った[10]

ピッチへの侵入、ピッチへの投げ込み行為、その他妨害行為

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グループF、トルコ対ポルトガルの試合では、クリスティアーノ・ロナウドと自撮りしようとピッチへの侵入者によって試合は複数回に渡って中断された[11]。またアルバニア対イタリア[12]、ルーマニア対ウクライナ[13]、ラウンド16のルーマニア対オランダ[14]の試合でもピッチへの侵入があった。準決勝のスペイン対フランス戦の試合終了後には侵入者を追いかけていた警備員とアルバロ・モラタが接触し、モラタは膝を負傷した[15]

大会期間中、選手や監督からコーナーキックの際にファンが選手に向けてプラスチックカップを投げ込み、選手に当たったと苦情が聞かれた[16]。ベルギーの試合ではケヴィン・デ・ブライネの目に向けてレーザーポインターが照射された[17]。ラウンド16のオーストリア対トルコの試合ではコーナーキックを蹴ろうとしていたマルセル・ザビッツァーに向けて投げ込み行為が起こり、ザビッターの顔に直撃した[18]

ヴァルガ・バルナバーシュの怪我

[編集]

グループA、スコットランド対ハンガリーの試合後半で、ハンガリーのヴァルガ・バルナバーシュとスコットランドのゴールキーパー、アンガス・ガンが衝突し、ヴァルガは脳震盪を起こし、頬骨を複数骨折する重篤な負傷となった[19][20]。負傷時にはすぐに医療スタッフがピッチに駆けつけ、ヴァルガの周りに保護シートが巻かれた。しかし、担架を担いだ人たちは走ってではなく、選手に向かって歩いているのが見られ、選手やスタッフは不満を述べた[21]。ハンガリーのキャプテンであるソボスライ・ドミニクとチームメイトのボトカ・エンドレは、担架を持って走り、作業をスピードアップしようとした[22]。ソボスライは医療スタッフが十分に素早く対応しなかったと不満を表明し、「誰もが数秒を節約し、命を救うことができる」と述べた[23]。これに対しUEFAは反論し、現場の医療スタッフ間の連携はプロフェッショナルであり、治療行為には遅れはなかったと主張した[21][23]

試合は10分後に再開されると、アディショナルタイムのチョボト・ケヴィンのゴールでハンガリーは勝利し、手術を受けたヴァルガは回復した[24]

バルカン半島の出場国が起こした数々のトラブル

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グループステージでの期間中には、バルカン半島の出場国のファンや選手の行動が原因で、数多くの論争とトラブルが巻き起こった。アルバニアとセルビアは、両国のファンが領土回復主義のシンボルを掲げたため、共に罰金を科されている[25][10]。セルビアのファンはコソボをセルビアの一部とする地図を掲げ[25]、アルバニアのファンは大アルバニアの地図を掲げた[25]。またセルビアのサポーターは、イングランド戦では民族主義的な横断幕を掲げており、「降伏なし」というスローガン・文字の上にコソボの領土が描かれた横断幕で、UEFAはこれを「スポーツイベントにふさわしくない挑発的なメッセージ」と評した[25]。セルビアのサポーターは、このイングランド戦で人種差別的な行為があったとして、UEFAは調査に乗り出すと発表している[26]クロアチア対アルバニアの試合中には、両国のファンの一部が試合中に「Ubij ubij ubij Srbina(セルビア人を殺せ、殺せ、殺せ)」などの反セルビアのスローガン・チャントを連呼した[25][10]ため、セルビアはUEFAがクロアチアとアルバニアに対して措置を取らなければ大会から撤退すると訴えた[25]。クロアチア対アルバニアの試合後には、アルバニアのミルリンド・ダク英語版が自国サポーターを扇動し、反マケドニアのスローガン・チャントを連呼したため、アルバニアは罰金を科せられ、ダクは2試合の出場停止処分を受けた[25][27]。出場停止を受けたダクはソーシャルメディア上で謝罪した[25]。前述のセルビア対イングランド戦ではセルビアのサポーターを挑発したとして、コソボのジャーナリスト、アルリン・サディクの大会におけるメディア認定を取り消した[25][28]。自国コソボのテレビ生放送中に、サディクはセルビアのファンの方を向き、両手で民族主義的な双頭の鷲のジェスチャー英語版を見せていた[25][28]双頭の鷲はアルバニアの国旗に描かれており、アルバニアだけでなくコソボやその他の地域で民族的誇りの象徴とされている。

