武田邦彦
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武田 邦彦 (たけだ くにひこ、1943年6月3日 - ) は東京都出身の工学者。中部大学総合工学研究所教授。工学博士。専門は資源材料工学。分離工学の第一人者で、物理化学的手法を用いた原子力、材料、環境問題などの研究をしている。
「たかじんのそこまで言って委員会」(ytv)2007年3月25日放送分において、著書『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』[1]を元に、リサイクル・ダイオキシン・地球温暖化に対する一般常識を覆す自身の研究成果(基本的に、ダイオキシンや地球温暖化は一般の論文やIPCCのデータに基づいて考察されている)を展開し一躍注目を浴び、出演後『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』と続編は併せて50万部を売り上げるベストセラーとなった。
また、工学教育に関する研究も行っており、平成11年日本工学教育協会工学教育賞(倫理)、平成15年日本工学教育協会論文・論説賞(創成科目)を受賞。
文章を書くことが好きで、公式ホームページ[2]では専門である科学分野だけでなく、歴史、倫理など多岐に渡る分野のエッセイを執筆している。
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[編集] 学歴
[編集] 職歴
- 1966年 旭化成工業(現・旭化成)入社
- 1986年 旭化成工業ウラン濃縮研究所長
- 1993年 芝浦工業大学工学部教授
- 評議員、学長事務代理、大学改革本部長代理、教務委員長を歴任
- 2002年 名古屋大学大学院教授(工学研究科マテリアル理工学専攻)
- 2007年 中部大学総合工学研究所教授、副所長(大学院 工学研究科 機械工学専攻)
[編集] 著書『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に対する疑問の声
- 東北大学教授・明日香壽川らによって他の地球温暖化人為説を疑問視する立場の論と一緒にして批判が行われている。地球温暖化問題懐疑論へのコメント
- 環境専門誌「日経エコロジー」(2007年8月号,日経BP社)によると『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に「ペットボトルの利用量は(2004年)が51万tなのに、再利用量は3万tである。…実にバカらしい」という記述があり、これを裏付けるデータとして、折れ線グラフを掲載した。出所はPETボトルリサイクル推進協議会となっているが、同協議会は「3万tという数字をだしたことが全くない」として、同協議会の名前を騙ったデータ捏造と同年6月28日にホームページに反論を掲載している[3]。同誌によると武田は「容器包装リサイクル法は国内循環を想定しているし、消費者感覚からも国内で流通する再生品の量を調べた統計データがないので自分で推定するしかなかった。3万tが少なすぎるというのなら、国や関係団体は正確な量を調べてほしい」、「リサイクル施設への聞き取り調査や市場調査を基に独自に推定した。引用がPETボトルリサイクル協議会になっていたのは誤りで、次書では訂正する」と言ったとしている。
- 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』の増刷り時に「再使用量は武田研究室算出」との説明が追記された[4]。武田は「それは『誤り』だったというのではなく、『もし協議会がご不満なら謝る』ということだ」と説明している[5]。
- ペットボトルのリサイクル率は公には発表されておらず、PETボトルリサイクル推進協議会や行政によるリサイクル量や海外への輸出に関する情報の不透明性について武田は問題視している[6]。ただし、廃棄物処理法、容器包装リサイクル法などの環境諸法令で同協議会や行政が統計する責任なく、リサイクル率データを請け負う機関は日本には事実上存在しない。
- また古紙問題に関して「古紙問題市民行動ネットワークのデータ」と称してグラフを載せているが、当該団体のデータとは全く異なるデータを使っており、抗議を受けた古紙ネット会報第73号。
- ほかにと学会会長のSF作家・山本弘が著書『“環境問題のウソ”のウソ』楽工社,2007年や公式サイト[7]などで批判している。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『分離のしくみ―最新の分離』(共立出版 1988年)
- 『リサイクルしてはいけない』(青春出版社、2000年)
- 『リサイクル汚染列島』(青春出版社、2000年)
- 『リサイクル幻想』(文藝春秋、2000年)
- 『エコロジー幻想』 (青春出版社、2001年)
- 『二つの環境』 (大日本図書、2002年)
- 『何を「食」べれば安全か!』 (青春出版社、2004年)
- 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社、2007年)
- 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2』(洋泉社、2007年)
- 『国債は買ってはいけない!』 (東洋経済新報社、2007年)
[編集] 共著・監修
- 『分離科学ハンドブック』(共立出版、1993年)
- 『エンジニアのためのプラスチック材料工学』(共立出版、1999年)
- 『カシコい奥さんのための環境にやさしい商品 買っていいもの悪いもの』監修 (青春出版社、1999年)
- 『ノンハロゲン系難燃材料による難』 (エヌ・ティー・エス、2000年)
- 『非臭素系難燃材料データブック』監修(新エネルギー・産業技術総合開発機構、2003年)
- 『難燃性高分子材料の高性能化技術』(シーエムシー出版、2004年)
- 「高等学校国語現代文」『愛用品の五原則』(著書「エコロジー幻想」より)(第一学習社、2004年)
[編集] 脚注
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- ^ 武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』洋泉社 2007, ISBN 4862481221
- ^ 武田邦彦(公式ホームページ)
- ^ "書籍『環境問題はなぜウソがまかり通るのか」での弊協議会データ捏造について』(PETボトルリサイクル推進協議会)" 2007年10月29日閲覧.
- ^ 2007年10月29日 11刷では訂正済み
- ^ "Wikipediaの記述について" 2008年1月13日閲覧.
- ^ 武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2』洋泉社 2007, ISBN 4862481825
- ^ 『“環境問題のウソ”のウソ』批判に答える

