キリン (漫画)

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キリン
ジャンル バイク漫画
漫画:キリン
作者 東本昌平
出版社 モーターマガジン社
少年画報社
掲載誌 ミスターバイクBG
ヤングキング
ヤングキング別冊キングダム
ヤングキング
巻数 全39巻
漫画:キリン The Happy Ridder Speedway
作者 東本昌平
出版社 少年画報社
掲載誌 ヤングキング
発表号 2010年19号 - 2016年14号
発表期間 2010年9月13日 - 2016年6月27日
巻数 既刊10巻(2016年1月25日時点)
テンプレート - ノート

キリン』は、東本昌平による日本バイク漫画

1987年から2010年にかけて、掲載誌を移しながら発表された。おおまかに4部構成となっており、単行本は全39巻。2010年から『キリン The Happy Ridder Speedway』と改題して、第5部に相当するエピソードが発表されていたがこれも2016年に完結している。

2012年3月に「POINT OF NO RETURN!」編を原作とする実写映画『キリン POINT OF NO-RETURN!』が公開された。

概要[編集]

1987年より1990年まで、オートバイ雑誌ミスターバイクBG』(モーターマガジン社)にて「POINT OF NO RETURN!」編を連載。 『ヤングキング』(少年画報社)に連載を移し、「The Horizontal Grays」編をスタート。1998年より同社『ヤングキング別冊キングダム』に連載を移し「RUN THE HAZARD」編を連載。2004年11月、『キングダム』の休刊に伴い、2005年より再度『ヤングキング』に舞台を移して連載を継続。「WONDER NET WANDER」編の終了に伴い[1]、単行本第39巻をもって『キリン』としての刊行は完結[2]。続く「The Happy Ridder Speedway」編では[3]、『キリン The Happy Ridder Speedway』として新たに第1巻から単行本が刊行されている[4]

バイクに乗ること、スピードの彼方への焦がれに魂を燃やし続けるバイク乗りたちの群像劇は、バイクを愛する読者に強い影響を与え、「バイク乗りのバイブル」と呼ばれるに至った[要出典]。東本昌平の代表作で、本作の特徴として、緻密なオートバイや車の作画、背景など。後の作品にも見られる詩的に描かれているコマ・セリフ回しなどが挙げられる。特に「POINT OF NO RETURN!」編が全体を通してその傾向が強い。ジャンルはいわゆる「メカ物」ではなく、「バイク乗りの本質」をメインとしたものであり、これは全編に共通して言える事である(その為、登場する車種で特にこれといった一貫性はない)。ちなみに、本作で出てくる「バトル」という言葉は、端的に言うとバイク同士またはバイク対クルマでの公道上での競争つまりは「追いかけっこ」を意味している。

本作のタイトルでもあり、シリーズを通じて主人公の名前としても使われる「キリン」とは、バイクを草食動物、車を肉食動物であると喩え、「キリンは子供をライオンに奪われても、奪還しようともせずただ遠くから見守るだけ」という観点から、「肉食動物にも立ち向かっていける草食動物でありたい」と願う、バイク乗りとしての存在意義に対する考えである[要出典](「RUN THE HAZARD」編では速く走る存在という意味から霊獣麒麟とのダブルミーニングにもなっている[要出典])。つまり「キリン」とはバイク乗りを意味している。そういった意味がキリンという名に込められている為か、車との競争や車とバイクを比較するシーンが多い。

本作品で「キリン」というあだ名をつけられているのは、「POINT OF NO RETURN!」編の主人公と「RUN THE HAZARD」編の主人公、および「WONDER NET WANDER」の主人公・琴吹凛。あだ名は同一であるが、それぞれまったくの別の人物。「The Horizontal Grays」編にはストーリーに直接関与する形では「キリン」は登場しない(ただし、前シリーズの主人公と思われる男性が何度か登場している。)。

あらすじ[編集]

各シリーズを便宜上、第1部 - 第4部として記述する。

「POINT OF NO RETURN!」編(1 - 4巻)
GSX1100S「カタナ」を駆り、自ら「デカ尻女」と名付けたポルシェ911カレラ。作中では、ポルシェ930型カレラと公道上の禁断非合法バトルに挑む「キリン」と呼ばれる中年ライダーの物語。緻密に描かれたオートバイや車。背景や独特の効果音。独白の様なセリフ回しや200km/h以上の速度で競い走った者だけが判る細部描写など、まさに大人向けオートバイ漫画という新しいジャンルを開いた画期的かつ孤高の作品。主人公の「キリン」と呼ばれるバイク乗りの男性と、ドイツ(当時は西ドイツ)製高性能スポーツカーメーカー「ポルシェ」の911シリーズを、リアエンジン独特の車体形状から「デカ尻女」と呼ぶ911カレラと公道でバトルを繰り広げるのがストーリーの中核。作中に911シリーズ(4輪)との因縁のエピソードや「キリン」の若き日の出来事も挿入され、よりストーリーの背景を濃厚なものとしている。
都内から東名高速へと常軌を逸したハイスピードバトルを繰り広げる2台に刺激され、バトルに途中参加する者たちの中には、第2部の中心登場人物のモヒとチョースケの姿もある。第1部でのチョースケは「キリン」の過ぎ去った青春時代の若者像として描写され、男の精神的な成長をより対比させている。

 副題の「POINT 0F NO-RETURN!」とは、主人公キリンの38歳という年齢を自分の人生の折り返し地点と考え、自身のこだわりに決着をつける最後のタイミング「戻れない最後の決断の時」として命名されていると思う。

