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『'''マイティジャック'''』全13話の放送終了の後に、番組タイトルを『'''戦え! マイティジャック'''』(たたかえ マイティジャック)に変更したものが(放送時間枠も変更)新たに全26話分作られて、同年[[7月6日]]から[[12月28日]]にかけて毎週土曜19:00 - 19:30 (JST) にて放映された。 |
『'''マイティジャック'''』全13話の放送終了の後に、番組タイトルを『'''戦え! マイティジャック'''』(たたかえ マイティジャック)に変更したものが(放送時間枠も変更)新たに全26話分作られて、同年[[7月6日]]から[[12月28日]]にかけて毎週土曜19:00 - 19:30 (JST) にて放映された。 |
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万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織Qの野望を打ち砕く、秘密組織 |
万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織Qの野望を打ち砕く、秘密組織「MJ(マイティジャック)」の隊員たちの活躍を描く。 |
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本項では『マイティジャック』と『戦え! マイティジャック』について記述する。 |
本項では『マイティジャック』と『戦え! マイティジャック』について記述する。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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=== マイティジャック === |
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「防衛」「建設」「救助」を目的として民間企業の出資で設立されたマイティジャックと、秘密組織Qの戦いを、人間たちによるスパイアクションと特撮によるメカニックアクションを盛り込んで描く、国産初の1時間枠の[[特撮]]ドラマ。『[[ウルトラシリーズ]]』や『[[快獣ブースカ]]』が子供向きであったのに対し、本作はターゲットを大人向きにしており、主演に[[二谷英明]]を迎え、製作費も当時としては破格である1000万円強{{efn2|実業之日本社『円谷英二の映像世界・増補版』に引用された英二の日記では1200万円となっており、当時のフジテレビの新番組広報でも1200万円と報じているが<ref>『[[朝日新聞]]』1968年4月1日付夕刊8面、フジテレビ広告ページ。</ref>、監督の[[満田かずほ]]が雑誌『宇宙船』に寄稿したドキュメンタリーストーリー(同誌1991年冬号)や『[[全怪獣怪人]] 上巻』では1000万円としている{{Sfn|全怪獣怪人 上|1990|pp=124、126}}。}}を投入した意欲作であった。 |
「防衛」「建設」「救助」を目的として民間企業の出資で設立されたマイティジャックと、秘密組織Qの戦いを、人間たちによるスパイアクションと特撮によるメカニックアクションを盛り込んで描く、国産初の1時間枠の[[特撮]]ドラマ。『[[ウルトラシリーズ]]』や『[[快獣ブースカ]]』が子供向きであったのに対し、本作はターゲットを大人向きにしており、主演に[[二谷英明]]を迎え、製作費も当時としては破格である1000万円強{{efn2|実業之日本社『円谷英二の映像世界・増補版』に引用された英二の日記では1200万円となっており、当時のフジテレビの新番組広報でも1200万円と報じているが<ref>『[[朝日新聞]]』1968年4月1日付夕刊8面、フジテレビ広告ページ。</ref>、監督の[[満田かずほ]]が雑誌『宇宙船』に寄稿したドキュメンタリーストーリー(同誌1991年冬号)や『[[全怪獣怪人]] 上巻』では1000万円としている{{Sfn|全怪獣怪人 上|1990|pp=124、126}}。}}を投入した意欲作であった。 |
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第9話「地獄への案内者(ガイド)」の初号試写版「S線を追え」や、第2話「K52を奪回せよ」の編集が異なる未放映分フィルム(Bロールのみ)が現存し、LDソフト化の際に特典映像として公開された。 |
第9話「地獄への案内者(ガイド)」の初号試写版「S線を追え」や、第2話「K52を奪回せよ」の編集が異なる未放映分フィルム(Bロールのみ)が現存し、LDソフト化の際に特典映像として公開された。 |
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=== 戦え! マイティジャック === |
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『マイティジャック』打ち切り後、放送枠を変え、子供向け30分番組として製作され、大幅な設定変更が行われた。また担当プロデューサーが『[[忍者部隊月光]]』を手掛けた新藤善之に交代、キャストも大幅に入れ替わり、『月光』のレギュラーだった山口暁、渚健二が新たに起用されている。スタッフでも『月光』はじめフジテレビの特撮作品に多く携わっている監督の[[土屋啓之助]]、アクショングループ「J・F・A」を起用するなど、フジテレビ側の意向が強く働いたものとなった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=88 - 89}}。 |
『マイティジャック』の打ち切り後、放送枠を変え、子供向け30分番組として製作され、大幅な設定変更が行われた。また担当プロデューサーが『[[忍者部隊月光]]』を手掛けた新藤善之に交代、キャストも大幅に入れ替わり、『月光』のレギュラーだった山口暁、渚健二が新たに起用されている。スタッフでも『月光』はじめフジテレビの特撮作品に多く携わっている監督の[[土屋啓之助]]、アクショングループ「J・F・A」を起用するなど、フジテレビ側の意向が強く働いたものとなった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=88 - 89}}。 |
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本来26話予定であった「マイティジャック」は13話で打ち切られた。30分番組枠となった「戦え! マイティジャック」で「残りの13話分を完全に放送したい」と言う観点から、「1時間番組が30分になったのだから、放送回数は13回では無く、2倍の26回にして欲しい」と円谷特技プロがフジテレビと交渉し、放送期間を2クールにしてもらったとスタッフは証言している。第9話から第11話にかけては、提携局の[[東海テレビ放送|東海テレビ]]の招きで中部地方ロケが行われた。 |
本来26話予定であった「マイティジャック」は13話で打ち切られた。30分番組枠となった「戦え! マイティジャック」で「残りの13話分を完全に放送したい」と言う観点から、「1時間番組が30分になったのだから、放送回数は13回では無く、2倍の26回にして欲しい」と円谷特技プロがフジテレビと交渉し、放送期間を2クールにしてもらったとスタッフは証言している。第9話から第11話にかけては、提携局の[[東海テレビ放送|東海テレビ]]の招きで中部地方ロケが行われた。 |
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マイティ号や敵組織Qの存在等の基本設定は変わらないものの、マイティジャックの位置付けを企業の私兵から公的な国際機関「アップル」の下部組織に変更し、レギュラー隊員が11人から5人に変更{{Sfn|円谷プロ特撮大鑑|1988|pp=75-76}}。2クール目からは毎回[[怪獣]]が登場するスタイル''' |
マイティ号や敵組織Qの存在等の基本設定は変わらないものの、マイティジャックの位置付けを企業の私兵から公的な国際機関「アップル」の下部組織に変更し、レギュラー隊員が11人から5人に変更{{Sfn|円谷プロ特撮大鑑|1988|pp=75-76}}。2クール目からは毎回[[怪獣]]が登場するスタイル「'''なんでもぞくぞくシリーズ'''」に再度の路線変更が行われた。 |
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原則として「敵側にはマイティ号に相当する万能戦艦を配置しない」という文芸上のポリシーが存在する。1クール目では「Q」に続いて「キル」や「ブラッド」など、多彩な謀略組織が登場するが、構成員はすべてQと同じユニフォームを着用している。 |
原則として「敵側にはマイティ号に相当する万能戦艦を配置しない」という文芸上のポリシーが存在する。1クール目では「Q」に続いて「キル」や「ブラッド」など、多彩な謀略組織が登場するが、構成員はすべてQと同じユニフォームを着用している。 |
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マイティ号をはじめ、Q側装備も含めた各種メカは特撮美術の成田亨がデザインを担当{{R|narita}}。 |
マイティ号をはじめ、Q側装備も含めた各種メカは特撮美術の成田亨がデザインを担当{{R|narita}}。 |
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=== マイティ号 === |
=== マイティ号 === |
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{{機動兵器 |
{{機動兵器 |
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万能戦艦マイティ号(通称:MJ号)は近代科学の粋を凝らして建造された、飛行・潜水も可能な巨大戦艦である。艦内にはピブリダー(単座小型戦闘機)、コンクルーダー(水空両用多目的戦闘爆撃機)、エキゾスカウト(水空両用特別偵察機)、ハイドロジェットV(海底探査艇)、バギー(2人乗り小型ヘリ)、バンカーH(4人乗り中型ヘリ)、シプリー(海上調査用モーターボート)などが搭載されている。メカの大半は分解された状態で積み込まれており、マイティ号艦内で組み立てられた後、発進する。 |
万能戦艦マイティ号(通称:MJ号)は近代科学の粋を凝らして建造された、飛行・潜水も可能な巨大戦艦である。艦内にはピブリダー(単座小型戦闘機)、コンクルーダー(水空両用多目的戦闘爆撃機)、エキゾスカウト(水空両用特別偵察機)、ハイドロジェットV(海底探査艇)、バギー(2人乗り小型ヘリ)、バンカーH(4人乗り中型ヘリ)、シプリー(海上調査用モーターボート)などが搭載されている。メカの大半は分解された状態で積み込まれており、マイティ号艦内で組み立てられた後、発進する。 |
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; 造形 |
; 造形 |
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: [[艦橋]]のデザインは[[重巡洋艦]]の[[高雄型重巡洋艦|高雄型]]がモデル{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=6、48、50、103}}。成田は「[[大艦巨砲主義]]は終わった」との考えから戦艦ではなく巡洋艦をモデルとした{{R|narita}}。 |
: [[艦橋]]のデザインは[[重巡洋艦]]の[[高雄型重巡洋艦|高雄型]]がモデル{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=6、48、50、103}}。成田は「[[大艦巨砲主義]]は終わった」との考えから戦艦ではなく巡洋艦をモデルとした{{R|narita}}。 |
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企画書ではこの他にアストランダー(宇宙ロケット)、ハイオクター(MJ専用車)、地底タンク、原子ダコ、光子風船が記載されている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=18、96 - 97}}。ハイオクターは成田によるデザイン画も存在する{{R|narita}}。 |
企画書ではこの他にアストランダー(宇宙ロケット)、ハイオクター(MJ専用車)、地底タンク、原子ダコ、光子風船が記載されている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=18、96 - 97}}。ハイオクターは成田によるデザイン画も存在する{{R|narita}}。 |
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; {{Anchor|ピブリダー}} |
; {{Anchor|ピブリダー}} |
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:* 全長:7.8メートル |
:* 全長:7.8メートル |
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: 主に女性隊員が搭乗する単座小型戦闘機。 |
: 主に女性隊員が搭乗する単座小型戦闘機。 |
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: 名前は「ピーコック・ブリーダ(孔雀の花嫁)」に由来する{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=17、93}}。 |
: 名前は「ピーコック・ブリーダ(孔雀の花嫁)」に由来する{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=17、93}}。 |
