ようこそ実力至上主義の教室へ
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ようこそ実力至上主義の教室へ | |
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ジャンル | 学園、群像劇、サスペンス |
小説 | |
著者 | 衣笠彰梧 |
イラスト | トモセシュンサク |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | MF文庫J |
刊行期間 | 2015年5月25日 - |
巻数 | 既刊10巻(本編8巻、短編集2巻) |
漫画 | |
原作・原案など | 衣笠彰梧 |
作画 | 一乃ゆゆ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コミックアライブ |
レーベル | MFコミックス アライブシリーズ |
発表号 | 2016年3月号 - |
発表期間 | 2016年1月27日 - |
巻数 | 既刊5巻(2017年11月現在) |
アニメ | |
原作 | 衣笠彰梧 |
監督 | 岸誠二×橋本裕之 |
シリーズ構成 | 朱白あおい |
キャラクターデザイン | 森田和明 |
音楽 | 高橋諒 |
アニメーション制作 | Lerche |
製作 | ようこそ実力至上主義の教室へ 製作委員会 |
放送局 | AT-X、TOKYO MXほか |
放送期間 | 2017年7月 - 9月 |
話数 | 全12話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『ようこそ実力至上主義の教室へ』(ようこそじつりょくしじょうしゅぎのきょうしつへ、Classroom of the Elite)は、衣笠彰梧による日本のライトノベル。イラストはトモセシュンサク。MF文庫J(KADOKAWA)より2015年5月から刊行されている。略称は『よう実』。累計発行部数は200万部を超える。
物語
![]() | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
最新設備が使用できて毎月1ポイント1円相当の電子マネーが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由であり、希望する就職、進学先にほぼ100%応える全国屈指の名門校・高度育成高等学校を舞台に繰り広げられる新たな学園抗争。新入生のひとりとして入学した綾小路清隆は、その能力と才覚と出自ゆえ、ポイントや権力・利害を巡り権謀術数うごめく校内のクラス間の激しい攻防や対立、クラス内の陰謀や策略に否応無く巻き込まれてゆく。
- 小説第1巻(入学~1学期中間試験)
- 入学時に振り込まれた10万prという大金をDクラスの大半の生徒は使い果たし、5月初日を迎えたが、Dクラスの生徒には1prも振り込まれていなかった。来月からの支給ポイントを1prでも上げるために、平田と堀北はそれぞれ中間試験に向けた勉強会を開く。堀北の上から目線の物言いに一時は頓挫しかけるも、綾小路の助言で勉強会は復活した。勉強会が波に乗った頃、中間試験の範囲変更を担任の茶柱が伝え忘れていたことが発覚し、Dクラス一同は死に物狂いの試験対策を強いられる。
- 小説第2巻(校内暴行事件)
- Cクラスの男子生徒3人が須藤に暴行を受けたとして学園に訴えた。Cクラスに嵌められたと言い張る須藤を救うために綾小路たちは目撃者を探すことになる。堀北の情報もあり、目撃者を発見するが、審議はお互いの主張が完全に食い違う水掛け論になってしまう。
- 小説第3巻(無人島特別試験)
- 小説第4巻(船上特別試験)
- 小説第4.5巻(夏休み後半)
- 小説第5巻(体育祭)
- 小説第6巻(2学期期末試験)
- 小説第7巻(2学期終了間際)
- 小説第7.5巻 (クリスマス)
登場人物
![]() | 物語の要素はあらすじ節へ記述して下さい。登場人物節はあらすじの序盤以降を書き連ねていく場所ではありません。 |
声は特記がない限りテレビアニメ版。
主要人物
- 綾小路 清隆 (あやのこうじ きよたか)
- 声 - 千葉翔也[1] / 花江夏樹(2015年PV)
- 本作の主人公。誕生日:10月20日。身長176cm。星座:てんびん座
- 顔はそこそこ整ったクールな性格の少年だが、一見これといった特長や個性の無い、地味で暗い印象の男子生徒。他人に対して自分からはあまり積極的に関わらないため、クラスメイトとの交遊関係は狭く、特に女子に関しては基本的に堀北・櫛田・佐倉の3人としか関わらない。佐倉からは好意を抱かれている。基本的な立場は孤立に近く、本人も孤独を好む。学園には本当の実力や平等について知る手がかり、及び誰かに干渉されることのない自由な暮らしを求めて入学した。
- かなり肝が据わっており、悪知恵もよく働く。いざ行動する際は、最終的に自分が勝つためならどんな犠牲や代償を払っても構わないと考えており、他者に対する同情や共感も乏しく、クラスメートに対する脅迫・恫喝・暴行も辞さないなど、基本的に他人を道具・手段としてしか見ていない。しかし、揉め事や勝負事に関わらない限りでは平凡な高校生活を求め、一応他人を人並み程度に気遣う部分も持ち合わせてはいる。特殊な環境から解き放たれて間もないため、自我がまだ定まっておらず、勝負における冷徹な一面と、穏やかな生活を求める一面が相反しあっている。前述の通り徹底した合理主義者かつ現実主義者であり、他人が成功しようと失敗しようと自分には影響ないと割り切っており、また同様に圧倒しても優越感を感じることもなく、終始他者に対して冷淡で無関心であり感情を動かすこともない。一方で自称事なかれ主義で面倒事には関わらず、関わるとしても表舞台を避け裏で動き、できるだけ普段から注目される言動を避け、特に個性や特技のない目立たない地味な一男子生徒として振る舞おうとする点などで、一般的なサイコパスとは異なる。綾小路自身多くの知識や能力を身に着けることができた「ホワイトルーム」での生活を否定していないが、自身の在り方に疑問や不満を抱いており、自分を欠陥品で恐ろしい人間と自嘲したり、父親の「最高傑作」としての自分を誰かに打ち負かしてほしいという自らの行動理念と矛盾した願いを抱いており、人間の一生分を遥かに超えた学習量を経てもなお探求心が消えることはなく、父親が不要と切り捨てた「俗世間」を学ぶことを選び外に飛び出した。そのため、「占いなど非科学的な物事についてその原理を解明しようと強い関心を抱く」「夏休みに葛城へのプレゼントに池たちと買い物に行ったときは乗り気に行動する」「初めて経験する冬に興奮を覚える」など、未知のことを学ぶときや友人たちと行動しているときは年相応の強い好奇心を見せる。
- 凡庸・凡俗を装っているが、入学試験で自己調整して全科目の得点を50点にするなど、本来の学力は非常に高い。また武道有段者の堀北学の技を連続で回避したり、襲いかかってくる石崎・アルベルト・伊吹・龍園を一蹴してしまうなど、護身術や近接格闘にも長けている。リレーのアンカーを務めた際には堀北学とほぼ互角のスピードで走るなど、身体能力も高い。智謀・謀略の面でも無人島特別試験ではAクラス・Cクラスの偵察でリーダーを特定し、更に堀北を利用することで実質1人でDクラスを勝利に導き、自分を利用するために脅しかけてきた茶柱に対しても、父親との再会や坂柳理事長との対面で彼女の嘘を暴き立て、事態の経緯や茶柱の考えを見抜き、逆に茶柱を抑え込んでみせた。その手腕は茶柱をして「とうに高校一年の器ではない」「発想が年齢の域を遥かに超越している」と言わしめた。当初は事なかれ主義を決め込むも、一学期中間試験前に堀北と契約をさせられ、夏休み前に茶柱からも退学を餌に脅されているため、DクラスをAクラスに昇格させることと己の目的を達するため、陰で堀北を始めとするDクラスの主要人物たちを操り行動している[注 1]。表向きは行動を共にしている事が多いためか事あるごとに周りから堀北との関係を勘ぐられるが、綾小路にとって彼女はあくまで「隣人」であり、それ以上でも以下でもない。
- 過去のトラウマを利用して仲間に引き込んだ軽井沢を依存させており、現時点で彼にとって最も便利な「手駒」としている。そのため軽井沢に対する対応は基本的に冷淡だが、プールでは彼女の傷を気遣って命令する形で彼女をプールで遊ばせその時の笑顔に充足を得たり、せっかく手に入れた貴重な手駒ということで見捨てることを視野に入れながら、結局助け出すなど情がないわけではない。自身の描く結果のためなら道具として冷酷に利用するも、「事が終わったあとはずぶ濡れで寒空に放置させることに気遣いを見せる」「自分が利用していた事実を含めて過去のトラウマを乗り越えた軽井沢を讃える」など、自分が利用する上で軽井沢を成長させる方向に導いている。冬休みの佐藤達とのWデートの後に軽井沢とともに生徒会副会長の桐山に接触した際、軽井沢のことを「信頼できるパートナー」と紹介、その帰り道で改めて軽井沢の了承を得ることで彼女を正式に自身のパートナーとする。また軽井沢が平田を苗字呼びに戻す際、自分のことは変わらず名前呼びである事を指摘し、その際、いい機会だからと彼女を「恵」と名前呼びすることにした。綾小路曰く、入学してからの間で彼と一番距離を縮めたのは彼女であり、いづれAクラスや生徒会の問題などが解消されればその時は友人以上の存在に変わってゆくかもしれないと思っている。
- 自分の執事であった松雄とその息子の顛末を父親から知らされた際も冷淡な反応で「つまらないこと」と内心切り捨てているが、それをダシに退学するよう圧力をかける父親に意趣返しとして「松雄の遺志を継ぐ」と返す。父親の方針に逆らい、凡人が天才と同じ土俵に立つことができるということを願っていると語っている。父親との接触で茶柱の脅迫が嘘であることがわかってからはDクラスを堀北と平田に任せ、当初の予定通りに普通の学生に戻ることを選択。その際龍園との決着をつけるために堀北学との取引に応じた。
- ホワイトルームの出身であり、父親に完璧に育てられた最高傑作である。本人はホワイトルームの事を「無菌室」と評しており、物価がいまいち分かっていなかったり、屋外での全力運動・雪を見たことが無いなど、外部から隔離されていた模様。彼の過去を確実に知っている者は現時点では茶柱と坂柳親子のみ。
- 原作では表情には出さないものの他者の言動に内心ツッコミを入れる描写が多く、年相応の高校生らしい一面も見せている[注 2]。アニメ版ではストーリーの省略によりこの描写は控えられている。
- 堀北 鈴音(ほりきた すずね)
- 声 - 鬼頭明里[1] / 大西沙織(2015年PV)
- 本作のヒロインの1人。誕生日:2月15日[2]。身長156cm。星座:みずかめ座