メリフ・デミラルの不適切なジェスチャー

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ラウンド16、オーストリア対トルコ戦ではトルコのメリフ・デミラルが、ゴールを決めた際に指を狼のようにするジェスチャーを見せた[29]。このジェスチャーは極右過激派組織で、民族主義者行動党(MHP)とつながりのある灰色の狼に関連するジェスチャーとみなされ、超国家主義的であるとされており、オーストリアだけでなくフランスでも禁止されている[30]。このデミラルの見せた行動はドイツのナンシー・ファザー内務大臣から批判されたが、MHPのデヴレト・バフチェリ党首はこの行為を支持した[31]。デミラルはまた、ジェスチャーをしている自分の写真を自身のツイッターアカウントに投稿し、「私(自分)がトルコ人だと言える人はなんて幸せなのだろう!」というキャプションを付けた[31]。 UEFAは翌日デミラルに対する調査を開始し[32]、その後デミラルに2試合の出場停止処分を下した[33]。これによりデミラルは準々決勝のオランダ戦と、2024-25年UEFAネーションズリーグ初戦を欠場することになった[34]。準々決勝のオランダ対トルコ戦前には、トルコのサポーターがスタジアムに向かう途中や、スタジアム内でデミラルが見せたジェスチャーを集団で披露していた[35][36][37]

スペインの選手達による不適切なチャント

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決勝戦でスペインが勝利した後、マドリードシベーレス広場で行われた優勝を祝う集会で、大観衆の前でステージに立ったアルバロ・モラタとロドリは、「ジブラルタルはスペインのものだ」というチャントを歌った[38][39][40]。これに対しジブラルタルサッカー協会は、UEFAへ抗議を申し立てた[41]

