ポケットモンスターの用語一覧
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ポケットモンスターの用語一覧(ポケットモンスターのようごいちらん)では、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズとその関連作品の用語を解説する。
ポケモンについて
- ポケットモンスター(ポケモン)
- 作中に登場する生物。主に、モンスターボールで捕獲することが可能な生物をいう。現在1025種が確認されている。
- 生物学上の細かい定義は不明なことがほとんどである。アニメ版では、ポケモンと動物の区別がつけづらいことを懸念して[要出典]、基本的に作中で動物は登場しない。
- →詳細は「ポケットモンスター (架空の生物)」を参照
- ポケルス
- ポケモンが発症する病気、およびその病原体であり、それに感染する確率は色違いの出現確率をはるかに下回る。感染すると、得られる努力値が感染していない状態の2倍に増える(治癒しても効果は残る。治癒した後は、抗体ができて感染しなくなる)。
ポケモンに関する職業
- ポケモントレーナー
- ポケモンを育てる人全般を指す言葉。その中でもポケモンバトルを行う者を指す。後述のポケモンコーディネーターやポケモンブリーダーについても、「ポケモンを育てる」ことからポケモントレーナーの一種といえる。
- 主に町や道路で戦うことになるトレーナーたちは、それぞれ「むしとりしょうねん」、「たんぱんこぞう」や「ミニスカート」といった肩書きを持っている。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、「ポケモントレーナー・男の子」という名で『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の男の子主人公のデザインのキャラクターが登場している。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では、「ポケモントレーナー・女の子」という名で『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』の女の子主人公のデザインのキャラクターが登場している。
- 10代の少年少女が多いが、成人したトレーナーも多い。中には老人の域に達したトレーナーもいる。
- ジムリーダー
- ポケモンの強さを競うための施設「ポケモンジム」の責任者であり、最高の実力を持つ者。RPGのボスの役割を果たしている。
- ポケモンリーグを取り扱わない作品(『LEGENDS アルセウス』と大半の外伝作品を該当)を除く、後述のアローラ地方(第7世代)以外の各地方にそれぞれ8人以上いる。
- ジムリーダーの仕事はジムへの挑戦者と戦い、挑戦者が勝てばジムバッジを授与することである。また、ジムのある町の代表として、治安の向上に努める役割を務めることもある。なお、副業を営むのは任意であり、イッシュ地方のジムリーダーはアイリスを除く全員が他の職業を兼任している。
- 各ジムリーダーは、1つのタイプを得意としていることがほとんどであるが、トキワジムのグリーンのように一部例外もある。
- アローラ地方ではポケモンリーグはストーリー開始時点はまだ設立していない関係上、ポケモンジムやジムリーダーが存在しない。代わりにそれに当たるのが「キャプテン」や「しまキング・しまクイーン」であり、キャプテンはしまめぐりの試練・しまキング・しまクイーンは大試練を与え、それをクリアすることでジムバッジの代わりにZワザを発動させるためのゼンリョクポーズや試練達成のスタンプが与えられる。
- 四天王
- 8個のジムバッジを集めること(アローラ地方のみ4つの島の試練)で挑戦できるポケモンリーグで戦うことになる、4人のトレーナー。4人全員を倒すことでチャンピオンに挑める。なお、ガラル地方(第8世代)ではリーグ開催形式の関係上四天王自体が存在せず、ライバルキャラと一部のジムリーダーが四天王に当たる役割を担うこととなる。
