八代英輝

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やしろ ひでき
八代 英輝
生誕 (1964-07-08) 1964年7月8日(57歳)
東京都板橋区
出身校慶應義塾大学法学部法律学科卒業
職業国際弁護士
配偶者前田華代子 (元北海道放送アナウンサー)
子供あり

八代 英輝(やしろ ひでき、1964年7月8日 - )は、元・裁判官、国際弁護士(日本弁護士東京弁護士会所属)かつアメリカニューヨーク州の弁護士)。八代国際法律事務所代表。タレントコメンテーター。エクステンション所属[1]武蔵野大学客員教授。元札幌地方裁判所判事補[2]

概要[編集]

東京都板橋区出身。私立城北埼玉高校を一期生として卒業。高校時代は医師を志していたが、後に進路を文系へ変更[3]慶應義塾大学法学部法律学科へ入学した。学生時代、ローソンでアルバイトしていたことをひるおび!で打ち明けた。

法曹界・学界での活動[編集]

1988年に慶應義塾大学を卒業後、司法試験に合格[4]。2年間の司法修習[注釈 1][5](45期生、平成5年度(1993年度)修了)の後に、裁判官に任官[5]札幌地方裁判所刑事部、大阪地方裁判所堺支部大阪家庭裁判所で勤務[5]

1997年に裁判官を退官し[5]東京弁護士会弁護士として登録。2001年からは、主に著作権法を学ぶ目的で、アメリカコロンビア大学法科大学院Columbia Law School)に留学[4]。同スクールの修士課程を修了後、アメリカ・ニューヨーク州の司法試験に合格して、同州の弁護士資格を取得した[6]。その後は、日米両国での弁護士資格を有する国際弁護士として、ウォールストリートの法律事務所に勤務。日本オフィスの責任者を務めた後に独立して、東京に法律事務所を開設した。

専門分野は、著作権法知的財産権法、国際契約法、医療過誤訴訟、会社関係及び民事刑事訴訟など。コンテンツビジネスに精通しているほか、海事補佐人登録弁護士や、日本スポーツ仲裁機構の仲裁人でもある。著作権や交渉術に関する著書も多い(→#主な著書)。

2005年度からは、デジタルハリウッド大学大学院で、「コンテンツビジネスのための著作権」の講義を担当。映画専門大学院大学客員教授や、東京大学大学院の特任講師2009年3月まで)も務めた。2009年4月には、関西学院大学商学部の客員教授に就任している。

メディアでの活動[編集]

「弁護士として著作権問題を扱う機会が多い以上、コンテンツ制作現場の実情を知っておきたい」というスタンスで、2004年の『サンデージャポン』(TBS系列)への出演を皮切りに、日本国内で放送されるテレビ・ラジオ番組へ多々登場[7]。コメンテーターやパーソナリティを務める。また、テレビCMテレビドラマへの出演経験もある。八代自身は、弁護士活動とメディア活動の両立について、「電話と書類とパソコンがあれば(国際弁護士としての実務が)可能なので、移動中でも仕事をしている」という[7]

『サンデージャポン』では、ニューヨークの法律事務所に在籍していた時代から、「サンジャポファミリー」として長らくレギュラーで出演。大阪府知事就任前の橋下徹と共演した時期は、司会の太田光爆笑問題)から、「青空有罪・無罪」というコンビ名を付けられていた(橋下が「有罪」、八代が「無罪」という設定)。後に、『スッキリ!!』(日本テレビ系列)や『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系列)などの生放送番組にも、コメンテーターとして出演していた。

また、2006年4月から毎日放送の生放送番組『ちちんぷいぷい』へのレギュラー出演を始めたことを機に、かつて裁判官として赴任した大阪のテレビ番組(主に関西ローカル)にもゲストなどで登場。2008年1月からは、大阪府知事に就任した橋下の後任扱いで、『ムハハnoたかじん』(関西テレビ)にレギュラーコメンテーターとして出演していた[注釈 2]

さらに、2008年4月から1年間、JFN系列の生放送番組『クロノス』で月~木曜の初代パーソナリティを担当[注釈 3]。ニュース解説、内包コーナーの進行、(不定期で)リスナーからの法律相談や専門家への電話取材などをこなしたほか、(主に事前収録で)アーティスト・クリエイター・スポーツ関係者へのインタビュアーも務めた[注釈 4]

『クロノス』の出演期間中には、同番組を含めて、午前中に放送されるテレビ・ラジオ番組にほぼ毎日登場していた。火曜日には、『クロノス』の放送終了後に、月2~3回のペースで来阪。『ちちんぷいぷい』の生放送に最後まで出演してから、日帰りで東京に戻る生活を送っていた。『クロノス』を卒業した現在でも、番組出演・講義・講演などで、東京と大阪を往復することがある。

