相模湖駅
相模湖駅* | |
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駅舎(2019年1月) | |
さがみこ Sagamiko | |
◄JC 24 高尾 (9.5 km) (3.7 km) 藤野 JC 26► | |
所在地 | 相模原市緑区与瀬1395 |
駅番号 | JC25 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■■中央本線 |
キロ程 |
52.3km(新宿起点) 東京から62.6 km |
電報略号 |
ミコ ヨセ(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,649人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1901年(明治34年)8月1日[1] |
備考 | 業務委託駅[2] |
相模湖駅(さがみこえき)は、神奈川県相模原市緑区与瀬にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。駅番号はJC 25。相模原市の駅としては最も北に位置する。
歴史
- 1901年(明治34年)8月1日:官設鉄道(のちの日本国有鉄道)中央本線 八王子駅 - 上野原駅間開通と同時に与瀬駅(よせえき)として開業[1]。旅客および貨物の取り扱いを開始。
- 1956年(昭和31年)4月10日:相模湖駅に改称。
- 1961年(昭和36年)11月16日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:中央線快速が高尾駅 - 大月駅間で延長運転を開始し、当駅にも停車。東京駅まで乗り換えなしで乗車可能になる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2006年(平成18年)3月14日:みどりの窓口を廃止し、もしもし券売機Kaeruくんを設置[4]。
- 2012年(平成24年)2月8日:もしもし券売機Kaeruくんが営業終了[要出典]。
- 2013年(平成25年)9月17日:相模湖駅構内にて列車脱線事故が発生[5]。高尾 - 大月間が6時間余り運転見合わせとなった。
- 2017年(平成29年)
- 2019年(平成31年)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅[1]。このほか、上り本線(3番線)の横にホームのない上り副本線が敷設されており、配給列車や工事列車などの事業用列車の待避の際に使われる。2005年に従来からあるホームを結ぶ高架式の連絡通路に付設する形でエレベーターが2基設置された。
以前は直営駅であり管理駅として藤野駅を管理していたが、現在はJR東日本ステーションサービスが受託する業務委託駅であり[2]、高尾駅が管理している。自動改札機・自動券売機3台(うち1台は多機能券売機)設置。なお、初電から6時10分までは無人扱いとなるため、乗車駅証明書発行機から乗車駅証明書を取って乗車し、着駅で精算する。
2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月8日をもって営業終了し、撤去された。
ホームには下りの1番乗り場に自動販売機が2台、2.3番乗り場に3台設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 下り | 大月・甲府・小淵沢方面 | 一部列車は2番線 |
2・3 | 上り | 高尾・八王子・新宿方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 上・下線ともに特急の通過待ちを行う列車が設定されており、中線の2番線に停車する列車がかなり多い。また、2番線には貨物列車などが入線する事もある。
- 毎年8月1日に開催される「さがみ湖湖上祭花火大会」の会場最寄り駅である。そのため、開催前後には高尾と当駅間の区間列車を数本運行し、高尾駅で東京方面の列車に乗り継げるよう設定されている。
- 毎年冬には、さがみ湖リゾート プレジャーフォレストのイルミネーションへの見物客が多く利用するため、当該期間には一部のかいじ号が臨時停車していた。
- 中央本線には、2023年度末をめどに東京 - 大月駅間の中央線快速列車に2階建グリーン車を2両連結させ12両編成運転を行なう計画がある。そのため当駅は、12両編成の列車が停車できるようにホームを延長する各種改良工事などが実施される[7][8]。
- 同駅が属していた相模湖町が2006年に相模原駅前に市役所がある相模原市に編入され、2010年に橋本駅前に区役所がある緑区の一部になると、八王子駅経由で相模原駅や橋本駅と同駅や藤野駅を結ぶ横浜線からの直通列車の運行が相模原市から継続して要望されている[9]。
-
リニューアル前の駅舎(2016年5月)
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リニューアル前の改札口(2016年5月)
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リニューアル後の改札口(2021年5月)
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ホーム(2021年5月)
-
駅構内(2010年4月)
利用状況
2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は1,649人である。
2000年(平成12年)度以降の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)3,750 | [* 1] |
1998年(平成10年) | 3,556 | [* 2] |
1999年(平成11年) | 3,467 | [* 3] |
2000年(平成12年) | [JR 1]3,367 | [* 3] |
2001年(平成13年) | [JR 2]3,392 | [* 4] |
2002年(平成14年) | [JR 3]3,360 | [* 5] |
2003年(平成15年) | [JR 4]3,372 | [* 6] |
2004年(平成16年) | [JR 5]3,452 | [* 7] |
2005年(平成17年) | [JR 6]3,376 | [* 8] |