- 綾小路の隣の席に座っているクラスメイトである美少女。当初は周りとの関係を作ろうとせず、ただAクラスに上がりたいという一方的な野心のため、クラスメイトとの交流を避けていたが、例外的に綾小路とは何度かコミュニケーションを取るようになる。綾小路と関わる過程で、彼にはなにか秘密があるのではという疑心と興味が芽生えている。体育祭にて敗北を経験してからは他人の価値を認めるようになり、以前綾小路に諭されたこともあって他人を切り捨てる戦い方ではいけないという考えを持ち始め、クラス全員でAクラスを目指すようになる。櫛田とも当初彼女の自分に向ける嫌悪に直感的に気づいており互いに嫌悪していた関係だったが、彼女の他人を味方につける力と自分を追い詰めた知略と覚悟を認め、櫛田から敵対宣言をされている状況にも関わらず彼女に歩み寄りを見せようとしている。
- 学園の生徒会長の堀北学の妹であり、兄妹仲は険悪になっているが、それでも兄を慕おうとしており、「兄と肩を並べたい」という願望を持つ。しかし、兄からは拒絶的な言動を取られ、綾小路からも「周りを否定する性格をどうにかしないとAクラスには上がれない」と諭される。その後、体育祭で完全な敗北を喫し周りとの協力が不可欠だと気付き、今までの考え方を改めた。それ以降クラスの代表格である平田と全面的に連携を取り、Dクラスのリーダーとして手腕を発揮するようになった。期末試験でのペーパーシャッフルでは須藤たちを指導し、結果Cクラスに勝利して3学期以降のCクラス昇格を確実なものとした。その最中に自分を敵視する櫛田に対し、兄である学を証人に自らの退学と櫛田の協力、あるいは妨害をしないことを賭けた勝負を仕掛け、櫛田と龍園の裏をかいて勝利した。
- 「須藤の暴行事件騒動を解決したのは堀北鈴音」だという噂が学園中に広まると、須藤からは恩義を通り越した好意を持たれ、暴行事件を起こさせた黒幕の龍園からも興味を持たれたが、本人にとっては鬱陶しいという感情しかない。しかし体育祭で須藤と打ち解けてからは多少ではあるが態度は軟化しており、彼を更生・成長させるために色々なプランを考えている。
- 軽井沢 恵(かるいざわ けい)
- 声 - 竹達彩奈[3]
- 本作のヒロインの1人。誕生日:3月8日[4]。身長154cm。星座:うお座
- Dクラスのヒエラルキー最上位にいる、不良っぽい雰囲気のギャル系少女。Dクラスの女子は彼女と櫛田のツートップになっている。平田と付き合っているが、実際はクラスのまとめ役であるという彼の地位を利用して"寄生"しているだけで恋愛関係ではない。小・中学校と酷いいじめを受けていて、この秘密を守るためなら何でもするという程のトラウマとなっている。(ただし、実際にいじめを受けていたのは中学時代の3年間であり、小学校時代から9年間虐めを受けていたというのは上記のように平田との間に偽りの関係を結ぶ際、彼を寄生先として確実に利用するために付いた嘘である事をクリスマスに綾小路に告げている)
- 左脇腹付近に虐めを受けた際に負った深い傷跡(綾小路曰く刃物で切り裂かれたような、命の危険すらあったと匂わせるようなもの)が残っており、これが心身ともに彼女を苦しめている。
- 船上の特別試験中、Cクラスの真鍋達にいじめられっ子であったことを見破られた際には激しく動揺し、過呼吸に陥った。綾小路の策略で真鍋達から暴行を受けた後、綾小路にその過去の事で脅迫されると、彼の協力者となり、"寄生"先を平田から綾小路へと変えた。ただし、表面上は体裁を繕うため平田と付き合ったフリはやめていない。綾小路曰く、堀北は信用出来ないが軽井沢は信用に値する。2学期の体育祭の時期から平田のことを「洋介くん」と呼び、綾小路のことを「清隆」と呼んでいる。
- 龍園がDクラスに潜む黒幕Xの正体を探る中で標的にされ、過去に受けたいじめを再現される形でXの正体を尋問される。その際、自分が真鍋たちからいじめられたことが綾小路の仕組んだことであると龍園から聞かされショックを受けるも、彼と共に行動していたことを楽しいと感じており、たとえ利用されていたとしても綾小路を裏切らなかった。その直後に綾小路が助けに来た際には今まで受けたいじめの恐怖が消え、綾小路を守るためなら自分がいじめられていた過去を自ら話そうとするなど、綾小路を絶対的に信頼するようになっている。またこの件以降、辛い過去を乗り越えたためか自身の体に残った傷跡についても以前ほど気にならなくなっており、過去受けていた虐めに関しても、思い出して呆れる程度のものとなっている。
- 屋上での一件以降綾小路への好意を自覚するも当初は頑なに認めようとせず、自分に綾小路とのデートの相談を頼む佐藤の願いを聞き、彼女と綾小路をくっつける計画を立てる。当日に平田と共に綾小路、佐藤とダブルデートを行い佐藤の告白を見守るも綾小路が彼女を振ってしまい、そのことについて綾小路に聞きだすと、軽井沢の利用価値を損なうことを嫌った綾小路の判断を聞き、(薄々気づいてはいたが)彼が基本的に相手を道具としか見ていないことを指摘する。その後南雲下ろしのため、パートナーとして共に桐山副会長と対面し、改めて綾小路への協力を約束する。その際平田と別れることを決断し、平田の呼び方を名前から再び苗字に戻した時、変わらず綾小路のことを清隆と呼び続けてることを指摘され、綾小路から「自分も恵と呼ぶ」と宣言され、あえなく彼への好意を認めざるを得なくなった。
- 龍園 翔(りゅうえん かける)
- 声 - 水中雅章[1]
- 誕生日:10月20日[5]。身長173cm。星座:てんびん座
- Cクラスのリーダーを務める男子で、クラスメイトを力で従える独裁者兼王者に近い存在。学校指定のカッターシャツが黒になっている。頭の回転も速く、手段を選ばずに様々な奇策で標的を陥れる。時に卑劣で非道とも言える手法も取るため、他のクラスは嫌悪感を抱いており、特にAクラスの葛城からかなり危険視されている。一方、Cクラス内では彼を恐れつつも能力の高さを疑う者はおらず、クラスメイトの大半は彼に忠実に従っており、彼自身もクラスメイトの事をそれなりに大事に思っている節がある。
- 本人は「努力が嫌い」と公言しているが、勝利への執着は非常に強く、そのためには多少の労は惜しまない。実際、無人島特別試験では作戦遂行のため、クラスメイトのリタイア後の1週間近くを単独かつポイント不使用のまま乗り切っている。
- 小学生のときの遠足で蛇が現れたとき、周りが恐れるなか平然と蛇を殺し、そこで初めて相手を屈服させる快感を覚える。恐怖への耐性が非常に高く、勝負に関しても負けを知らないわけでなくむしろ数多くの敗北を経験しているが、恐怖で心が折れることなく相手を倒す手段を模索し、最終的に相手を屈服させて勝利をつかんできた。この精神力が龍園の自信の源と言える。
- 退学などポイントが下がるとどうなるかを見極めるサンプルとして、潰すのも視野に入れて度々最下位であるDクラスに手を出しており、その目的が達成した後はBクラス、そしてAクラスに狙いを定めており全クラスに様々な工作を仕掛けている。葛城や一之瀬についてはいつでも潰せると発言しているが、坂柳に対してはそう簡単にはいかない存在だと考えている様子。
- 2学期期末試験後に、Dクラスの策士Xの正体(綾小路)を突き止めようと行動を開始し正体を確認するが、綾小路の身体能力の強さと彼が相手を一蹴してもなんら感情を抱くことない姿に生まれて初めて恐怖を感じる。その後、正体を突き止めるための行動がCクラスの負い目になる状況となったことで「暴君」のけじめとして、独断行動を取ったとして責任をとり、退学しようとする。しかし、Aクラスとの契約などまだ利用する価値があると判断した綾小路の入れ知恵により、石崎等の取り巻きと伊吹の説得でCクラスのリーダーは辞任したが、そのまま在学することになった。その後は基本的に一人で行動するようになっている。冬休みに綾小路に呼び出された際にAクラスがBクラスへの攻撃を仕掛けている情報を受け、金田たちCクラスに根回しすることで綾小路と取引をする。そして綾小路の計らいで堀北学と引き合わされ、南雲降ろしの計画について聞かされる。正月には坂柳に呼び出され、Cクラスのリーダーを降りた件について質問を受ける。その時の様子から坂柳と綾小路には以前から接点があり、坂柳が自分が綾小路に負けたのか確認をしていることに推理を巡らせた。
- 一之瀬 帆波(いちのせ ほなみ)
- 声 - 東山奈央[1]
- 本作のヒロインの1人。 誕生日:7月20日[6]。身長159cm。星座:かに座
- Bクラスのリーダーを務める女子で、ロングヘアでスタイルの良い美少女。明朗快活で社交的な性格から櫛田と並びクラスメイトに限らず多くの同級生(主にDクラス)と幅広く交友関係を持っている。Aクラスの坂柳や葛城に匹敵する高い能力を有していて、担任教師からの信頼も非常に厚いが、中学時代の長期間の欠席のためにBクラスへの配属となった(本人はBクラスの生徒達は優しい人が多いという理由で満足している)。天然か故意か分からない言動を綾小路にしている。堀北から「本当の善人」と評価された際には動揺を見せ「買い被り過ぎ」と否定している。通常では考えられないほどの大量のプライベートポイント[注 3]を所有しているが、その入手方法は不正によるものではない[7]。
- 船上特別試験では綾小路と同じ兎グループになり、グループの話し合いでは発言しなかったが、綾小路の作戦を見破っていた。
- 次期生徒会長である南雲がかつてはBクラスの生徒で、自力でAクラスに昇格した事を知り、彼に憧れて生徒会入りを希望する。一度は彼の影響下に入るのを危惧した学に見送られたが、南雲本人の勧誘により入る事が出来た。
- 坂柳 有栖(さかやなぎ ありす)
- 声 - 日高里菜[1]
- 本作のヒロインの1人。誕生日:3月12日[6]。身長150cm。星座:うお座
- Aクラスを統率する二大巨頭[注 4]の一人である小柄な女子生徒。父親は高度育成高等学校の理事長。心臓病を患っているため医師から一切の運動を禁じられ、歩行時には杖の使用を学校から許可されている。普段はおしとやかで言葉遣いは誰に対しても丁寧な一方、本性は冷酷であり、葛城とは対照的に非常に攻撃的な思考をしている。天才的な頭脳を駆使して敵対者を退け続けてきた。特に、葛城が指揮を執っていた特別試験で仲間を介して度々妨害工作をすることで、彼をクラスのリーダー争いの舞台から引きずり落とした。
- ホワイトルームの関係者であり、綾小路の過去を知る数少ない人物の1人。実父が綾小路の父親と接点を持っており、実父と共にホワイトルームにいる綾小路を目撃するなど、過去に彼と面識があった模様。綾小路の存在を認識してからは表向き無関係を装いながらも神室を使って彼を尾行させたり、龍園のDクラスに対する工作に配下と共に割って入り妨害行動を取ったりするなど、綾小路に自分の手で勝利することにこだわり、他人に彼の本性が認識されることを避けようとしている。
