デクラン・ライス

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デクラン・ライス
名前
ラテン文字 Declan Rice
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
アイルランドの旗 アイルランド
生年月日 (1999-01-14) 1999年1月14日(25歳)
出身地 イングランドの旗 イングランドキングストン・アポン・テムズ区
身長 188cm
体重 80kg
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 アーセナル
ポジション MF (DMF) / DF (CB)
背番号 41
利き足 右足
ユース
2006-2013 イングランドの旗 チェルシー
2014-2017 イングランドの旗 ウェストハム・ユナイテッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017-2023 イングランドの旗 ウェストハム・ユナイテッド 204 (10)
2023- イングランドの旗 アーセナル 20 (3)
代表歴2
2015  アイルランド U-16 3 (0)
2015-2016  アイルランド U-17 6 (2)
2016-2017  アイルランド U-19 6 (0)
2017-2018  アイルランド U-21 5 (0)
2018 アイルランドの旗 アイルランド 3 (0)
2019- イングランドの旗 イングランド 46 (3)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月1日現在。
2. 2023年10月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

デクラン・ライス(Declan Rice、1999年1月14日 - )は、イングランドロンドンキングストン・アポン・テムズ区出身のサッカー選手プレミアリーグアーセナルFC所属。イングランド代表。ポジションはMFDF

イングランド生まれだが、父方の祖父母はアイルランドコーク県ダグラス出身である。そのため、2019年にイングランド代表を選択するまで、アイルランド代表としてプレーしていた経験を持つ。

来歴[編集]

1999年、イギリスロンドンキングストン・アポン・テムズ区出身。チェルシーFCのユースチームを経て、2014年にウェストハム・ユナイテッドFCのユースチームに入団。U-23リーグで力を付けた後、プレミアリーグ2016-17シーズン最終戦となった2017年5月22日のバーンリーFC戦の試合終了間際に、エジミウソン・フェルナンデスとの交代で、トップリーグ初出場[1][2]

翌2017-18シーズンの2017年8月19日のサウサンプトンFC戦で、トップリーグ戦初先発[3]。同シーズンは監督がスラベン・ビリッチからデイヴィッド・モイーズに交代する苦しいシーズンで、ライスは10代ながら最終ラインに定着。チームは13位でトップリーグに残留。2018年4月には、クラブが選ぶシーズン最優秀選手の投票に、マルコ・アルナウトヴィッチに次ぐ支持を集めた。

2018-19シーズンのマヌエル・ペレグリーニ体制では新加入のジャック・ウィルシャーらの怪我の影響もあって4-1-4-1のボランチの位置に収まる。2019年1月12日のアーセナルFC戦では、サミル・ナスリのアシストから、プロ初ゴールを決めた[4]。ペレグリーニ体制で欠かせない戦力となり、そのポテンシャルの高さもあってシーズン終了後にはレアル・マドリードが興味を示すなど、案の定強豪からの関心を集めた。2019-20シーズンはリーグ戦全38試合にフル出場した。タックルとインターセプトの数の両方でプレミアリーグトップ5の成績を収め、ウェストハムではこの両カテゴリーに加え、パスの数でも同チーム内での最多数を記録し、「ハマー・オブ・ザ・イヤー」に選出されている。

2021年2月15日、シェフィールド・ユナイテッド戦で、シーズン初のゴールであるPKを成功させ、3-0での勝利に貢献した。

2021年4月、2020-21シーズンのウェストハムの全試合に出場していたライスは、代表戦で負傷した膝のために、4週間の離脱を余儀なくされた。

2023年7月15日、アーセナルFCへ加入。背番号は41番[5]。報道によると移籍金は1億ポンドとボーナス500万ポンドとなりジャック・グリーリッシュマンチェスター・シティFCに移籍したときの移籍金を上回りイングランド人歴代最高額の移籍金となった[6][7]。同年9月3日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦にて後半アディショナルタイムに逆サイドでフリーで待っていたコーナーキックを胸トラップで落とし劇的逆転弾を決めアーセナル移籍後初ゴールを記録した[8]。同年9月20日、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第1戦であるPSVアイントホーフェン戦に先発出場しCLデビューを果たした。2024年2月29日、ロンドン・フットボール・アワード2024においてプレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞した[9]

代表経歴[編集]

ロンドン出身ながら、祖父母がアイルランドコーク出身だった関係で、代表チームはユース世代から2018年まではアイルランド代表でプレー。U-17U-19代表の最優秀選手に選出されるなど注目された。

2018年3月23日のトルコとの親善試合で、19歳でフル代表デビューを果たした[10]。しかし、同年末にイングランド代表入りを目指すことを宣言。2019年3月に初招集を受けた[11]。一方でこの代表鞍替えにアイルランド代表サポーターは激怒し、ライス自身も脅迫を受けた[12]。2020年11月18日、UEFAネーションズリーグアイスランド戦で代表初得点を決めた。

