ジャック・グリーリッシュ
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![]() アストン・ヴィラFCでのグリーリッシュ(2014年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
ジャック・ピーター・グリーリッシュ Jack Peter Grealish | |||||
ラテン文字 | Jack Grealish | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1995年9月10日(24歳) | |||||
出身地 | バーミンガム | |||||
身長 | 175cm | |||||
体重 | 68kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | MF | |||||
背番号 | 10 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2001-2013 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2012- |
![]() | 123 | (15) | |||
2013-2014 |
→![]() | 37 | (5) | |||
代表歴 | ||||||
2011-2012 |
![]() | 7 | (3) | |||
2012 |
![]() | 6 | (2) | |||
2013-2014 |
![]() | 6 | (1) | |||
2016–2017 |
![]() | 7 | (2) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2015年9月30日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ジャック・ピーター・グリーリッシュ(Jack Peter Grealish, 1995年9月10日 - )は、イングランド・ウェスト・ミッドランズ・バーミンガム出身のプロサッカー選手。アストン・ヴィラFCに所属している。ポジションはミッドフィールダー。
経歴[編集]
ウェスト・ミッドランズ州、バーミンガム出身のグリーリッシュは、6歳の時に地元のアストン・ヴィラFCのアカデミーに入団し、ユースチームを経て2011年に16歳でトップチームに昇格[1]。2012年3月のプレミアリーグでのチェルシーFC戦でプロデビュー。
2013-14シーズンは下部リーグのノッツ・カウンティFCにレンタル移籍[2]。背番号「7」を背負い、37試合に出場し5ゴールを記録。
2014-15シーズンにヴィラに復帰。シーズン途中に監督がポール・ランバートからティム・シャーウッドに交代してから頭角を表し、苦しいチーム状況の中奮闘を続け、ヴィラのプレミアリーグ残留に貢献。一方チームはFAカップ戦では快進撃を展開し、グリーリッシュは決勝戦にも出場した[3][4]。
2015-16シーズンは、9月13日のレスター・シティFC戦で、プロ入り初ゴールを決めた[5]。11月21日、プレミアリーグ第13節にてエヴァートンFCに敗れた後、マンチェスターのナイトクラブにて夜遊びしている姿が報道される[6]。これを受けて、アストン・ヴィラはグリーリッシュをセカンドチームに降格させた[7]。12月8日よりトップチームの練習へ復帰している[8]。このシーズン、アストン・ヴィラは3勝27敗8分けと圧倒的な弱さで、1987-88シーズン以来の2部降格。
2016-17シーズン、2部でのシーズンとなった9月にグリーリッシュがバーミンガムのホテルで騒ぎを起こしていたことが発覚。リザーブチームへの追放が発表され、3試合の欠場が決定した。復帰後は再びスタメンとして試合に出場。結果、シーズン13位でフィニッシュし、グリーリッシュは31試合5ゴール5アシストでシーズンを終えた。
2017-18シーズンより、ジョルダン・アイェウ退団以降空き番号であった背番号「10」を着用。さらには、元イングランド代表DFジョン・テリーが加入し、メンタル面が大きく成長。このシーズンは怪我の影響で27試合の出場に留まるも、3ゴール5アシストを記録。このシーズン、アストン・ヴィラはプレーオフ圏内の4位でフィニッシュ。昇格プレーオフに進出した。プレーオフ準決勝1st legミドルスブラFC戦ではCKから貴重な先制点をアシスト。さらにはデュエル勝利数は「20」を記録。2nd legでもピッチ上を駆け回り、2戦合計1-0で決勝進出を決めた。シーズン終了時には、トッテナム・ホットスパーFC、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシーなど名だたる強豪クラブがグリーリッシュの獲得に乗り出した。この時アストン・ヴィラは、財政的に苦しく放出もやむなしかと報じられた。しかし、7月の中旬にエジプトの大富豪 ナーセフ・サウィーリス、トニー・シャーという共同オーナーが誕生し、グリーリッシュらほとんどの主力選手が残留し、2023年夏まで契約を延長。