「キリン the REBOOT」
2007年よりモーターマガジン社刊行の月刊ムック誌『RIDE』誌上にて、「POINT OF NO RETURN!」編をフルカラー彩色し『キリン the REBOOT』のタイトルで再掲載。色付けのみで、本編作画自体への加筆や修正などは特に見られない。2012年3月公開の映画『POINT OF NO-RETURN!』に合わせ、少年画報社より『キリン フルカラー完全版』と改題し、1巻~4巻までの単行本が全3巻にまとめられ完全版として刊行された。[5]
「The Horizontal Grays」編(5 - 18巻)
峠の走り屋チーム「むてきんぐ」のリーダー格不破マサキと、コーヒーショップ「ランブル」のマスターでもあるモヒと、彼の所属するバイクチーム「バーン・ストーム・トゥルップス」(BST)のメンバーを中心とした様々なバイク乗りたちの風景や交流を描く。BSTのチームが2班に分かれていたり、メンバーによる超ロングツーリング場面など「バイク乗り達」の出色エピソードも多い。この第2部では、衝撃的なチョースケの事故死エピソードも描かれる。
この「The Horizontal Grays」編は、「キリン」が明確に登場する場面は無いがシリーズの途中と最後に「POINT OF NO RETURN!」編の主人公と思しき人物が再登場、R32型GT-Rとのバトル中にBMWが乱入、そのライディングスタイルから、泰三が「キリンか!」と発している。
「The Horizontal Grays スペシャルエディション」(5巻冒頭)
第2部本編のパイロット版であり、登場人物名は一部重複しているが、本編とは別の世界観・時間軸のエピソードとなる(ただし「キリンは泣かない」のフレーズは登場する)。
主人公マサキが、公道ドラッグレースで命を落とした兄貴分のコージの敵討ちの為、彼の形見であるフルチューンのモンスター「カタナ」に乗り、宿敵の「ピンク・コルベット」4WD改に雨中の湾岸線バトルを挑む短編。作者の時間的な理由なのか、やや作画が雑に感じる短編。
「RUN THE HAZARD」編(19巻 - 35巻)
キリンのカタナを受け継いだ若き「キリン」の登場。無軌道に膨張してゆく無頼のバイクチーム「ガルーダ」との確執を描く長編。その争いはとどまることなく、モヒやバイクチーム「グリフォン」等さまざまなものを飲み込み、破滅へと向かう。
ストーリーは時系列順に語られていない為、それぞれの舞台となる場所から便宜上「北海道編」「東京編」として記述する。冒頭の導入部分はガルーダ壊滅後の北海道が舞台(19-21巻)、ガルーダの全盛期からその崩壊を描く東京編(21-35巻)、最後にまた北海道でのエンディング(35巻)という構成になる。また途中で東京編よりさらに過去のエピソード「ゴンボイ」が挿入されている(25巻)。ちなみに第2部の初期には、東京編と北海道編のブランクは5年と明記されるが、シリーズ最終巻である第35巻の展開上は、東京編の最後にガルーダ残党が北海道へ旅立っている。
なお、北海道編においてキリンが乗っているバイクはカタナではなく、GSX-R1100である。この作品において重要な意味を持つ「カタナ」から乗り換えた理由は明らかにされていないが、第35巻でタンクローリーが爆発炎上した際、倒れたカタナを事故現場に放置して立ち去っており、現在所有していない可能性はある。
「ゴンボイ-Go on boy-」(25巻冒頭)
本編(東京編)から遡ること数年前(明確な記述は無い)、キリンと呼ばれる以前の主人公と、モヒカンのマスターの出会いを描く短編。
主人公はまだ少年の面影を残した十代の若者であり、ターミネーターズ仕様のXR600に乗り、オン・オフ問わず単独で走っている。このエピソードでマスターが乗っているのは「カタナ」(第2部で「フジツボまぶし」と呼ばれて保管されていた初代キリンの乗機をレストアしたと思われる)。偶然知り合った二人の交流から、最後にキリンの「カタナ」を譲り受ける結末となっている。
「WONDER NET WANDER」編(36巻 - 39巻)
海岸沿いの町で琴吹の姓を持つ「キリン」とその父、祖父、親子3代と750SS(H2)「マッハ」を中心に描かれる物語。祖父から与えられたマッハに乗り、様々な人と関わり合いながら自らの将来を見つめていく。
この「WONDER NET WANDER」編は以前のシリーズと違い、主人公である「キリン」は「カタナ」に乗っていない。
「The Happy Ridder Speedway」編(1巻 - 継続中)

登場人物[編集]

「POINT OF NO RETURN!」編[編集]

キリン
都内の中小広告代理店に勤める38歳(初登場時)の男性。本名は不明(作中で一度も姓を呼ばれる場面が無い)。同年代の男よりも多い収入を得、引き締まった体もあって女性に不自由していない。自宅マンションの寝室にはポルシェのポスターが掛けられていて、一夜を共にしたOLから「車(ポルシェ)好き」と誤解される。
若い頃(26歳)に、カワサキ750RS(Z2)で北海道ツーリング行き、サロベツの未舗装路上でポルシェ911(時期的には901型?)に追い越され、巻き上げた砂煙で視界がなくなり転倒する。「それ以来、ポルシェ911とバトルすることに執着するようになったのでは?」と、ツーリングに同行した年下の友人(現在はバイク屋「LASTLAPの店長」)が語るが、キリン自身の回想シーンで、夜の中央道上で連続する高速コーナー(相模湖付近か?)で、ポルシェに追いつけず負ける。

