ドム

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ドム (DOM) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」 (MS) の一種。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。

作中の敵側勢力である「ジオン公国軍」の陸戦用量産機。ザクIIなどそれまでのMSよりも太くがっしりした体型で、足裏に内蔵されたホバー推進装置により、地表を高速滑走できる。劇中ではガイア大尉率いる小隊「黒い三連星」の搭乗機として初登場し、三位一体の連携で主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍ホワイトベース隊を苦しめる。のちに大量生産され、ジャブロー攻略戦で多数の量産型が登場する。制式カラーである黒・紫・グレーの機体色は、もともとは黒い三連星のパーソナルカラーをモチーフとしている(異説もあり)。その後は、宇宙仕様である「リック・ドム」も登場する。

当記事では、OVAやゲーム、雑誌などのメディアミックス企画で設定された各派生機の解説も記述する。宇宙用の派生機については「リック・ドム」の項目を参照。

デザイン

大河原邦男がラフデザイン(第1稿)および参考用デザインを描き、安彦良和がクリーンアップしたものが決定稿となった[1]。参考用デザインは決定稿より細身であるが、デザインは肘などを除きほぼ完成している。この参考用デザインを、実機を製作する前の仕様とする資料もある[2]

本機も本編でのシンプルな外観を初期稿から有していたわけではなく、第1稿では角、頭部を覆う伝動パイプ、角ばった肩スパイクなどが盛り込まれていた[3]

設定解説

諸元
ドム
DOM
型式番号 MS-09[4][注 1]
頭頂高 18.6m[6]/18.2m[7]
本体重量 62.6t[6]
全備重量 81.8t[6]/90t[7]
装甲材質 超硬スチール合金
出力 1,269kW[6](70,000馬力[7]
推力 58,200kg[6]
センサー
有効半径
5,400m
最高速度 90km/h[6]

240km/h[6]/110km/h[7]

武装 胸部拡散ビーム砲
ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ(弾数10)
120mmザクマシンガン
搭乗者 ガイア
オルテガ
マッシュ
ジオン公国軍一般兵

ツィマット社が開発したMS[8]。脚部に内蔵された熱核ジェットエンジンと化学ロケットの複合推力によって地表を高速で滑走する[9]。また、ボディにはブロック構造が導入されている[8]。07型に次いで投入された陸戦型MSであるが、性能の高さからそれに替わる主力機として運用される事も多かった[4]。地球攻略のために遅延していた宇宙用MSの繋ぎとしてリック・ドムの生産も行われており、ゲルググが配備されるまで暫定的な主力を担った[9]

量産型の制式塗装はこの機体を初めて受領したパイロットが黒い三連星であったことに起因するとされるが[10]、それを否定し当初からの配色であったとする文献もある[4]

なお、連邦軍兵士からは「スカート付き」のコードネームで呼ばれる場面も見られた[11]

開発経緯

ジオン公国軍は地上戦でネックになるMSの移動速度の遅さを補うため、MS-07グフドダイYSとの運用を行っていたが、これらでは根本的な解決には至らなかった。その後、移動速度の問題を解決する機体としてYMS-09が試作される。当初は純粋なホバーを用いた計画が立てられていたが、熱核ジェットエンジンとロケットの複合推力によるホバーユニットに転換されている[12]

開発はMS-07系とYMS-08の統合後にスタート。高効率の熱核ジェットエンジンの実用化に成功していた事から、開発はツィマット社が担当している[10]。YMS-09はジオン本国で開発された後にキャリフォルニアベースで実験が行われた[12]。その後、ほぼプロトタイプと同じ仕様でありながらも外装に改変を加えたMS-09が量産され、ユーラシア大陸中部に初配備される[12]。このMS-09の量産はキャリフォルニアベースとグラナダが担当している[13]。なお、仕様書においては高機動型ザクIIと同程度のボリュームの細身の機体だったが、実際に建造する際の細部の手直しでボリュームが増したといわれている[12][注 2]

MS-09ドムはMSの行動能力を大きく変化させた機体であり、局地専用機としての色こそ濃いものの、一般機としてザクを凌駕した機体となった[15]

