ブカヨ・サカ

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ブカヨ・サカ Football pictogram.svg
Bukayo Saka.jpg
サッカーイングランド代表でのサカ(2022年)
名前
ラテン文字 Bukayo Saka
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
生年月日 (2001-09-05) 2001年9月5日(21歳)
出身地 ロンドンイーリング区
身長 178cm
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 アーセナルFC
ポジション FW(WG) / MF(WB) / DF(LSB)
背番号 7
利き足 左足
ユース
2008-2018 イングランドの旗 アーセナル
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2018- イングランドの旗 アーセナル 97 (17)
代表歴2
2017  イングランド U-16 2 (1)
2017-2018  イングランド U-17 9 (0)
2018-2019  イングランド U-18 5 (1)
2018-2019  イングランド U-19 10 (4)
2020  イングランド U-21 1 (0)
2020- イングランドの旗 イングランド 23 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年6月19日現在。
2. 2022年12月4日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ブカヨ・サカ(Bukayo Saka,2001年9月5日 - )は、イングランドロンドンイーリング区出身のサッカー選手アーセナルFC所属。イングランド代表。ポジションはFW

クラブ経歴[編集]

イギリスロンドンイーリング区グリーンフォードで生まれ、アーセナルFCアカデミーでキャリアをスタートさせた。2018年9月、アーセナルとプロ契約を締結した[1]。2018年11月29日、ヨーロッパリーグFCヴォルスクラ・ポルタヴァ戦でトップチームデビューを果たした。12月13日、ヨーロッパリーグのカラバフFK戦でトップチームでは自身初の先発フル出場をした[2]。2019年1月1日、フラムFC戦でプレミアリーグデビューを果たした。

2019年9月19日、ヨーロッパリーグアイントラハト・フランクフルト戦でトップチームでの初ゴールを決めた。この試合でフル出場し1ゴール2アシストとアーセナルの3ゴール全てに絡む活躍をした。2019年10月21日、シェフィールド・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグ初フル出場を果たした。2019-20シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞の6人の候補の中にも選出された[3]

2020年7月1日、アーセナルとの長期の新契約を締結したことが発表された[4]。同年7月4日、プレミアリーグのウルヴァーハンプトン戦でボレーシュートを叩き込みプレミアリーグでの初ゴールを決めた[5]

2020-21シーズンは、左サイドバック、トップ下、両サイドハーフと様々なポジションで起用されたが上手く適応し主力として活躍。公式戦7ゴール7アシストを記録した。その活躍からプレミアリーグ年間最優秀若手選手賞の8人の候補の中に選出された[6]。また、昨季に続いて2020-21シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞の6人の候補の中にも選出された[7]。さらに、毎年サポーターの投票で選ぶ20-21シーズンのアーセナルのシーズン最優秀選手に51%の票を獲得し選出された[8]。21歳以下の最優秀選手を選ぶ2021年度のコパ・トロフィーの候補10人の中にノミネートされた[9]

2022年3月19日、アストン・ヴィラ戦で記念すべきアーセナルのプレミアリーグ通算2000得点目を決めた[10]。21-22シーズンは、リーグ戦11ゴール7アシストで得点とアシスト双方ともにチームトップの大活躍をした(アシストはラカゼットと最多タイ)。その活躍から2シーズン連続でのプレミアリーグ年間最優秀若手選手賞の8人の候補の中に選出された[11]。さらに、プレミアリーグ年間最優秀選手賞の8人の候補の中にも選出された[12]。昨季に引き続き58%の票を獲得しアーセナルの21-22シーズン最優秀選手に選出された。アーセナルのシーズン最優秀選手を連続受賞したのはリアム・ブレイディイアン・ライトティエリ・アンリ以来の4人目となる[13]。昨年度に続いて2年連続で21歳以下の最優秀選手を選ぶ2022年度のコパ・トロフィーの候補10人の中にノミネートされた[14]。3年連続となる2021-22シーズンのPFA年間最優秀若手選手賞の6人の候補の中にも選出された[15]。21-22シーズンのイングランド男子年間最優秀選手賞を受賞した。2003年に同賞が創設されて以来アーセナル選手の受賞は初めてとなる[16]

2022年8月20日、プレミアリーグのボーンマス戦で先発出場しプレミアリーグ100試合出場を達成。20歳349日での達成はアーセナル選手の中ではセスク・ファブレガスに次いで2番目の若さである[17]。また、全チーム通じてもジョー・コールと同率で10番目の若さである[18]

代表経歴[編集]