2021年、UEFA EURO 2020ではレギュラーポジション得て、チームの準優勝に貢献した[13]

カタールW杯グループリーグイラン戦でのライス

2022年11月10日、W杯カタール大会に向けたメンバーの1人に選出された[14][15]

個人成績[編集]

クラブ[編集]

2022年11月12日現在
クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ その他 通算
ディビジョン 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ウェストハム・ユナイテッド U-21 2016-17[16] 2 0 2 0
2017-18[17] 1 0 1 0
通算 3 0 3 0
ウェストハム・ユナイテッド 2016-17[16] プレミアリーグ 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0
2017-18[17] 26 0 1 0 4 0 31 0
2018-19[18] 34 2 1 0 3 0 38 2
2019-20[19] 38 1 2 0 0 0 40 1
2020-21[20] 32 2 2 0 1 0 35 2
2021-22[21] 36 1 3 1 1 0 10 3 50 5
2022-23[22] 37 4 2 0 1 0 11 1 51 5
通算 204 10 11 1 10 0 21 4 246 11
総通算 204 10 11 1 10 0 24 4 249 15

代表数[編集]

2022年12月10日現在
代表国 出場 得点
 アイルランド 2018 3 0
通算 3 0
代表国 出場 得点
 イングランド 2019 7 0
2020 6 1
2021 14 1
2022 12 0
通算 39 2

代表での得点[編集]

得点 日時 場所 キャップ 相手 スコア 結果 大会
1. 2020年11月18日 イングランドの旗 ロンドンウェンブリー・スタジアム 13  アイスランド 1-0 4-0 UEFAネーションズリーグ2020-21・リーグA
2. 2021年9月2日 ハンガリーの旗 ブダペストプシュカーシュ・アレーナ 25  ハンガリー 4-0 4-0 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループI

タイトル[編集]

クラブ[編集]

ウェストハム・ユナイテッド
アーセナル

代表[編集]

出場大会

2020年 - UEFA EURO 2020(準優勝)

脚注[編集]

  1. ^ Buruley 1 - 2 West Ham”. BBC.com (2017年5月22日). 2018年7月8日閲覧。
  2. ^ Rice ― It's dream come true”. whufc.com (2017年5月22日). 2018年7月8日閲覧。
  3. ^ Declan Rice starts for West Ham against Southampton and Michail Antonio returns”. football london (2017年8月19日). 2018年7月8日閲覧。
  4. ^ プレミア再デビューのナスリの恩返しアシストからライスが初ゴール! ハマーズがアーセナルを撃破!”. 超ワールドサッカー (2019年1月12日). 2019年1月12日閲覧。
  5. ^ Declan Rice completes transfer to Arsenal”. arsenal.com (2023年7月15日). 2023年7月15日閲覧。
  6. ^ Declan Rice: Arsenal sign England midfielder from West Ham for £105m” (2023年7月15日). 2023年7月15日閲覧。
  7. ^ West Ham United Club Statement” (2023年7月15日). 2023年7月15日閲覧。
  8. ^ Report: Arsenal 3-1 Manchester United” (2023年9月3日). 2023年9月6日閲覧。
  9. ^ ロンドンクラブ対象のプレミアリーグ年間最優秀選手にアーセナルMFライスが選出! 同僚サリバらを抑える” (2024年3月1日). 2024年3月7日閲覧。
  10. ^ New faces fail to inspire Ireland in Turkey”. the 42. ie (2018年3月23日). 2018年7月8日閲覧。
  11. ^ イングランドがユーロ予選に向けた招集メンバーを発表! 国籍変更のMFライスが初招集《ユーロ2020予選》” (2019年3月14日). 2019年3月14日閲覧。
  12. ^ ライス、代表変更後に脅迫されていたことを明かす「実際に恐れることはなかった」サッカーキング 2019年9月10日
  13. ^ イタリア、53年ぶりEURO優勝の立役者は…イングランドではGKピックフォードが最高評価”. ヤフーニュース (2021-0712). 2021-0712閲覧。
  14. ^ England squad named for FIFA World Cup Qatar 2022” (英語). England Football (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。
  15. ^ W杯に向けたイングランド代表26名が発表! ケインやベリンガムら招集、C・ウィルソン&J・マディソンも選出”. Goal.com (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。
  16. ^ a b "デクラン・ライスの2016/2017での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年2月6日閲覧
  17. ^ a b "デクラン・ライスの2017/2018での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年2月6日閲覧
  18. ^ "デクラン・ライスの2018/2019での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2019年6月6日閲覧
  19. ^ "デクラン・ライスの2019/2020での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2020年9月5日閲覧
  20. ^ "デクラン・ライスの2020/2021での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2021年7月3日閲覧
  21. ^ "デクラン・ライスの2021/2022での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年11月11日閲覧
  22. ^ "デクラン・ライスの2022/2023での成績". Soccerbase. Centurycomm. 2022年12月4日閲覧

外部リンク[編集]