1年生(綾小路の同学年)
Dクラス
3学期(8巻)時点でCクラスに昇格する。
- 綾小路 清隆
- 綾小路 清隆を参照。
- 堀北 鈴音
- 堀北 鈴音を参照。
- 櫛田 桔梗(くしだ ききょう)
- 声 - 久保ユリカ[1] / 高橋未奈美(2015年PV)
- 本作のヒロインの1人。誕生日:1月23日[2]。身長155cm。星座:みずかめ座
- 男女共に絶大な人気を誇るDクラスのアイドル的存在である美少女。「学園中のみんなと友達になりたい」という目標を持ち、綾小路や堀北とも交流を続けているが、堀北はその性格のため櫛田との接触を避けている。孤立している堀北を気にかけており、一方でコミュニケーション下手の綾小路とは初対面で意気投合しており、連絡先を交換している。しかし実は極度の承認欲求の持ち主で、本性も高円寺以上に傲慢で利己的な性格であり、裏ではクラスメイト等の周囲の人間を嘲笑し見下している。
- 幼い頃は周囲より学業と運動両面で優れた成績を残していたが成長するにつれ埋没、その後はその欲求をクラスの中心となり相談役になることなどで叶えていたが、上述の本性が災いして、ストレスを貯めてしまい、それを他者への悪態を陰で吐く事で発散していた。中学生時代、現在のように他人の悪口を声に出すのではなく匿名ブログに記載するということでストレス発散をしていたが、クラスメイトに発覚してしまい、逆上の末にブログに書いていなかったクラスメイトの秘密を暴露し学級崩壊を招いた過去を持つ。この一件に関する情報は高校側にも伝わっており、彼女のDクラス配属の原因となっている。
- 堀北への悪口を一人で吐き出しているところを綾小路に目撃されてしまい発覚、口外しないことを約束しようとしない彼に強引に胸を触らせ、「約束を守らなければ強姦されそうになったと叫ぶ」と脅した[注 5]。綾小路のように暗くて地味な男は嫌悪しているが、どこか彼に依存している兆候も見受けられる。上述の承認欲求のためか、運動や学業などの能力面で優秀な堀北に嫉妬している節もある。
- 綾小路に秘密を知られた後も表面上はそれまで同様に綾小路と親しく接しており、綾小路も櫛田の秘密は幻であったと感じたいと思いつつ警戒を緩めない関係が続いていた。その警戒は的中しており、船上の特別試験以降、影で龍園と手を組んでDクラスを裏切り続けていた。裏切った理由は自分の中学時代を知っている堀北を陥れて退学させる事が目的であった。また、体育祭での裏切り行為を綾小路に看破されると彼も標的にした。
- 2学期の期末テストにて堀北から勝負を持ち掛けられ、堀北学前生徒会長の立ち合いのもと、堀北の退学と櫛田の堀北への妨害行動の禁止を賭け期末テストの数学の点数で勝負することになった。その際、別室で綾小路を呼び出し自身の過去を暴露する代わりに綾小路の退学も要求した。そして堀北たちの勉強会に参加する最中、堀北より先に堀北たちの予定と違う問題を先に提出することで代わりに龍園からCクラス側の問題を提供させることで堀北との勝負に確実に勝てるよう仕向けた。しかし、堀北からは行動を読まれたうえで自分の問題を採用されないよう茶柱にストップをかけられており、さらにその情報をもとに綾小路が龍園から櫛田に提供した問題文と解答の提供、もしくは問題の大幅な変更を要求したことでCクラスからの問題が自分の想定した問題から変えられてしまったことで堀北に敗北した。堀北への妨害工作を行わないことを宣言するも、同時に綾小路への妨害を行うことを言外に示唆したため、綾小路からはいずれ約束を反故にするだろうと早くも見破られている。勝負が終わったあと龍園に自分を裏切ったことを問い詰めるも自分が裏をかかれていたことを指摘される。
- 堀北との勝負に負けて以降は目立った行動を取らないようになっているが、龍園に軽井沢の番号を伝えるなどまだ繋がりは持っている。冬休みに綾小路に呼び出された龍園の話で、堀北を退学させるため龍園にコンタクトを取っていることが明かされ、その堀北からは冬休みにテストで勝った優位性を盾に人目のつく場所にて積極的に交流を迫られている。堀北学と取引を交わした綾小路から、妹の鈴音の退学を狙っていることに自分の学校生活の障害になると判断され、退学させることを決定された。
- 佐倉 愛里(さくら あいり)
- 声 - M・A・O[1]
- 本作のヒロインの1人。誕生日:10月15日[2]。身長153cm。星座:てんびん座
- 目立つことを嫌う気弱な美少女。バスト96のFカップという優れたプロポーションを持っているが、着痩せと猫背のせいで気づく人は少なく、地味な少女として振舞っている。写真撮影(自撮り)が趣味。
- 偶然1人で写真撮影をしていた時に、Cクラスの3人と須藤が喧嘩をしてる現場を撮影してしまう。気弱さ故に証言ができず、ずっと抱え込んでいたが、綾小路と櫛田の説得により、自分がデジカメで撮影した写真(アニメではメモリーカード)を審議に提出し、須藤の無実を証明した。
- 芸能界ではグラビアアイドルの雫(しずく)として活躍している。生徒と学外との連絡の一切を禁じているため在学中はアイドル活動は休止中だが、インターネットは対象外で、ネット上で画像を公開するなどして活動中らしい。熱狂的なファンがおり、そのファンからストーカー被害を受けた。その後、綾小路と一之瀬に助けられて以降、綾小路に好意を抱いている。だが内向的な性格故に他の人が来たら恥ずかしさのあまり逃げ出してしまう。
- 2学期の期末試験時に綾小路が幸村・三宅・谷部たちと勉強会を始めた際は自分もひそかについて行っており、彼らがグループを作ろうとしたときに自分も仲間に入れてほしいと頼んだ。それ以降綾小路グループの一員として仲間たちと行動するようになり、長谷部の提案から綾小路を始め仲間たちを下の名前で呼んでいる。自由気ままな性格の長谷部とも「波瑠加ちゃん」と呼んで親しくなっている。
- 平田 洋介(ひらた ようすけ)
- 声 - 逢坂良太[1]
- 誕生日:9月1日[5]。身長174cm。星座:おとめ座
- Dクラスのまとめ役を果たしているサッカー部の男子で、男女関係なくクラスメイトからの信頼が厚い。成績も人柄も優秀であり、なぜDクラスに配属されたかは当初は不明だった。早くから綾小路がDクラスを影で操っていることに気付いた人物の1人。
- 無人島の特別試験においてもDクラスを指揮していたが、下着盗難事件と放火事件が連続して発生した際には精神的に追い詰められて一時放心状態に陥り、完璧かと思われた彼の心の弱さが露になったが、綾小路の声掛けにより我に返り、何とか事なきを得た。
- 中学時代に友達だった人物がいじめにあったときに見て見ぬふりをしてしまい、結果として自殺未遂をしてしまった過去を持ち、自身の正義感に影響している。しかし綾小路からは「それだけで彼がDクラスに配属される理由にはならない」として平田を完全には信用していない。
- 軽井沢が真鍋たちに因縁をつけられ相談されたときには、軽井沢だけでなく真鍋たちにも手を差し伸べようとしているため、軽井沢の要求を受け入れずに、軽井沢の件を綾小路に任せようとした。その際、綾小路の本性の一端を目撃しており、それにより後に堀北の影で動いている人物が綾小路であると確信した。それ以降軽井沢と共に綾小路や堀北と接触する機会が多くなった。
- 軽井沢 恵
- 軽井沢 恵を参照。
- 須藤 健(すどう けん)
- 声 - 竹内栄治[1]
- 誕生日:10月5日[2]。身長183cm。星座:てんびん座
- バスケ部に所属する、不良っぽい見た目の男子。ちょっとしたことで人に手を上げるという「落ちこぼれ」を象徴するような生徒として、他のクラス(主にCクラス)からからかわれていた。しかし運動能力は学年全体でもトップクラスである。1学期中間テストの英語で赤点を取ったことで担任の茶柱に退学を言い渡されたが、本人に内証で綾小路と堀北が10万プライベートポイントで担任から1点分を買ったことで退学は免れた。
- 荒っぽい性格ではあるが、根っからの不良というわけでもなく、バスケにかける思いは本物である。いつの間にか綾小路達と(外面的には)友人関係になっている。堀北が暴行事件を解決したと思いこみ、堀北に対し深い感謝と好意的な感情を持つようになった。
- 体育祭のときには持ち前の運動能力を見込まれリーダーとして振る舞うも、龍園の策で追い詰められたことで今までの信頼の無さが災いしてしまい、途中で投げ出してしまう。途中で綾小路から叱咤された堀北の説得を受け体育祭に復帰。堀北とも以前以上に互いに分かり合うようになり、彼女の仲間として堀北に尽力するようになった。
- 山内 春樹(やまうち はるき)
- 声 - 岩中睦樹[1]
- 誕生日:5月30日[5]。身長160cm。星座:ふたご座
- 池、須藤と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれている男子。彼女を作って学園生活を送るのが夢。自分を誇張してしまうのが癖。佐倉に好意的な感情を抱いているが、綾小路に「佐倉のメールアドレスを教えてあげる代わりに堀北を汚せ」と言われた時、その事を真に受けて何の疑いも躊躇いも無く、堀北を平然と汚す程のストーカーに近い感情を抱いている。夏休みに綾小路の協力で告白するも撃沈。そこで自分が佐倉を真剣に好きになってなかったことを自覚し、「もう適当な恋はしない」と振り切った。
- 体育祭で綾小路の俊足ぶりが発覚してからは、池と共に彼を遠ざけるようになった。
- 池 寛治(いけ かんじ)
- 声 - 阿部大樹[1]
- 誕生日:6月16日[2]。身長168cm。星座:ふたご座
- 成績が平均以下で、須藤、山内と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれているが、コミュニケーション能力は高く、アウトドアが得意。
- 無人島の特別試験では、初日に簡易トイレの使い方で篠原を始めとするクラスの女子たちと揉めたが、その日の夜には自身の幼い頃の経験を思い出して、素直に自分の非を認めて謝っている。だが、Cクラスの伊吹の策略で下着泥棒の濡れ衣を着せらそうになった時は、後始末を綾小路に押しつけた。櫛田に好意を持っていて、無人島への渡航時の超豪華客船内で彼女に告白すると宣言したが、実際は下の名前で呼び合うことの了承を取っただけだった(本人はそれで満足している)。
- 体育祭で綾小路の俊足ぶりが発覚してからは、山内と共に彼を遠ざけるようになった。
- 冬休みに篠原が3年の女子に絡まれているときに機転を利かせ助け出し、それが縁で彼女からお礼をかねて遊びの約束をされる。篠原のことを「ブス」などこき下ろしているが、まんざらでもない反応をしている。
- 高円寺 六助(こうえんじ ろくすけ)
- 声 - 岩澤俊樹[1]
- 誕生日:4月3日[5]。身長181cm。星座:おひつじ座
