タミー・アブラハム
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![]() チェルシーFCでのアブラハム(2019年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 | Kevin Oghenetega Tamaraebi Bakumo-Abraham | |||||
ラテン文字 | Tammy Abraham | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1997年10月2日(25歳) | |||||
出身地 | サザーク・ロンドン自治区 | |||||
身長 | 190cm[2] | |||||
体重 | 80kg[2] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | FW | |||||
背番号 | 9 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2004-2016 |
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クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2016-2021 |
![]() | 58 | (21) | |||
2016-2017 |
→![]() | 41 | (23) | |||
2017-2018 |
→![]() | 31 | (5) | |||
2018-2019 |
→![]() | 40 | (26) | |||
2021- |
![]() | 37 | (17) | |||
代表歴2 | ||||||
2014-2015 |
![]() | 5 | (2) | |||
2015-2016 |
![]() | 14 | (5) | |||
2016- |
![]() | 13 | (5) | |||
2017- |
![]() | 10 | (3) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2022年7月26日現在。 2. 2022年2月2日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
タミー・アブラハム(Tammy Abraham)こと、ケヴィン・オゲネテガ・タマレビ・バクモ=アブラハム(Kevin Oghenetega Tamaraebi Bakumo-Abraham、1997年10月2日 - )は、イングランド・ロンドンサザーク区出身のサッカー選手。ASローマ所属。イングランド代表。ポジションはフォワード。
チェルシーFC公式サイトの日本語表記は、タミー・エイブラハムである[1][3]。 Tammy Abrahamの発音は外部リンク参照[4]。
クラブ経歴[編集]
チェルシー[編集]
2004年、チェルシーFCの下部組織に入団[5]。2016年5月のプレミアリーグ・リヴァプールFC戦でトップチームデビュー[6]。
ブリストル・シティ[編集]
2016年8月、フットボールリーグ・チャンピオンシップのブリストル・シティFCにレンタル移籍[7]。
スウォンジー・シティ[編集]
2017年7月4日、チェルシーとの契約を2022年まで延長した上で[8]、プレミアリーグのスウォンジー・シティAFCにレンタル移籍[9]。2017年8月26日、クリスタル・パレスFC戦でプレミアリーグでの初得点を記録した[10]。
アストン・ヴィラ[編集]
2018年8月31日、チャンピオンシップのアストン・ヴィラFCにレンタル移籍[11]。このシーズンはレギュラーとして活躍し、リーグ2位タイとなる25得点を挙げた[12]。また、ジャック・グリーリッシュとともに、リーグのベストイレブンにも選ばれた。
チェルシー復帰[編集]
2019年8月24日、ノリッジ・シティFC戦で2ゴールを決め勝利に貢献した[13]。9月14日、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦ではハットトリックを達成[14]、チェルシーのプレーヤーとしてプレミアリーグでの最年少のハットトリック記録となった[15]。しかし、2020-21シーズン途中に監督がフランク・ランパードからトーマス・トゥヘルに交代してからは、同じドイツ人であり、決定力不足に喘いでいたティモ・ヴェルナーが重宝され、アブラハムは出場機会を失ってしまった[16]。チームはCLで優勝したものの、アブラハムはベンチ外に終わり、更に2021-22シーズン開幕前には、元チェルシーのロメル・ルカクを再獲得し、それに伴い移籍の噂が絶え間なくなっていった。その後ASローマへの買い戻しOP付きの完全移籍が発表された。
ASローマ[編集]
2021年8月17日、ASローマへの完全移籍が発表された[17][1]。移籍金は4000万ユーロで、2026年までの5年契約を締結した[17]。チェルシーへの買い戻しOP付きでの移籍である。背番号はチェルシー時代と同じ9番[17]。2021年8月22日、セリエA開幕戦のACFフィオレンティーナ戦でセリエAデビューを果たすと、2アシストを記録して勝利に貢献した[18]。8月29日、USサレルニターナ1919戦で移籍後初ゴールを挙げ[19]、3月20日開催30節のローマダービーでも2ゴールを挙げた。リーグ最終節のトリノ戦で2ゴールを挙げたことにより、セリエAの歴代イギリス人選手として1シーズン最多ゴールを記録したこととなった[20]。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでは決勝でのゴールは無かったが、大会中は9ゴールを決めてチームの優勝に貢献した[21]。
代表経歴[編集]
