池田清彦
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| 池田清彦 | |
|---|---|
| 誕生 | 1947年7月??日 |
| 研究分野 | 生物学(構造主義生物学) |
| 研究機関 | 山梨大学、早稲田大学 |
| 母校 | 東京教育大学(学部)、東京都立大学(大学院) |
池田 清彦(いけだ きよひこ、1947年7月 - )は日本の生物学者、評論家。理学博士。
目次 |
[編集] 来歴・人物
柴谷篤弘とともに構造主義生物学の論客として知られており、主流の進化論を激しく批判している。またその「構造主義科学論」からくるラディカルな主張から、独自の科学論、社会評論等も多数行っている。
また昆虫採集マニアでもあり、昆虫についての著作も多い。養老孟司や奥本大三郎とは昆虫採集を共通の趣味として親交があり、共著が数冊ある。
[編集] 学問的評価について
研究者が皆知っているようなことを、研究者にとって都合が悪く無視されている、定説を覆すものであるかのごとく扱うなどして知識のない読者をミスリードしており、生物学としての学問的評価は低い。
「構造主義#生物学における構造主義(構造主義生物学)」を参照
専門外の地球温暖化や外来種問題に対して批判的な意見を表明しており、『環境問題のウソ』(筑摩書房)などで、その意見を著述をしている。また、著書の他に武田邦彦の『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)などにおいても、対談形式でその意見を載せている。それらに対しては不正確であるという指摘がある。
例えば温暖化は観測点が都市に偏っているためヒートアイランド現象以上のものではないとするが、実際には観測点は洋上などにも多数あり正しくない。またテレビ出演では「アルキメデスの定理があるから北極の氷が融けても海面は上昇しない」と主張したが、「原理」と「定理」の間違いは理系では考えられないほどの初歩的間違いである。また海面は実際に上昇している。正しい情報としては地球温暖化、地球温暖化の影響、武田邦彦などの項を参照する必要がある。
また、と学会の山本弘は『"環境問題のウソ"のウソ』(楽工社)で批判している。
外来種問題に関して池田は構造主義進化論に基づいて批判している点もあるが、これに関しても異論がある。
「構造主義#生物学における構造主義(構造主義生物学)」を参照
[編集] 略歴
- 1947年 : 東京足立区に生まれる。
- 1971年 : 東京教育大学理学部生物学科動物学専攻卒業。
- 1976年 - 1979年 : 東京都立高等学校教諭。
- 1977年 : 東京都立大学大学院理学研究科博士課程(生物学専攻)単位取得満期退学。
- 1979年 - 1981年 : 山梨大学教育学部講師。
- 1981年 - 1990年 : 山梨大学教育学部助教授。
- 1990年 - 2004年 : 山梨大学教育学部を(1998年より教育人間科学部)教授。
- 2004年 - : 早稲田大学国際教養学部教授。
[編集] 著書・訳著
- 池田清彦・池田正子 『教養の生物学」 パワー社、1987年。
- 池田清彦 『構造主義生物学とは何か : 多元主義による世界解読の試み』 海鳴社、1988年。
- 池田清彦 『構造主義と進化論』 海鳴社、1989年。
- 池田清彦 『構造主義科学論の冒険』 毎日新聞社、1990年、ISBN 4-620-30728-9。
- 池田清彦 『昆虫のパンセ』 青土社、1992年、ISBN 4-7917-5168-X。
- 柴谷篤弘・池田清彦編 『差別ということば』 田中克彦・竹田青嗣コメンテーター、明石書店、1992年、ISBN 4-7503-0452-2。
- 池田清彦 『分類という思想』 新潮社〈新潮選書〉、1992年、ISBN 4-10-600429-1。
- リマ=デ=ファリア 『選択なしの進化 : 形態と機能をめぐる自律進化』 池田正子・法橋登訳、池田清彦監訳、工作舎、1993年、ISBN 4-87502-218-2。
- 池田清彦 『科学は錯覚である』 宝島社、1993年、ISBN 4-7966-0637-8。
- 池田清彦 『思考するクワガタ』 宝島社、1994年、ISBN 4-7966-0853-2。
- マルコ・フェラーリ 『「生きた化石」の世界』 池田清彦訳、新潮社、1994年、ISBN 4-10-529501-2。
- マルコ・フェラーリ 『擬態生物の世界』 池田清彦訳、新潮社、1994年、ISBN 4-10-529502-0。