- 名家出身でオールバックの髪型の男子。性格はまさに唯我独尊そのもので、普段から「自分さえ良ければいい」と考え、そうした態度を隠そうともしない言動ゆえ協調性も非常に乏しく、クラス内では完全に孤立しているが、本人は気にもかけていない。Dクラスに配属されても「学園が自分の能力を測りきれなかっただけに過ぎない」と発言する程に自身の能力を誰よりも確信している。性格に難があるも、それ以外においては明晰な頭脳と鍛え上げられた肉体の持ち主であり、船上特別試験で自身のグループの優待者を1回の話し合いで見抜いたり、50m自由形を23秒台[注 6]で息も切らさずに泳いだりと、学力・身体能力ともに卒業生と比較しても屈指の実力を持つ。
- 幸村 輝彦(ゆきむら てるひこ) / 幸村 啓誠(ゆきむら けいせい)
- 声 - 郷田翼[1]
- 誕生日:7月11日[7]。星座:かに座。
- トップクラスの学力を持っているが運動は苦手。学力のみで人を判断する傾向があったが、クラスの足を引っ張るだけだった体育祭をきっかけにクラスメイトを見下すのをやめ、進んで協力するようになる。自分たちを置いて出ていった母親を卑劣な人間と嫌悪しており、母親につけられた下の名前で呼ばれるのが嫌で、「綾小路グループ」において、下の名前で呼び合うことになったときに、「啓誠」[注 7]と呼ぶように求めた。
- 三宅 明人(みやけ あきと)
- 声 - 鈴木崚汰
- 誕生日:7月13日[7]。
- 弓道部所属。長谷部とテストでの苦手分野が全く同じであり、間違えた部分まで一緒であった。群れることよりも一人を好む。
- 長谷部 波瑠加(はせべ はるか)
- 声 - 巽悠衣子
- 誕生日:11月5日[7]。
- 端正な顔立ちの女子。左目の泣きほくろが特徴。友達と認めた相手のことをあだ名で呼ぶ癖がある。櫛田や軽井沢等とある程度の友人関係は築いているが、基本的には一人を好む。
- 自分の感情・好き嫌いに素直に行動するため、時に他人から不興を買うこともあるが、基本的に悪気はなく自分の振る舞いが不快にさせたと感じたときには素直に謝罪している。三宅とは以前から交流があるのか、三宅のことを「みやっち」と呼んでいる。綾小路グループを結成した際には久々に仲良くできそうだと感じており、メンバーに下の名前で呼び合うことをルールとして提案した。幸村のことは「ゆきむー」、綾小路のことは「きよぽん」[注 8]、佐倉のことは「愛里」と呼んでいる。
- 佐藤 麻耶(さとう まや)
- 声 - Lynn
- 誕生日:2月28日[7]。星座:うお座
- 軽井沢の友人の一人で彼女と同じギャル系の女子。池曰く、間違いなく男慣れしている。 体育祭のリレーでの綾小路の走りを見て以降、彼に好意を寄せている。告白すると周りの女子に宣言しているが、現時点では連絡先を交換したに留まる。勉強会で腕を組むなど積極的にアプローチをしている。
- 冬休みに綾小路から遊びに行く約束を取り付け、クリスマスにデートの約束をし、軽井沢にデートの助言を乞う。平田を交えたダブルデートで綾小路に告白するも、綾小路からは軽井沢ほどの価値はないと判断されたため「現時点で好意を持っていないから付き合えない」と真っ向から断られてしまい、涙を浮かべて走り去った。
- 篠原 さつき(しのはら さつき)
- 声 - 香田沙織
- 誕生日:6月21日[8]。
- 軽井沢の友人の一人で料理部に所属している。強気かつ独善的な性格の持ち主。無人島特別試験時に簡易トイレを巡って池や幸村と口論になった。更にCクラスの伊吹の策略により軽井沢の下着が盗まれた時、一方的に男子が犯人と決め付け、証拠が見つからなかったにも関わらず、男子と女子のエリアを分けろと軽井沢や佐藤等の仲間と迫ったり、綾小路が伊吹を罠に嵌める為に起こした放火を男子が下着泥棒を隠蔽する為にやったと疑った。
- 外村 秀雄(そとむら ひでお)
- 声 - 川辺俊介
- 誕生日:1月1日[7]。
- 太めの外見で周りからは「博士」と呼ばれている。入学初日に8万ポイントするパソコンを買っている。普段は侍口調であるが、かなりアニメオタクで、アニメのキャラの口調を真似して喋る。
- 松下 千秋(まつした ちあき)
- 声 - 田澤茉純
- 軽井沢の友人の一人。軽井沢・佐藤・篠原とよく連んでいる。無人島試験では彼女達と共にDクラスのチームワークを乱す行動と言動を取った。
- 井の頭 心(いのがしら こころ)
- 声 - 下地紫野
- 櫛田の友人の一人。入学初日の自己紹介では緊張をしていたが、櫛田の声掛けによって落ち着きを取り戻すことができた。
- 王 美雨(ワン メイユイ)
- 声 - 桜木アミサ
- 櫛田の友人の一人で、彼女や井の頭と仲が良く、櫛田からは「みーちゃん」と呼ばれている[9]。
- 森 寧々(もり ねね)
- 櫛田や軽井沢といったクラスの女子の中心人物達と仲が良い。
- 沖谷 京介(おきたに きょうすけ)
- Dクラスの生徒の一人で、ショートボブの青髪の男子。華奢な身体の持ち主で、容姿も口調もどちらかというと女子に近く、女子に免疫のない男子なら惚れてしまいそうな雰囲気を漂わせている[注 9]。1学期の中間試験対策の堀北の勉強会の際、顔を赤らめながらも参加を申し出た。
- 前園(まえぞの)
- 原作のみに登場する女子生徒。口と態度が悪く、佐倉と相容れないタイプの女子。
- 市橋(いちはし)
- 原作のみに登場する女子生徒。普段は大人しいが、強気な女子。
- 小野寺 かや乃(おのでら かやの)
- 水泳部に所属していて、4月中の体育の授業で行われた50m自由形競争では櫛田や堀北に大差を付けて1位を取った。
- 石崎(いしざき)
- 原作のみに登場する女子生徒。5巻189ページ堀北の騎馬の土台になった女の子。
- 小宮(こみや)
- 原作のみに登場する女子生徒。5巻189ページ堀北の騎馬の土台になった女の子。
- 近藤(こんどう)
- 原作のみに登場する女子生徒。5巻189ページ堀北の騎馬の土台になった女の子。
Cクラス
3学期(8巻)時点でDクラスに降格する。
- 龍園 翔
- 龍園 翔を参照。
- 伊吹 澪(いぶき みお)
- 声 - 小松未可子[1]
- 誕生日:7月27日[5]。身長159cm。星座:しし座
- 本作のヒロインの1人。Cクラスでは成績トップクラスにいるクールな女子で、普段から単独行動を好む。身体能力にも優れていて、特に格闘技術に長けている。クラスメイトの大半が入学後には龍園に忠実に従うようになった中、抵抗を示している1人だが、その本人からはまともに相手にされていない。しかし同時に龍園が最もAクラスに近い男だとして認めており、そのため反抗心を抱きながらも龍園の方針に従う等、彼に対して複雑な感情を抱いている事が窺える。一方で石崎や真鍋等、他のクラスメイトに対しては露骨な嫌悪感を露わにするほど毛嫌いしている。
- 普段は男勝りだが、年相応の少女らしい面もあり、夏休みにケヤキモールで行われていた占いに足を運んでいる。このときの服装については、綾小路曰く「なかなか清潔感ある私服で好感が持てる」。また、嘘をつくときに無意識に相手の目を見て話す癖があると綾小路から分析されている。
- 無人島特別試験の時点で龍園に従うようになっており、方針に異論を唱えた結果暴行を受けて追い出されたという一芝居を打つことでDクラスに潜入し、キーカードを持ち出すスパイの役割を担っていた。綾小路とは無人島での他に夏休みで成り行きから共に「天中殺」という占いで共に占ったことから浅いながらも繋がりがあり、当初綾小路がDクラスの黒幕Xとして容疑者に浮上した際にはそうは見えないとして否定した。軽井沢の尋問の時に綾小路が姿を見せたときも当初は頑なに綾小路がXであることを認めようとしなかったが、石崎やアルベルトが綾小路に一蹴されたこと、龍園の作り出した状況が綾小路によって仕組まれていたことを明かされ認めざるを得なくなり「分からないけどムカつく」と取り乱していたことから内心自覚してないながらも綾小路を信頼していた節が見られる。
- 龍園が策士X探しのため、過去のトラウマを利用して軽井沢に尋問を行ったときは嫌悪感を表しながらも止めることはしなかった。綾小路が正体を現し、石崎・アルベルトと共に綾小路に挑むも敗北する。リーダーの龍園も敗北し、さらに自分たちの問題行動がDクラスに有利な形で証拠を握られていることで龍園が自ら退学をすることで清算しようとした際には呆然としており、翌日龍園に本心をぶつけた後、龍園を殴り倒して帰路についた。しかし寮に戻ることをせず、姿を見せた石崎・アルベルトと出くわし、しぶしぶお茶に誘われることになる。そこで龍園の退学を阻止したことを聞かされ、同時に龍園の行動を止められず結果として龍園が一度失脚することになったことに責任を感じていることを自覚する。そのことを石崎たちにも察知されており、励まされていることに苛立ちを抱いていた[注 10]。7.5巻では石崎たちと合流する前に映画館に来たところで綾小路と鉢合わせることになり、自分を騙していたこと、心の中で嘲笑っていたことに突っかかり、成り行きで綾小路に勝負を仕掛ける。再戦するもまるで歯が立たず、降参し以後個人的に関わらないことを約束した。その際、龍園の8億ポイントを貯める作戦について綾小路に質問をした。
- 椎名 ひより(しいな ひより)
- 誕生日:1月21日[7]。
- 1人を好む物静かな性格の女子。茶道部に所属。授業態度は真面目で高い知性を持ち、性格に難のある生徒が多いCクラスの生徒の中では数少ない良識派だが、協調性に欠ける。龍園が"X"について探る目的でDクラスの勉強会に現れた際に同行し、疑わしい生徒を観察していた。読書が趣味で、図書館で偶然再会した綾小路と意気投合しており、そこで彼と同席する形で初めて学食を利用しており、その後も綾小路を気にかけている。
- 石崎からは何故か敬語を使われていて、龍園からも下の名前で呼ばれている。龍園から評価されるほどに頭がキレるが、争いごとを嫌うため手駒としてはあまり重要視されていない。しかし、綾小路に敗北しリーダーの座を降りた龍園から自分の後任として名前を挙げられている。
- 金田 悟(かねだ さとる)
- 声 - 堀川誉
- 誕生日:1月9日[8]。
- 美術部所属。学力が高く、性格も落ち着いていて、龍園の事を「氏」付けで呼んでいる。無人島特別試験では、伊吹と同様の過程でBクラスに潜入し、リーダーの情報を龍園に伝えることに成功した。椎名と共に龍園の後任として彼から名前を挙げられている。
- 山田 アルベルト(やまだ アルベルト)
- 声 - Ricky
- 高校生離れした体躯を持つ日本人と黒人のハーフ。入学当初は龍園に反抗していたが、最終的には屈した。それ以降は龍園に心酔するようになり、彼のボディーガード的存在として、失態を犯した生徒や龍園に歯向かう生徒に対して暴力による制裁・折檻を行う。ただし本人自身は争いごとが嫌いで、龍園の指示以外で暴力をふるうことはない。
- 石崎 大地(いしざき だいち)
- 声 - 帆世雄一