武装

ジャイアント・バズ(360mmGB03Kバズーカ[10]
ロケット推進の360mm実体弾を発射するMS用バズーカ。装弾数は10発となる[16]。ドムの手からパイプを通して供給される液体燃料を一次推進剤として射出され、その後ロケットモーター点火によって増速する方式をとる[17]。ザクマシンガンと比較し、数十倍以上の威力を誇る[16]一年戦争で使用されたMS用携行装備としては最大級[10]。ドムの代名詞的装備であるが、大戦末期では他の機体でも運用された[8]
ヒート・サーベル
白兵戦用の装備で、白熱化によって敵を溶断する。エネルギーを効率よく熱へと変換するデバイスを使用しているものの、消耗の激しさから使い捨ての装備となる[8][10]。放電機能を有し、ミノフスキー粒子物理学によって高電荷を蓄える特性を持つ[17]
拡散ビーム砲
腹部に装備。元々はビーム兵器を稼働させるための経路として設置されていたが、充分な出力を得られなかったことから威嚇や幻惑用の短距離用ビーム砲として運用される[8][注 3]
ラケーテン・バズ(880mmRB-T27バズーカ[10])
弾頭が推進剤によって飛翔するロケットバズーカ。砲身にはレーザーデバイスを有し、至近距離ならば高精度の誘導が可能[10]
『0083』第2話では至近距離からパワード・ジムを撃破し、第4話ではジム・カスタム(モンシア中尉機)のシールドを一撃で破壊した。
その他
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第10話冒頭においては、本来はザクIIの武装であるMMP-78やMMP-80などのMS用マシンガンを携行した機体が見られた。また、漫画『機動戦士ガンダム0079』第5巻では、マッシュ戦死後の黒い三連星がジャイアント・バズの他にMMP-80やシュツルムファウストを装備し、2度目の対ガンダム戦に臨んでいる、漫画『ザ・ブルー・ディスティニー』では、ザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルの転用。

劇中での活躍

機動戦士ガンダム』ではアニメ第24話に初登場。黒い三連星がこの機体に乗り、ホワイトベースに戦いを挑む。ザクとは桁違いの重装甲、グフをも超える高速移動、一撃必殺のジャイアント・バズを生かした「ジェット・ストリーム・アタック」という戦術でアムロを苦しめたが、あと一歩およばずマッシュ機が撃破され[18]、オルテガ、ガイアも相次いでガンダムに敗れ、黒い三連星は全滅する[19]。劇場版では第24話と第25話の戦闘がまとめられ、マッシュとガイアはガンダムに、オルテガはセイラ・マスが搭乗するコア・ブースターに撃破されたという展開に変更されたため、ガイア機がガンダムに撃破されるシーンでは、ジャイアント・バズの直撃で受けたガンダムシールドの損傷がなくなっている。

そもそも黒い三連星に配備される以前にランバ・ラル隊へ供与されるはずが、マ・クベの画策によって補給要請が握りつぶされ、実現しなかった。「局地戦用重モビルスーツ・ドム」の名前は、この第20話が初出となる。第29話のジャブロー降下作戦でも数機が登場し、ガウ攻撃空母から降下するが、1機が対空砲火で撃墜された。劇場版ではジャブロー地下に新たに1機が登場し、ガンダムに撃破されている。

テレビ版では第31話よりドムと同じデザインで宇宙用のリック・ドムが登場した。しかし、以後は黒い三連星の時のような手強い相手として描写されることもなく、第33話におけるコンスコン隊の「3分も経たずに全滅した12機のリック・ドム」に代表される典型的な「やられメカ」と化してゆく。なお、劇場版のリック・ドムでは脚部・スカート内にバーニアがより詳しく描かれ、地上用のドムとの違いを表現していた。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では第10話に登場。肩や脚部アーマーのデザインがやや異なっている。対空戦闘ではザクマシンガンを、対MS戦ではバズーカを使用する。陸戦型ガンダムを追い詰めるも、量産型ガンタンクに背中を撃たれて撃破された。なお、漫画『機動戦士ガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立戦争-』に登場する「モンゴルの銀狼」ことナランソロンゴ・ボルドバヤル大尉に与えられた機体はこのデザインがベースとなっており、黒(単行本第2巻表紙では濃淡グレー)を基調に両肩が銀色のパーソナル・カラーに塗装される。ジャイアント・バズのほか、ヒート金剛棒とスパイク・シールドを装備する。

MS IGLOO 2 重力戦線』では第3話に登場。オデッサ作戦において、ダブデ級陸戦艇の護衛として2機が陸戦強襲型ガンタンクを迎撃した。1機のドムは陸戦強襲型ガンタンクからの220ミリ滑腔砲の砲撃が足元の地面に着弾して転倒し、もう1機はヒートサーベルで主砲身を切断するも反撃を胴体に受けてバランスを崩したところに燃料タンクをぶつけられて炎上し、敵の突破を許した。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、黒い三連星の機体にオリジナルの部隊マークが追加された。「ジャブロー編」では、アニメ版同様三連星による3機で構成され、ガンキャノンとガンタンクを大破させた後ガンダムに挑むが、マッシュ機を撃破され撤退する。後の「オデッサ編」ではガイア、オルテガを隊長に各小隊あたり4機ずつ計8機のドム中隊を編成。「ダブルジェットストリームアタック」なる新戦術で再び挑むも、ニュータイプ能力に目覚めたアムロの敵ではなく、ガンダム1機に全滅させられている。なお、本編において拡散ビーム砲を使用することは一度も無かった。

漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、物語終盤で主人公のフレデリック・ブラウン軍曹と所属部隊がドムに搭乗し、ジャブロー戦に参加する。テレビ版第29話でガウ攻撃空母から降下したドム部隊をイメージしている。

補足

『機動戦士ガンダム』のガンプラシリーズ(当時の旧キット)では1/100と1/60スケールのみのリリースのため、1/144スケールでのキット化は2006年1月に発売されたHGUC版が初となる。ただし、旧キット1/144スケールで外観は同一のリック・ドムは発売されていた。リック・ドムとドムの外観が違うことになったのはMGが最初である。

パーソナルカスタム機

ランバ・ラル専用機
ギレンの野望 ジオンの系譜』に登場する、ゲームオリジナルの機体。ランバ・ラル隊にドムを配備する「ifルート」で使用可能となる。標準塗装の紫および赤の部分がパーソナルカラーの青で塗られている。
if設定によれば、ペズン計画のテストベッドとして、特定の環境に合わせた各種オプションパーツや、限定的なステルス能力、新型の熱核ホバーなど、さまざまな技術的試みがほどこされている。これらすべてが必ずしも成功したとは言えず、操縦性は劣悪でパイロットを選ぶ機体となるが、ラル自身の能力もありかなりの性能を発揮したという。装甲まで含めた各種武装のオプション化が進められており、各戦場によって外観も変化している。標準兵装のほかに、ハンドガン式のヒート・ロッドや機関砲、ミサイル・ランチャーなども用意されている。ラルとともに地球圏の各地を転戦し、ペズン計画にとって重要なデータを残している[20]

グフ試作実験機

ドム試作実験機

プロトタイプドム

諸元
プロトタイプドム
Prototype DOM
型式番号 YMS-09[21]
頭頂高 18.6m[21]
重量 60.8t[21]
装甲材質 超硬スチール合金[21]
武装 ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ

『MSV』に登場。開戦から6か月後、新規設計による機体で、重武装が可能となっている[15]。機体はジオン本国で製造されたのちにキャリフォルニアベースにて実験が行われている[12]。脚部にはMS-07C5グフ試作実験機で培われたスラスター技術が導入されている[21]。試作機が2機作られた後、数週間後には制式量産機であるMS-09の生産がスタートしている。そのうち2号機は熱帯戦用の研究母体となった[15]

画稿の初出は1981年6月30日発行の講談社『TV版 機動戦士ガンダム ストーリーブック (2)』で、「ドムの試作完成機」と記載されていた。

ドム(寒冷地仕様)

諸元
ドム(寒冷地仕様)
DOM [Cold-weather Model]
型式番号 MS-09
頭頂高 18.6m
重量 69.4t
装甲材質 超硬スチール合金
武装 ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。初期生産されたドムを元に改修された寒冷地戦用機。

カモフラージュ用に人工雪を噴射できる特殊な噴霧器を内蔵したランドセルが特徴。他にもスラスターエンジン冷却のため肩、腹部、脚部にエア・インテークの増設や、胸部拡散ビーム砲の排除、ジャイアント・バズに防寒用ジャケットが施されるなど、より寒冷地での運用を想定した仕様となっている。

本機は、北米カナダ地方のグレートスレーブ湖北東部で1機確認されている。連邦はこのドムをドムタイプ0079NA-CA05、ドム改装タイプ北アメリカ05と仮称していた。肩部には「バウンティハンター(ヘルメットを被った髑髏を図案化したもの)」のパーソナルエンブレムが施されているが、搭乗者を含め詳細は不明。

ドム中距離支援型

(型式番号:MS-09C)

PCゲーム『機動戦士ガンダム リターン オブ ジオン』(近藤和久デザイン)に登場。

ドムの中距離支援用改造機。背部にキャノン砲を2門装備したもの。主に第一次ネオ・ジオン抗争後のアフリカ戦線で投入された。

なお、PCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』では、同系機としてMS-09PS ドムプラス支援型が存在する。

ドム・トロピカルテストタイプ

諸元
ドム・トロピカルテストタイプ
DOM Tropical Test Type
型式番号 YMS-09D
頭頂高 18.5m
重量 65.1t
装甲材質 超硬スチール合金
武装 ヒート・サーベル
360mmジャイアント・バズ

『MSV』に登場。プロトタイプドム2号機を基にして開発した熱帯砂漠戦用機。熱帯戦用バックパックと近距離通信アンテナが特徴である。

アリゾナでのスカラベ部隊によるテストは良好に終わり、MS-09Dとして正式採用、おもに北アフリカ戦線のカラカル部隊に配備された。ボディカラーはサンディブラウン。

通常型のドムから改修されてプロトタイプドムに近い仕様に戻され[22]、この追加生産された機体をベースとしてドム・キャノンが開発された。

元はホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』に登場した砂漠戦用ドムをプロトタイプドムベースに変更したもの。