父親がナイジェリア出身のためナイジェリア代表を選ぶことも出来たが[22]、育成年代から一貫してイングランド代表に選出されている[23][24]。2017年11月にイングランド代表に初招集されると[25]、11月10日、ウェンブリーで開催されたドイツ代表とのフレンドリーマッチに出場し、A代表初キャップを刻んだ[26]。
イングランド代表での出場が親善試合のみであったため、ナイジェリア代表に代表を切り替える可能性も取りざたされたものの[27]、2019年10月チェルシーでの好調を受け、EURO2020予選に臨むイングランド代表に招集された[28]。2019年11月、EURO 2020予選のモンテネグロ戦でA代表初ゴールを決めた[29]。
個人成績[編集]
クラブ | シーズン | リーグ | リーグ戦 | カップ戦 | 国際大会 | その他 | 合計 | |||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
チェルシー | 2015-16 | プレミアリーグ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
通算 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | ||
ブリストル・シティ | 2016-17 | チャンピオンシップ | 41 | 23 | 3 | 0 | - | 4 | 3 | 48 | 26 | |
通算 | 12 | 2 | 0 | 0 | - | 4 | 3 | 48 | 26 | |||
スウォンジー | 2017-18 | プレミアリーグ | 31 | 5 | 5 | 2 | - | 3 | 1 | 39 | 8 | |
通算 | 31 | 5 | 5 | 2 | - | 3 | 1 | 39 | 8 | |||
アストン・ヴィラ | 2018-19 | チャンピオンシップ | 37 | 25 | 0 | 0 | - | 3 | 1 | 40 | 26 | |
通算 | 37 | 25 | 0 | 0 | - | 3 | 1 | 40 | 26 | |||
チェルシー | 2018-19 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
2019-20 | 34 | 15 | 3 | 0 | 8 | 3 | 2 | 0 | 47 | 18 | ||
2020-21 | 22 | 6 | 3 | 4 | 5 | 1 | 2 | 1 | 32 | 12 | ||
通算 | 56 | 21 | 6 | 4 | 13 | 4 | 5 | 1 | 80 | 30 | ||
ASローマ | 2021-22 | セリエA | ||||||||||
通算 | ||||||||||||
総通算 | 138 | 53 | 11 | 6 | 13 | 4 | 15 | 6 | 209 | 90 |
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- チェルシーU-18
- FAユースカップ : 2014-15, 2015-16
- UEFAユースリーグ : 2014-15, 2015-16
- チェルシーFC
- UEFAチャンピオンズリーグ : 2020-2021
- UEFAスーパーカップ : 2021
- ASローマ
- UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ : 2021-22
個人[編集]
- PFAチャンピオンシップ年間ベストイレブン : 2018-19
代表歴[編集]
出場大会[編集]
- U-19イングランド代表
- 2016年 - UEFA U-19欧州選手権(ベスト4)
- U-21イングランド代表
- 2017年 - UEFA U-21欧州選手権(ベスト4)
試合数[編集]
- 国際Aマッチ 5試合 2得点(2017年- )
イングランド代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2017 | 2 | 0 |
2019 | 2 | 1 |
2020 | ||
2021 | 4 | 2 |
通算 | 10 | 3 |
ゴール[編集]
# | 開催日 | 開催地 | 対戦国 | スコア | 結果 | 試合概要 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2019年11月15日 | ![]() |
![]() |
7–0 | 7–0 | UEFA EURO 2020予選 |
2. | 2021年10月9日 | ![]() |
![]() |
0 - 3 | 0 – 5 | 2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選 |
脚注[編集]
- ^ a b c “エイブラハム、ローマへの移籍完了”. (2021年8月17日) 2021年8月17日閲覧。
- ^ a b “Tammy Abraham”. A.S. Roma. 2022年12月31日閲覧。
- ^ “タミー・エイブラハム”. チェルシーFC日本語公式サイト (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
- ^ “Tammy Abrahamの発音(本人)”. AS Roma 公式Twitter (2021年8月19日). 2021年8月19日閲覧。
- ^ “Tammy Abraham”. オリジナルの2016年5月11日時点におけるアーカイブ。 2016年5月11日閲覧。
- ^ Augustus, Luke (11 May 2016). “Chelsea starlet Tammy Abraham hails 'a day to remember' as striker makes first-team debut during Liverpool draw” 2016年5月12日閲覧。
