ジャック・ウィルシャー
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![]() ウェストハム・ユナイテッドFCでのウィルシャー(2019年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
ジャック・アンドリュー・ガリー・ウィルシャー Jack Andrew Garry Wilshere[1][2] | |||||
愛称 | ガラスの天才 | |||||
ラテン文字 | Jack Wilshere | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1992年1月1日(27歳) | |||||
出身地 | スティーブニッジ | |||||
身長 | 172cm[3] | |||||
体重 | 65kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | MF(CMF) | |||||
背番号 | 19 | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
2001 |
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2001-2008 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2008-2018 |
![]() | 125 | (7) | |||
2010 |
→![]() | 14 | (1) | |||
2016-2017 |
→![]() | 27 | (0) | |||
2018- |
![]() | 7 | (0) | |||
代表歴2 | ||||||
2006-2007 |
![]() | 2 | (0) | |||
2007-2009 |
![]() | 9 | (0) | |||
2009 |
![]() | 1 | (0) | |||
2009-2010 |
![]() | 7 | (0) | |||
2010- |
![]() | 34 | (2) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2019年6月22日現在。 2. 2019年6月22日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere, 1992年1月1日 - )は、イングランド、スティーブニッジ出身のサッカー選手。元イングランド代表。ウェストハム・ユナイテッドFC所属。ポジションはミッドフィールダー。
クラブ経歴[編集]
9歳からアーセナルFCのアカデミーに所属。2007-08シーズンのリザーブリーグ及びU-18リーグでは、20試合に出場し15得点という結果を残した(このシーズンのアーセナルリザーブチームにおけるゴール・オブ・ザ・シーズンも受賞)。
Bチームにおいてテクニックを全面に押し出したスタイルが評価され、2008年夏のトップチームのオーストリア遠征にも帯同。プレシーズンマッチには全試合に出場し、3得点をあげた。その活躍が認められ、16歳という若さで2008-09シーズンのトップチームに昇格。2008年9月13日にはブラックバーン・ローヴァーズFC戦でクラブ史上最年少(16歳と256日)でのプレミアリーグデビューを達成。2008年9月23日のカーリングカップ、シェフィールド・ユナイテッドFC戦では自身のトップチームでの公式戦初ゴールを記録した。

2010年1月、ボルトン・ワンダラーズFCへレンタル移籍。
2010年6月にアーセナルへ復帰し、18歳の若さにして開幕戦のリヴァプールFC戦でスタメンに名を連ねた。その後も試合に出場し、チャンピオンズリーグデビューも経験。9月にはアーセナルの月間最優秀選手に選出された[4]。11月27日のアストン・ヴィラFC戦でプレミアリーグ初得点を記録。2011年2月16日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、FCバルセロナ戦では93.5%という高いパス成功率を記録し[5]、2-1での逆転勝利に貢献。アーセナル公式サイトではマン・オブ・ザ・マッチに選出され「キャリアで最高の夜だ」と喜びを語った[6]。2011年4月17日にはPFA年間最優秀若手選手賞を受賞した[7]。
2011-12シーズンは負傷の影響で全試合欠場。EURO2012も怪我の影響で欠場せざるを得ない状態となった。2012-13シーズン、ファン・ペルシの移籍で空番号となった「10」を託された。2012年10月28日のQPR戦で14カ月ぶりに復帰した。
2015-16シーズンは怪我で僅か3試合のみの出場となった[8]。
2016-17シーズンの2016年8月31日、ボーンマスにレンタル移籍した[9][10]。大きな怪我も無く、コンスタントに試合に出場していたが、4月15日のトッテナム戦で負傷、4月19日、残りの試合を全休する事が明かされた[11]。
2017-18シーズンから再びアーセナルへ復帰、リーグ戦ではベンチ入りしても不出場が続き、カップ戦のみに出場していたが、10月22日のエヴァートンFC戦で76分より出場し、リーグ戦ではシーズン初出場、以降途中出場が増えた。12月6日ヨーロッパリーグFC BATEボリソフ戦ではゴールを決めると[12]、12月13日のウエストハム・ユナイテッド戦で、リーグ戦シーズン初先発を果たした[13]。12月28日のクリスタルパレス戦では、先発から66分に相手DF陣の隙を突く浮き球のパスをサンチェスに送り、サンチェスの決勝ゴールをアシストした[14]。1月3日のチェルシーFC戦にて6試合連続の先発出場を果たし、後半、プレミアリーグでは2年半ぶりとなるゴールを決めてみせた[15]。しかし、シーズン終了後、契約満了によりアーセナルを退団した。
2018年7月9日、ウェストハム・ユナイテッドFCへ3年契約で加入することが発表された[16]。8月12日リヴァプール戦でデビューするも、その後怪我の影響で離脱、シーズン終盤に復帰したが、僅か7試合のみの出場となった。