 7年前には、関越道にて発売直後の逆輸入車GSX1100E(通称:大べコ)を駆り、200Km/h以上で走行中に、追い越し車線に出て来たメルセデスベンツ500SELに追突(ベンツは180km/hで走っていてキリンのバイクに追突された)。高速の中央分離帯に投げ出され生死の境を彷徨う重大な事故を起こし、妻と離婚(事故は「デカ尻女」ことポルシェとのバトル中だったんじゃないかとチョースケが語る)。それから数年経ち、事故での長期入院による失業後、役員待遇で雇ってもらった広告代理店の仕事をこなし、平穏な毎日に何処か不満を感じながら暮らしていた(この頃カタナを逆輸入で購入?)。バイアスタイヤ指定の純正ホイールに、あえてチューブレス・タイヤを履くのがこだわり。  ある夜、東名高速上でポルシェとバトルになり最後には先行するが、実際はポルシェが料金所手前でスピードダウンしたからで、キリンは料金所を見落とし料金所の車列に追突する事態をフルブレーキングで回避するがバトルには負けたと感じる。  仕事上で知り合ったマルタケ不動産社員の橋本が乗って来た「デカ尻女」ことポルシェ911に出会い、自分の中に眠っていた闘争心とこだわりに気付く。そしてキリンはこだわりの清算をする為に、所有していたゴールドのR100RSを手放し、前に乗っていた「カタナ」を買い戻す。この時は、集合マフラー(ヨシムラ?製)、フロント&リアウンカー埋め込み、フレームの補強といったライトチューンが施されていた。白もしくはシルバーの皮ツナギ(メーカー不明・KUSHITANI製?)、ニー・スライダー無し。Araiの白のフルフェイスヘルメットがスタイル。  キリンは友人でもあるLASTLAP店長に「これで最後だ」と約束しフルノーマルに戻したカタナで、橋本のポルシェに挑む。東京 - 浜松間での非合法公道レース。その公道バトルに、モヒとチョウスケがそれぞれの思惑から乱入してくる。東名高速に入って早々にクラッチワイヤーが切れるアクシデントに見舞われ、目の前で殺人行為に近い出来事も起こるが走り続ける。由比に差し掛かったところで、突然ギヤ抜けを起こしトラクションの無くなったカタナが操作不能となり、側壁を飛び越えてバイクごと海に落ちるも、肋骨のヒビと足首の骨折のみで生還。

「The Horizontal Grays」編でも、同一人物と思われる者がたびたび登場し、BMWK100K1200RSに乗っていた。
モヒ / マスター / 長尾泰三
「バーンストーム・トゥルップス」のオリジナルメンバー。KADOYA製のシンヤレプリカ「バトルスーツ」とBST看板付きGベスト。モヒカンの髪型に、オリジナル塗装のヘルメット(メーカー表記無いが、Arai製かBELL製)が特徴。下はジーンズ素材のバトルスーツⅡ型(現在廃版)。シリーズ中3部にわたって登場する唯一の人物。愛車はCB1100R(1部、3部ランブル焼失後)、GPZ900R(2部前半)、ZZR1100(2部後半)

 1部では、早朝の都内でバトルするキリンのカタナと橋本のポルシェに気づき「おもしろそうじゃねえの」という気分でこの公道バトルに参加する。自慢の愛車1100R改で2台を追いかけ、一時は先頭に立つが、最終的にマシンのエンジンブロー(過回転によるバルブ欠損)で脱落、直後に先行するキリンのカタナが事故るのを目撃する。

バイク乗りが集まる喫茶店「ランブル」のマスター。看板のバイクチーム「バーンストーム・トゥルップス」(BST)は、プロペラ機で農家の納屋を通り抜ける曲芸飛行隊をモチーフにしている。だから、看板の飛行機の絵も背面飛行。ドラッグレースで知り合ったナナハン乗りの男(CB750F)と、若き日のモヒ(RZ250改350ccエンジン)が意気投合し2人で結成したチーム。だが、そのナナハン乗りが桜の咲く結成翌日に事故死してしまったため、モヒがチームを引き継いだ(「バーンストーム・トゥルップス」の実質的なリーダーは、モヒかと思われるが、作中では明記されてはいない)。ちなみにマスターのモヒカン頭もそのナナハン乗りから受け継いだもの(別巻参照)。マサキにGPZ900Rを譲り、自身は、当時世界最速と言われたカワサキZZ-R1100に乗る。マサキに譲ったニンジャのエンジンを整備がてら(改造?)する描写もある。喫茶店の看板が3文字なのは、BSTメンバーのおじさんがサイズを間違って発注してしまった為。
チャック・チャック・イェーガー」と唱えれば不安は解消すると冗談めかして喫茶店の近所に住む中学生に人生指南したり、火事の際は近所にふれて回るなど、外見はいかついバイク乗りだが普通の市民としての生活をおくっている。作中、実家に帰省した際には着流しを着るなど、バトルスーツからのイメージとは違う姿もある。
チョースケ / 渡辺長介
GPZ900Rニンジャ乗り。SHOEI製フルフエィスの黒に3本のイエローライン。1巻~4巻までのPONR編では、赤いウインドブレイカーにジーンズといった軽装。
男として円熟の域にあるキリンとの対比キャラクターとして、作品初期の段階ではキリンに対し何かとつっかかる青年であり、若いバイク乗りを体現したキャラクター。キリンと共に箱根ターンパイクに行き、本物のポルシェ乗りに遭遇。バトルを仕掛けるが、高速コーナーを4輪ドリフトで走り抜けるポルシェにつられ転倒し、愛車のニンジャを全損。数話のエピソード後、キリンと同じカタナで速さを証明したい思いからⅡ型(赤)に乗るバイクチームのヤゴさんを夜通し口説き、GSX-Rと交換ならばOKとなり、カタナを自分のバイクにした直後、キリンと橋本のポルシェのバトルを目撃。慌てて追走するが、信じられない程プアなブレーキ性能や160km/hでチャタリングの出る、旧式バイクの性能に衝撃を受ける。そして、同じバイクを自分よりも乗りこなしているキリンのライディングテクニックと度胸を認めざることになる。

 後に、若いマサキに対して自らの体験を語る・キリンの思いを語り継ぐキャラクターとなる。「バーンストーム・トゥルップス」のメンバー。キリンに憧れながら、自身のバイク乗りとしてのポリシーを作り上げてゆく。サイコとユーノスロードスターでスキー旅行へ行く描写もあるが、作中では、仕事をしている描写が一切ない。