- ^ “Tammy Abraham: Bristol City sign Chelsea forward on loan”. (2016年8月5日) 2016年8月5日閲覧。
- ^ “スウォンジー、チェルシーからU-21イングランド代表FWエイブラハムをレンタルで獲得! 昨季英2部で23ゴールを記録した逸材”. 超ワールドサッカー (2017年7月4日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “Tammy Abraham joins Swans on loan”. (2017年7月4日) 2017年7月5日閲覧。
- ^ “元チェルシーFWドログバがスウォンジーFWを祝福…同じ場所でプレミア初得点”. サッカーキング (2017年8月27日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ “Tammy Abraham: Aston Villa sign Chelsea forward on loan”. BBC Sport (2018年8月31日). 2018年8月31日閲覧。
- ^ “ブレイクスルー必至!…今季プレミアで活躍が期待される若手イングランド人選手10選”. サッカーキング (2019年8月9日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ “初勝利のランパード、エイブラハムの2発に歓喜「今日はタミーの日になると伝えていた」”. 超ワールドサッカー (2019年8月25日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ “ランパード監督、ハット達成のアブラハムを称賛「責任感がある選手」”. サッカーキング (2019年9月15日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ チェルシー、アブラハムのハットなどで5発快勝-Soccerking
- ^ “決定機を外し続けるヴェルナー起用に疑問のファーディナンド「若手に時間は与えないのに…」”. 超ワールドサッカー (2021年4月28日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ a b c “Tammy Abraham is Roma's new No. 9!” (英語) (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
- ^ “新9番エイブラハムが2Aに退場誘発の満点デビュー! モウリーニョ率いる新生ローマがヴィオラ撃破で白星発進《セリエA》”. 超ワールドサッカー (2021年8月23日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “ローマが後半の4ゴールで昇格組粉砕! ペッレグリーニ2発にエイブラハムがセリエA初ゴール《セリエA》”. 超ワールドサッカー (2021年8月30日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “[=3 ローマで今季リーグ17ゴールのエイブラハムが去就に言及 「僕の心はここにある」]”. 超ワールドサッカー (2022年5月22日). 2022年5月22日閲覧。
- ^ “エイブラハム、加入1年目でのタイトル獲得に歓喜 「優勝に相応しいパフォーマンス」” (2022年5月26日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ Emmanuel, Ifeanyi (7 July 2016). “Officials Hold Talks With Chelsea Striker Tammy Abraham, Dad Over Playing For Nigeria” 2016年8月28日閲覧。
- ^ Stonehouse, Gary (28 March 2015). “Tammy Abraham: 'I've just got to keep on scoring'” 2016年6月12日閲覧。
- ^ Olver, Tom (15 November 2015). “Tammy Abraham and Patrick Roberts play rock, paper, scissors to decide penalty taker for England Under-19s” 2016年6月12日閲覧。
- ^ “A・ヤングが約4年ぶりの復帰! イングランドがドイツ&ブラジル戦に向けた代表メンバーを発表!!《国際親善試合》”. 超ワールドサッカー (2017年11月3日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ McNulty, Phil (2017年11月10日). “England 0–0 Germany”. BBC Sport 2017年11月11日閲覧。
- ^ “飛躍予感のエイブラハムにイングランド代表招集の可能性! 一方でナイジェリア代表への切り替えの噂も…”. 超ワールドサッカー (2019年9月17日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ England member Euro 2020 Q-BBC
- ^ “England 7–0 Montenegro”. (2019年11月14日) 2019年11月14日閲覧。
外部リンク[編集]
- Tammy Abraham (@tammyabraham) - Instagram
- Tammy Abraham (@tammyabraham) - Twitter
- Tammy Abrahamの発音(本人) - AS Roma公式Twitter
- タミー・アブラハム - Soccerbase
- England profile at The FA