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; {{Anchor|コンクルーダー}} |
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:* 全長:19.8メートル |
:* 全長:19.8メートル |
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:* 定員:2名 |
:* 定員:2名 |
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:* 武装:機関砲、ミサイル |
:* 武装:機関砲、ミサイル |
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; {{Anchor|エキゾスカウト}} |
; {{Anchor|エキゾスカウト}} |
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:* 全長:14.6メートル |
:* 全長:14.6メートル |
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:* 武装:ミサイル、投下爆弾 |
:* 武装:ミサイル、投下爆弾 |
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: 名称は[[偵察機]]を意味するスカウトプレーンに「外」を意味する接頭語のEXOを組み合わせたもので、全体の語感を[[トビウオ]]の学名であるExocoetusに似せることが意識された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=94|loc=MJ豆知識}}。 |
: 名称は[[偵察機]]を意味するスカウトプレーンに「外」を意味する接頭語のEXOを組み合わせたもので、全体の語感を[[トビウオ]]の学名であるExocoetusに似せることが意識された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=94|loc=MJ豆知識}}。 |
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; {{Anchor|ハイドロジェットV}} |
; {{Anchor|ハイドロジェットV}} |
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:* 全長:12.0メートル |
:* 全長:12.0メートル |
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:* 定員:2名 |
:* 定員:2名 |
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:* 装備:強力磁力吸盤 |
:* 装備:強力磁力吸盤 |
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; {{Anchor|バギー}} |
; {{Anchor|バギー}} |
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:* 全長:6.0メートル |
:* 全長:6.0メートル |
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:* 装備:無人操縦装置 |
:* 装備:無人操縦装置 |
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: 名称は持ち運びできるほどのコンパクトな機体であることから[[鞄]]を意味するbagからつけられた{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=95|loc=MJ豆知識}}。 |
: 名称は持ち運びできるほどのコンパクトな機体であることから[[鞄]]を意味するbagからつけられた{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=95|loc=MJ豆知識}}。 |
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; {{Anchor|バンカーH}} |
; {{Anchor|バンカーH}} |
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:* 最高速度:時速480キロメートル |
:* 最高速度:時速480キロメートル |
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:* 定員:4名 |
:* 定員:4名 |
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:* 武装:キャッチャーネット弾、レーザー(戦え! マイティジャック時) |
:* 武装:キャッチャーネット弾、レーザー(戦え! マイティジャック時) |
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; {{Anchor|シプリー}} |
; {{Anchor|シプリー}} |
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:* 全長:6.0メートル |
:* 全長:6.0メートル |
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: アップル日本支部の総責任者。本名:'''藤井 泰蔵'''。 |
: アップル日本支部の総責任者。本名:'''藤井 泰蔵'''。 |
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== 戦え! マイティジャックの登場怪獣 == |
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; {{Anchor|海魔 大ダコ}} |
; {{Anchor|海魔 大ダコ}} |
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:第14話に登場。 |
: 第14話に登場。 |
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:* 全長:270メートル |
:* 全長:270メートル |
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:* 体重:16万8000トン |
:* 体重:16万8000トン |
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:東シナ海に生息。マイティ号にからみつき、3万ボルトの電流にも耐える。コンクルーダーにミサイルで頭を撃ち抜かれ爆死した。 |
: 東シナ海に生息。マイティ号にからみつき、3万ボルトの電流にも耐える。コンクルーダーにミサイルで頭を撃ち抜かれ爆死した。 |
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:* 造形物は東宝映画『[[フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ]]』に登場した[[大ダコ (東宝特撮作品)|大ダコ]]の流用。 |
:* 造形物は東宝映画『[[フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ]]』に登場した[[大ダコ (東宝特撮作品)|大ダコ]]の流用。 |
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: |
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; {{Anchor|魔従者 ミイラ怪人}}{{efn2|『全怪獣怪人 上巻』では、名称を「'''ミイラ怪獣'''」と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
; {{Anchor|魔従者 ミイラ怪人}}{{efn2|『全怪獣怪人 上巻』では、名称を「'''ミイラ怪獣'''」と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
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:第15話に登場。 |
: 第15話に登場。 |
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:* 身長:1,9 - 42メートル |
:* 身長:1,9 - 42メートル |
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:* 体重:120キログラム - 1万2500トン |
:* 体重:120キログラム - 1万2500トン |
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:*スーツアクター:[[上西弘次]]{{R|画報}} |
:* スーツアクター:[[上西弘次]]{{R|画報}} |
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:洋館の地下室で棺の中で眠っていた。エジプトの宝石を狙い殺人を繰り返し宝石を手にいれた後巨大化した。マイティジャックの攻撃で両腕を爆破された後、最後は雄たけびを上げて海に飛び込み、体が崩壊した。 |
: 洋館の地下室で棺の中で眠っていた。エジプトの宝石を狙い殺人を繰り返し宝石を手にいれた後巨大化した。マイティジャックの攻撃で両腕を爆破された後、最後は雄たけびを上げて海に飛び込み、体が崩壊した。 |
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:巨大化時の身長は設定上42メートルだが劇中では全長235メートルのマイティ号より大きくマイティ号を持ち上げるシーンがある。 |
: 巨大化時の身長は設定上42メートルだが劇中では全長235メートルのマイティ号より大きくマイティ号を持ち上げるシーンがある。 |
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:* 巨大化時のミイラの着ぐるみは『[[ウルトラマン]]』に登場した[[ウルトラマンの登場怪獣#吸血植物 ケロニア|ケロニア]]の改造{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。 |
:* 巨大化時のミイラの着ぐるみは『[[ウルトラマン]]』に登場した[[ウルトラマンの登場怪獣#吸血植物 ケロニア|ケロニア]]の改造{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。 |
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; {{Anchor|友好宇宙人 モノロン星人}} |
; {{Anchor|友好宇宙人 モノロン星人}} |
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:第16話に登場。 |
: 第16話に登場。 |
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:* 身長:2メートル |
:* 身長:2メートル |
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:* 体重:70キログラム |
:* 体重:70キログラム |
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:*スーツアクター:上西弘次{{R|画報}} |
:* スーツアクター:上西弘次{{R|画報}} |
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:*声:[[矢田耕司]]{{R|画報}} |
:* 声:[[矢田耕司]]{{R|画報}} |
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:宇宙船が故障し地球に不時着した。劇中では5体登場する。最後は救助隊に連れられて母星へ帰還した。 |
: 宇宙船が故障し地球に不時着した。劇中では5体登場する。最後は救助隊に連れられて母星へ帰還した。 |
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:* 声はテープの早回し加工。着ぐるみは『[[ウルトラセブン]]』に登場した[[ゴース星人]]を赤色にリペイントしたもの{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。 |
:* 声はテープの早回し加工。着ぐるみは『[[ウルトラセブン]]』に登場した[[ゴース星人]]を赤色にリペイントしたもの{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。 |
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; {{Anchor|宇宙猿 パッキー}} |
; {{Anchor|宇宙猿 パッキー}} |
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:第16話に登場。 |
: 第16話に登場。 |
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:* 身長:0,5 - 48メートル |
:* 身長:0,5 - 48メートル |
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:* 体重:8キログラム - 2万4000トン |