ドム(熱帯仕様)

(型式番号:MS-09D)

ホビージャパン別冊『HOW TO BUILD GUNDAM』に登場。『MSV』で設定上存在する機体。

通常のドムに熱帯戦用バックパックなどYMS-09Dのパーツを装備したもので、正式な量産機ではない。

キャルフォルニア・ベースで10機余り製造され、そのうち予備を含めた4機は北アフリカ戦線のカラカル隊に送られ1機にはロイ・グリンウッド少佐が搭乗した。量産先行型および量産型ドムをベースとした30機ほどの改造が実行される予定だったが、キャルフォルニア陥落により頓挫するに至った。完成機は一年戦争終結まで連邦軍には入手できなかった。

画稿は『SDガンダム』でデザインされたディフォルメされた姿のみで、そこでは「熱帯戦用ドム量産型」の名称が設定されていた。

ドム・キャノン

ハーモニー・オブ・ガンダム』に登場。一年戦争末期、ザクキャノンのデータを基に生産された、ドム・トロピカルテストタイプの中距離支援用改造機。MS-09KMと表記される場合もある。

通常のドムのジャイアント・バズに拠った中距離支援の役目を、重砲の固定武装化により強化しようとして開発された。

なお、MS-09Cとの関連性は不明。

ドム・キャノン単砲仕様

(型式番号:MS-09K-1)

ノーマルのドムと同じく黒と紫のカラーリング塗装された機体。より長距離砲撃に特化したタイプで、生産数は少ない。

ドム・キャノン複砲仕様

(型式番号:MS-09K-2)

トロピカルテストタイプと同様の砂漠用カラーに塗装された機体。 固定武装として右肩にキャノン砲、左腕に3連装ミサイルポッドを装備。近接兵器であるヒートサーベルはオミットされているが、近距離への牽制用としてザク・マシンガンやハンド・グレネイドを携行することも多かった。

ドム・フュンフ

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定上存在する機体[23]。(型式番号:MS-09F)

「フュンフ」はドイツ語で「5」。幾つかのゲームや漫画に登場しているが、作品によってドムやドム・トローペンにそれぞれ似ていたり、ドム改やドワス・デザートとの関係も不明と、設定が定まっていない機体である。

特に、OVA版第1話冒頭でアナベル・ガトーエギーユ・デラーズから借りようとしたグワデン配備のドム・トローペンに酷似したドムこそがドム・フュンフであるという見解があったが、これはドム・トローペンのプラモデル付属の解説書で「フュンフがグワデンに配備されていた」という旨の記述によるものである[疑問点]。しかし、小説版では「09R(リック・ドム)」との描写があり、カードゲームなどで「試作型リック・ドム(エギーユ・デラーズ専用機)」という機体が設定され、さらに『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』Blu-Ray Box特典のピクチャードラマ「宇宙の蜉蝣2」にてこのドム・トローペンに酷似したドムにガトーが搭乗するが、このドムはプロトタイプ リック・ドムIIと公式に設定された。

他にも型番に「MS-09F」を含んでいるドムの設定が複数存在するが、これらがフュンフと関係あるとはっきり明記されているわけではない。雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』では、リック・ドム[シュトゥッツァー]の模型作例の解説中でベース機が「ドムF型」であるという記述が存在する(このページの模型作例はF型のドムであるトローペンをベースにしている)[24]

ドム・バラッジ

小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場(型式番号:MS-09F/Br)。「バラッジ」は「弾幕」の意。

一年戦争後にジオン軍残党組織「ヘルズゲート」がドム・フュンフをベースに独自開発した機体。陸戦・宇宙戦双方に対応しており、重装甲化とそれに伴う機動性低下を補うための大型スラスターの増設が行われている。また、武装も強化されており、スカート内に新たにミサイルランチャーを装備したほか、バックパックに弾倉を背負う形でXGC84-D5J 100mm7砲身ガトリング・キャノンを携行している。

ドム・トローペン

諸元
ドム・トローペン
DOM Tropen
型式番号 MS-09F/TROP
頭頂高 18.5m
本体重量 44.8t
全備重量 79.0t
装甲材質 超硬スチール合金
出力 1,199kW
推力 20,500kg×2(背部)
3,100kg×2(足部裏側)
(総推力)47,200kg
センサー
有効半径
6,300m
武装 90mmマシンガン
ラケーテン・バズ
ザク・バズーカ
ヒート・サーベル
ザク・マシンガン
シュツルムファウスト
搭乗者 アダムスキー
ゲイリー
ヤス
ジオン軍残党一般兵

OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』及び『機動戦士ガンダムUC』に登場。

陸戦用のドムやトロピカルテストタイプの運用実績をもとに改良された、砂漠・熱帯用の機体。脚部に防塵フィルターが装備されている。目くらまし程度にしか使えなかった胸部ビーム砲は装備していないとする説もあるが、『0083』の公式サイトでは固定武装として拡散ビーム砲が記載されている[25]。『0083』第4話ではジム・カスタムのジムライフル(90mmマシンガン)で撃破されるなど、劇中で特に重装甲という描写はない。

「トローペン (Tropen)」はドイツ語で熱帯の意で、英語のトロピカルに当たる。プラモデルの広告などでは、アルファベット表記がTroopen(トルッペン)になっているものがあり、また劇中のセリフで英語風に「トルーペン」との発音もある。

劇中ではほとんどの機体がラケーテン・バズか90mmマシンガンを装備しているが、アルビオンと交戦したうちの1機がザク・バズーカを装備している。

劇中での活躍
第1話で初登場。ガンダム試作2号機(サイサリス)を奪取するアナベル・ガトー少佐を援護すべく、ユーコン型潜水艦「U801」ザメル支援下の元で2機がトリントン基地に突入した。基地防衛隊に大損害を与え、パワード・ジムを複数撃破するなどの戦果をあげた。最終的にゲイリー機はトリントン基地内の戦闘で[注 4]アダムスキー機は翌朝の戦闘でチャック・キース小尉のザクII F2型に、それぞれ撃破された。
第4話では、キンバライド基地所属のドム・トローペン4機が登場。カラーリングは砂漠用のデザートカラーである。アルビオンと同艦所属MS部隊と交戦。アルビオン隊に大きな損害を与えることなく全滅した。
小説『機動戦士ガンダムUC』では、ニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体がトリントン基地襲撃に参加している。アニメ版ではザク・マシンガン(MMP-80 前期型)を装備して登場し、ドワッジやディザート・ザクらと編隊を組んでのホバー走行で切り込み攻撃を行い、トリントン基地内で迎撃してきたMS守備隊数機の撃破に成功した。なお、ドワッジとの彩色ミスを防ぐため、モノアイの色が緑からピンクに変更になっている[26]
デザイン
カトキハジメによる。特徴は足に装着されたエアスクープ(ダストフィルター付き)。これはドムは熱核ジェットエンジン搭載機であり、エアクッション走行のためには積極的に大気を吸入しないといけないことを具体的にフォルムに取り入れている[注 5]。また、ザメルにも、熱核ジェットエンジンなどのデザインが引用されている。

ドム改

(型式番号:MS-09F)

雑誌『ホビージャパン』の連載「ジオンの星 MOBIL SUIT in ACTION」に登場。ドムからドワッジに至る中間の機体。

ドワス・デザート

(型式番号:MS-09F)

雑誌『MJ(模型情報)』で連載されたメカニックデザイン企画『F.M.S』 に登場。MS-09S ドワスの地上戦仕様で、300mm6連装リボルバー・バズーカを携行している。オデッサ作戦後に中央アジアのパミール高原でゲリラ戦を行っていた機体が確認されている。

ドム・ブリザードタイプ

(型式番号:MS-09F2)

ゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場。

「ブリザード・ドム」とも呼ばれ、寒冷地用に各部を改修されている。またドムの中でも最強のタイプとも言われる。重バズーカ砲とヒート・サーベルを装備。一年戦争のヨーロッパ戦線で活躍し、「ジオンの吸血コウモリ(バンパイヤ)」と仇名されたエース・パイロット、ノボトニー大佐が宇宙世紀0087年に連邦軍バックランド基地を占拠したゲリラ部隊の一人として本機を駆っており、右肩に吸血コウモリのパーソナル・マークが描かれている。

ドム・マーメイド

(型式番号:MS-09M)

電撃ホビーマガジン×ガンダムエース×ガンダムインフォ Presents「機動戦士ガンダムMSV-R」モデリングコンテスト(2012年3月発表)において、Ark Performance賞を受賞した作品。制作者は

選者であるArk Performanceは「作品に出してみたい機体」という視点から本作を選定。後に自身の漫画作品『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場させている(コミックス8巻より登場)。

水上走行型のドムであり、背中に追加された大型翼と、翼に設置されている大型ファンエンジン2機が大きな外見的特徴。足首に追加装備されたウォータージェットエンジンや機体各部に施された空力処理によって、水上での直立と高速移動、地上走行を実現している。