- 第4世代までおよびパルデア地方(第9世代)は挑む順番が制限されていたが、第5世代〜第7世代は任意の順で自由に挑めるようになった。これに伴い、第4世代までは四天王が奥に進むにつれて強くなっていったが、第5世代〜第7世代は4人の四天王の持つポケモンのレベルの組み合わせが等しい。
- チャンピオン
- ポケモンリーグの頂点に立つトレーナー。チャンピオンになる条件については地方ごとに異なっているが、該当地方の四天王および現チャンピオンを倒すことでチャンピオンになることが多い。なお、チャンピオンになる同時に該当トレーナーおよび使用したポケモンが「殿堂入り」となる。
- 第6世代以前では殿堂入り後、引き続き挑戦者としてチャンピオンに挑戦できるようになるが、第7世代以降では一度殿堂入りになるとストーリー上でもチャンピオン扱いが継続される。
- パルデア地方ではチャンピオンの扱いはやや特殊で、他地方のようなポケモンリーグの頂点に立つ者ではなく、あくまでパルデア地方のトレーナーのランクのひとつになっているため、作中においてはチャンピオンが複数名存在している明確な描写がある。また、「トップチャンピオン」として、新たにチャンピオントレーナーの認定を担っているチャンピオントレーナーが存在する。
- 世界王者
- アニメ版に登場。全世界から数万人のポケモントレーナーが世界一のタイトルを目指す夢の祭典、「ポケモンワールドチャンピオンシップス」において、シーズンの最後に行われる、ランキング上位8人(通称:マスターズエイト)が出場できる「マスターズトーナメント」において、優勝したトレーナーに贈られるポケモンバトル最強の称号。
- この称号は、公式戦無敗と脅威の強さを誇っていたガラルチャンピオン・ダンデが所持していたが、アニメ新無印において、サトシに決勝にてフルバトルの末敗れ、サトシにその称号を譲る形となった。
- ポケモンコーディネーター
- ポケモンコンテストに出場し、優勝することを目的にポケモンをより魅力的に魅せる演技を追求するトレーナーを言う。
- ポケモンブリーダー
- ポケモンの健康管理を中心に、技術的な面においてあらゆる方面にポケモンを育成・訓練するトレーナーを言う。あるテーマに沿った大会が開かれることも多い。
- ポケモン博士( - 研究者)
- ポケモンを研究する者。特に携帯獣学科の博士号を取得している学者を指す。また、フィールドワークを中心にポケモンの研究や観察を行う者を特にポケモンウォッチャーと呼ぶ。
- 生態学に限らずポケモンとの共生に関して研究するものも多く、絶滅危惧種のポケモンに関しては保護を行う者もいる。
- 一方でポケモンの能力を悪用しようとするなど、危険な思想を持つマッドサイエンティストも存在する。
- ポケモンレンジャー
- 自然・ポケモン保護を目的として「キャプチャースタイラー」などでポケモンと協力した活動する職業、または就いている人。
- 点在するレンジャーベースを拠点に、災害などの際はレスキュー活動も行う。警察とも連帯しており、行政的な依頼にも対応している。
- →詳細は「ポケモンレンジャー」を参照
- ポケモンハンター
- アニメ版に登場。他人のポケモンや野生のポケモンを強奪し、依頼主などに売りさばく職業、また就いている人。ポケモンのゲット自体は認められているが、モンスターボール以外での捕獲や保護されたポケモンを捕獲するのは違法行為である。作中にはそのような行為を大々的に行う犯罪者がいるとされ、警察やポケモンレンジャーに敵対している。
- →詳細は「アニメ版ポケットモンスターの登場人物 § ポケモンハンター」を参照
- ポケモンドクター
- アニメ版に登場。ポケモンの治療や診察を行う、ポケモン専門の医師。ゲーム中には「ドクター」「ナース」というトレーナーがいるが、ポケモンを治療するものか人間を治療するのかは明示されない。
- ポケモンソムリエ
- アニメ版に登場。ポケモンとトレーナーの相性の診断や、友好を深めるためのアドバイスを行う職業、または就いている人。女性の場合は「ポケモンソムリエール」と呼ばれる。
- イッシュ地方が発祥の地であり、デント曰くイッシュ地方以外ではあまり知られていない職業とのこと。S・A・B・Cの4クラスがある。
