水島総

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みずしま さとる
水島 総
生誕 1949年6月18日(65歳)
日本の旗 日本 静岡県
出身校 早稲田大学第一文学部ドイツ文学専攻
職業 会社経営者、映画監督、脚本家、評論家

水島 総(みずしま さとる、1949年昭和24年6月18日 - )は、日本経営者映画監督脚本家プロデューサー政治活動家日本文化チャンネル桜代表取締役社長頑張れ日本!全国行動委員会幹事長。

来歴[編集]

1968年(昭和43年)、静岡県立静岡高等学校卒業。1972年(昭和47年)、早稲田大学第一文学部ドイツ文学専攻卒業。その後、フリーランスディレクターとして200本以上のフジテレビなどのテレビドラマ脚本演出を手がけ[1]、後に映画にも進出。日本国内においてフィリピンに関する番組を放送してきた「ウィンズ・フィリピノ・チャンネル」を主宰。2004年(平成16年)、株式会社日本文化チャンネル桜を設立。8月15日より、スカパー!Ch.767にて放送開始。

2007年(平成19年)、南京攻略戦の正確な検証と真実を全世界に伝える映画として『南京の真実』を製作[2][3]。同年7月13日米国大使館慰安婦問題に関する謝罪要求決議の全面撤回を求める抗議書を提出[4][5][6]

2008年(平成20年)夏、「南京大虐殺の完全虚構論を緻密に論証する」機会として模擬法廷を開く予定をしていた[7]が、開催には至らなかった。同年9月11日、チャンネル桜の経営悪化に伴い、寄付を募る「日本文化チャンネル桜二千人委員会」を設立[8]

2009年(平成21年)4月5日NHKが放送した、NHKスペシャル シリーズ 「JAPANデビュー」第1回「アジアの“一等国”」をめぐり、「台湾日本統治時代が悪と一方的に描かれており、内容が偏向している」「日本の台湾統治を批判するため、台湾人の証言をねじ曲げている」「番組にはやらせや、事実の歪曲・捏造があり、放送法に違反している」「台湾の人の心と日台関係を傷つけた」などとして、抗議活動を展開。日本と台湾の両国の視聴者や番組出演者を含めた約1万300人により集団訴訟を起こすに至った(現在公判中)[9]

2010年(平成22年)2月2日保守派の国民運動団体「頑張れ日本!全国行動委員会」を結成。田母神俊雄を会長とし[注 1]、自らは幹事長に就任。

2012年8月19日午前8時ごろ、尖閣諸島魚釣島沖海上で戦没者の慰霊祭を行った後、船から海に飛び降り魚釣島海岸まで泳ぎ、上陸を敢行した。その後、東京都議会議員の鈴木章浩、兵庫県議会議員の和田有一朗、東京都荒川区議会議員の小坂英二浅野久美ら他9人の日本人が続いて上陸した[10][11][12]。その後、灯台付近で日の丸を掲げる、灯台の骨組みに日の丸を張るなどの行為を行った。海上保安庁の呼びかけで、午前10時までに全員が島を離れた。

2014年(平成26年)1月、2014年東京都知事選挙に出馬を決めた田母神俊雄の選挙対策本部長を務める為に日本文化チャンネル桜代表取締役社長を辞任[13]。選挙終了後、同年3月に代表取締役社長に復帰。同年9月、朝日新聞吉田証言吉田調書を巡る疑惑を誤報と認めた事を受けて、「朝日新聞を糺す国民会議」の結成を呼びかける運動を開始した[14]

人物・思想[編集]