ドワッジ

諸元
ドワッジ
DOWADGE
型式番号 MS-09G[27]
頭頂高 18.2m[27]
本体重量 43.5t[27]
全備重量 81.7t[27]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[27]
チタン・セラミック複合材[5]
超硬スチール合金[28]
出力 1,440kW[27]
推力 104,300kg[27]
センサー
有効半径
8,800m[27]
武装 60mm バルカン砲×4
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
120mmザク・マシンガン
ハンド・グレネード
ビーム・ピストル
搭乗者 アマサ・ポーラ
ガデブ・ヤシン
ジオン軍残党兵

テレビアニメ機動戦士ガンダムΖΖ』及び『機動戦士ガンダムUC』に登場。劇中では後述のドワッジ改も含め、一括して「ドム」と呼称される。

ドムシリーズの最終量産型[5]。砂漠戦に特化しており、生産は一年戦争末期に行われた[28]。熱核ジェット推進装置を強化したほか水冷式ラジエーターも強化。燃料タンクも増設された[5]。燃料タンクの増設でホバーの行動時間は大幅に延長された[27]。また、ドムでは内装式となっていた動力パイプが露出しているが、これは放熱効率の向上を目的とした説と、機体性能を向上させたために内装部品が増えた結果、装甲内に格納できなかったとする説が推察されている[28]。その機動性は一年戦争における連邦・ジオン双方の機体において最高の性能を誇る。オデッサの戦いに投入されていれば、ヨーロッパ地域はジオンの勢力下のままであったともいわれる[5]。一方で、生産開始の遅延から投入数は88機と少ない。このドワッジのうち、生産数が多いのはG型となる[5]

尚、機体呼称の由来はドムの強化改修機にドワッジの名称が用意されていた為、共にドムの強化型である本機とペズン・ドワッジの両機体にその名がつけられたとする説[29]と、ペズン計画の中間期にこのドワッジが開発されたと推察する説がある[30]

武装・装備
60mmバルカン砲[5]
頭部にはバルカン砲4門を増設している。装弾数800発[5]
ジャイアント・バズ
口径380mm。使用弾種はHEAT(成形炸薬弾)[5]。スモーク・ディスチャージャーを装備する[28]熱による砲身のゆがみを抑えるためのサーマルスリーブが追加されている[要出典]
ヒート・トマホーク
従来の片刃式を改造し両刃式にしたもの。出力0.77MW[5]
ヒート・サーベル
出力0.52MWのものを装備[5]
劇中での活躍
戦後も旧公国軍残党や各種ゲリラ組織などで長期にわたって運用され、ネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族解放戦線の隊長ガデブ・ヤシンらが搭乗。アマサ・ポーラ搭乗機は「ポーラのドム」と呼ばれた。第一次ネオ・ジオン抗争時にはジェネレーターを換装するなど大幅な改修が施されていたようであるが、所詮は旧式機でありΖΖガンダム以下最新鋭機の敵ではなかった。
小説『機動戦士ガンダムUC』ではモーリタニアに潜伏していたジオン軍残党の機体がガランシェールの引き起こしの為に使われたり、ニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体がトリントン基地襲撃に参加している。アニメ版でもザクIIの120mmザク・マシンガンを装備して登場した。アニメ版の外伝作品『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第7話・第8話にも登場。搭乗者はカークス隊ではない人物[31]。武装はリック・ディアス用のビーム・ピストルのみ。小破して、機体は放棄されるが、パイロットは無事脱出を果たす。
備考
デザイン当初は、アクシズで地球降下作戦用にリック・ドムを装備換装したもの、と設定されていた[32]

ドワッジ改

諸元
ドワッジ改
DOWADGE Custom
型式番号 MS-09H[27]
頭頂高 18.2m[27]
本体重量 43.5t[27]
全備重量 87.4t[27]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[27]
チタン・セラミック複合材[5]
超硬スチール合金[28]
出力 1,440kW[27]
推力 122,700kg[27]
センサー
有効半径
8,800m[27]
武装 60mm バルカン砲×2
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
ビーム・カノン
搭乗者 デザート・ロンメル

テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

ドワッジの両肩に大型ブースターを装備したH型の機体[5]。このブースターは化学燃料方式となっており、ベース機より最高速度が20%の向上を果たした[5]。ロンメルが一年戦争以後に、砂漠での経験をもとに現地改造した機体と推察される[28]

ロンメルのドワッジ改はさらに改修されており、リニアシート導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。部下として率いるディザートザクと同様、砂漠の砂中に機体を沈降させる機能がある。一部の資料では連邦軍やアフリカ民族解放戦線(FLN)でも運用されているとされる[要出典]

