エキソドス (アルバム)

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エキソドス
Utadaスタジオ・アルバム
リリース 日本の旗 2004年9月8日
アメリカ合衆国の旗 2004年10月5日
イギリスの旗 2005年9月26日
日本の旗 2006年9月20日(再発)
ジャンル J-POP
時間 54分17秒
レーベル Island
プロデュース Utada Hikaru、宇多田照實、Timbaland 他
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2004年9月度月間1位(オリコン)
  • 2004年度年間6位(オリコン)
  • 160位(アメリカ)[1]
ゴールド等認定
Utada 年表
Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
2004年
エキソドス
(2004年)
ULTRA BLUE
2006年
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エキソドス』(EXODUS) は、2004年9月8日(日本)にリリースされたUtada(宇多田ヒカル)の世界デビューアルバム。

概要[編集]

宇多田ヒカルが名義も新たに「Utada」として全米デビュー作品。日本ではミリオンヒットを記録した。米国ではシングルカットされた「Devil Inside」がiTunes Music Storeで最高位1位となった。「EXODUS」はビルボード総合アルバムチャートで最高位160位を記録した[1]

アルバムは全曲英語詞。米国の大手レコードレーベルであるIsland Def Jam Music Groupと契約したのは2003年であり、日本での東芝EMIとは別系列のレコード会社と異例の同時契約を結んだことで話題となった。「Utada」が「宇多田ヒカル」とは別名義の洋楽アーティストとして扱われるのはそのためである。レコード契約から発売まで1年以上を要したのは、レコード会社の幹部が交代するなど環境の変化により、求められる作品のコンセプトが変わったことなどがあると言われている。

このアルバムは対訳を新谷洋子が行っているが、何故Utada自身が訳さなかったかについて、自分で翻訳を行うとつい韻や言葉遊びなどを考えてしまう為、本来の意味が伝わりにくくなる上に、宇多田ヒカルとしての日本語の歌に比べると劣るものになるのは不本意だからという理由で他の人に任せたということである。

レコード会社での分類が洋楽扱いであったため、オリコンでも洋楽扱いとなり、レンタルCDでは発売から1年間はレンタル禁止だった。但し、宇多田ヒカルと同一人物ということでCDショップやラジオ局によっては邦楽(J-POP)扱いされるケースも見受けられた。

日本では2004年9月8日に先行発売された。オリコンの初動売上は洋楽での最高を記録。米国では10月6日に発売された。初動セールスは7105枚。累積売上は約5万5000枚(サウンドスキャン調べ)。ビルボード最高位160位。全世界での累計出荷枚数は135万枚(Universal Music)。

Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」と合算すれば、年間セールスのトップとなる400万枚前後を売り上げたことになるが、上記の理由により日本ゴールドディスク大賞の邦楽アーティスト・オブ・ザ・イヤーの対象にならなかった(邦楽はORANGE RANGE、洋楽はQUEENが受賞)。


収録曲[編集]

  1. Opening (オープニング)
  2. Devil Inside (デヴィル・インサイド)
    米国でのリードトラック。リミックスビルボードのダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートで30位に達した[1]
  3. Exodus '04 (エキソドス '04)
    米国ではシングルカットされて、ビルボードのダンス・シングル・チャートで9位、ダンス・ミュージック/クラブ・プレイ・シングル・チャートで24位に達した[1]
    ティンバランドプロデュース。
  4. The Workout (ザ・ワークアウト)
    この曲の歌詞について、Utadaは「いやらしくて歌うのが恥ずかしい」と述べている。また、歌詞を書いている際はその事についてまったく意識していなく、後になって気づいたということである。
  5. Easy Breezy (イージー・ブリージー)
    日本ではアルバムのリードトラックとして使用され、多くの番組でも使用された。シングルCDではなくDVDとして2004年10月6日に発売された。また後にニンテンドーDSのCMソングとなる。
    "she's got a new microphone"という歌詞が含まれているが、これは実際にUtadaが初めて新しいマイクを購入し、歌入れの際に何気なく口ずさんでいたところ、それを気に入ってしまったという経緯がある。
    PVも作成されているが、UtadaはこのPVのメイクについて、普通の欧米人から見たアジア人のようで自分らしさが出ていなく残念だったと不満を漏らしている。
  6. Tippy Toe (ティッピー・トウ)
  7. Hotel Lobby (ホテル・ロビー)
    第三者からの視点で歌われた曲。
    Kiss & Cryにこの曲のメロディが一部使われている。
  8. Animato (アニマート)
    アルバムの中で最初に作られた曲。アニマートとは「活き活きと」や「元気に」を表す譜面などに使用される音楽用語である。また、この曲のみUtada本人が対訳を行っているが、これはこの曲の歌詞がシンプルな作りになっており、何とでも解釈ができる為、自分で翻訳するべきだとUtadaが判断したためである。
  9. Crossover Interlude (クロスオーヴァー・インタールード)
    この曲はOpeningをリミックスしたものである。
  10. Kremlin Dusk (クレムリン・ダスク)
    マーズ・ヴォルタのドラマージョン・セオドアが参加。
  11. You Make Me Want To Be A Man (ユー・メイク・ミー・ウォント・トゥ・ビー・ア・マン)
    2005年秋にアルバムがイギリスで発売される際に先行シングルとして発売された。紀里谷和明の監督によるプロモーションビデオも撮影された。
  12. Wonder 'Bout (ワンダー・バウト)
    ティンバランドプロデュース。
  13. Let Me Give You My Love (レット・ミー・ギヴ・ユー・マイ・ラヴ)
    ティンバランドプロデュース。
  14. About Me (アバウト・ミー)
    このアルバムの中で唯一のミディアムバラードである。
  15. You Make Me Want To Be A Man (Bloodshy & Avant Mix) (全英ボーナス・トラック)
  16. You Make Me Want To Be A Man (Junior Jack Mix) (全英ボーナス・トラック)

脚注[編集]