代表経歴[編集]
U-17欧州選手権には2年続けて出場。2009年8月にはU-21イングランド代表にも初選出された。
2010 FIFAワールドカップでは代表に招集されることはなかったが、ワールドカップ後最初の試合となった2010年8月11日のハンガリーとの親善試合に向け、A代表に初招集された。ウィルシャーはこの試合で代表デビューを果たし、以降はコンスタントに代表に招集され、2014年のFIFAワールドカップでも代表入り、グループリーグ初戦イタリア戦で後半から出場、最終戦となったコスタリカ戦では先発出場した。
2015年6月14日のUEFA EURO 2016予選、スロベニア戦で代表初得点を含む2ゴールを挙げた。2016年5月UEFA EUROのメンバーに選出され、大会でも出場をしたが、プレミアリーグでシーズン中、僅か141分しか試合に出場していない、ウィルシャーが選出されたことに疑問の声が多くあがり、ロイ・ホジソン監督のウィルシャー選出を揶揄された[8]。
UEFA EURO2016以降は代表を遠ざかっていたが、好調を維持していた為、2018年の3月24日と28日のフレンドリーマッチに向けたメンバーに選出され、約2年ぶりに代表復帰した[17]、が怪我でプレーする事が出来ず代表を離脱、2018 FIFAワールドカップメンバーからも外れた。
プレースタイル[編集]
MFとして攻守に高い能力と精神力、献身的な姿勢を持っており、アーセン・ヴェンゲルはポール・スコールズを思わせると評している[18]。
高度なボールテクニックを持つ。決定力、パスセンス、キープ力などはどれもイングランド人では一級品であり、アーセナルの中でもその才能は際立っている[19][20][21]。セスク・ファブレガスはウィルシャーのテクニックを「スペイン的」であると表現した[22]。小柄な身体からは想像も出来ないような、プレミアリーグ特有の激しいプレースタイルにも負けない当たりの強さをもつ。球際にも強さを見せ、果敢にスライディングタックルを仕掛ける[23]。
個人成績[編集]
- 2017年5月31日時点
クラブ | シーズン | プレミアリーグ | FAカップ | リーグカップ | 欧州カップ | その他 | 通算 | ||||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
アーセナル | 2008-09 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | - | 8 | 1 | |
2009-10 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | - | 7 | 0 | ||
2010-11 | 35 | 1 | 2 | 0 | 5 | 0 | 7 | 1 | - | 49 | 2 | ||
2011-12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | ||
2012-13 | 25 | 0 | 4 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1 | - | 33 | 2 | ||
2013-14 | 24 | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 7 | 2 | - | 35 | 5 | ||
2014-15 | 14 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 1 | 0 | 22 | 2 | |
2015-16 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | |
2016-17 | 2 | 0 | - | - | - | - | 2 | 0 | |||||
通算 | 105 | 6 | 13 | 1 | 13 | 1 | 27 | 4 | 1 | 0 | 159 | 12 | |
ボルトン・ワンダラーズ | 2009-10 | 14 | 1 | - | - | - | - | 14 | 1 | ||||
ボーンマス | 2016-17 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - | 27 | 0 | ||
総通算 | 146 | 7 | 13 | 1 | 13 | 1 | 27 | 4 | 1 | 0 | 200 | 13 |
試合数[編集]
- 2016年6月27日現在
イングランド代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2010 | 1 | 0 |
2011 | 4 | 0 |
2012 | 1 | 0 |
2013 | 8 | 0 |
2014 | 12 | 0 |
2015 | 2 | 2 |
2016 | 6 | 0 |
通算 | 34 | 2 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- アーセナルFC
- FAユースカップ 2008-09
- プレミアアカデミーリーグ 2008-09
- FAカップ 2013-14, 2014-15
- FAコミュニティ・シールド 2014, 2015, 2017
個人[編集]
- PFA年間最優秀若手選手賞 2011
- PFA年間ベストイレブン 2011
出典[編集]
- ^ “Jack Wilshere - England prodigy”. BBC Sport. (2010年8月10日) 2010年12月19日閲覧。
- ^ “Jack Wilshere on Twitter”. Twitter (2010年12月16日). 2010年12月20日閲覧。
- ^ Jack Wilshere ready for a big year in 2010, timesonline.co.uk. Retrieved 14 November 2010.