イングランド生まれだが両親はナイジェリア出身である。2019年12月時点ではイングランド代表とナイジェリア代表のどちらを選択するかまだ決めていないと語った[19]。ユースチームは、イングランド代表の各カテゴリーでプレーしている。2018年5月、開催国として2018年のUEFA U-17欧州選手権に出場するU-17イングランド代表に招集された[20]。2020年10月1日、19歳にしてイングランドA代表に初招集された[21]。同年10月8日、親善試合のウェールズ代表戦でイングランドA代表デビュー[22]

2021年6月1日、EURO2020のイングランド代表メンバーに招集された[23]。同年6月2日、親善試合のオーストリア代表戦でイングランドA代表初ゴールを決め試合を勝利に導いた[24]。 本大会では第3戦のチェコ戦で先発起用されると、MOMに選出される活躍で決勝トーナメント進出に貢献[25]。準決勝デンマーク戦ではクロスで相手のオウンゴールを誘い、イングランド初のユーロ決勝進出に貢献した[26]。決勝では後半途中出場、PK戦では5人目のキッカーとして登場したが、前者のマーカス・ラッシュフォードジェイドン・サンチョに続きシュートを防がれてしまい、準優勝に終わった[27]。その後、PKを外した3人の若手選手が黒人系であったこともありSNSで人種差別を含む誹謗中傷が相次ぎ世界的に大問題となった。これには所属クラブのアーセナル公式サイトや監督ミケル・アルテタFAUEFAなど数々のサッカー関係者や協会さらにはウィリアム王子やジョンソン首相などの要人など多くの人物が誹謗中傷を非難し3人を支援するコメントを発表した[28][29][30]。また、PKを外した3人は19歳から23歳と全員若手であり、特に最後の5人目を任されたのは19歳のサカであったが自国会場で大勢の自国サポーターが見守る中ビッグタイトルがかかった特大のプレッシャーかかる場面でベテランではなく若手に任せた監督ガレス・サウスゲートのPKキッカー選考に疑問を呈する声が、ロイ・キーンジョゼ・モウリーニョマイケル・オーウェンなどサッカー関係者から相次ぎ賛否両論が巻き起こった[31][32]

2022年3月24日、3月の代表戦に招集されていたが新型コロナ陽性が判明しイングランド代表から離脱した[33]

2022年11月10日、2022 FIFAワールドカップのイングランド代表メンバーに選出された[34]。本大会では、グループステージ第3戦以外の4試合でスタメン出場を果たし主力として活躍した。グループステージ初戦のイラン戦ではコーナーキックに合わせてハリー・マグワイアがヘディングで落としたパスをボレーシュートで叩き込みチームの2点目を決めた。さらに、右サイドからドリブルでゴール前に入ってきながら相手選手4人とキーパーがいる中で冷静に空いてるコースにシュートを流し込んでチームの4点目も決めた。2ゴールを決めて6-2の大勝に貢献したため公式のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた[35][36]。決勝トーナメント・ベスト16のセネガル戦では左サイドからのフィル・フォーデンのクロスをゴール前でダイレクトで合わせてチームの3点目を決めた[37][38]。ベスト8のフランス代表戦ではチームは敗れたものの相手PA内でドリブルを仕掛けオーレリアン・チュアメニに倒されてPKを獲得しチームの同点弾に貢献した[39]。結果的にラッシュフォードと並びチーム内最多得点タイの3ゴールを奪いさらに1PKを獲得とチームのベスト8進出に貢献をした。

エピソード[編集]

  • アメリカのニュース雑誌タイムの2022年10/24・10/31号にて次世代のリーダーとして特集され表紙を飾った[40]

個人成績[編集]

クラブ シーズン リーグ リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 国際大会 その他 合計
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
アーセナル 2018-19 プレミアリーグ 1 0 1 0 0 0 2 0 0 0 4 0
2019-20 26 1 4 1 2 0 6 2 0 0 38 4
2020-21 32 5 2 0 2 0 9 2 1 0 46 7
通算 59 6 7 1 4 0 17 4 1 0 88 11
総通算 59 6 7 1 4 0 17 4 1 0 88 11

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

  • 国際Aマッチ 24試合 7得点(2020年 - )
2022年12月28日現在 :[41]


イングランド代表国際Aマッチ
出場得点
2020 4 0
2021 10 4
2022 10 3
通算 24 7

代表での得点[編集]

