ホンダ・CB125T

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ホンダ・CB125T
Honda cb125t.jpg
基本情報
エンジン JC06型 124cc 
内径x行程 / 圧縮比 __ x __ / __
最高出力 15ps / 11,000rpm
最大トルク 10Nm / 8,500 rpm
      詳細情報
製造国
製造期間 1968年-2003年
タイプ
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長x全幅x全高 2060mm x 730mm x 1070mm
ホイールベース
最低地上高
シート高
燃料供給装置 キャブレター (VE26K)
始動方式
潤滑方式
駆動方式
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション
キャスター / トレール
ブレーキ 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
タイヤサイズ
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 14L
燃費
カラーバリエーション
本体価格
備考 上記スペックは日本向け最終型のもの
先代 ホンダ・CB92
後継 なし
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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ホンダ・CB125T(シービーひゃくにじゅうごティー)は、かつて本田技研工業が製造販売していたオートバイである。

概要[編集]

1966年発売。ベンリィスーパースポーツCB92からのスポーツモデルであり、当初車名はベンリィCB125とされた。

幾度かのマイナーチェンジを実施されたが、2003年の加速騒音規制強化にエンジン構造から対応させることができず、日本国内での販売は終了となった。

動力性能[編集]

CB92と同様な空冷4ストロークOHC直列2気筒180度クランク124ccエンジンを搭載するが、シリンダー部分をより直立させ前傾8°とする変更を受けた。

  • 同系列のエンジンを搭載するCD125TやCM125Tではセルフスタータ付360度クランクを採用。

日本でのCB125T[編集]

本来はスポーツモデルであるため、基本的に上位クラス車種のデザインと類似性を有する。

こうした傾向は1975年に製造販売が開始されたCB125S(空冷単気筒エンジン搭載)の後継車CB125JXがCB400FOURに類似したデザインだったことにも波及し、本車が上位機種となったことから顕著となったが、1980年にはCB125JXも本車に類似したデザインに移行した。

80年代前半までは市販車両を改造して参加するプロダクションレースにおいてほぼCB125Tのワンメイクレースとなる状況であったが2ストローク勢の台頭によりレース界からはほぼ駆逐され以後はスポーツモデルとしての需要が少なく、実需要は通勤などのビジネス用途が要求された。そのため数年に一度のモデルチェンジでは、リアキャリアが標準装備になった時期もある。

  • 一方で1970年には排気量を136ccにアップさせて高速道路走行が可能となる普通自動二輪車(軽二輪)のCB135を製造販売している。

以下で大まかな変更点の解説を行う。

遍歴[編集]