2018-19シーズンは怪我によって3ヶ月ほど離脱するも、3月2日のダービー・カウンティ戦で復帰した。この試合では初めてキャプテンを務め、前半ロスタイム、3-0で大きくリードを広げていたヴィラはグレン・ウィーランのコーナーキックから右足で送られたストレートボールをダイレクトで右足を振りぬき、元イングラン代表GK、スコット・カーソンも反応できないスーパーゴールを叩き込んだ[9]。なお試合はそのまま4-0でアストン・ヴィラが勝利。その後、3月10日のバーミンガム・シティFCとのダービーマッチにおいてピッチに侵入した相手チームのファンに背後から殴られ、その後侵入したファンは逮捕されるという事件が起こった。しかし、その後グリーリッシュ自身の得点によりアストン・ヴィラが勝利した[10]。シーズン5位ながら昇格プレーオフで4位ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCを、決勝で6位ダービー・カウンティを撃破し、キャプテンとして4シーズンぶりのプレミアリーグ復帰に導いた。このシーズン、グリーリッシュとのコンビでゴールを25ゴールを決めたタミー・アブラハムと共にリーグのベストイレブンに選出された。シーズン後、またしてもトッテナムからオファーを受けるも、ヴィラ愛を貫くグリーリッシュは交渉を拒んでいると報じられた[11]。
2019-20シーズンもヴィラの主将として、プレミアリーグ復帰を果たしたアストン・ヴィラを引っ張る。
代表経歴[編集]
グリーリッシュはイングランド生まれながら、祖父母がアイルランド出身だった関係で、ユース世代はアイルランド代表でプレーしてきたが、2015年9月にイングランド代表入りを目指すことを表明した[12]。 2016年5月に初めてU21イングランド代表に選出され、2016年のトゥーロン国際大会にて優勝に貢献。
人物・エピソード[編集]
- ボールを受けるポジショニングが素晴らしくフリーでボールをもらう姿は「幽霊」に例えられる。また、頭の良さ、技術を兼ね備えており「イングランドのイニエスタ」「イニエスタの後継者」と評価を受ける[13]。
- ソックスをふくらはぎの真ん中の辺りまでずり下ろした独特ないでたちでプレーをする。一見、レガースを着けていないように見えるが、子供用の小さなレガースを着けている。本人は「何度かレフェリーに注意されたことがあるけれど、そのままじゃないといけないんだ。今のところ、脛を蹴られた事はないし、これからも蹴られない事を願っているよ」と語っている[14]。
- 2015年6月15日、オフの期間を利用してテネリフェ島に来ていたグリーリッシュが路上で泥酔している写真が出回る[15]。これに因んで、2015年12月にはサンタクロースに扮したチームメイトのブラッド・グザンからどこでも寝られるようにとクリスマスプレゼントとして空気ベッドをもらった[16]。
- 2015-16シーズンプレミアリーグにおいて出場した全試合で敗れるという不名誉な記録を打ち立てた。このシーズンヴィラが2部に降格[17]。
- グリーリッシュは弟のキーランが生後9ヶ月の時、2000年4月に乳児突然死症候群で亡くしている。
- 高祖父、ビリー・ギャラティもサッカー選手でアストン・ヴィラ通算97ゴールを記録。1899-00シーズンには得点王に輝き、1905年のFAカップで優勝、イングランド代表としても1キャップを記録しているクラブのレジェンド。
- 上記のように高祖父は1897年から1908年にかけてヴィラでプレーした「レジェンド」。ヴィラ一家。グリーリッシュ自身も幼少期から熱心なヴィラファンで、初めて買ったユニフォームもヴィラの物であった。
- 2017-18シーズン「アストン・ヴィラ」の大ファンで知られるウィリアム王子はグリーリッシュの活躍を絶賛し「これから生まれてくる子はジャックと呼ぶよ」とコメント[18]。
- トッテナム・ホットスパーFCへの移籍が盛んに噂された2018-19シーズン8月、ハル・シティAFC戦がヴィラでの最後の試合だと思い、ファンにお別れのジェッシャーをおくっていたという。「ハルにいた時、この試合が最後になるって95%の確信があったんだ。ファンに手を振ったのは、さようなの意味だったんだよ。移籍マーケット最終日の木曜の朝になっても、僕は移籍すると思っていたね。新たなオーナーがやってくるまで、ヴィラは資金調達を迫られていたから、クラブを救うために移籍することを僕は受け入れたんだ。ファンも分かってくれると思ってる。クラブにお金が必要だったからね。もちろん、なかなか落ち着かなかったよ。夏の間ずっとだったからね。ポルトガルで監督がインタビューに応えたのを多くの人が見たと思う。監督が僕の放出は不可避だと言ったのをね。あの時点では決まるはずだったんだけど、いろんな理由でそうはならなかった。その時点でヴィラが要求する金額を彼ら(スパーズ)は払いたがらなかった。でも、新しいオーナーが来て、状況は一変したんだよ。それでも移籍が決まらなかったからって僕がガッカリしたということはないよ。今でも僕は、小さな頃から愛するクラブでプレーできて幸せだってことを自覚しているからね。ヴィラで100試合以上プレーしているけど、まだ23歳になったばかりさ」と話しトッテナム・ホットスパーFCへの移籍を覚悟していたと明かした[19]。
