白日夢 (谷崎潤一郎)

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白日夢』(はくじつむ)は、谷崎潤一郎による戯曲。『中央公論1926年9月号で発表された作品である。現在は中央公論新社『谷崎潤一郎全集・愛読愛蔵版』第11巻に収録されている。1964年1981年1987年2009年に映画化されている。1964年版は映画化にあたり谷崎が雑誌『シナリオ』に寄稿している。警視庁が映倫にカットを要請し、猥褻映画として有名になった。1981年版は佐藤慶愛染恭子による本番が話題となった。

あらすじ[編集]

流行歌手・千枝子と青年画家・倉橋は歯科の診療室で治療を受けていたが、倉橋は麻酔を打たれ夢心地になる。次第に医師と看護婦の様子が変り、千枝子は医師に犯されてしまった。ナイトクラブに千枝子を訪ねた倉橋は千枝子に迫る医師の姿を見て、千枝子を救おうと決心。医師と千枝子がホテルへ向かうと倉橋は後を追った。千枝子が医師からの様々な拷問を甘受する姿がそこにあり、倉橋は何とも言えない気持ちで眺めていたが、逃げ出した千枝子の後を追った。しかし、倉橋がいくら千枝子を追いかけても、千枝子は遠くへと行ってしまう。あるデパートの屋上で倉橋は千枝子と偶然再会。ここでも医師が突然姿を現し再び千枝子を奪った。これは夢なのか、現実なのか。

1964年版[編集]

白日夢
監督 武智鉄二
脚本 武智鉄二
出演者 路加奈子
石浜朗
音楽 芝祐久
配給 松竹
公開 日本の旗 1964年6月21日
上映時間 94分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

1981年版[編集]

白日夢
監督 武智鉄二
脚本 武智鉄二
製作 池俊行
前田有行
出演者 佐藤慶
愛染恭子
音楽 芝祐久
撮影 高田昭
編集 佐藤浩
配給 松竹
公開 日本の旗 1981年9月12日
上映時間 110分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

1987年版[編集]

白日夢2
監督 武智鉄二
脚本 武智鉄二
出演者 愛染恭子
撮影 杉村博章
配給 松竹
公開 日本の旗 1987年2月7日
上映時間 90分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

  • 監督 - 武智鉄二
  • 脚本 - 武智鉄二
  • 撮影 - 杉村博章

2009年版[編集]

白日夢
監督 愛染恭子
いまおかしんじ
脚本 井土紀州
出演者 西条美咲
大坂俊介
音楽 碇英記
製作会社 アートポート、ベルヴィー
配給 アートポート
公開 日本の旗 2009年9月5日
上映時間 80分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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  • 2009年版は設定・ストーリーとも原作に大幅な変更が加えられている。
  • 2010年春より新東宝配給にて、全国の成人映画館にてピンク映画と同時上映の形で拡大上映もされた。
  • 当作品は本番であるかどうかは謳っていないが、愛染監督により、大坂俊介・坂本真ら濡れ場を担当する男性俳優に前貼りを貼らずにセックスシーンを演じさせるという独自の演出手法で官能シーンを撮り上げた。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 監督 - 愛染恭子いまおかしんじ
  • 製作 - 松下順一、窪田一貴
  • プロデューサー - 小貫英樹
  • 企画 - 加藤東司
  • 原作 - 谷崎潤一郎
  • 脚本 - 井土紀州
  • 撮影 - 田宮健彦
  • 美術 - 羽賀香織
  • 編集 - 目見田健
  • 音楽 - 碇英記
  • 照明 - 藤井勇
  • 録音 - 沼田一夫
  • 助監督 - 伊藤一平
  • 制作協力 - 円谷エンターテインメント
  • 制作 - 本田エンターテインメント

外部リンク[編集]