TRICOM-1

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TRICOM-1
所属 東京大学超小型衛星センター
主製造業者 東京大学超小型衛星センター
状態 軌道投入失敗
目的 民生品を使用する衛星の技術実証
打上げ機 SS-520ロケット4号機
打上げ日時 2017年1月15日
午前8時33分 (JST)
物理的特長
本体寸法 全長約30cm、幅約10cm
質量 3kg

TRICOM-1は2017年1月15日に内之浦宇宙空間観測所からSS-520ロケット4号機で打ち上げられた3Uのキューブサット。ロケットの不具合により軌道には投入されなかった。

概要[編集]

TRICOM(トリコム)という名称の由来は、情報を「取り込む」という事に由来する[1]。 ほどよし信頼性工学に基づくほどよし3号ほどよし4号での経験を基に東京大学超小型衛星センターで開発された[1]。全長約30cm、幅約10cm、重量は3kgで、地上から送られてくるデータを収集して、一旦内部に貯め、衛星が地上の管制局の上空に差し掛かった際にそのデータを送信する、「ストア&フォワード」と呼ばれる中継衛星としての役割を備え、地表撮影用のカメラを備えていた[2]経済産業省が公募した宇宙開発事業の実証試験で4億円を出資していた[2]。 2017年1月15日午前8時33分に内之浦宇宙空間観測所からSS-520ロケットで打ち上げられたものの、1段の燃焼中であった打上げ20秒後に機体からのテレメータが受信できなくなり、安全に飛行しているか判断が出来なくなったので第2段モータへ点火されず、軌道には投入されなかった[3]

代替機[編集]

2017年12月28日にSS-520ロケット5号機で打ち上げられる予定の[4][5]小型衛星TRICOM-1R(トリコム-ワン-アール)は、TRICOM-1の代替機で基本的にTRICOM-1と同じだが、打ち上げ直後の地上からの命令がない時点でも、自動的に地上の観測ができるように仕様変更されている[6]

仕様[編集]

  • 全長 - 約30cm
  • 幅約 - 10cm
  • 重量 - 3kg

搭載機器[編集]

  • 電波中継器
  • 地表撮影用のカメラ

脚注[編集]

外部リンク[編集]