- 誕生日:4月14日[8]。
- 中学時代から喧嘩などの不良行動を起こしていた問題児の男子。アルベルトと同様に最初は龍園に反抗していたが、彼に屈した後は忠実に従うようになり、召使いのようにこき使われている。龍園の命令で、同じく彼の手下である小宮や近藤と共に意図的に須藤と揉め事を起こし、暴力を受けたとして彼を訴えたが、最終的に堀北の提案を受け入れて訴えを取り下げた。
- 龍園に酷使される形でたびたび使えないとやり玉に挙げられるも、本人は龍園の実力を認め彼をリーダーとして仰いでおり、龍園が綾小路に敗れ退学を宣言したときには、アルベルトと共に自らの退学を賭けることで龍園の退学を阻止した。龍園からは叱責され更に殴打される結果となったが、本人は龍園の退学を阻止したことに満足し受け入れた。以降屋上での一件に関わっていない小宮たちCクラスのメンバーには龍園の筋書き通り龍園と仲たがいをしたように振る舞っている。
- 小宮 叶吾(こみや きょうご)
- 声 - 長谷川芳明
- バスケ部に所属している龍園の手下の一人で、石崎や近藤と共に彼の命令で意図的に須藤と揉め事を起こした。
- 近藤 玲音(こんどう れお)
- 声 - 村杉明彦
- バスケ部に所属している龍園の手下の一人で、石崎や小宮と共に彼の命令で意図的に須藤と揉め事を起こした。
- 真鍋 志保(まなべ しほ)
- 船上の特別試験で伊吹と共に綾小路と同じ兎グループになった女子。龍園等自分より強い人物には弱腰だが、自分より弱い人物には威圧的な態度を取り、気に入らなければ脅迫したり暴行を加えたりする卑劣な性格で、伊吹からも軽蔑され嫌悪されている。
- 夏休み前、仲間の諸藤と揉めた軽井沢への反感から同じく仲間である藪や山下と共に彼女を脅迫し暴行を加えるが、幸村に止められる。その後、綾小路に唆されて、諸藤を加えた仲間と共に再度軽井沢に暴行を加えたが、その光景を彼に撮られ、その事をネタに脅迫され、裏切りを強要される。
- 藪 菜々美(やぶ ななみ)
- 船上の特別試験で綾小路と同じ兎グループになった真鍋の仲間の一人で、彼女や山下、諸藤と共に軽井沢に暴行を加えた。
- 山下 沙希(やました さき)
- 船上の特別試験で綾小路と同じ兎グループになった真鍋の仲間の一人で、彼女や藪、諸藤と共に軽井沢に暴行を加えた。
- 諸藤 リカ(もろふじ りか)
- 夏休み前、軽井沢とトラブルになった真鍋の仲間。藪や山下と比べて気弱だが、真鍋が主導するいじめを楽しむ等、陰湿な性格をしている。
- 小田 拓海(おだ たくみ)
- 船上の特別試験で龍園と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった男子。
- 鈴木 英俊(すずき ひでとし)
- 船上の特別試験で龍園と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった男子。運動神経が悪い。
- 園田 正志(そのだ まさし)
- サッカー部に所属していて足が速い。船上の特別試験では龍園と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった。
- 時任 裕也(ときとう ひろや)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった男子。
- 野村 雄二(のむら ゆうじ)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった男子。運動神経が悪い上、気弱な性格をしている。
- 矢島 麻里子(やしま まりこ)
- 陸上部所属。船上の特別試験では佐倉と同じ牛グループになった。
- 吉村 功節(よしむら こうせつ)
- 三宅と同じ弓道部に所属している。
- 木下(きのした)
- 矢島と同じ陸上部所属。体育祭では龍園の指示で意図的に堀北との接触事故を起こした。
- 山脇(やまわき)
- 図書館で綾小路達Dクラスの生徒を侮辱し挑発したが、一之瀬に注意される。だがこの一件で堀北達は試験範囲が変更されていたことを知ることとなった。
- 西野(にしの)
- 龍園がスパイを探す目的で学生証端末を確認しようとした際、真っ先にプライベートの侵害だとして拒んだ。
- 神田(かんだ)
- Cクラスの生徒の一人[要出典]。
Bクラス
- 一之瀬 帆波
- 一之瀬 帆波を参照。
- 神崎 隆二(かんざき りゅうじ)
- 声 - 若山晃久[1]
- 誕生日:12月5日[6]。身長174cm。星座:いて座
- 一之瀬と同様の高い能力を持つクールな男子で、身体能力はクラス内トップクラス。Aクラス候補であったが、消極的な言動や態度からBクラスに配属となった。人付き合いが苦手で、女子と話すのも苦手だが、同じ志を持つ仲間として一之瀬と協力し、Aクラスを目指している。須藤の暴力事件の際も一之瀬と共に情報収集に協力していた。
- 船上の特別試験では堀北や櫛田と同じ龍グループになった。
- 白波 千尋(しらなみ ちひろ)
- 声 - 白城なお
- 誕生日:11月28日[8]。
- 美術部所属。一之瀬の友人の一人で彼女とよく行動を共にしている。実は一之瀬には気付かれていなかったが彼女に恋愛感情を抱いていて、告白するも交際を断られた。しかしそれ以降も一之瀬とは良好な関係を保っている。
- 無人島の特別試験ではBクラスのリーダーを務めた[注 11]。
- 柴田 颯(しばた そう)
- 誕生日:11月11日[8]。
- 平田と同じサッカー部に属する男子。走力だけなら平田以上にサッカーが上手く、須藤に並ぶ学年内トップクラスの身体能力を持つ。
- 小橋 夢(こばし ゆめ)
- 声 - 佳穂成美
- 一之瀬の友人の一人。船上の特別試験では佐倉と同じ牛グループになった。
- 網倉 麻子(あみくら まこ)
- 声 - 綾瀬有
- 一之瀬の友人の一人。
- 浜口 哲也(はまぐち てつや)
- 船上の特別試験で一之瀬と共に綾小路と同じ兎グループになった男子。
- 別府 良太(べっぷ りょうた)
- 船上の特別試験で一之瀬と共に綾小路と同じ兎グループになった男子。
- 安藤 紗代(あんどう さよ)
- 船上の特別試験で神崎と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった女子。
- 津辺 仁美(つべ ひとみ)
- 船上の特別試験で神崎と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった女子。
- 二宮 唯(にのみや ゆい)
- 船上の特別試験で小橋と共に佐倉と同じ牛グループになった女子。
- 渡辺 紀仁(わたなべ のりひと)
- 船上の特別試験で小橋と共に佐倉と同じ牛グループになった男子。
Aクラス
- 坂柳 有栖
- 坂柳 有栖を参照。
- 葛城 康平(かつらぎ こうへい)
- 声 - 日野聡[1]
- 誕生日:8月29日[6]。身長180cm。星座:おとめ座
- Aクラスを統率する二大巨頭[注 4]の一人である大柄なスキンヘッドの男子。優れた知性を持ち、小・中学校と長年生徒会の一員として活動していた。高校においても生徒会に入ろうとしたが、南雲の影響下に入る事を危惧した学により入る事は出来なかった。慎重な性格で、基本的には真面目で良識のある紳士的な人物だが、傲慢な面も少々見られる[注 12]。
- 学園の規則により双子の妹への誕生日プレゼントを贈ることができず、生徒会に相談するも聞き入れられなかったが、綾小路の提案で学園の外に出る機会のあった須藤を介してプレゼントを内密に贈ることに成功する。以降、綾小路とは見かけると世間話をする程度の関係となった。
- 戸塚 弥彦(とつか やひこ)
- 声 - 本橋大輔
- 誕生日:5月12日[8]。
- 葛城派の男子。際立った能力はないが、葛城を慕い、彼からも慕われている。だが、豪華客船のレストランでテーブルマナーを知らない綾小路や須藤達Dクラスの生徒を挑発したり、無人島試験で発見したスポットをすぐに占有するという慎重さに欠ける行動を取ったりする等、Aクラスの生徒としての自覚に欠ける軽率な一面がある。
- 神室 真澄(かむろ ますみ)
- 声 - 佐倉綾音
- 誕生日:2月20日[8]。
- 学力・身体能力ともに平均的だが、口数が少なく協調性に乏しい女子。落ち着いた雰囲気でサイドテールの髪型が特徴的。体育祭が終わった後に綾小路を特別棟へと呼び出すなど、坂柳の右腕として動いている様子。しかし、彼女に弱味[注 13]を握られて仕方なく従っているだけでおよそ忠誠心は無く、本人は今すぐにでも解放されたいと願っている。
- 橋本 正義(はしもと まさよし)
- 声 - 阿座上洋平
- 誕生日:4月24日[8]。
- 坂柳派の男子でテニス部に所属している。総合的に高い能力を持ち、集団に溶け込むのを得意としている。無人島の特別試験では、Aクラスのリーダーの情報を龍園に流した。神室と違い、坂柳には忠実。
- 町田 浩二(まちだ こうじ)
- 葛城派の男子。船上の特別試験で綾小路たちと同じ兎グループになった。試験の話し合いのときには軽井沢に頼りにされていた。
- 森重 卓郎(もりしげ たくろう)
- 坂柳派の男子。船上の特別試験で綾小路と同じ兎グループになった。綾小路の罠に嵌まり、間違った解答を送ってしまった。
- 竹本 茂(たけもと しげる)
- 船上の特別試験で町田や森重と共に綾小路と同じ兎グループになった男子。
- 西川 亮子(にしかわ りょうこ)
- 船上の特別試験で葛城と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった女子。
- 的場 信二(まとば しんじ)
- 船上の特別試験で葛城と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった男子。
- 矢野 小春(やの こはる)
- 船上の特別試験で葛城と共に堀北や櫛田と同じ龍グループになった女子。
- 沢田 恭美(さわだ やすみ)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった女子。
- 清水 直樹(しみず なおき)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった男子。
- 西 春香(にし はるか)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった女子。
- 吉田 健太(よしだ けんた)
- 船上の特別試験で佐倉と同じ牛グループになった男子。
- 司城(つかさき)
- 平田並にモテる男子。
2年生(綾小路の1学年先輩)
Aクラス
- 南雲 雅(なぐも みやび)