- ポケモンパフォーマー
- アニメ版に登場。トライポカロンに出場し、ポケモンの魅力やポケモンとのパートナーシップを、パフォーマンスで魅せるトレーナーを言う。出場条件は女性のみ。
- 優勝者には、ポケモンパフォーマーのトップとして「カロスクイーン」の称号が与えられる。
- →詳細は「アニメ版ポケットモンスターの登場人物 § トライポカロン関係者」を参照
ポケモンに関するイベント、大会
- ポケモンバトル
→詳細は「ポケットモンスター (ゲームシリーズ) § バトルシステム」を参照
- ポケモントレーナーが互いの持つポケモンを戦わせること。ポケモンがトレーナーの指示に従ってバトルするが、ポケモンが自らの意思で単独で行う場合もある。
- ポケモンには元々戦う本能があるらしく、個体差こそあれほとんどのポケモンは戦うことを拒むことはしない。『プラチナ』でのアカギの手記によると、ボールで捕まえたポケモンは本来の力を発揮できていないらしいが、今のところゲーム中で意図的なプログラム操作による何らかの影響は感じられない。
- ポケモンリーグ
- ポケモンリーグの設定については作品ごとに異なっている。
- ゲーム版での設定
- バッジを8個集めたトレーナーのみ参加することができる、ポケモントレーナーの頂点を競う場所。セキエイ高原に本部がある。ここにいる四天王とチャンピオンを倒すことで殿堂入り・エンディングを迎えることが多い(例外もある)。
- 一度突入すると、全員に勝利するか途中で敗北するまで引き返すことはできない。『ファイアレッド・リーフグリーン』以降、2周目以降の四天王・チャンピオンのレベルが上がっているバージョンも存在する。
- 四天王が存在しない『ソード・シールド』のポケモンリーグでは、アニメ版と同じように、バッジを8個集めたトレーナーとジムリーダーのトーナメント戦となり、そこで勝ち抜き者がチャンピオンとバトルし、勝利すれば殿堂入りとなる。なお、トーナメント途中で一旦引き返すことが可能になる。
- 新たにポケモンリーグを設立するにはポケモンリーグ本部の承認が必要であり、ポケモンリーグ招致を主導する人物はジムリーダーとバトルするなどの試験があるらしい。
- アニメ版での設定
- 各地方で開かれる、ポケモンバトルの大会の総称。1つの地方につき8箇所以上のポケモンジムで勝利を収め、ジムバッジを8個以上集めるか、認定試験に合格するなどして一定の条件を満たすことで出場できる、ポケモンバトルの頂上決戦。決勝トーナメントは各大会のメイン会場であるポケモンスタジアムで開かれる。
- 大会は少なくとも年に1度は開催され、開催地の街はお祭りのような賑わいを見せる。
- また、この上にリーグ戦優勝者のみが集うリーグ戦も存在し、その更に上にゲーム同様、四天王やチャンピオンと戦うチャンピオンリーグも存在している。
- オレンジ諸島においては、ポケモンバトルの大会として「オレンジリーグ」というものが存在する。オレンジ諸島のジム戦は特殊で、他の地方とは形式が異なることが多い。オレンジ諸島サザンクロスと言われる4人のジムリーダーに挑戦し、4つの貝殻でできたジムバッジを集め、最後にカンキツ島のスタジアムで開かれるウィナーズカップでオレンジリーグのジムリーダーの頂点に立つ「オレンジリーグヘッドリーダー」とバトルし、勝利すれば殿堂入りとなり、オレンジリーグの名誉トレーナーと認められる。
- アローラ地方にはリーグはないが、ククイ博士の提案によって開催された。なお、エキシビションマッチ以外はフルバトルはないので、それまで手持ちを6匹揃える必要はない。
- ポケットモンスターSPECIALでの設定
- 『ポケットモンスターSPECIAL』ではトーナメントを勝ち進んで最強を決める単純なルールのセキエイリーグや、トーナメント決勝で勝った者が四天王・チャンピオンに挑む権利を得ることができるというサイユウリーグの形態が紹介されている。
- また第3章以降、その地方のバッジを8個集めたトレーナーには、予選を無視して本戦トーナメントに無条件出場できる権利が与えられる。
- ポケモンワールドチャンピオンシップス