# 日付 場所 対戦相手 スコア 結果 試合
1. 2021年6月2日 イングランドの旗ミドルズブラリヴァーサイド・スタジアム  オーストリア 1–0 1–0 国際親善試合
2. 2021年9月6日 イングランドの旗ロンドンウェンブリー・スタジアム  アンドラ 4–0 4–0 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選
3. 2021年10月9日 アンドラの旗アンドラ・ラ・ベリャエスタディ・ナシオナル英語版  アンドラ 2–0 5–0
4. 2021年11月17日 サンマリノの旗セラヴァッレサンマリノ・スタジアム サンマリノの旗 サンマリノ 7–0 10–0
5. 2022年11月21日 カタールの旗ライヤーンハリーファ国際スタジアム  イラン 2–0 6–2 2022 FIFAワールドカップ・グループB
6. 4–0
7. 2022年12月4日 カタールの旗アル=ハウルアル・バイト・スタジアム  セネガル 3–0 3–0 2022 FIFAワールドカップ・ラウンド16

タイトル[編集]

クラブ[編集]

アーセナル

個人[編集]

  • イングランド男子年間最優秀選手賞:2021-22[42]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Okonkwo and Saka sign professional contracts” (2018年9月14日). 2020年1月13日閲覧。
  2. ^ “'He is very important for us' - Emery excited by Saka's Arsenal debut”. (2018年12月14日). https://www.goal.com/en/news/he-is-very-important-for-us-emery-excited-by-sakas-arsenal/nxfi3kd76zop1soq6vivyqf09 2020年1月21日閲覧。 
  3. ^ “Saka nominated for PFA Young Player of the Year”. (2020年9月4日). https://www.arsenal.com/news/saka-nominated-pfa-young-player-year 2022年8月21日閲覧。 
  4. ^ “Bukayo Saka signs new long-term contract”. (2020年7月1日). https://www.arsenal.com/news/bukayo-saka-signs-new-long-term-contract 2020年7月2日閲覧。 
  5. ^ “Wolves 0-2 Arsenal: Gunners keep pressure on the hosts in race for Europe - BBC Sport”. (2020年7月4日). https://www.bbc.com/sport/football/52177948 2020年7月5日閲覧。 
  6. ^ “Saka nominated for PL Young Player of the Season”. (2021年6月1日). https://www.arsenal.com/news/saka-nominated-pl-young-player-season 2021年6月3日閲覧。 
  7. ^ “Saka nominated for PFA Young Player of the Year”. (2021年6月2日). https://www.arsenal.com/news/saka-nominated-pfa-young-player-year-0 2021年6月3日閲覧。 
  8. ^ “Arsenal Player of the Season: In first place...”. (2021年6月4日). https://www.arsenal.com/news/arsenal-player-season-first-place 2021年6月11日閲覧。 
  9. ^ “Saka nominated for 2021 Kopa Trophy”. (2021年10月8日). https://www.arsenal.com/news/saka-nominated-2021-kopa-trophy 2021年10月9日閲覧。 
  10. ^ “Saka makes history as Arsenal hit 2000th Premier League goal milestone”. (2022年3月19日). https://www.goal.com/en-us/news/saka-makes-history-arsenal-2000th-premier-league-goal/blt7d7b3fcc0671d929 2022年3月20日閲覧。 
  11. ^ “Hublot Young Player of the Season shortlist for 2021/22”. (2022年5月12日). https://www.premierleague.com/news/2612178 2022年5月25日閲覧。 
  12. ^ “EA SPORTS Player of the Season shortlist 2021/22”. (2022年5月12日). https://www.premierleague.com/news/2612174 2022年5月25日閲覧。 
  13. ^ “Arsenal Player of the Season: In first place...”. (2022年6月8日). https://www.arsenal.com/news/arsenal-player-season-first-place-0 2022年6月9日閲覧。 
  14. ^ “Saka nominated for Kopa Trophy”. (2022年8月12日). https://www.arsenal.com/news/saka-nominated-kopa-trophy 2022年8月21日閲覧。 
  15. ^ “Saka & Smith Rowe up for Young Player of the Year”. (2022年5月31日). https://www.arsenal.com/pfa-young-player-of-the-year-nominations-vote-awards-shortlist-bukayo-saka-emile-smith-rowe 2022年8月21日閲覧。 