2部「The Horizontal Grays」ではBSTのメンバーになり、首都高でスカイラインGT-Rのみで結成されたチーム「モルフェス」とバトル中、カーブで転倒。ニンジャを全損燃失。自身も大怪我で入院するが、完治しないまま退院し、モヒも乗るZZR1100でGT-R改に乗るR-32GT-Rのチーム「モルフェス」のリーダーに再戦を挑むが、300km/h前後のスピードで湾岸線をバトル中に大型トラックと接触し事故死(14巻)する。
橋本
不動産会社に勤める男性。キリンより二つ年下の36歳。
キリンと仕事の取引で知り合った事がきっかけで、キリンにバイクとの競争を持ちかけられ浜松までのバトルを繰り広げることになる。筋金入りのポルシェパラノイアで、1973年式カレラRSと、SタイプエンジンをTタイプボディに載せた1984式911カレラを所有し、以前はポルシェ930ターボも所有したが、ターボは気に入らなかったらしい。73年式カレラはポルシェ愛好家からは神格化された特別モデル。
仕事上では腰の低い紳士的な人物だが、車に乗ると一変。心中はバイクに対し軽蔑の感情を抱いている。キリンとのバトルでは、都内を早朝とはいえ160km/hで走り、追うキリンに「最高のバトルの相手」と認めさせる。別エピソードでポルシェが後方のバイクのライトにイラつき、高速道路上で路肩から追い越しをかけて直後を走っていたオートバイが転倒、ライダーが後続のトラックに轢かれる事故場面が挿入される。チョースケのニンジャを箱根ターンパイクで屠ったポルシェのドライバーが橋本かは不明。
中村
クリスマス前夜、キリンとバーで出会い、関係を持った24歳のOL。彼女との出会いが、キリンがバトルに復帰するきっかけとなる。バイクについて全くの無知だったが、キリンが見ている世界を自分も理解したいとして、作中で中型免許を取得。唯一、教習所の場面で「中村さん」とアナウンスされるが、それがこの女性の苗字なのかは不明確。事務職の描写もある。4巻の最後には、中型免許を修得して、ホンダVFR400Rで骨折したキリンを乗せて登場する。

「The Horizontal Grays」編[編集]

マサキ / 不破雅樹
「The Horizontal Grays」編の主人公的な存在。喫茶店「ランブル」に出入りする若者。レーシングチーム「むてきんぐ」に所属し、地元の峠では最速を誇るナンバー「01」。峠の走り屋時代の愛車はRGV250γ。大型免許取得後にマスターからCB750Fを譲ってもらうが、マスター、チョースケと共に夜間に都内を走っていて事故で全損させる。その後、ZZR1100に乗り換えたマスターの以前の愛車GPZ900Rニンジャを譲りうけることになる。1990年代当時、高校を自主中退し、アパートで一人暮らし中。かなりの高給だったバイク便をしていたが、一人暮らしの生活とバイク便でも酷使使うニンジャの維持費を捻出するのに苦労していた。
バーンストームのメンバーではないが、第13巻で峠を走っているときにバーンストームのナイロンジャケット(実際に限定販売された)を、着ている姿がみられた。
スペシャルエディションでは、兄貴分の浩司の妹と付き合っており、ドラッグレースで死んだ浩司の仇を討つため、形見の水没したモンスターカタナを直して乗り、シボレー・コルベット4WD改と雨中の高速バトルをする。
サイコ / 彩子
マサキの同級生。マサキのバイクにタンデムしたときの爽快感、開放感から普通自動二輪の免許取得を決意する。実際はマサキに気があったためと思われる描写もあり。
序盤の愛車はJOG Z、中盤からはZEPHYR400。チョースケと付き合う。
リュウジ / 竜二
「むてきんぐ02」。愛車はNSR250R
マサキと北海道ツーリングに行った際、ずっとバイクに乗り続けると約束するも、結局車に乗り換えてしまった。第7巻表紙は彼。なぜか最初は名前が「竜一」だった。
ケンジ / 本郷研二
「むてきんぐ03」。のり子と見に行った鈴鹿8耐でレース熱が高まり、ミニバイクレース、250ccレースへ参戦する。
その後5年落ちの250ccレーサーを購入し、レースの世界へ踏み入っていく。
愛車としてゼッケン03の装飾が施されたスズキの50㏄スクーターが描かれていたが、場面によってHI-UP系とSEPIA系が混在し、作画が統一されていない。
のり子 / 土屋紀子
サイコがアルバイトをしていたハンバーガーショップでの同僚。ケンジと付き合う。
コージ / 浩司
GSX1100Sカタナにこだわる男。マスター、チョースケとのバトルで自爆。この事故がきっかけで、後につるむようになる。仕事はタクシードラバーと後に判明。2人から「思い込みだけならキリン並み」と言われる。事故で壊れたカタナを自力で修理しさらに改造を増し、コンプリートモデルとして雑誌に紹介されるほどまでになった。BSTのメンバーではないが、死んだチョースケの弔いにメンバーが首都高へ集まった時にも顔を出している。
スペシャルエディションでは、埠頭のドラッグレースでスティングレイとバトルし、海に落ちて死んだ。(本編とは関係ない)
ギントメ / 銀留
チョースケ死後にランブルに出入りするようになったZZR1100乗り。当て字で書く「超苦売」がモットー。ドラッグレースでGSX-Rに勝つため70万かけてエンジンを改造したが、エンジンブローでパーになってしまった。ランブルのバイトをしていた娘に好意があったが、娘はマサキと結ばれる。なお、第28巻のカバーイラストでは、グリフォンのジャケットを着ている絵が描かれているが、本編ではグリフォン加入の情報は確認されていない。
以後刊行された雑誌RIDE56の「Black Sand Beach」編では、GSX1300Rを駆り走り続けているギントメの現況が描かれている。
ウィンディ
本名不明。本人が名乗っているわけでなく、目撃したバイク乗りの間での通称。
ピンクのホイールを装着したGSX750Sカタナ(リトラクタブルライト採用の750カタナのニューモデル)に乗る女性ライダー。峠道や混んでる道路のすり抜けなどで神業のようなライディングを見せた。重量の重いナナハンのカタナで、リアをスライドさせながらコーナーを曲がるライディングを見せ、それを見た当時RGV250γ乗りだったマサキは大型二輪への限定解除を決意した。
太郎丸
マサキに地蔵峠で勝負を挑んだTZR250Rと、その通称。シリーズ冒頭でマサキに負けたゼファー乗りの友人。ヘルメット頭頂部の装飾物は、当時のローリング族の一部に浸透していた奇異なファッションに基づいている。
レックス / チャリンコ部隊のトオル
地蔵峠で新たに頭角を現したチーム・レックス(T.REX)所属の少年。愛車はGSX-R400RSP仕様。作中「中学の時からきていた」「チャリンコ部隊の―」との描写(SCENE.24 単行本第8巻収録)は、スポーツ走行の観覧、もしくはスポーツ走行の模倣をする目的で自転車を用いて峠に通った当時の運転免許の未取得層、いわゆる「チャリダー(引用元:平和出版「バリバリマシン」※休刊)」の活動に由来し、当該エピソードで描かれた新規参入の若年層と古参の社会人層との間で生じる畏敬と不遜の入り混じった世代交代も、1990年代におけるローリング族の実情に基づいた構成となっている(雑誌掲載時期:平成5年/1993年)。マサキに地蔵峠で勝負を挑む。

