天津飯 (ドラゴンボール)
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天津飯(てんしんはん)は鳥山明原作『ドラゴンボール』および、それを原作とするアニメに登場したキャラクター。アニメでの声優は鈴置洋孝(『ドラゴンボールZ』第82話・84話のみ山寺宏一が代演)。
初登場は、原作では其之百十三「第22回天下一武道会」、アニメでは『ドラゴンボール』第82話「あばれ怪獣イノシカチョウ」。主要戦闘要員の1人。
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[編集] 概要
身長187cm、体重75kg。
「天津飯」とほとんどの者からフルネームで呼ばれているが、餃子は「天」と呼び(後に「天さん」に変わる)、天下一武道会のアナウンサーも「天 津飯さん」、「天選手」と呼んでいる事からも、姓が天、名が津飯の「天 津飯」が正確な本名である。
鶴仙人の元弟子で宇宙人・三つ目族の末裔(三つ目がとおるに由来する)。餃子とは兄弟弟子であり、実の兄弟のような深い絆で結ばれている。鶴仙人の弟・桃白白のような殺し屋を目指していたが(悟空と初めて戦う頃には、実力では桃白白に勝っていた)、第22回天下一武道会の際に鶴仙流の教え方は間違っていると気付き、餃子と共に彼の元を離れる。その後は、純粋に強さを求め修行に励んでいる。作中で悟空に勝利した数少ない人物だが、その後追い抜かれ、以後は再び超えることを目標としている。
登場当初は師の気質の影響か、態度が険悪で非道も辞さなかったが、基本的に生真面目な性格。義にも篤く、自分を導いてくれた亀仙人と朋友の餃子の無念を晴らすため、命を捨てる覚悟で後述の魔封波修得に臨み、袂を分かった鶴仙人や桃白白も気遣った。しかしその性格上、自分達の命を奪った一味であるベジータとの折り合いはヤムチャと比べ悪かった模様である。(しかし、ベジータは天津飯の事を相手にしていない。)(アニメではセル編で「ベジータと同じ服など死んでも着るものか!」と言っていた)。
4人に分身したり腕が4本になったりと、主要キャラの中でも技のレパートリーはトップクラスであり、簡単な技なら一度見ただけでコピーも可能。禁断の技「気功砲」を特に得意とする。また、大小に関わらずかめはめ波が通じないという設定があった。また視力も高い。
セルとの戦い以後は悟空たちの前から姿を消すが、7年後の魔人ブウとの戦いでは孫悟飯の危機を間一髪で救った。実力的には悟空達にはとても追いつけないものの、要所要所で活躍している。悟空を除いた中では、凄まじい力のインフレの中最後まで見せ場が存在した数少ない初期キャラクターである。
第22回天下一武道会以降は、「ワイルドさ」を理由に金髪ランチに惚れられている(アニメでは青髪ランチも好意を抱いている描写が存在した)。アニメでは、天津飯自身もランチの好意に対し照れる描写があったが、性格的に女性にあまり関心がない様子。
名前の由来は日本の中華料理の天津飯であるが、中国に天津飯という名の料理は存在しない。
[編集] 年表
- エイジ733年 - 誕生。
- 幼少期より鶴仙人の元に弟子入り。鶴仙人と桃白白による稽古で達人へと成長する。
- エイジ753年 - 第22回天下一武道会に参加。亀仙人の言葉や悟空の強さに触れ、葛藤の末鶴仙流を裏切る。大会では悟空を破り優勝。
- その後、現れたピッコロ大魔王を封印すべく、魔封波を修得。しかし、度重なる練習で封じるのに使用する電子ジャーが割れ、技を使用することはできなかった(アニメでは大魔王の部下ドラムに技を仕掛けるも、大魔王に妨害されて失敗している)。
- エイジ756年 - 第23回天下一武道会に出場。準々決勝では、「裏切り者の始末」にきたかつての恩師・桃白白を格の違いを見せ付ける形で破る(スーパーどどん波を気合で打ち消す、など)が、準決勝で悟空に敗れベスト4。但し、対サイボーグ桃白白戦で、彼が腕に仕込んだ刃によって、これ以後胸に残る傷を負わされた。
- エイジ762年 - サイヤ人襲来に備え、神の元で修行を開始。
- エイジ762年11月3日 - ベジータ・ナッパとの戦いで死亡。
- エイジ763年9月10日 - ドラゴンボールで餃子と共に生き返る。
- エイジ767年 - 人造人間やセルと戦う。
- エイジ774年 - 悟飯のピンチに登場、その後魔人ブウにより地球が破壊されたため死亡するも再びドラゴンボールで復活。
[編集] 天津飯が使用した技
- どどん波(どどんぱ)