  16. ^ “Bukayo Saka voted England Player of the Year!”. (2022年9月23日). https://www.arsenal.com/news/bukayo-saka-voted-england-player-year 2022年9月25日閲覧。 
  17. ^ “Saka set for Premier League century”. (2022年8月20日). https://www.arsenal.com/news/saka-set-premier-league-century 2022年8月21日閲覧。 
  18. ^ “Race to the Century: The Youngest Players to Play 100 Premier League Games”. (2022年8月20日). https://theanalyst.com/eu/2022/08/youngest-players-to-play-100-premier-league-games/ 2022年8月21日閲覧。 
  19. ^ “Bukayo Saka: Arsenal teenager weighs up international options”. (2019年12月22日). https://www.bbc.com/sport/football/50886874 2020年1月22日閲覧。 
  20. ^ “ENGLAND U17S SQUAD REVEALED FOR U17 EURO FINALS ON HOME TURF”. (2018年5月3日). http://www.thefa.com/news/2018/may/03/england-u17s-squad-named-for-u17-euro-finals-030518 2020年1月22日閲覧。 
  21. ^ “ENGLAND SENIOR MEN'S SQUAD NAMED FOR OCTOBER GAMES WITH WALES, BELGIUM AND DENMARK”. (2020年10月1日). https://www.thefa.com/news/2020/oct/01/england-mens-senior-squad-named-for-wales-belgium-denmark-games-011020 2020年10月6日閲覧。 
  22. ^ “England 3-0 Wales: Dominic Calvert-Lewin scores debut goal in win - BBC Sport”. (2020年10月8日). https://www.bbc.com/sport/football/54366319 2020年10月12日閲覧。 
  23. ^ “Final England squad named for UEFA EURO 2020”. (2021年6月1日). https://www.englandfootball.com/Articles/2021/Jun/01/20210601-england-squad-named-for-uefa-euro-2020 2021年6月3日閲覧。 
  24. ^ “England 1-0 Austria: Bukayo Saka seals win with first international goal - BBC Sport”. (2021年6月2日). https://www.bbc.com/sport/football/57250378 2021年6月3日閲覧。 
  25. ^ EURO初出場でMOM…19歳FWサカ「信じられないような経験」”. サッカーキング (2021年6月23日). 2021年6月23日閲覧。
  26. ^ イングランド、初失点も同国初の決勝進出! 快進撃のデンマークは延長戦の末敗退”. サッカーキング (2021年7月8日). 2021年7月8日閲覧。
  27. ^ イタリア、53年ぶり2度目のEURO制覇! PK戦でイングランド下し34戦無敗維持”. サッカーキング (2021年7月12日). 2021年7月12日閲覧。
  28. ^ Club statement: Bukayo Saka” (2021年7月12日). 2021年7月15日閲覧。
  29. ^ ユーロ決勝でPK失敗、3選手に人種差別的な中傷相次ぐ イングランド協会が非難” (2021年7月12日). 2021年7月15日閲覧。
  30. ^ 人種差別的な中傷する人は「ファンじゃない」、イングランド主将らが非難” (2021年7月13日). 2021年7月15日閲覧。
  31. ^ 「酷だ。かわいそう、気の毒に思う」モウリーニョ、19歳サカの5人目PKキッカーについて見解” (2021年7月13日). 2021年7月15日閲覧。
  32. ^ PK戦で敗れたイングランド、キーン氏はキッカーの人選に不満 「私がスターリングやグリーリッシュなら…」” (2021年7月12日). 2021年7月15日閲覧。
  33. ^ アーセナルFWサカから新型コロナ陽性反応…イングランド代表を離脱” (2022年3月26日). 2022年3月25日閲覧。
  34. ^ England squad named for FIFA World Cup Qatar 2022” (2022年11月10日). 2022年11月11日閲覧。
  35. ^ 優勝候補”イングランド代表、イランに6発大勝でワールドカップ白星発進”. サッカーキング. 2022年11月21日閲覧。
  36. ^ Bukayo Saka stars in England's World Cup opener” (2022年11月21日). 2022年12月12日閲覧。
  37. ^ ワールドカップ イングランドがセネガルに勝利 ベスト8進出”. NHK. 2022年12月5日閲覧。
  38. ^ Saka shines again as England reach quarter-finals” (2022年12月4日). 2022年12月12日閲覧。
  39. ^ England knocked out by France at World Cup” (2022年12月10日). 2022年12月12日閲覧。
  40. ^ How Bukayo Saka Became the Inspiring New Face of British Soccer” (2022年10月13日). 2022年11月3日閲覧。
  41. ^ National Team Appearances of Bukayo Saka”. National Football Teams. 2022年12月28日閲覧。
  42. ^ Bukayo Saka voted England Player of the Year!”. Arsenal.com (2022年9月23日). 2022年12月28日閲覧。

外部リンク[編集]