「RUN THE HAZARD」編[編集]

キリン
2人目の若き「キリン」。「最初のキリン」が残した、青いカタナに乗る(手に入れる前までは銀の外装だったもの)。北海道編での搭乗機は油冷のGSX-R1100。
マスターと出会った頃はXR600ターミネーターズ仕様に乗っていた。オフロードをものともせず、カタナで突っ走るモヒに影響され、後に「キリンのカタナ」を託される。バイクの技術だけでなく格闘技にも精通しており、喧嘩の強さも最強クラスに描かれているが、モータースポーツ以外の争いは嫌う。
タンクローリー炎上時、涙を見せたことから、初代キリンの「キリンは泣かない」を覆したとも受け取れる。最後は船で海外?の港から走り去る描写あり。
カシラ
傍若無人の限りを尽くすバイクチーム「ガルーダ」を率いる男。愛車はZZR1100D型の黒。自分の親?所有のビルで、メンバーにバーをやらせたり、地階にメンバー専用のバイク屋をやらせたり、上階には道場があったりする。たぶん不動産でのお金持ち。
北海道遠征の際にはアップハンドルのハーレーに搭乗。
マスター
ガルーダの本拠地となっていたバー「ヴェルベットピーチセブン」のマスター。かなりの巨漢。現役メンバーではカシラに次ぐ最古参で、加藤と並ぶナンバー2的なポジション。若い頃に事故で片足を失い義足を付けている。愛車は1977年式ハーレー。
盟友加藤のケアをする為にチーム脱退を宣言した直後、チーム幹部に不満を持っていたメンバー(蒲生慎亮を殺した人間と同一人物)に路地裏で襲われる。ナイフで滅多切りにされるが応戦、返り討ちを果たすものの、本人も搬送先の病院で死亡する。
加藤(かとう)
ガルーダのナンバー2。現役メンバーではカシラ・マスターに次ぐ古参であり、加入前は初期のガルーダと敵対していたチームのリーダーだったが、カシラにあしらわれ、格の違いを自覚し自分のバイクチームを解散。ガルーダに入る。愛車はGPZ900R
キリンとの格闘戦で完膚なきまでに敗北したショックで麻薬に溺れ、中毒症状を起こす(麻薬はパブがバラ撒いたもの)。その後、敵対組織であった「グリフォン」幹部の協力により、更生施設へ送られ回復した模様。
北海道遠征メンバーの一人。その際はチョッパーハンドルのハーレーに搭乗。
竿師(さおし) / 寺崎(てらさき)
ガルーダのメンバーで、新参ながら中心メンバーの一角を担う。愛車はZ1000MKII
ガルーダの全盛期に自ら売り込みに大阪から上京、喧嘩の強さをカシラに認められメンバー入りを果たした。関西弁を話し、愛嬌のある憎めない男。腕っ節も相当に強く、やや不利ながらもカトーと引き分けた。武闘派ではあるが、集団抗争などにはあまり興味を示さず、純粋にオートバイでのバトルを求める一面を持つ。痩身ながら精力絶倫のタフガイで、後に特技を生かしてAV男優となる(「竿師」の渾名はそれに由来する)。両肩から胸にかけて刺青を入れており、胸の図柄はギャオスガメラ。キリンを自分のライバルと目し、幾度と無く勝負を挑む。その走り屋としての闘争心は、ガルーダの無法ぶりに辟易するキリンにも伝わり、一定の共感を得る。
北海道遠征メンバーの一人。その際の愛車はNinja ZX-9R。高速走行中に鹿と衝突し、心肺停止状態に陥るも、意識は回復し快方に向かう。
ガモウ / 蒲生慎亮(がもうしんすけ)
ガルーダのメンバーで中心人物の一人。チームでは異例とも言える穏健派だが喧嘩も強く、何かと反抗的なメンバー(大竹)をボコボコにする描写がある。記者会見でのスポークスマンを担当した事から「広報部長」の肩書きを与えられる。愛車はGPZ900R
数年前、当時世界最速と言われたカワサキZZR-1100に乗っていたが、高速上で偶然出会ったチョースケ&ニンジャとのバトルになるが、チョースケの攻撃的な走りに強い衝撃を受ける。最終的に、チョースケのニンジャがエンジンブローし、この200km/hオーバーのロングランバトルは終わるが。その風貌や考えに強い影響を受ける(実弟に、その出来事を語る描写有)。「同じ目的、同じ匂いを持つ者達とただ走れればいい」という思いから、ガルーダに加わる。チョースケの名前や「バーンストーム・トゥルップス」のメンバーである事は知らないが、BSTの看板は覚えていた。単純に当時、有名であったバイクチームがガルーダだったので入ったと思われる。
初代キリンの影響を強く受けていたチョースケや、キリンのカタナを受け継いだ2代目キリンと接することによって、ガルーダのバイクチームとしての存在意義に疑問を覚え始める。箱根で2代目のキリンとバトルになる描写があり、本来はバイクで走る事が好きな男であり、ガルーダの中では異端。結果的に、武闘派メンバーの反感を買うことになってしまい、大竹の指示により襲撃されメンバーに刺殺される。
ガモウ / 蒲生啓亮(がもうけいすけ)
蒲生慎亮の弟。殺害された兄の仇を取るため、ガルーダが限界まで膨張して崩壊に至る過渡期にメンバーとなる。愛車はZEPHYR
チーム加入前はいわゆる「バイカー風スタイル」(黒い革ジャン・革パンの威圧的なファッション)に否定的であり、自身は50年代風のロカビリースタイルだった。
北海道遠征メンバーの一人。その際にはバイクではなくレガシー・ツーリングワゴン改に搭乗。このレガシィ改は260kh/m巡行可能。
ハチ
ガルーダメンバーで、やや格下の扱いながら中心人物の一人。肩書きは「若頭」(寺崎が指名を断った為に指名された。実際の権限は不明)。愛車はGPZ900R
首に「⑧」(ビリヤードの8番球)のタトゥーがある。キリンを追跡中に白バイと衝突し、投げ出された後、後続車に左足を轢かれる。ガルーダのメンバーは黒尽くめのスタイルである事が多く、ほぼ例外なくヘルメットも黒一色だが、彼のヘルメットにはタトゥと同様に「⑧」のマークがある。前科があるのか、警察には関わらないで逃げる。
北海道遠征メンバーの一人。その際にはバイクに乗らず、蒲生のレガシーに同乗する。
カツミ
ガルーダメンバー。愛車はBuellライトニング。
北海道遠征メンバーの一人。その際はローハンドルのハーレーに搭乗。
ハッカイ / 河口(かわぐち)
ガルーダの新人メンバー。愛車はV-MAX
元々は松本の知人であり、強引かつなし崩し的に加入を果たす。以前から憧れていたようで、ガルーダに対する思い入れは強い。「ハッカイ」とは大食漢で女好きであることから猪八戒にちなんでカシラにつけられた渾名だが、本人は気に入っていない様子。
北海道遠征メンバーの一人。その際の愛車はYZF-R1
パブ / 大竹(おおたけ)