武装・装備
ロンメルはヒート・トマホークを使用し、劇中においてはヒート・サーベルの使用場面は見られなかった。
ビーム・カノン
ドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が一年戦争以後に連邦軍基地から奪取したものである[5]。一方で、連邦基地からの横流し品を装備したと推察する資料もみられる[28]
60mm バルカン砲
2門に減らされている[5]
劇中での活躍
ジュドー・アーシタの駆るΖガンダム一騎討ちとなった初戦では、ビームライフルによる銃撃戦を封じるなどして互角の勝負を演じたほか、部下共々砂地に沈降して待ち伏せる戦法もガンダム・チームを苦しめた。しかしながら、陸戦用かつ旧式化した機体の性能差はいかんともしがたく、可変機能やメガライダーによる航空戦能力を持つΖΖガンダム以下ガンダム・チームの新鋭機らとの全面対決では、上下からの攻撃で不利な戦いを強いられて部下の機体が次々に撃破され、残るロンメルのドワッジも捨て身の突撃の末、撃破された。

ドワッジK型

(型式番号:MS-09K)

漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。H型をさらに発展させた機体で、第二次ネオ・ジオン抗争時に使用されている。

ドム高速実験型

諸元
ドム高速実験型(ドム高機動試作機[33]
DOM [High Mobility Prototype][33]
型式番号 YMS-09J
頭頂高 18.6m
重量 68.2t
武装 胸部拡散ビーム砲
ヒート・ランサー
360mmジャイアント・バズ

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場する、ドムの機動性向上のための試作実験機。

ドムの実戦配備と同時に開発に着手されている。ホバーリング走行性能を向上させるため、MS-07H グフ飛行試験型の開発データを入手し、可動式スタビライザーが付属したジェット推進パックを装備、さらに腰部左右に推進器を追加している。1号機は機体バランスの問題から、2度目の実験中に横転し大破。そのため2号機はスタビライザーを延長、脚部にエアブレーキが追加されている。結果、ドムの140%増の最高速度を記録するが、最高速度到達時間も含め上層部の開発要求の数値は満たしていない。

また、次世代重MS用武装として開発されたヒート・ランサーの運用実験にも用いられている。折りたたみ機構を持つため、対地上戦艦やトーチカ、対MS戦など戦況に応じた運用が可能であるが、制式採用には至っていない。

主に北ヨーロッパ地方で運用実験が行われているが、要求値を満たせなかった事に加えヨーロッパ戦線の激化などもあり[34]、正式採用されることなく計9機の生産に留まっている。

一年戦争中に北ヨーロッパ方面で確認された機体は、連邦側でドムタイプ0079NEU-SW03、もしくはドム改装タイプ北ヨーロッパ03と仮称されている[35]。また、戦後のアフリカ解放戦線にて砂漠迷彩が施された機体も確認されているが、第2次MSV調査が進むまではドム・トロピカルテストタイプと誤認されている[35]

小説『MSV-R ザ・トラブルメーカーズ』では、一年戦争終結直後に傭兵のマサ・オーカーが入手し、愛機としている。

RFドム

諸元
RFドム
RF DOM
型式番号 OMS-09RF
頭頂高 18.6m[36] or 19.1m[36]
本体重量 30.9t
全備重量 52.1t[36] or 56.4t[36]
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材[36]
出力 3,230kW
推力 76,900kg
センサー
有効半径
18,300m
武装 ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部拡散メガ粒子砲×2
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗者 オールズモビル兵

漫画『機動戦士ガンダムF90』およびゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。 ゲリラ組織オールズモビル(火星独立ジオン軍)が使用した宇宙戦用の量産型重MS[36]。外観はリック・ドムを模している。旧公国軍のMSに似せて作られているが、中身はU.C.0120年代の技術でリファインされている。 他のRFシリーズより装甲を厚くし防御力が強化されているほか、ビームバズーカを中心に多彩なビーム兵器の運用が可能。胸部ビームシャワーはリック・ドムでは出力不足により幻惑用効果しか持たなかった拡散メガ粒子砲をアップデートしたもので、実用的な攻撃力を持たせつつ2基に増設している[36]。この機体をベースに局地戦用機も開発された。宇宙戦用機とされているが、劇中では重力下でも運用されていた。

『F90』劇中では冒頭のF90強奪作戦に参加。また火星においてド・ダイ改に搭乗した機体がF90奪還部隊と交戦している。『フォーミュラー戦記0122』では火星の残党部隊の戦力として全編にわたり登場。劇中序盤では主に隊長機として運用され、中盤から終盤にかけてはシャルル空撃隊の随伴機として登場している。

RFスノー・ドム

(型式番号:OMS-09SRF)

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。OMS-09RF RFドムの寒冷地仕様。

カラーリング以外の外観はRFドムと変わりはなく、武装も同一[36]

