SOLAR-C

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SOLAR-C
所属 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
国立天文台 (NAOJ)
公式ページ 太陽観測衛星SOLAR-C
状態 計画中(ワーキンググループ)
目的 太陽の観測
観測対象 太陽
計画の期間 5年程度
設計寿命 5年
打上げ機 H3ロケット
打上げ日時 2020年代中盤予定
物理的特長
本体寸法 3.2 m x 3.2 m x 7.4m
観測機器
SUVIT 光学磁場診断望遠鏡
EUVST/LEMUR 紫外線高感度分光望遠鏡
HCI コロナ撮像観測システム

SOLAR-C(ソーラー シー)は宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所 (ISAS/JAXA) と自然科学研究機構国立天文台 (NAOJ) が中心となって計画している太陽観測衛星である。

概要[編集]

SOLAR-Cはひのとり (ASTRO-A)、ようこう (SOLAR-A)、ひので (SOLAR-B) に続く4機目の太陽観測機である。2007年度に次期太陽観測衛星検討ワーキンググループが設立されて以降、2つのプランの検討が進められていた。プランAはμ20イオンエンジンを使用して黄道面から離れ、可視光及びX線によって日震学的観点から前人未踏の太陽極域観測を行い太陽の内部構造を解析するというものであり、プランBは地球周回太陽同期軌道から、ひので以上の分解能を持つ望遠鏡を用いて、可視光及び紫外線による詳細な太陽観測を行い、光球彩層コロナの物理過程を解析するというものである。惑星間空間における観測となるプランAが選定された場合にはJAXA月・惑星探査プログラムグループ(JSPEC)が開発に協力することとなっていた。

どちらの案においても、アメリカ航空宇宙局(NASA)やヨーロッパ宇宙機関(ESA)が既に計画中の太陽観測機と連携することで、2020年代前半の極大期において大きな成果を挙げることが可能となるよう計画されていた。

SOLAR-Cワーキンググループは2011年度にプランBをSOLAR-Cとして選定した。また、プランAへの国際的な評価も高く、SOLAR-Dとしての実現を目指して検討を継続することも同時に決まった。

2012年1月時点で、NASA、ESA・欧州諸国と協力してSOLAR-C計画の詳細検討を行っていた[1]

搭載機器[編集]

光学磁場診断望遠鏡(SUVIT)[編集]

太陽観測用の宇宙望遠鏡としては世界最大級となる口径1.4メートル級の大型光学望遠鏡。高解像度とともに、高集光力による高精度磁場診断を実現し、光球・彩層のダイナミクスの理解を目指す。

紫外線高感度分光望遠鏡(EUVST/LEMUR)[編集]

EUVSTは、彩層・遷移層からコロナ・フレアプラズマまでの多様なプラズマが発する極端紫外〜遠紫外域の輝線を分光観測し、温度・密度・速度といったプラズマ診断情報を2次元マップ(撮像)として取得する分光望遠鏡である。

コロナ撮像観測システム(HCI)[編集]

遷移層からコロナを対象として、高空間分解能(0.3"以下)の撮像を行う。(旧名XIT)

経過[編集]

  • 2007年度 - ワーキンググループ設立。
  • 2008年度 - 打ち上げ予定を2015年2月から2016年8月へ変更。
  • 2010年3月 - JAXA-NASA合同ワーキンググループ(JSSAC)の設立に合意
  • 2011年3月 - B案(高分解能撮像分光ミッション)がSOLAR-Cとして選考された。同時に、A案(太陽極域探査ミッション)をSOLAR-Dとして検討を続行するとされた。
  • 2015年5月 - 宇宙理学委員会による戦略的中型ミッション2号機の1次選定を1位で通過[2]

脚注[編集]

  1. ^ 常田佐久 (2012年1月5日). “SOLAR-Cミッション”. 宇宙科学研究所. 2016年1月7日閲覧。
  2. ^ 宇宙政策委員会 (2015年6月9日). “宇宙科学・探査ロードマップの検討状況について(その2) (PDF)”. 2015年12月6日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]