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脚注

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  1. ^ スペイン代表、史上最多4度目の欧州王者に!華麗なパスワークからオヤルサバル決勝点…イングランドは2大会連続準優勝で涙”. Goal.com (2024年7月15日). 2024年7月15日閲覧。}
  2. ^ “DFB: Deutschland bewirbt sich um EM 2024”. europeonline-magazine.eu. (2014-11-05). http://en.europeonline-magazine.eu/1st-leadeuro-2024-host-decided-a-year-after-2024-olympics-awardedby-dpa-staff_362760.html 2014年11月9日閲覧。. 
  3. ^ “DFB: Deutschland bewirbt sich um EM 2024” (ドイツ語). Spiegel Online. (2013-10-24). http://www.spiegel.de/sport/fussball/em-dfb-bewirbt-sich-um-austragung-2024-a-929859.html 2013年10月24日閲覧。. 
  4. ^ EURO 2020 announcement from TFF
  5. ^ “EURO2024の開催国がドイツに決定! 1988年以来2度目!! トルコは4度目のチャレンジも…”. サッカーダイジェストweb. (2018年9月27日). http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=47869 2018年9月27日閲覧。 
  6. ^ DBU går efter EM-værtsskab
  7. ^ UEFA EURO 2024 final tournament draw: All you need to know”. UEFA. 2023年11月23日閲覧。
  8. ^ EURO 2024 final tournament draw pots confirmed”. UEFA. 2023年11月23日閲覧。
  9. ^ a b Regulations of the UEFA European Football Championship 2022–24”. UEFA. 2023年12月3日閲覧。
  10. ^ a b c サポーターの“問題行動”が多発するEURO2024…GS終了時点で21カ国に罰金処分”. サッカーキング. 2024年7月4日閲覧。
  11. ^ C・ロナウド目当てにピッチへの侵入が多発…ポルトガル代表指揮官「危険な行為だ」”. Goal.com. 2024年6月26日閲覧。
  12. ^ UEFA starts disciplinary proceedings against Albania over pitch invasion”. REUTERS. 2024年6月17日閲覧。
  13. ^ Euro 2024 in major security breach as fan invades pitch during Romania’s win over Ukraine before stewards haul him off”. The SUN. 2024年6月17日閲覧。
  14. ^ Romania vs Netherlands, Euro 2024: Round of 16 match paused after pitch invader gets on field”. SPORTSTAR. 2024年7月2日閲覧。
  15. ^ 侵入者を止めた警備員と接触して膝を負傷。モラタの状態にスペイン代表監督「大丈夫だとは思うが…」”. Goal.com. 2024年7月10日閲覧。
  16. ^ It’s raining plastic beer cups at Euro 2024 – on players, fans and TV commentators”. CNN Sports. 2024年6月25日閲覧。
  17. ^ 「ここでは多くのことが起き、そのすべてが許されている」ベルギー指揮官がデ・ブライネへのレーザー照射を非難”. Goal.com. 2024年6月27日閲覧。
  18. ^ Austria captain Marcel Sabitzer hit in face by object thrown from crowd during ugly scenes in Turkey clash”. Yahoo News. 2024年7月3日閲覧。
  19. ^ スコットランドvsハンガリーで重篤な負傷が発生…ショボスライが急いで担架を運ぶなど騒然”. ゲキサカ. 2024年6月24日閲覧。
  20. ^ Hungary player Barnabas Varga pictured for first time after getting injured in shocking collision at Euro 2024”. ladbible.com. 2024年6月25日閲覧。
  21. ^ a b UEFAがハンガリーFWバルガの負傷対応に声明…選手から疑問の声も「遅れはなかった」”. ゲキサカ. 2024年6月25日閲覧。
  22. ^ Hungary captain Dominik Szoboszlai calls for medical protocol change after Barnabás Varga sustains serious injury at Euros”. CNN Sports. 2024年6月24日閲覧。
  23. ^ a b ‘No delay’ treating Barnabas Varga insists Uefa after injury against Scotland”. The Guardian. 2024年6月24日閲覧。
  24. ^ 頬骨骨折のハンガリー代表FWヴァルガ、手術が無事成功…主将ソボスライは負傷時の対応に苦言も”. サッカーキング. 2024年6月25日閲覧。
  25. ^ a b c d e f g h i j UEFA fines Serbia and Albania and investigates Croatia as Euro 2024 reignites Balkan feuds”. EURO NEWS. 2024年6月23日閲覧。
  26. ^ セルビアサポーター、イングランド選手に対し人種差別的行為 UEFAが調査開始”. 日刊スポーツ. 2024年6月18日閲覧。
  27. ^ アルバニア代表FWダクに2試合の出場停止処分…クロアチア代表戦後に政治的チャントを扇動”. サッカーキング. 2024年6月24日閲覧。
  28. ^ a b コソボ記者のユーロ記者証剥奪、民族主義的ポーズで”. ロイター. 2024年6月20日閲覧。
  29. ^ トルコ代表デミラル、不適切ジェスチャーで出場停止へ”. ロイター. 2024年7月5日閲覧。
  30. ^ Uefa investigating Turkey's Demiral over goal celebration”. BBC SPORT. 2024年7月3日閲覧。
  31. ^ a b German interior minister condemns Turkish defender for using Euro 2024 as ‘platform for racism’ as UEFA opens investigation”. CNN Sports. 2024年7月3日閲覧。
  32. ^ Turkey’s Merih Demiral facing ban over ‘wolf’ celebration in win over Austria”. The Guardian. 2024年7月3日閲覧。
  33. ^ トルコ代表に激震…デミラルが2試合の出場停止処分、EURO準々決勝オランダ戦欠場が確定”. サッカーキング. 2024年7月5日閲覧。
  34. ^ Two-game ban for Turkey's Demiral over celebration”. BBC SPORT. 2024年7月5日閲覧。
  35. ^ Turkey supporters make controversial hand gesture on way to stadium and in it for Euro 2024 match”. AP NEWS. 2024年7月7日閲覧。
  36. ^ Euro 2024: Turkey fans make controversial gesture before QF”. ESPN. 2024年7月6日閲覧。
  37. ^ Turkey supporters make controversial hand gesture on way to stadium and in it for Euro 2024 match”. Washington Post. 2024年7月6日閲覧。
  38. ^ Gibraltar’s government and FA criticise Spain players’ chants at Euro 2024 party”. The Guardian. 2024年7月16日閲覧。
  39. ^ Euro winners chant 'Gibraltar is Spanish' at parade”. BBC. 2024年7月16日閲覧。
  40. ^ 「ジブラルタルはスペイン」が物議 サッカー欧州選手権祝勝会”. 時事通信. 2024年7月17日閲覧。
  41. ^ OFFICIAL STATEMENT: THE GIBRALTAR FA TO MAKE OFFICIAL COMPLAINT TO UEFA FOLLOWING SPANISH MEN’S NATIONAL TEAM EURO 2024 CELEBRATIONS”. ジブラルタルサッカー協会公式サイト. 2024年7月16日閲覧。
  42. ^ Alipay signs long-term deal to become UEFA national team football sponsor”. UEFA.com. UEFA (2018年11月9日). 2018年12月5日閲覧。
  43. ^ vivo becomes official partner of UEFA EURO 2020 and 2024 UEFA. 2020年10月20日

外部リンク

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