2009年9月からは、『ちちんぷいぷい』を降板する一方で、『ひるおび!』(TBSテレビ)月~木曜日にスペシャルコメンテーターとして出演。一時は、『ひるおび!』に加えて、『スッキリ!!』(金曜日)『ぷれサタ!』(東海テレビ、土曜日)『サンデージャポン』と、2週間近くにわたって生放送番組への出演が続いた時期があった。なお、『ひるおび!』は事務所の部下である刑部志保が監修についている。

『ひるおび!』と『スッキリ!!』では、本来の総合司会者が休演する場合に、代理で総合司会を務めることもあった。2013年4月からは、『スッキリ!!』を降板する一方で、金曜日にも『ひるおび!』へ出演。これを機に、『ひるおび!』では月~金曜日を通じて、恵俊彰と共同で総合司会(兼コメンテーター)を務めるようになった。

2012年10月以降の金曜日には、午前中に東京での生放送番組(『スッキリ!!』 → 『ひるおび!』)へ出演してから、大阪で夕方から生放送の『キャスト』(『ちちんぷいぷい』と放送時間の一部が重なるABCテレビの報道・情報番組)にもコメンテーターで2016年3月まで登場。火曜日にも、隔週に同様のパターンで、『ひるおび!』への出演後に夕方から名古屋で生放送の『東海テレビスーパーニュース』に2015年3月まで登場していた。以降は、生放送でのレギュラー出演番組を、事実上『ひるおび!』にほぼ限定している。

日本共産党に関する発言[編集]

2021年9月10日(金)放送の『ひるおび!』内で、衆院選での野党共闘の話題を取り上げた際に、「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱〔ママ〕として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるな、と個人的には思います」との発言[8]

日本共産党サイドは「事実無根の卑劣なデマ」としてこれに抗議し、同日TBSは「共産党の綱領には記載がなく、発言は誤りでした」とコメントし共産党に対して真摯に対応するとした[8][9]。さらに13日には番組内でアナウンサーが「先週の放送で、野党共闘のテーマを扱っている際に日本共産党について『まだ暴力的な革命というのを、党の要綱として廃止していない』という発言がありました。日本共産党の綱領に、そのようなことは書かれていませんでした。訂正しておわびします」と謝罪。八代本人は「私の認識は、閣議決定された政府見解[注釈 5]に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれを度々否定していることも併せて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした。TVで発言する者として今後はより正確にバランスに配慮し、言葉に責任を持っていきたいと思います」と述べた[10][11][12]

八代の謝罪に対しても、志位共産党委員長は「虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」とツイートし、ジャーナリスト江川紹子は「八代氏のは、自分の発言は政府の見解に沿ったもの、という『弁解』であって、共産党綱領にないことを『ある』とした虚偽コメントへの『謝罪』とは言えませんね」と指摘している[13]

9月17日、八代が再び謝罪。志位が自身のTwitterで「謝罪・訂正したものと受け止めます」とコメントした[14]

八代の発言後、番組スポンサーのキユーピーは番組内でのCM放送を見合わせた[15]

人物・エピソード[編集]

出演[編集]

現在の出演番組[編集]

テレビ

過去の出演番組[編集]

テレビ[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

監修[編集]

PV[編集]

  • 阪井あゆみ「ex-lover」(2010年)※同曲のCMナレーションも担当

主な著書[編集]

  • 『遺伝子特許戦略』(共著、中央経済社 2003年)
  • 『日米比較でわかる米国ビジネス法実務ハンドブック』(中央経済社 2003年)
  • 『日米著作権ビジネス・ハンドブック』(商事法務 2004年)
  • 『コンテンツビジネス・マネジメント』(東洋経済新報社 2005年)
  • 『コンテンツビジネスによく効く、著作権のツボ』(河出書房新社 2006年)
  • 『「交渉の論理力!」~どんな相手も説き伏せる切り返し術~』 (日本文芸社 2007年)
  • 『八代英輝の会社で役立つ法律知識Q&A』」(KKロングセラーズ、 2008年)
  • 『エフェクティブ・タイム・マネジメントー仕事を最大に効率化する 八代式15分間仕事術』(日本文芸社、2009年)