- アニメ版に登場。世界から数万人のポケモントレーナーがポケモンバトル世界一を目指す夢の祭典。
- ポケモンリーグと違い、参加資格に定めがなく、ポケモンを所有しているトレーナーであれば誰でも参加することができる。
- この大会はカテゴリーが分かれており、ランキング1~8位がマスタークラス、9~100位がハイパークラス、101~999位がスーパークラス、それ以下がノーマルクラスとなっている。
- バトルに勝てばランキングが上がり、負ければ下がるという非常にわかりやすいシステムとなっている。
- ノーマルクラス~スーパークラスでは大抵の試合が野良試合でスマホロトム等を使用したマッチングシステムで試合が組まれ、両者が合意したらドローンロトムの審判のもと、バトルが行われる。
- ハイパークラス以上になると、大会運営が対戦相手を決め、トレーナーに通知を送る仕組みになっている。
- なお、ハイパークラス以上ではスタジアムでのバトルになる。
- なお、シーズンの最後には、ランキング上位8人(通称:マスターズエイト)が出場できる「マスターズトーナメント」が開催され、世界王者の称号をかけてシュートスタジアムでマスターズエイト同士のトーナメント戦が行われる。
- ポケモンコンテスト
- ポケモンをより魅力的に魅せる演技を競い合う大会。ホウエン地方・シンオウ地方で盛んである。
- →詳細は「ポケモンコンテスト」を参照
- ポケモンビューティーコンテスト
- アニメ版に登場。ポケモンブリーダーの大会の一つ。ポケモンの真の美しさを一番引き出せたブリーダーがこの大会で優勝すると言われている。
- トライポカロン
- ポケモンの魅力やポケモンとトレーナーのパートナーシップを魅せる演技を競い合う大会。カロス地方で盛んである。
ポケモンに関する施設
ポケットモンスターには、ポケモンに関わる様々な施設が登場する。以下にその施設を紹介する。
- ポケモンセンター
- ポケモンの治療や回復を無料で行う施設。ほぼ全ての町や一部道路上にある。モンスターボールに入ったポケモンを預けると、瞬時に治療がなされる。また、据え置きされているパソコンを使ってポケモンを預けたり引き出したりすることもできる。
- 通信対戦や通信交換をする際にも利用することになる施設である。『ダイヤモンド・パール』(第四世代)以降ではWi-Fi通信施設ができているが、『X・Y』(第六世代)では廃止されている。
- 現実のポケモングッズ専門店の名前にも使われている(→ポケモンセンター)。
- アニメ版の設定
- アニメ版においては、ポケモンの体力回復やポケモンの交換以外にも、モンスターボールの整備、トレーナーの宿泊、レストランもある設定になっている。各地に数多く点在し、書籍によっては「どの町にも必ずある」とされていることもあるが、劇中ではポケモンセンターが存在しない町もある。
- 基本的に施設の利用は無料とされているが[1]、無印5話のニビジムのポケモンセンター内のレストランで食事をしていた際にサトシはカスミの提案を断ったために怒ったカスミがレストランの金額代を押し付ける描写もある。
- センターの管理は、基本的に女医のジョーイと専門学校を卒業したナースポケモン・ラッキーが行う(イッシュ地方ではタブンネ、カロス地方ではプクリン、アローラ地方ではハピナスとキュワワー)。
- センター周辺の自然環境やそこに住む野生のポケモン達を保護するのも、ポケモンセンターの重要な役割である。
- センターによっては、前述の基本的な設備だけでなく、ポケモンバトルやポケモンコンテストの会場を完備し、立地によっては温泉を備えた施設もある。またポケモンリーグなど大規模な大会が行われる際には、臨時のセンターが設けられることもある。
- 転送マシンでポケモンを送ることができるがゲームではマサキなどマシンを作った人のところへ送られるのに対し、アニメではオーキド博士など図鑑をくれた人物のところやハルカやシンジのように実家にポケモンを預けている所へ送られることが多い。センター内での緊急事態の状況下では、トレーナーから預かっているモンスターボールを最寄りの街のポケモンセンターへ転送し、一時的に待避させることもできる[2]。
