ホンダ・DN-01

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DN-01
2008年仕様[1]
Honda DN-01.jpg
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 本田技研工業
車体形式 EBL-RC55
エンジン RC55E型 680cc 4ストローク
水冷SOHC4バルブV型2気筒
内径x行程 / 圧縮比 81.0mm x 66.0mm / 10:1
最高出力 45kW (61PS)/7,500rpm
最大トルク 64Nm (6.5kgf・m)/6,000rpm
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DN-01(ディーエヌゼロワン)は、本田技研工業が製造販売しているオートバイである[2]

概要[編集]

型式名EBL-RC55。カテゴリーとしては大型スポーツクルーザーに分類され、ホンダでは“ATスポーツバイク”と称する[3]。車名のDNは、「Discovery of a New Concept」の略である。

2007年の第40回東京モーターショーに参考出品され、当時の福井威夫社長が「このままの外観で市販したい」と発言。2008年3月7日にほぼそのままの状態で日本国内向けに発売された。

海外では2008年よりヨーロッパで、2009年より北米地区で販売開始となったが、2010年末に終了した[4]

車両解説[編集]

片桐潔[5]デザインによる車体はスクーター然とした外装を持ち、クルーザータイプのやめ低いシート高でゆったりとした乗車姿勢をとりながらもニーグリップも可能としたライディングポジションの対して、前後17インチタイヤの装着によるスポーティな走りを両立させるなど多種多様なオートバイの魅力集積を試みたモデルである。

搭載されるRC55E型水冷4ストローク4バルブSOHC狭角V型2気筒エンジンは、排気量680cc。燃料供給は、PGM-FI燃料噴射装置を搭載。

トランスミッションは、同社が独自技術を駆使し新開発したロックアップ機構付油圧機械式無段変速機HFT[6]を搭載。

  • HFTは、スクーターなどに採用されるVベルト式ATに比較するとATユニットをクランクケース内収納が可能となり車体レイアウトの自由度を高められるほか、油圧ならびにコンピューター制御により、車種に適した走行モードの設定が可能である。本モデルでは、一般走行用「Dモード」・スポーツ走行用「Sモード」・6速マニュアルモードが設定された。

動力伝達はシャフトドライブとされ、後輪には片持ち式スイングアーム「プロアーム」が採用された。

斬新なコンセプトと技術面でも新機構を搭載するモデルであるが、整備に従来のオートバイとは異なる特殊性も要求されたため、日本国内では一部のDREAM店のみで専売された。

  • 同モデルの整備履歴管理にキーへ内蔵されたRF-ID内部格納となる「HMD-Key(ホンダ・モーターサイクル・データキー)」で照会認証データを確認する構造も採用したためでもある。

またアメリカ合衆国の二輪情報サイト「Ultimate MotorCycling」のレビュー[7]では、以下の評価がされた。

  • クルーザーを求めるユーザーにはいささかスムーズすぎるエンジン
  • スポーツバイクを求めるユーザーにとって大きなステップボードとゆったりしたシート設計はニーズに合致しない
  • 低い風防性能や収納性がほぼ無いことで大型スクーターを求めるユーザーにも不十分

このことから誰にとっても中途半端な存在と評された。

遍歴[編集]

  • 2008年3月28日 発売
車体色は以下の4色を設定
  • パールサンビームホワイト
  • パールアメジストパープル
  • キャンディーグローリーレッド
  • グラファイトブラック
  • 2009年7月16日 マイナーチェンジ
車体色を以下の3色に変更
  • キャンディーフェニックスブルー
  • パールサンビームホワイト
  • グラファイトブラック

画像[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 2008年2月28日プレスリリース
  2. ^ HONDA DN-01
  3. ^ ただし、排気量が650ccを超えているためAT限定免許では運転できない。
  4. ^ Honda DN-01 (2008-2010) - Honda Motorcycle Reviews
  5. ^ 片桐氏は他にVFR(RC46)スズキTL1000Sなどをデザインした実績がある。
  6. ^ Human-Friendly Transmissionの略。
  7. ^ Ultimate MotorCycling Honda DN-01 Review

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]