ガルーダメンバー。享楽的かつ陰湿な性格でチームの好戦派を無軌道な蛮行に駆り立てる張本人。愛車はGPZ900R
本業は麻薬の密売人(の元締め)であり、ガルーダへの参加をその隠れ蓑にしている可能性がある。以前から警察にマークされていた事に加え、メンバー殺傷事件への関与にも捜査の手が伸びた事により、累が及ぶのを懸念した麻薬の卸し元であるヤクザに殺害された。
シャケゾウ
ガルーダメンバー。チームの全盛期にはパブと行動を共にすることが多く、好戦派を煽っていた。しかし麻薬の密売やメンバーの殺傷、内部抗争には関与していない様子。愛車はGPZ900R。相次ぐメンバーの襲撃や死に疑問を抱き、通り掛かったデビルドックスのバイクを追うがキリンとのバトルで大ダメージを負っていた為マシントラブルを起こし転倒。病院行きとなる。
イットキ
ガルーダメンバー。主にチームメンバーのバイクの整備を担当しており、走り屋である描写は無い。松本の口車に乗り、部外者の彼にチームジャケットを騙し取られて苦労する。返すように何度も催促するも無視やうやむやにしてジャケットを全く返さない事に業を煮やしスクーターで松本の住処に赴きバイクを破壊した。イットキのジャケットは松本が偽ガルーダとして騙る際に多用されるが、チーム加入後の河口=ハッカイに現場を見咎められ、無事に持ち主の元に戻った。
品原(しなはら)
ガルーダの新人メンバー。実はグリフォンのスパイであり、ガルーダの実情を探るべく潜入中。愛車はZZR1100
松本善行(まつもとよしゆき)
ガルーダに取り入ろうと周辺をうろつく正体不明の男。貧相な小男で眼鏡と毛の生えたホクロが特徴。愛車はノーマルのニンジャ
「ガルーダをドキュメンタリー映画の題材に」と業界人を装って接近するが、その事実は無いようで詐称である可能性が高い。裏ビデオの卸しや出会い系サイトを運営する怪しいプロダクションに出入りしているなど、本業は不明。ちなみにハッカイはその業者に出入りしていた関係での知り合いであり、また寺崎のAV男優業も松本の紹介。
ガルーダとグリフォンの確執に目をつけ、グリフォンのメンバーの立ち回り先でもあったランブルに放火し全焼させる。イットキからチームジャケットを騙し取り、行く先々でガルーダの正規メンバーを騙る。嘘で塗り固められた発言と短絡的で無責任な行動は、幼稚な自己顕示欲に基づくものと思われる。チームジャケットを返さない為に持ち主のイットキに愛車を破壊され、他者との自己自慢話の最中に通り寄ったハッカイに驚いてジャケットを脱ぎ置き近くの自転車を盗み逃走する。その後、東北自動車道のサービスエリアのレストランで連れとの話中でランブルに自分が放火した事を偶然居合わせたバーンストーム・トゥルップスのメンバー達に聴かれた為に捕えられ、制裁を受けた上免許証を取り上げられた。その後は不明。
グリフォン・ゴースト
本名は不明。バイクチーム「グリフォン」の元メンバー。愛車はGPZ900R
チームの仲間が襲撃された事やランブルへ放火(の疑い)から、ガルーダを敵視して攻撃を仕掛ける。グリフォン幹部による敵対行動の禁止を無視した為、チームから脱退させられた。その後も迷彩柄の上着と鉄パイプをトレードマークに「グリフォン・ゴースト」と名乗り、ガルーダを執拗に襲撃、その怒りの矛先はデビルドッグスへも向けられる。ピーチセブンでハッカイと対峙し圧倒するもハッカイが動かした自身のバイクに跳ねられる。
「グリフォン」
40年以上続く老舗バイクチーム。キリンとの確執からバーンストーム・トゥルップスに目をつけたガルーダが、見境なしに似たスタイルのバイク乗りを襲撃した挙句、一時敵対することになった。
「スリー・セイジ」・「セブン・スターズ」と呼ばれる10人の幹部を頂点とする秘密結社的な集団で政界や財界のメンバーも居るようなただならぬ雰囲気のバイクチーム。上層部の決定に対してメンバーは絶対的な服従を求められる。ガルーダとのトラブルに関しては、一方的に被害を受けても係わり合いにならないとの方針を打ち出す(公安警察の名も出る)、命令に反したメンバー(グリフォン・ゴースト)を脱退させる一方で、品原をガルーダに潜入させて情報を収集していた。ちなみに、「キリン」の父親(医師)はグリフォンの幹部の一人である。
「デビルドッグス」
浜崎を拠点とするというバイクチーム。リーダーの九鳴(くぐなり)以下、ポチ、タカシの3名しかいないものの、弱小ながら悪名を轟かそうと志だけは高い。全員モヒカンカットで黒いニンジャに乗る。
当初はガルーダへ友好的な交流を申し込んだがあっさり断られる。その逆恨みと、世間の注目を集めるガルーダへの嫉妬から、敵対組織として襲撃を繰り返す。崩壊しつつあるガルーダに対して、主にスクーター乗りの若者を配下につけて勢力を拡大していく。なお、時折「デビルドッス」と称している場合がある。メンバーはそれぞれ背中にチーム名とエンブレムの刺青を入れている模様。しかしタカシの刺青は「DELVI DOC」とスペルが間違っている。
プリン
風俗嬢。源氏名であるが自分でもプリンと名乗っている。九鳴が店長をやっている風俗店「アリス」に所属しており、その関係でデビルドックスの面々とも交流がある他、客として接触したハッカイらガルーダのメンバーとも面識がある。
曰く「イイ男に目がない」そうで、キリンの噂を聞きつけて一方的な好意を寄せる。通勤用にフュージョンに乗っていたが、キリンを追う為にXL1200を入手。ちなみに無免許。ガルーダ崩壊と同時期、北へ向かったというキリンの噂を頼りに、前後して店を辞めて北海道ツーリングに出る。本人の弁によれば、行きのフェリーでキリンと同船していたとの事(前述の作中の時系列上の問題から真偽は不明)。
ムチャ
北海道編に登場。CRM250に乗るドレッドヘアの男。「猿沼野営場」で長期キャンプする若者の中ではリーダー格。事故にあった寺崎を助けた時にカツミと出会い、話しからガルーダに好印象を持ったがキャンプ場での他のメンバーの傍若無人ぶりを観て幻滅しカシラとカトウに食って掛かるも返り討ちに遭う。キャンプ場を去ろうとしてジロウに呼びかけるも拒否され一人で去った。道端でコーヒーを飲んでいた所にガルーダの取り巻きに呼ばれるもキリンと勘違いされ怒りの余り打ちのめしていた。
ジロウ
北海道編に登場。SR400に乗る金髪の若者。ムチャの弟分。ムチャと共にキャンプ場を去ろうとするもカツミに止められた。その後、一人キャンプ場を去ったムチャの姿を見つめていた。
モヒ
北海道編に登場。猿沼でキャンプする若者の一人。バイクは不明だが壊れてしまったらしい。ランブルのマスターである「モヒ」とは、渾名が同じだけでまったく無関係の別人。