- ポケモンジム
- ポケモントレーナーがポケモン同士を戦わせ修行を積む道場のような施設で、ひとつの地域に8個ずつ存在する。プレイヤーはジム内にいるトレーナーと戦って勝ち進まなければならない[3]。そして各地のジムに原則として1人ずつ「ジムリーダー」がおり、最終的に彼らを倒すことでバッジと景品が進呈される。
- 各地のジムリーダーを倒すことは『ポケットモンスター』における目的の1つである。
- アローラ地方には前述の通り、ポケモンジム自体が存在しない。それにあたるのが「島めぐり」の試練・大試練である。
- 内装はリーダーのタイプや職業に応じたものや街を代表した仕掛けにちなんでいるものが多い。[4]上層には住民のNPCが対戦を見物しているが、一部のジムを除いてはバグ技や特殊技能を使わないと客席に行けないため観客と会話はできない。
- フレンドリィショップ
- ポケモンに関する道具を売っている店である。代表的な道具としてはポケモンの捕獲に必要な「モンスターボール」やポケモンの体力を回復する「キズぐすり」などが挙げられる。また、買う以外に自分が持っている道具を売ることもできる。第四世代以降ではゲーム外イベントでの配信アイテム・ポケモンの受け取りにも使われる。第5世代以降ではポケモンセンターに内包されており、カロス地方では街によっては右側の店員がいることがあり、わざマシン・特別のモンスターボールなどの商品が取り扱われている。店員は最初のころは1店舗につき1人だったが、第4世代から2人体制に変わっている。
- 店の規模はコンビニエンスストアと同程度の1階建てで、各町に存在する。なお、一部フレンドリィショップのない町・個人商店や後述のデパートになっている町もある。
- ポケモンコンテスト会場
- 「ポケモンコンテスト」を行う施設で『ルビー・サファイア』より登場。同作から技がポケモンコンテストの5種目「かっこよさ」「かしこさ」「たくましさ」「かわいさ」「うつくしさ」に対応した5つのカテゴリに分けられるようになっており、ポケモンコンテストでは種目にあった技を披露して優勝を狙う。
- またポケモンに「ポロック」や「ポフィン」を与えると5種目に対応した5種類のコンディションが上昇し、高得点が得られやすくなる。
- デパート・百貨店・ショッピングモール
- フレンドリィショップよりも大型の店で、カントー地方ではタマムシシティ(タマムシデパート・フレンドリィショップ本店)、ジョウト地方ではコガネシティ(コガネ百貨店)、ホウエン地方ではミナモシティ(ミナモデパート)、シンオウ地方ではトバリシティ(トバリデパート)といった大都市に存在する施設である。イッシュ地方では「ショッピングモール R9」として9番道路上に存在しており、移動は階段のみとなっている。カロス地方ではこのような施設は存在しておらず、それに相当する役割は先述した右側のフレンドリィショップ店員が担当している。
- 扱う商品がポケモン関連のものであるだけで、一般にデパートと呼ばれるものと構造は同じ。複数階に渡る構造になっており、階段、エスカレーターかエレベーターを使って移動する。
- フレンドリィショップよりも品数が豊富であり、「わざマシン」やポケモンに飲ませるための「栄養ドリンク」も購入できる。また屋上(トバリデパートの場合屋上が無いため5階)には、この作品では珍しい飲料の自動販売機が設置されている(『ブラック・ホワイト』では街などのあちこちに設置されている)。
- 『プラチナ』ではトバリデパートに地階が追加されており、そこでポフィンが販売されている。これはポロックやポフィンを作らずに入手できる唯一の機会でもある。
- 地下商店
- ジョウト地方のコガネシティにのみ存在する。普通の店の商品と異なり、特殊な物が販売されているケースが多い。また普通の商品が安売りされていることがある。
- 市場
- 他ではあまり売っていない道具が販売されており、ホウエン地方のカイナシティ(カイナ市場)、シンオウ地方のナギサシティ(ナギサ市場)、ジョウト地方のサファリゾーン(露店)、イッシュ地方のホドモエシティ(ホドモエのマーケット)に存在する。