静岡県掛川市出身。保守的な考えを基軸にし、左翼的な考え方を一貫して非難するが、親米保守に代表される戦後の保守思想の歪みについても批判的であり、新しい保守の潮流の可能性についての主張を主に展開する[15][16]。また、保守思想とは「所詮、世の中、うまくいかないもんだからね、でもなあ、少しずつでも、お互い助け合って、ちっとは生きやすい世間をぼちぼち作っていこうや、それにしても、ご先祖さんは大変で、偉かったんだねえ、こうしてなんとかここまでやってきたけれど、まあ、生きるってことはお互い、何だか辛えもんだよな、ほんと哀しいもんだよなあ、でもね、あんたがいるから、俺らあ、何とかやっているよ」といったものだという風に表現している[17]。座右の銘は、自身の尊敬するドイツの作家トーマス・マンの「DURCHHALTEN=持ちこたえること」[18]

「パンダ物語」について[編集]

中国に批判的な姿勢を多く取っている水島であるが、日中平和友好条約10周年記念作品であるパンダ物語脚本家として携わっていたため、チャンネル桜の視聴者等に親中派の疑惑を持たれた。その事について水島は、当時は仕事としてなんでも書いていたシナリオライターであり、1980年代後半の時点では中国への強い批判的感情は持っていなかったと答えた。中国に訪れたのも、パンダ物語の撮影時が初めての事であった。 撮影開始2週間後に、中国人スタッフが日本人と同等の給料を求める理由でストライキを始めた。仕方なく条件を飲んだ結果、予算が元の5億円から8億円にまで膨れ上がり、日本の撮影スタッフ全員反中感情を持って日本に帰ってきたと述べた。 監督は新城卓の前に中田新一が務めていたが、主演の八木さおりへの暴力行為疑惑で途中降板となった。インターネット上でその暴力行為の疑惑が何故か水島にもかけられたが全否定した[19]

その他[編集]

  • 意見対立が原因で小林よしのりの漫画に登場した事がある[20][21]。かつて小林は、チャンネル桜の支持者であり、自ら司会を務める番組も受け持つなど、思想上の細かい相違はあれど、一時的には和解状態に至ったこともあった。しかし、皇室問題や原発を巡る言説の相違がきっかけとなり、小林は一方的な降板宣言をし、両者の亀裂は決定的なものとなってしまう。その後、水島も小林の主張への激しい反論を自身の番組の中で展開するほど、現在も険悪な関係にある。
  • アメリカウォール・ストリート・ジャーナルカナダロイター台湾台北タイムズオマーンのオマーン・トリビューン(Oman Tribune)をはじめ、各国のメディアからは右翼活動家(right-wing)として紹介されている[22][23][24][25]

主張[編集]

2010年尖閣諸島抗議デモで演説を行う水島。

TV出演[編集]

  • 日本文化チャンネル桜
    • 桜プロジェクト(キャスターとして毎週木曜日 20:00〜21:30、およびゲストとして不定期出演)
    • 報道ワイド日本 Weekend(毎週金曜日 20:00〜21:00 コーナー・コラム出演)
    • 日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」(司会、毎週土曜日 20:00〜23:00)
放送日 タイトル
2009年1月24日 マスメディアを撃て!
2009年12月26日 天皇をこうまで冒瀆して良いのか
2010年7月31日 『徴兵制と核武装』の議論に踏み込むべし
2010年9月25日 中国の尖閣侵犯を許すな
2010年11月27日 『尖閣』を忘れるな―自主防衛のほかに道はなし【2】
2010年12月4日 「戦後」を払拭せよ―アメリカからの独立 『尖閣』を忘れるな―自主防衛のほかに道はなし【3】
2011年6月11日 東電バッシングの愚かしさ【1】
2011年6月18日 東電バッシングの愚かしさ【2】
2012年9月1日 水島総氏の尖閣上陸記
2013年3月2日 核武装論に本気で取り組め―日本が核武装しなければならない理由
2013年3月9日 核武装論に本気で取り組め―「安倍安保」をどう評価するか
2014年2月8日 表現者シンポジウム 「保護主義の大切さを知れ-国家論の再建」

主な作品[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

元特攻隊教官・田形竹尾氏らの証言を聞きながら、大東亜戦争末期に出撃して行った特別攻撃隊を描いたドキュメンタリー

著作[編集]