:* 体重:8キログラム - 2万4000トン |
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:*スーツアクター:田尻康博{{R|画報}} |
:* スーツアクター:田尻康博{{R|画報}} |
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:モノロン星人のペット。外見は地球の猿に酷似するが、母星と地球との環境の相違でホルモンバランスに異常を来し巨大化。口から火炎を吐く。奥多摩の村を襲撃し、エキゾスカウトの攻撃によって焼死する。 |
: モノロン星人のペット。外見は地球の猿に酷似するが、母星と地球との環境の相違でホルモンバランスに異常を来し巨大化。口から火炎を吐く。奥多摩の村を襲撃し、エキゾスカウトの攻撃によって焼死する。 |
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:* 巨大化時の着ぐるみは『[[快獣ブースカ]]』の後継作品として金城哲夫が考案していた『ウルトラ・セブン』用に造型された猿人の流用{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。巨大化前は本物の猿(2種類)を使用した。 |
:* 巨大化時の着ぐるみは『[[快獣ブースカ]]』の後継作品として金城哲夫が考案していた『ウルトラ・セブン』用に造型された猿人の流用{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。巨大化前は本物の猿(2種類)を使用した。 |
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:* 身長:1,65メートル |
:* 身長:1,65メートル |
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:* 体重:103キログラム |
:* 体重:103キログラム |
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:*声:[[高橋和枝]]{{R|画報}}{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}} |
:* 声:[[高橋和枝]]{{R|画報}}{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}} |
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:江村隊員の従兄弟・藤才治に作られたロボット。Qのメンバーに捕えられ、催眠術を掛けられ天田を狙う。ヒューズを取り付けると正気に戻り、源田に自分を分解するよう懇願、解体された。 |
: 江村隊員の従兄弟・藤才治に作られたロボット。Qのメンバーに捕えられ、催眠術を掛けられ天田を狙う。ヒューズを取り付けると正気に戻り、源田に自分を分解するよう懇願、解体された。 |
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:* デザインは[[鈴木儀雄]]{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=67|loc=Staff Interview 鈴木儀雄}}。 |
:* デザインは[[鈴木儀雄]]{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=67|loc=Staff Interview 鈴木儀雄}}。 |
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; {{Anchor|ネス湖怪獣 ザウルス}} |
; {{Anchor|ネス湖怪獣 ザウルス}} |
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:第18話に登場。 |
: 第18話に登場。 |
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:* 身長:20メートル |
:* 身長:20メートル |
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:* 体重:25トン |
:* 体重:25トン |
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:ネス湖に生息していた恐竜(外観は[[竜脚類]]に似る)の生き残り。少女アリサにザウルスと名付けられた。落雷で墜落した爆撃機に積んであった水爆3個を飲み込んでしまう。湖底のトンネルの向こうに恐竜が生き残っている場所があり、そこへアリサを連れて行き、そこに生えていた草を食べて水爆を吐き出した。 |
: ネス湖に生息していた恐竜(外観は[[竜脚類]]に似る)の生き残り。少女アリサにザウルスと名付けられた。落雷で墜落した爆撃機に積んであった水爆3個を飲み込んでしまう。湖底のトンネルの向こうに恐竜が生き残っている場所があり、そこへアリサを連れて行き、そこに生えていた草を食べて水爆を吐き出した。 |
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:* 造形物は着ぐるみ、小型の人形、大型の頭部が製作された。 |
:* 造形物は着ぐるみ、小型の人形、大型の頭部が製作された。 |
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:* デザインは[[井口昭彦]]<ref>『[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]』 Vol.9(1981年冬季号) p.75</ref>。 |
:* デザインは[[井口昭彦]]<ref>『[[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]』 Vol.9(1981年冬季号) p.75</ref>。 |
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:; 『レッドマン』に登場したザウルス |
:; 『レッドマン』に登場したザウルス |
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::『[[レッドマン]]』第44、45、47、48話に登場。オリジナルが首が長く体色はグレーで常時四足歩行なのに対しこちらは首が短く体色は緑色で常時二足歩行である。 |
:: 『[[レッドマン]]』第44、45、47、48話に登場。オリジナルが首が長く体色はグレーで常時四足歩行なのに対しこちらは首が短く体色は緑色で常時二足歩行である。 |
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; {{Anchor|植物人間 プラント}} |
; {{Anchor|植物人間 プラント}} |
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:第19話に登場。 |
: 第19話に登場。 |
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:*演:堀川真智子(首領 グレース){{R|画報}}、[[筈見純]](プラント3号){{R|画報}} |
:* 演:堀川真智子(首領 グレース){{R|画報}}、[[筈見純]](プラント3号){{R|画報}} |
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:*スーツアクター(プラント):上西弘次{{R|画報}}、JFA{{R|画報}} |
:* スーツアクター(プラント):上西弘次{{R|画報}}、JFA{{R|画報}} |
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; 宇宙忍者{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、マグネチック宇宙人と表記されている。}} ドロン星人{{efn2|書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を'''ドロン星人・F1'''と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
; 宇宙忍者{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、マグネチック宇宙人と表記されている。}} ドロン星人{{efn2|書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を'''ドロン星人・F1'''と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
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:第20話に登場。 |
: 第20話に登場。 |
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:* 全長:1,8メートル{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、182センチと表記されている。}} |
:* 全長:1,8メートル{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、182センチと表記されている。}} |
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:* 体重:50キログラム{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、74キロと表記されている。}} |
:* 体重:50キログラム{{efn2|書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、74キロと表記されている。}} |
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:*人間態:中岡慎太郎{{R|画報}} |
:* 人間態:中岡慎太郎{{R|画報}} |
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:*声(ドロン星閣下):[[鈴木泰明]]{{R|画報}} |
:* 声(ドロン星閣下):[[鈴木泰明]]{{R|画報}} |
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:マグネチック遊星出身<ref>『円谷プロ全怪獣図鑑』より</ref>。磁力線を体内に有する宇宙人。分身能力を持つ。アンチマグネチック銃で倒される。 |
: マグネチック遊星出身<ref>『円谷プロ全怪獣図鑑』より</ref>。磁力線を体内に有する宇宙人。分身能力を持つ。アンチマグネチック銃で倒される。 |
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:* 着ぐるみは『[[ウルトラセブン]]』に登場した[[ウルトラセブンの登場怪獣#暗黒星人 シャプレー星人|シャプレー星人]]の改造。目は鈴木儀雄が買ってきた皿を貼り付けている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=67|loc=Staff Interview 鈴木儀雄}}。 |
:* 着ぐるみは『[[ウルトラセブン]]』に登場した[[ウルトラセブンの登場怪獣#暗黒星人 シャプレー星人|シャプレー星人]]の改造。目は鈴木儀雄が買ってきた皿を貼り付けている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=67|loc=Staff Interview 鈴木儀雄}}。 |
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; {{Anchor|巨大ロボット ビッグQ}}(クイーン) |
; {{Anchor|巨大ロボット ビッグQ}}(クイーン) |
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:第22話に登場。 |
: 第22話に登場。 |
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:* 身長:55メートル |
:* 身長:55メートル |
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:* 体重:7万8000トン |
:* 体重:7万8000トン |
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:*スーツアクター:上西弘次<ref>『ザ・スーツアクター』([[ソニー・マガジンズ]]・1999年)p.45</ref> |
:*スーツアクター:上西弘次<ref>『ザ・スーツアクター』([[ソニー・マガジンズ]]・1999年)p.45</ref> |
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:マイティジャックに夫や恋人を殺されたQの女たちが作ったロボット。マイティジャックに降伏させるため、その合図として[[東京タワー]]に白旗を上げさせるのが目的。劇中では「ロボット」としか呼ばれない。マイティジャックが撒いた油で足止めを食らった際に侵入してきた源田隊員に爆弾を仕掛けられ、彼が脱出した後、天田キャプテンが爆弾のスイッチを押したため、大破した。 |