- 2018-19シーズンプレーオフでグリーリッシュはボロボロのスパイクを着用して運命の大一番に臨み、注目を集めた。「僕が負傷から戻ってきた時に好調を維持できたのは、このスパイクのおかげなんだ。新しいものを履いている時は、少しのゴールとアシストにとどまっていた。僕は、このスパイクには幸運が宿っていると思っているよ」というグリーリッシュのコメントし“願掛け”の反響が拡大した[20]。
タイトル[編集]
個人[編集]
- PFAチャンピオンシップ年間ベストイレブン : 2018-19
クラブ[編集]
- FAカップ : 2014-15 準優勝
- PFAチャンピオンシップ昇格プレーオフ : 2018-19 優勝
代表[編集]
脚注[編集]
- ^ Exclusive: Jack Grealish offered a new four-year contract by Aston Villa
- ^ Notts County sign Marcus Huber and Jack Grealish
- ^ Aston Villa 2-1 Liverpool
- ^ Arsenal 4-0 Aston Villa
- ^ Jack Grealish curled in a deserved opener from 20 yards, his first goal, for a dominant Villa early on and Carles Gil swept in a second
- ^ Jack Grealish exile continues at Aston Villa after boozy night out infuriates Remi Garde DailyMail 2015年11月25日
- ^ Jack Grealish: Aston Villa boss Remi Garde drops midfielder BBC Sports 2015年11月26日
- ^ Jack Grealish: Aston Villa player returns to first-team training BBC Sports 2015年12月8日
- ^ “エースが魅せた!2部で生まれたセンセーショナルな一撃!”. Golaco [ゴラッソ] 大人のサッカーまとめ. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “【選手名鑑】グリーリッシュの現在地|「アストン・ビラ一家」に生まれた男の宿命 - Evolving Data Labo”. Evolving Data Labo (2018年10月5日). 2019年6月9日閲覧。
- ^ “トッテナムが再三アタックも…アストン・ヴィラ10番が交渉拒否。チーム愛を貫く”. www.footballchannel.jp. footballchannel. 2019年6月9日閲覧。
- ^ Jack Grealish chooses England over Republic of Ireland
- ^ “観戦のお供に!U-21イングランド代表を徹底分析、弱点はここだ!” (日本語). ライブドアニュース. 2019年6月9日閲覧。
- ^ FAカップの新星がソックスを下げてプレーする理由…選手独自のゲン担ぎとは? サッカーキング 2015年4月21日
- ^ Jack Grealish pictured drunk and prostrate on a Tenerife road The Telegraph 2015年6月15日
- ^ Aston Villa players troll Jack Grealish by giving him a very cheeky Christmas present indeed Mirror 2015年12月10日
- ^ “疫病神か、ビラが弱過ぎたのか? グリーリッシュが不名誉記録を樹立【超ワールドサッカー】” (日本語). 超ワールドサッカー. 2019年6月9日閲覧。
- ^ gourmet, ELLE (2018年5月26日). “まさかの庶民派!? ウィリアム王子のお気に入りレストランが発覚!” (日本語). ELLE. 2019年6月9日閲覧。
- ^ Ireland, Shane (2018年9月28日). “Grealish breaks silence on Spurs saga by making this big admission”. birminghammail. 2019年6月9日閲覧。
- ^ “アストン・ビラ10番、昇格を呼ぶ“ボロすぎるスパイク”が話題沸騰 「ラッキーチャーム」” (日本語). www.football-zone.net. 2019年6月9日閲覧。
外部リンク[編集]
- ジャック・グリーリッシュ - Soccerbase
- ジャック・グリーリッシュ - Soccerwayによる個人成績
- Highlights from Jack Grealish's initial loan spell with Notts County 2013
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