- ^ Wilshere - It was a great month for meArsenal.com 2010年10月11日
- ^ Jack Wilshere's dazzling display against Barcelona offers Arsenal and England genuine hope for the futThe Telegrapf 2011年2月17日
- ^ ウィルシャー:ここまでのキャリアで最高の夜JP-Arsenal.com 2011年2月18日
- ^ ウィルシャー、若手最優秀選手賞に「少し驚き」Goal.com 2011年4月18日
- ^ a b 「出場141分、タバコ、喧嘩…」なぜウィルシャー? 王者ドリンクウォーターとの比較が話題に 超WORLDサッカー 2016年6月1日
- ^ “Breaking: AFC Bournemouth complete loan signing of Jack Wilshere from Arsenal”. A.F.C. Bournemouth (2016年8月31日). 2016年8月31日閲覧。
- ^ “AFC Bournemouth's loan midfielder Jack Wilshere's squad number confirmed”. A.F.C. Bournemouth. 2016年9月11日閲覧。
- ^ “Jack Wilshere: Bournemouth midfielder out for season with leg fracture”. BBC Sport. (2017年4月19日) 2017年4月19日閲覧。
- ^ アーセナルが6発大勝…BATEボリソフを下しグループ首位で勝ち上がり 2017年12月7日
- ^ Jack Wilshere espn-ESPN FC (2017年12月22日閲覧)
- ^ Crystal Palace v Arsenal preview: Roy Hodgson surprised by Eagles' Premier League revival Skysports 2017年12月28日閲覧
- ^ Jack Wilshere continues to shows signs of his old self but the best is yet to come www.telegraph.co.uk(2018年1月6日閲覧)
- ^ West Ham United sign Jack Wilshere West Ham United Official Website (2018年7月10日閲覧)
- ^ イングランド代表メンバーが発表…ウィルシャーがユーロ本大会以来の招集 SOCCER KING 2018年3月16日
- ^ ヴェンゲル:ウィルシャーはスコールズのようだJP-Arsenal.com 2011年2月20日
- ^ Emirates experience leaves me jealous, BBC Sport. Retrieved 19 September 2010.
- ^ Comment: Forget Joe Cole - In Jack Wilshere, Arsenal Have England's Finest Young Talent, Yahoo! Sports. Retrieved 19 September 2010.
- ^ The team showed desire, energy and quality, Arsenal F.C.. Retrieved 19 September 2010.
- ^ ウィルシャーを称賛するセスクに同調するヴェンゲルJP-Arsenal.com 2011年2月20日
- ^ Ornstein, David (2010年10月1日). “Jack Wilshere ready to shine for Arsenal and England”. BBC Sport 2010年10月18日閲覧。
外部リンク[編集]
- Profile at Arsenal.com
- Espn profile
- Jack Wilshere in-depth profile with videos
- Jack Wilshere fansite with biography, pictures, videos, news etc
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