- 人指し指に気をため放出する、鶴仙流の代名詞といえる技。しばしば亀仙流のかめはめ波と対比されるが、その威力はにわか仕込みのかめはめ波では到底及ばない(亀仙人の発言より)。第22回天下一武道会で悟空に使用。それでも他の技と比べると威力の面で遅れを取るためか、初期の頃に使ったのみで、以降は下記の気功砲を主に使うようになる。
- 気功砲(きこうほう)
- 彼の代表的な技。莫大な気を放出する代償に、自らの命を削る鶴仙流禁断の技。第22回天下一武道会で悟空に使用したのが最初の登場であり、武舞台を消滅させて地中深くまで穴を開けた。第23回天下一武道会ではピッコロが自身を中心に爆発を起こして周囲を吹き飛ばそうとしていたため、避難場所を確保するべく地面に四角い穴を開けるのに使用した。サイヤ人編では、瀕死状態でこの技を使い体力を使い果たして命を落とした。魔人ブウの攻撃をかき消すのに使ったのもおそらくこの技だと思われる。アニメでは魔人ブウに直接放ったが「痛くも痒くもないぞ。」と吐き捨てられた。
- 四妖拳(しようけん)
- 背中から2本の腕を生やし、計4本の腕で戦う技。第22回天下一武道会で悟空に使用。手数の多さで翻弄したが、それ以上の攻撃速度で対応されてしまい、正攻法で勝つのは困難と解除された。
- 四身の拳(ししんのけん)
- レッドリボン軍・ホワイト隊の忍者ムラサキが悟空に見せた、実は五つ子という子供だましの「実体のある分身の術」と違い、「完全なる実体」として4人に分身する技。正真正銘「分身の術」だが、四人に分身するとそれに反比例してそれぞれの力が4分の1になるのが欠点。第23回天下一武道会で悟空に使用し、観戦していたランチが「天津飯は四つ子だったのか」と驚いていた。1人では視認する事の出来ない悟空の位置を正確に捉えられた為、少なくとも視覚は連動されている模様。アニメでは、2人に分かれたこともある。ちなみにセルも使ったが、セルは分身することにより、力が低下する弱点を克服している。
- 排球拳(はいきゅうけん)
- 人間をバレーボールのように見立て、連続攻撃を仕掛ける技。普段は硬派な天津飯だが、この技の際は女性口調に変貌し、目付きもニヤけたものになり、しかも甲高い裏声になるため、ギャグ的要素が強い(本人曰く「テレずにやれよ!」)。第22回天下一武道会で悟空に使用。
- かめはめ波(かめはめは)
- 前述した亀仙流の技。技をコピー出来ることを示すため、第22回天下一武道会にてジャッキー・チュンに変装した亀仙人に向けて放った。
- 顎龍拳(がくりゅうけん)
- 第22回天下一武道会で悟空に使用。マシンガンのように素早い突きを浴びせる技。名前はゲームより。
- 太陽拳(たいようけん)
- 気を発光させて目を眩ます天津飯が生みだした新鶴仙流の技。太陽光をハゲ頭に反射させているわけではない。技としては簡単で、後に悟空やクリリン、セルも使用している。
- 新気功砲(新気巧砲)(しんきこうほう)
- 第二形態のセルの足止めとして使用した技。見た目は気功砲と変化ないが、連射が可能になった分命の危険が増したと考えられる。悟空も区別がつかない様子だったが、当時の悟空よりも遥かに強かったセルを足止めするほど強力であった。その際原作では約10発、アニメでは30発ほど放った。気功砲と違い、「功」が「巧」になっていたがすぐに新気<功>砲に戻っていた事から、ただの印刷ミスだった可能性が高い。
- 気合い返し(きあいがえし)
- 「かめはめ波返し」、「気合い消し」とも称される。主に気功波系の技に対するカウンター技で、その攻撃をそのまま反射するか消滅させる事が可能。ナッパ戦では悟空も使用。飛び掛ってきた栽培マンを迎撃したのも恐らくこれに類する技と思われる。
- 魔封波(まふうば)
- 相手を殺すことなく、お札が貼られた容器に封印することができる特殊な技。対魔族での戦いに効果的。武泰斗が開発。命を落とすことが多い危険な技だが、アニメで使用した際は体力こそ大量に消費したものの死亡することはなかった。 この事から一定の強さがあれば、死亡すること無く使用できる技だと思われる。後に自殺する気は無いシェン(神様)が使用している。
- 舞空術(ぶくうじゅつ)
- 全身の気をコントロールしながら放出することによって、空中を飛行する鶴仙流独自の技。後には殆どの戦士が体得した。
- アイビーム(仮名)
- 額の目から発射する気孔波で、第23回天下一武道会で四身の拳と併用して悟空に使用。発射ポーズは幼少時のチチがヘルメットの額部分からビームを放つ際の発射ポーズ(ウルトラセブンのエメリウム光線のポーズ)と同じで、四身の拳を使用して4人になって放つと、4本のビームが一点に集中するところで核爆発の際に生じるキノコ雲のような爆発が起こる。
※その他、片手から発射する気孔波・魔閃光のような構えで両手から繰り出す気孔波等を使用しているが、いずれも技の名前は明らかにされていない。