  • 1966年 製造・販売開始。
通称K1モデル 車体番号CB125T-2000001 - 
エンジン出力は13ps/10,500rpm・0.95kg-m/9,500rpm
  • 1968年7月29日 マイナーチェンジ
通称K2モデル 車体番号CB125T-3000001 -
燃料タンクに2トーンカラーを採用
  • 1969年4月26日 マイナーチェンジ
通称K3モデル 車体番号CB125T-4000001 -
フレームをグレードルタイプに変更
フロントフォーク上部とテールライトにサイドリフレクター(反射板)を装着
フロントブレーキを作動時もブレーキランプ点灯に変更
  • 本モデルは製造途中から通称K4モデルと呼ばれるリアサスペンションがフルカバードタイプからスプリングにアッパーカバーのついたタイプに変更
  • 1971年6月14日 マイナーチェンジ
通称K5モデル 車体番号CB125T-5000001 -
タンク形状を変更
ヘッドライトケースに組み込まれていたメーター類を独立させセパレート化
エンジン出力が14ps/10,500rpm・1.0kg-m/9,500rpmにアップ
  • 1972年8月21日 マイナーチェンジ
通称K6モデル 車体番号CB125T-6000001 -
フロントメカニカルディスクブレーキを採用したJX(通称:セニアB6)を追加
  • ただしJXのサブネームは1974年以降一般車もディスクブレーキが標準装備化されたためを使用停止
通称「5角台形タンク」と呼ばれるタンク形状に変更
リアフェンダーのマッドガードを廃止
リアサスペンションのスプリングカバーを廃止
シリンダーフィンが8枚→6枚に変更。
ダイナモカバーを角→丸型に変更。
  • 1977年3月24日 フルモデルチェンジ
車名:CB125T-I 車体番号CB125T-7000001 -
車体をCB750Fルックの直線基調のデザインに変更
エンジンの高回転化に対応するためクランクシャフトにボールベアリングの3点支持を採用
16ps/11,500rpm・1.0kg-m/10,500rpmの出力を発揮
  • 1978年4月26日 マイナーチェンジ
ホイールをコムスターホイールに変更したCB125Tを追加
  • 1979年5月15日 マイナーチェンジ
スポークホイールのCB125T-Iを廃止
中低速域出力特性向上の見直しから最高出力が15psにダウン
オプションでセミフラットハンドルモデルを追加。
  • 1982年5月26日 フルモデルチェンジ
型式名をCB125T→JC06に変更 車体番号JC06-1000001 -
エンジン特性の大幅見直しにより16ps/10,500rpm・1.2kg-m/9,000rpmとなる
リアサスペンションをプロリンク式に変更
フロントディスクブレーキをデュアルピストンキャリパー油圧式に変更
リンケージ式シフトペダル・クラブバー・ヒンジ付き横開きシートを採用
ホイールをオールアルミ製ブーメラン型スポーツコムスターホイールに変更
電装系を6ボルト→12ボルトに変更しセルモーターを搭載
エンジンを黒塗装に変更
  • 1984年10月24日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1100001 -
ヘッドライトをH4ハロゲンバルブ55/60Wに変更
  • 1987年9月25日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1200001 -
キャブレターを2連装CV型に変更
ホイールを3本スポークのアルミキャストホイールに変更
エンジンの黒塗装が廃止され銀色に変更
  • 1991年10月28日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1300001 -
常時点灯式となったためヘッドライトスイッチを廃止
  • 1993年6月1日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1400001 -
前後ホイールとエンジンをグレーメタリックに塗装変更
安全対策強化のためサイドスタンドを出した状態でギアを入れるとエンジン停止する機構を装備
  • 1998年3月27日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1500001 -
  • 2001年2月10日 マイナーチェンジ
車体番号JC06-1600001 -
排出ガス規制強化への対応からエキゾーストエアインジェクション(二次空気導入装置)システムの搭載ならびにキャブレターセッティングの見直しによりエンジン出力が15ps/11,000rpm・10N-m/8,500rpmに変更

教習仕様[編集]

1975年の運転免許制度改正により、当初は普通自動二輪(小型限定)、1997年以降は小型自動二輪運転免許の教習車仕様も製造販売され、多くの自動車教習所で使用された。

既に生産終了から10年が経過しており、一部部品の枯渇も発生しているが、一時期小型自動二輪免許教習の代替となる車両が全く存在しなかった時期もあったことから、2012年現在も教習車として使用されているケースも多い。

海外での状況[編集]

ヨーロッパ地区には前身のCB92や単気筒エンジンを搭載するCB125Sの時代から輸出が行われていた。

1982年式以降のプロリンクサスペンションモデルはCB125TD Super Dreamという名称でイギリスフランスなどで多数販売された。1990年代以降はシンガポールアメリカ合衆国にも輸出されたが、現在では全ての地域で輸出販売を終了している。

中国でも人気のある車種であったため日本国内での生産終了後も現地法人の嘉陵本田が引き続き生産を行っていたが、2005年に製造を終了した。

また、1998年から2000年にかけて販売店チェーンレッドバロンが、ヨーロッパ仕様車を大量に逆輸入販売した記録がある。

  • 同車は、日本仕様と比較すると原付二種を示すフロントフェンダーの白帯シールと車体後部の三角シールがないほか、車体番号が異なるなどの相違点がある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]