鳥肌実
鳥肌実 | |
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ニックネーム | 中将 |
言語 | 日本語 |
方言 | 共通語 |
芸風 | 演説 |
事務所 | 吉本興業→代官山プロダクション→ことり事務所 |
他の活動 | 俳優 |
公式サイト | http://www.torihada.jp/ |
鳥肌 実(とりはだ みのる)は、日本のお笑い芸人、俳優、演説家。ことり事務所所属。
経歴
- 1994年(平成6年)、ピン芸人としてスタート。
- 漫談というよりは一人芝居に近いスタイルで数々のお笑いライブに出演。
- 1998年(平成10年)までの5年間で単独公演「卒倒ライブ」は計18回。
- 1999年(平成11年)、日比谷野外音楽堂「廃人演説」で演説芸を確立。
- この年から5年連続で日比谷野音単独公演を行う。
- 2000年(平成12年)から『鳥肌実 全国時局講演会』と題して全国ツアーを展開。
- 2001年(平成13年)、アリーナクラスでの単独公演を敢行。
- 同年5月、東京ベイNKホール「玉砕」
- 同年12月、国立代々木競技場第一体育館「万歳革命」
- 同年12月14日、大阪府立体育会館「万歳革命」
- 2014年(平成26年)、現在に至るまで全国ツアーは計19回 。
演説芸は内容が過激な為、マスメディアに取り上げられることが皆無に等しく、生のライブやDVDなどでしか見られない。
全国ツアー
- 2000年(平成12年) - 第1回 全国時局講演会「玉砕演説」
- 2001年(平成13年) - 第2回 全国時局講演会「個人演説会」
- 2001年(平成13年) - 第3回 全国時局講演会「万歳革命」
- 2001年(平成13年) - 第4回 全国時局講演会「廃人演説」
- 2002年(平成14年) - 第5回 全国時局講演会「我が闘争」
- 2003年(平成15年) - 第6回 全国時局講演会「鳥肌実の轟沈演説」
- 2003年(平成15年) - 第7回 全国時局講演会「ニイタカヤマノボレ」
- 2004年(平成16年) - 第8回 全国時局講演会「個人演説会」
- 2004年(平成16年) - 第9回 鳥肌実 時局講演会「全国八十箇所遊説」
- 2005年(平成17年) - 第10回 全国時局講演会「靖国神社で逢いませう」
- 2006年(平成18年) - 第12回 全国時局講演会「奉納演説」
- 2008年(平成20年) - 第13回 全国時局講演会「天照大演説」
- 2009年(平成21年) - 第14回 全国時局講演会「ダメ。ガッカイ。」
- 2010年(平成22年) - 第15回 全国時局講演会「全弾撃ち尽くし外交」
- 2011年(平成23年) - 第16回 全国時局講演会「鳥肌実の人間核命 メルトアップ↑演説」
- 2012年(平成24年) - 第17回 鳥肌実42歳厄年夜逃げツアー
- 2013年(平成25年) - 第18回 春の時局講演会「日の出は近い」
- 2013年(平成25年) - 第19回 全国時局講演会「右翼バカ一代」
人物
数年前[いつ?]のラジオ番組「誠のサイキック青年団」等での発言や雑誌「創」のインタビュー記事等では[要出典]、辻元清美のようなフェミニストは生意気で大嫌いとしながらも、自身は至ってノンポリであり、政治関係にはそれほど興味がなく右翼的であるのはあくまで「芸風」のみだと主張していた。大阪学院大学卒であると掲載されている[1]。