- Aクラスに所属する2年生。生徒会副会長であり次期生徒会長。第6巻で正式に生徒会長に就任した。金髪でラフな外見。口調は軽いが自信家な発言が多く、自身の先輩とも言える堀北学に対しても挑戦的な発言を取る。元Bクラスの生徒であり自力でAクラスに上がった。そのことから一之瀬から憧れられて目標にされている。生徒会長になった暁には究極の実力主義の学校にすると言っているが、どのような改革かは現時点では不明。しかし現在の学校の制度をろくに退学者を出さない甘い制度と語っており、学から彼の政策が実行されると、前代未聞の退学者を出すと危惧されている。現在の2年生において自身が所属するAクラスのみならず全てのクラスを掌握する等、坂柳や一之瀬、龍園ですら成し遂げられなかった相当難しい戦略を簡単に成功させている。女性関係については、クラスメイトの女子との電話での会話からかなり奔放に行動している事が窺える。
- 朝比奈 なずな(あさひな なずな)
- Aクラスに所属する女子生徒。軽井沢に似たラフな外見と口調に反し、性格は義理堅く恩義を忘れないと評判。南雲と親しい間柄だが、南雲を崇拝しているわけではなく、その点で南雲雅に支配された2年生の中で「1番まとも」と評価されている。南雲に対しては同学年に止められる者がいないことを良いことに好き勝手に行動していることに不満を覚えており、堀北学をはじめとする誰かにこらしめてもらいたいと思っている。
- 冬休み前に電話で南雲と話しているときに綾小路とすれ違い、そのときにお守りを落とし、それを綾小路が学校に届けたことで縁ができる。綾小路から南雲との親しさとそれに反し南雲に崇拝しているわけではないこと、上記の義理堅い性格から南雲の情報を集めるための情報源として、綾小路から偶然を装い接触を受ける。
- 朝比奈はお守りを届け出てくれた綾小路に感謝をしており、南雲の鼻を明かしてやりたいという思いから綾小路が南雲打倒に(ある程度)本気であることがわかると、教えられる範囲の情報を彼に伝えた。綾小路に対してはお守りを届けてくれた恩義と、意外にも生意気な言動に好感を抱いており、お守りによって生まれた縁ということもあって、彼との縁を大事にしてみたいという思いがある。
Bクラス
- 桐山 生叶(きりやま いくと)
- Bクラスに所属する男子生徒。南雲の生徒会の副会長を務める。以前はAクラスだったが、南雲の率いるクラスに敗れ、Bクラスに落ちた。堀北学と同様に学校の伝統を守ることを信条としており、それを覆そうする南雲に反発し、表向きは従いながらも堀北学と結託し、南雲の失脚を狙っている。
- 堀北学の手引きにより、綾小路、軽井沢と接点を持つも、堀北学と違い、綾小路の能力などについて懐疑的。
3年生(綾小路の2学年先輩)
Aクラス
- 堀北 学(ほりきた まなぶ)
- 声 - 梅原裕一郎[1]
- Aクラスに所属する3年生で、生徒会長。歴代生徒会長の中で最高と言われるほど優秀である。厳格な性格ゆえに在校生から向けられる視線も畏怖に満ちている。堀北鈴音の兄だが、妹には冷淡な態度で接する上、妹への虐待同然の制裁を平然に行う。頭脳明晰だけでなく武術の類などにも長けている。
- 校内で自分に追いすがる妹をコンクリの地面に叩きつけようとした際、綾小路に止められ未遂に終わる。綾小路に向けて技を繰り出すも、どれも決まらず途中で止めて見逃している。その後、DクラスとCクラスの暴力沙汰事件を無かった方向にするきっかけを作った綾小路に興味を抱き始め、彼を生徒会に勧誘するなどという行動に出ている。
- 生徒会長として学校の方針や伝統に納得し固持してきたが、自身の後継者として育てた南雲が自身と違いその伝統を打ち壊す方向に行ってしまい、彼の政策によって前代未聞の退学者が出ることを懸念している。生徒会に志願した一之瀬と葛城については評価していたものの、南雲の影響下に置かれることを危惧し採用を見送らせたが、南雲の勧誘によって一之瀬が引き抜かれてしまう。綾小路を勧誘していたのも南雲の件が最大の理由で、2学期終了間際に綾小路の部屋に赴き、表舞台に立つことを拒否する彼に対し鈴音を利用する形で行動するよう再度説得する。その際、龍園と決着をつけるための証人として協力する代わりに綾小路と取引を成立させた。
- 橘 茜(たちばな あかね)
- 声 - 小原好美[1]
- Aクラスに所属する3年生で、生徒会書記。学を誰よりも信頼しているが、綾小路を生徒会へ勧誘した際は動揺を隠せなかった。以降学に対しぞんざいな態度を見せる綾小路に対して厳しい態度を取っている。
- 3学期の特別試験である混合合宿にて南雲の策略に嵌り、責任者であるBクラスの猪狩桃子から退学処分を下され、堀北学により多くのクラスポイント、プライベートポイントと引き換えに救済される。
教員
- 茶柱 佐枝(ちゃばしら さえ)
- 声 - 佐藤利奈[1]
- Dクラス担任教師。担当教科は日本史。生徒に対して常に辛辣な態度を取ったり、自分のミスを指摘されても悪びれない等、教育者としてやや相応しくない言動と態度が目立つ。高度育成高等学校のOGで、かつてはDクラスに在籍していた。Bクラス担任の星之宮とAクラス担任の真嶋とは高校時代からの付き合い。
- 高校時代にDクラスとしてAクラスを目指していた時、自らのミスでAクラスへの目標が失われたことにずっと負い目を感じており、Dクラスの担任を任されている今でも自分の担当するDクラスをAクラスにすることに堀北以上の情熱を抱いている。今までは生徒に恵まれなかったため表向きには野望を封じていたが、坂柳理事長から綾小路の話を聞き、さらに同クラスに堀北、櫛田・平田・高円寺などの人材が揃ったことで自らの野望を再燃させ、自分同様Aクラスにこだわる堀北を利用して綾小路がAクラスを目指すよう仕向けた。しかし、綾小路がいつまでも行動を起こさないまま最初の特別試験を迎えたことで焦り、理事長から聞かされていた情報を盾に綾小路を脅迫することで無理やり彼にAクラスを目指すように仕向けた。しかし、現実に綾小路の父親が学校に接触してきたことで嘘を見抜かれてしまい、現在のDクラスの快進撃もあって逆に綾小路に抑え込まれてしまった。
- 坂上 数馬(さかがみ かずま)
- 声 - 山本兼平
- Cクラス担任教師。龍園による独裁を容認している節があり、更には生徒と共謀しDクラスを陥れようとする等、茶柱同様教育者らしからぬ性格の持ち主。
- 星之宮 知恵(ほしのみや ちえ)
- 声 - 金元寿子[1]
- Bクラス担任教師。普段は保健医をしている。教師というより同級生や先輩のような接し方をするフレンドリーな性格で慕われている。一方で酒好きで二日酔いのままホームルームを行うなどだらしない面もあり、生徒から呆れられることも。茶柱とは高校時代からの付き合い。Dクラスの生徒では茶柱が気にかける綾小路に注目していて、それとなく一之瀬にアドバイスをしている。
- 真嶋 智也(ましま ともや)
- 声 - 杉崎亮
- Aクラス担任教師。船上で無人島における特別試験の説明を行うなど、役割は学年主任に近い。茶柱・星之宮とは高校時代の同級生で時々彼女たちの下の名前を呼んでいる。
- 坂柳理事長(さかやなぎ りじちょう)
- 高度育成高等学校の理事長。Aクラスに在籍している坂柳有栖の実父。40代で口調は柔らかいが権力者にも臆さない度量と信念を持っている。7、8年前に父親から理事長の座を引き継いでいる。清隆の父親と面識があり、彼を「綾小路先生」と呼んでいる。理事長に就く前は清隆の父親と接点があり、その経緯からホワイトルームで育てられていた清隆をガラス越しに目撃していた。高度育成高校の理事長を引き継いでからは清隆の父とは会っていなかったようで、自身も父親と学校の考えに賛同して学校運営に専念していた。本来清隆は学園の入学者リストに無く不合格となるはずだったが、清隆を昔から知る坂柳理事長は彼がこの学園へ入学希望を出すことの事情を察知し、独断で彼の入学を手配した。清隆の父が学園にやってきて清隆の退学を迫ったときも毅然とした態度で対応した。清隆の推理では、彼をDクラスに配属させたのは担任の茶柱が表向きクラス競争に無関心に見えたからだとしている。そのため茶柱に対してはある程度清隆の事情を説明していた。
- 理事長に就く前、清隆の父と接点があった頃は彼の考えに賛同しており、理事長に就いて父親と学園の考えに賛同した現在でも清隆の父に対して尊敬の念を抱いている。彼の息子である清隆にも好意的であり、彼が学園の生徒である限りは彼を守ることを清隆に約束しエールを送っている。
その他
- 綾小路 先生(あやのこうじ せんせい)
- 清隆の父親。外見は40代。下の名前や職業は一切明かされていないが、日本という国に対してほぼ全ての場所に手を回すことのできるほどの権力を持っている。政府の運営する高度育成高等学校を少なからず敵地と呼んでいるため政府の関係者ではない模様。清隆とは互いに親子という認識を持っておらず、互いに淡泊な対応をしている。
- 自らを絶対的な正義と確信するほどの傲慢な性格で、敵対する人間を一切の躊躇なく破滅させるなど非情な性格。とある計画・野望を遂行しており、ホワイトルームを稼働させ、多くの自分の意思を継ぐ人間に学問・武術などあらゆる教育を施している。中でも息子の清隆は「自身の最高傑作」として自負しており、彼を「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と呼んでいる。しかし、ある事情からホワイトルームを1年中断せざるを得なくなってしまい、それがきっかけで清隆が高度育成高等学校に逃げ込む事態を招いてしまう。その際、清隆の管理を任せていた執事の松雄を懲戒免職にした上で、息子ともども制裁を加え満足な生活も送れないように仕向け、結果として松雄を自殺に追い込んでいる。
- 松雄(まつお)
- 綾小路家の執事。雇い主の理不尽な理由による仕打ちに耐えかね自殺している。
- 楠田 ゆきつ(くすだ ゆきつ)
- 声 - 森訓久
- 家電量販店店員。佐倉愛里にストーカー行為をしており、彼女が一人でいた所に襲い掛かるが、綾小路と一之瀬の手で防がれ、警備員に拘束される。
用語
- 高度育成高等学校
- 舞台となる国立高校。最新設備を備え、毎月電子マネーが支給される特典があり、卒業生は希望する進路をほぼ100%認められるというふれこみで有名。生徒をA〜Dクラスに分け、Sシステムという制度によって競争させる特殊な体制をしいている。実際には希望する進路が用意されるのはAクラスであり、Sシステムをはじめ制度を理解しない状態で生徒が入学している状態にある。町一つに相当する広大な敷地を有しており、その中で生徒に生活させるかわりに外部との連絡を禁じている。校内には監視カメラが配置されており、生徒の言動を監視している。各クラスの生徒の入れ替えは3年間ない。クラス分けは現時点での本人の能力よりも本人の抱える問題点や過去の言動などが重視されているらしく、たとえ成績優秀者であってもDクラスに振り分けられることがある。これに伴い周囲から人格者とみなされる生徒、もしくは問題児とみなされている生徒でも配属されたクラス次第では本性が正反対の者もいる。