:マイティジャックに夫や恋人を殺されたQの女たちが作ったロボット。マイティジャックに降伏させるため、その合図として[[東京タワー]]に白旗を上げさせるのが目的。劇中では「ロボット」としか呼ばれない。マイティジャックが撒いた油で足止めを食らった際に侵入してきた源田隊員に爆弾を仕掛けられ、彼が脱出した後、天田キャプテンが爆弾のスイッチを押したため、大破した。 |
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; {{Anchor|神殿怪獣 大ワニ恐竜}}{{efn2|書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を'''大ワニ'''と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
; {{Anchor|神殿怪獣 大ワニ恐竜}}{{efn2|書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を'''大ワニ'''と記載している{{R|全怪獣127}}。}} |
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:第24話に登場。 |
: 第24話に登場。 |
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:* 身長:45メートル |
:* 身長:45メートル |
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:* 体重:2万2000トン |
:* 体重:2万2000トン |
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:ハプニング島の神殿にいた。劇中では「恐竜」としか呼ばれない。普段は像の様に動かないが外部の人間が宝石をもちだそうとすると動きだす。 |
: ハプニング島の神殿にいた。劇中では「恐竜」としか呼ばれない。普段は像の様に動かないが外部の人間が宝石をもちだそうとすると動きだす。 |
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: 撮影には本物の[[ワニ]]を使用した{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。小型のミニチュアと暗闇の中で目が光る頭部のみの造形物も制作された。 |
: 撮影には本物の[[ワニ]]を使用した{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=101}}。小型のミニチュアと暗闇の中で目が光る頭部のみの造形物も制作された。 |
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== 放映リスト == |
== 放映リスト == |
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=== マイティジャック |
=== マイティジャック === |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size: smaller;" |
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! 放映日 !! 放送話数 !! 制作話数 !!サブタイトル !! 登場メカ、Q幹部 !! 脚本 !! 監督 !! 特殊技術 !! ゲスト |
! 放映日 !! 放送話数 !! 制作話数 !!サブタイトル !! 登場メカ、Q幹部 !! 脚本 !! 監督 !! 特殊技術 !! ゲスト |
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| 1968年4月6日 |
| 1968年4月6日 |
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=== 戦え! マイティジャック |
=== 戦え! マイティジャック === |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size: smaller;" |
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size: smaller;" |
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! 放映日 !! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ、組織、怪獣など !! 脚本 !! 監督 !! 特殊技術 !! その他ゲスト |
! 放映日 !! 話数 !! サブタイトル !! 登場メカ、組織、怪獣など !! 脚本 !! 監督 !! 特殊技術 !! その他ゲスト |
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* 眼科受付:[[山本廉]]{{efn2| name="e"}} |
* 眼科受付:[[山本廉]]{{efn2| name="e"}} |
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* アップルの医師:[[古谷敏]] |
* アップルの医師:[[古谷敏]] |
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*特殊コンタクトレンズ |
* 特殊コンタクトレンズ |
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| 金城哲夫 |
| 金城哲夫 |
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| 満田かずほ |
| 満田かずほ |
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== パイロットフィルム == |
== パイロットフィルム == |
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制作順第1話と第2話にあたる第9話「地獄の案内者(ガイド)」と第2話「K52を奪回せよ」には放送版とは異なるパイロット版が存在している{{Sfn|BOX|2013|p=5}}。2本ともLDボックスの特典映像、DVD第1巻と第4巻の特典映像、DVD BOXのSPECIAL DISCとして収録された。 |
制作順第1話と第2話にあたる第9話「地獄の案内者(ガイド)」と第2話「K52を奪回せよ」には放送版とは異なるパイロット版が存在している{{Sfn|BOX|2013|p=5}}。2本ともLDボックスの特典映像、DVD第1巻と第4巻の特典映像、DVD BOXのSPECIAL DISCとして収録された。 |
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; 「K52を奪回せよ」(パイロット版) |
; 「K52を奪回せよ」(パイロット版) |
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: Bパートの一部、NGシーンはMJ号が水中から飛び出し、旋回しながら飛ぶシーンなどが異なる。 |
: Bパートの一部、NGシーンはMJ号が水中から飛び出し、旋回しながら飛ぶシーンなどが異なる。 |
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== 未制作話 == |
== 未制作話 == |
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*東京大空戦 |
* 東京大空戦 |
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**脚本 |
** 脚本:山田正弘 |
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*: 1967年11月に『PROJECT MJ』として企画書と共に作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
*: 1967年11月に『PROJECT MJ』として企画書と共に作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
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*鉄を喰う虫 |
* 鉄を喰う虫 |
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**脚本 |
** 脚本:[[大津皓一]] |
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*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
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*北回帰線上のアリア |
* 北回帰線上のアリア |
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**脚本 |
** 脚本:[[佐々木守]] |
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*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
||
*星降る夜の陰謀 |
* 星降る夜の陰謀 |
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**脚本 |
** 脚本:有高扶桑 |
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*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
*: 1968年1月から3月にかけて作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
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*渦巻く赤血球 |
* 渦巻く赤血球 |
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**脚本 |
** 脚本:小滝光郎 |
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*: モニター上映会の結果を踏まえた台本見直しにより作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
*: モニター上映会の結果を踏まえた台本見直しにより作成された{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=77}}。 |
||
*地の塩にきけ |
* 地の塩にきけ |
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*: 山田正弘による執筆が予定されていたが、諸般の事情により脚本作業自体がキャンセルとなった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=80}}。 |
*: 山田正弘による執筆が予定されていたが、諸般の事情により脚本作業自体がキャンセルとなった{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=80}}。 |
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*長き死者の列 |
* 長き死者の列 |
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**脚本 |
** 脚本:若槻文三 |
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*: 制作第13回を想定していた作品{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=80}}。 |
*: 制作第13回を想定していた作品{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|p=80}}。 |
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== 映像ソフト == |
== 映像ソフト == |
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*過去にビデオソフト、その後に[[レーザーディスク|LD]]ボックスが発売された。 |
* 過去にビデオソフト、その後に[[レーザーディスク|LD]]ボックスが発売された。 |
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*DVD「[[デジタルウルトラシリーズ]] マイティジャック」は、2006年1月27日から同年2月24日にかけて発売。全6巻で2話(2巻のみ3話)収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。 |
* DVD「[[デジタルウルトラシリーズ]] マイティジャック」は、2006年1月27日から同年2月24日にかけて発売。全6巻で2話(2巻のみ3話)収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。 |
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*同じく『デジタルウルトラシリーズ 戦え! マイティジャック』も同年3月24日から4月21日にかけて発売。全6巻で1と4が5話、他は4話収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。 |