だが後年[いつ?]在日特権を許さない市民の会代表の桜井誠や、日本を護る市民の会代表で創価学会への激しい敵愾心で知られる黒田大輔[要出典]など、所謂行動する保守系団体の幹部とも交流を持ち、イベントを共催している。2009年(平成21年)7月19日に桜井誠と共に行われたイベント企画の趣旨は「単なるエンターテインメントとしてではなく、来場していただいた方の何人かでも危機に直面している日本の現状に目を向けてもらい、行動を促せるような企画にしたい」であった。2013年(平成25年)2月11日には維新政党・新風の鈴木信行と共にイベントを実施した[2]。ほぼ毎年8月15日には靖国神社に参拝している[3]。
2011年(平成23年)の終戦の日には、反天連デモに対する在特会主催のカウンターデモに参加、演説を行っている。この演説で自身は皆に思われているような似非右翼ではないと言っており、ノンポリでは無くなったようである[4]。
好みのタイプの女性は元AV女優の冴島奈緒。「本気で結婚したいと考えている」とのこと。グラビアアイドルの仲谷かおりを食事に連れていったところを写真週刊誌『FRIDAY』に撮られたこともある。
芸風
右翼的な言動・ビジュアルを中心に多彩な芸風を持ち、「皇居に向って敬礼」、「欲しがりません勝つまでは」、「ニイタカヤマノボレ」などの文字が刺繍で大書きされた通称「玉砕スーツ」を着用して全国(南樺太から尖閣諸島まで)で活動をしている。たまに、路上で意味不明なダンスやパフォーマンス(プロフィール、経歴データなどでは『路上での公害撒き散らし芸』とされている)をしたり、全裸になり局部を露出することもある。
「時局講演会」等と銘打った自身のライブでは放送禁止用語を連発したり、少女愛や日教組、創価学会など、タブー視されている物事を中心に扱うため、特に地上波テレビ放送にはほとんど出演できない。過去『筑紫哲也 NEWS23』に2度出演した際には強烈なインパクトで話題となった。ただし本人自身は、学会員タレントとの共演を決して拒んでいるわけではない。[要出典]
ライブの最後は「失敬だな!もう帰るよ!」と吐き捨てるように呟いたり「8月15日、靖国神社で会いましょう」と丁寧に一礼するなどして舞台を去る。
ライブの「時局講演会」のほか、所属事務所のホームページやファンクラブを「鳥肌翼賛会」、その登録ファンを「近衛兵」と称する。
過去に時局演説会がバラエティー番組の1コーナーで紹介されたことがあったが、いたる所が「ピー」となり、「ピー」が「ピー」で「ピー」は……と、本人の話中ほとんどの固有名詞が消去される有様で、助詞と助動詞しか聴き取れない状況が続いた。また、2000年(平成12年)末から2001年(平成13年)元日までTBSテレビで放送された大型年越し番組『SAMBA・TV』に出演した際は、(時間に余裕がある)元日の早朝4時台にもかかわらず、持ち時間10分の予定がネタ開始5分ほどで急遽CMが挿入され、「強制終了」となった。このことに関しては後のライブでもしばしば触れている。
キャラクター設定上のプロフィール
本項目の「プロフィール」は「芸人 鳥肌実」が演ずる「鳥肌実」という創作上のキャラクターのものです。「芸人 鳥肌実」本人のプロフィールではありません(例:十数年間「42歳」と称しており年を取っていない[5])。 |
「鳥肌実」のキャラクター設定は、公式ホームページ(2015年1月現在確認できず)によると、
42歳(万年厄年)、獅子座、O型。
出身地は樺太。
公然猥褻・銃刀法違反により前科2犯のモッズ系猛禽類。
2007年(平成19年)現在の職業は自称 鳥の調教師。
