コンテンツにスキップ

大鶴義丹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。126.34.26.52 (会話) による 2017年11月13日 (月) 14:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎テレビドラマ)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

おおつる ぎたん
大鶴 義丹
本名 大靏 義丹
生年月日 (1968-04-24) 1968年4月24日(56歳)
出生地 日本の旗 日本東京都杉並区
身長 180cm
血液型 A型
職業 俳優作家映画監督
活動期間 1980年代後期以降
配偶者 既婚(離婚歴あり)
著名な家族 唐十郎
李麗仙
事務所 ケイダッシュ
主な作品
スプラッシュ
私のなかの8ミリ
湾岸ミッドナイト
逢いたい時にあなたはいない…
安寿子の靴
テンプレートを表示

大鶴 義丹 (おおつる ぎたん、1968年4月24日 - )は、日本俳優小説家映画監督。本名、大靏 義丹(読み同じ)。 ケイダッシュ所属。

父は劇作家であり、芥川賞作家の唐十郎。母は在日朝鮮人俳優の草分け的存在である舞台女優李麗仙。元妻である歌手・女優のマルシアとの間に長女がいる。

来歴・人物

東京都杉並区出身。玉川学園高等部自主退学、和光高等学校卒業。日本大学芸術学部文芸学科中退。趣味は10代よりアマチュアのレースを楽しんできたというオートバイ。

高校時代より、NHKのテレビドラマなどに出演していたが、大学在学時代に映画『首都高速トライアル』により本格デビュー。その後、テレビドラマと舞台を中心に俳優活動を続ける。

大学在籍中の1990年に『スプラッシュ』で第14回すばる文学賞を受賞して、小説家デビュー。1995年、『となりのボブ・マーリィ』にて映画監督デビュー、現在までに六作品の劇場公開映画を監督する。昨今では、情報、バラエティ番組、ドキュメンタリー番組などにも数多く出演。フジテレビ『アウト×デラックス』では最古参のレギュラーアウト軍団を務めている。

バイクに関してはエイ出版のオートバイ雑誌ライダースクラブなどでも15年に渡り連載を持ち、レーシングチームをプロデュースするなどの経験もあり、現在も頻繁にオートバイでサーキット走行をしているなどの報告が当人アメーバブログなどで報告されている。最近ではオフロードバイクでの活動が造形社のオフロード専門誌ダートスポーツなどで報告されている。また同誌において本人所有のエンデューロレーサーや改造トレールバイクなどのレポートを行っている。

芸能界きってのメカ通でもあり、二輪に関しては自身の手で改造やメンテナンスをすることでも有名。20歳の頃に中古のAE86レビンを購入、その後R32スカイラインとFD3SRX-7を乗り継いだ。日本車が好きでVシネマの湾岸ミッドナイトに登場した魔王GT-Rを所有していた、一時期輸入車のロータス・エスプリやシボレー・コルベットにも乗っていたこともあるがすぐに手放したという。

2008年8月には、ペンネーム「タンジール」で発表していた携帯小説『チェンジ・ザ・ゲーム』を本人名で単行本化する。内向的な少年がヒップホップスターになっていくストーリーで、ミュージシャンである清水翔太との出会いに、小説の構想をインスパイアされたという。最新刊は2011年3月刊行の『その役 あて書き』である。

2009年4月、14年ぶりとなる、脚本監督作品『私のなかの8ミリ』が公開された。また、音楽PVの監督や、幾つかのVシネマの脚本なども手がけ、同年9月には、最新・脚本監督作品『ブレーキ』(原作 山田悠介)を発表。

2011年3月に、ジャニーズ所属の俳優風間俊介を主演に迎えた青春映画『前橋ヴィジュアル系』が全国公開された。昨今では監督やプロデュースなど、制作側としての活躍が顕著にみられる。同年には真木蔵人主演にて東本昌平原作の、バイク乗りバイブルとまで称されるカリスマ的漫画『キリン』の、脚本監督し2012年に公開された。2013年11月には脚本監督作品としては6作目となる、震災後の福島県南相馬市を舞台とした、佐々木心音・主演による過激作「裸のいとこ」が発表される。

2014年からは父である唐十郎の主催していた状況劇場の元劇団員でもある、金守珍が1987年に結成した劇団新宿梁山泊に役者として参加し、唐十郎戯曲作品『ジャガーの眼』において初めて舞台主演を務める。本人は2015年5月の「情報ライブ ミヤネ屋」のテレビインタビューの中で、新宿梁山泊には入団したのではなく、唐十郎作品のみの参加であると語っていた。すでに新宿花園神社において、2014年6月に『ジャガーの眼』、2015年6月に『二都物語』、2016年6月に『新二都物語』、の三作品の主演を務めている。2017年には『腰巻おぼろ 妖鯨編』に出演することが、2016年の『新二都物語』のカーテンコールで金守珍から観客に報告されている。

料理好きでも知られており、BLOGでもその様子が伺える。小学生のころから遠足のお弁当は自分で作っていたと語っている。(父親母親双方とも劇団が多忙であったため)

出演

テレビドラマ

映画

舞台

ラジオ

バラエティ

ドキュメンタリー

  • 世界の山岳鉄道 ~列車は天空をめざす~ インド ヒマラヤ トイトレイン3つの旅 (2001年、NHK BS2)
  • テレビ東京開局40周年記念番組 「日本のタクシー大冒険2」(2004年)

監督・脚本

連載

著書

  • 『スプラッシュ』(1991年、集英社) ※後に文庫化
  • 『湾岸馬賊』(1991年、集英社) ※後に文庫化
  • 『ずっとよるだったらいいのにね』(1993、集英社)
  • 『シーサイド・バー』(1994年、集英社)
  • 『東京亜熱帯』(1994年、福武書店)
  • 『ファルス』(1996年、角川書店)
  • 『フェイス』(1996年、新潮社)
  • 『ワイド・ショウ』(1998年、新潮社)
  • 『オキナワガール』(2000年、集英社)
  • 『昭和ギタン アングラ劇団の子と生まれて』(2005年、バジリコ出版)
  • 『チェンジ・ザ・ゲーム』(2008年、宮帯出版社)
  • 『その役、あて書き』(2011年、扶桑社)

関連項目

  • ウルトラマンA - 第29話に登場する超獣「ギタギタンガ」のネーミングの由来になっている[6]

脚注

外部リンク