* 同じく『デジタルウルトラシリーズ 戦え! マイティジャック』も同年3月24日から4月21日にかけて発売。全6巻で1と4が5話、他は4話収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。 |
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*2013年1月に『マイティジャック』、5月に『戦え! マイティジャック』のDVD-BOXが[[東映ビデオ]]から発売<ref>[http://www.toei-video.co.jp/DVD/kaiki.html 東映ビデオ | 怪奇大作戦 DVD-BOX]。</ref>。 |
* 2013年1月に『マイティジャック』、5月に『戦え! マイティジャック』のDVD-BOXが[[東映ビデオ]]から発売<ref>[http://www.toei-video.co.jp/DVD/kaiki.html 東映ビデオ | 怪奇大作戦 DVD-BOX]。</ref>。 |
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== 漫画 == |
== 漫画 == |
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=== 番組放送当時 === |
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*[[週刊少年サンデー]] 1968年15号 - 43号[[横山まさみち]] |
* [[週刊少年サンデー]] 1968年15号 - 43号 [[横山まさみち]] |
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*[[少年ブック]] 1968年5月号 - 12月号[[森藤よしひろ]] |
* [[少年ブック]] 1968年5月号 - 12月号 [[森藤よしひろ]] |
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*小学一年生 1968年5月号 - 12月号 [[井上智]]、[[成田マキホ]] |
* 小学一年生 1968年5月号 - 12月号 [[井上智]]、[[成田マキホ]] |
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*小学二年生 1968年8月号 - 9月号 [[久松文雄]] |
* 小学二年生 1968年8月号 - 9月号 [[久松文雄]] |
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*小学三年生 1968年5月号 - 11月号 [[園田光慶]] |
* 小学三年生 1968年5月号 - 11月号 [[園田光慶]] |
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*小学四年生 1968年5月号 - 12月号 [[江波譲二]] |
* 小学四年生 1968年5月号 - 12月号 [[江波譲二]] |
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*小学五年生 1968年5月号 - 9月号 [[旭丘光志]] |
* 小学五年生 1968年5月号 - 9月号 [[旭丘光志]] |
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=== 番組終了後 === |
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;『マイティジャック THE SHADOW FORCE』(KADOKAWA COMICS [[特撮エース]]、著:[[熊谷カズヒロ]]、円谷プロダクション、2005年) |
;『マイティジャック THE SHADOW FORCE』(KADOKAWA COMICS [[特撮エース]]、著:[[熊谷カズヒロ]]、円谷プロダクション、2005年) |
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: 初期のシリアスな要素を中心としたコミカライズ作品。よりマイティジャックの秘密組織としての面を強調し、秘密組織Qとの間で繰り広げられる諜報戦に重点がおかれている。 |
: 初期のシリアスな要素を中心としたコミカライズ作品。よりマイティジャックの秘密組織としての面を強調し、秘密組織Qとの間で繰り広げられる諜報戦に重点がおかれている。 |
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== 備考 == |
== 備考 == |
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*三角形を組み合わせたシャープな印象の MJ の[[マーク]]は、光学撮影技師の[[中野稔]]の手によるもので、これは「ツブラヤ」の「ツ」を右肩上がりのイメージを込めて意匠化したもの。本来は円谷特技プロの社章用に中野がデザインしたものである<ref>『素晴らしき円谷英二の世界』(中経出版) 中野稔の談話より</ref> 。 |
* 三角形を組み合わせたシャープな印象の MJ の[[マーク]]は、光学撮影技師の[[中野稔]]の手によるもので、これは「ツブラヤ」の「ツ」を右肩上がりのイメージを込めて意匠化したもの。本来は円谷特技プロの社章用に中野がデザインしたものである<ref>『素晴らしき円谷英二の世界』(中経出版) 中野稔の談話より</ref> 。 |
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* 『マイティジャック』時代はスパイアクションとして『[[ジェームズ・ボンド#映画シリーズ|007シリーズ]]』を意識しており、第1話の当が誘拐されるシーンや第4話のエリジア国ミサイル基地は『[[007は二度死ぬ]]』をトレースしている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=62、65|loc=MJ豆知識}}。 |
* 『マイティジャック』時代はスパイアクションとして『[[ジェームズ・ボンド#映画シリーズ|007シリーズ]]』を意識しており、第1話の当が誘拐されるシーンや第4話のエリジア国ミサイル基地は『[[007は二度死ぬ]]』をトレースしている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=62、65|loc=MJ豆知識}}。 |
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* 特撮面では『[[サンダーバード (テレビ番組)|サンダーバード]]』を意識していたが{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=66、68、70}}、美術の深田達郎や特撮班撮影の稲垣涌三らは後年のインタビューで同作の域には達せなかった旨を述べている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=66、70}}。 |
* 特撮面では『[[サンダーバード (テレビ番組)|サンダーバード]]』を意識していたが{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=66、68、70}}、美術の深田達郎や特撮班撮影の稲垣涌三らは後年のインタビューで同作の域には達せなかった旨を述べている{{Sfn|SFドラマ大図鑑|2013|pp=66、70}}。 |
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* 『ウルトラQ』から助監督として円谷プロ作品に参加していた[[東條昭平]]は、『戦え』第7話で監督としてデビューした{{R|20th88}}。 |
* 『ウルトラQ』から助監督として円谷プロ作品に参加していた[[東條昭平]]は、『戦え』第7話で監督としてデビューした{{R|20th88}}。 |
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== 参考文献 == |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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2020年8月24日 (月) 09:22時点における版
マイティジャック | |
---|---|
ジャンル | 特撮ドラマ |
脚本 | 関沢新一、若槻文三、山田正弘、山浦弘靖、金城哲夫 ほか |
監督 | 満田かずほ、野長瀬三摩地 ほか |
オープニング | フールサンズ合唱団「マイティジャックの歌」 |
製作 | |
プロデューサー | 守田康司、円谷皐、伊藤康祐、新藤善之 |
制作 | 円谷プロダクション、フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | モノラル放送 |
放送国・地域 | 日本 |
マイティジャック | |
出演者 | 二谷英明 久保菜穂子 南廣 春日章良 天本英世 二瓶正也 池田和歌子 井上紀明 田中淑隆 福岡正剛 大屋満 睦五郎 真理アンヌ 柳永二郎 |
放送期間 | 1968年4月6日 - 6月29日 |
放送時間 | 土曜 20:00 - 20:56 |
放送分 | 56分 |
回数 | 13 |
戦え! マイティジャック | |
出演者 | 南廣 二瓶正也 山口暁 渚健二 江村奈美 宇佐美淳也 |
放送期間 | 1968年7月6日 - 12月28日 |
放送時間 | 土曜 19:00 - 19:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 26 |
『マイティジャック』 (Mighty Jack、通称:MJ、番組内ではM.J.と表記) は、1968年(昭和43年)4月6日から同年6月29日にかけて、フジテレビで毎週土曜20:00 - 20:56 (JST) にて放送された円谷特技プロダクション製作の日本のSF特撮テレビ番組と劇中に登場する秘密組織の名称である。
『マイティジャック』全13話の放送終了の後に、番組タイトルを『戦え! マイティジャック』(たたかえ マイティジャック)に変更したものが(放送時間枠も変更)新たに全26話分作られて、同年7月6日から12月28日にかけて毎週土曜19:00 - 19:30 (JST) にて放映された。
万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織Qの野望を打ち砕く、秘密組織「MJ(マイティジャック)」の隊員たちの活躍を描く。
本項では『マイティジャック』と『戦え! マイティジャック』について記述する。
概要
マイティジャック
「防衛」「建設」「救助」を目的として民間企業の出資で設立されたマイティジャックと、秘密組織Qの戦いを、人間たちによるスパイアクションと特撮によるメカニックアクションを盛り込んで描く、国産初の1時間枠の特撮ドラマ。『ウルトラシリーズ』や『快獣ブースカ』が子供向きであったのに対し、本作はターゲットを大人向きにしており、主演に二谷英明を迎え、製作費も当時としては破格である1000万円強[注 1]を投入した意欲作であった。
本作は、東宝映画『海底軍艦』から発展し、同じ円谷英二特技監督で企画されるも、未製作に終わった『空飛ぶ戦艦』(1966年)が元になっている[3][4]。円谷英二は本作に並々ならぬ熱意を傾け、この番組のために超高速度撮影の可能な新鋭の映画用35mmミッチェルキャメラを購入。ドックへの注水やMJ号が海上に飛び立つシーンなどの映像で発揮されている。しかし内容に関しては、主演の二谷と円谷特技プロ、フジテレビサイドとの意見の相違が問題化。特撮番組のイメージがつくことを嫌った[5]二谷は、成田亨デザインの隊員服とヘルメット姿よりも背広姿でのシーンを増やして欲しいと要求、メカ搭乗シーンでも顔出しのままであるなど、こうした制作面での不協和が、画面上でも表面化した[注 2]。メイン監督も、野長瀬三摩地から急遽小林恒夫に交代。『ウルトラQ』以降連続して5つの円谷プロ番組に主力参加していた野長瀬は、このあと12年間同社の仕事をしてない。視聴率も平均8.3%と低迷、全26話の予定が13話で打ち切られることとなった。しかし、セットなどに26回分の予算をすべて投入して作っていたことから、そのまま終了すると円谷プロに損害が発生する事にフジテレビが配慮し、子供向けの『戦え! マイティジャック』として仕切り直すことになった。
第9話「地獄への案内者(ガイド)」の初号試写版「S線を追え」や、第2話「K52を奪回せよ」の編集が異なる未放映分フィルム(Bロールのみ)が現存し、LDソフト化の際に特典映像として公開された。
戦え! マイティジャック
『マイティジャック』の打ち切り後、放送枠を変え、子供向け30分番組として製作され、大幅な設定変更が行われた。また担当プロデューサーが『忍者部隊月光』を手掛けた新藤善之に交代、キャストも大幅に入れ替わり、『月光』のレギュラーだった山口暁、渚健二が新たに起用されている。スタッフでも『月光』はじめフジテレビの特撮作品に多く携わっている監督の土屋啓之助、アクショングループ「J・F・A」を起用するなど、フジテレビ側の意向が強く働いたものとなった[6]。
本来26話予定であった「マイティジャック」は13話で打ち切られた。30分番組枠となった「戦え! マイティジャック」で「残りの13話分を完全に放送したい」と言う観点から、「1時間番組が30分になったのだから、放送回数は13回では無く、2倍の26回にして欲しい」と円谷特技プロがフジテレビと交渉し、放送期間を2クールにしてもらったとスタッフは証言している。第9話から第11話にかけては、提携局の東海テレビの招きで中部地方ロケが行われた。