山崎パン高井戸工場勤務(サンドイッチ班・班長、ピクルス担当。勤務時間は朝の8時から朝の8時。)であり、そこのアメリカンフットボール部ではキャプテンでクォーターバックを務める[6]。休憩時間にはアムーウェイの勧誘活動を欠かさない。月に1度の休日には創価学会員と激しい殴り合いの喧嘩をしている。にもかかわらず、尊敬するアーティストは池田大作である。
愛車には中古の霊柩車[7]、街宣車[8]、戦車、マッハ号などがあるが、ポスターでは霊柩車の登場が多い。
好きな諺は「焼け石に水」。愛読書は『ファーブル昆虫記』。
日本共産党員であり、『しんぶん赤旗』を配達したこともある。
持病としてヘルペスを患っている。
黒夢のファンである。
家族構成は、妻(夏江・37歳)、長男(健太・10歳)、ブッチー(赤紙伝書鳩)、ペス(盲犬)の3人+2匹としている[要出典]。公団住宅在住。ホームステイを受け入れたいが杉並区から生活保護を受けているため困難であるとしている[要出典]。
自己破産しており、選挙権は無い(これも「ネタ」で、実際の日本の法律では自己破産を理由に選挙権は剥奪されない)[要出典]。
廃人演説家を自称しているが、本人曰く「メッセージがない」「訴えたいことがない」とのこと。勲等は勲一等大勲位で、トップブリーダーや今上天皇の推薦(推奨)を受けている。本名非公表の帰国子女。学歴はハーバード大学経済学部卒業(京都大学大学院卒とも語っている)。学位はB.Econ.(経済学士)。英語、フランス語、ドイツ語、サンスクリット語、エスペラント語、ラテン語、ペルシア語、トラヴィダ語に堪能である。呼称・渾名は、中将、総統、影の総理大臣[要出典]。勉強肌の演説家である。
上記の内容は演説や時期によって多少異なる(上記の多くは動画投稿サイトで確認できるが、それらの動画の多くは著作権関係などによる削除対象の可能性がある)。なお、Facebook にも簡単なプロフィールがあり、そこでの肩書は「政治家」となっている。
その他
- 2006年(平成18年)10月、北朝鮮が核実験を実施したことに際して、自身のホームページトップの「死ね!今こそお国の為に」という表記を「くたばれ金正日お国の為に」に変更した。その後、「金正日」の部分が「創価学会」に替わっている。
- ことり事務所の真下の階が、民主党衆議院議員、長妻昭の事務所であった。なお、鳥肌は長妻昭の街頭演説中に近距離で演説を行い長妻を困惑させた。
- お笑いコンビ芸人浅草キッドに「10年に1人の逸材」と言わしめる。
- 玉井雪雄の漫画『オメガトライブ』の登場人物、梶秋一、および『かもめ☆チャンス』の登場人物、梶俊一の風貌は(太る前の)鳥肌がモデル。
- 作家の中沢健が、鳥肌の不遇時代に面倒を見ていた先輩芸人の早川伸吾のツテで、自身の監督する映画『白カラス』に鳥肌にも出演して貰おうとしたが、鳥肌に3万円のギャラを要求されたために断った。「今、考えたら3万円払って出て貰うんだった。」とTBSラジオ『オセロ中島の黒真珠婦人』で語っていた。
- その年の主に年度後半に行われる「本公演」とも呼ばれる「時局講演会」では創価学会を意識した公演名を付けることがあり、これまでに2009年(平成21年)の「ダメ。ガッカイ。」や、2011年(平成23年)の「鳥肌実の人間『核』命」等の命名を行っている。
- 人物の項にて前述されたように、初期はあくまで似非ネタであったため、ボケとして学会旗を贈られた際にそれとわからず流してしまう事があった。後日、痛恨のミスとして謝罪している[9]。
作品
CD
- 鳥肌黙示録 1999年
- 鳥肌実(現在廃盤) 2001年
- 鳥肌黙示録(前2作のベストでリマスター盤。アナログ盤もあり) 2002年
- トリズム(廃盤になった2ndに新曲をプラスしたもの) 2004年
ビデオ・DVD
- 玉と砕けよ!(DVD・VHS)
- 無為こそ過激!