- 池田清彦 『科学はどこまでいくのか』 筑摩書房〈ちくまプリマーブックス〉、1995年、ISBN 4-480-04189-3。
- 池田清彦 『科学は錯覚である 新装版』 洋泉社、1996年、ISBN 4-89691-199-7。
- 養老孟司・奥本大三郎・池田清彦 『三人寄れば虫の知恵』 洋泉社、1996年、ISBN 4-89691-209-8。
- 池田清彦 『科学教の迷信』 洋泉社、1996年、ISBN 4-89691-210-1。
- リチャード・ミコッド 『なぜオスとメスがあるのか』 池田清彦訳、新潮社〈新潮選書〉、1997年、ISBN 4-10-600509-3。
- 池田清彦 『生物学者 : 誰でもみんな昆虫少年だった』 実業之日本社〈仕事-発見シリーズ〉、1997年、ISBN 4-408-41611-8。
- 池田清彦 『虫の思想誌』 講談社〈講談社学術文庫〉、1997年、ISBN 4-06-159284-X。
- 池田清彦 『さよならダーウィニズム : 構造主義進化論講義』 講談社〈講談社選書メチエ〉、1997年、ISBN 4-06-258120-5。
- 池田清彦 『正しく生きるとはどういうことか』 新潮社、1998年、ISBN 4-10-423101-0。
- 池田清彦 『構造主義科学論の冒険』 講談社〈講談社学術文庫〉、1998年、ISBN 4-06-159332-3。
- リチャード・レウィントン絵、デイヴィッド・ストリーター文 『オークの木の自然誌』 池田清彦訳、メディアファクトリー、1998年、ISBN 4-88991-609-1。
- 中村雄二郎・池田清彦 『生命」 岩波書店〈21世紀へのキーワード : インターネット哲学アゴラ〉、1998年、ISBN 4-00-026281-5。
- 池田清彦 『科学とオカルト : 際限なき「コントロール願望」のゆくえ』 PHP研究所〈PHP新書〉、1999年、ISBN 4-569-60443-9。
- 池田清彦 『虫の目で人の世を見る : 構造主義生物学外伝』 平凡社〈平凡社新書〉、1999年、ISBN 4-582-85022-7。
- 池田清彦 『楽しく生きるのに努力はいらない : 元気がわき出る50のヒント』 サンマーク出版、1999年、ISBN 4-7631-9278-7。
- 池田清彦 『生命という物語り : DNAを超えて : 池田清彦対話集』 洋泉社、1999年、ISBN 4-89691-436-8。
- 池田清彦 『臓器移植我、せずされず』 小学館〈小学館文庫〉、2000年、ISBN 4-09-404301-2。
- 池田清彦 『昆虫のパンセ 新装版』 青土社、2000年、ISBN 4-7917-5812-9。
- 池田清彦 『自由に生きることは幸福か』 文春ネスコ、2000年、ISBN 4-89036-107-3。
- 池田清彦・金森修 『遺伝子改造社会あなたはどうする』 洋泉社〈新書y〉、2001年、ISBN 4-89691-529-1。
- デボラ・ゴードン 『アリはなぜ、ちゃんと働くのか』 池田清彦・池田正子訳、新潮社〈新潮OH!文庫〉、2001年、ISBN 4-10-290096-9。
- 養老孟司・奥本大三郎・池田清彦 『三人寄れば虫の知恵』 新潮社〈新潮文庫〉、2001年、ISBN 4-10-130832-2。
- 池田清彦 『正しく生きるとはどういうことか』 新潮社〈新潮OH!文庫〉、2001年、ISBN 4-10-290113-2。
- 池田清彦 『新しい生物学の教科書』 新潮社、2001年、ISBN 4-10-423102-9。
- 池田清彦 『生命の形式 : 同一性と時間』 哲学書房〈哲学文庫〉、2002年、ISBN 4-88679-079-8。
- 池田清彦 『他人と深く関わらずに生きるには』 新潮社、2002年、ISBN 4-10-423103-7。
- 池田清彦ほか 『天皇の戦争責任・再考』 洋泉社〈新書y〉、2003年、ISBN 4-89691-745-6。
- 池田清彦 『初歩から学ぶ生物学』 角川書店〈角川選書〉、2003年、ISBN 4-04-703357-X。
- 池田清彦 『やぶにらみ科学論』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2003年、ISBN 4-480-06140-1。
- 池田清彦 『新しい生物学の教科書』 新潮社〈新潮文庫〉、2004年、ISBN 4-10-103521-0。
- 池田清彦 『生きる力、死ぬ能力』 弘文堂〈シリーズ生きる思想〉、2005年、ISBN 4-335-00060-X。