マイティ号や敵組織Qの存在等の基本設定は変わらないものの、マイティジャックの位置付けを企業の私兵から公的な国際機関「アップル」の下部組織に変更し、レギュラー隊員が11人から5人に変更[7]。2クール目からは毎回怪獣が登場するスタイル「なんでもぞくぞくシリーズ」に再度の路線変更が行われた。
原則として「敵側にはマイティ号に相当する万能戦艦を配置しない」という文芸上のポリシーが存在する。1クール目では「Q」に続いて「キル」や「ブラッド」など、多彩な謀略組織が登場するが、構成員はすべてQと同じユニフォームを着用している。
実際の作品では第1話でアップルに加わった直後のような台詞があったが、その後第21話のエピソードでは天田のアップルでの訓練生時代が描かれたように、整合性が取れていない(あるいは放送中に設定が変わった)部分がある。隊員は各自「ジャッキーカード」というIDカードを所持しており、都内各所の秘密の扉を開けるキーにもなる。「了解!」を示すものとして、「S・M・J!」(“Yes,Sir”と“Mighty Jack”を基にした造語)の合言葉が使われた。また、第6話のオープニングから隊員の役名表示がカタカナ表記に変更されている。
未製作に終わったコメディ作品『ウルトラ・セブン』用のぬいぐるみを用いたバッキーを始め怪獣・宇宙人は改造流用も多い。新造形のザウルスやビッグQの造形は、バッキー同様高山良策の手による。最終話でのQの湖底基地は『ウルトラセブン』未使用カットを一部流用した。
登場メカ
全長、速度などのデータ参照:『円谷プロ特撮大鑑』監修:円谷プロダクション、朝日ソノラマ、1988年10月5日、62頁。ISBN 4-257-03252-9。
マイティ号をはじめ、Q側装備も含めた各種メカは特撮美術の成田亨がデザインを担当[4]。
マイティ号
マイティ号 | |
---|---|
全高 | 41m |
全長 | 235m |
全幅 | 150m |
重量 | 28000t |
動力源 | 太陽光プラズマエンジンと原子力エンジンの多元システム |
最高速度 | マッハ2.8 |
武装 | コバルトミサイル砲 マイティ光線 サークル・レーザー 超音波砲 対空ミサイル アンチミサイル 魚雷 爆雷 火炎砲 他 |
万能戦艦マイティ号(通称:MJ号)は近代科学の粋を凝らして建造された、飛行・潜水も可能な巨大戦艦である。艦内にはピブリダー(単座小型戦闘機)、コンクルーダー(水空両用多目的戦闘爆撃機)、エキゾスカウト(水空両用特別偵察機)、ハイドロジェットV(海底探査艇)、バギー(2人乗り小型ヘリ)、バンカーH(4人乗り中型ヘリ)、シプリー(海上調査用モーターボート)などが搭載されている。メカの大半は分解された状態で積み込まれており、マイティ号艦内で組み立てられた後、発進する。
- 造形
- 艦橋のデザインは重巡洋艦の高雄型がモデル[8]。成田は「大艦巨砲主義は終わった」との考えから戦艦ではなく巡洋艦をモデルとした[4]。
- ミニチュアはシチュエーションに合わせて様々な大きさのものが造られ[9]、郡司模型製作所による最大のものは3間(5.4メートル)におよぶ[10]。ドックのシーンでは円谷英二のアイデアにより、艦首を大きくしたパースモデルを用いて巨大感を演出している[11]。
- マイティ号のセット内には『ウルトラセブン』の円盤のプロップが飾られ[注 3]、わずかにディテールアップされているほか、逆に敵組織Qの潜水艦コクピットのセットは、『ウルトラセブン』第42話でノンマルトの潜水艦内に流用されている。
- 2012年に開催された「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」では、原口智生による3メートルサイズの復元ミニチュアが展示された[9]。
その他のメカ
『戦え! マイティジャック』ではバギーの出番が無くなった代わりに、カラーリング違いのバンカーHが準レギュラー・メカとして登場、本作ではレーザーを搭載した(作中では他のマイティ号艦載機に搭載された描写はされていない)重武装の機体となり、大ダコらと戦った。前作では主力戦闘機であったピブリダーに代わり、本作では主にコンクルーダーが活躍している。ピブリダーも8話「地獄へ行って笑え!」でQの空飛ぶ自動車を撃墜する活躍を見せている。
企画書ではこの他にアストランダー(宇宙ロケット)、ハイオクター(MJ専用車)、地底タンク、原子ダコ、光子風船が記載されている[13]。ハイオクターは成田によるデザイン画も存在する[4]。
- ピブリダー
-
- 全長:7.8メートル
- 翼長:3.1メートル
- 最高速度:マッハ4
- 定員:1名
- 武装:ロケット弾、翼端回転ノコギリ
- 主に女性隊員が搭乗する単座小型戦闘機。
- 名前は「ピーコック・ブリーダ(孔雀の花嫁)」に由来する[14]。
- コンクルーダー
-
- 全長:19.8メートル
- 最高速度:マッハ4.8(空中)、時速55ノット(水中)
- 定員:2名
- 武装:機関砲、ミサイル
- エキゾスカウト
-
- 全長:14.6メートル
- 最高速度:マッハ3.2(空中)、50ノット(水中)
- 定員:2名
- 武装:ミサイル、投下爆弾
- 名称は偵察機を意味するスカウトプレーンに「外」を意味する接頭語のEXOを組み合わせたもので、全体の語感をトビウオの学名であるExocoetusに似せることが意識された[15]。
- ハイドロジェットV
-
- 全長:12.0メートル
- 最高速度:時速63キロメートル
- 定員:2名
- 装備:強力磁力吸盤
- バギー
-
- 全長:6.0メートル
- 最高速度:時速250キロメートル
- 定員:2名
- 装備:無人操縦装置
- 名称は持ち運びできるほどのコンパクトな機体であることから鞄を意味するbagからつけられた[16]。
- バンカーH
-
- 最高速度:時速480キロメートル
- 定員:4名
- 武装:キャッチャーネット弾、レーザー(戦え! マイティジャック時)
- シプリー
-
- 全長:6.0メートル
- 最高速度:時速100キロメートル
- 定員:2名
- 武装:機関砲
- 成田によるホバークラフト風のデザイン画も存在する[4]。
登場人物
マイティジャック
当 八郎 ():二谷英明- マイティジャックの隊長。アマチュア登山家で、地図に関しては世界的権威。普段は銀座の地図屋兼喫茶店「ガリレー」[注 4]マスター[17]。設定年齢38歳[18][17]。
- 名前の由来は「8チャンネル(フジテレビ)で番組が当たるように」とのスタッフの願望から[19]。
桂 めぐみ ():久保菜穂子- マイティジャックの諜報員。創設者・矢吹郷之助の秘書。普段は銀座にあるクラブ「J」のママ[17]。設定年齢28歳[18][17]。
天田 一平 ():南廣- マイティジャックの副長。当と同格であり不在時は隊を指揮する。気象学の権威でもあり、普段はプロゴルファー[17]。設定年齢32歳[18][17]。
英 健 ():春日章良- MJ号のパイロットの一人。世界的外科医で、専門は心臓外科。普段は、オンボロ三等貨客船の船医[17]。メンバー間のトラブルをも取り持つ知性派。通称「先生」「ドクター」。第12話では捕らわれた天田に代わり隊を指揮した。設定年齢40歳[18][17]。
村上 譲 ():天本英世- マイティジャックの科学者。火薬・爆薬の専門家であり、化学の権威として尊敬されている。普段は花火屋の主人。通称「博士」[20]。設定年齢60歳[18][20]。
源田 明 ():二瓶正也- MJ号のパイロットの一人。普段はフリーのテストパイロットやスカイダイバーのインストラクターをしている。通称「ゲン」[17]。設定年齢26歳[18][17]。
一条 マリ ():池田和歌子- 26ヶ国語の会話が可能な語学の天才。普段は「ガリレー」の助手。勝気で、運動神経が高い。通称「マリちゃん」[17]。第7話で高い狙撃術も見せた。設定年齢21歳[18][17]。
寺川 進 ():井上紀明- MJ号のパイロットの一人。普段は大学院の研究室助手(電子工学専攻)。冷静で頭脳派で真面目な性格[17]。設定年齢26歳[18][17]。
玉木 英雄 ():田中淑隆- MJ号のパイロット兼通信士。普段は大学生で、ハム通信のマニア。「早耳の玉」の異名を持つ情報通。第11話にて富井と共にエキゾスカウトに搭乗し、Qの攻撃を受け殉職する[17]。設定年齢19歳[18][17]。
服部 六助 ():福岡正剛- MJ号の機関員兼動力担当。普段は、自動車修理工場の整備工。ギターと料理が趣味。富井とは名コンビ[20]。通称「六さん」。設定年齢29歳[18][20]。
富井 満 ():大屋満- MJ号の動力担当。普段は花屋(フラワーショップ・トミー)の主人。服部と仲が良い。通称「トミー」。第11話にて玉木と共に殉職[17]。設定年齢35歳[18][17]。
川上 登 ():睦五郎- 第11話より登場。主に地上活動専門[注 5]。
弓田 エマ ():真理アンヌ- 第11話より登場。マイティジャックの諜報部員。第12話ではインド舞踊を披露している[注 6]。
- 演じた真理は『ウルトラマン』第32話出演時と同じ自前のウィッグを着用している[21]。
戦え! マイティジャック
天田 一平 ():南廣- 本作におけるMJの隊長。リンゴが大好物で、持ち歩くことも多い[22]。演者の南の本業はプロのジャズドラマーであり、第17話では劇中でドラム演奏を披露している(劇中ではナナちゃんに天田と間違えられて襲撃されるドラマーと二役)。
- 『戦え! 』の企画書では設定年齢34歳とされている[22]。
源田 明 ():二瓶正也- 本作におけるMJの副隊長。機械工学に長けている[22]。お調子者ゆえ天田にとがめられること多数。宇宙人に対しては偏見的な見方をしている。
小川 喜助 ():渚健二- 電子工学の専門家。設定年齢22歳[24]。第14話には、漁師である父親(演:植村謙二郎)と弟が登場するが、トラックの運転手だと職業を偽っていた。
- 最終回でQの団員に撃たれ、任務終了後に殉職する。
江村 奈美 ():江村奈美- 火薬・爆発物の専門家。設定年齢19歳。企画書ではハーフであった[24]。
- 第17話で、発明マニアの従弟・藤才治(演:小瀬朗)が登場。
船木 一郎 ():片岡光雄- 最終回ラストで殉職した小川の後任として加入。
清水 光夫 ():寺尾信義- 船木と共に小川の後任として加入。
ゼネラル藤井 ():宇佐美淳也- アップル日本支部の総責任者。本名:藤井 泰蔵。
戦え! マイティジャックの登場怪獣
- 海魔 大ダコ
- 第14話に登場。
- 全長:270メートル
- 体重:16万8000トン
- 東シナ海に生息。マイティ号にからみつき、3万ボルトの電流にも耐える。コンクルーダーにミサイルで頭を撃ち抜かれ爆死した。
- 造形物は東宝映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』に登場した大ダコの流用。
- 魔従者 ミイラ怪人[注 7]
- 第15話に登場。
- 洋館の地下室で棺の中で眠っていた。エジプトの宝石を狙い殺人を繰り返し宝石を手にいれた後巨大化した。マイティジャックの攻撃で両腕を爆破された後、最後は雄たけびを上げて海に飛び込み、体が崩壊した。
- 巨大化時の身長は設定上42メートルだが劇中では全長235メートルのマイティ号より大きくマイティ号を持ち上げるシーンがある。
- 友好宇宙人 モノロン星人
- 第16話に登場。
- 宇宙船が故障し地球に不時着した。劇中では5体登場する。最後は救助隊に連れられて母星へ帰還した。
- 宇宙猿 パッキー
- 第16話に登場。
- 身長:0,5 - 48メートル
- 体重:8キログラム - 2万4000トン
- スーツアクター:田尻康博[29]
- モノロン星人のペット。外見は地球の猿に酷似するが、母星と地球との環境の相違でホルモンバランスに異常を来し巨大化。口から火炎を吐く。奥多摩の村を襲撃し、エキゾスカウトの攻撃によって焼死する。
- 天才ロボット ナナちゃん
- 第17話に登場。
- 江村隊員の従兄弟・藤才治に作られたロボット。Qのメンバーに捕えられ、催眠術を掛けられ天田を狙う。ヒューズを取り付けると正気に戻り、源田に自分を分解するよう懇願、解体された。
- ネス湖怪獣 ザウルス
- 第18話に登場。
- 身長:20メートル
- 体重:25トン
- ネス湖に生息していた恐竜(外観は竜脚類に似る)の生き残り。少女アリサにザウルスと名付けられた。落雷で墜落した爆撃機に積んであった水爆3個を飲み込んでしまう。湖底のトンネルの向こうに恐竜が生き残っている場所があり、そこへアリサを連れて行き、そこに生えていた草を食べて水爆を吐き出した。
- 『レッドマン』に登場したザウルス
- 『レッドマン』第44、45、47、48話に登場。オリジナルが首が長く体色はグレーで常時四足歩行なのに対しこちらは首が短く体色は緑色で常時二足歩行である。
- 巨大ロボット ビッグQ(クイーン)
- 第22話に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:7万8000トン
- スーツアクター:上西弘次[34]
- マイティジャックに夫や恋人を殺されたQの女たちが作ったロボット。マイティジャックに降伏させるため、その合図として東京タワーに白旗を上げさせるのが目的。劇中では「ロボット」としか呼ばれない。マイティジャックが撒いた油で足止めを食らった際に侵入してきた源田隊員に爆弾を仕掛けられ、彼が脱出した後、天田キャプテンが爆弾のスイッチを押したため、大破した。
- 神殿怪獣 大ワニ恐竜[注 12]
- 第24話に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万2000トン
- ハプニング島の神殿にいた。劇中では「恐竜」としか呼ばれない。普段は像の様に動かないが外部の人間が宝石をもちだそうとすると動きだす。
- 撮影には本物のワニを使用した[30]。小型のミニチュアと暗闇の中で目が光る頭部のみの造形物も制作された。
スタッフ
- 指導・監修:円谷英二[注 13]
- プロデューサー:守田康司、円谷皐、伊藤康祐、新藤善之(フジテレビ)
- 脚本:関沢新一、若槻文三、池田一朗、柴英三郎、山田正弘、金城哲夫、有高扶桑、小滝光郎、藤直弘、山浦弘靖、代々木忍、田辺虎男、横山保郎、藤川桂介、赤井鬼介、市川森一
- 音楽:冨田勲、宮内國郎(『戦え! マイティジャック』のみ参加)
- 撮影:森喜弘、鈴木斌(本編)、佐川和夫、中町武、関口政雄(特撮)