RFデザート・ドム

諸元
RFデザート・ドム
RF DESERT DOM
型式番号 OMS-09DRF
頭頂高 19.0m[37] or 19.1m[37]
本体重量 31.7t
全備重量 58.2t[37] or 56.4t[37]
出力 3,450kW
推力 67,800kg
センサー
有効半径
10,700m
武装 ビームセイバー
ビームライフル
ビームランチャー
胸部拡散メガ粒子砲
グレネードランチャー
ビームバズーカ
搭乗者 オールズモビル兵

ゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。OMS-09RF RFドムの熱帯仕様。

砂漠という過酷な自然環境での戦闘を目的に開発されたオールズモビルの機体。脚部の出力の向上により高速移動が可能となった。胸部拡散メガ粒子砲は1基になっている。

脚注

注釈

  1. ^ 資料によっては型式番号をMS-09Bとしたものも存在する[5]
  2. ^ 細身のドムの画稿を「ドム試作1号機」という呼称で掲載した資料もみられる[14]
  3. ^ ビーム兵器稼働用の経路として設置されていたが、ビーム兵器の開発遅延から幻惑用の欺瞞装備になったと記述する資料もみられる[10]
  4. ^ 『0083』第3話で撃破されたゲイリー機が確認できる。
  5. ^ 脚部に増設されたホバー用サンドフィルター付き吸気口は、ドイツ空軍Bf109G戦闘機の熱帯仕様の過給器用空気取入口に装備されているものとまったく同じ意匠である。

出典

  1. ^ 『ガンダムアーカイブ 機動戦士ガンダム完全設定資料集』メディアワークス、1999年6月、95頁。ISBN 978-4840212113
  2. ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、95頁。ISBN 978-4063721768
  3. ^ 『機動戦士ガンダム記録全集2』日本サンライズ、1980年5月1日、210頁。
  4. ^ a b c 「104 ドム」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『1/144 ドワッジ』バンダイ、1986年8月、組立説明書。
  6. ^ a b c d e f g 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日初版発行、54-55頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  7. ^ a b c d 『テレビマガジン』1981年3月号付録『機動戦士ガンダム大事典』下巻(講談社)
  8. ^ a b c d e 『HGUC 1/144 ドム / リック・ドム』バンダイ、2006年1月、組立説明書。
  9. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日初版発行、120頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  10. ^ a b c d e f g h 『MG 1/100 ドム』バンダイ、1999年6月、組立説明書、2-3頁。
  11. ^ 『ポケットジャガー超百科シリーズ 機動戦士ガンダム超百科』立風書房、1980年3月、136-137頁。
  12. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダムMSV ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、90-95頁。ISBN 978-4063721768
  13. ^ 『機動戦士ガンダムMSV ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、16頁。ISBN 978-4063721768
  14. ^ 『コミックボンボン』1982年6月号、講談社、208-209頁。
  15. ^ a b c 『1/144 プロトタイプドム』バンダイ、1983年4月、組立説明書。
  16. ^ a b 『1/144 フルカラーモデル リック・ドム』バンダイ、1988年7月、組立説明書。
  17. ^ a b ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、38-39頁。ISBN 4-87777-028-3
  18. ^ 第24話
  19. ^ 第25話
  20. ^ 『電撃ホビーマガジン』1999年10月号、メディアワークス、80頁。 
  21. ^ a b c d e 「103 プロトタイプ・ドム」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  22. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、ISBN 978-4063757958
  23. ^ HGUC 1/144 ドムトローペン サンドブラウン』バンダイ、2002年2月、取扱説明書。
  24. ^ 『ADVANCE OF Ζ 〜ティターンズの旗のもとに〜Vol.2』メディアワークス、2003年12月、87頁。ISBN 978-4840225892
  25. ^ 機動戦士ガンダム0083
  26. ^ 『グレートメカニック DX 19』双葉社、2011年12月、18頁。ISBN 978-4575464627
  27. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『データコレクション 機動戦士ガンダムZZ』角川書店、1997年12月15日、36-39頁。ISBN 4-07-307572-1
  28. ^ a b c d e f g 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、170-171頁、ISBN 978-4063757958
  29. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、172頁、ISBN 978-4063757958
  30. ^ 『グレートメカニック13』双葉社、2004年6月、20-21頁。ISBN 978-4575464238
  31. ^ 白石琴似『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第2巻、角川書店、2014年2月、120頁。ISBN 978-4041211199
  32. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月25日、83-84頁。ISBN 4-499-20526-3
  33. ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、32-33頁。ISBN 978-4048862127
  34. ^ 『ガンダムエース』2010年9月号、角川書店、103頁。
  35. ^ a b 『ガンダムエース』2010年9月号、角川書店、104-105頁。
  36. ^ a b c d e f g h 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、313頁、ISBN 978-4063757958
  37. ^ a b c d 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、314頁、ISBN 978-4063757958

関連項目