トランジット系外惑星探索衛星
| トランジット系外惑星探索衛星 Transiting Exoplanet Survey Satellite | |
|---|---|
|
TESSイメージ図 | |
| 所属 | アメリカ航空宇宙局 |
| 任務 | 宇宙観測 |
| 打上げ日時 | 2018年4月18日 22時51分 (UTC)[1] |
| 打上げ機 | ファルコン9 FT[1] |
| 任務期間 | 2年 |
| 公式サイト | tess.gsfc.nasa.gov |
| 軌道要素 | |
| 軌道長半径 | 150,000km |
| 離心率 | 0.55 |
| 遠点高度 | 232,000km |
| 近点高度 | 67,000km |
| 軌道周期 | 13.7日 |
トランジット系外惑星探索衛星[2](英語: Transiting Exoplanet Survey Satellite, TESS)は、トランジット法を用いて太陽系外惑星を探索するために設計された、アメリカ航空宇宙局のエクスプローラー計画で計画される宇宙望遠鏡である。マサチューセッツ工科大学がGoogleの基金を受けて設計し[3]、2011年2月に42者から提出された提案から、同年9月に絞られた11提案の中に残った[4]。2013年4月5日、TESSとNeutron star Interior Composition ExploreR (NICER) が2017年の打上げに選ばれたことが発表された[5][6]。打ち上げは2018年4月18日に行われた[1]。
ミッションの概要[編集]
打上げ後、TESSは、近くて明るい恒星の周りにある太陽系外惑星を探索して2年間の掃天観測を行う[5]。TESSは、合計67メガピクセル4つの広角望遠鏡とCCDイメージセンサ検出器を備える。フィールド毎に最大1万個に上るターゲットの恒星のデータは、分析のために2週間毎に地球に送信される。2時間の露出時間を取ったフルフレームの画像も同様に地上に送信され、ガンマ線バーストのような予期せぬ過渡現象の探索に用いられる。
軌道[編集]
北天と南天の両方の画像を得るために、TESSは、これまで使われたことがなかったP/2と呼ばれる月共鳴軌道を利用する。この非常に軌道離心率の大きい軌道は、月によって安定化され、非常に安定度が高い。TESSの損傷を低減するために、軌道の大部分はヴァン・アレン帯の外側である。13.7日毎に軌道の近地点に来る度に、TESSは約3時間に渡り、それまで蓄えたデータを地球に向けてダウンリンクする[7]。
目的[編集]
サーベイは、視等級が12より明るいG型主系列星及びK型主系列星を対象とする[8]。1,000個の近い赤色矮星を含む約50万個の恒星が探索の対象となる。TESSは、地球程度よりも大きく、公転周期が2ヵ月以内の、1000個から1万個の太陽系外惑星候補を発見することが期待されている。これらの候補は、後に自動惑星検出望遠鏡、高精度視線速度系外惑星探査装置、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡等によってさらに調査が行われる。マサチューセッツ工科大学 の開発チームは、最初の有人恒星間航行は、TESSによって発見された惑星になるだろうという楽観的な見解を示している[9]。
出典[編集]
- ^ a b c “NASA's TESS Satellite Launches to Seek Out New Alien Worlds”. Space.com (2018年4月18日). 2018年4月20日閲覧。
- ^ “【解説】宇宙生命探査、次はこうなる”. ナショナルジオグラフィック (2017年5月2日). 2018年4月17日閲覧。
- ^ Chandler, David (2008年3月19日). “MIT aims to search for Earth-like planets with Google's help”. MIT News. 2012年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月31日閲覧。
- ^ “NASA Selects Science Investigations For Concept Studies” (プレスリリース), NASA, (2011年9月29日) 2013年4月7日閲覧。
- ^ a b “NASA Selects Explorer Investigations for Formulation”. NASA. 2013年4月6日閲覧。
- ^ “NASA selects MIT-led TESS project for 2017 mission”. MITnews. 2013年4月6日閲覧。
- ^ “New Explorer Mission Chooses the ‘Just-Right’ Orbit”. NASA (31/07/2013). 31/07/2013閲覧。
- ^ Seager, Sara (2011年). “Exoplanet Space Missions”. Sara Seager. Massachusetts Institute of Technology. 2013年4月7日閲覧。
- ^ Gilster, Paul (2008年3月26日). “TESS: All Sky Survey for Transiting Planets”. Centauri Dreams. Tau Zero Foundation. 2008年10月31日閲覧。
外部リンク[編集]
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