2006年(平成18年) | [JR 7]3,408 | [* 9] |
2007年(平成19年) | [JR 8]3,467 | [* 10] |
2008年(平成20年) | [JR 9]3,457 | [* 11] |
2009年(平成21年) | [JR 10]3,452 | [* 12] |
2010年(平成22年) | [JR 11]3,373 | [* 13] |
2011年(平成23年) | [JR 12]3,293 | [* 14] |
2012年(平成24年) | [JR 13]2,559 | [* 15] |
2013年(平成25年) | [JR 14]2,572 | [* 16] |
2014年(平成26年) | [JR 15]2,516 | [* 17] |
2015年(平成27年) | [JR 16]2,442 | [* 18] |
2016年(平成28年) | [JR 17]2,326 | [* 19] |
2017年(平成29年) | [JR 18]2,277 | |
2018年(平成30年) | [JR 19]2,215 | |
2019年(令和元年) | [JR 20]2,077 | |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]1,529 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]1,649 |
駅周辺
- 相模原市役所 相模湖総合事務所(旧相模湖町役場)
- 相模原市立桂北小学校
- 相模原市立北相中学校
- 相模湖郵便局
- 相模湖 - 当駅下車、徒歩10分少々で湖畔
- 神奈川県立相模湖公園
- さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト[1]
- ふるさとの森
- 神奈川県立津久井養護学校
- 国道20号
- 国道412号
- 相模湖東出口・相模湖インターチェンジ・相模湖バスストップ(徒歩10分) - 中央自動車道
バス路線
駅前にバスロータリーがあり、ここにバスが乗り入れている。過去には、横浜駅・平塚駅や新宿駅への長距離路線があったほか、近年まで上野原や宮ケ瀬方面へ路線が延びていたが、マイカーなどの増加などにより現在では姿を消している。2012年4月には帝京大学相模湖キャンパスが移転・閉鎖され[注釈 1]、それに伴い帝京大学行きの急行バス(湖30)は廃止、湖22系統は大幅減便(休日1本のみ)となっている。
下記路線はすべて神奈川中央交通西によって運行されている。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、19頁。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ “みどりの窓口リストラ”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23 夕刊. (2006年7月11日)
- ^ [1] - 運輸安全委員会 事故概要 2015年7月30日
- ^ a b "中央本線 相模湖駅に地域の玄関口となる駅空間を創出します" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道八王子支社. 16 December 2016. 2020年5月21日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年5月21日閲覧。
- ^ "中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 4 February 2015. 2019年9月24日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年4月21日閲覧。
- ^ “JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期”. 産経新聞. (2017年3月24日). オリジナルの2017年3月24日時点におけるアーカイブ。 2020年11月29日閲覧。
- ^ “令和2年度 横浜線及び相模線に関する要望書” (PDF). 相模原市. 2022年2月20日閲覧。
- ^ 相模原市統計書 - 相模原市
- ^ 神奈川県県勢要覧
- ^ “相模湖みどりの丘 オープン”. 日刊建設工業新聞 (日刊建設工業新聞社). (2015年2月27日)
利用状況
- 神奈川県県勢要覧
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 20ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)221ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 221ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 223ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 225ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 229ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 239ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 233ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 235ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 237ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 245ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 237ページ
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 相模湖町 - 2006年(平成18年)3月まで長年にわたり属していた自治体。現在は相模原市(緑区)に編入されている。
- 青砥駅 - 2020年(令和2年)6月、当駅で過去あったものと類似した案件(列車脱線事故)が発生した。
外部リンク
- 駅の情報(相模湖駅):JR東日本