エムレ・ジャン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
エムレ・ジャン Football pictogram.svg
Emre Can 2014.jpg
リヴァプールでのジャン(2014年)
名前
ラテン文字 Emre Can
基本情報
国籍 ドイツの旗 ドイツ
トルコの旗 トルコ
生年月日 (1994-01-12) 1994年1月12日(24歳)
出身地 フランクフルト・アム・マイン
身長 188cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム イタリアの旗 ユヴェントスFC
ポジション MF (DMF) / DF (CB, RSB)
背番号 23
利き足 右足
ユース
2000-2006 ドイツの旗 ブラウ=ゲルブ・フランクフルト
2006-2009 ドイツの旗 フランクフルト
2009-2011 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2011-2013 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘンII 31 (3)
2012-2013 ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン 4 (1)
2013-2014 ドイツの旗 レヴァークーゼン 29 (3)
2014-2018 イングランドの旗 リヴァプール 115 (10)
2018- イタリアの旗 ユヴェントス 8 (0)
代表歴2
2009 ドイツの旗 ドイツ U-15 1 (0)
2009-2010 ドイツの旗 ドイツ U-16 8 (2)
2010-2011 ドイツの旗 ドイツ U-17 22 (3)
2011-2013 ドイツの旗 ドイツ U-19 5 (0)
2013- ドイツの旗 ドイツ U-21 13 (1)
2015- ドイツの旗 ドイツ 18 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。2018年10月6日現在。
2. 2017年10月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

エムレ・ジャンEmre Can, 1994年1月12日 - )は、ドイツフランクフルト・アム・マイン出身のサッカー選手セリエAユヴェントスFC所属。ドイツ代表。ポジションはミッドフィールダーディフェンダー

エムレ・カンエムレ・チャンと表記されることもあるが、トルコ語では「エムレ・ジャン」(トルコ語発音: [ˈɛmrɛ ˈd͡ʒɑn])の呼び方が近く、姓の「ジャン」とはトルコ語で「生命」の意である[1]

クラブ経歴[編集]

初期の経歴[編集]

6歳の時にSVブラウ=ゲルブ・フランクフルトでサッカーを始めると、2006年にアイントラハト・フランクフルトのユースチームへ移籍し、2009年にバイエルン・ミュンヘンのユースチームに移籍した[2]

2012年、バイエルンのトップチームに昇格したが、ティアゴ・アルカンタラマリオ・ゲッツェの加入で中盤の競争が激しくなり出場機会を求めて、2013年8月2日、バイエル・レヴァークーゼンに移籍決定。契約は4年間だが、バイエルンの買い戻しオプションが付いた[3]

リヴァプール[編集]

2014-15シーズン 2014年6月5日、イングランドのリヴァプールFCへの移籍が発表された[4]。2014-15シーズンに向けて、「バイエルンと同じレベルになれる」[5]と意気込んでいたが、序盤戦は怪我などで出場機会になかなか恵まれなかったが、年明けから3バックの一角としてレギュラーに定着した。だがチームはまたしても無冠でシーズンを終えた。

2015-16シーズン シーズン開幕当初はスタメンとベンチスタートを行き来するが、出場する際は昨シーズンと同様に、3バックの一角としてのプレーが多かったが、第8節終了後にロジャース監督が解任され、ユルゲン・クロップが新監督に就任すると状況が大きく変わる。緊急時や攻撃的に振る舞う際のオプションでDFとして出場することはあるが、ほぼ一貫して守備的MFとして起用されるようになった[6][7]

2016-17シーズン 4月のワトフォードFC戦において、同シーズンのプレミアリーグベストゴールかと評されるオーバーヘッドでのゴールを決め、勝利に貢献した[8]。チャンピオンズリーグへの出場権をかけた、プレーオフ、TSG1899ホッフェンハイムとの対戦第2戦では2ゴールを決め、本大会出場に貢献した[9]。2018年2月24日のウエストハム戦では先制点を決め勝利に貢献した[10]

怪我の影響で長く戦列を離れたがUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアルマドリード戦では後半途中からミルナーの負傷により出場、リヴァプールでの最後の試合出場となり、2018年6月8日、リヴァプールはジャンとジョン・フラナガンの2017-18シーズン限りでの退団を発表した[11]

ユヴェントス[編集]

2018年6月21日、イタリアのユヴェントスFCへフリーで移籍。契約期間は2022年までの4年間[12]。背番号はリヴァプール時代と同じ23番。過去にはアルトゥーロ・ビダルダニエウ・アウベスが着用していた番号である。

代表経歴[編集]

U-17ドイツ代表として2011年6月から7月にかけてメキシコで開催された2011 FIFA U-17ワールドカップに参加すると、7試合に出場し準決勝のU-17メキシコ代表戦では1得点をあげる活躍を見せ、チームの3位入賞に貢献した[13][14]。同年にはユース年代の優秀選手に与えられるフリッツ・ヴァルター・メダルU-17部門の金賞を受賞した[2]

U-19ドイツ代表を経て、2013年にU-21ドイツ代表に招集されUEFA U-21欧州選手権2013に参加すると、同年6月9日に行われたU-21スペイン代表戦に出場[15]。2015年6月にチェコで開催されたUEFA U-21欧州選手権2015に参加すると、4試合に出場しグループリーグ初戦のU-21セルビア代表戦では1得点をあげる活躍を見せ、チームの1988年大会以来となるオリンピックの出場権獲得に貢献した[15]。一方、準決勝のU-21ポルトガル代表戦では0-5とドイツサッカー史に残る大敗を喫したため、「タイトル獲得を願ったが自分のベストを示さなかった。それだけで恥ずかしい」と心境を語った[16]