[編集] 天津飯の戦闘力
作中の天津飯の戦闘力。
- 第22回天下一武道会:180
- 『ドラゴンボール 大全集7巻』より。決勝戦にて対決した悟空と互角である。
- サイヤ人襲来前:250
- ブルマの計測したスカウターの数値より。クリリンには勝るが、ピッコロには劣る。
- サイヤ人戦:1830
- 仲間と共に神様の下で修行し戦闘力が上昇。数値は1997年に発売された『ドラゴンボール 大全集7巻』より。
[編集] 劇場版への登場
劇場版では、パラレル色の強い作品群においても特にその傾向が強い第3作『摩訶不思議大冒険』にて初登場。
Z劇場版3作目『地球まるごと超決戦』では餃子と共にターレス軍団のレズン・ラカセイ兄弟と闘うが敗れる。
Z劇場版9作目『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』ではトランクスと対戦し、善戦する場面も存在した(ただし、トランクスが超サイヤ人化した後はあっさり敗れてしまった)。この後、ヤムチャと共に悟飯のもとに駆けつけ銀河戦士のブージンと闘うものの敗れる。
[編集] 補足
戦闘シーンがサイヤ人編以降大幅に減少したため、人造人間編以降の明確な戦闘力は不明。サイヤ人編ではベジータが天津飯の戦闘力に関して、栽培マンやラディッツよりは上だと発言している。(「パワーだけならラディッツと互角」である、戦闘力1200の栽培マンを圧倒するも、戦闘力4000のナッパには腕を切り落とされる等全く歯が立たなかった)人造人間編では第2段階のセルの動きを新気功砲で封じ、魔人ブウ編では悟飯や悟空が単体では手も足も出なかったゴテンクス吸収ブウの攻撃をかき消し、アニメでは新気功砲の勢いで18号を吹き飛ばしたりなど、善戦が見られる。原作でのブウ編以降の修行者然とした服装やアニメでの本人の台詞からも、セルゲーム終了後に引退したクリリンとヤムチャ、そしてそれ以前ほどの厳しい修行や腕を上げた描写のないピッコロとは異なり、セルゲーム終了~魔人ブウ復活の7年間も厳しい修行を続けていたかのような描写が見られ、最後まで戦士であり続けた。
作品後期でも要所で活躍を見せているが、インフレそのものにはついていけず、サイヤ人編での栽培マン戦以降は敵に勝利していない(アニメでは北銀河の界王による修行の中で、四身の拳で2人になり実力が1/2になった状態で、それぞれがギニュー特戦隊のジースとバータに勝利している)。そのため所々で「次元が違いすぎる」という台詞を口にするシーンが存在する。
アニメ版では天下一武道会以前から登場し、悟空とも面識があったことになっている。餃子とともに、奇獣・イノシカチョウにわざと村を襲わせては用心棒代を騙しとる等、徹底的なヒールぶりをアピールする初登場となった。
担当声優の鈴置洋孝が2006年8月に急逝した為、2006年10月5日発売の『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』のプレイステーション2版及び2007年1月1日発売のWii版が天津飯役としての遺作となり、更に2007年10月4日に続編として発売の『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』では過去の鈴置の台詞の使い回しなので、これが実質上最後の天津飯役の出演となった。2008年発売の『ドラゴンボールZ バーストリミット』から新たな声優が起用される。
[編集] ランチとの結末
作中では2人の結末は明らかにされていないが、作者の鳥山はアニメオリジナルの『ドラゴンボールGT』に登場したベジータjrについて語った際、「天津飯とランチの子供」という単語を出していた。また『ドラゴンボール FOREVER』のインタビューの中では、「(ランチは天津飯を追いかけた後)一緒にいると思う」と発言している。また『ドラゴンボール FOREVER』以前には、「毎回すれ違って会えていないだろう」と発言をしていた。
[編集] ドラゴンボールGTへの登場
究極のドラゴンボールによる地球爆発の際、超サイヤ人4の悟空に瞬間移動でツフル星へ移動するシーンで登場。餃子と共に暮らしている様子。彼は口元に小さな皺ができた以外は老いが見られないどころか、最終回に至ってはコスチュームも姿もほとんどそのままであった(原作の最終回のデフォルメされた全員登場図では老け込んでいたが)。
最終回にも一瞬だけ登場。餃子と共に暮らしている様子。滝に打たれて修行していた所、頭上を神龍が通り過ぎたのを感じ、唖然と眺めていた。
ただしいずれも台詞がないため、GTでは担当声優・鈴置洋孝の直接の出演はなかった。

