ホンダ・CB250RS

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CB250RS
Honda cb250rs 1984.jpg
基本情報
メーカー ホンダ
車体形式 MC02
エンジン MC02E型 248cc 
内径x行程 / 圧縮比 74.0mm x 57.8mm / 9.2:1
最高出力 25ps/8,500rpm
最大トルク 2.2kg-m/7,000rpm
車両重量 乾燥:128kg
整備:139kg
      詳細情報
製造国 日本
製造期間 1980年 - 1983年
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン
フレーム ダイヤモンド
全長x全幅x全高 2070mm x 770mm x 1060(Type1)
1100(Type2)mm
ホイールベース 1350mm
最低地上高
シート高
燃料供給装置 キャブレター (PD70)
始動方式 デコンプ付キック
潤滑方式
駆動方式 チェーン
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション テレスコピック式
スイングアーム式
キャスター / トレール 26.5° / 85mm
ブレーキ 油圧式ディスク
ロッド式リーディングトレーリング
タイヤサイズ 3.00S-18-4PR
4.10S-18-4PR
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 12L
燃費 50.0km/L(50km/h定地走行テスト値)km/L
カラーバリエーション
本体価格 \298,000
備考 スペックは1980年型CB250RS
先代
後継 CBX250RS
姉妹車 / OEM
同クラスの車
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ホンダ・CB250RS(シービーにひゃくごじゅうアールエス)は、かつて本田技研工業が製造販売したオートバイである。

概要[編集]

1980年3月1日発売。型式名MC02。

軽量化を徹底追求し、高い操縦性を狙い開発されたスポーツバイクである。

1983年4月にエンジンヘッドをDOHCとしたCBX250RSにフルモデルチェンジされ生産終了[1]

開発の経緯[編集]

1970年代までの250ccクラスロードスポーツモデルは、1クラス上となる350ccとのフレーム・車体の共用設計が常套とされていた。ところが、350ccクラスは1975年に免許制度が改正されたため普通自動二輪車の上限排気量となる400ccに主力が移行。より一層大柄な車体が好まれた背景から250ccクラスのアンダーパワ感は顕著になった。

その一方で、時期を同じくしたバイクブームや各バイク雑誌のキャンペーンもあり、他社ではスズキRG250カワサキZ250FTなど250cc専用設計モデルを投入した。

当時のホンダは、250ccクラス主力としてホークが製造販売されていたものの400ccモデルと共用車体であったことから車重は180kg[2]にも達しており、他社の設計専用モデルに走行性能で優位性を保てないと判断。本モデルの開発に着手。販売開始時には、イメージキャラクターにレーサー片山敬済を起用し、「ヒラリ俊足 モダンシングル」のキャッチコピーで軽量化と操縦性をアピールした。

デュアルパーパスモデルXL250S用空冷4ストローク4バルブOHC単気筒エンジン流用・専用設計のダイヤモンド型フレーム・キックのみの始動方式・同社独自のコムスターホイールや普及し始めていたキャストホイールを採用せずアルミリムのスポークホイールとするなど、ホークから50kg以上もの軽量化となる乾燥重量129kgを実現。出力的にはホーク系の26→25psと1psダウンだが、それ以上に軽量化のメリットが大きく初心者からベテランまで幅広い層に支持を得た。

モデル別分類[編集]

CB250RS[編集]

1980年3月1日発売。以下の仕様・特徴を持つ

  • フラットハンドル装備のType1とアップハンドル装備のType2の選択を可能とした。
  • 高低差40mm(詳細情報も参照)
  • エンジンのデュアルエキゾーストパイプから続く左右2本出しデュアルマフラーとした。
  • オプションにビキニカウル[3]
  • 標準現金価格\298,000

CB250RS-Z[編集]

1981年3月19日に発売された追加モデル。以下の変更を実施された。

  • 始動はキックを廃止しセルフスタータとする[4]
  • 車重が130kg(乾燥)・141kg(整備)に増加。
  • 吸排気系を含むエンジンチューニングの見直しで最高出力・最大トルクが向上。
  • 最高出力:25ps/8,500rpm→26ps/8,500rpm
  • 最大トルク:2.2kg-m/7,000rpm→2.3kg-m/7,000rpm
  • 50km/h定地走行テスト燃費が53.0km/Lに向上。
  • エンジン本体の黒塗装を廃止。
  • ハンドルをType1から10mmアップのセミフラットタイプのみとし、全幅750mm・全高1,070mmとなる。
  • フロントサスペンションをセミエア式に改良。
  • ヘッドライトをH4ハロゲンバルブ(60/55w)に変更。
  • フロントディスクブレーキをデュアルピストンキャリパーに変更。
  • 燃料タンクデザインを変更し容量が12→13Lに増加。
  • シートカウルにロック付コンパートメントボックスを追加。
  • ドライブチェーンをシールドタイプに変更。
  • 標準現金価格\328,000

CB250RS-ZR[編集]

1981年10月に発売されたCB250RS-Zの限定モデル。

  • CB1100RBを踏襲したボルドールカラー(赤・白)を採用。
  • エンジン・マフラーに黒塗装を実施。
  • ホイール・フロントサスペンションボトムケース・リヤサスペンションに金塗装を実施。

なお、本モデルには中部地区販売チャンネルが独自で追加塗装を実施した限定300台の別バージョンが存在する[5]

脚注[編集]

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  1. ^ 生産終了後もしばらくの間は併売された。
  2. ^ ホンダ プレス・インフォメーション - 1978年4月19日
  3. ^ 当時はカウリングが認可されなかったためライトカバーとして運輸省(現・国土交通省)に届出された。
  4. ^ 元来がオフ車であるXL250用エンジンを流用したことから、セルフスタータ装着の想定がなされておらず後付けのピニオンギア飛び込み式を採用せざるを得なかったことから、動作音が若干けたたましい難点を持つ。
  5. ^ フロントフェンダーにステッカーやサイレンサーに追加塗装を施工。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]