2015年8月28日、ドイツ代表に初招集され[17]、9月4日に行われたUEFA EURO 2016予選ポーランド代表戦で代表デビューを果たした[2]。2016年5月31日、フランスで開催されたUEFA EURO 2016の最終メンバーに選出されると[18]、準決勝のフランス代表戦では守備的MFのポジションで先発出場した[19]

2017年5月、ロシアで開催されるFIFAコンフェデレーションズカップ2017の代表メンバーに選出され[20]、優勝。

2017年10月8日のワールドカップ予選アゼルバイジャン戦で代表初得点を挙げたが、負傷で長らく戦列を離れていたため、2018FIFAワールドカップロシア大会のメンバーには選出されなかった。

個人成績[編集]

クラブでの成績[編集]

クラブ シーズン リーグ カップ リーグカップ 欧州カップ戦 その他 通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
FCバイエルン・ミュンヘンII 2011-12 17 1 - - - - 17 1
2012-13 14 2 - - - - 14 2
通算 31 3 0 0 0 0 0 0 0 0 31 3
バイエルン・ミュンヘン 2012–13 4 1 2 0 - 0 0 1 0 7 1
バイエル・レバークーゼン 2013–14 29 3 3 1 - 7 0 - 39 4
リヴァプール 2014–15 27 1 6 0 3 0 4 0 - 40 1
2015–16 30 1 0 0 5 0 14 1 - 49 2
2016-17 31 5 2 0 6 0 - 39 5
通算 88 7 8 0 14 0 18 1 0 0 128 8
総通算 152 14 13 1 14 0 25 1 1 0 205 16

代表歴[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]

出典[2]


ドイツ代表国際Aマッチ
出場得点
2015 3 0
2016 4 0
2017 11 1
2018 1 0
通算 19 1

代表での得点[編集]

# 開催日 開催地 対戦国 スコア 結果 大会
1 2017年10月8日 ドイツの旗カイザースラウテルンフリッツ・ヴァルター・シュタディオン アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン 5–1 5–1 2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選

タイトル[編集]

クラブ[編集]

バイエルン・ミュンヘン

代表[編集]

脚注[編集]

  1. ^ リヴァプールMFエムレ・ジャンの正しい発音は?”. qoly.jp (2015年3月12日). 2016年7月23日閲覧。
  2. ^ a b c d Die Mannschaft - Emre Can”. DFB. 2016年7月23日閲覧。
  3. ^ レヴァークーゼン、バイエルンからU-21ドイツ代表MFを獲得”. Goal.com (2013年8月22日). 2016年7月23日閲覧。
  4. ^ リヴァプール、エムレ・カン獲得合意を発表”. Goal.com. 2016年7月23日閲覧。
  5. ^ リヴァプール加入のエムレ・カン「バイエルンと同じレベルになれる」”. soccerking (2014年7月5日). 2016年7月23日閲覧。
  6. ^ Stats show Emre Can’s significant improvement under Jurgen Klopp”. Here Is The City. 2016年3月22日閲覧。
  7. ^ Klopp: Liverpool’s Can is in great form at the moment” (英語). Squawka. 2016年3月22日閲覧。
  8. ^ “Emre Can: Was Liverpool midfielder's goal the best this season?”. BBC Sport. (2017年5月4日). http://news.bbc.com/sport/football/39775392 2017年5月5日閲覧。 
  9. ^ [1]-Can double helps see Liverpool confidently through to Champions League group stages Independent 2017年8月23日
  10. ^ Liverpool 4-1 West Ham: Jurgen Klopp's men breeze past Hammers-skysports 2018年2月24日(2018年2月25日閲覧日
  11. ^ “Emre Can and Jon Flanagan set to leave LFC”. Liverpool FC. (2018年6月8日). https://www.liverpoolfc.com/news/first-team/304212-emre-can-jon-flanagan-liverpool-fc 2018年6月10日閲覧。 
  12. ^ “Il centrocampista tedesco è un nuovo giocatore bianconero. Ha firmato un contratto fino al 30 giugno 2022.”. (2018年6月21日). http://www.juventus.com/it/news/news/2018/ufficiale-emre-can-firma-con-juventus.php 
  13. ^ U 17-Junioren - Emre Can”. DFB. 2016年7月23日閲覧。
  14. ^ FIFA U-17 World Cup Mexico 2011 - Matches - Brazil - Germany”. FIFA.com. 2016年7月23日閲覧。
  15. ^ a b U 21-Männer - Emre Can”. DFB. 2016年7月23日閲覧。
  16. ^ Germany left to reflect on 'shameful exit'”. UEFA.com (2015年6月28日). 2016年7月23日閲覧。
  17. ^ ドイツ代表、カンを初招集 テア・シュテーゲンらが復帰”. Goal.com. 2016年7月23日閲覧。
  18. ^ ロイス、ドイツ最終メンバーから外れる”. UEFA.com (2015年5月31日). 2016年7月23日閲覧。
  19. ^ UEFA EURO 2016 - ドイツ-フランス- ラインアップ”. UEFA.com (2016年7月8日). 2016年7月23日閲覧。
  20. ^ Löw: "The 2018 World Cup stands above all else"”. DFB - Deutscher Fußball-Bund e.V. (2017年5月17日). 2017年5月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]