- 美術:深田達郎、鈴木儀雄(本編)、成田亨、井口昭彦(特撮)
- 造形:郡司模型製作所[注 14]、高山良策[注 15]
- 照明:山口偉治、長洞利和(本編)、小林和夫、岸田九一郎、高野勝也(特撮)
- 記録:新沼比沙子、向山知子、佐久間千枝子、関根ヨシ子、椎塚二三
- 助監督:石井竹彦、難波誠一、東條昭平(本編)、高橋五郎、盛静雄、石黒光一(特撮)
- 操演:沼里貞重、中島徹郎、塚本貞重
- 光学撮影:中野稔
- 編集:小倉昭夫
- 制作主任:斉藤記一郎、水野洋介、熊谷健、上村宏
- 制作担当者:塚原正弘
- 録音:アオイスタジオ、キヌタ・ラボラトリー、松本好正
- 効果:協立音響、西本定正、泉典彦、知久長五郎
- 現像:東京現像所
- 協力:エドワーズ、スタンダード、富士ゼロックス
- 擬斗:JFA、上西弘次
- 特技監督:大木淳、佐川和夫、有川貞昌
- 監督:満田かずほ、野長瀬三摩地、柳瀬観、小林恒夫、堀内真直、土屋啓之助、福原博、東條昭平
- 制作:円谷特技プロダクション、フジテレビ
- 提供:サントリー、花王石鹸(現・花王)
- オープニング&劇中及び次回予告ナレーター(『マイティジャック』):中江真司[注 16]
- ナレーター(『戦え! マイティジャック』)[29]:中江真司[注 17](第1話)、阿知波信介(第12話)、小林恭治(第14話)、谷津勲(第16話)、槐柳二[注 18](第17話)、野沢那智(第18話)、篠原大作(第19話)、鈴木泰明(第22話)、村越伊知郎(第23・25・26話)
主題歌・挿入歌
- 主題歌「マイティジャックの歌」
- 作詞:清瀬かずほ、作曲:冨田勲、歌:フールサンズ合唱団
- 第1 - 3話までのオープニング(サブタイトル)ではコーラス無しの演奏(間奏部)のみ。第4・6話ではコーラス入りだが間奏の途中からフェードインして歌詞の2番から流した。第5話はコーラス入りで1番の歌詞。第7話以降はオープニング映像が固定されなくなり、間奏の後1番の歌詞という形になった。
- 挿入歌「進めマイティジャック」
- 作詞:藤川桂介、作曲:冨田勲、歌:上高田少年合唱団、フールサンズ合唱団
- 劇中で第1話の冒頭、MJのメンバーがマイティ号の試験飛行の招集を受け各地から参集するシーンにおいてカラオケが用いられている。
- 同「MJの歌」
- 作詞:東京一、作曲:冨田勲、歌:フールサンズ合唱団
放映リスト
マイティジャック
放映日 | 放送話数 | 制作話数 | サブタイトル | 登場メカ、Q幹部 | 脚本 | 監督 | 特殊技術 | ゲスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1968年4月6日 | 1 | 5 | パリに消えた男 |
|
関沢新一 | 満田かずほ | 大木 淳 | 中山豊 中江真司[注 20][35] |
1968年4月13日 | 2 | 2 | K52を奪回せよ | 有高扶桑 | 野長瀬三摩地 | 斉藤チヤ子 島つかさ 竜崎一郎 | ||
1968年4月20日 | 3 | 3 | 燃えるバラ | 若槻文三 | 堤康久 ロバート・ベイン | |||
1968年4月27日 | 4 | 7 | 祖国よ永遠なれ!! | 柳瀬 観 | 佐川和夫 | 橘正晃、佐渡絹代
| ||
1968年5月4日 | 5 | 9 | メスと口紅 | 池田一朗 | 小林恒夫 | 平沢公太郎 ピーター・ウィリアムズ、サイド・ウンガン ブルーノ・ルルュケ、エンベル・アルテンバイ | ||
1968年5月11日 | 6 | 6 | 熱い氷 |
|
柴英三郎 | 柳瀬 観 | 大木 淳 | 湊俊一 ルイヂ・フィダンサー |
1968年5月18日 | 7 | 4 | 月を見るな! | 山田正弘 | 野長瀬三摩地 | 佐川和夫 | 松本朝夫 神田隆 上田忠好 内山みどり | |
1968年5月25日 | 8 | 8 | 戦慄のオーロラ | 小滝光郎 | 小林恒夫 | 大木 淳 | 斉藤英雄 相原巨典、丸山謙一郎、広元洌 北竜二、小林裕子 藤木悠 | |
1968年6月1日 | 9 | 1 | 地獄への案内者(ガイド) | 若槻文三 | 野長瀬三摩地 小林恒夫 |
桜井浩子 里木佐甫良、野本礼三、幸田宗丸 勝部義夫、大塚秀男、毛利幸子 | ||
1968年6月8日 | 10 | 10 | 爆破指令 | 金城哲夫 | 満田かずほ | 佐川和夫 | 滝恵一[38]、阪脩[注 21] 成合晃 阿部脩 石井富子、野口元夫 エンベル・アルテンバイ[注 20][38] 夏木順平[注 20] | |
1968年6月15日 | 11 | 11 | 燃える黄金 | 藤 直弘 | 堀内真直 | 有川貞昌 | 山本廉[注 22] 渋谷英男[注 23]、鈴木治夫 | |
1968年6月22日 | 12 | 12 | 大都会の恐怖 | 山浦弘靖 代々木忍 |
小林恒夫 | 佐川和夫 | 選千太郎[注 24]、佐々倉英雄 柄沢英二 大野義幸 河原美波 青戸洋 | |
1968年6月29日 | 13 | 13 | 怪飛行船作戦 | 田辺虎男 横山保郎 |
大木 淳 | 野島昭生 松岡きっこ、八代万智子 平田昭彦 |
戦え! マイティジャック
放映日 | 話数 | サブタイトル | 登場メカ、組織、怪獣など | 脚本 | 監督 | 特殊技術 | その他ゲスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1968年7月6日 | 1 | かかった罠はぶっ飛ばせ! | 藤川桂介 | 土屋啓之助 | 有川貞昌 | 大宮悌二 | |
1968年7月13日 | 2 | ミニミニ島を爆破せよ! | 金城哲夫 | 満田かずほ | 佐川和夫 | 川田勝明 福崎和宏 矢崎知紀 | |
1968年7月20日 | 3 | 悪魔の海にとんで行け!! |
|
山浦弘靖 | 浅野進治郎 剣持伴紀 大前亘 内藤綱男 | ||
1968年7月27日 | 4 | とられたものはとりかえせ!! | 小滝光郎 |
土屋啓之助 | 有川貞昌 | 二本柳寛 水島健二 神戸君郎 オスマン・ユセフ[注 20] 橘正晃[注 20] | |
1968年8月3日 | 5 | マリヤの像を追いかけろ!! | 赤井鬼介 | 西田昭市 幸田宗丸 保科三良 ピエール・カラメロ 辻村真人[注 20] | |||
1968年8月10日 | 6 | マイティー号でぶちかませ!! | 小滝光郎 | 石山克己 島田太郎 渡辺高光 | |||
1968年8月17日 | 7 | 来るなら来てみろ!! | 東條昭平 | 佐川和夫 | 神戸君郎 | ||
1968年8月24日 | 8 | 地獄へ行って笑え! |
|
藤川桂介 | 福原博 | 大木淳 | 岩城和男 大矢兼臣 小池泰光 上田耕一 高杉哲平 中島元 山本武 |
1968年8月31日 | 9 | 地底の悪魔をたたき出せ! | 小滝光郎 赤井鬼介 |
土屋啓之助 | 有川貞昌 | 久松保夫 | |
1968年9月7日 | 10 | 消えた王女の謎を解け!! |
|
シリア・ポール 成瀬昌彦 高野浩幸 右田洋子 | |||
1968年9月14日 | 11 | 甘い爆弾にくらいつけ! | 藤川桂介 | 福原博 | 大木淳 | 浅野進治郎 伊藤信明 斉藤英雄 杉田峻也 | |
1968年9月21日 | 12 | マイティ号を取り返せ!! (前編) | 若槻文三 金城哲夫 |
満田かずほ | 佐川和夫 | 森次浩司 | |
1968年9月28日 | 13 | マイティ号を取り返せ!! (後編) | |||||
1968年10月5日 | 14 | 炎の海を乗り越えろ! |
|
市川森一 | 土屋啓之助 | 有川貞昌 | 植村謙二郎 向精七 小高まさる 伊藤潤一 渡真二 |
1968年10月12日 | 15 | 死人の館に突進せよ! |
|
藤川桂介 | 安藤敏夫 細川俊夫 松本朝夫 松平有加 三條美紀 安田隆 | ||
1968年10月19日 | 16 | 来訪者を守りぬけ |
|
金城哲夫 | 東條昭平 | 佐川和夫 | 立川雄三 |
1968年10月26日 | 17 | 逃げたぞ それ行け つかまえろ!! | 若槻文三 | 満田かずほ | 小瀬朗 土屋靖雄 中村テルミ 吉村栄 小林俊郎とリズムダドポール | ||
1968年11月2日 | 18 | 水爆恐竜をやっつけろ!! |
|
山浦弘靖 | 久万里由香 | ||
1968年11月9日 | 19 | くいとめろ人間植物園! | 藤川桂介 | 福原博 | 有川貞昌 | 浮田左武郎 | |
1968年11月16日 | 20 | 宇宙忍者をあばき出せ |
|
小滝光郎 | 奥村公延 梶健司 広瀬正一 山田圭介 瀬良明 豊田紀雄 | ||
1968年11月23日 | 21 | 亡霊の仮面をはぎ取れ | 金城哲夫 | 満田かずほ | 佐川和夫 | 久野征四郎 古谷敏 劇団いろは | |
1968年11月30日 | 22 | 東京タワーに白旗あげろ | 若槻文三 | 東條昭平 | 世志凡太 向精七 安藤敏夫 田村美沙 伊藤昌子 安藤純子 杉まり子 千葉裕子 | ||
1968年12月7日 | 23 | 殺し屋レディをマークしろ! |
|
山浦弘靖 | 土屋啓之助 | 有川貞昌 | 加茂良子 サラム・カーン |
1968年12月14日 | 24 | ハプニング島へ進路とれ!! |
|
市川森一 | 菊池英一 山口譲 伊藤信明 米岡雅子 | ||
1968年12月21日 | 25 | 希望の空へとんで行け! (前編) | 金城哲夫 | 満田かずほ | 佐川和夫 | 土屋靖雄 和田良子 中村上治 三重街恒二[注 20] 阿知波信介(25話のみ) | |
1968年12月28日 | 26 | 希望の空へとんで行け! (後編) |
放送局
この節の加筆が望まれています。 |
- フジテレビ:土曜 20:00 - 20:56 → 土曜 19:00 - 19:30(『戦え! 』)
- 青森テレビ(1972年に30分枠で放送):金曜 18:00 - 18:30[44]
- 秋田放送(1972年に30分枠で放送):火曜 17:30 - 18:00[45]
- 山形テレビ(1971年に30分枠で放送):火曜 18:00 - 18:30[46]
- 仙台放送:土曜 20:00 - 20:56(『マイティジャック』) → 水曜 18:00 - 18:30(1971年に30分枠で放送[注 28]) [47]
- 福島テレビ(1971年に30分枠で放送):月曜 - 金曜 17:15 - 17:45[48]
- 東海テレビ
- 関西テレビ
- テレビ西日本
再放送
1971年にTBS系で『マイティジャック』と『戦え! マイティジャック』を続ける形での放送が行われた[49]。この際、『マイティジャック』は1話を2本に分割し、30分枠で放映されている。これは、円谷プロダクションが、当時TBSとの契約が切れていなかった『ウルトラマン』をフジテレビ系で放送するに当たっての「交換条件」としてTBSに提供されたものであった。
その後、長らく再放送の機会に恵まれなかったが、今井科学製のプラモデルが長らく販売され続け、1978年には主題歌、BGM、ドラマ名場面などを収録したLPレコードが発売されるなど、空白期間に一応の知名度は維持されていた。
2013年11月、CS放送(チャンネルNECO)にあたって30分枠の紹介番組『究極の円谷特撮!「マイティジャック」のすべて』が制作・放送された[50]。満田かずほ、佐川和夫、原口智生、三池敏夫、福井晴敏、田名部生来(AKB48)が出演。
パイロットフィルム
制作順第1話と第2話にあたる第9話「地獄の案内者(ガイド)」と第2話「K52を奪回せよ」には放送版とは異なるパイロット版が存在している[51]。2本ともLDボックスの特典映像、DVD第1巻と第4巻の特典映像、DVD BOXのSPECIAL DISCとして収録された。
- 「K52を奪回せよ」(パイロット版)
- Bパートの一部、NGシーンはMJ号が水中から飛び出し、旋回しながら飛ぶシーンなどが異なる。
- 「S線を追え!」
- 第9話「地獄への案内者(ガイド)」の母体となった作品。久能が途中で本当に死んでしまう、ラストでホエール艦長がQによって処分されてしまうなど、ストーリーの細部は異なり、本編で使われなかった特撮カットもいくつかある。
未制作話
- 東京大空戦
- 脚本:山田正弘
- 1967年11月に『PROJECT MJ』として企画書と共に作成された[52]。
- 鉄を喰う虫
- 脚本:大津皓一
- 1968年1月から3月にかけて作成された[52]。
- 北回帰線上のアリア
- 脚本:佐々木守
- 1968年1月から3月にかけて作成された[52]。
- 星降る夜の陰謀
- 脚本:有高扶桑
- 1968年1月から3月にかけて作成された[52]。
- 渦巻く赤血球
- 脚本:小滝光郎
- モニター上映会の結果を踏まえた台本見直しにより作成された[52]。
- 地の塩にきけ
- 山田正弘による執筆が予定されていたが、諸般の事情により脚本作業自体がキャンセルとなった[53]。
- 長き死者の列
- 脚本:若槻文三
- 制作第13回を想定していた作品[53]。
映像ソフト
- 過去にビデオソフト、その後にLDボックスが発売された。
- DVD「デジタルウルトラシリーズ マイティジャック」は、2006年1月27日から同年2月24日にかけて発売。全6巻で2話(2巻のみ3話)収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。
- 同じく『デジタルウルトラシリーズ 戦え! マイティジャック』も同年3月24日から4月21日にかけて発売。全6巻で1と4が5話、他は4話収録。1 - 3、4 - 最終巻は同時発売となっている。
- 2013年1月に『マイティジャック』、5月に『戦え! マイティジャック』のDVD-BOXが東映ビデオから発売[54]。
漫画
番組放送当時
- 週刊少年サンデー 1968年15号 - 43号 横山まさみち
- 少年ブック 1968年5月号 - 12月号 森藤よしひろ
- 小学一年生 1968年5月号 - 12月号 井上智、成田マキホ
- 小学二年生 1968年8月号 - 9月号 久松文雄
- 小学三年生 1968年5月号 - 11月号 園田光慶
- 小学四年生 1968年5月号 - 12月号 江波譲二
- 小学五年生 1968年5月号 - 9月号 旭丘光志
番組終了後