「WONDER NET WANDER」編[編集]

キリン / 琴吹凛
三人目の若き「キリン」。これまでの「キリン」との関係は一切ない。搭乗機は750SS(H2)。ライディングテクニックも親譲りで友人のバリオスで白バイから逃げきった。凛仕様に整えてはくれたものの最初はマッハの扱いにくさに困惑してたが次第に乗りこなしていった。祖父から店を継いでくれ懇願されるも断り続けた。一人旅で出会ったバイク屋の腕と心意気に感動し店を継ぐことを決心する。
琴吹凛太郎
凛の父親。「琴吹輪業」の跡継ぎ。愛車はZ2
若い頃、凛蔵をおちょくった際、凛蔵の乗るマッハに時速200キロで追い駆け回され死ぬような思いをして以来、マッハを嫌っている。祖父から継いだ店を骨董屋にして売れなさそうなガラクタを集めたり、他人からお金を騙し取るなどだらしなさそうな見た目とは反面喧嘩は異常なほど強く地方ヤクザの群れを叩きのめしていた。
琴吹凛蔵
凛の祖父。「琴吹輪業」の創設者。
凛にマッハを与えたその人。若き頃は自作した「コトブキ麒麟号」をひっさげ、「コトブキ・モーター」をホンダに並ぶバイクメーカーにしようと躍起になったが失敗し、いちバイク屋に身を転じる。現在は老人だが剣術に秀てている。事あるごとに凛に店を継いで欲しいと懇願する。一人旅から帰ってきた凛に店を継ぐ事を聞き、その後友人の車に乗って友人と共に旅立った。