- 池田清彦 『やがて消えゆく我が身なら』 角川書店、2005年、ISBN 4-04-883910-1。
- 池田清彦 『底抜けブラックバス大騒動』 つり人社、2005年、ISBN 4-88536-531-7。
- デイヴィッド・S.ムーア 『遺伝子神話の崩壊 : 「発生システム的見解」がすべてを変える!』 池田清彦・池田清美訳、徳間書店、2005年、ISBN 4-19-862086-5。
- 池田清彦 『環境問題のウソ』 筑摩書房〈ちくまプリマー新書〉、2006年、ISBN 4-480-68730-0。
- 池田清彦・西條剛央 『科学の剣哲学の魔法 : 構造主義科学論から構造構成主義への継承 : 対談』 北大路書房、2006年、ISBN 4-7628-2493-3。
- 池田清彦 『他人と深く関わらずに生きるには』 新潮社〈新潮文庫〉、2006年、ISBN 4-10-103522-9。
- 池田清彦 『すこしの努力で「できる子」をつくる』 講談社、2006年、ISBN 4-06-213410-1。
- 池田清彦編著 『遺伝子「不平等」社会 : 人間の本性とはなにか』 岩波書店、2006年、ISBN 4-00-005052-4。
- 池田清彦 『脳死臓器移植は正しいか』 角川学芸出版〈角川文庫〉、2006年、ISBN 4-04-407001-6。
- 池田清彦監修、Deco編 『外来生物事典』 東京書籍、2006年、ISBN 4-487-80118-4。
- 池田清彦 『科学はどこまでいくのか』 筑摩書房〈ちくま文庫〉、2006年、ISBN 4-480-42281-1。
- 池田清彦 『科学とオカルト』 講談社〈講談社学術文庫〉、2007年、ISBN 978-4-06-159802-7。
- 西條剛央・京極真・池田清彦編著 『現代思想のレボリューション』 北大路書房〈構造構成主義研究〉、2007年、ISBN 978-4-7628-2544-6。
- 池田清彦 『正しく生きるとはどういうことか』 新潮社〈新潮文庫〉、2007年、ISBN 978-4-10-103523-9。
- 池田清彦 『ゼフィルスの卵』 東京書籍、2007年、ISBN 978-4-487-80184-8。
- 養老孟司・池田清彦・吉岡忍 『バカにならない読書術』 朝日新聞社〈朝日新書〉、2007年、ISBN 978-4-02-273172-2。
- ロゴスドン編集部編 『学問の英知に学ぶ 第4巻』 ヌース出版、2007年、ISBN 978-4-902462-03-6。
- 武田邦彦・池田清彦ほか 『暴走する「地球温暖化」論 : 洗脳・煽動・歪曲の数々』 文藝春秋、2007年、ISBN 978-4-16-369890-8。
- 池田清彦 『細胞の文化、ヒトの社会 : 構造主義科学論で読み解く』 北大路書房、2008年、ISBN 978-4-7628-2592-7。
- 池田清彦・養老孟司 『ほんとうの環境問題』 新潮社、2008年、ISBN 978-4-10-423104-1。
- 西條剛央・京極真・池田清彦編著 『信念対立の克服をどう考えるか』 北大路書房〈構造構成主義研究〉、2008年、ISBN 978-4-7628-2598-9。
- 池田清彦 『やがて消えゆく我が身なら』 角川学芸出版〈角川文庫〉、2008年、ISBN 978-4-04-407002-1。
- 宮地裕・甲斐睦朗編 『「日本語学」特集テーマ別ファイル 語彙1 普及版』 明治書院、2008年、ISBN 978-4-625-43408-2。
- 池田清彦 『遺伝子がわかる!』 筑摩書房〈ちくまプリマー新書〉、2008年、ISBN 978-4-480-68786-9。
- 池田清彦・養老孟司 『正義で地球は救えない』 新潮社、2008年、ISBN 978-4-10-423105-8。
- 池田清彦 『池田清彦の「生物学」ハテナ講座 : iPS細胞の「?」にも答えます』 三五館、2008年、ISBN 978-4-88320-446-5。
- 養老孟司・池田清彦・奥本大三郎 『虫捕る子だけが生き残る : 「脳化社会」の子どもたちに未来はあるのか』 小学館〈小学館101新書〉、2008年、ISBN 978-4-09-825014-1。
- 池田清彦 『ほんとうのエネルギー問題』 ベストセラーズ、2008年、ISBN 978-4-584-13124-4。
[編集] 外部リンク
- 池田清彦(早稲田大学国際教養学部 教員紹介)
- 種の多様性とは - WEB講義(環境goo)
- むしむし探し隊

