開襟

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開襟(かいきん)とは、上着シャツなどのを開くこと、また開いた状態での着用を前提としてデザインされた洋服の襟の形式を指す言葉である。

開襟シャツ[編集]

開襟での着用を前提に作られたシャツで、オープンシャツとも呼ばれる。 医学博士で金沢大学学長の戸田正三がオーストリアのチロリアンシャツを基に大正末期に戸田式開襟シャツとして発明したシャツである。それ以前のシャツとの相違点は、襟が上着のように開いてりることと、裾を外に出して着る前提で裾がスクエアテールにデザインされていることである。戸田の普及活動や講演活動により1933年(昭和8年)ころにはノーネクタイでも正装とみなされる盛夏の服装として定着した[1]。 アロハシャツの開襟襟と、1941年に始まったアロハシャツをハワイの正装として認めようという運動は日本の開襟シャツと関係する。 台襟を持たない平折襟で、前立てのない仕立てのものを指す。 シャツの裾は一般に短めで、ズボンから出しての着用を想定した直線的なカットになっている。 第一ボタンは省略されたり、ボタン穴の目立たないループ式とされることが多い。 首元までボタンを留めての着こなしも可能だが、台襟がないためネクタイの着用には向かない。 防暑服であるため、そのほとんどは半袖で、長袖のものは少ない。女性用のブラウスではノースリーブやちょうちん袖のものも散見される。 学校や職場の夏季制服アロハシャツかりゆしウェアなどにみられるスタイルである。

開襟ジャケット[編集]

一般に背広と呼ばれるジャケットスーツなどはすべて開襟の上着に分類されるが、特に開襟ジャケットと呼ぶ場合は一般に木綿などの素材で作られた防暑服を指す。 ジャケットの下はシャツのみとする着こなしが多いが、ネクタイやループタイなどを佩用する場合もある。 半袖タイプのものも存在し、長年に渡り省エネルックを愛用した羽田孜元首相は、スタンドカラーのシャツとの組み合わせを好んだ。

関連項目[編集]

  1. ^ [國民衛生 第30巻3-4号(1962年) 日本予防医学会]