ULTRA BLUE

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ULTRA BLUE
宇多田ヒカルスタジオ・アルバム
リリース 2006年6月14日
ジャンル J-POP
時間 56分31秒
レーベル 東芝EMI/ヴァージン・レコード
チャート最高順位
  • 週間1位(2週連続、オリコン
  • 2006年6月度月間1位(オリコン)
  • 2006年度年間7位(オリコン)
  • 登場回数53回(オリコン)
ゴールド等認定
宇多田ヒカル 年表
EXODUS
2004年
ULTRA BLUE
2006年
HEART
STATION

2008年
ULTRA BLUE 収録の シングル
  1. COLORS
    リリース:2003年1月29日
  2. 誰かの願いが叶うころ
    リリース:2004年4月21日
  3. Be My Last
    リリース:2005年9月28日
  4. Passion
    リリース:2005年12月14日
  5. Keep Tryin'
    リリース:2006年2月22日
  6. 「This Is Love
    (インターネット音楽配信限定)」

    リリース:2006年5月31日
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ULTRA BLUE』(ウルトラ・ブルー)は、2006年6月14日に発売された宇多田ヒカルの4thアルバム

概要[編集]

  • 宇多田ヒカル名義のオリジナルアルバムとしては、3rdアルバム『DEEP RIVER』以来約4年ぶり。オリコン初登場1位。デビューアルバムから5作連続首位獲得は歴代1位タイ記録である。また、デビューアルバムからの初動50万枚突破記録を更新し、歴代1位となった。発売後、6年ぶりの全国ツアー「UTADA UNITED 2006」を開催。
  • 宇多田ヒカル名義でリリースされたアルバムの中で唯一アルバムのタイトル曲がないが、テレビのインタビューで、「アルバムの中に『BLUE』という曲があってこのアルバムの方向性を示しているんだけど、だけど”BLUE”だけでは淋しく暗い感じがする…悲しい感じがする。だから”BLUE”の前後に何か言葉をつけようと思って…。『ULTRA BLUE』ってよいタイトルだと思う。BLUEが持つイメージをそのまま特定していないから」と述べている。
  • 今まで彼女自身、自分を隠そう、他人に自分を見せないようにしようという気持ちが強く、作品にも表れていたというが、今回は初めて自分を見せよう、自分の良い部分も悪い部分も全て認め、表現することが出来たと語っている。
  • 内省的で私小説のような趣を持つ作品という多くの評価通り、後に本人もアルバム製作時は内面的に病んでいたことを明かしており、結果的に暗めのアルバムになったことを認めているが、同時に今となっては一番好きなアルバムだとも発言している。
  • 宮沢賢治の詩の擬音の使い方に感銘を受け、今作ではそれを一部取り入れたという。宮沢賢治については、次作アルバム『HEART STATION』でも「テイク5」で、銀河鉄道の夜を意識した歌詞を書いている。
  • 前作まで編曲は共作だったが、今回は1曲を除き一人で作詞作曲編曲を手がけている。またプログラミングも自ら行っている。
  • 全13曲収録。

収録曲[編集]

  • 全作詞・作曲・編曲宇多田ヒカル except 「COLORS」 編曲:宇多田ヒカル&河野圭
  1. This Is Love (4:58)
    アルバム発売前、インターネット音楽配信限定でシングルカットされた。FREEDOM-PROJECT日清カップヌードルプロモーション企画)CMソング。このアルバムが発売する前からCMに流れていた曲である。後に、ミュージックステーションでこの曲が歌われた。宇多田得意の打ち込み音を多用したメロディ。
    アルバム制作の後半に出来た曲で、それまで明るい曲の制作が続いていた為、スタッフにマイナーコードでダンサブルな曲を打診され作った曲。マイナーコードだけど王道ではない少し変わった曲と語っている。
  2. Keep Tryin' (4:53)
    16thシングル。LISMO! au LISTEN MOBILE SERVICE TVCM タイアップソング。
    このアルバムの実質的な先行シングル。
  3. BLUE (5:15)
    このアルバムにおける軸となる曲。アルバムを作成している期間の中盤に作られた曲で、インタビューでは「どこを取っても言いたいことが言えている」と述べており、[1]本人自身作品に満足しているようである。メロディが歌詞に合わせにくく、完成した歌詞の内容も音楽的に成立するか不安だったが、これが「宇多田ヒカル」です、と言える作品になったという。明日死んで、たとえこれが最後の曲になったとしても満足できるように、という曲作りへの意気込みを語っている。
  4. 日曜の朝 (4:44)
    テレビのインタビューなどで、このアルバムの中で一番好きだと語っていた本人お気に入りの曲。最も自身の人生観が出た曲で、自身の持っている「皆が社会から逸脱する素の時間」という日曜の朝に対するイメージを元に作られた曲である。また、シンガーソングライターという職業柄、世間が休みの時にも自分だけ仕事をしなければならない為、世間の人々に対しての憧れの意味も込めたと述べている。
  5. Making Love (4:25)
    急に引っ越すことになった親友への友情の曲。実際に宇多田の友人が大阪へ引っ越すことになったときにショックから作られた曲で、自分の歪んだところが露呈した曲だと述べている。
  6. 誰かの願いが叶うころ (4:27)
    13thシングル。邦画『CASSHERN』主題歌。
    「ちょっとつらい感じがする曲だったのが、このアルバムで聞くと優しい感じがする。たぶんそれはこの曲を作ったときの気持ちを乗り越えられたからだと思う。」とインタビューで語っている。
  7. COLORS (3:59)
    12thシングル。トヨタ・ウィッシュのCMソング。
    本作に収録されているシングルの中で、最も古いシングル。その理由について宇多田は、「半世紀後とかに私の歌を聞きたいという人がいて、アルバムに全部のシングルが入っていないと嫌だから、最初から収録すると決めていた」と述べている。
  8. One Night Magic feat.Yamada Masashi (4:39)
    Yamada MasashiはTHE BACK HORNのボーカルの山田将司のことで、この曲ではコーラスなどに参加している。
  9. 海路 (3:34)
    17thシングル「ぼくはくま」やカバー曲、アルバムにたびたび収録されるInterludeを除くと最も演奏時間の短い曲。その上かなりの時間伴奏のみの部分があるため、歌詞は11行、文字でいうと100文字前後しかない。本人は意識しなかったようだが、5音音階(ペンタトニック)でメロディが構成されており、英語歌詞は全く入っていない。
  10. WINGS (4:52)
    16thシングル「Keep Tryin'」のカップリング。
  11. Be My Last (4:30)
    14thシングル。映画『春の雪』主題歌。
  12. Eclipse (Interlude) (1:32)
    インスト。
    この曲について宇多田は、「畳み掛けるような怒り」や「ドアを次々に開けていく感じ」を表現していると述べている。
  13. Passion (4:43)
    15thシングル。ゲームソフト『キングダム ハーツII』主題歌。

脚注[編集]

  1. ^ http://www.oricon.co.jp/music/special/060614_01_02.html