ベスト

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ベストフランス語: veste英語: vest)は、胴着の一種であり、国や時代によって意味や形態が異なる。

ベストの種類[編集]

歴史的には、下着上着の間に着る中衣であった。現在では古語であるが、僧服の意味もあった。現代のフランスでは、ジャケットや短めのコートを広く意味する。

上着を着たときに胸元にベスト(ウェストコート)が見えることから、ジャケットやブラウスなどのベスト風に飾りをつけた胸元部分もベストと言うことがある(婦人服の場合はボディスとも呼ばれる)。

ウェストコート[編集]

フランスではジレ(gilet)、イギリスではウェストコートとも呼ばれる[1]。日本では主にのない前合わせの中衣、或いはインフォーマルな上着を意味し、チョッキ(直着又はジャケットの訛りとされる)、ベスト単品のものはオッドベストと呼ばれる。ニットウールアクリル製、或いは背広共布が一般的だが、夏用やオールシーズンに綿が、混紡にポリエステルポリウレタンが用いられることもある。

詳しくはウェストコートを参照。

バトルベスト[編集]

バイカー用のジャケットの袖をカットオフした衣服を、カットオフとよび、バイク愛好家やヘヴィメタル・ハードロック愛好家は、これをバトルベスト、もしくはバトルジャケットと呼んで着ている。

ヘヴィメタル愛好家やバイク愛好家にとって「ベスト」というと、こちらを指す。

タンクトップ[編集]

イギリス英語で「ベスト」というと、アメリカ英語でのアンダーシャツを意味する。日本語で言うタンクトップのことである。

セーター・ベスト[編集]

アメリカ英語で「ベスト」は袖のない中衣全般を意味し、婦人用のものや中衣に限らず上着として使えるものも含まれる。特にセーターで編まれたものが一般的であり、セーターベスト、スリップオーバーなどと呼ばれる。

日本語でのベストは主にこの意味である。

ギャラリー[編集]


脚注[編集]

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参考資料[編集]

  • 佐々井 啓、水谷 由美子ほか 『ファッションの歴史―西洋服飾史 (シリーズ「生活科学」)』 佐々井 啓、朝倉書店、2003年4月ISBN 978-4-254-60598-3
  • ハーディ・エイミス 『ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服』 森 秀樹訳、大修館書店、1997年3月。ISBN 978-4-469-24399-4

関連項目[編集]