- Sシステム
- 各クラスを統制するために設けられている点数制度。クラスの成績によって変動し、三年次修了の時点でもっとも点数の高かったクラスのみ進路を保証される、クラスポイント。月頭にそのときのクラスのクラスポイント×100円に相当する電子マネーが支給される。これをプライベートポイントという。プライベートポイントは、学校の敷地内での飲食、私服、娯楽などの支払いに用いることができる。また賄賂などに利用することが黙認されており、その通用する範囲は秘匿されている。ただし校則に反するようなポイントの使い方は禁止されている。なお、教師から点数の購入も一応可能となっている。生徒間で授受が可能など、校則に反しない生徒間のプライベートポイントの授受は自由であるが、IDによって管理された学生証カードを通してでないと出納ができず、現金化は不可。これを利用して過去問のやり取りによる授受も密かに行われている。クラスポイント増減の詳しい判定基準も生徒には伏せられている。学生寮、制服、教科書類は無料で支給され、また敷地内の商店では売り場の一角で数量・品種限定で特売品や無料品が展開され、食堂でも無料のメニューが用意されるなど、プライベートポイントが0になった場合でも最低限のモノやサービスは提供され、衣食住は保障される。
- pr
- プライベートポイント(private point)の単位。
- 特別試験
- クラスポイントが大きく変動する試験。通常の学力試験とは大幅に異なり、クラス内のチームワークや作戦、クラス間の駆け引きで結果が決まる内容になっている。
- 生徒会
- 一部の生徒によって運営される組織。生徒間の紛争を調停する裁判所の機能をある程度担っている。権限の全体は不明。
- ホワイトルーム
- 綾小路の父親が計画のために運用していた施設。
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既刊一覧
小説
タイトル | 発売日 | ISBN | |
---|---|---|---|
1 | ようこそ実力至上主義の教室へ | 2015年5月25日 | ISBN 978-4-04-067657-9 |
2 | ようこそ実力至上主義の教室へ 2 | 2015年9月25日 | ISBN 978-4-04-067778-1 |
3 | ようこそ実力至上主義の教室へ 3 | 2016年1月25日 | ISBN 978-4-04-068008-8 |
4 | ようこそ実力至上主義の教室へ 4 | 2016年5月25日 | ISBN 978-4-04-068338-6 |
5 | ようこそ実力至上主義の教室へ 4.5 | 2016年9月23日 | ISBN 978-4-04-068629-5 |
6 | ようこそ実力至上主義の教室へ 5 | 2017年1月25日 | ISBN 978-4-04-069017-9 |
7 | ようこそ実力至上主義の教室へ 6 | 2017年5月25日 | ISBN 978-4-04-069231-9 |
8 | ようこそ実力至上主義の教室へ 7 | 2017年10月25日 | ISBN 978-4-04-069458-0 |
漫画
- 『ようこそ実力至上主義の教室へ』
- 一乃ゆゆ(漫画)・衣笠彰梧(原作)・トモセシュンサク(キャラクター原案)
- 本編ルートのコミック化。2016年1月27日発売の「月刊コミックアライブ2016年3月号」から連載開始。
- KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉、既刊4巻(2017年7月22日現在)
- 2016年9月23日発売[10]、ISBN 978-4-04-068550-2
- 2017年1月23日発売[11]、ISBN 978-4-04-069039-1
- 2017年3月23日発売[12]、ISBN 978-4-04-069120-6
- 2017年7月22日発売[13]、ISBN 978-4-04-069303-3
- 2017年11月22日発売[14]、ISBN 978-4-04-069532-7
- 『ようこそ実力至上主義の教室へ√堀北』
- サカガキ(漫画)・衣笠彰梧(原作)・トモセシュンサク(キャラクター原案)
- 本編のIfストーリーとなるスピンオフコミック。2017年6月27日発売の「月刊コミックアライブ2017年8月号」から連載開始[15]。綾小路と堀北に焦点を当てたIFストーリーとなっており、展開が異なる[16]。
- 2017年11月22日発売[17]、ISBN 978-4-04-069642-3
テレビアニメ
2017年7月から同年9月までAT-Xほかにて放送された[18]。ストーリーは原作小説の第1~3巻に相当。
『Angel Beats!』や『暗殺教室』(Lerche制作)などで知られる岸誠二と、『ご注文はうさぎですか?』や『魔法少女育成計画』(Lerche制作)で知られる橋本裕之が共同で監督を務める。
内容は原作をほぼ忠実に再現しているが、ストーリーが省略されている。一方、綾小路の過去・ホワイトルームの詳細が明かされる描写が追加されている。
スタッフ
- 原作 - 衣笠彰梧[19]
- キャラクター原案 - トモセシュンサク[19]
- 監督 - 岸誠二、橋本裕之[1]
- 助監督 - 木野目優[19]
- シリーズ構成 - 朱白あおい[1]
- キャラクターデザイン - 森田和明[1]
- サブキャラクターデザイン - 前川舞、近響子[19]
- プロップデザイン - 廣瀬智仁、小柏奈弓[19]
- 美術監督 - 羽根広舟[19]
- 美術設定 - 九重勝雄[19]
- 色彩設計 - 加口大朗[19]
- CGディレクター - 内山正文[19]
- 撮影監督 - 平川竜嗣[19]
- 編集 - 坂本雅紀[19]
- 音響監督 - 飯田里樹[19]
- 音楽 - 高橋諒[19]
- 音楽制作 - ランティス[19]
- 音楽プロデューサー - 佐藤純之介、吉江輝成
- プロデューサー - 田中翔、池本昌仁、芦立春貴、飯塚彩、伊藤英生、鶴田美栄子、柏原雄太、尾形光広
- アニメーションプロデューサー - 比嘉勇二
- アニメーション制作 - Lerche[1]
- 製作 - ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会[1]
主題歌
- オープニングテーマ「カーストルーム」[20]
- 作詞・作曲・編曲・歌 - ZAQ
- エンディングテーマ「Beautiful Soldier」[20]
- 作詞・歌 - Minami / 作曲 - ZAQ / 編曲 - 中土智博
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | サブタイトル引用元 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 悪とは何か――弱さから生ずるすべてのものだ。
Was ist schlecht? - Alles, was aus der Schwäche stammt. | 朱白あおい | 木野目優 |
| 市川美帆 | F・W・ニーチェ『アンチ・クリスト』 | |
第2話 | 才能を隠すのにも卓越した才能がいる。
C'est une grande habileté que de savoir cacher son habileté. | 風埜隼人 | 齋藤徳明 | 鈴木芳成 |
| 藤田亜耶乃 | ラ・ロシュフコー『考察あるいは教訓的格言・蔵言』あるいは『蔵言集』(蔵言 No.245) |
第3話 | 人間は取引をする唯一の動物である。骨を交換する犬はいない
Man is an only animal that makes bargains: no dog exchanges bones with another | 江嵜大兄 | 鎌田祐輔 |
| 市川美帆 | アダム・スミス『国富論』 | |
第4話 | 他人が真実を隠蔽することに対して、我々は怒るべきでない。なぜなら、我々も自身から真実を隠蔽するのであるから。
Il ne faut pas s'offenser que les autres nous cachent la vérité, puisque nous nous la cachons si souvent à nous-mêmes | 朱白あおい | 福岡大生 | 福井洋平 |
| 藤田亜耶乃 | ラ・ロシュフコー『考察あるいは教訓的格言・蔵言』あるいは『蔵言集』(蔵言 No.11) |
第5話 | 地獄、それは他人である。
l'enfer, c'est les autres | 風埜隼人 | 笹原嘉文 |
| 市川美帆 | ジャン=ポール・サルトル『出口なし』 | |
第6話 | 嘘には二種類ある。過去に関する事実上の嘘と未来に関する権利上の嘘である。
Il y a deux sortes de mensonges : celui de fait qui regarde le passé, celui de droit qui regarde l'avenir. | 江嵜大兄 | 木野目優 | 伊藤史夫 |
| 藤田亜耶乃 | ジャン=ジャック・ルソー『エミール、または教育について』 |
第7話 | 無知な友人ほど危険なものはない。賢い敵のほうがよっぽどましだ。
Rien n'est si dangereux qu'un ignorant ami ;Mieux vaudrait un sage ennemi. | 朱白あおい | 仁昌寺義人 | 鈴木芳成 | 市川美帆 | ラ・フォンテーヌ『寓話』――正確には『寓話詩』 | |
第8話 | 汝等ここに入るもの、一切の望みを捨てよ。
Lasciate ogni speranza, voi ch'entrate | 江嵜大兄 | 大橋明代 | 鎌田祐輔 |
| 藤田亜耶乃 | ダンテ・アリギエーリ『神曲』地獄篇第3歌第9行。 |
第9話 | 人間は自由の刑に処されている。
L'homme est condamné à être libre. | 風埜隼人 | 夕澄慶英! |
| 市川美帆 | ジャン=ポール・サルトル『実存主義とは何か』 | |
第10話 | 裏切者の中で最も危険なる裏切者は何かといえば、すべての人間が己れ自身の内部にかくしているところのものである。
Den farligste Forræder blandt alle er den, ethvert Menneske har i sig selv. | 江嵜大兄 | 福井洋平 |
| 藤田亜耶乃 | キェルケゴール『愛と生命の摂理』あるいは『愛の業』 | |
