ブラックスーツ
ブラックスーツは、黒色の背広。英語圏など海外では一般的ではなく、ブラックスーツは和製英語である。[1]
日本では第二次大戦後の貧しい時期に、ダークスーツなどの背広を持たない庶民を対象として黒色の背広服が礼服として販売された。現在でも冠婚葬祭などでダークスーツと同じ略礼装として着用される。[2]
紺色や灰色のスーツに対して、黒色のスーツを特別に礼服として扱うのは、日本独特の商習慣である。一般的にはスーツの微小な色の違いで格式などの違いは認識されない。ブラックスーツが日本で一般化したのは昭和50年代以降[3][4]
2000年頃ディオール等で細身で丈の短い黒いスーツを発表しモードであった。洋服の青山などの量販店が表面上模倣したものが、普及により陳腐化し、仕事など日常のスーツとすることもある。[5]