写真集
- 廃人玉砕
- 悪の華
- 戦ふ最前線
出演
映画
- けものがれ、俺らの猿と(2000年、田島 役)
- 美脚迷路(2001年)
- 浅草キッドの 浅草キッド(2002年)
- 魂のアソコ(2003年)
- スペースポリス(2004年)
- ギミー・ヘブン(2004年、紺野惣一郎 役)
- デビルマン(2004年、佃 役)
- タナカヒロシのすべて(2005年、自身初の主演作品)
- 恋するイノセントマン(2006年、本間仁 役)
- コラソンdeメロン(2008年)
- GOTH(2008年、杉浦 役)
- 泥棒日記(2008年)
- 白日夢(2009年いまおかしんじ監督、日高 役)
- イケてる2人(2009年、中年変態オヤジ 役)
- デストロイ・ヴィシャス(2010年、島田角栄監督)
- 名前のない女たち(2010年、井川 役)
- かんなの水魚(2011年、笹山繁久(サイレントフォギー)役)
- かんなの水魚2(2011年、笹山繁久(サイレントフォギー)役)
- HELLDRIVER(2011年)
- 蜘蛛の糸(2011年)
- 冴え冴えてなほ滑稽な月(2013年、島田角栄監督)
- 少女椿(2016年予定、町の実力者 役[10])
テレビドラマ
- 愛と青春の宝塚(2002年、第1夜 劇にクレームをつける警察官 役)
- 新・ズッコケ三人組(2002年、第9回・第10回、執事 役)
- 私立探偵 濱マイク(2002年、第5話)
- 演技者。(2002年、第1弾『黒いハンカチーフ』、海老沢喜一郎 役)
- 時効警察(2006年、最終話、占部 役)
- 大河ドラマ大作戦(2012年、軍人(中将)の霊 役)
バラエティ
- キネマルネッサンス あ〜や城:GyaO生出演(2008年5月23日、4週間アーカイブ)
ビデオ・DVD
- たまごえっちナンパ(1997年、ビデオバンク)監督:バクシーシ山下
- 史上最強のストリートナンパ王(1999年、ビデオバンク)監督:バクシーシ山下
- 爆乳戦隊チチレンジャー(アダルトビデオ、鳥肌実 役)
- ヴァプリキー(インリン・オブ・ジョイトイ主演、蔡国震 役)
- エロスの地獄(アダルトビデオ、地獄の番人 役)
- 太極五福星(2001年、オフィス★怪人社/舞台) 演出:IKKAN
- ホームレス少女 ~貧乏女子(ボンビーガール)の恋~(2008年、新井みほ主演) 監督・脚本:奥渉
- 珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-(2009年、アニメ、玄じょう〈変身後〉役)
- 巨乳ドラゴン 温泉ゾンビVSストリッパー5(2010年、青鬼魔王 役)
演劇
- 「夏果て幸せの果て」(2015年6月3日-9日、東京芸術劇場シアターイースト)
脚注
- ^ 噂の眞相01年06月号特集07筑紫哲也「NEWS23」でブレイクした右翼芸で脚光を浴びる鳥肌実の正体
- ^ [1]
- ^ “8月20日(土)「戦後60年目の靖國神社(番外編)」” (日本語). 日 記 ロ グ. 大日本前衛会議 (2008年8月). 2010年11月11日閲覧。
- ^ 靖国参拝2011 鳥肌実参上
- ^ 2012年2月に「鳥肌実 四十二歳厄年誕生祝賀会」というイベントを開催。会員向けメールマガジンの案内では「25歳から「42歳厄年」と言い続け早17年。リアル42歳厄年を迎える」という一文が書かれていた。
- ^ 山崎パンに「高井戸工場」の名がつく施設はないが、東京都杉並区高井戸に「杉並工場」が存在する。
- ^ ベースは初代リンカーン・タウンカーで、納棺室は「神宮寺宮型四方破風」と呼ばれる様式の「標準」(総金貼りではない)仕上げ。
- ^ 2代目ダイハツ・ミラのウォークスルーバン。
- ^ 探偵ファイル『鳥肌実さんにチョコあげてきた』
- ^ “映画「少女椿」風間俊介はワンダー正光役、鞭棄・カナブンら登場の場面写真も”. コミックナタリー. ナターシャ (2016年3月5日). 2016年3月5日閲覧。
外部リンク
- 鳥肌翼賛会
- 玉砕ショップ - グッズ通販
- 鳥肌事典
- 鳥肌実 公式facebook
- 有限会社ことり事務所 - ツイッター