- 『マイティジャック THE SHADOW FORCE』(KADOKAWA COMICS 特撮エース、著:熊谷カズヒロ、円谷プロダクション、2005年)
- 初期のシリアスな要素を中心としたコミカライズ作品。よりマイティジャックの秘密組織としての面を強調し、秘密組織Qとの間で繰り広げられる諜報戦に重点がおかれている。
備考
- 三角形を組み合わせたシャープな印象の MJ のマークは、光学撮影技師の中野稔の手によるもので、これは「ツブラヤ」の「ツ」を右肩上がりのイメージを込めて意匠化したもの。本来は円谷特技プロの社章用に中野がデザインしたものである[55] 。
- 『マイティジャック』時代はスパイアクションとして『007シリーズ』を意識しており、第1話の当が誘拐されるシーンや第4話のエリジア国ミサイル基地は『007は二度死ぬ』をトレースしている[56]。
- 特撮面では『サンダーバード』を意識していたが[57]、美術の深田達郎や特撮班撮影の稲垣涌三らは後年のインタビューで同作の域には達せなかった旨を述べている[58]。
- 『マイティジャック』第10話の酒場でケンカをする場面に対してスポンサーのサントリーから「サントリーを飲んだ人間は悪酔いはしない」としてクレームがついている[59]。
- 『マイティジャック』第10話の酒場と『戦え!』第26話の小川隊員が命がけで救うヒッピーたちが踊るゴーゴークラブではムスタングによる『ムスタング・ベイビー』が使用されている。
- 『戦え!』第12話・第13話「マイティ号を取り返せ!!(前後編)」に登場した
弾 超七 ()は、『ウルトラセブン』でモロボシ・ダン役であった森次晃嗣が演じており、名前や言動などが『セブン』のパロディとなっている[60]。森次には『セブン』終了後すぐにオファーがあり[60]、森次の出演が決まったことで前後編になった[59]。 - 特撮の撮影が行われていた栄スタジオでは、爆発音などが騒音になっているとして近隣住民から苦情が寄せられ、110番通報されたり制作担当者が殴られる事もあった[61]。その後スタッフと住民側との話し合いにより23時30分頃から翌朝6時まで爆発は禁止と取り決められた[62]。
- 『ウルトラQ』から助監督として円谷プロ作品に参加していた東條昭平は、『戦え』第7話で監督としてデビューした[63]。
参考文献
- 宇宙船 1991年冬号
- ファンタスティック・コレクションNo.23 マイティジャック
- 成田亨『成田亨画集 メカニック編』 朝日ソノラマ/復刊ドットコム 1984年/2018年
- 『円谷プロ特撮大鑑』監修:円谷プロダクション、朝日ソノラマ、1988年10月5日。ISBN 4-257-03252-9。
- 『全怪獣怪人』 上巻、勁文社、1990年3月24日。ISBN 4-7669-0962-3。C0676。
- 用田邦憲(構成・執筆)『マイティジャック DVD BOX』封入解説書(東映ビデオ、2013年1月、DSZS07811)
- 『別冊映画秘宝 円谷プロSFドラマ大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2013年10月2日。ISBN 978-4-8003-0209-0。
- 成田亨『成田亨作品集』羽鳥書店、2014年7月19日。ISBN 978-4-904702-46-8。
脚注
注釈
- ^ 実業之日本社『円谷英二の映像世界・増補版』に引用された英二の日記では1200万円となっており、当時のフジテレビの新番組広報でも1200万円と報じているが[1]、監督の満田かずほが雑誌『宇宙船』に寄稿したドキュメンタリーストーリー(同誌1991年冬号)や『全怪獣怪人 上巻』では1000万円としている[2]。
- ^ この件は成田が円谷プロダクションを離れる一因となった[4]。
- ^ ピット星人の円盤、ブラコ星人の円盤など[12]。
- ^ 「ガリレイ」の表記も見られる。
- ^ ただし、第13話ではMJ号に搭乗。艦載機によるスカイマンモス攻撃も行っている
- ^ 演じる真理の特技でもある[21]。
- ^ 『全怪獣怪人 上巻』では、名称を「ミイラ怪獣」と記載している[28]。
- ^ 書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、マグネチック宇宙人と表記されている。
- ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称をドロン星人・F1と記載している[28]。
- ^ 書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、182センチと表記されている。
- ^ 書籍『円谷プロ全怪獣図鑑』では、74キロと表記されている。
- ^ 書籍『全怪獣怪人 上巻』では、名称を大ワニと記載している[28]。
- ^ 第1作・第5話のオープニングクレジットより「監修」 のみの表記となった
- ^ ノンクレジット。
- ^ ノンクレジット。大型原子力空母レイブン、パッキー、ザウルス、ビッグQ等を製作。
- ^ 第1作の第1話のラジオの声、第4話のニュースキャスターの声も担当している(ノンクレジット)
- ^ 第2話ではラジオの声役で出演(ノンクレジット)
- ^ 同話では、アナウンスの声も担当
- ^ 吉原正浩と誤植
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w ノンクレジット
- ^ 坂 済と誤植[38]。
- ^ 山本康と誤植[39]。
- ^ 澁谷英男と誤植
- ^ 『円谷プロSFドラマ大図鑑』では、巽秀太郎の誤記ではないかと推測している[40]。
- ^ 書籍[要文献特定詳細情報]では「宇宙忍者ドロン星人」
- ^ 劇中では言及されていない
- ^ 映像は『ウルトラセブン』でライブラリー用に撮影されたが使用されなかった海底基地の映像を流用している[42][43]。
- ^ 本放送時は『マイティジャック』のみが放送され『戦え!』は未放送だった。
出典
- ^ 『朝日新聞』1968年4月1日付夕刊8面、フジテレビ広告ページ。
- ^ 全怪獣怪人 上 1990, pp. 124、126.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 6.
- ^ a b c d e f 成田亨 2014, pp. 147–156, 「3 マイティジャック 1968年」
- ^ 『ウルトラマンが泣いている』 円谷英明 2013年 講談社現代新書 ISBN 978-4-06-288215-6 P47
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 88 - 89.
- ^ 円谷プロ特撮大鑑 1988, pp. 75–76.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 6、48、50、103.
- ^ a b BOX 2013, p. 6.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 10.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 62–63, Staff Interview 佐川和夫.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 16.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 18、96 - 97.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 17、93.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 94, MJ豆知識.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 95, MJ豆知識.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 49.
- ^ a b c d e f g h i j k l BOX 2013, pp. 12–14.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 61.
- ^ a b c d e 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 50.
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, p. 47, MJビューティーズ.
- ^ a b c d 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 76.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 53, Pickup Interview 二瓶正也.
- ^ a b c 円谷プロ特撮大鑑 1988, p. 77.
- ^ DVD版Vol.3の解説より。
- ^ 『福島民報』1968年6月22日付朝刊6面。
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, pp. 93–94, Pickup Interview 江村奈美
- ^ a b c 全怪獣怪人 上 1990, p. 127
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『円谷プロ画報 (1)』(竹書房・2013年)p.204 - 205
- ^ a b c d e SFドラマ大図鑑 2013, p. 101.
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, p. 67, Staff Interview 鈴木儀雄.
- ^ 『宇宙船』 Vol.9(1981年冬季号) p.75
- ^ 『円谷プロ全怪獣図鑑』より
- ^ 『ザ・スーツアクター』(ソニー・マガジンズ・1999年)p.45
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 25.
- ^ BOX 2013, p. 1.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 29.
- ^ a b c SFドラマ大図鑑 2013, p. 39.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 41.
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, p. 43.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 45.
- ^ 「STAFF INTERVIEW 満田かずほ」『ウルトラセブンイズム』辰巳出版〈タツミムック〉、2002年11月15日、62頁。ISBN 4-88641-779-5。
- ^ 「ウルトラセブンメイキング集part2」『ウルトラセブン研究読本』洋泉社、2012年11月29日、153頁。ISBN 978-4-8003-0027-0。
- ^ 『河北新報』1972年7月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1972年8月15日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1971年8月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1968年4月6日、1971年10月6日、1972年9月22日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1971年7月5日 - 9月13日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『毎日新聞』1971年4月28日付朝刊、テレビ欄。
- ^ チャンネルNECO | 究極の円谷特撮!「マイティジャック」のすべて
- ^ BOX 2013, p. 5.
- ^ a b c d e SFドラマ大図鑑 2013, p. 77.
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, p. 80.
- ^ 東映ビデオ | 怪奇大作戦 DVD-BOX。
- ^ 『素晴らしき円谷英二の世界』(中経出版) 中野稔の談話より
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 62、65, MJ豆知識.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 66、68、70.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 66、70.
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, pp. 60–61, Staff Interview 満田かずほ
- ^ a b SFドラマ大図鑑 2013, p. 95, Pickup Interview 森次晃嗣
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, pp. 68、147.
- ^ SFドラマ大図鑑 2013, p. 147, Pickup Interview 宍倉徳子.
- ^ 「スーパー戦隊制作の裏舞台 東條昭平」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1988 超獣戦隊ライブマン』講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年4月10日、33頁。ISBN 978-4-06-509615-4。
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