スペースX
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スペースXの本社ビル | |
| 種類 | Private company |
|---|---|
| 略称 | SpaceX |
| 本社所在地 |
カリフォルニア州 ホーソーン 北緯33度55分14秒 西経118度19分40秒 / 北緯33.920682度 西経118.327802度座標: 北緯33度55分14秒 西経118度19分40秒 / 北緯33.920682度 西経118.327802度 |
| 設立 | 2002年 |
| 業種 | 輸送用機器 |
| 事業内容 |
ロケット打上 商業軌道輸送サービス |
| 代表者 | イーロン・マスク CEO 兼 CTO |
| 従業員数 | 約5,000人(2016年2月) |
| 外部リンク | spacex.com |
スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(英: Space Exploration Technologies Corp.)、通称スペースX(SpaceX)は、ロケット・宇宙船の開発・打ち上げといった宇宙輸送(商業軌道輸送サービス)を業務とする、アメリカ合衆国の企業。2002年に決済サービスベンチャー企業PayPalの創設者、イーロン・マスクにより設立された。
概要[編集]
スペースXは2000年代に多数創設された民間宇宙ベンチャーの一社であるが、新興企業にも関わらず、低コストのロケットで商業衛星市場で大きなシェアを獲得している[1]。
打ち上げロケットファルコン9やファルコンヘビー、ならびにファルコン9で打ち上げるドラゴン宇宙船を開発している。スペースXは、費用と品質を管理するために、大部分のコンポーネントを自社で開発しており、その中にはマーリン、ケストレル、ドラコといったファルコンロケットで使われているロケットエンジンとドラゴン宇宙船が含まれる。
拠点はカリフォルニア州ホーソーンに所在し、この拠点には本社機能と組立工場に加えてロケット発射時とミッション中の管制を行うコントロールセンターも備えている。
完成した機体は工場から射場までをトレーラーに乗せられてトラックで引かれて道路を移動する[2]。
歴史[編集]
2002年にイーロン・マスクによりカリフォルニア州エルセグンドで設立される。
2006年にNASAは、国際宇宙ステーション (ISS) 物資補給のための打上げ機の設計とデモ飛行を行う商業軌道輸送サービス (COTS) を同社と契約した。2010年12月9日にCOTSデモ飛行1ミッションの打上げを行い、同社は民間企業としては世界で初めて軌道に乗った宇宙機の回収に成功した。 またNASAは、有人型のドラゴン宇宙船の開発とデモ飛行を行う宇宙飛行士の商業乗員輸送開発 (CCDev) プログラムとして同社と契約した。同社は、ファルコン9ロケットと有人型ドラゴン宇宙船を2017年には初飛行させる予定である。
2012年にドラゴンをISSに民間機として初のドッキングを成功させ、補給物資や実験装置を送り届けた。また2015年には、ファルコン9の第1段により、世界初となる衛星打ち上げロケットの垂直着陸を達成した[3]。
2016年には、これまでユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の独占状態にあった米軍事衛星の打ち上げ市場への初参入も果たしている[4]。
スペースXは民間による火星探査や移民構想も掲げており、2016年にはそのための輸送システムであるインタープラネタリー・トランスポート・システム(後のBFR)を発表するとともに、早ければ2020年代にも飛行を開始するとの目標を明らかにしている[5]。
主要製品[編集]
ロケット[編集]
| バージョン | ファルコン1 | ファルコン9 | ファルコンヘビー |
|---|---|---|---|
| 第1段 | 1 × マーリン1A(2006年~2007年) | 9 × マーリン1C (v1.0)
9 x マーリン1D (v1.1) |
9 × マーリン1D のブースターを3基クラスタ |
| 第2段 | 1 × ケストレル | 1 × マーリン1C (v1.0)
1 × マーリン1D (v1.1) |
1 × マーリン1D |
| 全高 (最大; m) |
21.3 | 54.9 (v1.0) 69.2 (v1.1) |
70 |
| 直径 (m) |
1.7 | 3.6 | 3.6 |
| 離床推力 (kN) |
347 | 3,807 (v1.0) 5,885 (v1.1) |
17,000 |
| 離陸重量 (トン) |
27.67 | 318 (v1.0) 506 (v1.1) |
1,400 |
| フェアリング直径 (内径; m) |
1.5 | 5.2 | 5.2 |
| ペイロード (LEO; kg) |
450 | 8,500–9,000 (v1.0) 13,150 kg (v1.1) |
63,800 |
| ペイロード (GTO; kg) |
— | 3,400 (v1.0) 4,850 (v1.1) |
26,700 |
| 値段 (百万. USD) |
7 | 62 (再使用) 95 (使い捨て)[7] |
90 (再使用) 150 (使い捨て)[7] |
| 1kg毎の最低の値段 (LEO; USD) |
15,555 | 4,167 | 2,351 |
| 1kg毎の最低の値段 (GTO; USD) |
— | 11,446 | 5,618 |
| 成功率 (成功/総計) |
2/5 | 4/5 (v1.0) 14/15 (v1.1) |
1/1 |
宇宙船[編集]
ロケットエンジン[編集]
発射場[編集]
ファルコン1は全てオメレク島にて打ち上げられている。ファルコン9はケープカナベラルから打ち上げ、ファルコンヘビーはケネディ宇宙センターから打上げられている。
備考[編集]
スペースXは成功したベンチャー企業にも拘わらず、2018年現在いまだに株式公開 (IPO) を行っていない。同社の評価額は2017年7月時点で212億ドルと見積もられており、これはアメリカの株式未公開企業(ユニコーン企業)の中では4位に位置する[13]。イーロン・マスクは2013年に「IPOは火星移民船が定期的に飛ぶようになってから」と、また2014年には「どこかのPEファンドに経営を支配され、短期的な利益を得ることに使われるのだけは勘弁してほしい」と語っており、スペースXが創業時からの目標である火星移住構想から離れないよう株式を公開しない考えを示している[14]。
出典[編集]
- ^ “人工衛星打ち上げビジネスで始まった価格破壊。イーロン・マスクの「スペースX」の挑戦”. HARBOR BUSINESS Online (2016年3月13日). 2016年5月6日閲覧。
- ^ “Falcon 9 core (DSCOVR?) on the move”. reddit.com
- ^ “ド派手な「火星探査」や「再利用ロケット」の裏でばく進するSpaceXのビジネス”. ITmedia (2016年6月17日). 2016年6月17日閲覧。
- ^ “私たちが火星人になる日 - イーロン・マスクの火星移民構想は実現するか”. マイナビニュース (2016年11月15日). 2016年11月26日閲覧。
- ^ “http://www.spacex.com/updates.php”. スペースX (2007年12月10日). 2008年6月12日閲覧。
- ^ “SpaceX Falcon Data Sheet”. Space Launch Report. (2007年7月5日)
- ^ “Monster Progress Update (Mostly Falcon 9)”. スペースX. (2007年8月17日)
- ^ “Falcon 1 Overview”. スペースX. (2012年2月26日). オリジナルの2013年4月30日時点によるアーカイブ。
- ^ “Falcon 9 Overview”. スペースX. (2012年2月26日)
- ^ “Falcon Heavy Overview”. スペースX 2018年2月20日閲覧。
- ^ “【電子版】スペースX、未公開企業の評価額で全米4位に-約2兆3500億円”. 日刊工業新聞 (2017年7月28日). 2018年9月29日閲覧。
- ^ “イーロン・マスクの「人類火星移住構想」と勇敢な天空の旅行者たち”. COURRiER (2014年10月22日). 2018年9月29日閲覧。
外部リンク[編集]
- スペースX公式サイト (英語)
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