Google翻訳

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Google翻訳Googleが提供する翻訳サイトで、テキストの一部分、もしくはウェブページを別の言語に翻訳する。ただし、翻訳できる段落の数、専門用語の範囲には限りがある。いくつかの言語では、専門用語などについてより良い訳語をユーザーに提示してもらっており、これを将来の翻訳プロセスのアップデートの際に含める予定である。

Babel FishAOLYahoo!などの内部的にSYSTRANを使う翻訳サービスと違い、Googleは独自の翻訳エンジンを使っている。 Googleの翻訳エンジンは、機械翻訳の中でも統計的機械翻訳という手法を用いている。この手法は、the United Nations Documentsをコーパスとして磨かれてきた。このコーパスは二百億程度の語から成る。元となる資料と、これを目標の言語に訳したもの(国連の翻訳者の手によるもの)とを使ってパターンを探り、それから翻訳に必要なエキスパートシステムを作るのである。

現在はすべての言語同士で翻訳可能となっているが、どの言語からでも直接翻訳するというわけではなく、英語などを介する重訳になることが多い[1]。このため、指定した言語と異なる言語(主に英語)のテキストを入力しても翻訳されるといった現象が起きる。

このサービスはまた、ウェブページを丸々翻訳することもできる。翻訳できる段落の数(改行タグの"<br>"などで示される)はページ単位で限られているが、ウェブページの文章が水平な空白行のイメージ("<br>"無しで自動的に囲われる)によって分けてある場合は、数千語から成る長大なウェブページでも翻訳できる。

しかし、様々な言葉が全く関係ない言葉に翻訳されるという問題もおこった。

翻訳可能な言語[編集]

(年代順)

  • 最初期
    • 英―
    • 英―西
    • 仏―英
    • 独―英
    • 西―英
    • 仏―独
    • 独―仏
  • 第2期
    • 英―
    • 葡―英
  • 第3期
    • 英―
    • 伊―英
  • 第4期
    • 英―簡体字) ベータ
    • 英― ベータ
    • 英― ベータ
    • 中(簡体字)―英 ベータ
    • 日―英 ベータ
    • 韓―英 ベータ
  • 第5期(2006 年 4 月〜)
    • 英― ベータ
    • 露―英 ベータ
  • 第6期(2006 年 12 月〜)
  • 第7期(2007 年 2 月〜)
    • 英―中(繁体字) ベータ
    • 中(繁体字)―英 ベータ
    • 中(簡体字)―中(繁体字) ベータ
    • 中(繁体字)―中(簡体字) ベータ
  • 第8期 (2007 年 10 月〜)
    • 翻訳可能な25言語のすべての間で翻訳可能に。
  • 第15期 (2009 年 11 月 19 日〜)
    • ベータ版の運用が終了。中国語、日本語、韓国語、ロシア語、ウクライナ語、ベラルーシ語、ブルガリア語、ギリシャ語、ヒンディー語およびタイ語がローマ字表記されたものを選択可能となった。また、アラビア語、ペルシャ語、ヒンディー語からの翻訳で、ラテン文字転写で入力しても、それらの元の文字に書き直されるようになる。
    • 英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語の発音サービス開始。
  • 第17期 (2010 年 4 月〜)
    • ヒンディー語とスペイン語の発音サービス開始。
  • 第18期 (2010 年 5 月 5 日〜)
    • アフリカーンス語、アルバニア語、カタロニア語、中国語 (北京語)、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ギリシャ語、ハンガリー語、アイスランド語、インドネシア語、ラトビア語、マケドニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スワヒリ語、スウェーデン語、トルコ語、ベトナム語、ウェールズ語の発音サービス開始。 (eSpeakに基づく開始音声プログラム)
  • 第20期 (2010 年 6 月〜)
    • アラビア語のローマ字表記を提供開始。
  • 第21期 (2010 年 9 月〜)
    • アラビア語、ギリシャ語、ヒンディー語、ペルシア語、ロシア語、セルビア語、ウルドゥー語の音声入力が可能に。
    • ラテン語
  • 第22期 (2010 年 12 月〜)
    • アラビア語のローマ字表記を提供終了。
    • スペル チェック機能の追加。
    • eSpeak による音声合成による発音機能から、SVOXによるネイティブ スピーカーの自然音声へ切り替え。(中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ギリシャ語、ハンガリー語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スウェーデン語、トルコ語)
    • アラビア語、日本語、韓国語の発音サービス開始。
  • 第23期 (開始 2011 年 1 月)
    • 翻訳後、単語の訳語を選択できる機能追加。
  • 第25期 (開始 2011 年 7 月)
    • 翻訳の評価をする機能が追加。
  • 第26期 (開始 2012 年 1 月)
    • オランダ語の発音機能の声を、男性から女性に切り替え。
    • スロバキア語の発音機能、eSpeakから SVOX に切り替え。
    • イディッシュ語の転写機能追加。
  • 第27期 (開始 2012 年 2 月)
  • 第29期 (開始 2012 年 10 月)
    • ラオ語の転写機能追加。[2][3]
  • 第30期 (開始 2012 年 10 月)
    • 英語の新たな発音機能開始。
  • 第31期 (開始 2012 年 11 月)
    • フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語の新たな発音機能追加。
  • 第32期 (開始 2013 年 3 月)
    • 慣用句集追加。
  • 第35期 (開始 2013 年 5 月)
    • 16の言語で、カメラインプットが使えるようになる。(ブルガリア語、カタロニア語、デンマーク語、エストニア語、フィンランド語、クロアチア語、ハンガリー語、インドネシア語、アイスランド語、リトアニア語、ラトビア語、ノルウェー語、ルーマニア語、スロバキア語、スロベニア語、スウェーデン語)

出典[編集]

  1. ^ Wrong translation to Ukrainian language because going through both Russian and English
  2. ^ Brants, Thorsten (2012年9月13日). “Translating Lao”. Google Translate blog. http://googletranslate.blogspot.ca/2012/09/translating-lao_13.html 2012年9月19日閲覧。 
  3. ^ Crum, Chris (2012年9月13日). “Google Adds Its 65th Language To Google Translate With Lao”. WebProNews. http://www.webpronews.com/google-adds-its-65th-language-to-google-translate-with-lao-2012-09 2012年9月19日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]