第11話 | しかし、概して人々が運命と呼ぶものは、大半が自分の愚行にすぎない。
Was aber die Leute gemeiniglich das Shicksal nennen sind meistens nur ihre eigenen dummen Streiche. | 風埜隼人 | 大橋明代 | 間島崇寛 |
| 市川美帆 | ショーペンハウアー『余録と補遺;哲学小論集』 |
第12話 | 天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。
Das Genie wohnt nur eine Etage höher als der Wahnsinn. | 朱白あおい |
|
|
| 藤田亜耶乃 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [22] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年7月12日 - 9月27日 | 水曜 23:30 - 木曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2017年7月13日 - 9月28日 | 木曜 1:05 - 1:35(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
KBS京都 | 京都府 | |||
木曜 1:30 - 2:00(水曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | ||
木曜 2:35 - 3:05(水曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
TVQ九州放送 | 福岡県 | |||
2017年7月14日 - 9月29日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2017年7月13日 - 9月28日 | 木曜 1:05 - 1:35(水曜深夜) | AbemaTV |
木曜 12:00 更新 | dアニメストア | |
2017年7月19日 - 10月4日 | 水曜更新 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年7月13日 - 9月28日 | 木曜 1:00 (CST)(水曜深夜)更新 | ビリビリ動画 | 中国大陸 | 中国語(簡体字)字幕あり / 無料放送 |
BD / DVD
巻 | 発売日[23] | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2017年10月4日 | 第1話 - 第3話 | ZMXZ-11371 | ZMBZ-11381 |
2 | 2017年11月8日 | 第4話 - 第6話 | ZMXZ-11372 | ZMBZ-11382 |
3 | 2017年12月6日 | 第7話 - 第9話 | ZMXZ-11373 | ZMBZ-11383 |
4 | 2018年1月10日 | 第10話 - 第12話 | ZMXZ-11374 | ZMBZ-11384 |
Webラジオ
『ようこそ実力至上主義のラジオへ』は、2017年7月11日から10月10日まで音泉にて毎週火曜に配信された番組[24]。パーソナリティは堀北鈴音役の鬼頭明里と櫛田桔梗役の久保ユリカ。
脚注
注釈
- ^ 本人はAクラス昇格に興味なし。クラスが成長していくにつれ、クラスが強くなっていくところやAクラスに上がっていくところを期待するようになっていく。
- ^ ときおり内心で大げさなリアクションを取ったりもしているが、上記の性格を踏まえると平凡であろうとするためのポーズである可能性が高い。
- ^ アニメ版の無人島特別試験終了時点で260万pr以上。
- ^ a b ペーパーシャッフルの前まで
- ^ アニメ版では「言いふらす」と脅している。
- ^ 50m自由形の実際の日本記録 に匹敵する。
- ^ 父親が付けようとしていた名前で、母親が家を出た日から、自分自身ではそう名乗っている。
- ^ 最初は「あやのん」と呼んでいたが微妙ということで綾小路の下の名前を聞いた際に改めて名付けた。
- ^ 綾小路も「こいつが男でなけば危なかった」と言っている。
- ^ 月刊コミックアライブ12月号付録『ようこそ実力至上主義の教室へSS』より
- ^ アニメ版のみ。小説ではBクラスのリーダーについて言及されていない。
- ^ アニメ版では、葛城の傲慢さが強調されている。
- ^ 坂柳曰く、楽しめそうな"悪癖"(月刊コミックアライブ2017年10月号特典小冊子より)であり、一之瀬が内に抱えている秘密と"同じ"(小説7.5巻より)である。具体的内容は小説7.5巻時点では不明。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y “TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』声優21名が公開!”. アニメイトタイムズ (2017年5月15日). 2017年5月15日閲覧。
- ^ a b c d e “ようこそ実力至上主義の教室へ 2 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2015年9月25日). 2017年9月30日閲覧。
- ^ “TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』声優21名が公開!”. アニメイトタイムズ (2017年5月15日). 2017年5月15日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 3 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2016年1月25日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e “ようこそ実力至上主義の教室へ 3 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2016年1月25日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ a b c d “ようこそ実力至上主義の教室へ 4 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2016年5月25日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g “ようこそ実力至上主義の教室へ 6 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2017年5月25日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ようこそ実力至上主義の教室へ 5 衣笠 彰梧”. KADOKAWA (2017年1月25日). 2017年10月1日閲覧。
- ^ 原作3巻p242 及び 橋本裕之 (@lainnet01) - X(旧Twitter) の 2017年7月26日の投稿。 2017年9月30日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 1 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 2 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 3 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年5月1日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 4 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年7月23日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ 5 一乃 ゆゆ”. KADOKAWA. 2017年11月27日閲覧。
- ^ “Ifの物語を描くスピンオフコミック『ようこそ実力至上主義の教室へ√堀北』の連載が本日発売のコミックアライブ8月号より開始”. ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン. 2017年10月28日閲覧。
- ^ ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker 2017年7月20日 閲覧
- ^ “ようこそ実力至上主義の教室へ √堀北 1 サカガキ”. KADOKAWA. 2017年11月27日閲覧。
- ^ “大人気コンビの話題作「ようこそ実力至上主義の教室へ」TVアニメ化決定!”. WebNewtype. KADOKAWA (2017年5月1日). 2017年5月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “スタッフ&キャスト”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月24日閲覧。
- ^ a b “音楽情報”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月24日閲覧。
- ^ “放送日・放送時間決定!”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月12日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ “Blu-ray&DVD”. TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト. 2017年6月26日閲覧。
- ^ “ようこそ実力至上主義のラジオへ”. 音泉. タブリエ・コミュニケーションズ. 2017年6月24日閲覧。
外部リンク
- MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト
- TVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式サイト
- 『ようこそ実力至上主義の教室へ』公式 (@youkosozitsu) - X(旧Twitter)