- カイナ市場では秘密基地に置くグッズや栄養ドリンク・わざマシンなどを販売している。ナギサ市場ではボールカプセルに付けるシールが売られている。サファリでは栄養ドリンクや特殊なモンスターボール、ホドモエのマーケットでは漢方薬やおこう・モーモーミルクがそれぞれ販売されている。
- ジョウトのサファリ・ホドモエのマーケットを除いて「がんばリボン」をもらうこともできる。
- サファリゾーン
- サファリゲームの会場。サファリゲームとは有料のポケモン捕獲用施設で、料金を支払い専用ボールが尽きるか制限歩数が尽きるまでサファリゾーン内のポケモンを捕獲できる。施設内ではポケモンバトルができず、主人公専用のコマンド[8]でポケモンを捕獲する事になる。GBA版まではサファリゾーン内で出現するポケモンは固定だったが、DS版では日によって出現ポケモンが変わるようになった。
- 『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではサファリゾーン内のマップそのものやギミックを置き換えることによって出現ポケモンが変わるようになり、以前に比べて出現するポケモンの種類が大幅に増えた。同作では通信によって他のプレイヤーが作ったサファリで遊ぶこともできる。
- シリーズ中、『金・銀・クリスタル』『ブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2』『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』では、サファリゾーンが登場しない。『X・Y』では『フレンドサファリ』として登場し、フレンドコードを登録した友達のサファリに入ることができる。どのタイプか、どのポケモンが出るかはフレンドにより異なり、最大3匹出現する。ここに出現するポケモンは全てレベル30で、隠れ特性を持っていることがあり、内部ステータスも二箇所が最大値になっている。なお、従来のサファリゾーンとは異なりバトルをしてポケモンを捕獲するというシステムになっている。また『オメガルビー・アルファサファイア』でもリメイク前と違って入場料、サファリボール、歩数制限が廃され、通常のバトルとなっている。
- バトルタワー
- 対戦を行うことができるポケモンの対戦施設。
- →詳細は「バトルタワー」を参照
- バトルサブウェイ
- 『ブラック・ホワイト』のライモンシティにあるギアステーション。列車の中では1両ごと、計7両の中でトレーナーとのバトルを勝ち抜いていく。要はバトルフロンティアにおけるバトルタワーとルールはほぼ同じ。7勝毎に駅に着き、連勝数に応じてBPが得られる。シングル、ダブル、マルチの3種類あり、それぞれノーマルとスーパーがある。ノーマルは21戦目にサブウェイマスターと戦って終了となり、スーパーはエンドレスで、49人目に本気を出したサブウェイマスターが登場する。サブウェイマスターはシングルがノボリ、ダブルがクダリ、マルチはその両者が登場する。
- なお、バトル施設とは別にカナワタウン行きの列車もここから出ている。
- バトルハウス
- キナンシティとバトルリゾートにある『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』におけるバトル施設。バトルサブウェイ同様にノーマルとスーパーがあり、トリプルバトルとローテーションバトルも追加された。トリプルでは6体、ローテーションでは4体をエントリーさせる。ノーマルは20連勝でバトルシャトレーヌに勝てば終了、スーパーがエンドレスで、50人目に本気を出したバトルシャトレーヌが登場する。今までのバトル施設と違い、1勝毎にBPが獲得でき、そこで中断も可能。中断した後も連勝記録は途切れる事はなく、再開後も連勝記録から継続してバトルが可能。
- バトルツリー