雑誌連載[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 本人のHPでは、「2年間の最高裁判所での研修」と表現
  2. ^ 『クロノス』に出演しない金曜日に、東京で生放送(『スッキリ!!』→『ワイド!スクランブル』)に出演してから来阪。関西テレビのスタジオで、当番組の収録に参加していた。
  3. ^ 2009年3月30日まで、通算で210回の放送に出演(夏季休暇期間中を除き、年末年始の収録放送分を含む)。基本として、5時台後半のインタビューコーナー(事前収録)と、5:55 - 8:20の生放送パートに登場した(TOKYO FM放送分。放送上の出演時間は、ネット局によって差があった)。ただし、パートナーのスケジュールや特別企画などの関係で、本来の放送開始時間(5:00)からエンディング(8:20)まで生放送に出続けたこともある。
  4. ^ 2008年12月2日の内包コーナー『VIEW UP TOMORROW』では、放送局の垣根を越える格好で、前週火曜日(11月25日)に八代が参加した『サンデージャポン』のロケでの収録音源を流した(『サンデージャポン』では同年11月30日に先行放送)。八代は、収録日に『クロノス』へ出演後、神奈川県内のロケ先へ移動。「登山の達人」との触れ込みで、紅葉トレッキングに臨んだ。ちなみに、火曜日は当時『ちちんぷいぷい』の出演日でもあったが、収録週には最初から出演の予定がなかった。
  5. ^ 閣議決定を受けた2016年の政府答弁書で「『いわゆる敵の出方論』に立った『暴力革命の方針』に変更はない」との政府見解が出されているが、現在の日本共産党の綱領について言及したものではない。
  6. ^ 番組の初代パートナーで、国内外のフルマラソンへ何度も出場している中田美香の勧めで実現。番組が放送されない日曜日に、八代がリスナーと一緒に皇居近辺を走ったこともある。中田が番組を卒業した2008年10月以降は、『リポビタンD Sports Nonfiction』で、八代のフルマラソン初挑戦に向けた準備の模様を随時紹介していた。
  7. ^ 2013年3月までは、月曜 - 木曜日にスペシャルパーソナリティーとして出演。
  8. ^ 総合司会の恵俊彰不在・休暇時だけは(代理で)番組進行を担当する。
  9. ^ 同番組の放送時間が約3時間から約4時間に延長されたのを機に、「ぷいぷい顧問団」(コメンテーター陣)の1人として火曜日に出演。当初は4時間通しての出演だったが、2006年10月から2008年9月までは、15時台から登場していた(14時台のみ出演のピーコの交代要員扱い)。2007年4月には、頸椎椎間板ヘルニアの手術で入院した石田英司の代役として、ニュースの解説も担当している。2008年10月以降も、隔週火曜のペースで、ピーコと交互に全編へ出演。2009年4月以降は、水曜または木曜の全編に登場した。
  10. ^ レギュラーへ正式に起用される以前も、数回ゲストで出演していた。『たかじんNOマネー BLACK』として放送する2014年7月5日以降は、眞鍋かをり黒田有と共同でMCを担当。

出典[編集]

  1. ^ エクステンション公式ページ
  2. ^ 『全國辯護士大觀 第11版』(法律新聞社)より
  3. ^ 弁護士・八代英輝氏――睡眠3時間半の日々を支える「創造」への尊敬と憧れ (4/4)”. 日経トレンディネット. 日経BP (2008年12月12日). 2011年8月22日閲覧。
  4. ^ a b 弁護士・八代英輝氏――睡眠3時間半の日々を支える「創造」への尊敬と憧れ (1/4)”. 日経トレンディネット. 日経BP (2008年12月12日). 2014年7月6日閲覧。
  5. ^ a b c d エクステンション 八代 英輝
  6. ^ Attorney Directory - Attorney Details: HIDEKI YASHIRO”. State of New York, New York Supreme Court, Appellate Division英語版. iapps.courts.state.ny.us (2011年8月21日). 2011年8月22日閲覧。
  7. ^ a b 弁護士・八代英輝氏――睡眠3時間半の日々を支える「創造」への尊敬と憧れ (3/4)”. 日経トレンディネット. 日経BP (2008年12月12日). 2011年8月22日閲覧。
  8. ^ a b TBS「発言は誤りでした」共産党めぐる八代弁護士のひるおびでの見解に”. 日刊スポーツ (2021年9月10日). 2021年9月17日閲覧。
  9. ^ 八代氏発言は「誤り」―TBS広報部が謝罪”. www.jcp.or.jp. しんぶん赤旗 (2021年9月11日). 2021年9月18日閲覧。
  10. ^ 八代氏のデマ発言/TBSは謝罪”. www.jcp.or.jp. 日本共産党 (2021年9月14日). 2021年9月17日閲覧。
  11. ^ TBSが情報番組「ひるおび!」で謝罪 共産党巡る八代英輝氏の発言で”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年9月13日). 2021年9月13日閲覧。
  12. ^ 江川紹子氏、八代弁護士の謝罪は「虚偽コメントへの謝罪とは言えません」”. 日刊スポーツ (2021年9月13日). 2021年9月13日閲覧。
  13. ^ 共産党巡る「ひるおび!」八代弁護士の対応、志位委員長は納得せず「虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」東京新聞(2021年9月13日)
  14. ^ 八代弁護士、共産党めぐる発言で2度目の謝罪 志位委員長「謝罪・訂正したものと受け止めます」”. サンスポ (2021年9月17日). 2021年9月17日閲覧。
  15. ^ 「ひるおび!」スポンサー、キユーピーがCM見送り 共産党発言の謝罪翌日から”. 東京新聞 TOKYO Web (2021年9月16日). 2021年9月17日閲覧。
  16. ^ 東京マラソン結果、リンク切れ
  17. ^ 2009年の結果
  18. ^ 八代英輝氏が共産党に触れた発言で2度目の謝罪「多大なご迷惑おかけした」”. 日刊スポーツ (2021年9月17日). 2021年9月17日閲覧。

外部リンク[編集]