「The Happy Ridder Speedway」編[編集]

備考[編集]

「こっち側」と「向こう側」[編集]

作中では、「こっち側」とは現在バイクに乗っている者、「向こう側」とはバイクに乗っていない者を指す。過去にバイクに乗っていたが、何らかの事情でバイクから降りた、「向こう側へ行ってしまった人」に対しては特に冷たい対応をするバイク乗りも少なからず存在する。  高速のSAなどやコンビニの駐車場などで休んでいるライダーに乗って来たバイクについて話しかけられても無視か、好戦的な暴言を吐くなどといった具合に、一般人からすると想定外の対応をされることも。特に「俺も、昔は○○(車名)に乗っていたんだ」「何キロ出るんだい」とかの話しを、上から目線で始めるのはタブー。最終的には同じバイク好きの仲間として大人な対応をするバイク乗りもたくさん居るので、結局はバイク乗りに限らず個々の人格やプライドによりけりかと。

バイクを降りる理由としては、怪我や病気で乗れなくなった場合を除き、バイクへの興味が無くなったか、結婚などによる家庭の事情をあげる者が多い。しかし、バイクは自分の意思で乗ったり降りたりするものであり、そこに他者の意見に影響される事ではないという「こっち側」の最極端にいる人間からすれば、後者は特に受け入れがたいものであるようだ。

パロディ[編集]

ミスターバイクBG誌にてパロディ版が企画された[要出典]。うら覚えだが「キリン」作中のポルシェとのバトル開始場所の特定やバトルの走行軌跡の地図が出ていて、当時「よく調べたなぁ」と感心した覚えがある。

書籍情報[編集]

  • 東本昌平『キリン』少年画報社〈ヤングキングコミックス〉、全39巻。
  • 東本昌平『キリン The Happy Ridder Speedway』少年画報社〈ヤングキングコミックス〉、既刊10巻(2016年1月25日時点)
  • 東本昌平『キリンフルカラー完全版』少年画報社〈ヤングキングコミックス〉、全3巻[5]
    1. キリンフルカラー完全版 第1巻、2012年2月27日発売、ISBN 978-4785933371
    2. キリンフルカラー完全版 第2巻、2012年3月26日発売、ISBN 978-4785933371
    3. キリンフルカラー完全版 第3巻、2012年4月23日発売、ISBN 978-4785933371
  • 東本昌平『キリン』(廉価版)、少年画報社〈ヤングキングベスト〉、既刊6巻。
    1. キリン 傑作選集、2001年、ISBN 978-4785920838
    2. キリン 曲技旅団突撃隊、2004年、ISBN 978-4785923907
    3. キリン 最速バイク伝説・二代目キリン登場、2010年3月15日発売、ISBN 978-4785933371
    4. キリン 最速バイク伝説・ガルーダ暴走、2001年4月12日発売、ISBN 978-4785933647
    5. キリン 最速バイク伝説・神速のキリン、2001年5月17日発売、ISBN 978-4785933845
    6. キリン 最速バイク伝説・激突!!公道バトル、2001年6月14日発売、ISBN 978-4785933968

映画[編集]

キリン POINT OF NO-RETURN!
監督 大鶴義丹
脚本 大鶴義丹
原作 東本昌平『キリン』
製作 樋上幸久
出演者 真木蔵人
亜矢乃
久保田悠来
音楽 東野克
照屋宗夫
芳野藤丸
主題歌 『東京ララバイ』青山テルマ
撮影 沖芝和彦
編集 小美野昌史
製作会社 ミューズ・プランニング
配給 インターフィルム
公開 日本の旗 2012年3月3日
上映時間 106分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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「POINT OF NO RETURN!」編(1 - 4巻)の実写映画

2012年3月3日池袋シネマ・ロサを封切りに全国順次ロードショー

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 企画・脚本・監督 - 大鶴義丹
  • 製作 - 樋上幸久
  • エグゼグティブプロデューサー - 新田博邦
  • 原作 - 東本昌平
  • プロデューサー - 山崎将直
  • 宣伝制作プロデューサー - 森田一人
  • 撮影監督 - 沖芝和彦
  • 編集 - 小美野昌史
  • ライディングアドバイザー - 宮崎敬一郎
  • マシン・プロデューサー - 杉本卓弥(テクニカルガレージRUN
  • 協力プロデューサー - 清水孝教 
  • マシン・アドバイザー - 和久井維彦 (Bull Dock)
  • カースタント・コーディネーター - 炭竃浩司
  • 制作統括 - 杉本健一郎
  • 助監督 - 早川喜貴
  • 照明 - 藤田貴路
  • 録音 - 治田敏秀
  • AP - 中野亮
  • 整音 - 星一郎
  • 効果 - 伊藤克己
  • テーマ音楽 - 芳野藤丸
  • 音楽 - 東野克・照屋宗夫
  • 製作 - ミューズプランニング
  • 配給 - インターフィルム
  • 協力 - 少年画報社モーターマガジン社ケイダッシュ

エンディングテーマ曲[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 少年画報社 - ヤングキング(バックナンバー) - ヤングキング 2010年07号(2010年03月08日 発売)
  2. ^ 少年画報社 - comics - キリン 第39巻 東本昌平
  3. ^ 少年画報社 - ヤングキング(バックナンバー) - ヤングキング 2010年19号(2010年09月13日 発売)
  4. ^ 少年画報社 - comics - キリン The Happy Ridder Speedway 第1巻 東本昌平
  5. ^ a b 少年画報社 - comics - キリン フルカラー完全版 全3巻(2014年7月13日閲覧)

外部リンク[編集]