- ポニの険路の最奥部にある『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』におけるバトル施設。形式はバトルハウスと同様だが、ゲームシステム上トリプルバトルとローテーションバトルは廃されている。レジェンドトレーナーとしてシングルバトルではレッドが、ダブルバトルではグリーンが、マルチバトルでは両者が出現する。ノーマルでは20連勝でレッドまたはグリーンに勝てば終了、スーパーがエンドレスで、50人目に本気を出したレッドまたはグリーンが登場する。またスーパーで一定数連勝を重ねると、本編に登場したキャラおよびシロナやミツルといった過去のシリーズのキャラが登場することがあり、勝つとマルチバトルで仲間にすることができる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では、ノーマルランクではプレイヤー側にレベル制限がない(対戦相手は一律レベル50のまま)。
- バトルフロンティア
- 様々な対戦を行うことができるポケモンの対戦施設。
- →詳細は「バトルフロンティア」を参照
- バトルテント
- ホウエン地方において町中にあるバトルフロンティアと同等のルールの勝負を楽しめる場所。違うのは下限レベルが30に定められていること。『エメラルド』のみ登場。
- ポケスロンドーム
- ポケスロンの会場。ポケスロンとは『ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場した、人間の世界で言うトライアスロンのようなもので、トレーナーとポケモンが一体となって様々な競技を行うスポーツ競技。
- ポケモンのパワー・スピード・スタミナ・ジャンプ・テクニックの5つの能力を全10種類の競技の中からコース毎に3種類行い、優勝を目指す。ゲーム上ではタッチペンを使用したサブゲーム。このゲーム用にコンテストでのポロックやポフィンのような「ボンドリンク」というぼんぐりから作る飲み物が登場し、この「ボンドリンク」を使うと対応した5種類の能力のいずれかが上下する。
- 能力はポケモン毎に上限と下限が固定されており、それぞれのコースに向き・不向きなポケモンは様々である。
- 成績に応じてスロンポイントが与えられ、さまざまな道具やポケスロンでのスコアが記録されたデータカードと交換することができる。
- ポケモンバトルクラブ
- アニメ版に登場。イッシュ地方の各所に存在する、ポケモントレーナー同士が自由にバトルすることができる施設。施設内の掲示板には各トレーナーのポケモンのプロフィールと、どのような相手と対戦を希望するかが登録されている。支配人(バトルマネージャー)はドン・ジョージ。
- トレーナーズスクール
- トレーナー志望者や初心者トレーナーがポケモンについて学ぶための学校。ゲーム中では基本的に序盤の町に存在している。
- タマムシ大学
- カントー地方のタマムシシティにある大学。校則や大学校歌(作詞:相田知美、作曲:たなかひろかず)が存在する。
- 原作ゲーム中にはその名前が登場せず、漫画作品やタイアップ企画でのみ確認できる。
- 1998年夏、小学館の学年別学習雑誌にて「タマムシ大学博士試験」を実施。成績優秀者には抽選で「りゅうのいかり」のわざを覚えたコイキングが、ゲームボーイソフト『赤・緑・青』用のデータとしてプレゼントされた。
- 著名な卒業生にモンスターボールの開発者であるニシノモリ教授、ポケモン預かりシステムの開発者であるソネザキ・マサキ、ポケモン研究者のオーキド博士、ナナカマド博士などがいる。なお、オーキド博士はタマムシ大学携帯獣学部名誉教授である。
- ポケウッド
- タチワキシティ北にあるポケモン映画の撮影現場。シアターも完備されている。モデルはハリウッド。
- 撮影は脚本に沿った技の出し合いを行う。途中で台詞の選択が入る事もある。撮影を終えると自動でVFX処理され、シアターで公開できる。公開できる映画は8本。それ以上はどれか一つを公開終了させなければならない。
- 脚本通りに進め、プロデューサーの満足する台詞を選ぶほど評価が上がり、興行収入が高くなる。台本に沿わない行動をすると大抵は失敗になるが、行動次第で予想外の結末を迎えるカルトエンドも存在する。カルトエンドは更に興行収入が上がる。使用ポケモンはポケウッド制作側からのレンタルポケモンを使用するが、一度成功させたシナリオには自分のポケモンも使用可能になり、続編が撮影可能になる。
- ポケモンスクール
- アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』の舞台であるメレメレじまの学校。
- 黒星
- ポケモンスクールに通っているトレーナーのポケモンがバトルで敗北するとそのポケモンに飾ってしまう黒い星。
悪の組織・敵対組織
ポケットモンスターには、悪事をはたらく組織が登場する。この組織と戦いのもゲームの目的のひとつである。登場する組織はバージョンによって異なる。同一組織でもバージョンによって目的が多少異なっていることもある[9]。
『X・Y』までの本編作品には「伝説のポケモンを利用して自分の大きく野望を達成する」巨大な組織というストーリーの黒幕として登場することが多かったが、本編以外作品、および『サン・ムーン』以降の本編作品では小規模な迷惑行為だけを行う厄介者など大きく野望を持たない敵対組織、あるいはポケモンジムとライバル戦の延長線に位置している組織[10]も登場するパターンがある。
- 本編で登場する悪の組織(敵対組織)
- ロケット団 - 『赤・緑・青・ピカチュウ』シリーズ、『金・銀・クリスタル』シリーズ
- マグマ団・アクア団 - 『ルビー・サファイア・エメラルド』シリーズ
- ただし、エメラルド以外の作品では2組織のうち一方は味方になる。
- ギンガ団 - 『ダイヤモンド・パール・プラチナ』
- 『LEGENDS アルセウス』では同名の組織が登場したが、あちらのギンガ団は味方になる。
- プラズマ団 - 『ブラック・ホワイト』シリーズ
- フレア団 - 『X・Y』
- スカル団・エーテル財団 - 『サン・ムーン』シリーズ
- レインボーロケット団 - 『ウルトラサン・ウルトラムーン』
- エール団、マクロコスモス社 - 『ソード・シールド』
- スター団 - 『スカーレット・バイオレット』
- 本編以外で登場する悪の組織(敵対組織)
- スナッチ団、シャドー - 『ポケモンコロシアム』『ポケモンXD』
- ゴーゴー団- 『ポケモンレンジャー』
- ヤミヤミ団- 『ポケモンレンジャー バトナージ』
- ポケモンナッパーズ、ティーパーティー- 『ポケモンレンジャー光の軌跡』
- GOロケット団-『Pokémon GO』
- ブレイク団-『ポケモンマスターズ』
脚注
- ^ AG2話でサトシからポケモンセンターを紹介されたハルカは「至れり尽くせりって感じよねー」と喜んでいた。
- ^ 無印第2話より。
- ^ リーダーを倒してしまうと門下生とは対戦ができなくなる。
- ^ 水タイプのハナダジムはプール、草タイプのタマムシジムは植物園、忍者が経営するセキチクジムは忍者屋敷、クイズ好きが経営するグレンジムはクイズ番組の公開放送ステージなど。 ただし、トキワジムはグリーンが引き継いでも改装をせずサカキ時代のロケット団アジト風の構造で運営している。
- ^ セキエイリーグのときにシゲルが少なくとも11個のジムに挑戦し、10個のバッジを集めているほか、DP編ではデンジがバッジを7個持ってるサトシにほかのジムに行くよう発言している。またBW編ではブラック・ホワイトとブラック2・ホワイト2の両方に登場する11個のジムが確認できる。
- ^ この設定はオレンジリーグからのもの。ジムリーダーは挑戦者のポケモンの技で交代された又は、ポケモンの技で交代した場合はポケモンを交代した事にはならない。
- ^ 現在のところイッシュ地方のタチワキジムとカロス地方のショウヨウジムが当たる。
- ^ 具体的な例としては専用のサファリボール・餌・石のうちどれかを投げるといったもの。
- ^ 『ルビー・サファイア』およびそのリメイク版である『オメガルビー・アルファサファイア』では、対立する2つの組織のうち一方は味方になる。ただし『エメラルド』では両方の組織と戦うことになる。なお、『ウルトラサン・ウルトラムーン』では過去作品の各組織のリーダーがレインボーロケット団によって登場した(ただし厳密には本人ではなく、パラレルワールドに近い)
- ^ 『サン・ムーン』に登場するスカル団、『ソード・シールド』に登場するエール団、『スカーレット・バイオレット』に登場するスター団などが該当。