アイビールック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アイビールックとは、1960年代日本で流行したファッションスタイル。アイビーリーグルックアイビースタイルアイビーリーグススタイルとも。

1954年にアメリカの「国際衣服デザイナー協会(: International Association of Clothing Designers)」が、1950年代アメリカ西海岸にある名門私立大学の通称「アイビー・リーグ」の学生やOBの間で広まっていたファッションを基に、アイビーリーグモデル: Ivy League model)という紳士服のスタイルを発表した。

髪を七三分けにし、ボタンダウンシャツ、三つボタンのブレザー、コットンパンツ、ローファーを着用するのが定番だったとされる[1]1964年ごろ、アイビールックで銀座みゆき通りに集まる若者達を「みゆき族」と呼んだ。

アメリカにおけるアイビールック[編集]

1950年代後半に北東部で流行。1960年代後半に「ヒッピー」の台頭によって衰退。

1970年代後半にアイビールックを基にしたファッションスタイル「プレッピー英語版」が登場。

日本におけるアイビールック[編集]

アイビーリーグモデルのジャケット(VAN)

前記のとおり、初期に流行を牽引していたのはヴァンヂャケットとMEN'S CLUBとなる。

両社は積極的にタイアップし、MEN'S CLUB誌面でアイビールックを取り上げ、ヴァンヂャケットの広告を載せた。ヴァンヂャケットはMEN'S CLUBの何割かを買い取り、それを小売り店に流して販促に使わせる、という構図がうまくはまった。1963年には街でアイビールックの素人を撮影し、掲載する「街のアイビーリーガース」というコーナーが始まる[2]

1960年代には実際にアイビー・リーグを周り、その学生達の姿を撮影。1965年に『TAKE IVY』という映画と写真集を発表した。写真集は2010年に英訳版がアメリカで販売。2011年に石津謙介生誕100年記念出版として日本でも復刻販売された[3]

スタイル[編集]

1920年代のイギリスやアメリカの上流階級のスポーツスタイルが基になっているとされる[4]

アメリカでは主に「ブルックス・ブラザーズ」、「J.プレス」、「G.H. Bass英語版」といったブランドが、日本国内では主に「VAN(ヴァンヂャケット)」、「JUN」、「リーガル」などといった国内ブランドが使われていた[5]

ジャケットのデザインは、ダーツも絞りもない、シングルブレストで段返り三つボタンのもの[6]

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]