脚注[編集]

  1. ^ さくらじ#65 sayaの遺骨収集報告と水島の戦後左翼総括[H24/12/21収録]日本文化チャンネル桜,H24年12月28日
  2. ^ 1/2【水島総】「南京の真実」第一部「七人の『死刑囚』」特別編集版[桜H25/12/21]
  3. ^ 2/2【水島総】「南京の真実」第一部「七人の『死刑囚』」特別編集版[桜H25/12/21]
  4. ^ [1]
  5. ^ 米下院「慰安婦問題をめぐる決議案」に抗議する(H19.2.22) - YouTube
  6. ^ 要望書 - ianfu-kougisho.pdf
  7. ^ “Japanese filmmaker plans mock Nanjing tribunal” (英語). AFP. (2008年1月25日). http://afp.google.com/article/ALeqM5g6Nth6UTotMij3LFn1-1QXIwl5nA 2010年10月25日閲覧。 
  8. ^ [2]
  9. ^ NHK集団訴訟 - YouTube
  10. ^ 【守るぞ尖閣】魚釣島上陸レポート[桜H24/8/23]日本文化チャンネル桜,H24年8月23日
  11. ^ 水島総氏の尖閣上陸記西部邁ゼミナール 2012年9月1日放送 TOKYO MX
  12. ^ 尖閣上陸議員団が石原知事を強力支持 東京スポーツ 2012年8月29日
  13. ^ 田母神俊雄氏が都知事立候補表明 選対本部長は「チャンネル桜」水島氏 - J-CASTニュース・2014年1月7日
  14. ^ 朝日新聞を糺す国民会議
  15. ^ 【直言極言】戦後保守との訣別、第三の潮流の可能性は?
  16. ^ 【直言極言】日本保守たる所以
  17. ^ 弁慶の立ち往生 H24/1/30 (南京の真実 スタッフブログ)
  18. ^ 弁慶の立ち往生 H24/1/30 (南京の真実 スタッフブログ)
  19. ^ 【ニュース Pick Up】中国原発への疑念と、高まる中国リスク[桜H22/6/17]
  20. ^ 水島総 『小林よしのり氏へ、出演と録音公開の申し入れ』 チャンネル桜、2010年、7月1日公開。 公式アーカイブ動画。
  21. ^ 水島総 『小林よしのり・デマゴギストの勘違い』 チャンネル桜、2010年、8月26日公開。 公式アーカイブ動画。
  22. ^ 台北タイムズ電子版 2007年1月26日号 Japanese filmmaker to deny Nanjing massacreより抜粋
  23. ^ ウォール・ストリート・ジャーナル電子版 2012年8月14日号 Japan's Nationalist Movement Strengthensより抜粋
  24. ^ ロイター電子版 2013年8月18日号 Japan nationalists return after nearing islands disputed with Chinaより抜粋
  25. ^ オマーン・トリビューン電子版 2013年8月19日号 Japanese nationalists return after sailing near disputed islandsより抜粋
  26. ^ 【直言極言】女系天皇を彷彿とさせる「移民」受け入れ議論
  27. ^ 【直言極言】グローバリズムを終焉せしめよ!
  28. ^ 活動報告|頑張れ日本!全国行動委員会
  29. ^ 上海事変から東京裁判までの経緯の演説[リンク切れ]
  30. ^ 「朝鮮総連は『地上の楽園』へ帰れ!!」(H19.3.6)”. 日本文化チャンネル桜 (2007年3月6日). 2013年2月15日閲覧。
  31. ^ 【水島総】何故か反原発デモの賛同者に[桜H24/2/15]
  32. ^ 【水島総】今までの原発論議、これからの原発論議 [桜H23/4/28]
  33. ^ 核武装論に本気で取り組め西部邁ゼミナール 2013年3月2日放送

注釈[編集]

  1. ^ 2014年8月31日に一身上の都合により会長を辞任

関連項目[編集]

外部リンク[編集]